JP2016203516A - 射出成形方法および射出成形装置 - Google Patents

射出成形方法および射出成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】成形品の中央部とその周辺部に異材質感を持たせるデザインの実現、および絵柄位置ズレ不良などの発生を低減して、インモールド成形品の歩留を向上させることができる、射出成形方法を提供することを目的とする。【解決手段】インサートフィルム(4)を転写フィルム(13)のインモールドフィルムに接着固定させるインサートフィルム仮接着工程を実行してから、このインサートフィルム(4)が接着された転写フィルム(13)を、第1金型(11)と第2金型(12)とで挟んで型締めし、溶融樹脂を射出してインモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写接着する成形工程を実行するので、中央部分とその周辺部分の異材質感デザインの成形品の実現が可能で、2色成形品などに対し強度面で有利なシームレス成形品を実現できる。【選択図】図8

Description

本発明は、射出成形の中でインモールド成形・インサート成形と呼ばれる射出成形方法に関するものである。
プラスチック成形品の表面加飾技術としては、インモールド成形法が知られている。これは、射出成形で樹脂材料を射出すると同時に金型内で成形品表面を加飾する成形方法であり、成形品の表面に文字、図形、絵柄などからなる装飾を、塗装工程無しで容易に行うことができる。近年、その適用製品事例が増加している。
それらインモールド成形の中でもダブルインモールド成形方法と呼ばれるものは、樹脂の両側に加飾層を形成できる技術であり、PET等の基材に予めグラビア、スクリーン、インクジェットなど各種印刷方法により絵柄や表面機能膜などの印刷を施し、反対面に接着層を設けた加飾転写フィルムを金型内で互いの接着層を対面させてセットし、その間に樹脂を射出し成形と同時に成形品両表面に加飾および機能表面を転写する方法である。
その面形状は、平面あるいは平面に近いフラットな形状である場合がほとんどで、片側にAR( Anti-Reflection 反射防止 )膜などの機能膜あるいは機能膜プラス加飾層が構成され、反対側には、加飾層などが構成される例が多い。
図25〜図27は、特許文献1に記載されたインサート成形を示す。
図25(a)(b)(c)に示した成形品31は、携帯電話機のケーシング本体に取り付けられる透明なアクリルの板材であって、その表面31A側には、印刷層により枠31aが形成され、その中央部にケーシング本体の側の液晶画面を見るための窓部31bが、印刷層が形成されない部分、若しくは透明印刷層が形成された部分として残留している。成形品31の一部にはボタン孔31cが形成され、この成形品31をケーシング本体に取り付けた際に、ケーシング本体の側の押圧ボタンがこのボタン孔31cから覗く。
成形品31の裏面31Bには、図25(b)(c)に示すように、窓部31bに対向する位置に隆起台部31dが形成される。表面31Aには、フィルム層37Aが一体になっているのに対して、裏面31Bは、隆起台部31dの表面のみにおいて、シート片34Aが一体となっている。
ここで、窓部31bの幅をA、高さをB、隆起台部31dの幅をC、高さをDとすると、A <C 、B <D である。
この成形品31のように、窓部31bとボタン孔31cを有していても、従来ではパネル表面が全て同じ質感になるので、窓部31bの表示部とボタン孔31cの操作部の境界は、着色による加飾層などで区別するデザイン表現が多く、デザイン要望などで異材質感の表現をする場合は、2色成形などさらに複雑な成形工法を検討する必要がある。
この成形品31の製造に使用される射出成形装置32は、図26のように構成されている。
射出成形装置32は、可動型本体41と抜き型42とからなる可動型51と、固定型52とで構成されている。可動型本体41の天面にはキャビティ41aが形成されている。固定型52の底面にはキャビティ52aが形成されている。この可動型本体41と固定型52とを組み合わせることにより、成形品31を射出成形する空間が形成されている。
固定型52には、キャビティ52aに連続する樹脂射出ゲート52bが形成されている。可動型51と固定型52との間には、連続フィルム53が通過している。可動型51と固定型52を閉じた状態では、樹脂射出ゲート52bの位置に連続フィルム53の射出孔53Aの位置が一致している。
可動型本体41には貫通孔41bが形成されている。この貫通孔41bには押上ブロック42Bが挿入され摺動する。
図26においては、可動型本体41の下面から抜き型42の上面が距離Lだけ離れており、抜き型42が可動型本体41に完全に押し込まれていない状態を示している。抜き型42を押し上げると、押上ブロック42Bの天面42aは高さTまで押し上げられて、可動型51の上面より一段下がった位置で天面42aがキャビティ41aの一部を形成する。
さらに可動型本体41には、貫通孔41bを横断するようにスリット41cが形成されている。スリット41cには連続シート54が通過している。
押上ブロック42Bを上昇させると、押上ブロック42Bのエッジが連続シート54を切り取り、切出されたシート片を押上ブロック42Bが高さTまで押し上げる。高さTまで押し上げられた押上ブロック42Bの天面42aは、可動型本体41のキャビティ41aより一段下がることになり、両者間に段差Gが形成される。
連続フィルム53は、図27(a)に示すように、PET製のベースフィルム53a上に順に、剥離層53b、UVハードコート層53c、アンカー層53d、印刷層53e、接着層53fを積層している。印刷層53eには印刷が施された部分と施されない部分、或いは透明な印刷が施された部分が形成され、後者の部分が成形品31の窓部31bとなる。この印刷層53eは独立した印刷パターンを所定間隔で複数形成している。
連続シート54は、図27(b)に示すように下からUVハードコート層54a、ベース層54b、接着層54cを積層している。
連続フィルム53のUVハードコート層53c、連続シート54のUVハードコート層54aは、それぞれ表面AR下地層、裏面AR下地層として利用され、この上にAR処理を施してAR層(反射防止膜)を形成する。
このように構成された連続フィルム53と連続シート54を成形装置に挿入セットし、樹脂射出ゲート52bから射出成形装置32に樹脂を射出して成形品31を生産している。
特開2002−225069号公報
この従来例では、中央部の表示部とその周辺部は、フィルムインモールドによる同一の表面層若しくは、インサートフィルムと周辺透明樹脂などのデザインになり表示部の周辺部にフィルム表面形状(面粗度)が異なる異材質感を持つようなデザインの実現が難しい。
また、切り取った連続シート54のインサートフィルム側、つまり中央の表示部側の加飾フィルムが段差で固定されるだけの構造なのでフィルムが樹脂の射出流動により位置ズレを起こしやすいことや、型内でのフィルム切り出し時にフィルム屑などのコンタミ原因などで成形歩留りを悪化させる。
また、表面にAR(反射防止膜)やハードコート機能と加飾(色)とを同時に付加し、背面側に加飾(色)などをつけるようなデザイン表現までしか対応できない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、中央部とその周辺部に異材質感を持たせるデザインの実現、および絵柄位置ズレ不良などの発生を低減して、インモールド成形品の歩留を向上させることができる、射出成形方法および射出成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の射出成形方法は、第1金型と第2金型とをインモールドフィルムとインサートフィルムを挟んで型締めし、第1金型と第2金型とを型締めして形成した成形空間内に溶融樹脂を射出して、インモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写成形する射出成形方法であって、第1金型側に配置されるインモールドフィルムの第2金型側の面にインサートフィルムを接着固定させるインサートフィルム仮接着工程と、前記インサートフィルムが接着された前記インモールドフィルムを第1金型と第2金型で挟んで型締めし、第1金型第2金型の間の成形室空間内に溶融樹脂を射出して前記インモールドフィルムおよび前記インサートフィルムを成形品表面に転写接着する成形工程を有することを特徴とする。
また、本発明の射出成形装置は、第1金型と第2金型とをインモールドフィルムとインサートフィルムを挟んで型締めし、第1金型と第2金型とを型締めして形成した成形空間内に溶融樹脂を射出して、インモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写成形する射出成形装置であって、インサートフィルムを保持して移動し、第1金型側に配置されるインモールドフィルムの第2金型側の面にインサートフィルムを接着固定させるハンドリング装置と、前記インサートフィルムが接着された前記インモールドフィルムを挟んで型締めし、前記型締めによって形成された成形室空間内に溶融樹脂を射出して前記インモールドフィルムおよび前記インサートフィルムを成形品の表面に転写接着する金型とを有することを特徴とする。
本発明によれば、インサートフィルムをインモールドフィルムに接着固定させるインサートフィルム仮接着工程を実行してから、このインサートフィルムが接着されたインモールドフィルムを、第1金型と第2金型とで挟んで型締めし、溶融樹脂を射出してインモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写接着する成形工程を実行するので、従来方法では対応困難な表示部と外周部の異材質感デザインの成形品の実現が可能となる。また強度面で厳しいスペックを要求される車載成形品でも2色成形品などに対し強度面で有利なシームレス成形品が提供可能になる。
さらに詳しくは、インサートフィルムとインモールドフィルムの機能を成形品の一つの面に付加することが可能となり、成形品にAR(反射防止膜)やハードコート機能とその周辺部にフィルム表面形状(面粗度)が異なる異材質感と加飾(色)を同時に施した成形品の実現が、塗装などの後工程の必要なく成形のみで可能となる。
本発明の実施の形態1における射出成形方法により製造される成形品の(a)平面図および(b)A−A断面図 本発明の実施の形態1における射出成形装置の構成図 図2のB−B矢視図 本発明の実施の形態1における(a)転写フィルムを仮接着層の側から見た平面図と(b)C−C断面における転写フィルムの拡大断面とインサートフィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における第1工程図 本発明の実施の形態1における第2工程図 本発明の実施の形態1における第3工程図 本発明の実施の形態1における第4工程図 本発明の実施の形態1における第5工程の型締め開始時の説明図 本発明の実施の形態1における第5工程の型締め完了時の説明図 本発明の実施の形態1における第5工程の射出時の説明図 本発明の実施の形態1における第1工程の転写フィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における第3工程の転写フィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における第5工程の型締め開始時の転写フィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における第5工程の射出時の転写フィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における第5工程の型開き時の転写フィルムの拡大断面図 本発明の実施の形態1における成形品を雄型キャビティから取り出す時の拡大断面図 本発明の実施の形態2におけるインモールド成形装置の構成図 本発明の実施の形態2における第2工程の説明図 本発明の実施の形態2における第3工程の説明図 本発明の実施の形態2における第3工程の転写フィルムクランプ時の説明図 本発明の実施の形態2における第4工程の説明図 本発明の実施の形態2における第5工程の説明図 本発明の別の実施例の転写フィルムを仮接着層22側から見た平面図 従来の成形品の(a)斜視図と(b)横断面図および(c)縦断面図 従来の射出成形装置の構成図 従来の(a)連続フィルムの拡大断面図と(b)連続シートの拡大断面図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1のパネルの成形方法および成形装置を、図1(a)(b)〜図17に基づいて説明する。
図1(a),図1(b)は、本発明の射出成形方法によって製造される板状の成形品1の一例である。この成形品1は、車載表示機器などの液晶タッチパネルに取り付けられる窓枠付きの透明パネルであって、透明なポリカーボネート2によって樹脂成形されている。
成形品1の表面側の中央部には、液晶タッチパネル画面を表示するための表示部としての窓部3が形成されている。窓部3の部分には、反射防止機能、耐指紋機能などを持つインサートフィルム4がインサート成形されている。表面側で窓部3の周囲から側面にかけて窓枠5が形成されている。この窓枠5は、ソフトタッチ触感を持つ転写フィルムをインサートフィルム4にオーバーラップさせて配置されている。成形品1の裏面側の全体は、ポリカーボネート2で覆われており、異材質感の部品ながら単一の樹脂で構成できている。
インサートフィルム4は、厚み100〜数100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム4aを基材としていて、本事例の場合、AR(反射防止)、AF ( 耐指紋 Anti-Fingerprint )、AG( アンチグレア Anti-Glare )、HC( ハードコート Hard-coat )などの機能膜4bを表面側に持っている。インサートフィルム4の裏面側には接着層4cが設けられている。
窓枠5と表示部の段差は数10μm程度であり、窓部3の感触と窓枠5の感触とで異材質感を保持しながらシームレスなデザインが表現できている。
ここで、成形品の中央の窓部3の面積をS1、窓枠5の表面積をS2とすると、S1≧S2の関係にあり、中央の表面層に機能面を有する表示部を持つことを特徴とするデザインの成形品になっている。
この成形品1は、図2,図3の射出成形装置で製造できる。
図2に示す射出成形装置は、第1金型の雌型コア11と第2金型の雄型キャビティ12と、雌型コア11と雄型キャビティ12を型締め−型開きする駆動装置と、インモールドフィルムなどを有した転写フィルム13の搬送−停止を制御する搬送装置と、雌型コア11と雄型キャビティ12を型締めして形成された成形室空間に溶融樹脂を射出する射出装置などを有する金型装置14と、成形が完了した成形品1を金型から取り出すハンドリング装置としてのロボットハンド15とからなる。
雌型コア11側には、枠体状のクランプ16がロッド17によって取り付けられている。雌型コア11と雄型キャビティ12の間で、雌型コア11とクランプ16との間に、帯状の転写フィルム13が挿通されている。
図3はクランプ16の側から雌型コア11を見たB−B矢視図で、転写フィルム13の幅は雌型コア11のキャビティ18よりも幅広である。
さらに雌型コア11内には、吸引穴19より圧力弁20を介して外部に接続された真空ポンプ21を動作させキャビティ18内を真空吸引し、転写フィルム13をキャビティ18面に伸ばして密着させることができる。
転写フィルム13の構造を図4(a)と図4(b)に示す。
転写フィルム13は、図4(b)に示すようにポリエチレンテレフタレートのベースフィルム13aの上に、剥離層13b,ソフトタッチ触感加飾層および印刷層からなる触感層13c,接着層13dなどを積層して構成されており、ベースフィルム13aを雌型コア11の側に、接着層13dを雄型キャビティ12の側にして、雌型コア11と雄型キャビティ12の間に挿通されている。触感層13cと接着層13dの部分がインモールドフィルムである。
ここで、接着層13dだけは、図4(a)と図4(b)に示すように成形品1の窓部3の周囲を取り囲む窓枠状に印刷されている。つまり、接着層13dは、グラビア印刷可能なので窓枠状に印刷実施し、中央窓部に接着層13dが設けられていない構成になっている。
通常のインモールドと呼ばれる転写フィルムの場合、印刷方法としてはグラビア印刷などが一般的であるが、触感層13cを構成する場合、グラビア印刷ではソフトタッチ触感を持たせる膜厚(数10μm)の確保が難しく、グラビアコーターなどを用いて印刷を実施している。印刷方法の制約のため本事例のような窓枠状などの選択的な印刷が難しく全面均一なベタ印刷での供給が一般的な状況である。
ベースフィルム13aの接着層13dの側の面には、仮止め用の仮接着層22がインサートフィルム4にオーバーラップするように窓枠状に印刷して設けられている。仮接着層22は、接着層13dより低い温度で硬化可能な熱硬化タイプの接着材を用いている。
図2においてロボットハンド15は、成形が完了した成形品1の取り出しを実行するだけでなく、雌型コア11と雄型キャビティ12との型締め前の工程で動作して、一片のインサートフィルム4を保持した状態で雌型コア11と雄型キャビティ12の間に進入して、保持していたインサートフィルム4を転写フィルム13の裏面の仮接着層22に押し付けて仮固定するために設けられている。なお、ロボットハンド15のインサートフィルム保持部にはヒーター23が埋設されており、保持中のインサートフィルム4を加熱可能な構成になっている。
仮接着層22は、ロボットハンド15によって後に転写フィルム13に押し付けられるインサートフィルム4の予定位置に、オーバーラップするように接着層13dの上に設けられている。
なお、接着層4cの硬化温度は、仮接着層22の硬化温度よりも高温で、例えば、接着層13dと同じ硬化温度である。
ここで、インサートフィルム4の断面厚みをT1、転写フィルム13の断面厚みをT2とするとT1≧T2の関係にあり、通常T1の厚みは100〜数100μmで、T2の厚みは50〜100μm以下程度になっている。
成形方法に基づいて射出成形装置の構成を詳しく説明する。
図5〜図11は射出成形装置の成形工程を示す。図12〜図17は要部の工程での転写フィルム13などの拡大図を示している。
図5に示す第1工程(転写フィルム搬送工程)では、箔送り装置により転写フィルム13を搬送し、キャビティ18の決められた位置に転写フィルム13の窓枠状の仮接着層22が到着するように、図示していない位置決め用カメラなどの手段の出力信号に基づいて転写フィルム13を高精度に位置決めして停止する。この状態の転写フィルム13の状態は図12で示され、図4(b)で説明した状態と同じである。図4(a)にはこの停止位置におけるキャビティ18の位置を仮想線で示した。
図6に示す第2工程(転写フィルムクランプ工程)では、雌型コア11のキャビティ18の周囲に転写フィルム13をクランプ16によって押圧する。
図7に示す第3工程(転写フィルム吸着工程)では、真空ポンプ21を動作させ、キャビティ18内を真空吸引し、転写フィルム13を図13のようにキャビティ18の内面に伸ばして密着させる。この工程では、ロボットハンド15がインサートフィルム4を保持して待機している。詳しくは、インサートフィルム4の機能面4bを上にして下面側からインサートフィルム4をロボットハンド15が保持すると共に、保持したインサートフィルム4をロボットハンド15が仮接着層22の硬化温度またはその付近の温度に予熱しながら待機している。
図8に示す第4工程(インサートフィルム仮接着工程)では、雌型コア11と雄型キャビティ12の間にロボットハンド15が進入し、ロボットハンド15がキャビティ18に向かって上昇して、保持していたインサートフィルム4の機能面4bの外周部を、転写フィルム13の窓枠状の仮接着層22に押圧する。これによって、仮接着層22がインサートフィルム4の側からの熱で硬化して、図14に示すようにインサートフィルム4が転写フィルム13の所定の位置に仮止めされる。
なお、ロボットハンド15による加熱温度は、仮接着層22が軟化し仮止め可能な温度以上、かつインサートフィルム4にダメージを与えない温度以下に設定されている。
インサートフィルム4の転写フィルム13への仮止めが完了したロボットハンド15が後退した後の第5工程(成形工程)では、図9,図10,図11に示すように雌型コア11を動作させて雄型キャビティ12と型締めする。その後、溶融したポリカーボネート2がスプール24よりホットランナ部25を経てサイドゲートでキャビティ18内に射出され、転写フィルム13の接着層13dおよびインサートフィルム4の接着層4cが溶融樹脂の熱で接着硬化される。この状態を図15に示す。
雌型コア11と雄型キャビティ12の冷却が完了すると、雌型コア11が上昇して型開きを実施する。この型開きの際に、成形品1は、図16に示すように雄型キャビティ12に残される構成になっており、型開きと同時に転写フィルム13が剥離層13bから剥がされる。転写フィルム13は触感層13cの上に接着層13dが枠状に形成されているため、転写フィルム13が型開きと同時に剥離層13bから剥がされると、接着層13dによって成形品1側に接着された触感層13cおよびインサートフィルム4が、成形品1の側に転写して残存される。インサートフィルム4の中央部は、転写フィルム13の接着層13dが塗布されていないエリアになるので、インサートフィルム4の中央部に触感層13cが残らず、インサートフィルム4の機能面4bが露出する。転写フィルム13の接着層13dが塗布されていないエリアの触感層13cは、ベースフィルム13aの側に残る。
その後、雄型キャビティ12に埋設された突き出し機構(図示せず)により油圧シリンダなどを動作させ図17に示すように成形品1が取り出される。この成形品1はロボットハンド15によって把持されて搬出される。
型開きの際にインサートフィルム4と転写層としての触感層13cとの境界面にバリが残らないようにする手段としては、転写フィルム13とインサートフィルム4の厚み違いによる断熱効果を利用して金型へのヒーター埋設や独立した冷却回路による局所温度調整機能などを施すことで、インサートフィルム4の中央表示部の温度と窓枠5の部分の温度に差を持たせて剥離重さを中央部のみ高くするなどして箔切れを調整することも有効である。
また、中央表示部を構成するインサートフィルム4の厚みが転写フィルム13より大きいので断熱効果が大きく、射出樹脂の熱によりインサートフィルム4の機能膜4bに転写フィルム13の感触層13cにおける印刷状態が転写されて劣化されることは無い。
また、本実施の形態では、転写フィルム13の側に仮固定されたインサートフィルム4が、転写フィルム13を介して雌型コア11に接触しているため、インサートフィルム4が雌型コア11に直接に接触せず、インサートフィルム4の機能面4bへのキズなどの不良が低減できる効果もみられた。
また、成形品1の中央部にインサートフィルム4を配置し、つまり、成形品1において転写フィルム13が一番伸びやすい中央部にインサートフィルム4を配置すること、かつその表面積が窓枠5の表面積より大きい構成になっているので、成形時に一番伸びやすい部分の伸びを抑えることができる。これにより成形時の転写フィルム13の破れや異常な伸びを防止する効果も得られた。
かかる構成によれば、雌型コア11に転写フィルム13が位置決めされキャビティ18面に吸引されたあと転写フィルム13の所定の位置にロボットハンド15により位置決め把持されたインサートフィルム4をセット後、仮接着層22が局所加熱され固定することが可能となる。また、転写フィルム13の吸引後に位置決めができるので、フィルムロットや環境変動などで転写フィルム13の伸びバラツキが発生してもインサートフィルム4の固定位置を安定させパネル成形品の絵柄位置ズレ不良などの発生も低減することができる。
上記の実施の形態では、仮接着層22として熱硬化タイプの接着材を使用してインサートフィルム4を仮止めする場合を例に挙げて説明したが、仮接着層22としてUV硬化タイプの接着材などで仮止めすることも可能である。加熱仮止めの場合、樹脂射出時の熱によりインサートフィルム4の位置ズレ懸念がある。これに対して、仮接着層22としてUV硬化タイプの接着材を使用してインサートフィルム4の仮止めを実施する方が、樹脂射出時の熱によりインサートフィルム4の位置ズレもなくてより有効である。
上記の実施の形態では、インサートフィルム4の仮止めする場合にロボットハンド15がインサートフィルム4を予熱しながら保持し、ロボットハンド15が転写フィルム13の側に形成された仮接着層22にインサートフィルム4を押し付けて仮接着したが、仮接着層22としてUV硬化タイプの接着材を使用した場合には、ロボットハンド15が仮接着層22にインサートフィルム4を押し付けてから、ロボットハンド15が仮接着層22にUV光を照射してインサートフィルム4を仮接着する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、雌型コア11のキャビティ18面に伸ばして密着させた転写フィルム13に対してインサートフィルム4を仮接着したが、この実施の形態2では、雌型コア11と雄型キャビ12との成形位置よりも転写フィルム13の搬送方向の上手側の位置において、転写フィルム13にインサートフィルム4が仮接着されている点だけ実施の形態1とは異なっている。転写フィルム13の接着層13dに仮接着層22が設けられている点なども実施の形態1と同じである。
図18は実施の形態2の射出成形方法を実現する射出成形装置を示す。
実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号をつけて説明する。
雌型コア11と雄型キャビティ12よりも転写フィルム13の搬送方向の上手側で、転写フィルム13を間に挟んでベースフィルム13aの側に、インサートフィルム固定部26が設けられ、接着層13dの側にロボットハンド15が位置している。インサートフィルム固定部26には、ヒーター27が埋設されている。この図18に示した第1工程(転写フィルム搬送工程)では、箔送り装置によって搬送中の転写フィルム13が、図示していない位置決め用カメラの出力に基づいて、金型に対して高精度に位置決めされ停止する。
図19に示した第2工程(インサートフィルム仮接着工程)では、転写フィルム13の仮接着層22にロボットハンド15によって押し付けられたインサートフィルム4をインサートフィルム固定部26のヒーター27によって加熱して、仮接着層22を介してインサートフィルム4を転写フィルム13の接着層13dに仮接着する。このときにはロボットハンド15がインサートフィルム4を転写フィルム13に押し付けるよりも前に、ロボットハンド15のヒーター23がインサートフィルム4を予熱して待機している。
ロボットハンド15が転写フィルム13への押し付け位置から退避した第3工程(クランプ工程)では、第2工程で仮接着されたインサートフィルム4が雌型コア11のキャビティ18の位置に到着するまで転写フィルム13を搬送して図20のように停止する。そして図21のように、雌型コア11のキャビティ18の周囲に転写フィルム13をクランプ16によって押圧する。
図22に示す第4工程(転写フィルム吸着工程)では、真空ポンプ21を動作させ、圧力弁20と吸引穴19を介してキャビティ18内を真空吸引する。これによって、インサートフィルム22が仮接着されている転写フィルム13をキャビティ18の内面に伸ばして密着させる。
その後、第5工程(成形工程)では、実施の形態1で説明した図10と同じように雌型コア11を動作させて雄型キャビティ12と型締めする。溶融したポリカーボネート2がスプール24よりホットランナ部25を経て図23に示すようにサイドゲートでキャビティ18内に射出され、転写フィルム13およびインサートフィルム4の接着層4cが溶融したポリカーボネート2の熱で接着硬化される。この状態を図15に示す。
雌型コア11と雄型キャビティ12の冷却が完了すると、雌型コア11が上昇して型開きを実施する。この型開きの際に、成形品1は図16に示したように雄型キャビティ12に残され、型開きと同時に転写フィルム13が剥離層13dから剥がされる。その後、雄型キャビティ12に埋設された突き出し機構(図示せず)により油圧シリンダなどを動作させ図17に示すように成形品1が取り出される。この成形品1はロボットハンド15によって把持されて搬出される。
かかる構成によれば実施の形態1と同様の効果を実現できる。
上記の実施の形態2では、インサートフィルム4を仮止めする場合に加熱によって仮接着したが、仮接着層22としてUV硬化タイプの接着材を使用した場合には、ロボットハンド15が転写フィルム13の側に形成された仮接着層22にインサートフィルム4を押し付けてから、ロボットハンド15とインサートフィルム固定部26の少なくとも一方から仮接着層22にUV光を照射してインサートフィルム4を仮接着することもできる。
なお、図21に示した第2工程でのロボットハンド15は、次の成形サイクルで使用するインサートフィルム4を保持していなかったが、クランプ16が転写フィルム13を雌型コア11に押圧して、型締めのために雌型コア11が移動を開始するまでの間に、次の成形サイクルで使用するインサートフィルム4を仮想線で示すように保持したロボットハンド15が、図19と同じように転写フィルム13に仮固定することを実行させることによって、作業効率の向上を期待できる。
上記の各実施の形態では、転写フィルム13の側に仮接着層22が事前に塗布もしくは印刷されている場合を説明したが、インサートフィルム4の側に事前に塗布もしくは印刷されている場合も同様に実施できる。
上記の各実施の形態では、インサートフィルム4の材質がポリエチレンテレフタレートであったが、ポリカーボネートほかの別材質での対応も可能である。
上記の各実施の形態では、溶融樹脂がポリカーボネートであったが、ポリメタクリル酸メチル樹脂、その他材料でも対応可能である。
以上のように本発明によると、転写フィルム上にインサートフィルムを仮接着してインサートフィルム上に局所的に転写フィルムの加飾触感層などの転写層を密着させることができ、インモールドフィルムおよびインサートフィルム単体では実現困難な異材質感・機能を併せ持つ成形品の実現が可能となる。
また、2種のフィルム間の位置を射出直前の工程で決めることが可能となり、フィルムロットバラツキや成形環境の影響に左右されずフィルム吸引後の位置を安定させることができるので、加飾フィルムシートの伸びの一部が140%以上を要求される成形形状や加飾フィルムシートの転写層が印刷などにより絵柄、文字などデザインを有し、成形品上での位置合わせ精度が要求されるようなインモールド成形時に、成形品の外観品位や絵柄位置ズレ不良などの発生を低減することができる。
上記の各実施の形態では、成形品1の窓部3の形状とインサートフィルム4の形状が矩形で、仮接着層22が転写フィルム13の接着層13dの上に、この窓枠状の接着層13dの窓枠状の辺に沿って図4(a)にも示したように、窓枠状に4辺が連続した環状に形成したが、図24に示すように断続して4辺が連続していない窓枠状であっても同様である。具体的には、この例では窓枠状の接着層13dの四隅の角部にだけ仮接着層22が設けられている。
本発明は、携帯電話機のケーシング本体に取り付けられるパネル状の成形品の他、電化製品や、強度面でより厳しいスペックを要求される車載成形品などで使用される各種の成形品の品質向上に寄与する。
1 成形品
2 ポリカーボネート
3 窓部
4 インサートフィルム
4a ポリエチレンテレフタレートフィルム
4b 機能膜
4c 接着層
5 窓枠
11 雌型コア(第1金型)
12 雄型キャビティ(第2金型)
13 転写フィルム
13a ベースフィルム
13b 剥離層
13c 触感層
13d 接着層
14 金型装置
15 ロボットハンド(ハンドリング装置)
16 クランプ
17 ロッド
18 キャビティ
19 吸引穴
20 圧力弁
21 真空ポンプ
22 仮接着層
23 ヒーター
24 スプール
25 ホットランナ部
26 インサートフィルム固定部
27 ヒーター

Claims (8)

  1. 第1金型と第2金型とをインモールドフィルムとインサートフィルムを挟んで型締めし、
    第1金型と第2金型とを型締めして形成した成形空間内に溶融樹脂を射出して、インモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写成形する射出成形方法であって、
    第1金型側に配置されるインモールドフィルムの第2金型側の面にインサートフィルムを接着固定させるインサートフィルム仮接着工程と、
    前記インサートフィルムが接着された前記インモールドフィルムを第1金型と第2金型とで挟んで型締めし、第1金型と第2金型の間の成形室空間内に溶融樹脂を射出して前記インモールドフィルムおよび前記インサートフィルムを成形品表面に転写接着する成形工程を有する、
    射出成形方法。
  2. 前記インサートフィルムフィルム仮接着工程が、
    第1金型のキャビティ面に吸引把持された前記インモールドフィルムに前記インサートフィルムを押し当てる位置決め工程と、
    前記インモールドフィルムと前記インサートフィルムとの当接部分を加熱または光照射して前記インサートフィルムを前記インモールドフィルムに固定する接着工程を持つことを特徴とする、
    請求項1に記載の射出成形方法。
  3. 前記インサートフィルムフィルム仮接着工程が、
    第1金型のキャビティ面に吸引把持される前の前記インモールドフィルムに前記インサートフィルムを押し当てる位置決め工程と、
    前記インモールドフィルムと前記インサートフィルムとの当接部分を加熱または光照射して前記インサートフィルムを前記インモールドフィルムに固定する接着工程を持つことを特徴とする、
    請求項1に記載の射出成形方法。
  4. 前記成形品の形状がパネル状で、中央部に窓部の表示部を有し、
    第1金型と第2金型で挟んで型締めするインモールドフィルムが、ベースフィルムに剥離層を介して形成された触感層と前記窓部を囲むように前記触感層に形成された窓枠状の第1接着層であり、
    前記インサートフィルムの一方の面に機能面を形成し他方の面に第2接着層を形成し、
    溶融樹脂を射出した後の第1金型と第2金型の型開きによって、前記ベースフィルムと剥離層と前記触感層を剥がして、成形品の前記窓部から窓枠状の前記触感層と前記第1接着層を介して前記機能面を露出させる、
    請求項1〜請求項3の何れかに記載の射出成形方法。
  5. 前記表示部となる部分を受け持つ前記インサートフィルムの厚みを、前記転写フィルムの厚み以上にする、
    請求項4に記載の射出成形方法。
  6. 第1金型と第2金型とをインモールドフィルムとインサートフィルムを挟んで型締めし、
    第1金型と第2金型とを型締めして形成した成形空間内に溶融樹脂を射出して、インモールドフィルムおよびインサートフィルムを成形品の表面に転写成形する射出成形装置であって、
    インサートフィルムを保持して移動し、第1金型側に配置されるインモールドフィルムの第2金型側の面にインサートフィルムを接着固定させるハンドリング装置と、
    前記インサートフィルムが接着された前記インモールドフィルムを挟んで型締めし、前記型締めによって形成された成形室空間内に溶融樹脂を射出して前記インモールドフィルムおよび前記インサートフィルムを成形品の表面に転写接着する金型とを有する、
    射出成形装置。
  7. 前記ハンドリング装置が、
    保持したインサートフィルムを、金型のキャビティ面に吸引把持された前記インモールドフィルムに押し当て、前記インモールドフィルムと前記インサートフィルムとの当接部分を加熱または光照射して前記インサートフィルムを前記インモールドフィルムに固定する、
    請求項6に記載の射出成形装置。
  8. 前記ハンドリング装置が、
    保持したインサートフィルムを、金型を型締めして形成される成形室空間の外部にて、前記インモールドフィルムに押し当て、前記インモールドフィルムと前記インサートフィルムとの当接部分を加熱または光照射して前記インサートフィルムを前記インモールドフィルムに固定する、
    請求項6に記載の射出成形装置。
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