JP2016199301A - ファスナー付きパウチ - Google Patents

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【課題】開口前にファスナーが内容物で汚染されることのないファスナー付きパウチであって、任意のファスナーを使用することができ、従って、内容物やパウチの材質等に応じて最適なファスナーを選択することのできるファスナー付きパウチを提供すること。【解決手段】表裏のフィルム11,12の周縁をシールすると共に、その内部に区画用フィルム3とファスナー2とを備えるファスナー付きパウチであって、前記区画用フィルムの対向する両辺を表裏の前記フィルムのそれぞれにシールしてパウチの内部を内容物収容室Aと非収容室Bとに区画し、非収容室に前記ファスナーを配置しているパウチにおいて、前記区画用フィルムがファスナーとは別体のフィルムであり、基材フィルム31とシーラントフィルム32とを含む積層体から構成され、その一部に引裂き可能な弱化線3xが設けられ、この弱化線が基材フィルムに設けられた傷から成る。【選択図】図1

Description

本発明はファスナー付きのパウチに関し、開口前にファスナーが内容物で汚れることのないパウチに関するものである。
開口前にファスナーが内容物で汚染されることのないパウチは特許文献1に記載されている。このパウチは、経腸栄養剤や流動食の投与容器として用いられるものである。
このパウチは図6(a)のような構造をしている。また、図6(b)はその要部断面図である。すなわち、このパウチは、まず、表裏のフィルム11,12の周縁をシールして、天シール線1a,底シール線1b、側シール線1c,1dを形成して構成されている。そして、その天シール線1a近傍を開口予定部とし、天シール線1aの一部を幅広として、この幅広部分に吊り下げ孔1xを設けている。また、底シール線1bには、経腸栄養剤や流動食等の内容物を投与するための注出口4が設けられている。
そして、このパウチにはファスナー5が設けられており、このファスナー5は、一枚のフィルム状部品から構成されている。すなわち、このファスナー5は、フィルムを基材51として、その一方の面に凹部5aと凸部5bとを設けたもので、その凹部5aと凸部5bと中間に弱化線5xが設けられている。そして、この弱化線5xを折り曲げ線として二つ折りし、凹部5aと凸部5bとを互いに嵌合して、その外面側を、それぞれ、表裏のフィルム11,12にシールしている。
このため、このパウチは、ファスナー5を構成する基材51によって、内容物を収容する内容物収容室Aと内容物を収容していない非収容室Bとに区画されており、ファスナー5の凹部5aと凸部5bとは非収容室Bの内部に配置されている。そして、このため、これら凹部5aと凸部5bの両者共に内容物によって汚染することがない。また、この利点に加えて、内容物収容室から応力がかかったときにも、この応力を基材51が吸収するから、ファスナー5の変形を抑制することができるという利点がある。
なお、このパウチは次のように使用する。すなわち、まず吊り下げ孔1xから吊るして開口予定部を開き、ファスナー5の凹部5aと凸部5bとの嵌合を解いて開いた後、基材51を弱化線5xで破断する。そして、開口予定部から内容物収容室Aに水等を充填して内容物と混合し、次に、注出口4からこの混合物を注出するのである。
特開2005−206162号公報
以上のように、特許文献1に記載のパウチは、開口予定部を開く前には、ファスナー5の凹部5aと凸部5bとが内容物とは区画して配置されているため、これらが内容物で汚れることがなく、また、内容物収容室の応力によってファスナーが変形し難いという利点を有している。
しかしながら、このパウチでは、ファスナーの基材を利用して内容物収容室と非収容室とを区画しており、この基材に弱化線を形成してこの弱化線を折り曲げ線として二つ折り
する必要があり、専用のファスナーを使用しなければならないので、ファスナーの選択の幅が狭いという欠点があった。
そこで、本発明は、開口前にファスナーが内容物で汚染されることのないファスナー付きパウチであって、任意のファスナーを使用することができ、従って、内容物やパウチの材質等に応じて最適なファスナーを選択することのできるファスナー付きパウチを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、表裏のフィルムの周縁をシールすると共に、その内部に区画用フィルムとファスナーとを備えて構成されるファスナー付きパウチであって、前記区画用フィルムの対向する両辺を表裏の前記フィルムのそれぞれにシールしてパウチの内部を内容物収容室と非収容室とに区画しており、かつ、非収容室に前記ファスナーを配置しているパウチにおいて、
前記区画用フィルムがファスナーとは別体のフィルムであって、その一部に引裂き可能な弱化線が設けられていることを特徴とするファスナー付きパウチである。
次に、請求項2に記載の発明は、前記区画用フィルムが基材フィルムとシーラントフィルムとを含む積層体から成ることを特徴とする請求項1に記載のファスナー付きパウチである。
また、請求項3に記載の発明は、前記区画用フィルムが、基材フィルムの両面にシーラントフィルムを積層した三層構造を有することを特徴とする請求項2に記載のファスナー付きパウチである。
また、請求項4に記載の発明は、前記傷が基材フィルムに設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のファスナー付きパウチである。
また、請求項5に記載の発明は、シーラントフィルムの合計厚みが60μm未満であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のファスナー付きパウチである。
また、請求項6に記載の発明は、前記基材フィルムがポリアミドフィルムから成ることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のファスナー付きパウチである。
本発明のパウチにおいては、内部を内容物収容室と非収容室とに区画する区画用フィルムがファスナーとは別体のフィルムで構成されており、この区画用フィルムに弱化線が設けられているから、ファスナーを選択するに際してその弱化線と無関係に選択することができる。このため、内容物やパウチの材質等に応じて任意のファスナーを選択することが可能となる。
また、弱化線は区画用フィルムに設けられた傷から構成されているから、その引裂きも容易である。
図1は本発明の第1の具体例に係り、図1(a)はその平面図であり、図1(b)は要部断面図である。 図2は本発明の第1の具体例に係る区画用フィルムの断面説明図である。 図3は本発明の第1の具体例に係り、図3(a)はその製造方法を示す説明図であり、図3(b)は区画用フィルムを表裏のフィルムにヒートシールする工程の説明用断面図である。 図4は本発明の第2の具体例に係り、図4(a)は区画用フィルムの断面説明図、図4(b)は区画用フィルムを表裏のフィルムにヒートシールする工程の説明用断面図である。 図5は本発明の別の具体例を示す要部断面図である。 図6は従来のパウチに係り、図6(a)はその平面図であり、図5(b)は要部断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の具体例を説明する。図面の図1(a)はその平面図であり、図1(b)は要部断面図である。
これらの図から分かるように、本発明のパウチは表裏のフィルム11,12の周縁をシールして、天シール線1a、底シール線1b、側シール線1c,1dを設けて構成されたものである。側部に、二つ折りしたテープを介在させて、ガゼット袋としてもよい。このパウチを構成する表裏のフィルム11,12は任意の材質から成ってよいが、好ましくは耐熱性かつ酸素バリア性を有するものであることが望ましい。このようなフィルムとしては、耐熱性かつ酸素バリア性の基材シートにシーラント層を積層した積層フィルムを使用することができる。基材シートとしては、140℃以上の融点を有し、かつ、10μm厚に換算した酸素透過度(但し、JIS K7126に準じる方法で、25℃、65%RHの雰囲気下で測定した酸素透過度)が200cc/(m/day/atm)以下であるものが望ましい。このような基材シートとしては、例えば、無機酸化物を真空蒸着したポリエステルフィルムを例示することができる。あるいはこのポリエステルフィルムにその他のフィルムを積層して基材シートとしてもよい。また、シーラント層としては、周知のポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂を使用することができる。
そして、この例では、その天シール線1a近傍を開口予定部としており、天シール線1aの一部を幅広としてこの幅広部分に吊り下げ孔1xを設けている。また、底シール線1bには、経腸栄養剤や流動食等の内容物を投与するための注出口4が設けられている。
ところで、本発明のパウチには、その内部にファスナー2と区画用フィルム3とが設けられている。この例では、図1(b)や図2に示すように、区画用フィルム3は、基材フィルム31の片面にシーラントフィルム32を積層した積層体で構成されている。後述するように、区画用フィルム3として、基材フィルム31の両面にシーラントフィルム32,33を積層した三層構造の積層体や単層のシーラントフィルムを使用することもできる。
そして、この区画用フィルム3には、引裂き可能な弱化線3xが設けられており、この弱化線3xは基材フィルムに設けられた傷から構成されている。この傷は基材フィルム31を貫通していることが望ましい。この傷が基材フィルム31を貫通している場合には、この傷によって形成された弱化線3xはシーラントフィルム32のみによって構成されるため、その引き裂きが容易となる。図の例は、傷が基材フィルム31を貫通している例である。
そして、この例では、前記弱化線3xを折り曲げ線として、区画用フィルム3の対向する両辺が、表裏のフィルム11,12のそれぞれにヒートシールされている。そして、このように区画用フィルム3の対向する両辺が表裏のフィルム11,12にヒートシールされているため、パウチの内部は、この区画用フィルム3によって底シール線1b側の内容物収容室Aと天シール線1a側の非収容室Bとに区画されている。内容物収容室Aは経腸栄養剤等の内容物を収容する空間であり、非収容室Bはこの内容物を収容することのない
空間である。なお、弱化線3xを折り曲げ線とする必要はないが、この弱化線3xの近傍で折り曲げることが望ましい。
また、天シール線1a近傍を開口予定部としているため、この開口予定部は非収容室Bに配置されている。そして、この非収容室Bにはファスナー2が配置されている。このファスナー2は、一対のフィルム状部品から構成されるもので、その一方は凹部を有する凹部フィルム21であり、他方は凸部を有する凸部フィルム22である。そして、凹部と凸部とが嵌合した状態で、両フィルム21,22は、それぞれ、表裏のフィルム11,12にヒートシールされている。
このパウチは、従来のパウチと同様の方法で使用することができる。すなわち、まず吊り下げ孔1xから吊るして天シール線1a近傍の開口予定部を開き、ファスナー2の凹部と凸部との嵌合を解いて開いた後区画用フィルム3を弱化線3xで破断する。そして、開口予定部から内容物収容室Aに水等を充填して内容物と混合し、次に、注出口4からこの混合物を注出するのである。
次に、表裏のフィルム11,12、ファスナー2、区画用フィルム3として、長尺のフィルムを使用し、これら各フィルム11,12,2,3を所定の位置関係で重ね合わせて走行させながら製造することができる。図3(a)はその製造方法を示す説明図であり、図3(b)は区画用フィルム3を表裏のフィルム11,12にヒートシールする工程の説明用断面図である。
すなわち、この例では、各フィルム11,12,2,3の走行方向に沿って、順次、3つのヒートシールロールと1つのヒートシールバーとを配置している。3つのヒートシールロールのうち、もっとも上流側に配置されたヒートシールロール1は、区画用フィルム3を表裏のフィルム11,12にヒートシールするためのものである。次に配置されたヒートシールロール2は、ファスナー2を表裏のフィルム11,12にヒートシールするためのものである。最後に配置されたヒートシールロール3は天シール線1aを形成するためのものである。また、ヒートシールバーは3つのヒートシールロールの後に配置されており、側シール線1c,1dを形成するものである。そして、各包装袋に切断した後、底部から内容物を充填し、底シール線1bを形成することにより、内容物入りのパウチを製造することができる。
区画用フィルム3を表裏のフィルム11,12にヒートシールする工程では、図3(b)に示すように、所定の位置関係で重ねられた各フィルム11,12,2,3の外側にヒートシールロール1と受けロールとを対向配置してヒートシールすればよい。ヒートシールロール1の熱によって不必要な融着が生じることを防止するため、例えば、ファスナー2と表裏のフィルム11,12との間に、両者の融着を防止する邪魔板を配置することが望ましい。なお、受けロールに代えてヒートシールロールを使用することもできる。
次に、図4は、区画用フィルム3として、基材フィルム31の両面にシーラントフィルム32,33を積層した三層構造の積層体を使用した例である。この場合には、二つ折りした区画用フィルム3同士の融着を防止するため、その内側にも邪魔板を配置することが望ましい(図4(b)参照)。
次に、図5は本発明の別の具体例を示す要部断面図で、この例では、区画用フィルム3が表裏のフィルム11,12に直接ヒートシールされる代わりに、ファスナー2を介して表裏のフィルム11,12にヒートシールされている。すなわち、この例では、区画用フィルム3の一方の端部が凹部フィルム21にヒートシールされ、他方の端部が凸部フィルム22にヒートシールされている。凹部フィルム21と凸部フィルム22とは、それぞれ、表裏のフィルム11,12にヒートシールされているから、これら区画用フィルム3、凹部フィルム21及びと凸部フィルム22の三者によって、パウチの内部は内容物収容室と非収容室とに区画されている。このように、本発明は、区画用フィルム3を間接的に表裏のフィルム11,12にヒートシールしたものであってもよい。
本発明に係る区画用フィルム3の基材フィルム31としては、強靭なポリアミドフィルムを好適に使用することができる。また、シーラントフィルム32,33としては、低密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等を使用することができる。前述のように、区画用フィルム3として、基材フィルム31の片面にシーラントフィルム32を積層した2層構造の積層体、あるいは基材フィルム31の両面にシーラントフィルム32,33を積層した三層構造の積層体のいずれを使用することもできるが、いずれの場合であっても、シーラントフィルムの合計厚みが60μm未満であることが望ましい。基材フィルム31を貫通する傷を設けて弱化線3xとした場合であっても、シーラントフィルムの合計厚みが60μm以上であると、その引裂き抵抗が大きくなる。一方、合計厚みが60μm未満の場合、引裂きが容易である。基材フィルム31に傷を設ける方法としては、例えば、炭酸ガスレーザーを照射する方法が例示できる。例えば、基材フィルム31の片面又は両面にシーラントフィルムを積層した後、炭酸ガスレーザーを照射することにより、シーラントフィルムを損傷することなく、基材フィルム31にこれを貫通する傷を設けることができる。
ファスナー2としては、内容物やパウチの材質等に応じて、市販のファスナーの中から任意のファスナーを選択して使用することができる。例えば、安価なポリエチレン樹脂製ファスナーである。
(実施例1)
パウチを構成する表裏のフィルム11,12として、外面側から、無機酸化物を真空蒸着したポリエステルフィルム(厚さ12μm)、ポリアミドフィルム(厚さ15μm)、ポリアミドフィルム(厚さ15μm)、ポリプロピレンフィルム(厚さ60μm)を積層した4層構造の積層フィルムを使用した。なお、これら各フィルムはドライラミネート法によって接着した。また、ポリプロピレンフィルム(厚さ60μm)はシーラント層である。
区画用フィルム3の基材フィルム31として、厚さ15μmのポリアミドフィルムを使用した。また、シーラントフィルム32,33として無延伸ポリプロピレンフィルムを使用し、このシーラントフィルム32,33を基材フィルム31の両側に積層して区画用フィルム3とした。各シーラントフィルム32,33の厚みは、いずれも40μmである。そして、この区画用フィルム3に対して、出力25Wの条件で炭酸ガスレーザーを照射して、基材フィルム31を貫通する傷を設けて弱化線3xとした。なお、この弱化線3xの幅は300±100μmである。
ファスナー2としては市販の直鎖状ポリエチレン製ファスナー(出光ユニテック社製:LL−200)を使用した。
そして、図2(a)及び図2(b)に示すように、これら表裏のフィルム11,12、区画用フィルム3、ファスナー2を所定の位置関係で重ね合わせ、走行させながら、区画用フィルム3とファスナー2とを順次表裏のフィルム11,12にヒートシールし、天シール線1aと側シール線1c,2dを形成して包装袋を製造した。次に、個々の袋に断裁し、底側から内容物を充填して、底シール線1bを形成した。
得られたパウチは、その内部が二つ折りした区画用フィルム3で区画された四方シール袋であり、一方の部屋(内容物収容室A)には内容物が収容されており、他方の部屋(非収容室B)にはファスナー2は配置されていた。そして、区画用フィルム3は、弱化線3xを折り曲げ線とし、シーラントフィルム32同士が向き合うように二つ折りされていた。
(実施例2)
シーラントフィルム32の厚みを40μmとし、シーラントフィルム33の厚みを30μmとした他は、実施例1と同様にパウチを製造した。
(実施例3)
シーラントフィルム32の厚みを40μmとし、シーラントフィルム33の厚みを20μmとした他は、実施例1と同様にパウチを製造した。
(実施例4)
シーラントフィルム32の厚みを40μmとし、シーラントフィルム33の厚みを100μmとした他は、実施例1と同様にパウチを製造した。
(実施例5)
シーラントフィルム32の厚みを30μmとし、シーラントフィルム33の厚みを10μmとした他は、実施例1と同様にパウチを製造した。
(実施例6)
シーラントフィルム32の厚みを20μmとし、シーラントフィルム33の厚みを100μmとした他は、実施例1と同様にパウチを製造した。
(評価)
実施例1〜5のパウチを被験者5人に渡し、それぞれのパウチについて、区画用フィルム3の引裂き開封が容易であるか否かについてアンケート調査した。引裂き開封の難易については5段階として、容易に引裂き開封できたものについては「5」、困難であったものを「1」と評価し、その間を「2」〜「4」で評価した。そして、被験者5人の平均値を算出した。この結果を表1に示す。
この結果では、いずれのパウチも引裂き開封が困難ではなかったが、シーラントフィルム32,33の合計厚みが60μm未満の実施例3〜6がもっとも容易であることが分かった。
1:パウチ 11:表側フィルム 12:裏側フィルム 1a:天シール線 1b:底シール線 1c:側シール線 1d:側シール線 1x:吊り下げ孔
2:ファスナー 21:凹部フィルム 22:凸部フィルム
3:区画用フィルム 31:基材フィルム 32:シーラントフィルム 33:シーラントフィルム 3x:弱化線
4:注出口
5:ファスナー 51:ファスナーの基材 5a:凹部 5b:凸部 5x:弱化線
A:内容物収容室 B:非収容室

Claims (6)

  1. 表裏のフィルムの周縁をシールすると共に、その内部に区画用フィルムとファスナーとを備えて構成されるファスナー付きパウチであって、前記区画用フィルムの対向する両辺を表裏の前記フィルムのそれぞれにシールしてパウチの内部を内容物収容室と非収容室とに区画しており、かつ、非収容室に前記ファスナーを配置しているパウチにおいて、
    前記区画用フィルムがファスナーとは別体のフィルムであって、その一部に引裂き可能な弱化線が設けられていることを特徴とするファスナー付きパウチ。
  2. 前記区画用フィルムが基材フィルムとシーラントフィルムとを含む積層体から成ることを特徴とする請求項1に記載のファスナー付きパウチ。
  3. 前記区画用フィルムが、基材フィルムの両面にシーラントフィルムを積層した三層構造を有することを特徴とする請求項2に記載のファスナー付きパウチ。
  4. 前記傷が基材フィルムに設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のファスナー付きパウチ。
  5. シーラントフィルムの合計厚みが60μm未満であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のファスナー付きパウチ。
  6. 前記基材フィルムがポリアミドフィルムから成ることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のファスナー付きパウチ。
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