JP2016204101A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状その他の形状のワークを、簡単かつ確実に把持して持ち上げることができ、しかも構造が簡単で、操作も容易なクランプ装置を提供する。
【解決手段】吊下げ手段により吊支される吊下杆1と、吊支杆1に前後方向を向く上部軸2をもって内端部同士が枢着された左右1対の上部リンク3と、上部リンク3の外端部に、前後方向を向く外側軸4をもって上部が枢着され、外側軸4より垂下する左右1対の支持杆5と、両支持杆5の下端部に取り付けられ、かつ内端部同士が、前後方向を向く下部軸6をもって互いに枢着され、ワーク7を左右から把持しうる左右1対の把持部材8と、上部軸2が、左右の外側軸4同士を結ぶ直線より上方に位置するのを阻止し、常時下方に位置するように保持する中折れ保持手段9とを備えるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークを把持して吊り上げる際のクランプ装置に関する。
油圧ショベルのアタッチメントを交換する際、大径の軸を着脱しなければならず、その軸の着脱作業においては、軸の回りにグリスが付着しており、しかも軸が大重量であるため、その作業は面倒であるばかりでなく、衣服や手袋等がグリスによって汚れる等の問題がある。
このような大重量の棒状のワークを、人手によらず、機械的な装置によって、把持したり吊り上げたりしうるようにすることが望まれている。
このような棒状のワークを把持して持ち上げるものとしては、パンタグラフの下方にクランプ部を設け、パンタグラフを吊り上げる連結部材の昇降により、ワークを把持して持ち上げたり、クランプ部を開いたりしうるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、操作ハンドルの傾きによって、管部材を簡単に把持したり、解除したりしうるようにしたものや(例えば特許文献2参照)、カムが、筒状ワークの内面に圧接して、ワークを持ち上げるようにしたもの(例えば特許文献3参照)等がある。
特開2005−041670号公報 特開2010−106977号公報 特開2012−106830号公報
特許文献1に記載されているワーク吊り具は、パンタグラフ等の複雑な機構を必要とするだけでなく、説明されている係止爪とバネとの構成だけでは、所期の作用が生じないおそれがある。
特許文献2に記載されているクランプ装置は、この装置を用いて、作業者がワークを手で持ち上げるもので、大重量のワークを持ち上げるのには不適であり、また、特許文献3に記載されている内吊りクランプは、吊り上げるための孔があるワークに限られ、棒状体等のワークを把持したり持ち上げたりすることはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、棒状その他の形状のワークを、簡単かつ確実に把持して持ち上げることができ、しかも構造が簡単で、操作も容易なクランプ装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) クランプ装置を、吊下げ手段により吊支される吊下杆と、前記吊支杆に前後方向を向く上部軸をもって内端部同士が枢着された左右1対の上部リンクと、前記上部リンクの外端部に、前後方向を向く外側軸をもって上部が枢着され、前記外側軸より垂下する左右1対の支持杆と、前記両支持杆の下端部に取り付けられ、かつ内端部同士が、前後方向を向く下部軸をもって互いに開閉自在に枢着され、閉じることによってワークを左右から把持しうる左右1対の把持部材と、前記上部軸が、左右の外側軸同士を結ぶ直線より上方に位置するのを阻止し、常時下方に位置するように保持する中折れ保持手段とを備えるものとする。
このような構成によると、ワークの上方から装置を下降させて、左右の把持部材によりワークを把持させた状態で、吊支杆を上昇させると、左右の上部リンクが外下方に向かって回動しようとし、そのときの両上部リンクの回動モーメントが、左右の把持部材を閉じさせる方向に作用し、両把持部材によりワークを強力に把持することができる。
ワークを目的の場所に載置した後、装置をさらに下降させると、両把持部材は、下部軸を中心として、左右に開かれ、その状態を保持して、装置を上昇させることにより、両把持部材からワークを簡単に離脱させることができる。
したがって、ワークを、簡単かつ確実に把持して持ち上げることができ、しかも構造が簡単で、操作も容易なクランプ装置を提供することができる。
(2) 上記(1)項において、中折れ保持手段を、上部軸と下部軸との距離が予め定めた範囲より大となるのを阻止する軸間距離規制手段とする。
このような構成によると、上部軸と下部軸とを、索条等の簡単な構成の軸間距離規制手段をもって結合するだけでよく、装置全体の構造を簡素化することができる。
(3) 上記(1)項において、中折れ保持手段を、左右の外側軸の軸間距離を、左右の上部リンクにおける上部軸から外側軸までの距離の和より小となるように制限する軸間距離規制手段とする。
このような構成によると、左右の外側軸同士を、索条等の簡単な構成の軸間距離規制手段をもって結合するだけでよく、装置全体の構造を簡素化することができる。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、ワークの吊り上げ時に、左右の外側軸が、各支持杆の下端部における把持部材の取付部より外側に位置するようにする。
このような構成によると、左右の上部リンクの回動モーメントを大とし、両把持部材によるワークの把持力を大とすることができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、左右の把持部材を開いた状態で保持する開状態保持手段を設ける。
このような構成によると、ワークを目的の場所に載置し、装置をさらに下降させて、両把持部材を開かせた状態で、開状態保持手段を作動させることにより、両把持部材をワークから簡単に離脱させることができる。
(6)上記(5)項において、開状態保持手段を、左右の外側軸の軸間距離を、左右の把持部材が開いた状態で制限し、その制限を解除することにより、両把持部材が閉じるのを許容するようにした、第2軸間距離規制手段とする。
このような構成によると、左右の外側軸同士を、係止レバー等の簡単な構成の第2軸間距離規制手段をもって係脱させるだけでよく、装置全体の構造を簡素化することができる。
本発明によると、ワークを、簡単かつ確実に把持して持ち上げることができ、しかも構造が簡単で、操作も容易なクランプ装置を提供することができる。
本発明のクランプ装置の第1の実施形態により、ワークを把持する前の状態を示す正面図である。 同じく、ワークを把持して吊り上げた状態を示す正面図である。 同じく、ワークを離脱させた状態を示す正面図である。 図2のIV−IV線における横断面図である。 図2のV−V線における横断面図である。 本発明のクランプ装置の第2の実施形態により、ワークを把持する前の状態を示す正面図である。 本発明のクランプ装置の第3の実施形態により、ワークを把持する前の状態を示す正面図である。 同じく、ワークを離脱させるときの状態を示す正面図である。
以下、本発明のクランプ装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明のクランプ装置の第1の実施形態を示す。
このクランプ装置は、クレーン、油圧ショベル、その他の吊下げ手段(いずれも図示略)により吊支される吊下杆1と、この吊支杆1の下端に前後方向を向く上部軸2をもって内端部同士が枢着された左右1対の上部リンク3、3と、各上部リンク3の外端部に、前後方向を向く外側軸4をもって上端が枢着され、外側軸4より垂下する左右1対の支持杆5、5と、両支持杆5、5の下端部に取り付けられ、かつ内端部同士が、前後方向を向く下部軸6をもって互いに枢着され、ワーク7を左右から把持しうる左右1対の把持部材8、8と、上部軸2が、左右の外側軸4、4同士を結ぶ直線L1より上方に移動するのを阻止し、常時直線L1より下方に位置するように保持する中折れ保持手段9とを備えている。
吊下杆1の上端部には、本発明の装置を吊下げ手段に取り付けるための取付孔1aが設けられている。
図2に示すワーク7の吊り上げ時における左右の上部リンク3における上部軸2から外側軸4までの水平距離L2は、各支持杆5の下端部における把持部材8の取付部10から下部軸6までの水平距離L3より大とし、ワーク7の吊り上げ時に、左右の外側軸4、4が、取付部10より外側に位置するようにするのが好ましい。
左右の把持部材8は、前後方向である幅方向の中央に補強用のビード8aを突設したスチール製の帯板材を、半円弧状に折曲して把持部8bを形成し、その内端部同士を上向きに折曲して起立片8cとし、さらに、各起立片8cの前後逆側の縁部を互いに内方に切り起こして軸受部8dを形成し、左右の軸受部8d、8dを、下部軸6をもって互いに枢着することにより、両把持部8b、8bが、下部軸6を中心として開閉しうるようになっている。
各把持部8bの上下方向の中央部よりやや下方の部分の外側面に取付部10が設けられ、ここに各支持杆5の下端部が溶接されている。
各把持部8bの外側面における取付部10に軸受片(図示略)を固着し、この軸受片を、各支持杆5の下端部に、前後方向を向く軸(図示略)をもって枢着することもある。
各把持部8bの内面の曲率半径は、把持しようとする丸棒状のワーク7の外径と同一か、またはそれに近い寸法とするのが好ましい。
中折れ保持手段9は、この第1の実施形態においては、上部軸2と下部軸6との距離が予め定めた範囲より大となるのを阻止する軸間距離規制手段11としてあり、より具体的には、上端が上部軸2に外嵌した止めリング12に止着され、かつ下端が下部軸6に外嵌した止めリング13に止着した可撓性のワイヤ、または鎖等の索条14としてある。
索条14の長さは、図1に示すように、ワーク7を把持しない状態で、吊下杆1を吊り上げたとき、左右の把持部8b、8bの下端間の開口幅Wが、図1に示すような半開幅W1となるようにしてある。
この半開幅W1は、左右の把持部8b、8bが、丸棒状のワーク7の直上より下降してきたとき、両把持部8b、8bの下端がワーク7の外周面に摺接して、互いに左右に開かれるような寸法とするのが好ましい。
また、この半開幅W1は、図2示すように、ワーク7を把持して吊り上げたときの左右の把持部8b、8bの下端間の開口幅W2より小とするのが好ましい。
上部軸2、外側軸4および下部軸6は、この例では、いずれもボルトとダブルナットとからなるものとしてあるが、有頭ピンと割りピンとからなるものとしたり、その他の構造とすることもある。
この第1の実施形態によると、図1に示すように、床面F上に載置されたワーク7の直上において、吊下げ手段により、吊下杆1を下降させると、半開状態に維持された左右の把持部材8、8の下端が、ワーク7の外周面に当接した後、その外周面に沿って摺動しつつ、両把持部材8、8が、図1に矢印で示すように、一旦左右に開かれた後、再度互いに閉じて、両把持部材8、8の把持部8b、8bの内面がワーク7の外周面に密接または当接して、ワーク7を把持する。
このときの両把持部材8、8の開閉動作に伴って、左右の支持杆5、5と外側軸4、4が上下動させられ、かつ左右の上部リンク3、3も上下方向に回動させられ、最終的に、左右の把持部材8、8がワーク7を確実に把持したときは、両把持部材8、8は、図1に示す半開状態よりさらに若干開いた状態でワーク7を把持し、上部軸2と下部軸6との軸間距離が、図1に示すものより若干短くなり、索条14に弛みが生じる(図2参照)。
この状態で、吊下げ手段により、吊下杆1を引き上げると、図2に矢印で示すように、左右の上部リンク3、3が外下方に向かって回動しようとし、そのときの両上部リンク3、3の回動モーメントが、左右の把持部材8、8を閉じさせる方向に作用し、両把持部材8、8によりワーク7を強力に把持することができる。
このワーク7の吊り上げ時に、左右の外側軸4、4が、各支持杆5の下端部における把持部材の取付部10より外側に位置するようにしておくと、左右の上部リンク3、3の回動モーメントを大とし、両把持部材8、8によるワーク7の把持力をより大とすることができる。
また、このときのワーク7の質量は、把持部材8、8を閉じさせるモーメントを増大させるように作用し、ワーク7の質量が大であるほど、把持部材8、8によるワーク7の把持力も大となる。
図3に示すように、ワーク7を目的の場所の床面F(またはその他の部位)等に載置した後、吊下杆1をさらに下降させると、吊下杆1の下降により、左右の上部リンク3、3の外端部が互いに内方に向かって回動するとともに、両把持部材8、8は、その把持部8bと起立片8cとの連設角部がワーク7の外周面に当接して、下部軸6を中心として、図3に矢印で示すように、左右に開かれる。
この状態から、左右の支持杆5、5の両方またはいずれか一方の上端部を、図3に示す状態から外側に広がらないように保持するか、または左右の把持部材8、8の両方またはいずれか一方が閉じないように保持した状態で、吊下げ手段により、吊下杆1を引き上げると、両把持部材8、8は、ワーク7から上方に離脱する。
両把持部材8、8が、ワーク7から上方に完全に離間した後、上記支持杆5または把持部材8の保持状態を解除すると、両把持部材8、8およびその他の部材は、図1に示す状態に復帰する。
したがって、第1の実施形態によると、簡単な構造の装置により、簡単な操作で、ワーク7を、簡単かつ確実に把持して持ち上げたり、別の場所に載置したりすることができる。
また、油圧ショベルのアタッチメントの交換時に、このクランプ装置を使用して、アタッチメントの取付用の軸を把持して移動させれば、作業者の労力を軽減できるとともに、作業者の衣服や手袋を汚すことがなくなる。
図6は、本発明のクランプ装置の第2の実施形態を示す。なお、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する(第3の実施形態においても同様とする)。
この第2の実施形態においては、中折れ保持手段9を、第1の実施形態における軸間距離規制手段11に代えて、左右の外側軸4、4の軸間距離L4を、左右の上部リンク3、3における上部軸2から外側軸4までの距離L5、L6の和より小となるように制限する軸間距離規制手段15としてあり、より具体的には、左右の外側軸4、4が長手方向に摺動自在に嵌合された左右方向を向く長孔16、16が両側部に設けられた左右方向を向く連係杆17としてある。
この連係杆17により、左右の外側軸4、4の軸間距離L4が、上記のように制限されて、上部軸2が、左右の外側軸4、4同士を結ぶ直線L1より上方に位置するのが阻止され、常時下方に位置するように保持されるようになっている。
その他の構成は、第1の実施形態におけるのと同一であり、第2の実施形態においても、第1の実施形態におけるのと同様に作用する。
図7および図8は、本発明のクランプ装置の第3の実施形態を示す。
この第3の実施形態においては、第2の実施形態における中折れ保持手段9をなす軸間距離規制手段15と同様のものと、左右の把持部材8、8を開いた状態で保持する開状態保持手段18とを結合したものとしてある。
より具体的には、右端部を右方の外側軸4に枢着した左右方向を向く連係杆19の左端部に、左右方向を向く長孔20を設け、この長孔20の左右方向の右端部寄りに、上向きの係合溝21を設け、左方の外側軸4を、長孔20に、長手方向に摺動しうるとともに、係合溝21に係脱可能として嵌合し、図7に示すように、左方の外側軸4が長孔20の左端部に係合することにより、第2の実施形態における軸間距離規制手段15と同様に、左右の外側軸4、4の軸間距離をL4に制限し、両把持部材8、8を半開状態に保持することができ、図8に示すように、左方の外側軸4が係合溝21に係合することにより、左右の把持部材8、8を開いた状態で保持しうるようになっている。
この連係杆19は、軸間距離規制手段15を構成するだけでなく、左右の外側軸4、4の軸間距離L7を、左右の把持部材8、8が開いた状態で制限し、その制限を解除することにより、両把持部材8、8が閉じるのを許容するようにした、第2軸間距離規制手段22をも構成し、この第2軸間距離規制手段22が、開状態保持手段18をなしている。
第3の実施形態においては、図8に示すように、吊下杆1を下降させて、ワーク7を目的の場所に載置した後、吊下杆1をさらに下降させると、左右の把持部材8、8が、第1の実施形態と同様にして、互いに開かれ、そのときの左右の支持杆5、5の上昇と、左右の上部リンク3、3の上向き回動とによって、左右の外側軸4、4が互いに近づくように移動して、左方の外側軸4が係合溝21に係合する。
このとき、連係杆19は、自重により、左端部がわずかに下向き回動する。
この状態で、吊下杆1を吊り上げると、左右の把持部材8、8は、開いたままの状態で拘束されており、ワーク7から上方に円滑に離脱する。
左右の把持部材8、8が、ワーク7より上方に位置した時点で、連係杆19の左端に設けたハンドル19aを持ち上げると、左方の外側軸4が係合溝21から離脱して、長孔20の左端に係合するとともに、左右の把持部材8、8は、自重等により、図7に示す半開状態に復帰する。
したがって、この第3の実施形態によると、ワーク7を目的の場所に載置し、装置をさらに下降させて、両把持部材8、8を開かせるだけで、開状態保持手段18が作動し、両把持部材8、8をワーク7から簡単に離脱させることができる。
また、連係杆19の左端のハンドル19aをわずかに持ち上げるだけで、開状態保持手段18の作動状態を簡単に解除することができる。
さらに、開状態保持手段18を、上記のような第2軸間距離規制手段22により構成すると、左右の外側軸4、4同士を、連係杆19や、フック状の係止レバー(図示略)等の簡単な構成をもって係脱させるだけでよく、装置全体の構造を簡素化することができる。
第1〜第3の実施形態においては、ワーク7は、丸棒状のものとしてしてあるが、これに限られるものではなく、非円形断面のワークを把持して吊り上げることもできる。
ただ、ワークの形状によっては、上述したように、吊支杆1をワークの直上から下降させるだけでは把持できないものもあるが、その場合は、ワークを把持する直前に、作業者が、両把持部材8、8を、左右に拡開させればよい。
本発明は、上記第1〜第3の実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 索条14からなる軸間距離規制手段11に代えて、吊下杆1を、上部軸2より下方に延長し、その延長した部分の下端部に上下方向を向く長孔(図示略)を設け、その長孔に、下部軸6を上下方向に摺動可能として嵌合することにより、索条14の作用と同様に、上部軸2と下部軸6との距離が予め定めた範囲より大となるのを阻止する軸間距離規制手段とする。
(2) 第2軸間距離規制手段22を、基端部が一方の外側軸4に枢着され、かつ他端部に、第3の実施形態におけるハンドル19aと同様のハンドルと、下向きのフックとを設けた係止レバーにより形成し、左右の把持部材8、8が互いに開いているときに、係止レバーのフックを他方の外側軸4に上方より係止させることにより、開状態保持手段18とし、ハンドルを上方に回動させて、係止レバーのフックを他方の外側軸4から外すことにより、開状態保持の状態を解除しうるようにする。
(3) 左右の上部リンク3、3の両方もしくはいずれか一方の外端部、または左右の支持杆5、5の両方もしくはいずれか一方の上端部に、手動操作用のハンドルを設ける。
F 床面
L1直線
L2、L3 水平距離
L4軸間距離
L5、L6 距離
L7軸間距離
W 開口幅
W1半開幅
W2開口幅
1 吊下杆
1a取付孔
2 上部軸
3 上部リンク
4 外側軸
5 支持杆
6 下部軸
7 ワーク
8 把持部材
8aビード
8b把持部
8c起立片
8d軸受部
9 中折れ保持手段
10 取付部
11 軸間距離規制手段
12、13 止めリング
14 索条
15 軸間距離規制手段
16 長孔
17 連係杆
18 開状態保持手段
19 連係杆
19aハンドル
20 長孔
21 係合溝
22 第2軸間距離規制手段

Claims (6)

  1. 吊下げ手段により吊支される吊下杆と、
    前記吊支杆に前後方向を向く上部軸をもって内端部同士が枢着された左右1対の上部リンクと、
    前記上部リンクの外端部に、前後方向を向く外側軸をもって上部が枢着され、前記外側軸より垂下する左右1対の支持杆と、
    前記両支持杆の下端部に取り付けられ、かつ内端部同士が、前後方向を向く下部軸をもって互いに枢着され、ワークを左右から把持しうる左右1対の把持部材と、
    前記上部軸が、左右の外側軸同士を結ぶ直線より上方に位置するのを阻止し、常時下方に位置するように保持する中折れ保持手段
    とを備えること特徴とするクランプ装置。
  2. 中折れ保持手段を、上部軸と下部軸との距離が予め定めた範囲より大となるのを阻止する軸間距離規制手段とした請求項1記載のクランプ装置。
  3. 中折れ保持手段を、左右の外側軸の軸間距離を、左右の上部リンクにおける上部軸から外側軸までの距離の和より小となるように制限する軸間距離規制手段とした請求項1記載のクランプ装置。
  4. ワークの吊り上げ時に、左右の外側軸が、各支持杆の下端部における把持部材の取付部より外側に位置するようにした請求項1〜3のいずれかに記載のクランプ装置。
  5. 左右の把持部材を開いた状態で保持する開状態保持手段を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のクランプ装置。
  6. 開状態保持手段を、左右の外側軸の軸間距離を、左右の把持部材が開いた状態で制限し、その制限を解除することにより、両把持部材が閉じるのを許容するようにした、第2軸間距離規制手段とした請求項5記載のクランプ装置。
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