JP2019170133A - 電線ホルダ - Google Patents

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坂本 康之
Yasuyuki Sakamoto
康之 坂本
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Abstract

【課題】 複数本の電線が互いに連結された上でそれらの間の相対的な位置関係が変わるとき、それらの電線のいずれかにかかる力を抑える。【解決手段】 電線ホルダ10は、他接続構成部材20と、被接続構成部材22とを備える。被接続構成部材22は、他接続構成部材20に接続される。他接続構成部材20が、凹形成部を有する。凹形成部は、凹部および平坦面を形成する。被接続構成部材22が、凸形成部を有する。凸形成部は、凸部および平坦面を形成する。電線ホルダ10が、他接続側固定バンド24と、被接続側固定バンド26とをさらに備える。他接続側固定バンド24が電線12を固定する。被接続側固定バンド26が電線14を固定する。他接続構成部材20の凹形成部が溝を形成する。【選択図】 図1

Description

本発明は電線ホルダに関する。
特許文献1には保持部材が開示されている。この保持部材は、一対の対向する保持部と、この両保持部をつなぐ連結部を持つ。この両保持部は、フラットワイヤハーネスをその厚さ方向に挟み込み得る。保持部の対向する面の内、少なくともいずれか一方の面に、凹溝が形成されている。この凹溝の形状は、フラットワイヤハーネスの芯線部に対応した形状である。
特許文献1に示された発明によれば、フラットワイヤハーネスを保持した状態での安定性を確保し、湾曲等の変形を防止することができる。
特開2007−28818号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明には、複数本の電線が互いに連結された上でそれらの間の相対的な位置関係が変わるとき、それらの電線のいずれかにその電線を変形させ得る大きな力がかかる恐れがあるという問題点がある。
本発明の目的は、複数本の電線が互いに連結された上でそれらの間の相対的な位置関係が変わるとき、それらの電線のいずれかにかかる力を抑え得る電線ホルダを提供することにある。
図面を参照し本発明を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、電線ホルダ10は、他接続構成部材20と、被接続構成部材22とを備える。被接続構成部材22は、他接続構成部材20に接続される。他接続構成部材20が、凹形成部40を有する。凹形成部40は、凹部60および凹部60を囲む平坦面62を形成する。被接続構成部材22が、凸形成部150を有する。凸形成部150は、凸部170および凸部170を囲む平坦面172を形成する。凸部170を囲む平坦面172が、他接続構成部材20に被接続構成部材22が接続されるとき凹部60を囲む平坦面62に沿う。電線ホルダ10が、他接続側固定部24と、被接続側固定部26とをさらに備える。他接続側固定部24が、他接続構成部材20に電線12を固定する。被接続側固定部26が、他接続構成部材20に固定される電線12とは別の電線14を被接続構成部材22に固定する。他接続構成部材20の凹形成部40が、次に述べられる溝を凹部60として形成する。その溝は、凹部60を囲む平坦面62に沿う方向へ延び、かつ、被接続構成部材22の凸部170が嵌る溝である。
他接続側固定部24が、他接続構成部材20に電線12を固定する。被接続側固定部26が、他接続構成部材20に固定される電線12とは別の電線14を被接続構成部材22に固定する。被接続構成部材22が、他接続構成部材20に接続される。これにより、複数本の電線12,14が互いに連結される。他接続構成部材20の凹形成部40が凹部60および凹部60を囲む平坦面62を形成する。被接続構成部材22の凸形成部150が凸部170および凸部170を囲む平坦面172を形成する。被接続構成部材22の凸部170が他接続構成部材20の溝に嵌る。その溝は、凹部60を囲む平坦面62に沿う方向へ延びる溝である。凸部170を囲む平坦面172が、他接続構成部材20に被接続構成部材22が接続されるとき凹部60を囲む平坦面62に沿う。これにより、被接続構成部材22が他接続構成部材20に沿って動くことが可能になる。その動きが可能な距離は、凸部170が穴に嵌る場合に比べ、長くなる。動きが可能な距離が長くなると、その距離が短い場合に比べ、互いに連結された複数本の電線の間の相対的な位置関係が変わるとき、その位置関係が変わることに伴ってそれらの電線のいずれかにかかる力を抑え得る。
また、上述した凹部60を囲む平坦面62が、溝に突出する突出領域90を有していることが望ましい。この場合、凸部170が、軸部230と、抜止部232とを有していることが望ましい。軸部230は、溝に嵌まることが可能な柱状の部分である。抜止部232は、軸部230から軸部230が延びる方向に対して交差する方向へ突出する。抜止部232は、溝に軸部230と共に嵌まり溝の内部で突出領域90に対向する。
抜止部232が溝に軸部230と共に嵌まり溝の内部で突出領域90に対向する。これにより、凸部170が抜止部232を有していない場合に比べ、互いに連結された複数本の電線12,14の間の相対的な位置関係が変わることに伴って被接続構成部材22が他接続構成部材20から離れる可能性が低くなる。
もしくは、上述した軸部230が、凸部170を囲む平坦面172に対し直交する方向に突出していることが望ましい。この場合、軸部230が、円柱状の部分であることが望ましい。
軸部230が円柱状の部分であると、軸部230が角柱状の部分である場合に比べ、被接続構成部材22が他接続構成部材20の凹部60を囲む平坦面62に沿って回転するとき、滑らかな回転が可能になる。
もしくは、上述した凹形成部が、溝一部形成部と、溝残部形成部とを有していることが望ましい。溝一部形成部が、溝の側面のうち凸部170の太さより大きな区間を形成する。溝残部形成部は溝一部形成部とは別体である。溝残部形成部が、溝の残部を形成する。
溝一部形成部が、溝の側面のうち凸部170の太さより大きな区間を形成する。溝残部形成部が、溝の残部を形成する。このとき、溝残部形成部が溝一部形成部とは別体であると、溝残部形成部を溝一部形成部に連結させる前に被接続構成部材22の凸部170を溝残部形成部に嵌めることができる。これにより、抜止部232を有する凸部170を溝に嵌めることができる。
もしくは、上述した溝一部形成部が、溝の側面のうち溝の一端から他端にわたる部分を形成することが望ましい。
溝一部形成部が溝の側面のうち溝の一端から他端にわたる部分を形成すると、溝一部形成部が溝の側面のうち凸部170の太さよりわずかに大きな区間を形成する場合に比べて、被接続構成部材22の凸部170を溝残部形成部に容易に嵌めることができる。
また、上述した被接続構成部材22が、背面凹形成部154をさらに有していることが望ましい。背面凹形成部154は、凸形成部150から見て凸形成部150の背面に配置される。背面凹形成部154は、凹部210および凹部210を囲む平坦面212を形成する。この凹部210は凸部170が嵌り得る大きさである。
被接続構成部材22が背面凹形成部154をさらに有していると、その背面凹形成部154の凹部210に別の被接続構成部材22の凸部170を嵌めることができる。これにより、電線ホルダ10が備える被接続構成部材22がいずれも背面凹形成部154を有していない場合に比べて、他接続構成部材20に固定される電線12と被接続構成部材22に固定される電線14との間隔に関する制約を小さくできる。その制約が小さくなると、その分、それらの電線12,14を無理に曲げる必要がなくなる。
本発明によれば、複数本の電線が互いに連結された上でそれらの間の相対的な位置関係が変わるとき、それらの電線のいずれかにかかる力を抑え得る。
本発明の一実施形態にかかる電線ホルダの斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の正面図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の平面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の背面図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の底面図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の右側面図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材の他接続形成部品の左側面図である。 本発明の一実施形態にかかる2個の他接続形成部品が互いに連結されたときのこれらの断面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の正面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の左側面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の正面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の平面図である。 図16のC−C断面図である。 図16のD−D断面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の背面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の底面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の右側面図である。 本発明の一実施形態にかかる被接続構成部材の一部形成部の左側面図である。 本発明の一実施形態にかかる電線ホルダにおいて他接続構成部材と2個の被接続構成部材とが接続されている状況を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電線ホルダにおけるスライド状況を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる他接続構成部材と被接続構成部材とにおける回転状況を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[電線ホルダの構成]
図1は、本実施形態にかかる電線ホルダ10の斜視図である。図1を参照しつつ、本実施形態にかかる電線ホルダ10の構成を説明する。本実施形態にかかる電線ホルダ10は、電線12と、その電線12とは別の電線14とを連結する。
本実施形態にかかる電線ホルダ10は、他接続構成部材20と、被接続構成部材22と、他接続側固定バンド24と、被接続側固定バンド26とを備える。被接続構成部材22は、他接続構成部材20に接続される。他接続側固定バンド24が他接続構成部材20に電線12を固定する。したがって、この他接続側固定バンド24が本実施形態における他接続側固定部に相当する。被接続側固定バンド26が電線14を被接続構成部材22に固定する。したがって、この被接続側固定バンド26が本実施形態における被接続側固定部に相当する。
図2は、本実施形態にかかる他接続構成部材20の外観図である。図2に基づいて、本実施形態にかかる他接続構成部材20の構成が説明される。他接続構成部材20は、凹形成部40と、他接続側固定バンド貫通孔形成部42とを有する。凹形成部40は、凹部60および凹部60を囲む平坦面62を形成する。他接続側固定バンド貫通孔形成部42は、他接続側固定バンド貫通孔80を形成する。他接続側固定バンド貫通孔80を他接続側固定バンド24が貫通する。
本実施形態においては、凹形成部40が、次に述べられる溝を凹部60として形成する。図2から明らかな通り、その溝は、凹部60を囲む平坦面62に沿う方向へ延びる。本実施形態の場合、その溝は、他接続側固定バンド貫通孔80が延びる方向に交差する溝である。
本実施形態においては、凹部60を囲む平坦面62が、突出領域90を有している。突出領域90は、凹部60である溝に突出している。
本実施形態の場合、他接続構成部材20は、2個の他接続形成部品100を互いに連結することにより形成される。図3は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の正面図である。図4は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の平面図である。図5は、図4のA−A断面図である。図6は、図4のB−B断面図である。図7は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の背面図である。図8は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の底面図である。図9は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の右側面図である。図10は、本実施形態にかかる他接続形成部品100の左側面図である。図3乃至図10に基づいて、本実施形態にかかる他接続形成部品100の構成が説明される。
本実施形態にかかる他接続形成部品100は、他接続溝部分形成部120と、他接続側平坦面形成部122と、他接続側貫通孔部分形成部124と、他接続側雄型連結部126と、他接続側雌型連結部128と、他接続側雄型位置決め部130と、他接続側雌型位置決め部132とを備える。
他接続溝部分形成部120は、凹部60である溝の側面のうち溝の一端から他端にわたる部分と、溝の底面のうち溝の一端から他端にわたる部分とを形成する。上述されたように、他接続構成部材20は、2個の他接続形成部品100を互いに連結することにより形成される。その結果、2個の他接続形成部品100の一方の他接続溝部分形成部120が本実施形態における溝一部形成部に該当することとなる。2個の他接続形成部品100の他方の他接続溝部分形成部120が本実施形態における溝残部形成部に該当することとなる。
本実施形態の場合、他接続側平坦面形成部122は、凹部60を囲む平坦面62の半分を形成する。
他接続側貫通孔部分形成部124は、他接続側固定バンド貫通孔形成部42の半分を形成する。
他接続側雄型連結部126は、他の他接続形成部品100の他接続側雌型連結部128に連結される。他接続側雌型連結部128は、他の他接続形成部品100の他接続側雄型連結部126に連結される。これらが連結されることにより、2個の他接続形成部品100が互いに連結されることとなる。他接続側雄型位置決め部130は、他の他接続形成部品100の他接続側雌型位置決め部132が形成する空間に挿入される。他接続側雌型位置決め部132が形成する空間に、他の他接続形成部品100の他接続側雄型位置決め部130が挿入される。これらにより、2個の他接続形成部品100が互いに連結されたとき、それらの一方に対する他方の相対的な動きが抑えられる。図11は、本実施形態にかかる2個の他接続形成部品100が互いに連結されたときのこれらの断面図である。
図12は、本実施形態にかかる被接続構成部材22の外観図である。図13は、本実施形態にかかる被接続構成部材22の正面図である。図14は、本実施形態にかかる被接続構成部材22の左側面図である。図12乃至図14に基づいて、本実施形態にかかる被接続構成部材22の構成が説明される。
被接続構成部材22は、凸形成部150と、被接続側固定バンド貫通孔形成部152と、背面凹形成部154とを有する。凸形成部150は、凸部170および凸部170を囲む平坦面172を形成する。この凸部170は、他接続構成部材20の凹形成部40が形成する溝に嵌る。凸部170を囲む平坦面172が、他接続構成部材20に被接続構成部材22が接続されるとき凹部60を囲む平坦面62に沿う。被接続側固定バンド貫通孔形成部152は、被接続側固定バンド貫通孔190を形成する。被接続側固定バンド貫通孔190を被接続側固定バンド26が貫通する。背面凹形成部154は、凹部210および凹部210を囲む平坦面212を形成する。
本実施形態においては、凸部170は、軸部230と、抜止部232とを有している。軸部230は、他接続構成部材20の凹形成部40が形成する溝に嵌まることが可能な柱状の部分である。抜止部232は、軸部230から軸部230が延びる方向に対して交差する方向へ突出する。抜止部232は、他接続構成部材20の凹形成部40が形成する溝に軸部230と共に嵌まり溝の内部で他接続構成部材20の突出領域90に対向する。
本実施形態においては、背面凹形成部154が、次に述べられる溝を凹部210として形成する。図12から明らかな通り、その溝は、凹部210を囲む平坦面212に沿う方向へ延びる。本実施形態の場合、その溝は、被接続側固定バンド貫通孔190が延びる方向に交差する溝である。本実施形態の場合、その溝の大きさは、凸部170が嵌り得る大きさである。
本実施形態の場合、被接続構成部材22は、2個の被接続形成部品250を互いに連結することにより形成される。図15は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の正面図である。図16は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の平面図である。図17は、図16のC−C断面図である。図18は、図16のD−D断面図である。図19は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の背面図である。図20は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の底面図である。図21は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の右側面図である。図22は、本実施形態にかかる被接続形成部品250の左側面図である。図15乃至図22に基づいて、本実施形態にかかる他接続形成部品100の構成が説明される。
本実施形態にかかる被接続形成部品250は、被接続溝部分形成部270と、被接続側平坦面形成部272と、被接続側貫通孔部分形成部274と、被接続側雄型連結部276と、被接続側雌型連結部278と、被接続側雄型位置決め部280と、被接続側雌型位置決め部282と、凸部分形成部284とを備える。
被接続溝部分形成部270は、凹部210である溝の側面のうち溝の一端から他端にわたる部分と、溝の底面のうち溝の一端から他端にわたる部分とを形成する。上述されたように、被接続構成部材22は、2個の被接続形成部品250を互いに連結することにより形成される。その結果、2個の被接続形成部品250の一方の被接続溝部分形成部270と他方の被接続溝部分形成部270とによって溝である凹部210が形成されることとなる。
本実施形態の場合、被接続側平坦面形成部272は、凹部210を囲む平坦面212の半分を形成する。
被接続側貫通孔部分形成部274は、被接続側固定バンド貫通孔形成部152の半分を形成する。
被接続側雄型連結部276は、他の被接続形成部品250の被接続側雌型連結部278に連結される。被接続側雌型連結部278は、他の被接続形成部品250の被接続側雄型連結部276に連結される。これらが連結されることにより、2個の被接続形成部品250が互いに連結されることとなる。被接続側雄型位置決め部280は、他の被接続形成部品250の被接続側雌型位置決め部282が形成する空間に挿入される。被接続側雌型位置決め部282が形成する空間に、他の被接続形成部品250の被接続側雄型位置決め部280が挿入される。これらにより、2個の被接続形成部品250が互いに連結されたとき、それらの一方に対する他方の相対的な動きが抑えられる。
なお、本実施形態にかかる他接続側固定バンド24および被接続側固定バンド26の具体的な構成は電線12,14を結束するための周知のバンドと同一である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返されない。
[電線ホルダの組立方法]
本実施形態にかかる電線ホルダ10を構成する部品は、合成樹脂で部品を製造するための周知の方法により製造される。そのような方法の例には、射出成型と、積層造形法(3Dプリンターによって部品を形成する方法)とがある。そのような方法の具体的な内容は周知である。したがって、そのような方法の説明はここでは繰り返されない。
本実施形態にかかる電線ホルダ10は、次に述べられる手順によって組み立てられる。まず、被接続構成部材22が、2個の被接続形成部品250を互いに連結することにより形成される。次に、被接続構成部材22の凸形成部150が挟まれるように2個の他接続形成部品100を互いに連結することで、他接続構成部材20が形成される。他接続構成部材20が形成されると、他接続側固定バンド貫通孔80を他接続側固定バンド24に貫通させる。次に、被接続側固定バンド貫通孔190を被接続側固定バンド26に貫通させる。これにより、本実施形態にかかる電線ホルダ10が完成する。
なお、この組立の際、互いに接続される被接続構成部材22の数は特に限定されない。他接続構成部材20に被接続構成部材22が接続され、その被接続構成部材22に他の被接続構成部材22が接続され、さらに被接続構成部材22が接続されてもよい。図23は、本実施形態にかかる電線ホルダ10において他接続構成部材20と2個の被接続構成部材22とが接続されている状況を示す図である。
[電線ホルダの使用方法]
本実施形態にかかる電線ホルダ10の使用方法は、他接続側固定バンド24によって他接続構成部材20に電線12を固定させ、被接続側固定バンド26によって電線14を被接続構成部材22に固定させるというものである。その際、それらの電線12,14間に、それらの軸方向の力がかかるときは、他接続構成部材20の平坦面62に沿って被接続構成部材22を滑らせばよい。図24は、図1に示された電線ホルダ10におけるスライド状況を示す図である。それらの電線12,14間に、それらが角度をなすような力がかかるときは、他接続構成部材20の平坦面62に沿って被接続構成部材22を回転させればよい。図25は、本実施形態にかかる他接続構成部材20と被接続構成部材22とにおける回転状況を示す図である。
[本実施形態にかかる電線ホルダの効果]
本実施形態に係る電線ホルダ10によれば、複数本の電線12,14が互いに連結された上でそれらの間の相対的な位置関係が変わるとき、それらの電線12,14のいずれかにかかる力を抑え得る。
[変形例の説明]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、他接続構成部材20は、2個の他接続形成部品100を互いに連結することにより形成されるものに限定されない。例えば、凹形成部40の溝一部形成部と溝残部形成部とが、次に述べられるものであってもよい。その溝一部形成部は、溝の側面のうち凸部170の太さより大きな区間を形成するものである。その溝残部形成部は、溝一部形成部とは別体であって、溝の残部を形成するものである。
10…電線ホルダ
12,14…電線
20…他接続構成部材
22…被接続構成部材
24…他接続側固定バンド
26…被接続側固定バンド
40…凹形成部
42…他接続側固定バンド貫通孔形成部
60,210…凹部
62,172,212…平坦面
80…他接続側固定バンド貫通孔
90…突出領域
100…他接続形成部品
120…他接続溝部分形成部
122…他接続側平坦面形成部
124…他接続側貫通孔部分形成部
126…他接続側雄型連結部
128…他接続側雌型連結部
130…他接続側雄型位置決め部
132…他接続側雌型位置決め部
150…凸形成部
152…被接続側固定バンド貫通孔形成部
154…背面凹形成部
170…凸部
190…被接続側固定バンド貫通孔
190…他接続側固定バンド貫通孔
230…軸部
232…抜止部
250…被接続形成部品
270…被接続溝部分形成部
272…被接続側平坦面形成部
274…被接続側貫通孔部分形成部
276…被接続側雄型連結部
278…被接続側雌型連結部
280…被接続側雄型位置決め部
282…被接続側雌型位置決め部
284…凸部分形成部

Claims (6)

  1. 他接続構成部材と、
    前記他接続構成部材に接続される被接続構成部材とを備え、
    前記他接続構成部材が、凹部および前記凹部を囲む平坦面を形成する凹形成部を有し、
    前記被接続構成部材が、凸部および前記凸部を囲む平坦面を形成する凸形成部を有し、
    前記凸部を囲む前記平坦面が、前記他接続構成部材に前記被接続構成部材が接続されるとき前記凹部を囲む前記平坦面に沿う電線ホルダであって、
    前記電線ホルダが、
    前記他接続構成部材に電線を固定する他接続側固定部と、
    前記他接続構成部材に固定される電線とは別の電線を前記被接続構成部材に固定する被接続側固定部とをさらに備え、
    前記他接続構成部材の前記凹形成部が、前記凹部を囲む前記平坦面に沿う方向へ延び、かつ、前記被接続構成部材の前記凸部が嵌る溝を前記凹部として形成することを特徴とする電線ホルダ。
  2. 前記凹部を囲む前記平坦面が、前記溝に突出する突出領域を有しており、
    前記凸部が、
    前記溝に嵌まることが可能な柱状の部分である軸部と、
    前記軸部から前記軸部が延びる方向に対して交差する方向へ突出し、前記溝に前記軸部と共に嵌まり前記溝の内部で前記突出領域に対向する抜止部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の電線ホルダ。
  3. 前記軸部が、前記凸部を囲む前記平坦面に対し直交する方向に突出している円柱状の部分であることを特徴とする請求項2に記載の電線ホルダ。
  4. 前記凹形成部が、
    前記溝の側面のうち前記凸部の太さより大きな区間を形成する溝一部形成部と、
    前記溝一部形成部とは別体であり、前記溝の残部を形成する溝残部形成部とを有していることを特徴とする請求項2に記載の電線ホルダ。
  5. 前記溝一部形成部が、前記溝の側面のうち前記溝の一端から他端にわたる部分を形成することを特徴とする請求項4に記載の電線ホルダ。
  6. 前記被接続構成部材が、前記凸形成部から見て前記凸形成部の背面に配置され、前記凸部が嵌り得る大きさの凹部および前記凹部を囲む平坦面を形成する背面凹形成部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の電線ホルダ。
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