JP2016208706A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
体積を抑えた素子並列構造をもつ圧接型半導体素子を用いたモジュラー・マルチレベレル電力変換装置を提供する。
【解決手段】
複数の圧接型半導体素子および金属板,絶縁板を一括で圧接するIGBTスタックを,同一平面内に複数平行に配置する。前記の異なるIGBTスタック間を構成する圧接型半導体素子をそれぞれ電気的に接続することで圧接型半導体素子を並列に接続した単位電力変換器を複数構成する。さらに各々の単位電力変換器をカスケード接続することで,前記複数のIGBTスタック内にモジュラー・マルチレベル電力変換装置の単位電力変換器を複数構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は,電力変換装置に関し,特に,単位変換器をカスケードに接続した構成に好適な電力変換装置に関する。
近年では交流と直流を互いに変換する電力変換装置が注目されている。この電力変換装置のなかで,電力系統等を扱う高電圧の分野において直流と交流を互いに変換する技術として単位変換器を直列に接続して構成する電力変換装置が知られている。この技術では,単位変換器の各々が電力変換機能を持つので,その直列した出力として正弦波に近いマルチレベル波形が得られ,また構成するスイッチング素子の耐圧以上の高電圧を出力できる点で好ましく用いられている。
ここで,単位変換器を構成するスイッチング素子として圧接型半導体素子を用いたものが知られている。圧接型半導体素子を一方向に積層させ,その積層した圧接型半導体素子を両端から板等を介してねじ止等を利用して圧接するものである。このようなものはスタックと呼ばれる。電力系統等の高電圧の分野においては,電力変換装置として多数のスイッチング素子が必要となるので,いくつかのスイッチング素子をスタックとして一纏めで扱えると電力変換装置を構成するのに比較的に容易になる。このような技術は、例えば、米国2011/0038193号公報に記載されている。
米国2011/0038193号公報
上記の従来技術では,スタックを単位変換器の一部として用いることが示されているものの,そのスタック間の接続に関しては,2つのスタックを単に縦方向に並べ,一方のスタックの端のスイッチング素子と,縦方向に並んだ他のスタックの端のスイッチング素子を接続したにすぎない。すなわち,上記の従来技術では,スタック間の接続について意識されてなく,そのため,電力変換装置全体が大型になるとの問題が生じる。また,インピーダンスが不揃いになる傾向があり,単位変換器を構成するスイッチング素子に流れる電流のバランスが崩れるとの問題が生じる。
本発明の目的は,装置全体として小型化でき,さらに,スイッチング素子に流れる電流のバランスをとることが可能な電力変換装置を提供することにある。
上記目的を達成するために,本発明では,単位変換器をカスケードに接続して構成される電力変換装置において,半導体素子にダイオードを逆並列接続してパッケージを構成し,前記パッケージを複数配列して両端から圧接力を加えてスタックを構成し,前記スタックを構成する所定のパッケージは前記所定とは異なる他のパッケージのいずれかと絶縁されており,前記スタックを複数有し,前記複数のスタックは所定の条件下で相対的な配置変更が可能になっており,前記の複数スタックのうちの少なくとも2は互いに側面が対向して配置されており,前記スタックのうちの所定のスタックのパッケージは,他のいずれかのスタックの所定のパッケージと電気的に接続されることで前記単位変換器を構成し,前記所定のスタックの他のパッケージは,前記他のスタックの他のパッケージと電気的に接続されることで他の前記単位変換器を構成し,前記単位変換器はコンデンサを有しており,前記単位変換器は半導体素子を動作させることで前記コンデンサの電力を出力可能に構成する。
具体的には,複数の圧接型半導体素子および金属板,絶縁板を一括で圧接するIGBTスタックを,同一平面内に複数平行に配置する。前記の異なるIGBTスタック間を構成する圧接型半導体素子をそれぞれ電気的に接続することで圧接型半導体素子を並列に接続した単位電力変換器を複数構成する。さらに各々の単位電力変換器をカスケード接続することで,前記複数のIGBTスタック内にモジュラー・マルチレベル電力変換装置の単位電力変換器を複数構成する。
本発明によれば,スタックを構成する構造物として小型が可能となり,さらに,スイッチング素子に流れる電流のバランスをとることが可能となる。
マルチレベレル電力変換装置(MMC)の全体構成を示した図。 MMCを構成する素子並列のフルブリッジ回路の単位電力変換器の電気回路図。 第一の実施例におけるアーム・モジュールの構成を示した図。 第一の実施例における直流コンデンサの配置を示した図。 第一の実施例におけるアーム・モジュールの斜視図。 第一の実施例におけるアーム・モジュールを上から俯瞰した図。 第一の実施例における複数のアーム・モジュールの接続例を示した図。 第二の実施例におけるアーム・モジュールの構成を示した図。 第二の実施例における直流コンデンサの配置を示した図。 第二の実施例におけるアーム・モジュールの斜視図。 第二の実施例におけるアーム・モジュールを上から俯瞰した図。 第三の実施例におけるアーム・モジュールの構成を示した図。 第三の実施例におけるアーム・モジュールの別の構成を示した図。 MMCを構成する素子並列のハーフブリッジ回路の単位電力変換器の電気回路図。 第四の実施例におけるアーム・モジュールの構成を示した図。 第五の実施例におけるアーム・モジュールの構成を示した図。
以下,実施例を図面を用いて説明する。
本実施例は複数の単位電力変換器(あるいは単に単位変換器とも称す)をカスケード状に接続して構成する電力変換装置(モジュラー・マルチレベレル電力変換装置,以下MMCと称す)を対象とする。
第一の実施例では図1に示すSTATCOM(無効電力補償装置)として動作するMMCを例として,本実施例の実施形態を説明する。本実施例のMMC100は,主に電力変換器101,アームリアクトル201,遮断器202で構成される。MMC100はこの他に図示されていない制御回路や初充電回路,保護回路等で構成される。アームリアクトル201は連系インピーダンスとして機能し,連系トランスで代用しても良い。電力変換器100は3個のアーム102(102U,102V,102W)で構成する。個々のアーム102は,複数の単位電力変換器103を直列に(カスケードに)接続して構成する。複数の単位電力変換器103をいくつかまとめたものをアーム・モジュール400と呼ぶ。
次に動作について説明する。電力変換器101のアーム102U,102V,102Wが互いに接続される接続点を基準電位と定義し,電力変換器101のアーム102U,102V,102Wが三相電力系統203と接続される連系点の電位を各相出力電圧と定義し,接続点の電位をアーム電圧と定義すると,電力変換器101の通常動作では,電力変換器101と三相電力系統203間の融通電力は,アーム電圧の振幅と位相を系統電圧を基準に調整することにより制御される。アーム電圧は,各アーム102U,102V,102Wを構成する各単位セル103の出力電圧の合成電圧であるので,各アーム102U,102V,102Wを構成する各単位セル103の出力電圧を制御することにより,三相電力系統203と電力変換器101の間の電力融通量を制御できる。
本実施例では,STATCOMを例に挙げて説明するが,必ずしも用途としてSTATCOMに限定されるものではなく,例えば,直流送電等に応用できる。
単位電力変換器103の電気回路を図2に示す。単位電力変換器103は所謂フルブリッジを構成し,主に直流コンデンサ300と圧接型IGBTパッケージ(或いは単にパッケージとも称する)301P〜304Nで構成する。なお本実施例では圧接型IGBTパッケージにはIGBTの他にダイオードが逆並列に接続されており,これら一体を圧接型IGBTパッケージと呼ぶ。
本実施例で圧接型半導体素子(或いは単に半導体素子とも称する)として圧接型IGBTパッケージ301P〜304Nを用いて説明するが,圧接型IGBTの代わりに自励式半導体素子である圧接型GTO等の他の圧接型パワー半導体素子であっても本実施例の効果は実現可能である。単位電力変換器103は単位電力変換器当りの電力融通容量を増大させることが可能に構成される単位電力変換器のため,圧接型IGBTパッケージを並列接続して構成する。本実施例では圧接型IGBTパッケージ301Pと圧接型IGBTパッケージ302Pが並列構造を構成しており,この他の相対する圧接型IGBTパッケージ間(301Nと302N,303Pと304Pおよび303Nと304N間)もそれぞれ並列回路を形成する。単位電力変換器出力端子305Pおよび305Nは隣接する他の単位電力変換器103の端子と相互接続することで,単位電力変換器の直列接続(あるいはカスケード接続)を実現する。またアーム102の両端に位置する単位電力変換器の出力端子305Pおよび305Nのいずれか一方は,図1に示すようにアームリアクトル201あるいは他のアームの単位電力変換器102に接続する。
アーム単位電力変換器102の動作を説明する。アーム単位電力変換器102を構成する圧接型IGBTパッケージのスイッチング素子は,図示しない制御回路〜の制御信号でオン/オフ動作がなされる。
出力電圧は,出力端子305Pと出力端子305Nとの間に印加された電圧であり,かつ,フルブリッジ回路方式の単位変換器103の出力電圧である。電流は,単位変換器103の出力端子305Pと出力端子305Nの一方から他方に流れる。
以下,出力電圧と,圧接型IGBTパッケージ(301Pと302P,301Nと302N,303Pと304P,303Nと304)のスイッチング素子のオン・オフ状態の関係を説明する。
圧接型IGBTパッケージ301P,302Pのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ301Nと302Nのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ303Pと304Pのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ303Nと304のスイッチング素子をオフとすることで,端子間電流に関わらず,出力電圧を零と概ね等しくなるように制御できる。
圧接型IGBTパッケージ301P,302Pのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ301Nと302Nのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ303Pと304Pのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ303Nと304のスイッチング素子をオンとすることで,端子間電流に関わらず,出力電圧をコンデンサ300の電圧と概ね等しくなるように制御できる。
圧接型IGBTパッケージ301P,302Pのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ301Nと302Nのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ303Pと304Pのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ303Nと304のスイッチング素子をオフとすることで,端子間電流に関わらず,出力電圧をコンデンサ300の逆極性の電圧と概ね等しくなるように制御できる。
圧接型IGBTパッケージ301P,302Pのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ301Nと302Nのスイッチング素子をオン,圧接型IGBTパッケージ303Pと304Pのスイッチング素子をオフ,圧接型IGBTパッケージ303Nと304のスイッチング素子をオンとすることで,端子間電流に関わらず,出力電圧を概ね零に等しくなるように制御できる。
以降で本実施例の特徴である,複数のIGBTスタック(あるいは単にスタックとも称する)を平行に配置し,これらIGBTスタック間に素子並列構造を持つ単位電力変換器を複数並べることでMMCの体積を減らす構造について説明する。図3は本実施例のMMC100を実現するハードウェアの構成にを描いたものである。MMC100のアーム102は,図3に示すアーム・モジュール400あるいはアーム・モジュール400の組み合わせによって構成する。アーム・モジュール400は主に複数のIGBTスタック401,402および直流コンデンサ300(300A,300B)によって構成する。IGBTスタック401,402は圧接型IGBTパッケージ301,302,303,304,冷却フィン407および碍子408を複数直線方向に配置する。さらに直線方向の両端から支持部材である上部圧接板403および下部圧接板404で挟み,さらに支持棒404を用いて直線方向に圧力をかけることでIGBTスタック401,402を構成する。なお圧接した構造物のどちらか一方には皿バネ405を挿入することで,圧接力を恒常的に印加する。本実施例ではこれら複数のIGBTスタックを地面に対する垂直面内に平行に並べ,これらを構成する圧接型IGBTパッケージを素子並列構造をなすように電気的に接続することで実現する。具体的には,圧接型IGBTパッケージ301〜304を4つ配置するごとに碍子408を挿入して電気的な絶縁を確保する。この絶縁帯で挟まれた2つのIGBTスタック401,402の圧接型IGBTパッケージ301〜304が8つで素子並列構造のフルブリッジを構成する。IGBTスタック401内では,上方向から圧接型IGBTパッケージ301P,301N,303N,303Pの順番で並べる。このうち上下2つと下部2つはそれぞれ極性が異なるように並べる。つまり圧接型IGBTパッケージ301Pと301Nは上方向にコレクタ(図中“C”)が,圧接型IGBTパッケージ303Nと303Pは上方向にエミッタ(図中“E”)が向くように配置する。さらに隣接する圧接型IGBTパッケージ間を電気的に接続する。並列構造をなす素子である圧接型IGBTパッケージ301Pと圧接型IGBTパッケージ302Pは,2つのIGBTスタック401,402の中心軸に対して対称な位置に配置する。この他の6つの圧接型IGBTパッケージも同様に素子並列構造をなす対の圧接型IGBTパッケージはIGBTスタック401,402の中心軸に対して対称な位置に配置する。さらに素子並列構造をなす対の圧接型IGBTパッケージ間を電気的に接続する。この圧接型IGBTパッケージの構造体において,さらに圧接型IGBTパッケージ間IGBT301Pのコレクタに直流コンデンサ300Aの正極,圧接型IGBTパッケージ間IGBT301Nのエミッタに直流コンデンサ300Aの負極を電気的に接続する。同様に圧接型IGBTパッケージ間IGBT303Pのコレクタに直流コンデンサ300Bの正極,圧接型IGBTパッケージ間IGBT301Nのエミッタに直流コンデンサ300Bの負極を電気的に接続する。さらに直流コンデンサ300Aの正極と直流コンデンサ300Bの正極を電気的に接続する。以上の圧接型IGBTパッケージと直流コンデンサ300A,300Bの構造体で,素子並列構造を持つフルブリッジ回路の単位電力変換器103を構成する。この単位電力変換器103がIGBTスタック401および402内に複数構成でき,これらを直列(カスケード)に接続することで,MMC100のアーム102あるいはアーム102の一部を構成する。
圧接型IGBTパッケージ301〜304の両端には,電力変換器101が運転時に発生する熱を除くために,金属で構成する冷却フィン407を設ける。本実施例では冷却フィン407が電気的な導体としても使用されており,冷却フィン407にブスバー305P,305N,306P,306Nを接続することで,ブスバー305,306と圧接型IGBTパッケージ301〜304の間の電気的な接続を実現している。なお本実施例には示していないが,冷却フィン407に加えてブスバーをIGBTスタック401,402の他の要素とともに圧接し,圧接型IGBTパッケージ301〜304と外部との電気的接続を実現することも可能である。本実施例のように2本のIGBTスタック401,402内に2素子並列構造をもつ単位電力変換器103を複数構成することが可能であり,圧接構造を実現するために必要な構造部材を低減でき,小スペースな電力変換器101を構成できる。さらにIGBTスタックを平行に並べることで並列構造を実現できるので,システムの拡張性が高い。また本実施形態においては,圧接型IGBTパッケージ301Nと303Nの間,および302Nと304Nの間に絶縁物が不要であるため,IGBTスタック401および402の縦方向の長さを低減できる効果がある。なお図3上では図面の都合上,直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nおよび直流コンデンサ300A,300Bが左右対称に描かれていないが,以降で説明するように左右対称になるように接続する。
本実施例の第2の特徴である直流コンデンサの配置方法について説明する。図4は本実施例のMMC100を構成する直流コンデンサ300の配置を描いたものである。本実施例では複数の直流コンデンサ300A,300Bを一方向に並べて構成する。個々の直流コンデンサ300A,300Bの高さは,IGBTスタック401,402を構成する単位電力変換器103と同等の高さであることが望ましい。なお本実施例では単位電力変換器103当たりに2つのコンデンサを積み上げたものを利用するので,直流コンデンサ300A,300Bの高さは単位電力変換器103の半分程度が望ましい。また本実施例の構成では,図3に示すように単位電力変換器103の上部および下部に直流コンデンサ300の正極(図中のP)および単位電力変換器103の中間部に負極(図中のN)が配置される。このため直流コンデンサ300A,300Bは図4に示すように正極端子と負極端子の向きが一段づつ反転するように積み重ねることが好ましい。またそれぞれの直流コンデンサ300A,300Bの筺体は,空間距離を確保する,あるいは図示されていないが絶縁物などをコンデンサの間に挟むなどの手段で電気的に絶縁する。図5は本実施例のアーム・モジュール400を斜め方向から俯瞰したものである。図4に示した複数の直流コンデンサ300A,300BはIGBTスタック401,402と平行に配置し,また高さ方向は対応する単位電力変換器103とおよそ同じ高さの位置に固定することで,直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nを短く構成することができる。
このように、圧接型IGBTパッケージ301Pと圧接型IGBTパッケージ301Nを接続する冷却フィン407と、圧接型IGBTパッケージ302Pと圧接型IGBTパッケージ302Nを接続する冷却フィン407とは、紙面前側で、ブスバーを介して出力端を構成するブスバー305Pに接続される。
また、圧接型IGBTパッケージ303Nと圧接型IGBTパッケージ303Pを接続する冷却フィン407と、圧接型IGBTパッケージ304Nと圧接型IGBTパッケージ304Pを接続する冷却フィン407とは、紙面前側で、ブスバーを介して出力端を構成するブスバー305Nに接続される。
また、圧接型IGBTパッケージ301Pのコレクタ側の冷却フィン407と圧接型IGBTパッケージ302Pのコレクタ側の冷却フィン407とは紙面後側でブスバーを介して接続される(さらに、圧接型IGBTパッケージ303Pのコレクタ側の冷却フィン407と圧接型IGBTパッケージ304Pのコレクタ側の冷却フィン407とも紙面後側でブスバーを介して接続される)。圧接型IGBTパッケージ301Nと圧接型IGBTパッケージ303Nを接続する冷却フィン407と、圧接型IGBTパッケージ302Nと圧接型IGBTパッケージ304Nを接続する冷却フィン407とは紙面後側でブスバーを介して接続される。これらのブスバーは、直流コンデンサ300Aの両端に接続される。
このように、単位電力変換器103が持つ内部インダクタンスを小さくすることができる。
次に本実施例の第3の特徴である並列接続した圧接型IGBTパッケージ間の均等な電流分担を実現する構成について述べる。圧接型IGBTパッケージ301〜304は流すことのできる最大の電流値が決まっている。本実施例のMMC100はIGBT素子の並列構造を用いており,並列接続したIGBT素子間での電流分担をなるべく均等にすることで,IGBT素子の性能を最大限に利用することができる。本実施例のMMC100は電流分担を簡易に実現するため,アーム・モジュール400内を接続するブスバー305,306の配置に特徴を持たせる。つまり平行に配置したIGBTスタック401,402と平行な面内において,両IGBTスタック401,402の中心軸に対して左右対称になるようにブスバー305,306を配置する。なお図3上では図面の都合上,直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nが左右対称に描かれていないが,図5に示すようにIGBTスタック401,402の中心軸に対して左右対称になるように配置することが可能である。この左右対称な構成はアーム・モジュール400を天井方向から俯瞰した図6でより明らかになる。つまり図6に示したように,直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nが平行に配置したIGBTスタック401,402の中心軸に対して左右対称になるように配置する。また出力端子305P,305Nも同様に左右対称になるように配置する。以上のブスバー配置によって,単位電力変換器103内の出力端子305Pから圧接型IGBTパッケージ301〜304を通り出力端子305Nに至るまでの電流経路が持つインピーダンスが,並列接続された素子間で等しくなり,簡易に並列素子間の電流分担を簡易に実現できる。
なお一つ当たりのIGBTスタック401,402内に構成するできる圧接型IGBTパッケージの素子の最大数は,IGBTスタック401,402の機械強度などによって制限される。このためMMC100のアーム102が必要とする単位電力変換器103の直列数が,IGBTスタック401,402に許容できる単位電力変換器103を超過する場合がる。この場合は図7に示すようにアーム・モジュール400を複数構成し,これらを直列に接続することで,必要な単位電力変換器103の直列数を確保する。
また本実施例では圧接型IGBTパッケージを地面に対して垂直方向に積み重ねてIGBTスタック401,402を構成する例を示した。しかしながら圧接型IGBTパッケージを地面に対して水平方向に並べて接続する場合であっても,本実施例の効果は実現できる。この場合,直流コンデンサ300A,300Bも地面に対して平行に並べることが好ましい。
また本実施例では電気的な接続にブスバー305,306を用いた構成を示したが,この電気的な接続はフレキシブル導体(あるいは可とう導体)やケーブルであっても実現可能である。得にIGBTスタックは外気温度,あるいは圧接型IGBTパッケージが発生する熱により,圧接型IGBTパッケージの積み重ね方向に伸縮する。フレキシブル導体(あるいは可とう導体)やケーブルを用いることで,このIGBTスタックの伸縮を吸収し,電気的な接続を保つ効果がある。
以上は図1に示すフルブリッジ型の単位電力変換器で構成されSTATCOMとして動作するMMC101を用いて,実施例について説明した。本実施例の効果はフルブリッジ型の単位電力変換器を直列に接続して構成するMMCであれば,STATCOM以外の適用に対しても効果を発揮する。例えばMMCで構成する直流送電システム(HVDC)向けの電力変換装置や大容量のドライブシステムに適用するMMCについても,本実施例は適用可能である。また本実施例の効果は図1の電気回路トポロジーに限定されず,フルブリッジ型の単位電力変換器を直列に接続して構成する電力変換装置であれば,本実施例は適用可能である。
本発明の第二の実施例について図8から図11を用いて説明する。第二の実施例の第一の実施例との違いは,アーム・モジュール400の構成の違いにあり,その他の構成については第一の実施例と同じである。また図面中の同じ図番号を持つ記号は同じ要素を表しているため,これらの説明は省略する。
第二の実施例においてはアーム・モジュール400は4本のIGBTスタック501〜504で構成する。アーム・モジュール400の概略構成と電気的な結線を示したものが図8である。アーム・モジュール400はIGBTスタック501〜504の内部に単位電力変換器103を複数構成し,これら複数の単位電力変換器103を直列(カスケード)に接続する点は実施例1と同じである。第二の実施例では圧接型IGBTパッケージを2個配置するごとに絶縁体408を加える構造を繰り返す。例えばIGBTスタック501では,上方向より圧接型IGBTパッケージ303P,次に圧接型IGBTパッケージ303Nを垂直方向に極性が同じになるように積み重ねる。図8中では全ての圧接型IGBTパッケージの上側がコレクタ(図中“C”),下側にエミッタ(図中“E”)が並ぶように配置する。なおこの2素子の間には金属で構成された冷却フィン407を挟むことで,電気的な接続を作ることは実施例1と同様である。IGBTスタック501は直線方向の両端から支持部材である上部圧接板403および下部圧接板404で挟み,さらに支持棒406を用いて直線方向に圧力をかける。また圧接した構造物のどちらか一方には皿バネ405を挿入することで,圧接力を恒常的に印加する点は実施例1と同様である。上記のように構成したIGBTスタックを4つ平行に配置する。IGBTスタック501〜504の中の2素子をそれぞれ電気的に接続することで,素子並列のフルブリッジ回路を構成する。具体的には図8に示すように,縦に二つ並べた複数の圧接型IGBTパッケージの内,上部にある圧接型IGBTパッケージ301P,302P,303P,304Pのコレクタ側を電気的に接続する。また下部にある圧接型IGBTパッケージ301N,302N,303N,304Nのエミッタ側も電気的に接続する。さらに4つ平行に並べたIGBTスタックの内,内側2本のIGBTスタック502,503の縦に二つ並べた圧接型IGBTパッケージ301P,302Pのエミッタ側を電気的に接続し,これを出力端子305Pとする。同時にさらに4つ平行に並べたIGBTスタックの内,外側2本のIGBTスタック501,504の縦に二つ並べた圧接型IGBTパッケージ303P,304Pのエミッタ側を電気的に接続し,これを出力端子305Nとする。上記のような構成により,4つのIGBTスタックの内,内側2本のIGBTスタック502,503を構成する圧接型IGBTパッケージ,および外側2本のIGBTスタック501,504を構成する圧接型IGBTパッケージがそれぞれ素子並列の回路を構成する。さらに上記の構造物に直流コンデンサ300を並列に接続することで,単位電力変換器103を構成する。上記のような構成にすることで,複数の単位電力変換器103を4本のIGBTスタックの中に構成できるため,単位電力変換器103ごとにIGBTスタックを構成する場合に比べて,構造物を低減でき,またIGBTスタックの省スペース化が図れる。
図9は本実施例の直流コンデンサ300の配置を描いたものである。本実施例では複数の直流コンデンサ300を一方向に並べて構成する。個々の直流コンデンサ300の高さは,IGBTスタック501〜502を構成する単位電力変換器103と同等の高さであることが望ましい。また個々の直流コンデンサ300A,300Bの筺体は,空間距離を確保する,あるいは図示されていないが絶縁物などをコンデンサ300A,300Bの間に挟むなどの手段で電気的に絶縁する。この結果,同じ高さにある単位電力変換器103と直流コンデンサ300を短い長さのブスバー306P,306Nでつなぐことが出来るので,結果的に単位電力変換器103内のフルブリッジ回路が持つ内部インダクタンスを低減することにつながるためである。また上記の構成により,直流コンデンサ300を含めたシステム全体を省スペースに実現できる。
なお図8上では図面の都合上,直流コンデンサ300と圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nおよび直流コンデンサ300が左右対称に描かれていないが,図10に示すように平行に並べた複数のIGBTスタックの中心軸に対して左右対称になるように配置する。このような構成を採ることで,配線に起因する回路インピーダンスが並列素子間で等しくなり,並列素子間での均等な電流分担が実現し易くなる。この左右対称な構成はアーム・モジュール400を天井方向から俯瞰した図11でより明らかになる。
本発明の第三の実施例について図12から図13を用いて説明する。第三の実施例の第一の実施例との違いは,アーム・モジュール400の構成の違いにあり,その他の構成については第一の実施例と同じである。また図面中の同じ図番号を持つ記号は同じ要素を表しているため,これらの説明は省略する。
第三の実施例においてアーム・モジュール400は8本のIGBTスタック601〜608で構成する。アーム・モジュール400の概略構成と電気的な結線を示したものが図12である。8本のIGBTスタック601〜608はある平面上(本例では地面に対して垂直な面上)に平行に配置される。アーム・モジュール400はIGBTスタック601〜608の内部に単位電力変換器103を複数構成し,これら複数の単位電力変換器103を直列(カスケード)に接続する点は実施例1と同じである。第三の実施例では圧接型IGBTパッケージを2つの冷却フィン407で両側から挟んだものを1セットとし,このセットと絶縁体407で構成する構造物を縦方向に繰り返し積み重ねてIGBTスタック601〜608を構成する。上記のような構成にすることで,複数の単位電力変換器103を8本のIGBTスタックの中に構成できるため,単位電力変換器103ごとにIGBTスタックを構成する場合に比べて,構造物を低減でき,またIGBTスタックの省スペース化が図れる。
8本のIGBTスタック601〜608のうち,中心軸に対して左側にある4本のIGBTスタック601〜604の同じ高さにある4つの圧接型IGBTパッケージ301P,301N,303P,303Nが一つのフルブリッジ回路を構成する。同様に8本のIGBTスタック601〜608のうち,中心軸に対して右側にある4本のIGBTスタック605〜608の同じ高さにある4つの圧接型IGBTパッケージ302P,302N,304P,304Nが一つのフルブリッジ回路を構成する。この際,図2に示す素子並列回路を構成する2つの圧接型IGBTパッケージは,必ず8本のIGBTスタック601〜608の中心軸に対して左右対称な位置に配置されるよう構成する。例えば圧接型IGBTパッケージ301Pと圧接型IGBTパッケージ302Pは中心軸に対して対象な位置に配置する。
より具体的には図12に示すようにIGBTスタック601〜604を左から右に平行に配置し,IGBTスタック601が圧接型IGBTパッケージ303Pを,IGBTスタック602が圧接型IGBTパッケージ303Nを,IGBTスタック603が圧接型IGBTパッケージ301Nを,さらにIGBTスタック604が圧接型IGBTパッケージ301Pを内部に構成する。この際圧接型IGBTパッケージ303Pおよび301Pは上側がコレクタ(図中“C”),圧接型IGBTパッケージ303Nおよび301Nは上側がエミッタ(図中“E”)になるように配置する。さらに圧接型IGBTパッケージ303Pおよび301Pのコレクタ側に直流コンデンサ300の正極をブスバーを介して接続し,また圧接型IGBTパッケージ303Nおよび301Nのエミッタ側に直流コンデンサ300の負極をブスバーを介して接続する。圧接型IGBTパッケージ301Pと圧接型IGBTパッケージ301Nの下端はブスバーで電気的に接続し,出力端子305Pを構成する。また圧接型IGBTパッケージ303Pと圧接型IGBTパッケージ303Nの下端はブスバーで電気的に接続し,出力端子305Nを構成する。
さらにIGBTスタック605〜608をIGBTスタック604の右隣から左から右に平行に配置する。この際,IGBTスタック604の右隣にある仮想的な中心軸に対して,4つのIGBTスタックが対称になるように配置する。つまりIGBTスタック608はIGBTスタック601に,IGBTスタック607はIGBTスタック602に,IGBTスタック606はIGBTスタック603に,IGBTスタック605はIGBTスタック604に対称になるように配置する。さらに直流コンデンサ300とこれと圧説接型IGBTを接続するブスバーも中心軸に左右対称になるように配置する。なお図12上では図面の都合上,直流コンデンサ300と圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー306P,306Nおよび直流コンデンサ300が左右対称に描かれていないが,実施例1,2で示したように直流コンデンサ300を8つのIGBTスタック605〜608と平行に配置される単位電力変換器を構成することで,左右対称構造を作ることが可能である。このような構成を採ることで,配線に起因する回路インピーダンスが並列素子間で等しくなり,並列素子間での均等な電流分担が実現できる。言いかえると,並列素子間での均等な電流分担が実現し易くなる。
また図示されていないが,実施例一,二と同様に直流コンデンサ300はそれぞれ絶縁されたものを複数圧接型IGBTパッケージの積上げ方向に積み重ねる。この際個々の直流コンデンサ300の高さ方向の寸法は,IGBTスタックで構成される個々の単位電力変換器103と同等の高さであることが望ましい。これは同じ高さにある単位電力変換器103と直流コンデンサ300をブスバー306P,306Nでつなぐ際,このブスバーの長さを低減される単位電力変換器を構成することにつながり,結果的に単位電力変換器103内のフルブリッジ回路が持つ内部インダクタンスを低減することにつながるためである。また上記の構成により,直流コンデンサ300を含めたシステム全体を省スペースに実現できる。
なお別の形態として,図13に示す構造も実現可能である。図13において,8本の平行に配置されたIGBTスタック601〜604が,圧接型IGBTパッケージの1段ごとに素子並列構造を持つフルブリッジ回路の単位電力変換器を複数構成する点は図12に示した実施例と同様である。図13においては圧接型IGBTパッケージ301Nと圧接型IGBTパッケージ301Pおよび圧接型IGBTパッケージ302Pと圧接型IGBTパッケージ302Nの位置が,それぞれ図12から逆になった点が異なる。図13に示した構造においても,IGBTスタックの中心軸に対して,素子並列構造をなす圧接型IGBTパッケージ対およびブスバーが左右対象に配置される特徴は同一である。結果的に配線に起因する回路インピーダンスが並列素子間で等しくなり,並列素子間での均等な電流分担が実現し易くなる。
本発明の第四の実施例について図14,図15を用いて説明する。第四の実施例の第一の実施例との違いは,単位電力変換器103とアーム・モジュール400の構成の違いにあり,その他の構成については第一の実施例と同じである。また図面中の同じ図番号を持つ記号は同じ要素を表しているため,これらの説明は省略する。
第四の実施例では,単位電力変換器103はモジュールが素子並列構造を持つハーフブリッジ回路103で構成される。図14が示すようにハーフブリッジ回路103は4つの圧接型IGBTパッケージ601P,602N,602P,602Nおよび直流コンデンサ300,およびこれらを接続するブスバー605(605N,605P),606(606N,606P)で構成する。
本実施例においては図14に示す単位電力変換器103を,図15に示す2本のIGBTスタック701,702の中に複数構成する。図15に示すように圧接型IGBTパッケージを垂直方向に2個配置し,さらにその上下に絶縁体408を配置したものを1セットし,このセットを縦方向に複数積上げてIGBTスタック701,702を構成する。この際,圧接型IGBTパッケージは垂直方向に対して極性が同じ用に積み重ねる。図15では全ての圧接型IGBTパッケージの上側がコレクタ(図中“C”)になるように配置している。なおこの2素子の間には金属で構成された冷却フィン407を挟むことで,電気的な接続を作ることは実施例1と同様である。IGBTスタック701は直線方向の両端から支持部材である上部圧接板403および下部圧接板404で挟み,さらに支持棒406を用いて直線方向に圧力をかける。また圧接した構造物のどちらか一方には皿バネ405を挿入することで,圧接力を恒常的に印加する点は実施例1と同様である。上記のように構成したIGBTスタックを2つ平行に配置する。さらに上方向に配置した圧接型IGBTパッケージ601Pと602P,および下方向に配置した圧接型IGBTパッケージ601Nと602Nのコレクタ(図中“C”)とエミッタ(図中“E”)をそれぞれ電気的に接続する。さらに圧接型IGBTパッケージ601Pと602Pの上部(コレクタ)と圧接型IGBTパッケージ601Nと601Nの下部(エミッタ)にそれぞれ直流コンデンサ300の正極と負極を接続する。また圧接型IGBTパッケージ601Pと602Pの下部(エミッタ)側に出力端子605Pのブスバーを電気的に接続する。圧接型IGBTパッケージ601Nと602Nの下部(エミッタ)側に出力端子605Nのブスバーを電気的に接続することで,図14に示す素子並列のハーフブリッジ回路で構成する単位電力変換器103を構成できる。上述した構成により,2本のIGBTスタック701,702の中に複数の単位電力変換器103を構成できるので,単位電力変換器103ごとにIGBTスタックを構成する場合に比べて,構造物を低減でき,IGBTスタックの省スペース化が図れる。またIGBTスタックの中心軸に対して,素子並列構造をなす圧接型IGBTパッケージ対およびブスバーが左右対象に配置される特徴は第一の実施例と同一である。結果的に配線に起因する回路インピーダンスが並列素子間で等しくなり,並列素子間での均等な電流分担が実現し易くなる。
また図示されていないが,実施例一,二と同様にそれぞれ絶縁された直流コンデンサ300を複数圧接型IGBTパッケージの積上げ方向に積み重ねる。この際個々の直流コンデンサ300の高さ方向の寸法は,IGBTスタックで構成される個々の単位電力変換器103と同等の高さであることが望ましい。これは同じ高さにある単位電力変換器103と直流コンデンサ300をブスバー306P,306Nでつなぐ際,このブスバーの長さを低減さ単位電力変換器ことにつながり,結果的に単位電力変換器103内のフルブリッジ回路が持つ内部インダクタンスを低減することにつながるためである。また上記の構成により,直流コンデンサ300を含めたシステム全体を省スペースに実現できる。
以上は図1に示すハーフブリッジ型の単位電力変換器で構成されSTATCOMとして動作するMMC101を用いて,実施例について説明した。本実施例の効果はSTATCOM以外の適用に対しても効果を発揮する。例えばMMCで構成する直流送電システム(HVDC)向けの電力変換装置や大容量のドライブシステムに適用するMMCについても,適用可能である。またMMCの電気回路のトポロジーについても,図1のMMCトポロジーに限定されず,ハーフブリッジ型の単位電力変換器を直列に接続して構成するMMCであれば,本発明は適用可能である。
本発明の第五の実施例について図16を用いて説明する。第五の実施例の第四の実施例との違いは,ハーフブリッジの単位電力変換器104を4本のIGBTスタック内に構成する点である。この他の構成は第四の実施例と同一であるため,説明は省略する。また第五の実施例のうち第四の実施例と同じ図番号を持つ記号は同じ要素を表しているため,これらの説明は省略する。
第五の実施例では圧接型IGBTパッケージを2つの冷却フィン407で両側から挟んだ構造物をつくり,更にこの構造物の両端に絶縁体407を配置したものを1セットとする。このセットを縦方向に繰り返し積み重ねてIGBTスタック801〜804を構成する。なおこ冷却フィン407は金属で作られており,電気的な接続を作ることは実施例1と同様である。IGBTスタック801〜804は垂直方向の両端から支持部材である上部圧接板403および下部圧接板404で挟み,さらに支持棒406を用いて直線方向に圧力をかける。また圧接した構造物のどちらか一方には皿バネ405を挿入することで,圧接力を恒常的に印加する点は実施例1と同様である。上記のような構成にすることで,単位電力変換器103を4本のIGBTスタックの中に複数構成できるため,単位電力変換器103ごとにIGBTスタックを構成する場合に比べて,構造物を低減でき,またIGBTスタックの省スペース化が図れる。
より詳細には同じ高さにある圧接型IGBTパッケージ4つのうち,内側の2つと外側の2つはそれぞれ別の向きに配置する。第五の実施例では内側の圧接型IGBTパッケージ601Pと602Pは上側がエミッタ(図中“E”),外側の接型IGBT601Nと602Nは上側がコレクタ(図中“C”)になるように配置する。さらに4つの圧接型IGBTパッケージの上部を電気的に接続し,さらにブスバーを電気的に接続することで出力端子605Pとする。一方,内側に配置された接型IGBT601Pと602Pの下部(コレクタ)を電気的に接続し,さらにコンデンサ300の正極を電気的に接続する。外側に配置された接型IGBT601Nと602Nの下部(エミッタ)にはコンデンサ300の負極を電気的に接続すし,さらにブスバーを電気的に接続することで出力端子605Nとする。上記の接続構成により,同じ高さにある圧接型IGBTパッケージ4つで素子並列構造を持つハーフブリッジ回路の単位電力変換器103を構成できる。この際,単位電力変換器103を構成するブスバーは4つのIGBTスタック801〜804の中心軸に対して,左右対称に配置する。この配置構造により配線に起因する回路インピーダンスが左右の並列素子間で等しくなり,並列素子間での均等な電流分担が実現し易くなる。
また図示していないが,実施例一,二と同様にそれぞれ絶縁された直流コンデンサ300を複数圧接型IGBTパッケージの積上げ方向に積み重ねる。この際個々の直流コンデンサ300の高さ方向の寸法は,IGBTスタックで構成される個々の単位電力変換器103と同等の高さであることが望ましい。これは同じ高さにある単位電力変換器103と直流コンデンサ300をブスバーでつなぐ際,このブスバーの長さを低減さ単位電力変換器ことにつながり,結果的に単位電力変換器103内のフルブリッジ回路が持つ内部インダクタンスを低減することにつながるためである。また上記の構成により,直流コンデンサ300を含めたシステム全体を省スペースに実現できる。
100・・・マルチレベレル電力変換装置(MMC)
101・・・電力変換器
102(102U,102V,102W)・・・アーム
103・・・単位電力変換器
201・・・ アームリアクトル
202・・・遮断器
203・・・電力系統
300,300A,300B・・・直流コンデンサ
301P,301N,302P,302N, 303P,303N, 304P,304N・・・圧接型IGBTパッケージ
305,305P,305N・・・出力端子あるいは出力端子を構成するブスバー
306,306P,306N・・・直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続するブスバー
307P・・・直流コンデンサの正極端子
307N・・・直流コンデンサの負極端子
400・・・アーム・モジュール
401,402・・・IGBTスタック
403・・・上部圧接板
404・・・下部圧接板
405・・・皿バネ
406・・・支持棒
407・・・冷却フィン
408・・・碍子
501,502,503,504・・・IGBTスタック
601P,601N,602P,602N・・・圧接型IGBTパッケージ
605,605P,605N・・・出力端子あるいは出力端子を構成するブスバー
606,606P,606N・・・直流コンデンサと圧接型IGBTパッケージを電気的に接続する
701,702・・・IGBTスタック
801,802,803,804・・・IGBTスタック

Claims (11)

  1. 単位変換器をカスケードに接続して構成される電力変換装置において,半導体素子にダイオードを逆並列接続してパッケージを構成し,前記パッケージを複数配列して両端から圧接力を加えてスタックを構成し,前記スタックを構成する所定のパッケージは前記所定とは異なる他のパッケージのいずれかと絶縁されており,前記スタックを複数有し,前記複数のスタックは所定の条件下で相対的な配置変更が可能になっており,前記の複数スタックのうちの少なくとも2は互いに側面が対向して配置されており,前記スタックのうちの所定のスタックのパッケージは,他のいずれかのスタックの所定のパッケージと電気的に接続されることで前記単位変換器を構成し,前記所定のスタックの他のパッケージは,前記他のスタックの他のパッケージと電気的に接続されることで他の前記単位変換器を構成し,前記単位変換器はコンデンサを有しており,前記単位変換器は半導体素子を動作させることで前記コンデンサの電力を出力可能に構成されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に,前記コンデンサのパッケージ配置方向の高さはおよそ前記単位電力変換器の高さと同程度であり,前記パッケージと同程度の高さにある前記コンデンサを各々電気的に接続することで前記単位電力変換器を構成することを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2において,前記スタックを互いに平行に配置し,前記スタックを左右に分類した中心軸について,前記中心軸に対して片側にある一つ以上の前記スタックを含んでフルブリッジあるいはハーフブリッジの電気回路を構成し,前記中心軸に対してもう一方の側にフルブリッジあるいはハーフブリッジの電気回路を構成することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項3において,前記スタックは少なくとも2つで構成し,前記パッケージを少なくとも4つ積み重ねるごとに前記絶縁板を重ねることで前記単位変換器を構成し,前記単位変換器を構成する両端の前記パッケージに前記コンデンサの正極あるは負極を接続し,前記単位電力変換器を構成する複数の前記パッケージの中間部に前記コンデンサのもう一方の極を接続して構成することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項3において,前記スタックを少なくとも4つで構成し,前記パッケージを少なくとも2つ積み重ねるごとに絶縁板を重ねることで前記単位変換器を構成し,前記単位変換器を構成する前記パッケージの片側にコンデンサの正極あるは負極を接続し,2段の前記パッケージのもう一方側に前記コンデンサのもう一方の極を接続し,前記の少なくとも4つの前記スタックの内,内側の2つの前記スタックを構成する前記パッケージを素子並列構造をなすように電気的接続部材により接続し,外側の2つの前記スタックを構成する前記パッケージ素子を素子並列構造をなすように前記電気的接続部材により接続して構成することを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項3において,前記スタックを少なくとも8つで構成し,前記パッケージを1つ積み重ねることに絶縁板を重ねることでフルブリッジ回路の前記単位電力変換器を構成することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項3において,前記スタックを少なくとも2つで構成し,前記パッケージを2つ積み重ねるごとに絶縁板を重ねることでハーフブリッジの前記単位電力変換器を構成することを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項3において,前記スタックを少なくとも4つで構成し,前記パッケージを1つ積み重ねることに絶縁板を重ねることでハーフブリッジの前記単位電力変換器を構成することを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれかにおいて,金属板は前記パッケージの冷却機能と電気的接続を担う機能を持つことを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項3乃至7のいずれかにおいて,電気的接続はブスバー,可とう胴体あるいはケーブル,あるいはこれらの組み合わせであることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1乃至は7のいずれかにおいて,前記半導体素子はIGBTかIGCTあるいはGTOであることを特徴とする電力変換装置。
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