JP6408931B2 - カラーおよびそのカラーを備える車両用のサンバイザ - Google Patents

カラーおよびそのカラーを備える車両用のサンバイザ Download PDF

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本発明は、一対の半割体を有するカラー、およびそのカラーを備える車両用のサンバイザに関する。
車両の運転席および助手席の前方の天井面には、運転者などの目を太陽の直射から守り、視界を確保するためのサンバイザが設けられる。サンバイザは、太陽の位置に応じて位置を調整可能に設けられる。
特許文献1には、一対の半筒体からなる外筒体を棒状の芯軸体に囲むように組み付けて構成したサポート軸を備える車両用サンバイザが開示される。外筒体は車体側のフックに回動可能に掛け止めされる。外筒体を構成する一対の半筒体は、内面にC字状に形成され、芯軸体の外周面に弾性的に係合する弾性係止体を有する。
特開2005−335546号公報
特許文献1に開示される技術では、C字状の弾性係止体を弾性的に拡開させて弾性係止体の内周側に芯軸体を嵌め込む。サンバイザの使用によって芯軸体に屈曲する力が加わった場合、弾性係止体に芯軸体の外周面から屈曲する力が直接付与され、弾性係止体が変形するおそれや、弾性係止体の芯軸体の外周面の保持力が低下するおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一対の半割体に囲まれた軸体が屈曲するように作用しても、一対の半割体同士が外れにくくできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、車両用のサンバイザの遮蔽体を支持する軸体に取り付けられるカラーであって、軸体の外周を挟むように取り付けられる一対の半割体を備える。半割体は、半割体の内面に形成され、軸体の一部を収容するための収容溝と、半割体の内面を切り欠くように形成される一対の係止孔部と、半割体の内面に立設するように形成され、可撓性を有する一対の撓み爪部と、半割体の内面に張り出すように形成され、軸方向において離間する一対の張出部と、収容溝内に突出するように形成される一対の位置規制部と、を有する。一対の係止孔部および一対の撓み爪部は、収容溝を挟んで対向して両端側に一組ずつ設けられる。一対の張出部および一対の位置規制部は、二組の係止孔部および撓み爪部の間に形成される。一対の半割体を組み合わせた際に、一方の半割体の撓み爪部は、他方の半割体の係止孔部に挿入されて係止し、一方の半割体の張出部は、他方の半割体の収容溝に収容されて位置規制部に当接することで軸方向への位置ずれを規制される。
本発明の別の態様は、車両用のサンバイザである。この車両用のサンバイザは、光を遮るための遮蔽体と、遮蔽体を支持する軸体と、軸体の外周を挟むように取り付けられる一対の半割体を有するカラーと、を備える。半割体は、半割体の内面に形成され、軸体の一部を収容するための収容溝と、半割体の内面に形成される一対の係止孔部と、半割体の内面に立設するように形成され、可撓性を有する一対の撓み爪部と、半割体の内面に張り出すように形成され、軸方向において離間する一対の張出部と、収容溝内に突出するように形成される一対の位置規制部と、を有する。一対の係止孔部および一対の撓み爪部は、収容溝を挟んで対向して両端側に一組ずつ設けられる。一対の張出部および一対の位置規制部は、二組の係止孔部および撓み爪部の間に形成される。一対の半割体を組み合わせた際に、一方の半割体の撓み爪部は、他方の半割体の係止孔部に挿入されて係止し、一方の半割体の張出部は、他方の半割体の収容溝に収容されて位置規制部に当接することで軸方向への位置ずれを規制される。
本発明によれば、一対の半割体に囲まれた軸体が屈曲するように作用しても、一対の半割体同士が外れにくくする技術を提供できる。
図1(a)は、サンバイザの斜視図であり、図1(b)は、カラーに着目したサンバイザの部分斜視図である。 図2(a)は、カラーの斜視図であり、図2(b)は、半割体の内側の斜視図である。 図3(a)は、半割体の内側の正面図であり、図3(b)は、半割体の側面図である。 図4(a)は、図4(c)に示すカラーの線分B−Bの断面図であり、図4(b)は、図4(c)に示すカラーの線分C−Cの断面図であり、図4(c)は、図4(b)に示すカラーの線分A−Aの断面図である。
図1(a)は、サンバイザ10の斜視図であり、図1(b)は、カラー18に着目したサンバイザ10の部分斜視図である。サンバイザ10は、車両の運転席および助手席の天井の車体パネルに固定され、日光や対向車のライトによる眩惑や目くらみを抑えるために用いられる。サンバイザ10は、位置を調整できるように車体に対して回動可能に連結される。
サンバイザ10は、取付部12、軸体14、遮蔽体16およびカラー18を備える。取付部12はサンバイザ10を車体に回動可能に取り付ける。軸体14は、平板状の遮蔽体16の内部を挿通し、遮蔽体16を支持する。軸体14は、遮蔽体16の外形に沿って連続し、その両端が取付部12に連結される。軸体14は金属製で、遮蔽体16およびカラー18は樹脂製である。
遮蔽体16は、軸体14の一部を露出させる切欠部16aが設けられる。図1(b)に示すように軸体14の外周にカラー18が設けられる。カラー18は車体に設けられたフックなどの係止部(不図示)により係止される。カラー18をフックに係止した状態で、遮蔽体16が回動可能である。運転者等は、サンバイザ10の位置を調整する場合に、カラー18をフックへ係止した状態でサンバイザ10を回転させる一方、カラー18のフックへの係止を解除させて遮蔽体16を回転させることができる。つまり、サンバイザ10は、取付部12にのみ支持される状態と、取付部12に加えてカラー18をフックに係止した状態の2つの状態をとり、いずれの状態でも遮蔽体16を動かすことができる。
カラー18は、軸体14の外周を挟むように取り付けられる一対の半割体20を備え、同形状の半割体20を合わせることで円筒形状のカラー18となる。カラー18に伝達される様々の方向の負荷には、カラー18を係止するフックから受けるカラー18外側からの負荷だけでなく、内側の軸体14から受けるカラー18内側からの負荷も含まれる。この半割体20について、部品図をもとに詳細に説明する。
図2(a)は、カラー18の斜視図であり、図2(b)は、半割体20の内側の斜視図である。また、図3(a)は、半割体20の内側の正面図であり、図3(b)は、半割体20の側面図である。なお以下の各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
図2(a)に示すようにカラー18は、一対の半割体20を組み合わせて形成され、内面に軸体14を収容する収容溝38が形成される。半割体20のそれぞれの収容溝38により軸体14の収容空間が形成される。半割体20はいずれも同形状であるため、異なる形状の半割体を組み合わせてカラー18を形成するより、1種類の金型で成形でき、製造コストを抑えることができる。
図2(b)に示すように半割体20は、第1係止孔部22aおよび第2係止孔部22b(区別しない場合、係止孔部22という)と、第1撓み爪部24aおよび第2撓み爪部24b(区別しない場合、撓み爪部24という)と、一対の張出部50と、一対の位置規制部52と、把持部30と、合わせ面36と、収容溝38とを有する。
半割体20の外周面は半円筒形状である。半割体20の外周面には、第1係止孔部22aおよび第2係止孔部22b(不図示)が内側から外側に貫通している。半割体20の内面は、カラー18を形成した際に円筒外形の内側に位置する面であり、把持部30、合わせ面36および収容溝38を含む。なお、係止孔部22は半割体20の外周面に貫通させないように形成されてよい。
半割体20の内面には中心軸に沿って延びる収容溝38が形成され、その縁に中心軸に沿った合わせ面36が一対形成される。合わせ面36は、収容溝38を挟んで半割体20の内面の縁に沿って形成される。収容溝38は、軸体14の一部を収容する収容空間を確保する。合わせ面36は、一対の半割体20を組み合わせた際に互いに接触する平面である。
撓み爪部24は、合わせ面36から立設するように形成され、可撓性を有する。撓み爪部24は、撓み爪部24の立設方向に対して交差する方向に突出する突出部40を有する。突出部40は、半割体20の中心軸に対して径方向外向きに、あるいは合わせ面36に沿う方向に突出する。係止孔部22は、合わせ面36を切り欠くように形成される。一対の半割体20を組み合わせた際に、一方の半割体20の撓み爪部24は、他方の半割体20の係止孔部22に挿入されて係止する。撓み爪部24の突出部40が係止孔部22に引っ掛かる。なお、係止孔部22および撓み爪部24の一部は合わせ面36から収容溝38に渡って形成されてよい。また、係止孔部22および撓み爪部24は、収容溝38に形成されてよく、その場合であっても係止孔部22と撓み爪部24の間に軸体14が配置されるため、係止孔部22および撓み爪部24は、収容溝38が間に含まれるように対向する。係止孔部22および撓み爪部24は、半割体20の内面である合わせ面36または/および収容溝38に形成される。
第1係止孔部22aおよび第1撓み爪部24aは、収容溝38を挟んで対向配置され、第2係止孔部22bおよび第2撓み爪部24bは、収容溝38を挟んで対向配置される。これにより、同形状の半割体20を組み合わせて、係止孔部22と撓み爪部24を係止させることができる。これにより、一対の半割体20のそれぞれの合わせ面36を合わせて押しつけるだけで、ワンタッチで軸体14の外周にカラー18を取り付けることができる。係止孔部22および撓み爪部24の係止により、カラー18が半割体20の対向方向に分かれることを抑えることができる。半割体20の対向方向は、一対の半割体20を合わせる方向、撓み爪部24の係止孔部22への挿入方向、合わせ面36の面直方向であってよい。撓み爪部24が、係止孔部22に係止する際に生じる操作感により、使用者が取付状態を容易に確認することができる。
一組の係止孔部22および撓み爪部24は、半割体20の軸方向の両端側にそれぞれ設けられる。一組の係止孔部22および撓み爪部24は、収容溝38を挟んで対向する関係を有する。軸方向の両端側とは、半割体20の末端に限定されず、末端より少し中心側に寄った位置も含む。これにより、軸体14が捻れた場合に、カラー18の両端側が固定されているため、係止孔部22および撓み爪部24の係止が外れる可能性を低くできる。また、半割体20の両端側が外向きに反り返ることを抑えることができる。
係止孔部22の軸方向幅は、撓み爪部24の軸方向幅より大きく形成される。これにより、撓み爪部24の係止孔部22への挿入を容易にし、撓み爪部24が係止孔部22の内壁に摺動して径方向に撓みづらくなることを抑えることができる。
把持部30は、半割体20の軸方向の両端側にそれぞれ形成され、軸体14を把持する。図3(b)に示すように、把持部30は、収容溝38より小径の内周面を有する。把持部30の内径は軸体14の外径に応じて設定され、軸体14の外径より微少に大きく設定される。把持部30は、軸方向において一組の撓み爪部24および係止孔部22の対向する線上に設けられる。すなわち、対向する係止孔部22および撓み爪部24の間において、収容溝38の内周面に把持部30が積層するように形成される。これにより、軸方向両側に位置する把持部30にて軸体14を押さえ込み、その軸方向位置で係止孔部22および撓み爪部24が係止するため、両端側でのカラー18の変形を抑えることができる。把持部30は、一組の撓み爪部24および係止孔部22の対向する線上に設けられるため、軸体14からの荷重のかかる把持部30近傍で係止してカラー18が半割体20の対向方向に分かれることを抑えることができる。把持部30より軸方向外側の半割体20の部分は無くてもよく、把持部30が半割体20の末端に位置してよい。取付状態において、軸体14は把持部30の内周面を摺動する。
図2(b)に示すように、一対の張出部50が、半割体20の対向方向に収容溝38から立設する。張出部50は、対向方向に沿って張り出し、合わせ面36よりも張り出す。一対の張出部50は、両端側に設けられた二組の係止孔部22および撓み爪部24の間に設けられ、軸方向において離間するように設けられる。張出部50は、壁状に形成され、軸方向に沿って延在する。
張出部50は、テーパ部50a、被規制部50bおよび先端部50cを有する。テーパ部50aは、張出部50の先端側の外面にテーパ状に形成され、張出部50を立設方向の先端部50cに向かって薄肉にするように形成される。一対の半割体20を合わせる際、薄肉のテーパ部50aから収容溝38に挿入させることで容易に挿入できる。
図3(a)に示すように、張出部50は、係止孔部22の軸方向内側に位置し、係止孔部22から把持部30の側縁に渡る孔壁部54と軸方向に離間し、張出部50と孔壁部54には空隙56が形成される。被規制部50bは、張出部50の軸方向外側の側縁に位置し、一方の半割体20の収容溝38に入り込むと、一対の半割体20の軸方向の位置ずれが規制される。被規制部50bは、軸方向に交差する面または直交する面を有し、収容溝38の径方向内向きに突出する。張出部50の軸方向内側の側縁50dは、軸方向において離間する。
位置規制部52は、取付状態で被規制部50bに当接または近接して、被規制部50bに当接した場合に一対の半割体20の軸方向の位置ずれを規制する。位置規制部52は、軸方向に交差または直交する面を有し、収容溝38の径方向内向きに突出する段面として形成される。位置規制部52は、両端側に設けられた一組の係止孔部22および撓み爪部24の間に設けられる。位置規制部52と張出部50の軸方向内側の側縁50dとの間に、取付時に張出部50が入り込む収容空間58が形成される。
図3(b)に示すように、張出部50の先端部50cは撓み爪部24の先端部25より高く、先端部25より合わせ面36から対向方向に突出する。これにより、一対の半割体20を取り付ける際に、撓み爪部24より先に張出部50が収容溝38に入り込み、挿入ガイドとして機能する。
図3(b)に示すように、収容溝38において、両端側に内周が把持部30より大径の大径部42が形成される。大径部42により、カラー18の内部に遮蔽体16のカバーが入り込めるようになっている。
図4(a)は、図4(c)に示すカラー18の線分B−Bの断面図であり、図4(b)は、図4(c)に示すカラー18の線分C−Cの断面図であり、図4(c)は、図4(b)に示すカラー18の線分A−Aの断面図である。
図4(a)に示すように、撓み爪部24の突出部40は、合わせ面36に沿って外面側に突出し、撓み爪部24の立設方向に交差する方向に突出する。係止孔部22も、撓み爪部24の立設方向に交差する方向へ半割体20の外面まで貫通する。これにより、撓み爪部24の突出部40を半割体20の外面まで突出することができるため、係止孔部22と、撓み爪部24の突出部40とのラップ量を確保することができ、カラー18が半割体20の対向方向に分かれることをいっそう抑えることができる。突出部40は係止孔部22に対して、突出部40と合わせ面36とで係止孔部22の縁を挟み込むように設けられる。係止孔部22は、合わせ面36の対向方向に凹み、途中で垂直に屈曲してまたは途中で対向方向に交差するように屈曲して、合わせ面36に沿ってそのまま貫通する。
撓み爪部24は径方向内向きに撓んだ状態で、付勢した状態で係止孔部22に係止する。これにより、合わせ面36の径方向への位置ずれに対し、撓み爪部24がより抗力を発揮することができ、半割体20の位置ずれを抑えることができる。撓み爪部24を撓ませて係止孔部22に係止させることで、製造誤差を吸収して合わせ面36同士を精度良く接触させることができる。
図4(b)に示すように、一方の半割体20の張出部50は、他方の半割体20の収容溝38に入り込む。一対の張出部50は、把持部30の内周面より径方向外側に位置するように形成され、軸体14への取付状態において軸体14を把持しないように設けられる。これにより、カラー18の中央部分を軸体14に対して非接触にして軸体14からの荷重によるゆがみの影響を抑えることができる。なお、一対の張出部50は、把持部30の内接円より径方向外側に位置するように形成されてよい。
図4(c)に示すように、張出部50の被規制部50bは位置規制部52に当接または近接し、軸方向の位置ずれを規制される。取付状態において、張出部50および位置規制部52により軸方向の位置ずれを規制し、係止孔部22および撓み爪部24により対向方向のずれを規制する。このように、軸方向の規制機能と、対向方向の規制機能を分けることで、係止孔部22と撓み爪部24の軸方向の隙間を大きくして撓み爪部24の係止孔部22への挿入を容易にでき、撓み爪部24が係止孔部22の内面に軸方向に当接しづらくして、係止孔部22と撓み爪部24の摺動により撓み爪部24の径方向の撓みを妨げることを抑えることができる。また規制機能を分けることで、張出部50を撓ませず、位置規制部52に近接させるだけでよく、被規制部50bと位置規制部52の間隔を係止孔部22および撓み爪部24の隙間より小さく設定できる。張出部50および位置規制部52は、軸方向において、係止孔部と撓み爪部に対して離間することで、規制機能を確実に分けることができる。
被規制部50bと位置規制部52とが最も軸方向に離れた場合の最大離間距離は、係止孔部22の軸方向幅と撓み爪部24の軸方向幅の差より小さくなるように設定される。被規制部50bと位置規制部52とが最も軸方向に離れた場合の最大離間距離は、一方の張出部50が位置規制部52に当接した状態において、他方の張出部50が位置規制部52から離間した距離をいい、軸方向における一対の位置規制部52の間隔と一対の被規制部50bとの間隔の差をいう。被規制部50bと位置規制部52とが最も軸方向に離れた場合の最大離間距離は、係止孔部22の軸方向幅と撓み爪部24の軸方向幅の差の半分以下、またはその差の半分より小さくなるように設定されてよい。例えば、被規制部50bと位置規制部52とが最も軸方向に離れた場合の最大離間距離は、0.3ミリメートルに設定され、係止孔部22の軸方向幅と撓み爪部24の軸方向幅の差は0.6ミリメートルまたは0.6ミリメートルより大きくなるように設定される。このように、被規制部50bと位置規制部52で軸方向のガタツキを抑えることができる。
図4(c)に示すように、一対の張出部50は、軸方向において離間する。これにより、取付状態にて一方の半割体20の張出部50と他方の半割体20の張出部50が軸方向に干渉することを抑えることができる。
一対の張出部50は、収容溝38を挟んで対向する一対の合わせ面36にそれぞれ設けられ、中心点から等間隔に位置する。つまり、一対の張出部50は、中心点に対して対称の位置に配置され、千鳥配置される。半割体20を中心点を基準に対称形状にすることで、一対の半割体20を合わせる際に、作業者は半割体20の向きを合わせなくてよく、取付作業を容易にできる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。また各変形例を組み合わせることも可能である。
実施例では、一対の張出部50を千鳥配置する態様を示したが、その態様に限られない。例えば、一対の張出部50は、収容溝38を挟んで対向する一対の合わせ面36のうち、一方の合わせ面36にのみ形成されてよい。また、張出部50は、収容溝38を挟んで対向する一対の合わせ面36のうち、一方の合わせ面36にのみ一つ形成されてよい。この変形例では、一対の位置規制部52は、他方の合わせ面36側にのみ形成される。
10 サンバイザ、 12 取付部、 14 軸体、 16 遮蔽体、 18 カラー、 20 半割体、 21 本体部、 22 係止孔部、 22a 第1係止孔部、 22b 第2係止孔部、 24 撓み爪部、 24a 第1撓み爪部、 24b 第2撓み爪部、 26 結合部、 26a 凹部、 28 被結合部、 30 把持部、 36 合わせ面、 38 収容溝、 40 突出部、 50 張出部、 50a テーパ部、 50b 被規制部、 50c 先端部、 50d 側縁、 52 位置規制部、 54 孔壁部、 56 空隙、 58 収容空間。

Claims (5)

  1. 車両用のサンバイザの遮蔽体を支持する軸体に取り付けられるカラーであって、
    前記軸体の外周を挟むように取り付けられる一対の半割体を備え、
    前記半割体は、
    前記半割体の内面に形成され、前記軸体の一部を収容するための収容溝と、
    前記半割体の内面を切り欠くように形成される一対の係止孔部と、
    前記半割体の内面に立設するように形成され、可撓性を有する一対の撓み爪部と、
    前記半割体の内面に張り出すように形成され、軸方向において離間する一対の張出部と、
    前記収容溝内に突出するように形成される一対の位置規制部と、を有し、
    一対の前記係止孔部および一対の前記撓み爪部は、前記収容溝を挟んで対向して両端側に一組ずつ設けられ、
    一対の前記張出部および一対の前記位置規制部は、二組の前記係止孔部および前記撓み爪部の間に形成され、
    一対の前記半割体を組み合わせた際に、一方の前記半割体の前記撓み爪部は、他方の前記半割体の前記係止孔部に挿入されて係止し、一方の前記半割体の前記張出部は、他方の前記半割体の前記収容溝に収容されて前記位置規制部に当接することで軸方向への位置ずれを規制されることを特徴とするカラー。
  2. 前記張出部および前記位置規制部は、軸方向において、前記係止孔部と前記撓み爪部に対して離間することを特徴とする請求項1に記載のカラー。
  3. 前記張出部は、前記撓み爪部より前記半割体の内面から突出して形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー。
  4. 前記半割体は、一組の前記撓み爪部および前記係止孔部の間の前記収容溝に設けられ、前記軸体を把持する一対の把持部を有し、
    前記張出部は、前記軸体への取付状態において軸方向から見て前記把持部の内周面より径方向外側に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカラー。
  5. 光を遮るための遮蔽体と、
    前記遮蔽体を支持する軸体と、
    前記軸体の外周を挟むように取り付けられる一対の半割体を有するカラーと、を備え、
    前記半割体は、
    前記半割体の内面に形成され、前記軸体の一部を収容するための収容溝と、
    前記半割体の内面に形成される一対の係止孔部と、
    前記半割体の内面に立設するように形成され、可撓性を有する一対の撓み爪部と、
    前記半割体の内面に張り出すように形成され、軸方向において離間する一対の張出部と、
    前記収容溝内に突出するように形成される一対の位置規制部と、を有し、
    一対の前記係止孔部および一対の前記撓み爪部は、前記収容溝を挟んで対向して両端側に一組ずつ設けられ、
    一対の前記張出部および一対の前記位置規制部は、二組の前記係止孔部および前記撓み爪部の間に形成され、
    一対の前記半割体を組み合わせた際に、一方の前記半割体の前記撓み爪部は、他方の前記半割体の前記係止孔部に挿入されて係止し、一方の前記半割体の前記張出部は、他方の前記半割体の前記収容溝に収容されて前記位置規制部に当接することで軸方向への位置ずれを規制されることを特徴とする車両用のサンバイザ。
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