JP2016203533A - 樹脂部材およびこの部材を備えた車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体との良好な接着性を有しながらも、遮音性に十分に優れた樹脂部材、特に車両用樹脂部材、および当該樹脂部材を備えた車体構造を提供すること。【解決手段】樹脂基材1および該樹脂基材を他の部材に固定するための接着層3を含む樹脂部材10であって、前記接着層3の幅b(mm)および高さh(mm)ならびに前記接着層3を構成する接着剤の貯蔵弾性率(ヤング率)E(MPa)および損失係数tanδが以下の関係式を満たす樹脂部材、特に車両用樹脂部材、および該樹脂部材を備えた車体構造。0.03≦tanδ×(h/Eb)【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂部材、特に車両用樹脂部材、およびこの部材を備えた車体構造に関する。
樹脂からなる樹脂部材は、昨今の軽量化および省エネルギー化の観点から、車両用部材、光学用部材、建築用部材などの日常の様々な分野の構成材料としてよく使用されている。
例えば、車両用部材においては、従来から、樹脂製ウィンドウ部材の使用が検討されている。樹脂製ウィンドウ部材は、その端部で接着層を介して車体に固定される(例えば、特許文献1)。
具体的には、従来技術におけるリアウィンドウ100の一例を図6(A)〜(C)に示す。図6(A)は車外から自動車のリアウィンドウを見たときの概略全体見取り図であり、図6(B)は図6(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、図6(C)は図6(A)におけるB−B断面を矢印方向で見たときのリアウィンドウの端部の一部拡大断面図であって、当該リアウィンドウを車体に固定した状態を示す断面図である。リアウィンドウ100には通常、図6(A)〜(C)に示すように、その端部に環状で黒色樹脂層102が形成され、この黒色樹脂層102の表面に形成された接着層103を介してリアウィンドウ100が車体105に固定される。黒色樹脂層102の存在により、車外からの接着層103および車体105の透視が防止され、外観品質を向上させている。
特表2014−502229号公報
しかしながら、上記のようにリアウィンドウ100を単に接着層103により固定しただけでは、タイヤと道路との接触による走行時の騒音などの車外騒音による振動を十分に遮ることはできず、遮音性に問題があった。
本発明は、車体などの他の部材との良好な接着性を有しながらも、遮音性に十分に優れた樹脂部材、特に車両用樹脂部材、および当該樹脂部材を備えた車体構造を提供することを目的とする。
本発明は、
樹脂基材および該樹脂基材を他の部材に固定するための接着層を含む樹脂部材であって、
前記接着層の幅b(mm)および高さh(mm)ならびに前記接着層を構成する接着剤の貯蔵弾性率(ヤング率)E(MPa)および損失係数tanδが以下の関係式を満たす樹脂部材、特に車両用樹脂部材、および該樹脂部材を備えた車体構造に関する。
0.03≦tanδ×(h/Eb)
本発明の樹脂部材は、車体などの他の部材との良好な接着性を有しながらも、遮音性に十分に優れている。
(A)は車外から本発明の車両用ウィンドウ部材の一例を見たときの概略全体見取り図であり、(B)は(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、(C)は(A)におけるB−B断面を矢印方向で見たときの車両用ウィンドウ部材の端部の一部拡大断面図であって、当該車両用ウィンドウ部材を車体に固定した状態を示す断面図である。 (A)は車外から本発明の車両用ウィンドウ部材の別の一例を見たときの概略全体見取り図であり、(B)は(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、(C)は(A)におけるB−B断面を矢印方向で見たときの車両用ウィンドウ部材の端部の一部拡大断面図であって、当該車両用ウィンドウ部材を車体に固定した状態を示す断面図である。 実施例で行った遮音試験で使用されるサンプルの上面見取り図およびその概略断面図を示す。 遮音試験を行うための装置の概略構成図を示す。 実施例で行った接着試験で使用されるサンプルの上面見取り図およびその概略断面図を示す。 (A)は車外から自動車の従来のリアウィンドウを見たときのリアウィンドウ100の概略全体見取り図であり、(B)は(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、(C)は(A)におけるB−B断面を矢印方向で見たときのリアウィンドウの端部の一部拡大断面図であって、当該リアウィンドウを車体に固定した状態を示す断面図である。
本発明の樹脂部材は樹脂基材および接着層を含むものであり、該接着層を介して他の部材に固定される。以下、本発明の樹脂部材が車両用である場合について、図1〜図2を用いて詳しく説明するが、光学用または建築用であっても、本発明の効果を奏することは明らかである。特記しない限り、図1〜図2において同じ符号は、形状が異なること以外、同じ部材を意味するものとする。
図1(A)は、車両用樹脂部材の中でも特に車両用ウィンドウ部材の一例の概略全体見取り図である。図1(B)は図1(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図である。図1(C)は図1(A)におけるB−B断面を矢印方向で見たときの車両用ウィンドウ部材の端部の一部拡大断面図であって、当該車両用ウィンドウ部材を他の部材としての車体に固定した状態を示す断面図である。
本発明においては、外観品質の観点から、図1に示すように、樹脂基材1と接着層3との間に有色樹脂層2が形成されていることが好ましいが、必ずしも形成されていなければならないというわけではない。
樹脂基材1を構成する樹脂は、あらゆる熱可塑性ポリマーまたは熱硬化性ポリマーであってもよく、成形性の観点からは通常、熱可塑性ポリマーが使用される。熱可塑性ポリマーとしては、熱可塑性を有するあらゆるポリマーが使用可能である。例えば、以下のポリマーおよびそれらの混合物が挙げられる:
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂およびそれらの変性物;
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリ乳酸(PLA)などのポリエステル系樹脂;
ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)などのポリアクリレート系樹脂;
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンエーテル(PPE)などのポリエーテル系樹脂;
ポリアセタール(POM);
ポリフェニレンサルファイド(PPS);
PA6、PA66、PA11、PA12、PA6T、PA9T、MXD6などのポリアミド系樹脂(PA);
ポリカーボネート系樹脂(PC);
ポリウレタン系樹脂;
フッ素系ポリマー樹脂;および
液晶ポリマー(LCP)。
熱硬化性ポリマーとしては、熱硬化性を有するあらゆるポリマーが使用可能である。例えば、以下のポリマーおよびそれらの混合物が挙げられる:
フェノール樹脂;
エポキシ樹脂;
メラミン樹脂;
尿素樹脂。
樹脂基材1としては、特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合、透明樹脂基材が使用される。透明樹脂基材を構成する樹脂としては、上記ポリマーのうち、ポリカーボネート系樹脂などの透明ポリマーが使用される。
樹脂基材1にはあらゆる添加剤が含有されてもよい。このような添加剤として、例えば、着色剤、酸化防止剤等が挙げられる。特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合、透明樹脂基材には着色剤は含有されない。
樹脂基材1の厚み(T1)は特に限定されず、通常は1〜20mmであり、好ましくは2〜15mm、より好ましくは3〜10mmであり、特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合においては、3〜9mm、特に3〜5mmが最も好ましい。
有色樹脂層2は通常、図1(A)〜図1(C)に示すように、樹脂基材1の一方の表面における周囲端部に形成され、結果として全体として環状を有する。
有色樹脂層2を構成する樹脂は、樹脂基材1を構成する樹脂と同様の樹脂が使用可能であり、成形性の観点からは通常、熱可塑性ポリマーが使用される。熱可塑性ポリマーとしては、樹脂基材1においてと同様のポリマーおよびそれらの混合物が挙げられる。
有色樹脂層2としては、特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合、好ましくは黒色樹脂層が使用される。有色樹脂層の表面に接着層3を形成し、車両用ウィンドウ部材を固定することにより、車外からの接着層の透視を防止することができる。有色樹脂層を構成する樹脂としては、上記ポリマーのうち、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂およびそれらの混合物などが好ましく使用される。
有色樹脂層2にはあらゆる添加剤が含有されてもよい。このような添加剤として、樹脂基材1においてと同様の添加剤が挙げられる。特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合、有色樹脂層2は添加剤として少なくとも着色剤を含有する。着色剤としては、黒色着色剤などの着色剤が使用される。黒色着色剤としては、例えば、カーボンブラックが挙げられる。
有色樹脂層2の厚み(T2)は特に限定されず、通常は1〜20mmであり、好ましくは2〜15mm、より好ましくは2〜10mmであり、特に樹脂部材を車両用ウィンドウ部材として使用する場合においては、2〜4mmが最も好ましい。
接着層3は、樹脂基材1を他の部材に固定するためのものである。特に樹脂部材10を車両用ウィンドウ部材として使用する場合、他の部材は車体である。
接着層3は有色樹脂層2の表面に形成され、結果として樹脂基材1の周囲端部に形成される有色樹脂層2と同様に、全体として環状を有する。接着層3は、図1(A)においては通常、有色樹脂層2の存在により見えないため、破線で示されている。
接着層3は、その幅b(mm)および高さh(mm)、ならびに当該接着層を構成する接着剤の貯蔵弾性率(ヤング率)E(MPa)および損失係数tanδが以下の関係式(I)、特に関係式(II)を満たし、遮音性および接着性のさらなる向上の観点から関係式(III)を満たすことが好ましい。
0.03≦tanδ×(h/Eb) (I)
0.03≦tanδ×(h/Eb)≦2 (II)
0.1≦tanδ×(h/Eb)≦1 (III)
「tanδ×(h/Eb)」は、損失係数tanδと、「h/Eb」との積である。このような積を上記範囲内とすることにより、騒音に基づく振動を減衰することができるため、遮音性を十分に向上させることができる。当該積が0.03未満であると、十分な遮音性が得られない。
「h/Eb」は通常、0.1〜3.5であり、遮音性のさらなる向上の観点から好ましくは0.3〜3.2である。
「h」は接着層3の高さ(mm)であり、樹脂部材を他の部材に接着および固定したときの接着層の高さ(厚み)である。接着層3の高さh(mm)は通常、0.5×T1〜2.0×T1であり、遮音性のさらなる向上の観点から好ましくは1×T1〜1.5×T1である。高さhが大きすぎると、接着性が低下する。T1は樹脂基材1の厚み(mm)である。高さhが小さすぎると、遮音性が低下する。
接着層3の高さhは接着層3における任意の100箇所の高さの平均値を用いている。
「b」は接着層3の幅(mm)であり、樹脂部材を他の部材に接着および固定したときの接着層の幅である。「b」は詳しくは接着層の進行方向に対して垂直な断面における幅である。接着層3の幅b(mm)は通常、0.5×T1〜2.5×T1であり、遮音性のさらなる向上の観点から好ましくは0.5×T1〜2×T1である。幅bが大きすぎると、樹脂基材1の遮音性が低下する。幅bが小さすぎると、接着性が低下する。
接着層3の幅bは接着層3における任意の100箇所の線状部分の幅の平均値を用いている。本発明は、接着層3が環状を有する限り、接着層3が図1(A)に示すようなコーナー部Pにおいて上記範囲外となる幅を有することを妨げるものではない。
「E」は接着層3を構成する接着剤の貯蔵弾性率(ヤング率)であり、接着剤を固化(硬化)させた後の貯蔵弾性率である。Eは通常、0.1MPa以上、特に0.1〜100MPaであり、遮音性および接着性のさらなる向上から好ましくは0.1〜10MPaであり、より好ましくは0.2〜8MPaである。
接着剤の貯蔵弾性率はMAX−R2KN(日本計測システム製)により、雰囲気温度23℃で測定された値を用いている。試験片は、離型処理を施した鋼板あるいは同様の処理をしたガラス板の上に、泡が入らないように接着剤を盛りつけ、その上に離型処理を施した鋼板あるいは同様の処理をしたガラス板を乗せ、スペーサを置いて厚さ2.8±0.2 mm のシートを作製し硬化させた後、シートからJIS K 6251 の4.に規定のダンベル状 2 号形に打ち抜いたものを用いた。
「tanδ」は接着剤の損失係数であり、接着剤を固化(硬化)させた後の損失係数である。tanδは通常、0.1以上、特に0.1〜1であり、遮音性のさらなる向上の観点から好ましくは0.2〜0.5である。
接着剤の損失係数tanδはRS6000(英弘精機製)により、雰囲気温度23℃、周波数10Hz、つかみ具間隔20mmで測定された値を用いている。試験片は、離型処理を施した鋼板あるいは同様の処理をしたガラス板の上に、泡が入らないように接着剤を盛りつけ、その上に離型処理を施した鋼板あるいは同様の処理をしたガラス板を乗せ、スペーサを置いて厚さ2.8±0.2 mm のシートを作製し硬化させた後、シートから幅10mm、長さ60mmの形に打ち抜いたものを用いた。
本発明において「h/b」は、接着層の断面形状に関する係数であり、接着層の幅に対する高さが高いほど、値が大きくなる。h/bは、遮音性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.5〜3であり、より好ましくは0.6〜2.6である。
本発明において「tanδ/E」は、遮音性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.01〜2であり、より好ましくは0.04〜0.8である。
本発明は、ζ(r)が大きいほど、ウインドウの遮音性が高くなる傾向を見出したことに基づくものである。
Figure 2016203533
η(r):構造系全体の損失係数
V(r):構造系全体のひずみエネルギー
Vv(r):接着剤のひずみエネルギー
ηv(r):接着剤の損失係数(tanδ)
Vw(r):ウインドウ材のひずみエネルギー
ηw(r):ウインドウ材の損失係数
ζ(r):構造系全体の減衰比
ζ(r)を大きくするには、ηv(=tanδ)、Vvが大きいほどよい。
棒材と考えた場合のひずみエネルギーは下式。
Figure 2016203533
h:全長(接着剤の塗布高)
N:接着剤に作用する軸力
M:接着剤に作用する曲げモーメント
Q:接着剤に作用するせん断力
E:接着剤の弾性率(ヤング率)
A:接着剤の断面積
I:接着剤の断面二次モーメント
G:接着剤のせん断弾性率
k:接着剤の形状係数
Figure 2016203533
b:接着剤の塗布幅
dx:接着剤の塗布長さの要素
ν:接着剤のポアソン比
Eall:構造系全体の弾性係数
Ew:ウインドウ材の弾性係数
よって、Vvを大きくするには、h/Ebが大きいほどよい。
したがって、ζ(r)を大きくするには、tanδ・h/Ebが大きいほどよい。
接着層3は、図1(A)〜図1(C)においては、1本の環状ループとして形成されているが、多数本の環状ループとして形成されてもよい。例えば、図2(A)〜図2(C)において接着層は、2本の環状ループ(3Aおよび3B)として形成されている。
接着層が多数本の環状ループとして形成される場合、それらの接着層の幅の和を前記幅bとして上記関係式および上記bの規定範囲を満たせばよい。例えば、図2(A)〜図2(C)に示すように、接着層3A、3bの幅をそれぞれb1(mm)、b2(mm)としたとき、b1+b2の値が前記幅bとして上記関係式、および上記bの規定範囲を満たせばよい。
接着層が多数本の環状ループとして形成される場合、それらの接着層の間隙(間隔)、例えば、図2(C)に示す長さcは通常、1.5×T1〜4×T1であり、遮音性のさらなる向上の観点から好ましくは2×T1〜3×T1である。T1は樹脂基材1の厚み(mm)である。
接着層3を構成する接着剤は、特に自動車業界においてウィンドウおよび内装パネルなどの自動車部品の接着および固定に使用されているあらゆる接着剤が使用可能である。このような接着剤として、例えば、ウレタン系接着剤、合成ゴム系接着剤、アクリル系接着剤等が挙げられる。
ウレタン系接着剤は、ウレタンプレポリマーおよび有機錫化合物を含むものである。ウレタンプレポリマーは、接着性の観点から、数平均分子量が1000以上7000以下のポリエーテルトリオールとポリエーテルジオールとの混合物に、ジイソシアネート化合物、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、をイソシアネート基と水酸基との当量比(NCO基/OH基)が1.1以上2.5以下の範囲内で反応させて得られるものが好ましい。有機錫化合物は、イソシアネート基と活性水素との反応を触媒する化合物であり、有機基を有する化合物であれば特に制限されない。
ウレタン系接着剤は、接着性のさらなる向上の観点から、接着付与剤を含有することが好ましい。接着付与剤は、例えば、3−(N−フェニル)アミノプロピルトリメトキシシランとヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体との反応物であるイソシアネートシラン化合物である。この接着付与剤は、3−(N−フェニル)アミノプロピルトリメトキシシランとHDIのビウレット体とを、イソシアネート基/アミノ基(NCO基/NH基)が1.5/1.0以上9.0/1.0以下の範囲内で付加させて得られる。
ウレタン系接着剤は、常温下、湿気により硬化させることにより、接着性を付与することができる。
合成ゴム系接着剤は、合成ゴム、加硫剤および発泡剤を含むものである。合成ゴムは、接着性の観点から、ブタジエンゴムなどの未架橋型合成ゴムおよび/またはスチレン−ブタジエン共重合体ゴムなどの部分架橋型合成ゴムを含むことが好ましい。加硫剤はキノンジオキシム系加硫剤を含むことが好ましい。発泡剤は、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)などの熱分解型有機系発泡剤が挙げられる。
合成ゴム系接着剤は、加熱により硬化させることにより、接着性を付与することができる。
アクリル系接着剤は、グラジェント型構造を有するアクリル樹脂粒子と充填剤を可塑剤に分散してなるアクリルゾルに、熱硬化性材料を配合してなるものである。グラジェント型構造を有するアクリル樹脂粒子は、構成モノマーの比率がコア部からシェル部にかけて多段階乃至連続的に変化したアクリル樹脂粒子である。熱硬化性材料として、接着性の観点から、末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの遊離イソシアネート基をブロック化したブロック化ウレタンプレポリマーおよびその潜在性硬化剤を配合することが好ましい。当該潜在性硬化剤は、60℃以上の温度で活性化してイソシアネート基と反応しうる化合物であればよく、例えば、脂肪族ポリアミンとNHもしくはNH基を少なくとも1個有する環状構造のアミンもしくは芳香族ポリアミンとジイソシアネート化合物の反応生成物であることが好ましい。
アクリル系接着剤は、加熱により硬化させることにより、接着性を付与することができる。
接着層3が形成される有色樹脂層2の表面(または有色樹脂層2が形成されない場合における樹脂基材1の表面)には、接着性の観点から、凹凸構造が付与されていることが好ましい。凹凸構造の付与により、接着層との接触面積が増大するため、接着性がさらに向上する。
凹凸構造は、面が粗面化されてなる粗面化構造(マイクロメートル単位の微小な凹凸)、面に凸部および/または凹部を有する比較的大きな凹凸構造、およびそれらの複合構造を包含するが、接着性のさらなる向上の観点からは粗面化構造が好ましい。接着層3が形成される面が粗面化構造を有する場合において、前記接着層3の高さhは、粗面化構造を有する面からの高さである。接着層3が形成される面が比較的大きな凹凸構造を有する場合において、前記接着層3の高さhは、凸部からの最小厚さと、凹部からの最大厚さとの平均高さである。
粗面化構造は、有色樹脂層または樹脂基材の表面に対して、金型表面の粗さを成形時に転写すること、または成形後に研磨加工すること等により付与することができる。粗面化構造が付与された表面の表面粗さRaは通常、0.05〜35μmであり、好ましくは0.2〜10μmである。
比較的大きな凹凸構造として、山部と谷部が交互かつ連続的に形成された山谷構造、多角錐部、多角錐台部、円錐部、円錐台部、多角柱部、円柱部および/または半球部が凸状に形成された凸状構造、多角錐状穴、多角錐台状穴、円錐状穴、円錐台状穴、多角柱状穴、円柱状穴および/または半球状穴(ディンプル)が凹状に形成された凹状構造、またはこれらの複合構造が挙げられる。
比較的大きな凹凸構造における凸部の高さおよび凹部の深さは通常、0.05μm〜2mmであり、好ましくは0.2μm〜1mmである。
本発明の樹脂部材は、樹脂基材1を形成した後、有色樹脂層2および接着層3を順次、形成することにより製造できる。
樹脂基材1の形成方法および有色樹脂層2の形成方法はそれぞれ所定の形状に成形可能な限り、いかなる方法が採用されてもよい。樹脂基材1および有色樹脂層2はそれぞれ独立して、例えば、所定の形状に加工された金型を用いて、射出成形法、プレス成形法等を用いて成形する。
成形性の観点から好ましい樹脂基材1および有色樹脂層2の製造方法は、樹脂基材1を射出成形法により形成した後、樹脂層2を射出成形法により形成する方法である。
接着層3は、塗布された接着剤を車体等の他の部材に押圧し、所定の断面形状で接着剤を固化させることにより形成可能である。固化は接着剤の種類に応じて、単なる固化であってもよいし、湿気または熱による硬化であってもよい。
本発明の樹脂部材は、車両用部材、光学用部材、建築用部材などとして有用である。
車両用部材としては、例えば、ルーフウィンドウ、フロントウィンドウ、三角窓、リアウィンドウ、リアクオータウィンドウ、バックウインドウなどの車両用ウィンドウ部材、内装パネルなどの内装部品が挙げられる。
本発明の樹脂部材を、車両用ウィンドウ部材(例えば、リアウィンドウ)として使用する場合においては、樹脂基材1は前記透明樹脂基材であり、有色樹脂層2は前記黒色樹脂層である。
[実施例1]
(遮音試験用サンプルの製造)
図3に示すサンプル20を製造した。図3はサンプル20の上面見取り図およびその概略断面図を示す。図3において、サンプル20は詳しくは、開口部26を有する保持板(鋼板)25に対して、接着層22を介して樹脂基材21を固定することにより製造した。各部材の寸法は図3に記載の通りであった。
樹脂基材21はポリカーボネート製平板である。
接着層22の塗布形状(断面形状)は4mm幅×5mm高さである。接着層22は後述の方法で製造されたウレタン系接着剤(接着剤A)を塗布して十分に固化させて得られたものである。
サンプル20の製造においては、樹脂基材21と接着層22との間に、黒色樹脂層(図示せず)を形成した。詳しくはポリカーボネートおよびポリエチレンテレフタレートの混合ポリマーおよびカーボンブラックを溶融および混合し、これを、樹脂基材21の周囲端部に塗布し、冷却して環状の黒色樹脂層(厚み3mm)を形成した。接着層22が形成される黒色樹脂層の表面の表面粗さRaは表1に記載の値であった。
(ウレタン系接着剤の製造:接着剤A)
ウレタンプレポリマーに、可塑剤、カーボンブラック、炭酸カルシウム、モルホリン系触媒を以下に示す量で添加し、真空下でミキサーを用いて1時間混合し、予備組成物を得た。
・ウレタンプレポリマー100重量部;
・可塑剤;フタル酸ジイソノニル(DINP)(三菱化学社製)20重量部;
・カーボンブラック;エルフテック8(キャボット社製)50重量部;
・炭酸カルシウム;重質炭酸カルシウム(商品名「SB青」、白石カルシウム社製)40重量部;
・モルホリン系触媒;U−CAT(660M、サンアプロ社製)0.8重量部;
予備組成物に対して、以下に示す量の各成分を配合し、これらを均一に混合して、ウレタン系接着剤を作製した。
・接着付与剤A 6重量部;
・有機錫触媒;ネオスタンU−810(日東化成工業社製)0.01重量部。
ウレタンプレポリマーは以下の方法により合成されたものである。
ポリエーテルトリオールであるポリオキシプロピレントリオール(商品名:エクセノール5030、数平均分子量約5000、旭硝子社製)750gと、ポリエーテルジオールであるポリオキシプロピレンジオール(商品名:エクセノール2020、数平均分子量約2000、旭硝子社製)とを質量比70/30で混合し、混合物を120℃で減圧下脱水後、溶融した4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(商品名:アイソネート125M、三井武田ウレタン社製)を4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのNCO基と上記混合物のOH基の当量比が1.7になる量を加え、窒素置換中80℃で24時間混合撹拌後、ウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーのNCO基の含有量は、ウレタンプレポリマー全量中、1.1質量%であった。
接着付与剤Aは以下の方法により合成されたものである。
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)のビウレット体(商品名:D165N、NCO基:23.4質量%、武田薬品社製)100gを撹拌しながら、N気流中でNCO基/NH基が3/1となるように、3−(N−フェニル)アミノプロピルトリメトキシシラン(商品名:Y9669、日本ユニカー社製)26gをHDIのビウレット体に滴下しながら反応させることで接着付与剤A(平均分子量:720、NCO基:12.1質量%)を得た。
なお、ウレタン系接着剤を用いた場合において、サンプル製造のための固化は、サンプルを20℃±2℃、60RH%±10RH%の雰囲気下で168時間放置させることにより行った。
(遮音試験:音響透過損失)
図4に示す装置を用いて遮音試験を行った。詳しくは、音源室に残響室301を使用し、受音室に無響室302を使用する。音響透過損失の測定に必要なサンプル20に入射する音響パワーは残響室内の平均音圧レベルを、サンプル20を透過する音響パワーは無響室内で開口部26から透過する方向の音響インテンシティを測定することによって得る。サンプル20の設置は、樹脂基材21が残響室301側に、保持板25が無響室302側に配置されるように行う。図4において、303はスピーカ、304はマイクロホン、305はマイクロホンローテータ、306はインテンシティプローブ、307はマイクロホントラバース、310はマイクロホンアンプ、311はイコライザーパワーアンプなど、312はオーディオインターフェース、313はマイクロホン移動装置コントローラを示す。
・測定方法:小型残響室−無響室にて音響インテンシティ法(ISO 15186−1,JIS A1441−1)により音響透過損失を測定。
・測定周波数帯域:1kHz。
・試料開口面:500mm×500mm=0.25m
・入射パワー:残響室内5点の平均音圧レベルより算出。
・透過パワー:試料開口面のうち内側550mm×550mmの領域を5×5=25点の音響インテンシティより算出。
後述する比較例1での音響透過損失(L(dB))を基準にして評価した。サンプルは3つ製造し、それらの平均値に基づいて評価した。
◎;L+0.2dB以上;
○;L+0.1dB以上;
△;L−0.1dB超 L+0.1dB未満;
×;L−0.1dB以下。
(接着試験用サンプルの製造)
図5に示すサンプル40を製造した。図5はサンプル40の上面見取り図およびその概略断面図を示す。図5において、サンプル40は詳しくは、スペーサ46を用いて、鋼板45に対して、接着層42を介して樹脂基材41を固定することにより製造した。その後、スペーサを取り除き、接着部が規定寸法になるようにトリミングした。各部材の寸法は図5に記載の通りであった。
樹脂基材41はポリカーボネート製平板である。
接着層42の塗布形状(断面形状)は4mm幅(b)×5mm高さ(h)である。接着層42は前述の方法で製造されたウレタン系接着剤を、気泡を巻き込まないように注意しながら塗布して、500gのおもりで接着部を圧着したまま十分に固化させて得られたものである。
サンプル40の製造においては、樹脂基材41と接着層42との間に、黒色樹脂層(図示せず)を形成した。詳しくはポリカーボネートおよびポリエチレンテレフタレートの混合ポリマーおよびカーボンブラックを溶融および混合し、これを、樹脂基材41に塗布し、冷却して黒色樹脂層(厚み3mm)を形成した。接着層42が形成される黒色樹脂層の表面の表面粗さRaは表1に記載の値であった。
(接着試験)
サンプルを用いて、せん断接着強さの測定を行った。詳しくは、JIS K 6830 : 1996 の17.4(試験方法)に準ずる方法で測定し、17.5(表示)に準ずる方法で表示する。ただし、試験速度は200±10mm/分とする。破壊の形態に基づいて評価した。
○;破壊部分の100%が接着層内の凝集破壊に基づくものであった;
△;破壊部分の一部が接着層内の凝集破壊に基づくものであった;
×;破壊部分の100%が接着層と黒色樹脂層または鋼板との界面破壊に基づくものであった。
[実施例2〜8および比較例1〜4]
接着層を形成する黒色樹脂層の表面における表面粗さ、接着剤の種類、接着層の塗布形状(断面形状)を表1に記載のように変更したこと以外、実施例1と同様の方法により、サンプルの製造および評価を行った。
接着剤B,CおよびDとしては以下の接着剤を使用した。
遮音試験用サンプル20および接着試験用サンプル40において接着層が形成される黒色樹脂層の表面の表面粗さRaは表1に記載の値に調整した。
(合成ゴム系接着剤の製造:接着剤B)
以下に示す重量部数の各成分を用いて、以下の手順で合成ゴム系接着剤を製造した。先ず、ミキシングロールにより合成ゴムのシーティング後、強力ニーダーによりシーティングした合成ゴムを可塑剤に混合溶解した。次いで、残りの成分を配合した後、50mmHgの減圧下で60分間撹拌脱泡した。
・合成ゴム1;未架橋型合成ゴム、ブタジエンゴム(ムーニー粘度43)50重量部;
・合成ゴム2;部分架橋型合成ゴム、SBR(ムーニー粘度92、結合スチレン量23.5)50重量部;
・架橋剤1;P−キノンジオキシム25重量部;
・可塑剤;DINP(フタル酸ジイソノニル)400重量部;
・発泡剤;アゾジカルボンアミド(平均粒径8μm)3.4重量部;
・樹脂;エポキシ樹脂40重量部;
・硬化剤;ジシアンジアミド5重量部;
・架橋促進剤1;酸化亜鉛5重量部;
・架橋促進剤2;ステアリン酸1重量部;
・充填材;重質炭酸カルシウム(平均粒径8μm)400重量部。
なお、合成ゴム系接着剤を用いた場合において、サンプル製造のための固化は、サンプルを170℃で20分加熱することにより行った。
(アクリル系接着剤の製造:接着剤C)
以下に示す重量部数の各成分を、減圧下で混練してアクリル系接着剤を製造した。
・三菱レイヨン(株)製「ダイヤナールRB2000」、Aモノマー:n−ブチルメタクリレート、混合Bモノマー:メチルメタクリレート/アクリル酸、粒径30μm;112重量部;
・炭酸カルシウム100重量部;
・表面処理炭酸カルシウム90重量部;
・ジイソノニルフタレート150重量部;
・ブロック化ウレタンプレポリマー10重量部;
・フジキュアFXE−1000;富士化成工業(株)製のポリアミン系変性化合物(脂肪族ポリアミンの誘導体)1重量部;
・酸化カルシウム5重量部。
ブロック化ウレタンプレポリマーは以下の方法により合成されたものである。
ポリマーポリオール[旭硝子(株)製「EL−920」、分子量4900、f=3のポリオキシアルキレンエーテルポリオールにアクリロニトリルとスチレンの混合モノマーをグラフト重合させたもの]100gとMDI12.3gおよびジブチル錫ジラウレート0.008gを80℃で5時間反応させて(NCO/OH=2.2)、末端NCO含有ウレタンプレポリマーを得た後、これにメチルエチルケトキシム4.9gを加え、50℃で5時間反応させ、IRにてNCOの吸収が無くなったのを確認して、ブロック化ウレタンプレポリマーを得る。
なお、アクリル系接着剤を用いた場合において、サンプル製造のための固化は、サンプルを140℃で20分加熱することにより行った。
(接着剤D)
接着剤Dとして、変性エポキシ系接着剤(サンスター技研製)を用いた。
Figure 2016203533
本発明の樹脂部材は、車両用部材、光学用部材、建築用部材などとして有用である。
車両用部材としては、例えば、ルーフウィンドウ、フロントウィンドウ、三角窓、リアウィンドウ、リアクオータウィンドウ、バックウインドウなどの車両用ウィンドウ部材が挙げられる。
1:21:41:樹脂基材
2:有色樹脂層
3:22:42:接着層
5:他の部材(例えば、車体)
10:樹脂部材

Claims (8)

  1. 樹脂基材および該樹脂基材を他の部材に固定するための接着層を含む樹脂部材であって、
    前記接着層の幅b(mm)および高さh(mm)ならびに前記接着層を構成する接着剤の貯蔵弾性率(ヤング率)E(MPa)および損失係数tanδが以下の関係式を満たす樹脂部材:
    0.03≦tanδ×(h/Eb)
  2. 前記h/Ebが0.1〜3.5であり、
    前記tanδが0.1以上である、請求項1に記載の樹脂部材。
  3. 前記h/bが0.5〜3であり、
    前記tanδ/Eが0.01〜2である、請求項1または2に記載の樹脂部材。
  4. 前記樹脂基材の厚みをT1(mm)としたとき、
    前記幅bが0.5×T1〜2.5×T1であり、
    前記高さhが0.5×T1〜2.0×T1である、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂部材。
  5. 前記樹脂基材の一方の表面における周囲端部に形成された環状の有色樹脂層をさらに含み、該有色樹脂層の表面に前記接着層が環状に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂部材。
  6. 前記樹脂部材が車両用である、請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂部材。
  7. 前記樹脂部材が車両用ウィンドウ部材であり、
    前記樹脂基材が透明樹脂基材であり、
    前記有色樹脂層が黒色樹脂層である請求項6に記載の樹脂部材。
  8. 請求項6または7に記載の樹脂部材を備えた車体構造。
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