JP2016199174A - 車両用支持ローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のローラによって、車両の位置決めを確実に行うことができる車両用支持ローラを提供する。【解決手段】支持ローラ30は、車両CのタイヤT1が載置される、互いに平行な一対のローラ31・31を備え、タイヤT1の外周面を、一対のローラ31・31の各外周面に接触させつつ、一対のローラ31・31によって、タイヤT1を支持する車両用支持ローラであって、互いに平行な一対の受けローラ33・33をさらに備え、一対の受けローラ33・33を、ローラ31に対して平行に配置するとともに、一対の受けローラ33・33の離間距離dを、ローラ31の外径寸法Rに比して小さくして、一対の受けローラ33・33の上方にローラ31を配置して、ローラ31の外周面を、一対の受けローラ33・33の各外周面に接触させつつ、一対の受けローラ33・33によって、ローラ31を支持する。【選択図】図9

Description

本発明は、車両用支持ローラの技術に関し、より詳しくは、車両のタイヤを一対のローラで位置決めしつつ支持する支持ローラの構造に関する。
従来、例えば、車両を支持し持ち上げる装置である車両用リフトにおいて、車両に備えられたタイヤに当接する箇所を一対のローラで構成し、一対のローラによって、タイヤを位置決めしつつ車両を支持する構成が知られている。
特許文献1には、平行に配置された一対の回転可能な(即ち、ローラとして構成された)チャッキングアームによって、タイヤを位置決めしつつ車両を支持する構造を有する車体の移載装置が示されている。
そして、特許文献1に記載の構成によれば、ローラであるチャッキングアームにタイヤが接触したときに、チャッキングアームが回転されることで、タイヤからチャッキングアームに作用する荷重を開放することができ、タイヤを位置決めすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、チャッキングアームを保持する支持部や軸受けのケース等の、ローラ以外の回転しない部分にタイヤが接触すると、タイヤの回転抵抗が大きくなり、ローラであるチャッキングアームがうまく回転されない場合があった。
そして、このような構成の支持ローラにおいては、タイヤとローラが接触したときにローラが回転されなければ、各ローラによってタイヤが位置決めされないため、車両の位置決めが正確にできないという問題があった。
特開2005−59702号公報
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、タイヤとローラが接触したときにおいて、ローラを確実に回転させて、タイヤの位置決めを確実に行うことができる車両用支持ローラを提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、車両のタイヤが載置される、互いに平行な一対のローラを備え、前記タイヤの外周面を、前記一対のローラの各外周面に接触させつつ、前記一対のローラによって、前記タイヤを支持する車両用支持ローラであって、互いに平行な一対の受けローラをさらに備え、前記一対の受けローラを、前記ローラに対して平行に配置するとともに、前記一対の受けローラの離間距離を、前記ローラの外径寸法に比して小さくして、前記一対の受けローラの上方に前記ローラを配置して、前記ローラの外周面を、前記一対の受けローラの各外周面に接触させつつ、前記一対の受けローラによって、前記ローラを支持するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、タイヤがローラ以外の部位に接触することを防止できる。これにより、タイヤがローラに接触したときにおいて、ローラを確実に回転させて、タイヤの位置決めを確実に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る支持ローラを備えた車両用リフトを示すX軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラを備えた車両用リフトを示すY軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラを備えた車両用リフトを示すZ軸方向視模式図。 車両用リフトによる車両の持ち上げ手順を説明するX軸方向視模式図。 車両用リフトによる車両の持ち上げ手順を説明するY軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラにおけるローラの支持状態を示すX軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラにおけるローラの支持状態を示すY軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラによるタイヤの支持状態を示すX軸方向視模式図。 本発明の一実施形態に係る支持ローラによるタイヤの支持状態を示すY軸方向視模式図。 別実施形態に係る支持ローラを示すX軸方向視模式図。 別実施形態に係る支持ローラを示すY軸方向視模式図。 従来の支持ローラによるタイヤの支持状態を示すX軸方向視模式図。 車両の持ち上げ時におけるタイヤの変位を説明するための模式図、(a)側面模式図、(b)正面模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施形態に係る車両用支持ローラを有する車両用リフトの全体構成について、図1〜図5を用いて説明をする。
尚、本実施形態では、車両を持ち上げる用途に用いる車両用リフトである2柱リフトにおいて、本発明に係る車両用支持ローラを有する場合を例示して説明をするが、本発明に係る車両用支持ローラの適用対象はこれに限定されず、タイヤを位置決めしつつ車両を支持する用途において広く適用することができる。
図1〜図3に示す如く、2柱リフト1は、車両Cを持ち上げるための装置であり、一対のリフト10・20によって構成される。
尚、以下では説明の便宜上、図1〜図3に示すように、2柱リフト1によって持ち上げられる車両Cの長さ方向に対応するX軸と、車両Cの幅方向に対応するY軸と、車両Cの高さ方向に対応するZ軸と、を2柱リフト1に対して規定する。
2柱リフト1を構成する一対のリフト10・20は、Y軸方向において互いに対向するように、左右対称に配置されており、一方のリフト10によって、車両Cの進行方向に対する左側を支持するとともに、他方のリフト20によって、車両Cの進行方向に対する右側を支持するように構成される。尚、以下では、リフト10を左側リフト10と呼び、リフト20を右側リフト20と呼ぶ。
左側リフト10は、床FからZ軸方向に向けて立設される柱部11と、X軸方向に向けて延設されるアーム部12と、駆動部13を備えており、柱部11によって、Z軸方向にアーム部12を変位可能な状態で支持するとともに、駆動部13の駆動によってアーム部12を変位させる構成としている。
また、左側リフト10は、アーム部12のX軸方向における各先端部において、それぞれタイヤ受け板14・15を備えている。尚、アーム部12の前後の各先端部は、2柱リフト1の内側に向けて傾斜している。
タイヤ受け板14は、車両Cの進行方向前側のアーム部12の先端部に付設されており、車両Cの左前のタイヤT1に対応する位置に配置され、タイヤT1を支持する。
タイヤ受け板15は、車両Cの進行方向後側のアーム部12の先端部に付設されており、車両Cの左後のタイヤT2に対応する位置に配置され、タイヤT2を支持する。
そして、左側リフト10は、前側のタイヤ受け板14の上面に、支持ローラ30を備えている。
支持ローラ30は、左前のタイヤT1を所定位置に位置決めして支持するための部材であり、一対のローラ31・31を備えている。
また、右側リフト20は、床FからZ軸方向に向けて立設される柱部21と、X軸方向に向けて延設されるアーム部22と、駆動部23を備えており、柱部21によって、Z軸方向にアーム部22を変位可能な状態で支持するとともに、駆動部23によって駆動してアーム部22を変位させる構成としている。
また、右側リフト20は、アーム部22のX軸方向における各先端部において、それぞれタイヤ受け板24・25を備えている。
タイヤ受け板24は、車両Cの進行方向前側のアーム部22の先端部に付設されており、車両Cの右前のタイヤT3に対応する位置に配置され、タイヤT3を支持する。
タイヤ受け板25は、車両Cの進行方向後側のアーム部22の先端部に付設されており、車両Cの右後のタイヤT4に対応する位置に配置され、タイヤT4を支持する。
そして、右側リフト20は、前側のタイヤ受け板24の上面に、支持ローラ30を備えており、支持ローラ30によって、右前のタイヤT3を所定位置に位置決めして保持する。
そして、2柱リフト1では、一対のリフト10・20の各アーム部12・22を同時に上昇させることによって、タイヤT1〜T4がタイヤ受け板14・15・24・25上に位置決めされた状態の車両Cを、その姿勢を保ったままで持ち上げることができる。
ここで、2柱リフト1による車両Cの持ち上げ手順について、図4および図5を用いて説明をする。
図4に示す如く、2柱リフト1に車両Cが移載される前の時点では、2柱リフト1の、各リフト10・20の各アーム部12・22は、最低高さとなる位置に配置されている。
車両Cは、スキッド2にセットされた状態でAGV3によって搬送され、各タイヤT1〜T4の平面位置が、各タイヤ受け板14・15・24・25に一致する所定の位置まで搬送される。そして、車両Cは、所定の位置まで搬送されたときに、AGV3の車高を低くすることによって、2柱リフト1に移載される。
尚、スキッド2は、AGV3上の車両Cを所定の姿勢で、所定の位置に位置決めするためのパレット状の形態を有した治具であり、スキッド2に対して車両Cを位置決めするための図示しない位置決めピンを備えている。尚、車両Cには、位置決めピンに対応する位置決め孔が形成されており、車両Cの位置決め孔にスキッド2の位置決めピンを挿通させることによって、スキッド2の所定位置に、所定の姿勢で車両Cが配置されるように構成している。
2柱リフト1に移載された車両Cは、前側の各タイヤT1・T3がそれぞれ支持ローラ30・30によって支持されることで、一対のローラ31・31によって、2柱リフト1上の所定位置に精度良く位置決めされる。
2柱リフト1に移載された車両Cは、各リフト10・20のアーム部12・22を同時に同じ速度で上昇させることで、図5に示すような状態で持ち上げられ、この状態で車両Cの下回りへの作業が行われる。
そして、車両Cの下回りへの作業が完了した後は、各リフト10・20のアーム部12・22を同時に同じ速度で降下させることで、車両Cが、図4に示す状態に戻されるとともに、AGV3に移載されて、その後、AGV3によって次工程へと搬送される。
次に、支持ローラ30の構造について、図6〜図9および図12を用いて説明をする。
尚、ここでは、2柱リフト1を構成する一対のリフト10・20のうち、左側リフト10に備えられる支持ローラ30の構造を例示して説明をするが、右側リフト20に備えられる支持ローラ30の構造も同様である。
図6および図7に示す如く、左側リフト10に備えられる支持ローラ30は、タイヤ受け板14上に配置されており、一対のローラ31・31を備えている。各ローラ31は、その軸心が車両Cの幅方向(Y軸方向)と平行になるように配置されている。
支持ローラ30に備えられたローラ31は、一端を軸受け32によって回転可能に支持されるとともに、他端を一対の受けローラ33・33によって支持されている。
本実施形態では、ローラ31の車両Cの幅方向(Y軸方向)における外側に位置する一端を、軸受け32によって支持し、ローラ31の車両Cの幅方向(Y軸方向)における内側に位置する他端を、一対の受けローラ33・33で支持する構成としている。
2柱リフト1では、ローラ31の車両Cの幅方向における内側に位置する他端の方が、外側の一端に比してタイヤT1と接触する可能性がより高いため、少なくともローラ31の車両Cの幅方向における内側に位置する他端を、一対の受けローラ33・33で支持する構成とすることが好ましい。また、支持ローラ30は、ローラ31の車両Cの幅方向における外側に位置する一端を、受けローラ33・33で支持する構成としてもよい。
また、支持ローラ30は、一対の受けローラ33・33のみによって、ローラ31の両端を支持する構成としてもよく、さらには、ローラ31の車両Cの幅方向における全長にわたる範囲を、一対の受けローラ33・33によって、支持する構成としてもよい。
受けローラ33は、略円柱状のローラ部材であり、両端を一対の支持部材34・34によって回転可能に支持されている。
受けローラ33の軸心は、ローラ31の軸心に対して平行となるように構成しており、受けローラ33のローラ径rは、ローラ31のローラ径Rに比して小径(即ち、R>r)となるように構成している。
また、図8に示す如く、支持ローラ30では、ローラ31の外径寸法Rを、一対の受けローラ33・33の離間距離dに比して大きくしており、一対の受けローラ33・33の間の上方にローラ31を配置し、ローラ31を一対の受けローラ33・33に接触させることによって、一対の受けローラ33・33でローラ31を支持する構成としている。
このような構成の支持ローラ30では、図9に示す如く、ローラ31の外周面が受けローラ33・33の外周面に接することで、ローラ31の位置決めがなされる。また、支持ローラ30では、ローラ31に回転方向の力がかかった際に、受けローラ33・33が回転することで、ローラ31が回転可能に構成されている。
支持ローラ30では、ローラ31を受けローラ33・33で下方から支持する構成としているため、受けローラ33の上端高さをローラ31の上端高さに比して低く抑えることができる。このため、支持ローラ30では、一対のローラ31・31に接するタイヤT1が、ローラ31以外の部材に接触することを防止できる。
図12には、従来の車両用リフトに備えられていた支持ローラ50を例示している。
従来の支持ローラ50では、ローラ51の両端を軸受け52・52によって回転可能に支持する構成としている。
ローラ51の両端を軸受け52・52で支持する構成とした従来の支持ローラ50では、図12に示すように、ローラ51の上端高さよりも上に軸受け52(あるいは、軸受け52のケース等)がはみ出す構成となり、ローラ51に接するタイヤT1が、ローラ51以外の固定部材である軸受け52に乗り上げて接触する場合がある。
タイヤT1がローラ51以外の固定された部材に接触していると、タイヤT1の回転が阻害されるため、タイヤT1の回転に伴ってローラ51が回転されなくなり、ひいては、タイヤT1がローラ51・51の間の所定位置に誘導されて収まり、位置決めされることが阻害される。
一方、本発明の一実施形態に係る支持ローラ30では、図8および図9に示すように、タイヤT1がローラ31以外の固定された部材に接触することがないため、タイヤT1の回転が阻害されず、タイヤT1の回転に伴ってローラ31・31が確実に回転され、ひいては、タイヤT1をローラ31・31の間の所定位置に誘導し、位置決めすることができる。
また、支持ローラ30では、仮にタイヤT1が回転しなくても、ローラ31・31が確実に回転されるため、例えば、ギヤがPレンジであってタイヤT1が回転しない状態となっている車両Cについても、タイヤT1をローラ31・31の間の所定位置に誘導し、位置決めすることができる。
即ち、本発明の一実施形態に係る支持ローラ30は、車両CのタイヤT1が載置される、互いに平行な一対のローラ31・31を備え、タイヤT1の外周面を、一対のローラ31・31の各外周面に接触させつつ、一対のローラ31・31によって、タイヤT1を支持する車両用支持ローラであって、互いに平行な一対の受けローラ33・33をさらに備え、一対の受けローラ33・33を、ローラ31に対して平行に配置するとともに、一対の受けローラ33・33の離間距離dを、ローラ31の外径寸法Rに比して小さくして、一対の受けローラ33・33の上方にローラ31を配置して、ローラ31の外周面を、一対の受けローラ33・33の各外周面に接触させつつ、一対の受けローラ33・33によって、ローラ31を支持するものである。
このような構成により、タイヤT1がローラ31以外の部位に接触することを防止できる。これにより、タイヤT1がローラ31に接触したときにおいて、ローラ31を確実に回転させて、タイヤT1の位置決めを確実に行うことができる。
次に、別実施形態に係る支持ローラ30について、図10、図11および図13を用いて説明をする。
尚、ここでは、2柱リフト1を構成する一対のリフト10・20のうち、左側リフト10に備えられる支持ローラ30の別実施形態を例示して説明をするが、右側リフト20に備えられる支持ローラ30も同様の構成を採用することができる。
車両Cは、持ち上げられていないとき(フルバウンド状態)と2柱リフト1等で持ち上げられているとき(フルリバウンド状態)では、各タイヤT1〜T4の配置が変化することが判っている。
例えば、図13(a)上図に示すように、フルバウンド状態における重心位置GからタイヤT1の回転軸心までの距離がL0であるとき、図13(a)下図に示すように、フルリバウンド状態における重心位置GからタイヤT1の回転軸心までの距離は、L0+αのように増大する。また、タイヤT1〜T4の配置は、図13(b)に示すように、車両Cの幅方向(Y軸方向)にも変化する。
このような現象は、車両Cの各タイヤT1〜T4に、図13(a)に示すようなキャスター角θ1や、図13(b)に示すようなキングピン傾角θ2が設定されていることに起因するものである。
別実施形態に係る支持ローラ30は、スライド機構40を備えているため、車両Cの状態(即ち、持ち上げ作業の推移)に応じて、支持ローラ30の位置を調整することができるように構成している。
図10および図11に示す支持ローラ30は、タイヤ受け板14に対してスライド機構40を介して付設されており、この点が図6および図7に示した支持ローラ30と相違している。
図10および図11に示す如く、スライド機構40は、第一の直動ガイド部材41・41と第二の直動ガイド部材42・42を備えており、各直動ガイド部材41・42によって、スライド機構40に固定された支持ローラ30を、X軸方向およびY軸方向にスライドさせることができるように構成している。
第一の直動ガイド部材41は、支持ローラ30をX軸方向に向けてスライドさせるための部材であり、レール部材41aとスライド部材41bによって構成される。本実施形態では、一対の第一の直動ガイド部材41・41をX軸に対して平行に配置している。
そして、第一の直動ガイド部材41は、第一プレート43の下面にレール部材41aが固定され、スライド部材41bの下端に第二プレート44が固定されている。
第二の直動ガイド部材42は、支持ローラ30をY軸方向に向けてスライドさせるための部材であり、レール部材42aとスライド部材42bによって構成される。本実施形態では、一対の第二の直動ガイド部材42・42をY軸に対して平行に配置している。
そして、第二の直動ガイド部材42は、第二プレート44の下面にレール部材42aが固定され、スライド部材42bの下端に第三プレート45が固定されている。
第三プレート45は、タイヤ受け板14に対してスプリング46・46・・・を介して固定されており、タイヤ受け板14の上部に付設された各部材を浮動させることができるように構成している。
さらに、スライド機構40は、ブレーキ機構47を備えている。
ブレーキ機構47は、支持ローラ30の変位を保持するための機構であり、各直動ガイド部材41・42によって、支持ローラ30を変位させた状態でブレーキ機構47を作動させることによって、支持ローラ30の配置を保持することができるように構成している。
支持ローラ30は、車両Cの持ち上げ状態が変化したとしても、スライド機構40によって、ローラ31・31を各タイヤT1・T3に対して適切な位置に配置することができるため、各タイヤT1・T3の変位を見越して位置決めを行うことが可能になり、より精度よく車両Cの位置決めを行うことができる。
そして、スライド機構40を備えた支持ローラ30を用いた場合には、AGV3によって、車両Cのボディ基準で位置決めしつつ搬送されてきた車両Cを、タイヤT1〜T4の位置基準で位置決めした後、再びAGV3に移載するときに、スキッド2上のボディ基準の位置決め位置に、車両Cを精度良く戻すことができる(図4参照)。
即ち、スライド機構40を備えた支持ローラ30によれば、スキッド2やAGV3等(図4参照)の位置決めピンと車両Cの位置決め孔を精度良く位置合わせする合わせることができるため、2柱リフト1およびAGV3間の移載作業をスムーズに行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係る支持ローラ30を用いた場合には、支持ローラ30の配置を、X・Y軸方向に調整することができるため、車幅やホイールベースが異なる複数の車種が混在しているような状況に容易に対応することができ、複数の車種が混在している状況においても車両Cの位置決めを確実に行うことができる。
1 2柱リフト
30 支持ローラ
31 ローラ
33 受けローラ
C 車両
T1 タイヤ(左前)
R ローラの外径寸法
d 一対の受けローラの離間距離

Claims (1)

  1. 車両のタイヤが載置される、互いに平行な一対のローラを備え、
    前記タイヤの外周面を、前記一対のローラの各外周面に接触させつつ、前記一対のローラによって、前記タイヤを支持する車両用支持ローラであって、
    互いに平行な一対の受けローラをさらに備え、
    前記一対の受けローラを、前記ローラに対して平行に配置するとともに、前記一対の受けローラの離間距離を、前記ローラの外径寸法に比して小さくして、
    前記一対の受けローラの上方に前記ローラを配置して、前記ローラの外周面を、前記一対の受けローラの各外周面に接触させつつ、前記一対の受けローラによって、前記ローラを支持する、
    ことを特徴とする車両用支持ローラ。
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