JP2016203801A - 支持ユニットおよびその支持ユニットを備える車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用サンバイザの遮蔽体に十分なトルクを伝達できる支持ユニットおよび車両サンバイザを提供する。
【解決手段】支持ユニット20は、車両用のサンバイザにおいて遮蔽体とシャフトの間に設けられ、遮蔽体の収容空間に収容される支持ユニットであって、シャフトが挿通される軸受部30と、軸受部30に連結して軸方向に延在する壁部34と、壁部34の軸方向側面37に形成され、先端側に形成された爪部47を軸方向に進退するように撓み可能な弾性爪体44と、を備える。弾性爪体44は、遮蔽体が収容空間内に張り出すように形成された張出部を有する場合に、遮蔽体の張出部に係止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、シャフトが挿通される支持ユニット、およびその支持ユニットを備える車両用サンバイザに関する。
車両の運転席および助手席の前方の天井面には、運転者などの目を太陽の直射から守り、視界を確保するためのサンバイザが設けられる。サンバイザは、太陽の位置に応じて位置を調整可能に設けられる。
特許文献1には、光を遮るためのサンバイザ本体と、サンバイザ本体を支持する支持アームと、金属板を折り曲げて形成したクリップとを備える車両用サンバイザが開示される。サンバイザ本体を構成する2枚のシェルの一方の内壁面には、支持アームを支持する軸受部と、クリップの取付孔を有するクリップ支持部とが形成される。支持アームを軸受部に挿入して、支持アームを挟んだクリップの両端部をクリップ支持部に挿入することで、サンバイザ本体に支持アームとクリップを取り付ける。
特開2002−347439号公報
ところで、車両用サンバイザは、ユーザが所望の位置に動かして使用するので、その位置で遮蔽体の垂れ下がりを抑えて姿勢を維持するように、遮蔽体を支持する十分なトルクを発揮する支持ユニットが望まれている。特許文献1に開示される技術では、クリップ支持部がシェルと一体に形成されているため、荷重を受けた際にクリップ支持部がシェルとともに撓む可能性があり、適切なトルクを発生できないおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用サンバイザの遮蔽体に十分なトルクを伝達できる支持ユニットおよび車両サンバイザを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、車両用のサンバイザにおいて遮蔽体とシャフトの間に設けられ、遮蔽体の収容空間に収容される支持ユニットであって、シャフトが挿通される軸受部と、軸受部に連結して軸方向に延在する壁部と、壁部の軸方向の側面に形成され、先端側に形成された爪部を軸方向に進退するように撓み可能な弾性爪体と、を備える。弾性爪体は、遮蔽体が収容空間内に張り出すように形成された張出部を有する場合に、遮蔽体の張出部に係止する。
本発明の別の態様は、車両用サンバイザである。この車両用サンバイザは、光を遮るための遮蔽体と、遮蔽体を支持するシャフトと、シャフトに連結されて遮蔽体を支持する支持ユニットと、を備える。支持ユニットは、シャフトが挿通される軸受部と、軸受部に連結して軸方向に延在する壁部と、壁部の軸方向の側面に形成され、先端側に形成された爪部を軸方向に進退するように撓み可能な弾性爪体と、を有する。遮蔽体は、支持ユニットを収容する収容空間と、収容空間の内面から張り出す張出部と、を有する。弾性爪体は、張出部に係止する。
本発明によれば、車両用サンバイザの支持ユニットが遮蔽体に十分なトルクを伝達できる技術を提供できる。
サンバイザについて説明するための図である。 スライド式の遮蔽体を有するサンバイザの内部構造について説明するための図である。 図2(b)に示すサンバイザの線分A−Aの断面図である。 スライドしない遮蔽体を有するサンバイザの内部構造を説明するための図である。 非スライド式の遮蔽体の第1板状部材の部分斜視図である。 非スライド式の遮蔽体の第2板状部材の部分斜視図である。 図7(a)および図7(b)は、支持ユニットの斜視図である。 図8(a)は、支持ユニットの正面図であり、図8(b)は、支持ユニットの平面図であり、図8(c)は、支持ユニットの側面図である。 図4に示すサンバイザの線分B−Bの断面図である。 図4に示す線分C−Cの位置のサンバイザの断面図である。
図1は、サンバイザ10について説明するための図である。サンバイザ10は、車両の運転席および助手席の天井の車体パネルに固定され、日光や対向車のライトによる眩惑や目くらみを抑えるために用いられる。サンバイザ10は、遮蔽体16の位置を調整できるように遮蔽体16をスライド可能に設けられる。
サンバイザ10は、固定部12、シャフト14、遮蔽体16、バネ部材18および支持ユニット20を備える。固定部12はサンバイザ10を車体に対して回動可能に固定させる。シャフト14は、一部が遮蔽体16の収容空間17内に挿入され、遮蔽体16を支持する。シャフト14は筒状に形成され、内部に配線される。
遮蔽体16は、樹脂製で2枚の板状部材を合わせて構成され、光を遮る。遮蔽体16には、ライトやセンサなどが設けられ、シャフト14の内部から配線される。遮蔽体16は、内部に支持ユニット20およびバネ部材18を収容する収容空間17が形成され、シャフト14および支持ユニット20に対して軸方向にスライド可能である。なお、軸方向とは、収容空間17に挿入されるシャフト14の中心軸の方向をいい、遮蔽体16がスライドする方向に沿う。
バネ部材18は、遮蔽体16を回転させた場合にトルクを支持ユニット20に付与する。バネ部材18は、金属板材を折り返すように屈曲させて形成され、シャフト14の外周を囲むように屈曲された板バネである。バネ部材18は、支持ユニット20に固定され、シャフト14を挟むように保持する。遮蔽体16をシャフト14に対して回転させると、バネ部材18および支持ユニット20もシャフト14に対して回転し、遮蔽体16に対して回転位置を維持するためのトルクを付与する。
支持ユニット20は樹脂製でシャフト14に連結される。支持ユニット20は、遮蔽体とシャフト14の間に設けられ、収容空間17に収容され、遮蔽体16をシャフト14に回転およびスライド可能に支持する。また、支持ユニット20は、シャフト14と遮蔽体16の間で緩衝して遮蔽体16のガタツキを抑える。
遮蔽体16は、安全性の向上やコストを抑えるため、支持ユニット20より軟質で軽い樹脂材料で形成される。支持ユニット20を硬質の樹脂材料で形成することで、金属製のバネ部材18に対して十分な反力を付与でき、遮蔽体16を回転させても十分なトルクを発生できる。これにより、遮蔽体16にライトやミラーなどを設けて重量が重くなった場合にでも、支持ユニット20およびバネ部材18によって十分なトルクを遮蔽体16に付与できる。また、遮蔽体16と別体の支持ユニット20は、設計自由度が高く、設計変更により遮蔽体16へのトルクの伝達を調整できる。
図2は、スライド式の遮蔽体を有するサンバイザ10の内部構造について説明するための図である。図2(a)は通常状態のサンバイザ10を示し、図2(b)はスライドにより遮蔽体16を出した状態のサンバイザ10を示す。また、図3は、図2(b)に示すサンバイザ10の線分A−Aの断面図である。図2(b)では第2板状部材16bを除くが、図3では、第2板状部材16bを示す。なお以下の各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
図2(a)に示すように、遮蔽体16の2枚の板状部材のうち一方の第1板状部材16aのみ示し、かつ第1板状部材16aのうち収容空間17を形成する部分以外は省略して示す。支持ユニット20の一対の軸受部30にはシャフト14が挿通されており、一対の軸受部30の間にてバネ部材18がシャフト14を挟んでいる。
図2(a)に示す通常状態のサンバイザ10では、シャフト14のほとんどが収容空間17内に収容されており、支持ユニット20が第1ストッパ部25に当接している。ユーザが遮蔽体16を引っ張ることで、図2(b)に示す遮蔽体16が引き出した状態に位置させる。遮蔽体16を引き出した状態では、支持ユニット20が第2ストッパ部23に当接して、引っ張り方向のスライドが規制されている。
収容空間17は、第1板状部材16aの第1内側面24と、下面22と、第1ストッパ部25と、第2ストッパ部23と、不図示の第2板状部材の第2内側面とで画定される。第2板状部材の第2内側面は、第1内側面24に対向して延在する。下面22、第1ストッパ部25および第2ストッパ部23は、第1内側面24に立設するように形成される。第1内側面24および第2内側面の上部は、互いに接近するように湾曲して係合する。
第1ストッパ部25および第2ストッパ部23は、支持ユニット20の軸方向の移動を制限する。図2(a)に示すように、第2ストッパ部23には係合孔23aが形成され、第1ストッパ部25にも不図示の係合孔が形成される。これらの係合孔は支持ユニット20の突出部32とスライドを規制する位置で係合する。図3に示すように、係合孔23aに突出部32が挿入され支持ユニット20が第2ストッパ部23により移動が制限される。係合孔に支持ユニット20の突出部32を係合させることで、遮蔽体16のガタツキを抑えることができる。
支持ユニット20は、軸方向の両側面にそれぞれ弾性爪体44を有する。弾性爪体44は、スライド式の遮蔽体16ではなく、非スライド式の遮蔽体に係止するために用いられる。
図4は、スライドしない遮蔽体116を有するサンバイザ100の内部構造を説明するための図である。実施例の支持ユニット20およびバネ部材18は、図2(a)に示すスライド可能な遮蔽体16だけでなく、図4に示すスライドしない遮蔽体116にも固定される。
図4に示す遮蔽体116は、図2(a)に示す遮蔽体16に比べて、一対の張出部26を有する点で異なり、一対の張出部26の間に支持ユニット20を配置して、弾性爪体44が張出部26に係止して支持ユニット20の軸方向の移動を規制する。一対の張出部26による軸方向の規制では遮蔽体16がガタつくおそれがあるため、支持ユニット20の弾性爪体44を張出部26に弾接させてガタツキを抑える。
図5は、非スライド式の遮蔽体116の第1板状部材116aの部分斜視図である。遮蔽体116の第1板状部材116aは、第1内側面24から張り出して対向する一対の張出部26を有する。張出部26は、下面22に平行に突出する。
張出部26のそれぞれは、対向する面に凹んだ溝部26aを有し、溝部26aに支持ユニット20の弾性爪体44を係止させる。溝部26aは、シャフト14の中心軸側の上縁26bと、張出部26の突端側の側縁26cとを有する。
図6は、非スライド式の遮蔽体116の第2板状部材116bの部分斜視図である。第2板状部材116bは、第2内側面60から突出する一対の柱状部62を有する。一対の柱状部62は、一対の張出部26の間で、支持ユニット20に形成された挿入孔に挿入される。
図7(a)および図7(b)は、支持ユニット20の斜視図である。また、図8(a)は、支持ユニット20の正面図であり、図8(b)は、支持ユニット20の平面図であり、図8(c)は、支持ユニット20の側面図である。
支持ユニット20は、一対の軸受部30と、一対の突出部32と、壁部34と、取付部36と、一対の当て部40と、一対の第1弾接部42と、一対の第2弾接部38と、一対の弾性爪体44と、一対の挿入孔46とを有する。
一対の軸受部30は、筒状に形成されて軸方向に離間し、同軸の貫通孔を有する。一対の軸受部30の間には、バネ部材18が収まる空間が設けられる。壁部34は、一対の軸受部30に連結して軸方向に延在し、一対の軸受部30を連結する連結部として機能する。壁部34は、平行な第1壁面35aおよび第2壁面35bを有する。
取付部36は、軸方向において一対の軸受部30の間に孔状に形成され、バネ部材18の一部が挿入される。図7(b)に示す取付凹部36aにバネ部材18が引っかかって、バネ部材18が取り付けられる。
一対の突出部32は、軸方向側面37から軸方向外向きに突出してそれぞれ形成され、軸方向側面37の径方向先端側に位置する。突出部32は、支持ユニット20が遮蔽体16の収容空間17内でスライド可能である場合に、第1ストッパ部25および第2ストッパ部23にスライドを規制される位置で遮蔽体16の係合孔に挿入されて係合する。
図7(a)に示すように、一対の第1弾接部42は、壁部34の第1壁面35aに形成され、軸方向に離間して位置する。第1弾接部42は、第1壁面35aの面直方向に撓み可能であり、組み付け状態で遮蔽体16の第2板状部材に弾接する。
図7(b)に示すように、一対の第2弾接部38は、壁部34の第2壁面35bに形成され、軸方向に離間して位置する。第2弾接部38は、第2壁面35bの面直方向に撓み可能であり、組み付け状態で遮蔽体16の第1板状部材16aに弾接する。第1弾接部42および第2弾接部38により、壁部34の厚さ方向のガタツキを抑えることができる。壁部34の厚さ方向は、第1板状部材16aの第1内側面24と、第2板状部材の第2内側面が対向する方向と同様であり、第1壁面35aまたは第2壁面35bの面直方向である。
図7(b)に示すように、一対の当て部40は、第2壁面35bに突出して形成され、第1板状部材16aの第1内側面24に当接し、スライド時に第1内側面24に摺動して摺動ガイドとして機能する。一対の当て部40は、軸方向の両端側に位置する。第1内側面24には、当て部40と係合して軸方向に延びる段部が形成されてよい。
弾性爪体44は、軸受部30の中心軸に対して径方向に延びる基部45と、基部45の先端側に軸方向外向きに突出する爪部47とを有する。基部45は、軸受部30の中心軸に向かう方向に沿って延出し、軸方向側面37に沿って延出して軸方向側面37と平らに形成される。爪部47は軸方向側面37より軸方向外向きにテーパ状に突出する。
爪部47は、図8(a)に示す爪部47の先端面に形成される第1テーパ面48と、図8(b)に示す爪部47の第2壁面35b側の側面に形成される第2テーパ面50と、爪部47の第1壁面35a側の側面に形成される抜け止め面52と、を有する。第1テーパ面48は、第2テーパ面50と抜け止め面52の先端部分に連設され、壁部34の厚さ方向に沿う。
第1テーパ面48は、遮蔽体116の張出部26の上縁26bに係止する。第2テーパ面50は、爪部47が張出部26の溝部26aに入る際に挿入ガイドとして機能する。抜け止め面52は、爪部47が溝部26aに入った後に溝部26aの側縁26cと対向して抜け止めとして機能する。
図8(c)に示すように、弾性爪体44は略L字状に形成され、爪部47は、基部45より幅広に形成される。これにより、第1テーパ面48が張出部26の溝部26aに係止させる幅を十分に確保しつつ、基部45を撓みやすくできる。
図8(a)に示すように、爪部47は突出部32より軸受部30の中心軸側に位置し、突出部32は爪部47より径方向先端側に位置する。これにより、図4に示すように突出部32を張出部26と下面22の間に配置し、遮蔽体16に過剰な荷重が加わって弾性爪体44が撓んだ際に、突出部32が張出部26に引っ掛かって径方向の荷重を受けることができる。突出部32は、壁部34の厚さ方向において、第2壁面35b側に形成される。
挿入孔46は、第1壁面35aに形成され、遮蔽体116に形成された柱状部(不図示)が挿入される。挿入孔46は、弾性爪体44の裏側に延びて、弾性爪体44が撓むための空間に連通する。弾性爪体44の表側にて爪部47が突出する。遮蔽体116に形成された柱状部が挿入孔46に挿入されると、弾性爪体44の撓みを制限する。
一対のリブ54は、軸受部30の中心軸から見て径方向の先端側に位置する壁部34の下端面に形成される。リブ54は、隆起するように形成され、弾性爪体44に付勢されて下面22に当接する。
このような支持ユニット20の遮蔽体116への取付工程について説明する。支持ユニット20は、図4に示す第1板状部材116aに対して第1内側面24の面直方向に押し込まれ、張出部26の先端に弾性爪体44の第2テーパ面50が当接する。第2テーパ面50が張出部26に押し当てられると弾性爪体44が引っ込むように撓み、支持ユニット20が第1内側面24に向かって進行可能となる。弾性爪体44が引っ込んだまま、支持ユニット20が第1内側面24に当って弾性爪体44が復元すると、溝部26a内に爪部47が入り込む。このように、取付工程において、第2テーパ面50によって弾性爪体44が撓むため、支持ユニット20を押し込むだけで弾性爪体44を張出部26に係止させて取り付けることができる。また、第1板状部材116aに支持ユニット20を仮保持することができる。
図9は、図4に示すサンバイザ100の線分B−Bの断面図である。弾性爪体44が溝部26a内に入ると、第1テーパ面48が上縁26bに弾接し、支持ユニット20を中心軸の径方向に付勢することで、径方向のガタツキ、つまり下面22へのガタツキを抑えることができる。また、第1テーパ面48が上縁26bに係止することで、支持ユニット20の軸方向へのガタツキも抑えることができる。また、支持ユニット20の厚さ方向、つまり第1内側面24の面直方向のガタツキは、第1弾接部42および第2弾接部38により抑えることができる。これにより、遮蔽体116の3方向へのガタツキを抑えることができる。
このように、支持ユニット20は、非スライド式の遮蔽体116に対して、張出部26に弾性爪体44を係止させることで、遮蔽体116にガタツキを抑えて取り付け可能である。また、図2(a)および(b)に示すように、スライド可能な遮蔽体16に支持ユニット20を取り付けた場合には、スライドの規制位置にて突出部32が遮蔽体16の係合孔に係合してガタツキを抑えることができる。支持ユニット20をスライド式のサンバイザ10と非スライド式のサンバイザ100とに共通化することでコストを抑えることができる。
また、支持ユニット20とバネ部材18とシャフト14とを一体に組み立てて搬送し、あとは、収容空間に支持ユニット20を押し込むだけで容易に組み付けることができる。また、支持ユニット20とバネ部材18をシャフト14に組み付けた状態で、支持ユニット20に生じるトルクを確かめることが可能となり、支持ユニット20が遮蔽体16と一体である場合と比べて、トルクの管理が容易になる。
図10は、図4に示す線分C−Cの位置のサンバイザ100の断面図である。なお、図4のサンバイザ100では第2板状部材116bを除くが、図10では第2板状部材116bを示す。遮蔽体116は、第1板状部材116aと第2板状部材116bを合わせて構成され、第1板状部材116aおよび第2板状部材116bとの間の収容空間に支持ユニット20が配置される。
支持ユニット20の第1壁面35aは、第2板状部材116bに対向し、第1弾接部42が第2板状部材116bに弾接する。第2壁面35bは、第1板状部材116aに対向し、第2弾接部38が第1板状部材116aに弾接する。支持ユニット20は、一対の張出部26の間に入り込んで軸方向の移動を規制され、弾性爪体44を張出部26に弾接させて軸方向のガタツキを抑える。支持ユニット20の軸方向長さは、一対の張出部26の間隔より少し小さく設定され、一対の張出部26の間への押し込みを容易にしている。爪部47の抜け止め面52は、張出部26の側縁26cに対向して抜け止めとなっている。
第2板状部材116bの第2内側面60には、面直方向に立設する柱状部62が一対形成される。図9および図10に示すように柱状部62は、第1壁面35aに形成された挿入孔46に挿入される。挿入孔46は、弾性爪体44の裏側の撓み空間に連通しており、柱状部62は、弾性爪体44の裏側まで延びる。これにより、柱状部62が弾性爪体44の裏側に位置し、弾性爪体44の所定値以上の撓みを制限して、弾性爪体44の溝部26aへの係止が外れる可能性を低減できる。支持ユニット20を第1板状部材116aの張出部26に係止させた後に、第2板状部材116bの柱状部62を挿入孔46に挿入させる。これにより、支持ユニット20の組み付け時に弾性爪体44を撓ませて、組み付け後に弾性爪体44の撓みを制限できる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。また各変形例を組み合わせることも可能である。
実施例では、支持ユニット20の一対の弾性爪体44を、遮蔽体116の一対の張出部26に係止させる態様を示したが、この態様に限られない。例えば、弾性爪体44は、軸方向の側面の一方に形成され、遮蔽体116の張出部26も一つ形成されてよい。その場合、第1板状部材116aには、張出部26の軸方向に対向するストッパ部が第1内側面24から壁状に張り出して形成される。ストッパ部と張出部26の間に支持ユニット20が配置され、弾性爪体44が張出部26に弾接して、支持ユニット20をストッパ部に向かって付勢して、ガタツキを抑える。
10 サンバイザ、 12 固定部、 14 シャフト、 16 遮蔽体、 16a 第1板状部材、 17 収容空間、 18 バネ部材、 20 支持ユニット、 22 下面、 23 第2ストッパ部、 23a 係合孔、 24 第1内側面、 25 第1ストッパ部、 26 張出部、 26a 溝部、 26b 上縁、 26c 側縁、 30 軸受部、 32 突出部、 34 壁部、 35a 第1壁面、 35b 第2壁面、 36 取付部、 36a 取付凹部、 37 軸方向側面、 38 第2弾接部、 40 当て部、 42 第1弾接部、 44 弾性爪体、 45 基部、 46 挿入孔、 47 爪部、 48 第1テーパ面、 50 第2テーパ面、 52 抜け止め面、 54 リブ、 60 第2内側面、 62 柱状部、 100 サンバイザ、 116 遮蔽体、 116a 第1板状部材、 116b 第2板状部材。

Claims (7)

  1. 車両用のサンバイザにおいて遮蔽体とシャフトの間に設けられ、遮蔽体の収容空間に収容される支持ユニットであって、
    シャフトが挿通される軸受部と、
    前記軸受部に連結して軸方向に延在する壁部と、
    前記壁部の軸方向の側面に形成され、先端側に形成された爪部を軸方向に進退するように撓み可能な弾性爪体と、を備え、
    前記弾性爪体は、遮蔽体が収容空間内に張り出すように形成された張出部を有する場合に、遮蔽体の張出部に係止することを特徴とする支持ユニット。
  2. 前記壁部は、軸方向の両側面からそれぞれ突出するように形成される一対の突出部を有し、
    前記突出部は、該支持ユニットが遮蔽体の収容空間内でスライド可能である場合に、スライドの規制位置にて遮蔽体の係合孔と係合することを特徴とする請求項1に記載の支持ユニット。
  3. 前記弾性爪体は、
    先端側に軸方向に突出する前記爪部が形成され、前記軸受部の中心軸に向かう方向に沿って延出する基部と、
    前記爪部の先端側に形成され、遮蔽体の張出部に係止するための第1テーパ面と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の支持ユニット。
  4. 前記爪部は、
    前記爪部の幅方向側面の一方に形成される第2テーパ面と、
    前記爪部の幅方向側面の他方に形成される抜け止め面と、を有し、
    前記爪部は、遮蔽体の張出部に形成された溝部に前記第2テーパ面を挿入ガイドとして挿入され、前記抜け止め面により溝部からの抜け止めがなされて遮蔽体に取り付けられると、前記第1テーパ面を溝部の縁に弾接させて係止することを特徴とする請求項3に記載の支持ユニット。
  5. 前記爪部は、前記基部より幅広に形成されることを特徴とする請求項3または4に記載の支持ユニット。
  6. 前記壁部は、厚さ方向に凹み、前記弾性爪体の裏側の空間に連通する挿入孔を有し、
    遮蔽体に形成された柱状部が前記挿入孔に挿入されることで、前記弾性爪体の撓みが制限されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の支持ユニット。
  7. 光を遮るための遮蔽体と、
    前記遮蔽体を支持するシャフトと、
    前記シャフトに連結されて前記遮蔽体を支持する支持ユニットと、を備え、
    前記支持ユニットは、
    シャフトが挿通される軸受部と、
    軸受部に連結して軸方向に延在する壁部と、
    前記壁部の軸方向の側面に形成され、先端側に形成された爪部を軸方向に進退するように撓み可能な弾性爪体と、を有し、
    前記遮蔽体は、
    前記支持ユニットを収容する収容空間と、
    前記収容空間の内面から張り出す張出部と、を有し、
    前記弾性爪体は、前記張出部に係止することを特徴とする車両用サンバイザ。
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