JP3199414U - 研磨機 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、特許文献1に開示された研磨機にあっては、作業現場への運搬が不便であり、またセットに時間を要し、利便性に欠けるものであった。
図6に示すように、この研磨機は、円盤状の研磨盤51と、研磨盤51が先端に設けられ、作業者によって把持されるハンドル付きの操作管52と、前記研磨盤51を回転させるための駆動源となるエンジン53と、前記エンジン53を支持する背負子枠54とを備えている。また、前記操作管52には、エンジン53の出力軸に連結された伝動軸が内挿され、エンジン駆動によって伝動軸が回転することによって、前記研磨盤51が所定方向に回転するように構成されている。
この研磨機にあっては、背負子枠54が設けられているため、研磨機を背負って、運搬あるいは研磨作業を行うことができるため、利便性に優れている。
また、特許文献2に開示された研磨機は、特許文献1に開示された研磨機と比べると利便性(携帯性)に優れるが、研磨盤を回転させる駆動源としてエンジンを使用するものであるため、重量及びサイズが大きい上、エンジン音が騒音となるという課題があった。また、エンジンを駆動するための燃料を携帯する必要があり、安全上好ましいものではなかった。
更に、特許文献2のように駆動源としてエンジンを用いる研磨機の他に、電気を駆動源とする研磨機を用いる方法が考えられるが、その駆動源として発電機が必要となり、発電機のエンジン音が騒音となるばかりでなく、携帯に不便であるという課題があった。
このような構成によれば、研磨盤の駆動源として電動モータ及び充電式バッテリを用いているため、騒音の発生を防止することができ、また、小型軽量の携帯性(利便性)に優れた研磨機を得ることができる。
このように構成することにより、フレームに対して、電動モータ部を揺動可能、かつ回動可能に支持することができる。
したがって、作業者が研磨盤及び伝動軸を移動させた際にも、電動モータ部が揺動、或いは回動し、その動きに追従するため、伝動軸の取り回しを容易に行うことができ、作業を能率的に行うことができる。
尚、研磨盤及び伝動軸を移動に応じて、電動モータ部が揺動或いは回動するため、フレームを地面に置いた状態でも、伝動軸の取り回しを容易に行うことができ、研磨作業をより能率的に行うことができる。
このような取手部を設けることにより、研磨盤をレールに対し容易に押し当てることができる。
このように、前記電動モータ部の出力軸と伝動軸との間に、はすば歯車が設けられ、前記伝動軸が出力軸の軸線に対して所定角度をもって取り付けられるため、前記電動モータ部の出力軸が作業者の後方(背中側)に位置する場合にも、前記伝動軸の前方への取り回しを容易になすことができる。また、減速歯車が設けられているため、電動モータ部の出力軸の回転数を、研磨盤による研磨に適した回転数にすることができる。
図1に示すように研磨機1は、円盤状の研磨盤2を備え、この研磨盤2は作業者が作業の際に把持する直管状の把持部3の先端側に回転可能に設けられている。また、研磨盤2の半分には研磨盤カバー3aが被せられ、残る半分が露出した状態にされている。
前記電動モータ部6は、そのケーシング7内に電動モータ(図示せず)を有している。
また、前記電動モータ部6のケーシング7の下方には、前記電動モータに電力供給するための充電式のバッテリ部8(充電式バッテリ)が設けられている。この充電式のバッテリ部8(充電式バッテリ)は、使用していないときに充電を行い、蓄電が行われる。
尚、バッテリ部8は交換型のバッテリであっても良い。交換型のバッテリの場合には、蓄電されたバッテリに交換することにより、連続的に研磨作業を行うことができる。
即ち、前記管状マウント5内部には、電動モータ部6の出力軸と、前記出力軸と噛合し、出力軸の回転数を減速する減速歯車と、減速歯車から回転が伝達される伝動軸の後端部が収容されている。
このように、電動モータ部6の出力軸と伝動軸の間に、減速歯車(図示せず)が配置されているため、電動モータ部6の出力軸の回転数を、研磨盤による研磨に適した回転数に減ずることができる。
このように、入力側はすば歯車と出力側はすば歯車により、回転の伝達機構が構成されているため、管状マウント5を屈曲した形状となすことができる。しかも、管状マウント5を屈曲した形状になすことによって、前記管状マウント5を、電動モータ6の出力軸周りに(ケーシング7に対して)回動させることができ、フレキシブル管4(伝動軸)の方向を変えることができる。
このフレーム10は、電動モータ部6の高さ方向に沿って立設された縦フレーム10cと、前記縦フレーム10cの上部から前方に突出され、前記電動モータ部6及びバッテリ部8の上方に配置された上部横フレーム10aと、前記縦フレーム10cの下部から前方に突出され、前記電動モータ部6及びバッテリ部8の下方に配置されるとともに、前記電動モータ部6及びバッテリ部8を回動自在に支持する下部横フレーム10bとを有している。
また、上部横フレーム10aは電動モータ部6及びバッテリ部8を保護するものであり、背負子型のフレーム10(フレーム部)を地面に置いた状態で倒れた場合においても、上部横フレーム10aと前記下部横フレーム10bとによって、電動モータ部6及びバッテリ部8が地面に直接衝突するのを防止するためのものである。
また、下部横フレーム10bから電動モータ部6及びバッテリ部8の重心Gまでの長さ寸法L4(地面からの高さ寸法)よりも、前記下部横フレーム10bの突出方向の幅寸法L1(長さ寸法)を長く形成している。
また、転倒した際にも、上部横フレーム10a、下部横フレーム10bが設けられているため、電動モータ部6及びバッテリ部8の破損を防止することができる。
特に、下部横フレーム10bから電動モータ部6及びバッテリ部8の重心Gまでの長さ寸法L4より、前記下部横フレーム10bの突出方向の幅寸法L1(長さ寸法)が長く形成されている場合には、重心Gを相対的に下方になすことができ、転倒をより抑制することができる。
尚、図1のように、前記把持部3は上部横フレーム10aに対しゴムベルト45で固定することができるため、その状態で作業者が背負って運搬することができる。また、このとき両手が空くため、工具などを手に持って移動することもできる。
即ち、図3に示すように下部フレーム10bにおいて、中央に防振板部材15が設けられる。この防振板部材15は、円環状の本体部15aの外周部から複数(図では3箇所)のフランジ15bが径外方向に突出して設けられ、それらフランジ15bが下部フレーム10bに固定される。
尚、本実施形態のように、バッテリ部8の上に電動モータ部6が設けられている場合には、バッテリ部8の底部に、前記支持ピン17を挿入可能な軸穴(図示せず)が設けられる。一方、電動モータ部6の上にバッテリ部8が設けられている場合には、電動モータ部6(ケーシング7)の底部に、前記支持ピン17を挿入可能な軸穴(図示せず)が設けられる。
尚、下部横フレーム10bが地面に接するように、研磨機1が地面に置かれ、しかも、重心が下方に位置するため、安定した状態で研磨作業を行うことができる。
そのため、研磨作業時においては、フレキシブル管4の取り回しを容易に行うことができ、作業者はフレキシブル管4の先端側の把持部3を持って、研磨盤2を研磨対象であるレールに押し当てることができる。
即ち、小型軽量で携帯性(利便性)に優れる上に、電動モータ部6は揺動するため、その振動の作業者への伝達が抑制され、電動モータ部6及び管状マウント5の回動により、フレキシブル管4の取り回しを容易に行うことができ、把持部3を持って容易に研磨作業を行うことができる。
更に、上記実施の形態にあっては、電動モータ部6の下方に充電式バッテリ8を配置したものを説明したが、本発明はこれに限定されること無く、電動モータ部6の上方に充電式バッテリ8を配置したもの、あるいは電動モータ部6のケーシング7内に充電式バッテリを収納したものであっても良い。
2 研磨盤
3 把持部
4 フレキシブル管
5 管状マウント
6 電動モータ部
7 ケーシング
8 バッテリ部(充電式バッテリ)
9a 電源スイッチ
9b 変速スイッチ
10 フレーム(フレーム部)
10a 上部横フレーム
10b 下部横フレーム
10c 縦フレーム
11 背中当てパッド
12 ショルダーベルト
31 取手部
Claims (5)
- レールの研磨作業に用いられる研磨機であって、
前記レールを研磨するために回転可能に設けられた研磨盤と、
先端側が前記研磨盤の回転軸に接続された伝動軸と、
前記伝動軸の後端側に出力軸を介して接続され、前記出力軸の回転により前記研磨盤を回転駆動する電動モータ部と、
前記電動モータ部に電力供給する充電式バッテリ部と、
前記電動モータ部と充電式バッテリ部が取り付けられ、少なくとも電動モータ部を揺動可能に支持し、かつ作業者が背負うことが可能な背負子型のフレーム部と、
を備えることを特徴とする研磨機。 - 前記フレーム部は、
前記電動モータ部の高さ方向に沿って立設された縦フレームと、
前記縦フレームの上部から前方に突出され、前記電動モータ部の上方に配置された上部横フレームと、
前記縦フレームの下部から前方に突出され、前記電動モータ部の下方に配置されると共に、前記電動モータ部が支持される下部横フレームと、
前記下部横フレーム上に揺動自在に設けられた支持ピンと、
前記支持ピンを回動軸として、該支持ピンにより、前記電動モータ部が回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載された研磨機。 - 前記フレーム部は、
前記電動モータ部の高さ方向に沿って立設された縦フレームと、
前記縦フレームの上部から前方に突出され、前記電動モータ部の上方に配置された上部横フレームと、
前記縦フレームの下部から前方に突出され、前記電動モータ部の下方に配置されると共に、前記電動モータ部が支持される下部横フレームとを有し、
前記下部横フレームの突出方向の幅寸法が、前記電動モータ部の幅寸法以上の長さであって、かつ前記上部横フレームの突出方向の幅寸法よりも長く形成され、
地面に置いた際、下部横フレームが地面に接することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された研磨機。 - 前記伝動軸の先端側を収容する管状の把持部と、前記把持部側面から突出するように設けられた取手部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された研磨機。
- 前記電動モータ部の出力軸と伝動軸との間に、はすば歯車と減速歯車が設けられ、
前記伝動軸が出力軸の軸線に対して所定角度をもって取り付けられ、かつ前記出力軸の回転数を減じて、前記回転を伝動軸に伝達することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された研磨機。
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Cited By (3)
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WO2018145809A1 (de) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | Robel Bahnbaumaschinen Gmbh | Schleifmaschine zum schleifen von schienen eines gleises |
TWI696516B (zh) * | 2019-09-19 | 2020-06-21 | 大里興業有限公司 | 低轉速手持動力工具 |
KR102150889B1 (ko) * | 2020-02-26 | 2020-09-02 | 강태경 | 이형철근 표면 연마장치 및 표면 연마방법 |
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2015
- 2015-06-10 JP JP2015002934U patent/JP3199414U/ja active Active
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