JP2016203092A - 塗布装置 - Google Patents

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JP2016203092A
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吉田 昌二
Shoji Yoshida
昌二 吉田
慎司 西野
Shinji Nishino
慎司 西野
太亮 鈴木
Daisuke Suzuki
太亮 鈴木
博巳 小川
Hiromi Ogawa
博巳 小川
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Abstract

【課題】塗布材の粘度の影響を受けにくく、少人数でも安定的に且つ容易に、所定の施工幅及び施工厚さに塗布材の塗布が可能な塗布装置を提供する。
【解決手段】塗布材3を収容可能な本体部4と、本体部4の進行方向X後方下部に開口して塗布材3を流出させる塗布材出口5と、塗布材出口5よりも後方において塗布材3を床面2に塗布する塗布手段6と、を備え、塗布手段6が、進行方向X後方に向かうに従い下方に傾斜した塗布板61を備え、塗布材出口5の開口幅Cが施工幅Aよりも狭く設けられ、塗布材出5口の開口高さDが施工厚さBよりも高く設けられ、塗布材出口5の開口面積E(C×D)を、床面2に塗布された塗布材3の断面積F(A×B)で除した値(E/F)が1以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布装置に関する。
従来、倉庫、工場、厨房などのコンクリート床に、耐摩耗性、耐薬性、耐熱性、防滑性、防塵性などの機能を付与すべく、機能性を付与する塗布材を床に流し延べ、塗床を施工する方法が知られている。
塗床の施工方法としては、未硬化の塗布材を床に流し延べ、ある程度均した後、コテを用いて平坦に仕上げる方法や、簡易アプリケータにて所定の膜厚に塗布する方法(特許文献1参照。)などがある。
実用新案登録第3151978号公報
しかしながら、手仕上げで均等な膜厚にするためには、熟練した技能と体力が必要となる。また、塗布材として乾燥や硬化の早い材料を用いた場合には、乾燥や硬化が開始する前に塗布材を塗り拡げて平坦に仕上げなければならないため人数を要する。また、施工面積が広い場合にはさらに労力を要する。
さらに、簡易アプリケータを使用する場合、塗布材の流動性(粘度)によっては、簡易アプリケータに設けられた膜厚設定部の絞り(隙間)を塗床材料が自重によって通過しにくい。このため、必要とする量の塗布材が膜厚設定部の絞り(隙間)を通過できないことによるかすれが生じてしまい、塗布材を均等に塗り拡げることができないおそれがある。特許文献1に記載の技術のように、簡易アプリケータに攪拌機などを設けることにより塗布材の流動性を向上させる方法もあるが、その効果は十分ではなく、また別途駆動源なども必要となることから、作業性が劣るという問題があった。
本発明は、塗布材の粘度の影響を受けにくく、少人数でも安定的に且つ容易に、所定の施工幅及び施工厚さに塗布材の塗布が可能な塗布装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、被塗布面を進行しつつ前記被塗布面に塗布材を所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布する塗布装置であって、前記塗布材を収容可能な本体部と、前記本体部の進行方向後方下部に開口して前記塗布材を流出させる少なくとも一の塗布材出口と、前記塗布材出口よりも後方において前記塗布材を被塗布面に塗布する塗布手段と、を備え、前記塗布手段が、前記進行方向後方に向かうに従い下方に傾斜した塗布板を備え、前記塗布材出口の開口幅Cが前記施工幅Aよりも狭く設けられ、前記塗布材出口の開口高さDが前記施工厚さBよりも高く設けられ、前記塗布材出口の開口面積Eを、前記被塗布面に塗布された前記塗布材の断面積F(A×B)で除した値(E/F)が1以上であることを特徴とする塗布装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記塗布材出口の開口高さDが、前記施工厚さBの1.2倍以上3倍以下であることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の塗布装置において、前記塗布手段が、前記塗布板の幅方向両側に設けられた一対の側板を備えることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の塗布装置において、前記塗布板の前記進行方向前方端部が、前記塗布材出口の開口よりも高い位置に配され、前記塗布板の前記進行方向後方端部から前記被塗布面までの高さが、前記施工厚さBと同じであることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項3又は4に記載の塗布装置において、前記一対の側板の間隔が、前記施工幅Aと同じであることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の塗布装置において、前記塗布材の粘度が、23℃において5Pa・s以上であることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の塗布装置において、前記本体部が、前記塗布材を投入するためのホッパを備えることを特徴とする。
請求項8に記載された発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の塗布装置において、手引きにより進行させることを特徴とする。
請求項1に記載の塗布装置は、本体部の進行方向後方下部に開口して塗布材を流出させる少なくとも一の塗布材出口を備え、塗布手段が、進行方向後方に向かうに従い下方に傾斜した塗布板を備え、塗布材出口の開口幅Cが施工幅Aよりも狭く設けられ、塗布材出口の開口高さDが施工厚さBよりも高く設けられ、塗布材出口の開口面積Eを、被塗布面に塗布された前記塗布材の断面積F(A×B)で除した値(E/F)が1以上である。請求項1に記載の塗布装置はこのような構成により、塗布材の粘度にかかわらず、塗布材が自重により塗布材出口から流出しやすく、また、塗布材出口から流出した塗布材を塗布手段により均等に塗り拡げることができる。従って、塗布材の粘度の影響を受けにくく、少人数でも安定して所定の施工幅及び施工厚さに塗布材を塗布することが可能となる。
請求項2に記載の塗布装置によれば、塗布材出口の開口高さDが、施工厚さBの1.2倍以上3倍以下である。このような構成により、塗布材の粘度が高い場合であっても、塗布材の自重により塗布材出口から塗布材が流出し易いため、塗布材の粘度の影響を受けることなく、より安定して施工幅A且つ施工厚さBで塗布材を塗布することができる。
請求項3に記載の塗布装置によれば、塗布板の進行方向前方端部が、塗布材出口の開口よりも高い位置に配され、塗布板の進行方向後方端部から被塗布面までの高さが、施工厚さBと同じである。このような構成により、塗布材出口から流出する塗布材が塗布板を超えてしまうことを防ぎつつ、塗布手段により、施工厚さBに塗布することが可能となる。
請求項4に記載の塗布装置によれば、塗布手段が、塗布板の幅方向両側に設けられた一対の側板を備える。このような構成により、塗布材出口から流出した塗布材を一対の側板より外側に広がることを抑制し、流出した塗布材が拡がりすぎることを防ぎつつ、より安定して施工幅A且つ施工厚さBで塗布材を塗布することができる。
請求項5に記載の塗布装置によれば、一対の側板の間隔が、施工幅Aと同じである。このような構成により、塗布材出口から流出した塗布材を所定の施工幅Aに塗布することが可能となる。
請求項6に記載の塗布装置によれば、5Pa・s以上と比較的粘度が大きい塗布材であっても出口から流出させることができる。
請求項7に記載の塗布装置によれば、本体部が、塗布材を投入するためのホッパを備える。このような構成により、塗布材が本体部の下部へ集まりやすく塗布材出口から流出しやすい。
請求項8に記載の塗布装置によれば、手引きにより進行させる。このような構成により、被塗布面に塗布された塗布材の塗布状態に応じて引き手が判断して進行速度や進行方向を調整することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る塗布装置を示した斜視図である。 図1に示す塗布装置の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る塗布装置について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る塗布装置1を示した斜視図である。図2は、図1に示す塗布装置1の塗布材出口5の部分拡大図である。
本実施形態に係る塗布装置1は、被塗布面である床面2を進行しつつ床面2に塗布材3を所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布する。図1に示すように、塗布装置1は、本体部4と、本体部4に形成され塗布材3を流出させる塗布材出口5と、塗布材3を床面2に塗布する塗布手段6と、塗布装置1を操作するハンドル7と、を備えている。なお、図1において進行方向をXとする。進行方向Xは、図1において矢印で示されている。また、幅方向とは、進行方向Xと直交し、且つ、床面2に平行な方向をいう。
施工幅Aとは、図1及び図2に示すように、塗布材出口5から流出した塗布材3が床面2に流出し、塗布手段6により床面2に塗り拡げられた塗布材3の幅をいう。また、施工厚さBとは、図1に示すように、塗布材出口5から流出した塗布材3が床面に流出し、塗布手段6により床面2に塗り拡げられた塗布材3の厚さをいう。なお、施工幅A及び施工厚さBは、床面2に塗り拡げられた乾燥又は硬化する前の塗布材3の幅及び厚さをいう。
塗布材3は、未硬化の粘性を有する塗料であり、床面2に塗布された後、乾燥や架橋反応などにより硬化し、床面2の表面に塗膜を形成する。当該塗膜により、床面2には、例えば、耐摩耗性、耐薬性、耐熱性、防滑性、防塵性などの機能が付与される。床面2としては、例えば、倉庫、工場、厨房などのコンクリート床などが挙げられる。
塗布材3を構成する成分としては、従来より塗料成分の1つとして用いられている各種の樹脂成分、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。
また、上記樹脂成分には、無機系着色顔料、有機系着色顔料、体質顔料、フィラー及び骨材などを配合してもよい。
無機系着色顔料としては、例えば、二酸化チタン、黄色酸化鉄、ベンガラなどが挙げられる。有機系着色顔料としては、例えば、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、アゾ顔料などが挙げられる。体質顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、バライト、沈降性硫酸バリウムなどが挙げられる。フィラーとしては、例えば、珪砂、寒水石、着色磁器質骨材、アルミナ骨材、自然石の粉砕物、陶器や磁器の粉砕物などが挙げられる。
また、上記樹脂成分には、例えば、骨材、可塑剤、硬化促進剤、顔料分散剤、湿潤剤、消泡剤、沈殿防止剤、表面調整剤や、レオロジーコントロール剤などを配合してもよい。塗布材3を構成する成分として、上記各種の樹脂成分や配合物を挙げたが、塗布材3を構成する成分はこれに限定されることはない。
塗布材3の粘度としては、例えば、23℃においてB型粘度計であるブルックフィールド型粘度計を用いて測定した場合の測定値が5Pa・s以上のものを好適に用いることができる。また、流動性の低いモルタル材料についても好適に用いることができる。このような粘度の塗布材3を用いた場合であっても、粘度の影響を受けることなく、より安定して塗布材3を所定の施工幅A且つ施工厚さBに塗布することができる。
本体部4は、塗布材3を収容する容器であり、下側が窄まった四角錐台の形状のホッパである。本体部4の進行方向Xの後方側に位置する背面部41の下部には、塗布材出口5である略長方形の開口が設けられている。図1において、塗布材出口5は、背面部41の幅方向略中央部に、幅方向に延びて設けられている。
塗布材出口5は、図2に示すように、その開口が、開口幅C及び開口高さDに形成されている。開口幅Cは、施工幅Aより狭く設けられている。また、開口高さDは、施工厚さBよりも高く設けられており、施工厚さBの1.2倍以上3倍以下に形成されている。
塗布材出口5の開口面積E(C×D)を、床面2に施工幅A及び施工厚さBで塗布された塗布材3の進行方向Xと直交する方向の断面積F(A×B)で除した値(E/F)は1以上である。
本体部4において塗布材出口5が複数設けられる場合の開口幅C、開口高さD及び開口面積E(C×D)について、図3を用いて説明する。例えば塗布材出口5が3つ設けられた場合、各開口の開口幅C1、開口幅C2及び開口幅C3の合計値を開口幅Cとする。また、上側の辺から下側の辺までの高さを開口高さDとする。さらに、3つの塗布材出口5の開口面積を合計したものを開口面積Eとする。
塗布手段6は、塗布材出口5よりも後方において、塗布材3を床面2に塗布する。塗布手段6は、図1及び図2に示すように、塗布材3を床面2に塗り拡げる塗布板61と、塗布板61の幅方向両側に設けられた一対の側板62,62と、を備えている。塗布板61は、長方形板状の部材であり、幅方向と平行に延びて配され、進行方向Xの後方に向かうに従い、下方に傾斜するように設けられている。塗布板61は、進行方向Xの前方端部61aが塗布材出口5と隙間を空けて配されている。また、塗布板61の進行方向Xの前方端部61aは、塗布材出口5の開口よりも高い位置に配され、塗布板61の後方端部61bは、当該後方端部61bから床面2までの高さが、施工厚さBと同じになるように配されている。
一対の側板62,62は、床面2と直交した板状の部材であり、本体部4の下部の幅方向両端部から進行方向Xの後方側に向かって進行方向Xと平行に立設して設けられている。一対の側板62,62は、背面部41寄りの根元部分は略長方形の板状に形成されており、先端部に向かうに従い、下方に傾斜して設けられている。また、一対の側板62,62の間隔は、施工幅Aと同じに形成されている。塗布板61は、その幅方向の両端の辺と、一対の側板62,62の傾斜が形成された辺とが重なるように配され、一対の側板62,62の間に掛け渡されている。
ハンドル7は、塗布装置1を操作するものであり、ハンドル7を持ち塗布装置1を進行方向Xに手引きすることができる。
次に、上述した塗布装置1の動作の一例について図1及び図2を用いて説明する。塗布装置1には、あらかじめ調整した未硬化の塗布材3が本体部4に投入される。塗布材3が本体部4の下部に到達すると、塗布材3は、塗布材出口5から流出を開始する(図2)。流出した塗布材3の量は、塗布材3を施工幅A且つ施工厚さBに床面2に塗布するのに十分な量となっている。流出した塗布材3は、塗布板61の下側であって一対の側板62,62間に流れ込み、床面2に拡がっていく。ハンドル7を持ち、塗布装置1を進行方向Xに進行させると、塗布板61も進行方向Xに進行し、塗布板61が塗布材3を床面2に塗り拡げて塗布していく。また、一対の側板62,62が、塗布材3が幅方向に広がるのを抑制し、塗布材3を施工幅Aに形成する。塗布された塗布材3は乾燥や硬化により床面2に所定の機能を有する塗膜を形成し、塗床の施工が完了する。
本実施形態に係る塗布装置1は、塗布材出口5の開口が、開口幅C及び開口高さDに形成され、開口幅Cは施工幅Aより狭く設けられており、開口高さDは、施工厚さBよりも高く設けられ、塗布材出口5の開口面積E(C×D)を、床面2に塗布された塗布材3の断面積F(A×B)で除した値(E/F)が1以上である。このような構成により、塗布材3の粘度が高い場合であっても、塗布材3が自重により塗布材出口5から流出しやすく、また、所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布するに十分な量の塗布材3を、塗布材3の自重により塗布材出口5から安定して流出させることができる。
値(E/F)は、実用的には2以下である。また、塗布材3が比較的低粘度である場合には、値(E/F)は1.0から1.2であり、比較的高粘度である場合には、値(E/F)は1.3から2.0が適正である。当該値(E/F)が1未満であると、塗布材出口5から流出する塗布材3の量が、所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布するために必要とされる量を下回るか、進行方向Xへの移動速度を極端に遅くしなければかすれが生じるおそれがある。
また、本実施形態に係る塗布装置1は、塗布材出口5よりも後方に設けられた塗布手段6の塗布板61が、進行方向Xの後方に向かうに従い、下方に傾斜するように設けられている。このような構成により、塗布装置1を進行方向Xに進行させることによって、塗布板61が塗布材出口5から流出した塗布材3を、所定の施工幅A且つ施工厚さBとなるように床面2に均等に塗り拡げ、平坦とすることができる。従って、本実施形態に係る塗布装置1は、塗布材3の粘度の影響を受けにくく、少人数でも安定して所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布材3を塗布することができる。
また、本実施形態に係る塗布装置1は、開口高さDが、施工厚さBよりも高く設けられており、施工厚さBの1.2倍以上3倍以下に形成されている。このような構成により、塗布材3の粘度の影響を受けることなく、より安定して塗布材3を施工幅A且つ施工厚さBに塗布することが可能となる。開口高さDが施工厚さBの1.2倍以上であると、塗布材3の粘度が高い場合であっても、塗布材3の自重により塗布材出口5から塗布材3が流出し易く、より安定して施工幅A且つ施工厚さBで塗布材3を塗布することができる。また、開口高さDが施工厚さBの3倍以下であると、塗布材3が塗布材出口5から出過ぎることがなく、より安定して施工幅A且つ施工厚さBで塗布材3を塗布することができる。
また、本実施形態に係る塗布装置1は、塗布板61の進行方向Xの前方端部61aが、塗布材出口5の開口よりも高い位置に配され、塗布板61の後方端部61bから床面2までの高さが、施工厚さBと同じになるように配されている。このような構成により、塗布手段6により、塗布材出口5から流出した塗布材3が塗布板61を超えてしまうことを防ぎつつ、塗布材3を施工厚さBに塗布することが可能となる。
また、本実施形態に係る塗布装置1は、塗布手段6が、塗布板61の幅方向両側に設けられた一対の側板62,62を備え、一対の側板62,62の間隔が、施工幅Aと同じに形成されている。このような構成により、塗布材出口5から流出した塗布材3を一対の側板62,62より外側に広がることを抑制し、塗布手段6により、塗布材3を施工幅Aに塗布することが可能となる。
また、本体部4が、塗布材3を投入するためのホッパに形成されている。このような構成により、塗布材3が本体部4の下部へ集まりやすく塗布材出口5から流出しやすい。
また、本実施形態に係る塗布装置1は、手引きにより進行させる。このような構成により、床面2に塗布された塗布材3の塗布状態に応じて引き手が判断して進行速度や進行方向を調整することが可能となる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、当該実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の塗布装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上記実施形態において塗布材出口5の開口の形状は略長方形の構成としたが、塗布材3を流出し易い形状であればこれに限定されることはない。例えば、図4に示すように半円形状であってもよく、図5に示すように三角形状であってもよい。図4に示すように、塗布材出口5の開口の形状が半円形状であって複数ある場合には、背面部41を正面から見た際に一番左側に設けられた開口の円弧と背面部41の下側の辺との交点のうち左側の交点から、一番右側に設けられた開口の円弧と背面部41の下側の辺との交点のうち右側の交点までの幅を開口Cとする。また、各開口の円弧のうち最も高い位置(頂上部)から背面部41の下側の辺の位置までの高さを開口高さDとする。さらに、3つの半円形状の塗布材出口5の開口面積を合計したものを開口面積Eとする。
図5に示すように、塗布材出口5の開口の形状が三角形状であって複数ある場合には、背面部41を正面から見た際に一番左側に設けられた開口の三角形の左下の頂点から、一番右側に設けられた開口の三角形の右下の頂点までの幅を開口Cとする。また、各開口の三角形のうち上側の頂点から背面部41の下側の辺の位置までの高さを開口高さDとする。さらに、3つの三角形状の塗布材出口5の開口面積を合計したものを開口面積Eとする。
また、上記実施形態において開口高さDは、施工厚さBの1.2倍以上3倍以下に形成されている構成としたが、施工厚さBよりも高く設けられていればこれに限定されることはない。
また、上記実施形態において塗布手段6は、塗布板61の幅方向両側に設けられた一対の側板62,62を備える構成としたが、これに限定されることはなく、一対の側板62,62を備えていなくてもよく、一対でなくどちらか一方の側板62のみを備える構成としてもよい。さらに、一対の側板62,62の間隔は、施工幅Aと同じに形成されていなくてもよく、例えば、施工幅Aよりも広く形成されていてもよい。
また、上記実施形態において塗布板61は、長方形の略板状の部材であり、幅方向と平行に延びて配される構成としたが、進行方向Xの後方に向かうに従い、下方に傾斜する面を有し、塗布材3を塗り拡げられればこれに限定されることはない。
また、上記実施形態において塗布板61は、進行方向Xの前方端部61aが塗布材出口5と隙間を空けて配されている構成としたが、これに限定されることはなく、隙間を空けずに配されていてもよい。
また、上記実施形態において塗布材3は、床面2に塗布された後、乾燥や架橋反応などにより硬化し、床面2の表面に塗膜を形成する構成としたが、これに限定されることはなく、乾燥や硬化をしなくてもよい。さらに、塗布材3は塗膜を形成し、床面2に耐摩耗性、耐薬性、耐熱性、防滑性、防塵性などの機能を付与する構成としたが、これに限定されることはなく、機能性を付与するものでなくてもよく、また、上記機能以外の機能を付与するものとしてもよい。
また、上記実施形態において本体部4は、先端部が底面と略平行な面で切り取られた略四角錐を上下反対とした形状のホッパであるとしたが、これに限定されることはない。例えば、本体部4がホッパに形成されておらず、本体部4内にホッパを備える構成としてもよい。また、本体部4は略四角錐形状でなくてもよく、三角錐形状、円錐形状、四角柱形状、三角柱形状などでもよい。
また、上記実施形態において塗布装置1は、ハンドル7を備える構成としたが、これに限定されることはなく、ハンドル7を備えていなくてもよい。また、上記本実施形態において塗布装置1は、手引きにより進行する構成としたが、これに限定されることはなく、例えばモータ等の駆動源及び車輪等を設けて、それにより自走する構成としてもよい。
また、上記実施形態において塗布装置1の塗布対象を床面2としたが、床面2以外に塗布することとしてもよい。例えば、板状部材を床面2に置き、板状部材の表面に塗布材3を塗布してもよいし、道路に塗布する構成としてもよい。
1 塗布装置
2 床面(被塗布面)
3 塗布材
4 本体部
5 塗布材出口
6 塗布手段
61 塗布板
61a 前方端部
61b 後方端部
62 側板
7 ハンドル
A 施工幅
B 施工厚さ
C 開口幅
D 開口高さ
E 開口面積
F 断面積

Claims (8)

  1. 被塗布面を進行しつつ前記被塗布面に塗布材を所定の施工幅A且つ施工厚さBで塗布する塗布装置であって、
    前記塗布材を収容可能な本体部と、
    前記本体部の進行方向後方下部に開口して前記塗布材を流出させる少なくとも一の塗布材出口と、
    前記塗布材出口よりも後方において前記塗布材を被塗布面に塗布する塗布手段と、を備え、
    前記塗布手段が、前記進行方向後方に向かうに従い下方に傾斜した塗布板を備え、
    前記塗布材出口の開口幅Cが前記施工幅Aよりも狭く設けられ、
    前記塗布材出口の開口高さDが前記施工厚さBよりも高く設けられ、
    前記塗布材出口の開口面積Eを、前記被塗布面に塗布された前記塗布材の断面積F(A×B)で除した値(E/F)が1以上であることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記塗布材出口の開口高さDが、前記施工厚さBの1.2倍以上3倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記塗布板の前記進行方向前方端部が、前記塗布材出口の開口よりも高い位置に配され、
    前記塗布板の前記進行方向後方端部から前記被塗布面までの高さが、前記施工厚さBと同じであることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の塗布装置。
  4. 前記塗布手段が、前記塗布板の幅方向両側に設けられた一対の側板を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の塗布装置。
  5. 前記一対の側板の間隔が、前記施工幅Aと同じであることを特徴とする請求項4に記載の塗布装置。
  6. 前記塗布材の粘度が、23℃において5Pa・s以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の塗布装置。
  7. 前記本体部が、前記塗布材を投入するためのホッパを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の塗布装置。
  8. 手引きにより進行させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の塗布装置。
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