JP2016199943A - 逆流防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管路60の端部内側に挿入する筒状の本体10と、本体10の外周部に設けられた開口部20から本体10の内部に挿入される可撓性を有する板状の弁体30と、を有し、開口部20は、管路60の上流側5を凸とする湾曲曲線に沿って形成され、弁体30は、開口部20から一部が本体10の外周部に露出して配置され開口部20において湾曲曲線に沿って湾曲された状態で支持する。
【選択図】図3
Description
図1は、本実施形態の逆流防止装置1を示す平面図である。
図2、図3は、図1のII−II線に沿った逆流防止装置1の断面図である。なお、図3は、管路60に逆流防止装置1を取り付け、さらに上流側5から下流側6に流体が流入した際の状態を示している。
図4は、逆流防止装置1の開口部20を示す図である。
図5は、弁体の平面図である。
図6は、逆流防止装置1の斜視図である。
逆流防止装置1は、管路60(図3参照)の内周面に固定され、管路60の下流側からの逆流を防止する装置である。
弁体30は圧縮変形できるため、前記隙間は弁体30の厚さ以下としても良い。この場合、開口部20と弁体30はより密着する。
図2に示すように、本体10の中心軸に対して、角度θで傾く基準線Jを設定する。仮想平面Pは基準線Jと直交する平面である。
図4に示すように視野IVから見ると、湾曲曲線Lは仮想平面P上に、曲率半径Rで湾曲する円弧に現れる。開口部20は、湾曲曲線Lに沿った湾曲する形状で本体10に設ける。
挿入部31は、略楕円形状を有し、本体10の開口部20から斜めに挿入することで、外縁が本体10の内周面に沿った状態で配置される。
露出部32は、挿入部31の外縁の一部を外側に拡大した形状を有する。露出部32は、開口部20の長さより湾曲曲線Lに沿う方向に長く、開口部20に挿入されない。なお、ここで開口部20の長さとは、開口部20における湾曲曲線Lに沿った距離である。露出部32によって、弁体30は、開口部20に係止される。露出部32は、弁体30が本体10の内部12に完全に入ってしまうこと防止する。
弁体30を多層構造とする場合は、弾性を有する材料を弁体30の第1面30a側に配置することが好ましい。第1面30aは、開口部20の第1面20aおよび段差面13aに対向する面であるため、第1面30a側に弾性部材を配置することで、弁体30による密閉性を高めることができる。
逆流防止装置1の止水体50は、複数の突出部51に設けられている。複数の突出部51は、径方向に高さが異なり、挿入側から順に径方向の高さが高くなっているために、幅広い管径の管路60に固定し、止水できる。
また、本実施形態の逆流防止装置1によれば、弁体30が湾曲した状態で設定されているために、勾配が急な管路60に配置した場合であっても、弁体30が、自重で解放されることがなく、本体10の内部12を区画した状態を保つことができる。
上述した実施形態における開口部20は、スリット状に形成されていたが、上流側5を凸とする湾曲曲線Lに沿って延び、開口部20の縁において弁体30を支持するものであれば、その他の形態であっても良い。ここでは、本実施形態に適用可能な変形例の開口部20A、20B、20C、20Dについて説明する。
図7(A)〜(D)は、それぞれ開口部20A〜20Dを示す図である。図7(A)〜図7(D)は、上述した実施形態における開口部20を示す図4と対応している。即ち、図7(A)〜(D)は、図2の視野IVから見た開口部20A〜20Dの矢視図である。
開口部20A〜20Dは、図2における開口部20と同様に、湾曲曲線Lに沿った湾曲する形状で本体10に形成されている。以下、それぞれの変形例について、開口部20と異なる部分を中心に説明する。
また、弁体の抜け止め機能を備えた付属品を開口部20A〜20Dに挿入することで、弁体30が脱落することを防止しても良い。
さらに、平板状の弁体に対しリブを設けて弁体の剛性を高める場合に、リブの形状に合わせて上述した開口部20A〜20Dを採用することで、弁体がスムーズに挿入できる。
次に、本実施形態に適用可能な変形例の止水体52について説明する。
図8は、本体10とその外周部11に一体的に設ける止水体52である。止水体52は、複数の突出部53を有する。止水体52は、上述した実施形態の止水体50と概略同様の構成を有するが、突出部53がスリット54により周方向に分割されている点が異なる。
管路60に本体10を挿入すると、止水体52の突出部53が弾性変形して倒れ、弾性変形による緊迫力で本体10を管路60内に保持すると共に、本体10の外周を止水する。突出部53は、径方向外側に延びているため、突出部53の先端55の直径は、根元56の直径より大きい。突出部53は、根元56を支点として先端55が倒れる。このとき、先端55の周長と根元56の周長との差分だけ、先端55側の部材の余剰分が波打った状態となる虞がある。波打った先端55と管路60の内周面61との間には、隙間が形成されて十分な止水効果が発揮できない虞がある。突出部53にスリット54を設けることで、突出部53が倒れると共に、スリット54で分割された突出部53が重なり合った状態となる。これにより、十分な止水性を発揮させることができる。また、突出部53波打った状態で保持されることがなく、突出部53に部分的に過大な応力が集中して加わることがない。したがって、長期使用における突出部53の破損を防止できる。
弁体30は、上述した硬度および厚さを有する全ての組み合わせである25種類を用意した。
保持孔71は、直線状のスリットである。
保持孔72は、曲率半径150mmの湾曲曲線L2に沿って延びるスリットである。
保持孔73は、曲率半径100mmの湾曲曲線L3に沿って延びるスリットである。
保持孔74は、曲率半径70mmの湾曲曲線L4に沿って延びるスリットである。
本試験では、一般的な逆流圧力と流路の断面形状を鑑みて、最大荷重が0.4N以上であれば、弁体30は逆流を抑制するための十分な抵抗力を有するとして試験結果を評価した。
表1において最大荷重(N)が「0.2未満」とは、使用した測定機において、測定範囲未満の荷重であったことを示す。
Claims (10)
- 管路の下流側からの逆流を防止する逆流防止装置であって、
前記管路の端部内側に挿入する筒状の本体と、
前記本体の外周部に設けられた開口部から前記本体の内部に挿入される可撓性を有する板状の弁体と、を有し、
前記開口部は、前記管路の上流側を凸とする湾曲曲線に沿って形成され、
前記弁体は、前記開口部から一部が前記本体の外周部に露出して配置され前記開口部において前記湾曲曲線に沿って湾曲された状態で支持されている、
逆流防止装置。 - 前記本体の内部に段差が設けられ、
前記段差が、前記湾曲曲線に沿って形成されて下流側を向く面を前記弁体と接触させる、
請求項1に記載の逆流防止装置。 - 前記弁体が、前記開口部から前記下流側に向かって傾斜して配置されている、
請求項1又は2に記載の逆流防止装置。 - 前記湾曲曲線の曲率半径が、150mm以下である、
請求項1〜3の何れか一項に記載の逆流防止装置。 - 前記弁体の硬度が、60HA以上90HA以下である、
請求項1〜4の何れか一項に記載の逆流防止装置。 - 前記弁体が、異なる硬度を有する複数の材質を積層してなる、
請求項1〜5の何れか一項に記載の逆流防止装置。 - 前記弁体の厚さが、1mm以上3mm以下である、
請求項1〜6の何れか一項に記載の逆流防止装置。 - 前記本体の外周部に周方向に沿って一体的に設けられ、可撓性を有するヒダ状の突出部を有する、
請求項1〜7の何れか一項に記載の逆流防止装置。 - 径方向の高さが異なる複数の前記突出部を有し、
前記管路に挿入する先端側から、前記突出部の高さが低いものから高いものが順番に並ぶ、
請求項8に記載の逆流防止装置。 - 前記突出部が、スリットにより周方向に分割されている、
請求項8又は9に記載の逆流防止装置。
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