JP2016204930A - 背負式送風作業機 - Google Patents

背負式送風作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016204930A
JP2016204930A JP2015086173A JP2015086173A JP2016204930A JP 2016204930 A JP2016204930 A JP 2016204930A JP 2015086173 A JP2015086173 A JP 2015086173A JP 2015086173 A JP2015086173 A JP 2015086173A JP 2016204930 A JP2016204930 A JP 2016204930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
volute case
back plate
center
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015086173A
Other languages
English (en)
Inventor
▲高▼橋 誠
誠 ▲高▼橋
Makoto Takahashi
田中 剛
Tsuyoshi Tanaka
剛 田中
匡輔 松野
Kyosuke Matsuno
匡輔 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2015086173A priority Critical patent/JP2016204930A/ja
Priority to PCT/JP2016/061754 priority patent/WO2016171031A1/ja
Priority to DE112016001826.6T priority patent/DE112016001826T5/de
Priority to US15/566,340 priority patent/US20180094393A1/en
Priority to CN201680021195.5A priority patent/CN107407064A/zh
Publication of JP2016204930A publication Critical patent/JP2016204930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】背負式送風作業機を作業者が使いやすい重心位置となるように設定する。【解決手段】背負式送風作業機は、作業者の背中に沿う背板部12を少なくとも有し、背板部12をショルダーストラップ13によって作業者の背中に背負うようにした背負フレームと、背板部12の後側にて背負フレームに搭載されて、背板部12の平面方向と交差する方向を中心とした渦巻き形のボリュートケース21と、ボリュートケース21内に回転可能に支持した遠心ファン22と、ボリュートケース21に組み付けられて遠心ファン22を回転させる電動モータ23と、背負フレームに取り付けられて電動モータ23に給電するバッテリパック40とを備え、後方から見たときの重心Gが遠心ファン22の回転中心軸よりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の後端位置よりも前側に配置されるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、落葉等の清掃作業に用いる背負式送風作業機に関し、特に、作業者がボリュートケース、遠心ファン及び電動モータを搭載した背負フレームを背負って清掃作業をする背負式送風作業機に関する。
特許文献1には背負式送風作業機の一実施形態である背負式ブロワが開示されており、この背負式ブロワは作業者が背負うL字形をした背負フレームと、背負フレームに搭載したボリュートケースと、ボリュートケース内に回転可能に設けた遠心ファンと、ボリュートの後側に組み付けられて遠心ファンを回転させる電動モータと、背負フレームの下面に取り付けたバッテリとを備えている。この背負式ブロワにおいては、ボリュートケース内の遠心ファンはバッテリの給電によって駆動する電動モータにより回転し、遠心ファンの回転よってボリュート内に吸い込まれた空気はボリュートの噴出口から噴出するようになっている。
米国特許第6006400号公報
特許文献1の背負式ブロワにおいては、遠心ファンを回転させる駆動源に電動モータを用いることで、内燃機関のエンジンを駆動源としたときと比べて低騒音化を実現できるようになっている。しかし、特許文献1の背負式ブロワでは、ボリュートの後側に大型の電動モータを取り付けており、また、背負フレームの下面の前後方向の中間部に大型のバッテリを取り付けたものであり、背負式ブロワの重心位置が前後方向の中間部より後側となっていた。このため、この背負式ブロワの背負フレームを背負って使用すると、重心位置が後部にあるために、作業者が後側に倒れやすくなり、背負式ブロワが使いにくい問題があった。本発明は、作業者が使いやすい重心位置となるように設定した背負式送風作業機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、作業者の背中に沿う背板部を少なくとも有し、背板部をショルダーストラップによって作業者の背中に背負うようにした背負フレームと、背板部の後側にて背負フレームに搭載されて、背板部の平面方向と交差する方向を中心とした渦巻き形のボリュートケースと、ボリュートケース内に回転可能に支持した遠心ファンと、ボリュートに組み付けられて遠心ファンを回転させる電動モータと、背負フレームに取り付けられて電動モータに給電するバッテリパックとを備え、後方から見たときの重心が遠心ファンの回転中心軸よりも下側に配置され、側方から見たときの重心がボリュートケースの後端位置よりも前側に配置されるようにしたことを特徴とする背負式送風作業機を提供するものである。
上記のように構成した背負式送風作業機においては、後方から見たときの重心が遠心ファンの回転中心軸よりも下側に配置され、側方から見たときの重心がボリュートケースの後端位置よりも前側に配置されるようにしたので、作業者が背負フレームを背負っても後側に倒れにくくなり、背負式送風作業機を使いやすくすることができた。この場合において、側方から見たときの重心がボリュートケースの前後方向の中心よりも前側に配置されるようにするのが好ましく、作業者が背負フレームを背負っても後側にさらに倒れにくくなり、背負式送風作業機をさらに使いやすくすることができた。
上記のように構成した背負式送風作業機においては、背負フレームは背板部の下端部から後側に延びる台座部を備え、バッテリパックを台座部に取り付けるようにするのが好ましく、このようにしたときには、背負式送風機の重心を一層低くすることができ、作業者が背負フレームを安定して背負うことができるようになった。
本発明の背負式送風作業機の第1実施形態の背負式ブロワの側面図である。 図1の左右方向の中心位置(原動機の回転軸の位置)の縦方向断面図である。 図1のカバーを取り外した状態の背面図である。 第2実施形態の背負式ブロワの側面図である。 図4の左右方向の中心位置(原動機の回転軸の位置)の縦方向断面図である。 図4のカバーを取り外した状態の背面図である。 第3実施形態の左側面図(a)であり、背面図(b)である。 図7の原動機の回転軸の位置における縦方向断面図である。 第4実施形態の左側面図(a)であり、背面図(b)である。 図9の原動機の回転軸の位置における縦方向断面図である。 第5実施形態の原動機の回転軸の位置における縦方向断面図である。
以下、本発明の背負式送風作業機の一実施形態である背負式ブロワを添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3に示したように、第1実施形態の背負式ブロワ10は、作業者の背中に沿う背板部12を少なくとも有した背負フレーム11と、背板部12の後側にて背負フレーム11に搭載されて背板部12の平面方向と交差する方向を中心とした渦巻き形のボリュートケース21と、ボリュートケース21内に回転可能に支持した遠心ファン22と、ボリュートケース21に組み付けられて遠心ファン22を回転させる電動モータ23と、背負フレーム11に取り付けられて電動モータ23に給電するバッテリパック40とを備えている。この背負式ブロワ10においては、後方から見たときの重心Gが遠心ファン22の回転中心軸22aよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の後端位置よりも前側に配置されたことに主とした特徴を有している。以下に、この背負式ブロワ10について詳述する。
図1〜図3に示したように、背負フレーム11はボリュートケース21と遠心ファン22と電動モータ23とを備えた送風ユニット20を背負って運ぶためのものであり、併せて、送風ユニット20の電動モータ23に給電するバッテリパック40と、電動モータ23の駆動及びバッテリパック40からの給電を制御する制御装置41とを搭載するものある。背負フレーム11は、作業者の背中に沿う背板部12を有し、背板部12を左右一対のショルダーストラップ13によって作業者の背中に背負うようにしたものである。背負フレーム11は作業者の背中に沿って略鉛直方向に起立する背板部12の下端部から後側に延出する台座部14をさらに備えている。背負フレーム11の背板部12には送風ユニット20に空気を取り込むための多数の空気取込口12aが形成されており、台座部14の前部にも送風ユニット20に空気を取り込むための空気取込口14aが形成されている。
図1〜図3に示したように、送風ユニット20は、電動モータ23によってボリュートケース21内の遠心ファン22を回転させることで送風筒部21bの先端の送風口21cから送風するものである。ボリュートケース21は背板部12の平面方向と直交(交差)する方向を中心とした渦巻き形をしている。ボリュートケース21は後側に吸気口21aが形成されており、右側部に渦巻き形の外側先端部となる筒形をした送風筒部21bが外側に延出して形成されており、送風筒部21bの先端に送風口21cが形成されている。ボリュートケース21の送風筒部21bの送風口21cには送風管30が連通接続されている。
ボリュートケース21内には遠心ファン22が回転可能に設けられており、ボリュートケース21の前面には電動モータ23が取り付けられている。遠心ファン22はボリュートケース21内にて電動モータ23の回転軸(出力軸)23aに固定されている。電動モータ23はこの実施形態ではアウターロータ型の電動モータを採用している。送風ユニット20は、ボリュートケース21の前面に電動モータ23を一体的に組み付けるようにし、ボリュートケース21内にて電動モータ23の回転軸23aに遠心ファン22を回転可能に取り付けるようにして1つのユニットとなっている。送風ユニット20は1つのユニットとなった状態で台座部14の上面に後述するバッテリパック40及び制御装置41を搭載する搭載空間を設けた状態で背板部12にコイルスプリング15によって弾性的に支持されている。
図1に示したように、ボリュートケース21の送風口21cに接続した送風管30は、エルボ管31と、エルボ管31の先端部に接続された蛇腹状のフレキシブル管32と、フレキシブル管32の先端部に接続された真直管33とを備えている。真直管33には作業者が把持するグリップ34が設けられており、作業者はグリップ34を把持して送風管30の先端開口を所望の方向に向くように操作することができる。
図2及び図3に示したように、背負フレーム11の台座部14の後部上面にはバッテリパック40を取り付ける4つの取付部16が左右方向に並んで配設されており、これら取付部16には電動モータ23に給電するバッテリパック40が前後方向にスライド移動可能に着脱可能に取り付けられている。バッテリパック40は取付部16から取り外した状態で図示しない充電器により充電可能なものであり、他の電動式園芸作業機や電動工具の電源にも用いることが可能なものを用いている。
図2に示したように、背負フレーム11の台座部14の前部上面には制御装置41が取り付けられており、制御装置41は電動モータ23の駆動を制御するとともに、バッテリパック40から電動モータ23の給電を制御している。図1及び図2に示したように、背負フレーム11には送風ユニット20と制御装置41を覆うカバー42が設けられている。
上記のように構成した背負式ブロワ10の作動について説明する。作業者はショルダーストラップ13を肩に掛けるようにして背負フレーム11を背負って、電動モータ23をバッテリパック40からの給電によって駆動させると、遠心ファン22がボリュートケース21内で回転する。遠心ファン22の回転によって、吸気口21aからボリュートケース21内に吸い込まれた空気は送風口21cから送風管30送り出され、送風管30に送出された空気は先端開口から地面に噴き出される。作業者が送風管30のグリップ34を把持して真直管33の先端開口を作業者の前側で左右方向に回動させることで、作業者の前側の地面に広範囲に散る落葉等を吹き集めることができる。
上記のように構成した背負式ブロワ10は、バッテリパック40による給電により電動モータ23を駆動させるようにしているため、背負フレーム11に重量物として電動モータ23と、4つ(複数)のバッテリパック40とを搭載しなければならない。本願出願人はこれらの重量物の部品(電動モータ23、バッテリパック40等)の背負フレーム11における搭載位置により、作業者が背負式ブロワ10を背負って作業をするときの使いやすさ、疲れやすさに違いがあることに気付いた。これに対し、本願出願人は背負式ブロワ10の重心位置ができるだけ低い位置で作業者に近いときに、作業者が背負式ブロワ10を使いやすく、また、疲れにくく感じることを知得した。この知得に基づいて、背負式ブロワ10においては、図2及び図3に示したように、後方から見たときの重心Gが遠心ファン22の回転中心軸22aよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の後端位置よりも前側に配置されるようにすれば、背負式ブロワ10の使いやすさ及び疲れにくさを実現することができることを種々のデータから見いだすことができた。さらに、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の前後方向の中心よりも前側に配置されるようにすれば、さらに顕著な効果を得られることを種々のデータから見いだすこともできた。
このため、上記のように構成した背負式ブロワ10では、ボリュートケース21の渦巻き形の中心軸線を背板部12の平面方向と交差する方向となるように、ボリュートケース21を起立させて背板部12の後側に配置することで、背負フレーム11の前後方向の長さを短くして作業者の背中からできるだけ近い位置に重心位置が配置されるようにしている。また、この実施形態では、電動モータ23をボリュートケース21の前面に固定することで、重量物である電動モータ23をボリュートケース21よりも前側に配置し、電動モータ23をできるだけ作業者に近づけるようにしている。さらに、この実施形態では、バッテリパック40をボリュートケース21の下側にて背負フレーム11の台座部14の上面に取り付けるようにした。このように、背負式ブロワ10では、前後方向の長さを短くして嵩張らないようにボリュートケース21を起立させた状態として、重量物である電動モータ23をボリュートケース21の前面に固定し、重量物であるバッテリパック40をボリュートケース21の下側に配置することにより、上述したように、背負式ブロワ10の後方から見たときの重心Gが遠心ファン22の回転中心軸22aよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の後端位置よりも前側に、特に、この実施形態では、側方から見たときの重心Gがボリュートケース21の前後方向の中心Cよりも前側に配置されるようにした。これによって、背負式ブロワ10を背負って作業をしても、ショルダーストラップ13が後側に引っ張るように作業者の肩に掛けられるのを防ぎ、作業者が後側に倒れにくくなるとともに、作業中に疲れにくくすることができた。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の背負式ブロワ10を図4〜図6を用いて説明する。第2実施形態の背負式ブロワ10は、送風ユニット20を第1及び第2送風ユニット20A,20Bの2つの送風ユニットによって構成するようにしたものである。第1送風ユニット20Aは背負フレーム11の背板部12の後側に配置され、第2送風ユニット20Bは第1送風ユニット20Aの後側に配置されている。
図4〜図6に示したように、第1送風ユニット20Aは第1ボリュートケース21Aの後面に第1電動モータ23Aを一体的に組み付けるようにし、第1ボリュートケース21A内にて第1電動モータ23Aの回転軸(出力軸)23Aaに第1遠心ファン22Aの中心部(回転中心軸22Aaのある位置)を回転可能に取り付けるようにして1つのユニットとしたものである。第1ボリュートケース21Aは背板部12の平面方向と直交(交差)する方向を中心とした渦巻き形をしている。第1ボリュートケース21Aは前側に吸気口21Aaが形成されており、右側部に渦巻き形の外側先端部となる筒形をした送風筒部21Abが外側に延出して形成されており、送風筒部21Abの先端に送風口21Acが形成されている。
図4〜図6に示したように、第2送風ユニット20Bは第2ボリュートケース21Bの前面に第2電動モータ23Bを一体的に組み付けるようにし、第2ボリュートケース21B内にて第2電動モータ23Bの回転軸(出力軸)23Baに第2遠心ファン22Bの中心部(回転中心軸22Baのある位置)を回転可能に取り付けるようにして1つのユニットとしたものである。第2ボリュートケース21Bは背板部12の平面方向と直交(交差)する方向を中心とした渦巻き形をしている。第2ボリュートケース21Bは後側に吸気口21Baが形成されており、右側部に渦巻き形の外側先端部となる筒形をした送風筒部21Bbが外側に延出して形成されており、送風筒部21Bbの先端に送風口21Bcが形成されている。第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの両送風口21Ac,21Bcにはこれらから送り出される空気が合流するように第1実施形態と同様の送風管30が連通接続されている。
図5に示したように、第1送風ユニット20Aはボリュートケース21Aをコイルスプリング15を介して背板部12に固定することで背負フレーム11に弾性的に支持されている。また、第2送風ユニット20Bは第2電動モータ23Bを第1送風ユニット20Aの第1電動モータ23Aに固定することで第1送風ユニット20Aを介して背負フレーム11に弾性的に支持されている。この実施形態では第1及び第2電動モータ23A,23Bの回転軸23Aa,23Baは同軸的に配置されている。
図6に示したように、背負フレーム11の台座部14の後部上面にはバッテリパック40を取り付ける4つの取付部16が左右方向に並んで配設されており、これら取付部16には電動モータ23に給電するバッテリパック40が前後方向にスライド移動可能に着脱可能に取り付けられている。バッテリパック40は取り外した状態で図示しない充電器により充電可能なものであり、他の電動式園芸作業機や電動工具の電源にも用いることが可能なものを用いている。
図5に示したように、背負フレーム11の台座部14の前部上面には制御装置41が取り付けられており、制御装置41は電動モータ23の駆動を制御するとともに、バッテリパック40から電動モータ23の給電を制御している。これら以外については上述した第1実施形態の構成と同様である。
上記のように構成した背負式ブロワ10においては、重量物である第1及び第2電動モータ23A,23Bをできるだけ前側に配置し、バッテリパック40を第1及び第2ボリュートケース21A,21Bより下側に配置することで、背負式ブロワ10の後方から見たときの重心Gが第1及び第2遠心ファン22A,22Bの回転中心軸22Aa,22Baよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gが後側の第2ボリュートケース21Bの後端位置よりも前側に、特に、この実施形態では、側方から見たときの重心Gが第2ボリュートケース21Bの前後方向の中心Cよりも前側に配置されるようにした。これによって、背負式ブロワ10を背負って作業をしても、ショルダーストラップ13が後側に引っ張るように作業者の肩に掛けられるのを防ぎ、作業者が後側に倒れにくくなるとともに、作業中に疲れにくくすることができた。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の背負式ブロワ10を図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8では、主として送風ユニット20A,20Bとバッテリパック40の配置の説明をするために、左右一対のショルダーストラップ13、制御装置41及びカバー42の記載を省略している。第3実施形態の背負式ブロワ10は、第2実施形態の背負式ブロワ10と同様に、送風ユニット20を第1及び第2送風ユニット20A,20Bの2つの送風ユニットによって構成するようにしたものである。この第3実施形態では、第1及び第2送風ユニット20A,20Bは背板部12の後側にて上下に並べて配置されている。また、第1及び第2送風ユニット20A,20Bは後述するバッテリパック40を背負フレーム11の背板部12の左側部に上下に並べて配置したときの重量のバランスをとるために、背板部12の左右方向の中心から右側にずらした位置で上下に並べて配置している。
図8に示したように、第1及び第2送風ユニット20A,20Bは第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの前面に第1及び第2電動モータ23A,23Bを一体的に組み付けるようにし、第1及び第2ボリュートケース21A,21B内にて第1及び第2電動モータ23A,23Bの各回転軸23Aa,23Baに第1及び第2遠心ファン22A,22Bを回転可能に取り付けるようにして1つのユニットとしたものである。図7及び図8に示したように、第1及び第2ボリュートケース21A,21Bは背板部12の平面方向と直交(交差)する方向を中心とした渦巻き形をしている。第1及び第2ボリュートケース21A,21Bは後側に吸気口21Aa,21Baが形成されており、右側部に渦巻き形の外側先端部となる筒形をした送風筒部21Ab,21Bbが外側に延出して形成されており、各送風筒部21Ab,21Bbの先端に送風口21Ac,21Bcが形成されている。この第3実施形態では、上側に配置された第1ボリュートケース21Aの送風筒部21Abと送風管30との間には第1接続管24Aが連通接続され、下側に配置された第2ボリュートケース21Bの送風筒部21Bbと送風管30との間には第2接続管24Bが連通接続されている。
この実施形態の背負フレーム11は第1及び第2実施形態の台座部14を備えてなく、背板部12の左側部にはバッテリパック40の4つの取付部16を上下に並んで配設している。各取付部16にはバッテリパック40が前後方向にスライド移動可能に着脱可能に取り付けられている。4つのバッテリパック40は、背負フレーム11の右側部にて第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの各送風口21Ac,21Bcに連通接続した送風管30との左右方向における重量のバランスを取るために背板部12の左側部に取り付けられている。これ以外の構造については上述した第3実施形態と同様である。
上記のように構成した背負式ブロワ10においては、重量物である第1及び第2電動モータ23A,23Bを背板部12の直ぐ後側に配置し、バッテリパック40を背板部12の直ぐ後側にて第1遠心ファン22Aの回転中心軸22Aaより下側に配することで、背負式ブロワ10の後方から見たときの重心Gが第1遠心ファン22Aの回転中心軸22Aaよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gが第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの後端位置よりも前側に、特に、この実施形態では、側方から見たときの重心Gが第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの前後方向の中心よりも前側に配置されるようにした。これによって、背負式ブロワ10を背負って作業をしても、ショルダーストラップ13が後側に引っ張るように作業者の肩に掛けられるのを防ぎ、作業者が後側に倒れにくくなるとともに、作業中に疲れにくくすることができた。
なお、この実施形態では、バッテリパック40を背板部12の左側部に上下に並べて配置したが、本発明はこれに限られるものでなく、バッテリパック40を背板部12の下部(背板部12の下端部から下方に延出させた台座部14の上面でもよい)に左右に並べて配置したものであってもよい。このように配置したときには、さらに背負式ブロワ10の重心位置を低くでき、作業中に疲れにくくすることができた。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の背負式ブロワ10を図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10では、主として送風ユニット20A,20Bとバッテリパック40の配置の説明をするために、左右一対のショルダーストラップ13、制御装置41及びカバー42の記載を省略している。第4実施形態の背負式ブロワ10は、第3実施形態の背負式ブロワ10と同様に、第1及び第2送風ユニット20A,20Bを背板部12の後側にて上下に並べて配置している。第4実施形態の背負式ブロワ10では、下側の第2送風ユニット20Bを第1送風ユニット20Aよりも後側にずらすことで、上側の第1ボリュートケース21Aの下部と下側の第2ボリュートケース21Bの上部との接触による干渉を防ぎ、上側の第1送風ユニット20Aを第3実施形態の背負式ブロワ10よりも下側位置に配置している。第4実施形態では、第1及び第2ボリュートケース21A,21Bが第3実施形態よりも後側に配置されているので、背板部12の左側部に配置したバッテリパック40を中央部よりに近づけて配置できるようになっている。なお、第4実施形態のバッテリパック40は左右方向にスライド移動可能に着脱可能に取り付けられている。これ以外の構造については上述した第3実施形態と同様である。
上記のように構成した背負式ブロワ10においては、重量物である第1及び第2電動モータ23A,23Bを背板部12の後側に配置し、4つのバッテリパック40のうちの3つを背板部12の直ぐ後側にて上側の第1遠心ファン22Aの回転中心軸22Aaより下側に配置することで、背負式ブロワ10の後方から見たときの重心Gが第1遠心ファン22Aの回転中心軸22Aaよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gが後側の第2ボリュートケース21Bの後端位置よりも前側に、特に、この実施形態では、側方から見たときの重心Gが第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの前後方向の中心Cよりも前側に配置されるようにした。これによって、背負式ブロワ10を背負って作業をしても、ショルダーストラップ13が後側に引っ張るように作業者の肩に掛けられるのを防ぎ、作業者が後側に倒れにくくなるとともに、作業中に疲れにくくすることができた。
なお、この実施形態でも、バッテリパック40を背板部12の左側部に上下に並べて配置したが、本発明はこれに限られるものでなく、バッテリパック40を背板部12の下部(背板部12の下端部から下方に延出させた台座部14の上面でもよい)に左右に並べて配置したものであってもよい。このように配置したときには、さらに背負式ブロワ10の重心位置を低くでき、作業中に疲れにくくすることができた。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の背負式ブロワ10を図11を用いて説明する。図11では、主として送風ユニット20A,20Bの配置の説明をするために、左右一対のショルダーストラップ13、制御装置41及びカバー42の記載を省略している。第5実施形態の背負式ブロワ10は、第3実施形態の背負式ブロワ10と同様に、第1及び第2送風ユニット20A,20Bを背板部12の後側にて上下に並べて配置している。また、第5実施形態の背負式ブロワ10では、第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの中心軸、第1及び第2遠心ファン22A,22Bの回転中心軸22Aa,22Ba、第1及び第2電動モータ23A,23Bの回転軸23Aa,23Baの各軸線方向を斜め後方にて45°に傾斜させて配置している。第1及び第2ボリュートケース21A,21Bは背板部12の平面方向と45°にて交差する方向を中心とした渦巻き形をしている。これ以外については、上述した第3及び第4実施形態と同様である。
上記のように構成した背負式ブロワ10においては、重量物である第1及び第2電動モータ23A,23Bを背板部12の後側に配置することで、背負式ブロワ10の後方から見たときの重心Gが第1遠心ファン22Aの回転中心軸22Aaよりも下側に配置され、側方から見たときの重心Gが後側の第2ボリュートケース21Bの後端位置よりも前側に、特に、この実施形態では、側方から見たときの重心Gが第1及び第2ボリュートケース21A,21Bの前後方向の中心よりも前側に配置されるようにした。これによって、背負式ブロワ10を背負って作業をしても、ショルダーストラップ13が後側に引っ張るように作業者の肩に掛けられるのを防ぎ、作業者が後側に倒れにくくなるとともに、作業中に疲れにくくすることができた。
なお、この実施形態でも、バッテリパック40を背板部12の左側部に上下に並べて配置したが、本発明はこれに限られるものでなく、バッテリパック40を背板部12の下部(背板部12の下端部から下方に延出させた台座部14の上面でもよい)に左右に並べて配置したものであってもよい。このように配置したときには、さらに背負式ブロワ10の重心位置を低くでき、作業中に疲れにくくすることができた。
上記の各実施形態においては、電動モータ23(23A,23B)の各出力軸(回転軸)に第1及び第2遠心ファン22A,22Bを取り付けたが、本発明はこれに限られるものでなく、第1及び第2電動モータ23の各出力軸の回転を例えば歯車対やベルトとプーリを用いた動力伝達機構によって回転する回転軸に第1及び第2遠心ファン22A,22Bを取り付け、電動モータ23の駆動を歯車伝達機構によって回転軸を回転させ、回転軸の回転によって第1及び第2遠心ファン22A,22Bを回転させたものであってもよい。
上記の各実施形態においては、電動モータ23(23A,23B)に給電するバッテリパックを背負フレーム11に4つ搭載するようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、1つまたは2つ以上(複数)のバッテリパックを用いたものであってもよく、このようにしたときも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
10…背負式送風作業機(背負式ブロワ)、11…背負フレーム、12…背板部、13…ショルダーストラップ、14…台座部、21…ボリュートケース、21A…ボリュートケース(第1ボリュートケース)、21B…ボリュートケース(第2ボリュートケース)、22…遠心ファン、22A…遠心ファン(第1遠心ファン)、22B…遠心ファン(第2遠心ファン)、23…電動モータ、23A…電動モータ(第1電動モータ)、23B…電動モータ(第2電動モータ)、40…バッテリパック。

Claims (3)

  1. 作業者の背中に沿う背板部を少なくとも有し、該背板部をショルダーストラップによって作業者の背中に背負うようにした背負フレームと、
    前記背板部の後側にて前記背負フレームに搭載されて、前記背板部の平面方向と交差する方向を中心とした渦巻き形のボリュートケースと、
    前記ボリュートケース内に回転可能に支持した遠心ファンと、
    前記ボリュートケースに組み付けられて前記遠心ファンを回転させる電動モータと、
    前記背負フレームに取り付けられて前記電動モータに給電するバッテリパックとを備え、
    後方から見たときの重心が前記遠心ファンの回転中心軸よりも下側に配置され、
    側方から見たときの重心が前記ボリュートケースの後端位置よりも前側に配置されるようにしたことを特徴とする背負式送風作業機。
  2. 請求項1に記載の背負式送風作業機において、
    前記側方から見たときの重心が前記ボリュートケースの前後方向の中心よりも前側に配置されるようにしたことを特徴とする背負式送風作業機。
  3. 請求項1または2に記載の背負式送風作業機において、
    前記背負フレームは前記背板部の下端部から後側に延びる台座部を備え、
    前記バッテリパックを前記台座部に取り付けるようにしたことを特徴とする背負式送風作業機。
JP2015086173A 2015-04-20 2015-04-20 背負式送風作業機 Pending JP2016204930A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015086173A JP2016204930A (ja) 2015-04-20 2015-04-20 背負式送風作業機
PCT/JP2016/061754 WO2016171031A1 (ja) 2015-04-20 2016-04-12 背負い式送風作業機
DE112016001826.6T DE112016001826T5 (de) 2015-04-20 2016-04-12 Auf dem Rücken getragene Blasarbeitsmaschine
US15/566,340 US20180094393A1 (en) 2015-04-20 2016-04-12 Backpack-type air blowing working machine
CN201680021195.5A CN107407064A (zh) 2015-04-20 2016-04-12 背负式鼓风作业机械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015086173A JP2016204930A (ja) 2015-04-20 2015-04-20 背負式送風作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016204930A true JP2016204930A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57489075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015086173A Pending JP2016204930A (ja) 2015-04-20 2015-04-20 背負式送風作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016204930A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020204273A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社マキタ ブロワ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6006400A (en) * 1996-02-26 1999-12-28 Presenza; Tom Electric backpack blower
JP2000073762A (ja) * 1998-09-01 2000-03-07 Kioritz Corp 携帯型送風作業機
JP2000093853A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Kioritz Corp 遠心式送風機を備えた携帯型作業機
JP2000240025A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Kioritz Corp 携帯型送風作業機
JP2001153099A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Komatsu Zenoah Co 可搬式のブロワ
US6305048B1 (en) * 1999-03-03 2001-10-23 Harold Salisian Electric backpack blower and accessory operator

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6006400A (en) * 1996-02-26 1999-12-28 Presenza; Tom Electric backpack blower
JP2000073762A (ja) * 1998-09-01 2000-03-07 Kioritz Corp 携帯型送風作業機
JP2000093853A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Kioritz Corp 遠心式送風機を備えた携帯型作業機
JP2000240025A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Kioritz Corp 携帯型送風作業機
US6305048B1 (en) * 1999-03-03 2001-10-23 Harold Salisian Electric backpack blower and accessory operator
JP2001153099A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Komatsu Zenoah Co 可搬式のブロワ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020204273A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社マキタ ブロワ
JP7261664B2 (ja) 2019-06-14 2023-04-20 株式会社マキタ ブロワ
US11771018B2 (en) 2019-06-14 2023-10-03 Makita Corporation Blower

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016171031A1 (ja) 背負い式送風作業機
CN106181904B (zh) 背负式工具系统
CN211343478U (zh) 一种风叶构件和及设有该风叶构件的偏心机构
JP6621594B2 (ja) 背負式送風作業機
EP3061375B1 (en) Battery powered backpack blower
JP5063970B2 (ja) 可搬式動力作業機
US20170334056A1 (en) Electric tool
JP6910840B2 (ja) 電動工具
US10327392B2 (en) Battery-powered debris blower
JP2011127541A (ja) 背負式作業具
JP6532271B2 (ja) 背負式送風作業機
CN106921263B (zh) 手持式电动工具
EP2747949A1 (en) Battery driven handheld tool
JP2019030946A (ja) 充電式ポリッシャ
CN207189389U (zh) 一种手持式砂带机
WO2018007111A1 (en) Portable electric tool system
JP2017172454A (ja) 送風作業装置
JP2016204930A (ja) 背負式送風作業機
JP2016160899A (ja) 背負式ブロワ
CN107000156A (zh) 工具机系统
US11441569B2 (en) Blower
JP3199414U (ja) 研磨機
CN108687399A (zh) 手持式切割工具
JP6614518B1 (ja) コンバインの原動部構造
JP3128896U (ja) 自動排塵回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171017

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180409

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190521