JP2016201685A - 自己注入同期発振器 - Google Patents

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裕貴 柳原
Yuki Yanagihara
裕貴 柳原
暁人 平井
Akihito Hirai
暁人 平井
谷口 英司
Eiji Taniguchi
英司 谷口
津留 正臣
Masaomi Tsuru
正臣 津留
恒次 堤
Tsuneji Tsutsumi
恒次 堤
健吾 川▲崎▼
Kengo Kawasaki
健吾 川▲崎▼
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【課題】低消費電力の自己注入同期発振器の提供。【解決手段】発振周波数を制御する制御信号と出力信号が同期する注入信号とが入力される注入同期型の発振器5と、移相量を制御する制御信号が入力され、移相の対象である発振器の出力信号の位相を移相量に応じて移相して、発振器の注入信号として出力する移相器6と、発振器の出力信号を分周した信号と基準信号との位相及び周波数の差を検出し差分信号として出力する信号差検出器8と、発振器の制御信号として、入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第1のサンプルホールド回路2と、移相器の制御信号として、入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第2のサンプルホールド回路3と、発振器の注入信号として移相器が移相した発振器の出力信号を入力するか否かを切り替えるスイッチ4と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、自己の出力信号を帰還入力する自己注入同期発振器に関する。
発振器が生成する信号では、周波数がマイクロ波帯やミリ波帯などの高周波数帯なるほど信号の位相雑音特性が悪化する傾向がある。低位相雑音の発振器を得る技術として、注入同期型の発振器に遅延させた自己の出力信号を帰還入力して、出力信号に与えられた遅延による移相量に応じて位相雑音を低減する自己注入同期が用いられている。
自己注入同期において位相雑音低減の効果が最大となるのは発振器の出力信号と帰還入力される信号(注入信号)が同相の時である。位相雑音低減効果を高めるために、検出処理部が発振器の出力信号と注入信号の位相差を検出し、位相量制御部が遅延ループに設けられた移相器の移相量を検出した位相差に基づいて制御する高周波発振器が提案されている(特許文献1)。
特開2010−258516号公報(図1)
上述のような検出処理部によって出力信号と注入信号の位相差を検出して移相量を制御する従来の自己注入同期方式の発振器では、高周波数の出力信号を得る場合、出力信号と注入信号がともに高周波信号であることから検出処理部が高周波数で動作する必要があり、消費電力が大きいという問題があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、消費電力を低減した自己注入同期発振器を得ることを目的とする。
この発明の自己注入同期発振器は、発振周波数を制御する制御信号と出力信号が同期する注入信号とが入力される注入同期型の発振器と、移相量を制御する制御信号が入力され、移相の対象である発振器の出力信号の位相を移相量に応じて移相して、発振器の注入信号として出力する移相器と、発振器の出力信号を分周した信号と基準信号との位相および周波数の差を検出し差分信号として出力する信号差検出器と、発振器の制御信号として、入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第1のサンプルホールド回路と、移相器の制御信号として、入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第2のサンプルホールド回路と、発振器の注入信号として移相器が移相した発振器の出力信号を入力するか否かを切り替えるスイッチと、を備えるようにした。
この発明の自己注入同期発振器は、移相器が移相した発振器の出力信号が発振器の注入信号として入力されないようにするとともに、発振器、信号差検出器、第1のサンプルホールド回路を経由する発振器ループを形成し、発振器ループを形成した状態で信号差検出器が出力する差分信号が収束した後、第1のサンプルホールド回路が入力された差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するようにするとともに、発振器、信号差検出器、第2のサンプルホールド回路、移相器を経由する移相器ループを形成し、移相器ループを形成した状態で差分信号が収束した後に、前記第2のサンプルホールド回路が入力された差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するようにし、前記第1のサンプルホールド回路が入力された差分信号を通過させた信号を出力するようにすることで、発振器の出力信号を分周した信号と発振周波数よりも低周波数の基準信号との位相差に基づいて移相器が発振器の注入信号の位相を移相することができるので、発振器の出力信号と自己注入する注入信号との位相差を直接検出する必要がなく、自己注入同期発振器の消費電力を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器が備えるサンプルホールド回路の構成の一例を示す回路図である。 注入同期型の発振器において、制御信号を固定した場合で、注入信号として自己の出力信号を移相して入力する場合の、移相量と発振器の発振周波数の関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の動作フローを示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の発振器ループ収束待ち状態の回路接続と、このとき形成される発振器ループを示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の移相器ループ収束待ち状態の回路接続と、このとき形成される移相器ループを示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の動作完了後の回路接続と、このとき形成される発振器ループを示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係る自己注入同期発振器の構成の一例を示すブロック図である。
以下、この発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面においては、同一もしくは相当する部分には同一の符号を付している。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の構成を説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係る自己注入同期発振器の機能構成の一例を示すブロック図である。図1において自己注入同期発振器は、制御回路1、第1のサンプルホールド回路2、第2のサンプルホールド回路3、スイッチ4、発振器5、移相器6、ロック検出器7、信号差検出器8を備える。
発振器5は発振周波数を制御するための制御信号と注入同期のための注入信号とが入力される注入同期型の発振器である。発振器5の出力信号は端子10から自己注入同期発振器の出力信号として出力される。信号差検出器8は発振器5の出力信号が入力され、入力された信号を定められた分周比で分周した信号と端子9から入力される低速の基準信号の位相と周波数の差を検出して、検出した差に応じた信号(差分信号)を出力する。なお、信号差検出器8はPLL(Phase Locked Loop)において一般的に用いられるものを適用すればよい。図1に信号差検出器8の機能構成の一例を示している。この実施の形態の信号差検出器8は、入力された信号を分周する分周器11と、別に入力される基準信号と分周した信号との位相および周波数を比較する比較器12と、比較器12の出力のカットオフ周波数以上の成分を減衰させて出力するループフィルタ13で構成される。
信号差検出器8の出力はロック検出器7、第1のサンプルホールド回路2、第2のサンプルホールド回路3に入力される。ロック検出器7は、所定の期間内の入力について最大値と最小値をピークホールドにより検出し、最大値と最小値の差が所定のしきい値以下であるかどうかを判定し判定結果を出力する。なお、ここでは最大値と最小値の差がしきい値以下である場合に「1」を、そうでない場合に「0」を出力することにする。また、ロック検出器7が「1」を出力する状態をロック状態と称する。ロック検出器7の出力は制御回路1入力される。制御回路1は、ロック検出器7からの入力に基づいて、第1のサンプルホールド回路2、第2のサンプルホールド回路3、スイッチ4の制御を行う。なお、制御回路1はプロセッサとプロセッサで動作するプログラムにより実現することも可能である。
第1のサンプルホールド回路2および第2のサンプルホールド回路3は、外部から入力された信号を通過させて出力するスルー状態と、ある時間に入力された信号をサンプルして記憶し、記憶した信号を出力し続けるホールド状態の2状態を有し、制御回路1が出力する制御信号に応じてスルー状態とホールド状態の切り替えを行う。第1のサンプルホールド回路2の出力は発振器5に制御信号として入力される。また、第2のサンプルホールド回路3の出力は移相器6の制御信号として入力される。図2にサンプルホールド回路の具体的な構成例を示す。制御信号によりスイッチの開閉を制御し、スイッチが閉のときスルー状態となり、スイッチが開となったときに入力された信号がサンプルされて記憶され、ホールド状態になる。
移相器6は、第2のサンプルホールド回路3の出力が制御信号として入力され、移相の対象である発振器5の出力信号の位相を入力された制御信号に応じた移相量で移相して出力する。移相器6の出力はスイッチ4に入力される。スイッチ4は、制御回路1の制御により端子間の短絡、開放を切り替える。ここで、スイッチ4は半導体スイッチであってもよいし、接点間を開閉する機械的なスイッチであってもよい。スイッチ4は短絡時に移相器6の出力を注入信号として発振器5に入力し、開放時に遮断する。なお、この実施の形態ではスイッチ4を移相器6の後段に設けたが、スイッチ4を移相器6の前段に設けて、注入信号を発振器5に入力しない場合にはスイッチ4の開放により発振器5の出力信号が移相器6に入力されないようにしてもよい。
図3は発振器5の制御信号を固定した場合で、発振器5の出力信号を注入信号として入力(自己注入)する場合の、移相器6が注入信号に与える移相量と発振器5の発振周波数の関係を示すグラフである。図3に示すように、注入同期型の発振器5の発振周波数(出力信号の周波数)は注入信号に与えられる移相量に応じて変化し、発振器5の出力信号の位相と注入信号の位相が同じになる移相量のとき、発振周波数は自己注入をしない場合の発振周波数と同じになる。
次にこの実施の形態の自己注入同期発振器の動作を説明する。図4は制御回路1が行う制御フローの一例を示すフロー図である。以下、図4の制御フローに沿って動作を説明する。
はじめに制御回路1はスイッチ4を開放する(S001)。次に、制御回路1は第1のサンプルホールド回路2をスルー状態にする(S002)。このとき第2のサンプルホールド回路3の状態はスルーとホールドのどちらであってもよい。S002の処理により図5に示すように、信号差検出器8、第1のサンプルホールド回路2、発振器5による第1のループ(発振器ループ)100が形成される。ロック検出器7はこの発振器ループ100において信号差検出器8の出力の差分信号を監視しており、差分信号の所定の期間内の最大値と最小値の差が所定のしきい値以下になるまでは、ロック検出器7は「0」を出力する。制御回路1は検出器7からの入力に基づいて検出器7がロック状態となったかどうかを判定し、検出器7がロック状態となるまで待つ(S003)。この状態を「発振器ループ収束待ち状態」と称する。
図5に示した発振器ループ100が形成された状態では、信号差検出器8の出力(すなわち発振器5の制御信号)は、発振器5の発振周波数(すなわち発振器5の出力信号の周波数)が基準信号の周波数を逓倍した周波数となる値に収束する。信号差検出器9が出力する差分信号の所定の期間内の最大値と最小値の差が所定のしきい値以下になると、ロック検出器7から「1」が出力される。制御回路1はロック検出器7から「1」が出力されるとロック検出器7のロック状態を検知して、次の処理に移行する。
次に制御回路1は第1のサンプルホールド回路2をホールド状態にする(S004)。次に制御回路1は第2のサンプルホールド回路3をスルー状態にする(S005)。そして、制御回路1はスイッチ4を短絡する(S006)。S006の処理により図6に示すように、信号差検出器8、第1のサンプルホールド回路2、発振器5による第2のループ(移相器ループ)200が形成される。ここで、発振器5の出力信号と注入信号の位相があっていない場合、図3に示したように発振周波数が変化して、信号差検出器9が出力する差分信号が変化し、ロック検出器7の出力が「0」となる。制御回路1は再び検出器7からの入力に基づいて検出器7がロック状態となったかどうかを判定し、検出器7がロック状態となるまで待つ(S007)。この状態を「移相器ループ収束待ち状態」と称する。
図6に示した移相器ループ200が形成された状態では、信号差検出器9が出力する差分信号(すなわち移相器6の制御信号)は、移相器6の出力(すなわち発振器5の注入信号)と発振器5の出力信号とを同相にする値に収束する。このとき発振器5の発振周波数は、図3に示したように注入信号が無い状態の発振周波数、すなわち基準信号の周波数を逓倍した周波数となる。発振器5の発振周波数が基準信号の周波数を逓倍した周波数に収束して信号差検出器9が出力する差分信号の所定の期間内の最大値と最小値の差が所定のしきい値以下になると、再びロック検出器7から「1」が出力される。制御回路1はロック検出器7のロック状態を検知して、次の処理に移行する。
次に制御回路1は第2のサンプルホールド回路3をホールド状態にする(S008)。そして、制御回路1は第1のサンプルホールド回路2をスルー状態にする(S009)。S009の処理の完了後、自己注入同期発振器には、図7に示すように再び発振器ループ100が形成され、発振器5の発振周波数は信号差検出器8が出力する差分信号によって制御されるようになる。このとき、移相器6からの注入信号は発振器5の出力信号とほぼ同相になっている。
この実施の形態の自己注入同期発振器は以上に説明したように動作して、発振器5の出力を自己注入する際に、移相器6が発振器5の出力信号を移相して出力信号と同相の注入信号として発振器5に入力することができる。このとき、基準信号と発振器5の位相差を検出する信号差検出器8は発振器5の出力信号を分周して基準信号と比較し位相差を検出するので、最大でも出力信号の1/2の周波数の信号を比較すればよい。また、制御回路1、第1のサンプルホールド回路2、第2のサンプルホールド回路3、スイッチ4、ロック検出器7も信号差検出器8の出力に応じた処理を行うので、最大でも出力信号の1/2の周波数で動作すればよい。従って、この実施の形態の自己注入同期発振器は出力信号と同じ周波数の注入信号と出力信号を比較して位相差を検出する必要はなく、大幅に低い周波数で動作すればよいので、消費電力を低減することができる。また、この実施の形態の自己注入同期発振器は目的とする発振器5の発振周波数が更新された場合に上述の動作をすればよく消費電力を低減することができる。
上述のようにこの実施の形態の自己注入同期発振器は、発振周波数を制御する制御信号と出力信号が同期する注入信号とが入力される注入同期型の発振器と、移相の対象である発振器の出力信号の位相を入力された制御信号に応じた移相量で移相して出力する移相器と、発振器の出力信号を分周した信号と基準信号との位相および周波数の差を検出し差分信号として出力する信号差検出器と、発振器の制御信号として入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第1のサンプルホールド回路と、移相器の制御信号として入力された差分信号を通過させた信号と入力された差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第2のサンプルホールド回路と、発振器の注入信号として移相器が移相した発振器の出力信号を入力するか否かを切り替えるスイッチと、を備えるようにした。
これにより、この実施の形態の自己注入同期発振器は、移相器が移相した発振器の出力信号が発振器の注入信号として入力されないようにするとともに、発振器、信号差検出器、第1のサンプルホールド回路を経由する発振器ループを形成し、発振器ループを形成した状態で信号差検出器が出力する差分信号が収束した後、第1のサンプルホールド回路が入力された差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するようにするとともに、発振器、信号差検出器、第2のサンプルホールド回路、移相器を経由する移相器ループを形成し、移相器ループを形成した状態で差分信号が収束した後に、前記第2のサンプルホールド回路が入力された差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するようにし、前記第1のサンプルホールド回路が入力された差分信号を通過させた信号を出力するようにすることで、発振器の出力信号を分周した信号と発振周波数よりも低周波数の基準信号との位相差に基づいて移相器が発振器の注入信号の位相を移相することができるので、発振器の出力信号と自己注入する注入信号との位相差を直接検出する必要がなく、自己注入同期発振器の消費電力を低減することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に関わる自己注入同期発振器を説明する。図8はこの発明の実施の形態2に関わる自己注入同期発振器の構成の一例を示すブロック図である。この実施の形態の自己注入同期発振器は、図1に示した実施の形態1の自己注入同期発振器に対して、信号差検出器8aが出力する差分信号をデジタル信号とし、第1のサンプルホールド回路2aと第2のサンプルホールド回路3aをそれぞれデジタル信号入力に特化して入力のスルー出力もしくは記憶した入力のホールド出力が可能な第1のラッチ回路2aおよび第2のラッチ回路3aにそれぞれ置き換え、さらに発振器5をデジタル制御発振器5aに、移相器6をデジタル制御移相器6aにしたものである。
次に動作を説明する。この実施の形態の自己注入同期発振器の動作は基本的に実施の形態1の自己注入同期発振器と同様である。異なるのは、信号差検出器8aが差分信号をデジタル信号で出力することと、信号差検出器8aが出力するデジタル信号の差分信号を第1のラッチ回路2a、第2のラッチ回路3aがスルー出力するか、ある時点の入力をラッチして記憶し、記憶した入力をホールド出力するかの切り替えを行うことである。また、デジタル制御発振器5a、デジタル制御移相器6aはデジタル信号の制御信号、注入信号の入力を受けて動作するが、行う動作は実施の形態1と同様である。
この実施の形態の自己注入同期発振器によれば、実施の形態1の自己注入同期発振器が備えるサンプルホールド回路と比較して、ラッチ回路を小型のデジタル素子で構成することが可能であるので、実施の形態1の自己注入同期発振器が奏する効果に加えて、小面積化の効果がある。
上述の実施の形態1および実施の形態2では、発振器の出力が移相器に入力される構成を示したが、移相器に入力される前段もしくは後段に信号を遅延させる遅延器を挿入するようにしてもよい。
1 制御回路、2 サンプルホールド回路、2a ラッチ回路、3 サンプルホールド回路、3a ラッチ回路、4 スイッチ、5 発振器、5a デジタル制御発振器、6 移相器、6a デジタル制御移相器、7 ロック検出器、8、8a 信号差検出器、9 端子、10 端子、11 分周器、12 比較器、13 ループフィルタ。

Claims (3)

  1. 発振周波数を制御する制御信号と自己の出力信号が同期する注入信号とが入力される注入同期型の発振器と、
    移相量を制御する制御信号が入力され、移相の対象である前記発振器の出力信号の位相を前記移相量に応じて移相して出力する移相器と、
    前記発振器の出力信号を分周した信号と基準信号との位相および周波数の差を検出し差分信号として出力する信号差検出器と、
    前記発振器の制御信号として、入力された前記差分信号を通過させた信号と入力された前記差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第1のサンプルホールド回路と、
    前記移相器の制御信号として、入力された前記差分信号を通過させた信号と入力された前記差分信号を記憶した信号のいずれかを出力する第2のサンプルホールド回路と、
    前記発振器の注入信号として前記移相器が移相した前記発振器の出力信号を入力するか否かを切り替えるスイッチと、
    を備えることを特徴とする自己注入同期発振器。
  2. 前記第1のサンプルホールド回路、前記第2のサンプルホールド回路および前記スイッチを制御する制御回路を備え、
    前記制御回路は、
    前記移相器が移相した前記発振器の出力信号が前記発振器に入力されないように前記スイッチを制御し、入力された前記差分信号を通過させた信号を出力するように前記第1のサンプルホールド回路を制御して、前記発振器、前記信号差検出器、前記第1のサンプルホールド回路を経由する第1のループを形成し、
    前記第1のループを形成した状態で前記差分信号が収束した後、入力された前記差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するように前記第1のサンプルホールド回路を制御し、入力された前記差分信号を通過させた信号を出力するように前記第2のサンプルホールド回路を制御し、前記移相器が移相した前記発振器の出力信号が前記発振器に入力されないように前記スイッチを制御して、前記発振器、前記信号差検出器、前記第2のサンプルホールド回路、前記移相器を経由する第2のループを形成し、
    前記第2のループを形成した状態で前記差分信号が収束した後に、入力された前記差分信号を記憶して当該記憶した信号を出力するように前記第2のサンプルホールド回路を制御し、入力された前記差分信号を通過させた信号を出力するように前記第1のサンプルホールド回路を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自己注入同期発振器。
  3. 前記発振器はデジタル信号の制御信号で制御されるデジタル制御発振器であり、
    前記移相器はデジタル信号の制御信号で制御されるデジタル制御移相器であり、
    前記第1および前記第2サンプルホールド回路はデジタル信号の入力をラッチして出力するラッチ回路であり、
    前記信号差検出器はデジタル信号の前記差分信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自己注入同期発振器。
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