JP2016199136A - 2モータ車両駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2基の減速機を中央にし、その左右に2基の電動モータを固定配置する構造の2モータ車両駆動装置において、2基の減速機と電動モータを収容するケーシングの剛性を大幅な重量増を起こすことなく、向上させる。
【解決手段】左右の電動モータ1L、1Rを収容する左右のモータケーシング3L、3R相互間と、左右のモータケーシング3L、3Rを固定する減速機ケーシング20に設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間の両方又は一方をサポートバー6によって繋いで補強することにより、大幅な重量増を起こすことなく、左右のモータケーシング3L、3Rの変形モードに対する剛性を向上させることができ、サポートバー6に動力線4を支持することにより、走行中における動力線4の揺動を軽減させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】左右の電動モータ1L、1Rを収容する左右のモータケーシング3L、3R相互間と、左右のモータケーシング3L、3Rを固定する減速機ケーシング20に設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間の両方又は一方をサポートバー6によって繋いで補強することにより、大幅な重量増を起こすことなく、左右のモータケーシング3L、3Rの変形モードに対する剛性を向上させることができ、サポートバー6に動力線4を支持することにより、走行中における動力線4の揺動を軽減させることができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、左右の駆動輪をそれぞれ独立して駆動させる2基の電動モータと減速機を備える2モータ車両駆動装置に関するものである。
左右の駆動輪をそれぞれ独立して駆動させる2基の電動モータと減速機を備える2モータ車両駆動装置は、特許文献1に開示されている。
この種の2モータ車両駆動装置は、一つの電動モータによって左右の駆動輪を駆動させる1モータ車両駆動装置のように、一つの電動モータの駆動力を左右に振り分けるディファレンシャルギヤなどが不要になる、という利点を有する。
また、2モータ車両駆動装置は、左右の駆動輪のそれぞれについて独立に駆動用の電動モータを備えるので、左右の駆動輪の駆動力を異ならせることが容易であり、旋回時に旋回内側の車輪より旋回外側の車輪に多くの駆動力を発生させることで、旋回性能が向上するなどの走行性能の向上が容易である。
ところで、図13に示すように、2モータ車両駆動装置の構成として、2基の減速機102を左右並列に収容する減速機ケーシング104を中央にして、その減速機ケーシング104の左右に2基の電動モータ101のモータケーシング103を固定配置する構造を採用した場合、中央から左右にオフセットした位置に重量物である左右の電動モータ101の重心が位置することになるので、走行時の振動に対する反応が大きくなる恐れがある。
このため、モータケーシング103や減速機ケーシング104は、振動によって変形や破壊が起こらないよう十分な剛性を持たせる必要がある。
しかしながら、モータケーシング103や減速機ケーシング104の肉厚を厚くして、剛性を高めようとすると、大幅な質量増になる。大幅な質量増は車両運動性能上および振動特性上望ましくない。
また、特許文献2に開示されているように、従来、2モータ車両駆動装置の電動モータ101は、駆動反力を受けるように、車体にサブフレームを介して固定しているが、モータケーシング103や減速機ケーシング104の補強については何ら考慮されていないというのが現状である。
そこで、この発明は、2基の減速機を中央にし、その左右に2基の電動モータをを固定配置する構造の2モータ車両駆動装置において、2基の減速機と電動モータを収容するケーシングの剛性を大幅な重量増を起こすことなく、向上させることを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、左右の駆動輪をそれぞれ独立に駆動させる2基の電動モータと、この2基の電動モータの動力を個別に減速して左右の駆動輪に伝達する2基の減速機とをケーシング内に収容した2モータ車両駆動装置において、左右の電動モータを収容する左右のモータケーシング相互間と、左右のモータケーシングを固定する減速機ケーシングに設けられた左右の固定壁相互間の両方又は一方をサポートバーによって繋いで補強したことを特徴とする。
前記サポートバーに、左右のモータケーシングから引き出されたUVWの3相の動力線を支持するようにしてもよい。
また、前記サポートバーに、ケーシングから引き出された冷却水ホースを支持するようにしてもよい。
前記サポートバーに、前記動力線又は冷却水ホースを支持するためのクランプ金具を取付けるようにしてもよい。
前記サポートバーを板状に形成し、この板状のサポートバーをケーシングの下面側に設置することにより、サポートバーによって飛び石などからケーシングを保護することができる。
以上のように、この発明によれば、左右の電動モータを収容する左右のモータケーシング相互間と、左右のモータケーシングを固定する減速機ケーシングに設けられた左右の固定壁相互間の両方又は一方を、サポートバーによって繋いで補強することにより、サポートバーが梁として機能するため、大幅な重量増を起こすことなく、2基の減速機と電動モータを収容するケーシングの剛性を向上させることができる。
また、サポートバーは、バッテリ・インバータなどの熱源に対する遮熱効果と共に、下方向からの飛び石をガードする効果がある。
また、サポートバーに動力線や冷却水ホースを支持させることにより、走行中における動力線や冷却水ホースの揺動を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明に係る2モータ車両駆動装置Aは、図1及び図2に示すように、2基の減速機2L、2Rを中央にし、その左右に2基の電動モータ1L、1Rを固定配置した構造である。
この発明に係る2モータ車両駆動装置Aは、図1及び図2に示すように、2基の減速機2L、2Rを中央にし、その左右に2基の電動モータ1L、1Rを固定配置した構造である。
2基の電動モータ1L、1Rと2基の減速機2L、2Rを収容するケーシングは、左右の減速機2L、2Rを収容する減速機ケーシング20と、左右2基の電動モータ1L、1Rを収容するモータケーシング3L、3Rとからなる。減速機ケーシング20は、中央ケーシング20aとこの中央ケーシング20aの両側面に固定される左右の側面ケーシング20bL、20bRの3ピース構造となっている。モータケーシング3L、3Rは複数のボルト29により、左右の側面ケーシング20bL、20bRの固定壁20bLa、20bRaに固定されている。
左右の側面ケーシング20bL、20bRは、図1及び図2に示すように、中央ケーシング20aの両側面の開口部に、複数のボルト26L、26Rによって固定されている。
中央ケーシング20aには、図3に示すように、中央に仕切り壁21が設けられている。減速機ケーシング20は、この仕切り壁21によって左右に2分割され、2基の減速機2L、2Rを収容する独立した左右の収容室22L、22Rが並列に設られている。仕切り壁21には、左右の収容室22L、22Rの間で空気や潤滑材の行き来が可能となるよう貫通穴を設ける場合もある。
モータケーシング3L、3Rは、図1及び図2に示すように、円筒形のモータケーシング本体3aL、3aRと、このモータケーシング本体3aL、3aRの外側面を閉塞する外側壁3bL、3bRと、減速機2L、2Rと隔てる内側壁3cL、3cRとからなる。
電動モータ1L、1Rは、図1に示すように、モータケーシング本体3aL、3aRの内周面にステータ11を設け、このステータ11の内周に間隔をおいてロータ12を設けたラジアルギャップタイプのものを使用している。なお、図示以外のアキシャルギャップタイプの電動モータを使用してもよい。
ロータ12は、モータ軸12aを中心部に有し、そのモータ軸12aはモータケーシング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRの開口部からそれぞれ減速機2L、2R側に引き出されている。モータケーシング本体3aL、3aRの開口部とモータ軸12aとの間にはシール部材13が設けられている。
モータ軸12aは、モータケーシング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRと外側壁3bL、3bRとに転がり軸受14a、14bによって回転自在に支持されている(図1)。
減速機2L、2Rは、図1及び図3に示すように、入力歯車23aを有し、左右対称形に設けられ、モータ軸12aから動力が伝達される入力軸23と、この入力歯車23aに噛み合う大径歯車24aと出力歯車25aに噛み合う小径歯車24bを有する中間軸24と、出力歯車25aを有する出力軸25とを備える2段の平行軸歯車減速機であり、出力軸25のアウトボード側の端部を、減速機ケーシング20から引き出して等速ジョイント15、中間シャフト16からなるドライブシャフトを介して駆動輪に駆動力を伝達している(図4参照)。歯車には平歯車やはすば歯車が適用できるが、静粛性を求め本実施例でははすば歯車を使用する。
減速機2L、2Rの入力軸23の両端は、中央ケーシング20aの仕切り壁21の左右両面に形成したボス部27aと側面ケーシング20bL、20bRに形成したボス部27bに転がり軸受28a、28bを介して回転自在によって支持されている。
入力軸23のアウトボード側の端部は、側面ケーシング20bL、20bRに設けた開口部から外側に引き出されており、開口部と入力軸23の外側端部との間にはシール部材31を設け、減速機2L、2Rに封入された潤滑油の漏洩および外部からの泥水などの侵入を防止している。
入力軸23は、中空構造であり、この中空の入力軸23にモータ軸12aが挿入されている。入力軸23とモータ軸12aとは、スプライン(セレーションも含む以下同じ)結合されている。
中間軸24は、外周面に入力歯車23aに噛み合う大径歯車24aと出力歯車25aに噛み合う小径歯車24bを有する段付き歯車である。この中間軸24の両端は、中央ケーシング20aの仕切り壁21の両面に形成したボス部32と側面ケーシング20bL、20bRに形成したボス部33とに転がり軸受34a、34bを介して支持されている。
出力軸25は、大径の出力歯車25aを有し、中央ケーシング20aの仕切り壁21の両面に形成したボス部35と側面ケーシング20bL、20bRに形成したボス部36に転がり軸受37a、37bによって支持されている。
出力軸25のアウトボード側の端部は、側面ケーシング20bL、20bRに形成した開口部から減速機ケーシング20の外側に引き出され、引き出された出力軸25のアウトボード側の端部の外周面に、等速ジョイント15の外側継手部材15aがスプライン結合されている。
出力軸25に結合された等速ジョイント15は、中間シャフト16を介して駆動輪に接続される(図4)。
出力軸25のアウトボード側の端部と側面ケーシング20bL、20bRに形成した開口部との間には、シール部材39を設け、減速機2L、2Rに封入された潤滑油および外部からの泥水などの侵入の漏洩を防止している。
図4に示す電気自動車Bは、前輪駆動方式であり、シャーシ51と、操舵・駆動輪としての前輪52と、後輪53と、左右の前輪52をそれぞれに独立に駆動する2モータ車両駆動装置Aとを備え、2モータ車両駆動装置Aは、駆動輪である左右の前輪52の中央位置のシャーシ51上に搭載され、2モータ車両駆動装置Aの駆動力は、等速ジョイント15と中間シャフト16を介して左右の駆動輪である前輪52に伝達される。シャーシ51上には、2モータ車両駆動装置Aに電力を供給するインバータ9が設置されている。
なお、2モータ車両駆動装置Aの搭載形態としては、図4に示す前輪駆動方式の他、後輪駆動方式、四輪駆動方式でもよい。
左右2基の電動モータ1L、1Rのモータケーシング3L、3Rには、図1及び図2に示すように、モータケーシング3L、3Rのアウトボード側(車両の外側)の端部外面には、左右のモータケーシング3L、3RからUVWの3相の動力線4を引き出す端子ボックス5が設置されている。
図1及び図2に示す実施形態では、左右のモータケーシング3L、3Rの端子ボックス5間がサポートバー6によって接続されている。
さらに、左右のモータケーシング3L、3Rを固定する減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRaの間も、サポートバー6によって接続されている。
このように、左右のモータケーシング3L、3R相互間と、減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間とをサポートバー6によって繋いで補強すると、左右のモータケーシング3L、3Rの間の車両前後、軸周りの変形モードに対する剛性が向上する。これにより、モータと減速機の間でのミスアライメントが小さく抑えられ、異音や騒音が発生しにくくなる。
サポートバー6は、図5に示すように、板状の梁形状に形成され、両端に締結ボルト6aの締結穴6bを有する固定屈曲壁6cが設けられている。
サポートバー6の材質は、鋼のほか一般的にモータケーシング3L、3Rに使用されるアルミ合金などが挙げられる。
モータケーシング3L、3Rとサポートバー6が同じ材質であれば、熱膨張係数の違いによるストレスが発生しない。また、サポートバー6を鋼製にすると、アルミ合金に比べ薄肉にできるため、スペースを取らないという利点と共に、プレス加工などで安価に製作できるという利点がある。
一方、アルミ合金は、軽量、鋳造による複雑形状の成形ができるため、サポートバー6に配線クランプなどの付加機能を持たせやすい。
サポートバー6には、左右のモータケーシング3L、3Rの端子ボックス5から引き出されたUVWの3相の動力線4を支持するためのクランプ金具7を取付けることができる。
クランプ金具7は、図6又は図7に示すように、両端に屈曲壁7aを有し、この屈曲壁7aを、図5に示すように、サポートバー6に設けたクランプ固定穴6dにボルト6eによって固定される(図1及び図2)。
図6に示すクランプ金具7は、屈曲壁7aにタップ穴7bが形成されている。
また、図7に示すクランプ金具7は、屈曲壁7aの先端に外向きのフランジ部を設け、フランジ部にボルト挿通穴7cを設けている。
図6及び図7に示すクランプ金具7の内側には、動力線4を支持する挿通穴7eを有する、全体、または一部が上下に分割されたゴムなどでできた弾性壁7fが設けられている。動力線4は弾性壁7fの挿通穴7eに挟み込まれ支持される。
弾性壁7fの挿通穴7eに動力線4を挟み込むことにより、動力線4の揺れを防止することができる。また、動力線4の振動や屈曲による、端子ボックス5への固定部付近での動力線4の被覆の損傷を防止する効果がある。
サポートバー6には、ケーシングから引き出された冷却水ホース(図示省略)や信号線・ブリーザホース(図示省略)などを支持させることもできる。
図8〜図11は、サポートバー6の配置例を概略的に示している。
図8の例は、2モータ車両駆動装置を斜め上方より見たものであり、サポートバー6を、左右のモータケーシング3L、3Rに設けた端子ボックス5相互間と、減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間の両方に配置した例である。
この図8の例では、減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間を繋ぐサポートバー6は、減速機2L、2Rの上面側に設け、動力線4を減速機2L、2Rの上面側に通している。飛び石などで傷つくことを防ぐために、動力線4を減速機2L、2Rの上面に通すことが望ましい。左右の固定壁20bLa、20bRa相互間を繋ぐサポートバー6は、減速機2L、2Rの上面側を通る動力線4が走行中に上下に揺動することを抑制している。
図1及び図2の実施形態は、図8のサポートバー6の配置例を採用するものである。
図9の例は、2モータ車両駆動装置を斜め上方より見たものであり、サポートバー6を、左右のモータケーシング3L、3Rに設けた端子ボックス5相互間のみに配置した例である。
図10の例は、2モータ車両駆動装置を斜め上方より見たものであり、サポートバー6を、減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間のみに配置した例である。
図11の例は、2モータ車両駆動装置を斜め下方より見たものであるが、図8と同様に、サポートバー6を、左右のモータケーシング3L、3Rに設けた端子ボックス5相互間と、減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa相互間の両方に配置した例であるが、左右の固定壁20bLa、20bRa相互間を繋ぐサポートバー6を減速機2L、2Rの下面側に設けている。
2モータ車両駆動装置の減速機ケーシング20には収容された減速機2L、2Rを潤滑する潤滑油が封入されており、図11の例では、減速機ケーシング20の下部には潤滑油の交換時に潤滑油を排出するためのドレンボルト8がねじ止めされている。また、図示は省略するが、減速機ケーシング20の上部には潤滑油を注入するためのフィラーボルトが取り付けられている。
減速機ケーシング20の機能は、入力軸23、中間軸24、出力軸25を正しい位置に保持し、内部に封入された潤滑油を保持することであるが、減速機ケーシング20の下部に飛び石や道路上の落下物などが衝突し、減速機ケーシング20に変形や損傷が生じると、入力軸23などが正しい位置に保持されず円滑な回転が阻害されたり、潤滑油を保持できず外部に漏れ出したりする恐れがある。
ドレンボルト8については、潤滑油交換時には減速機ケーシング20内部の潤滑油を排出でき、潤滑油交換時以外では潤滑油が漏れないようにシールすることが機能であるが、ドレンボルト8に飛び石や道路上の落下物などが衝突すると、ドレンボルト8自体が変形や損傷して潤滑油交換の際に取り外せなくなったり、またドレンボルト8が螺合する雌ねじが変形や損傷し潤滑油が漏れ出したりする恐れがある。
図11のように、左右のモータケーシング3L、3Rを固定する減速機ケーシング20の左右の側面ケーシング20bL、20bRに設けられた左右の固定壁20bLa、20bRa間を繋ぐサポートバー6を下面側に設けると、サポートバー6が、減速機ケーシング20やドレンボルト8を下方向からの飛び石などからガードする保護カバーとしての機能を有する。
図12の実施形態は、図11のサポートバー6の配置例を採用している。
この発明に係る2モータ車両駆動装置を自動車Bのシャーシ51上に搭載する場合、シャーシ51にブッシュマウントの締結部を介して締結してもよいが、サポートバー6にブッシュマウントの締結部を一体に設けるようにすると、加工部分や部品点数が少なくなり、製造コストを下げることが可能となる。
この発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。
1L、1R :電動モータ
2L、2R :減速機
3L、3R :モータケーシング
3aL、3aR :モータケーシング本体
3bL、3bR :外側壁
3cL、3cR :内側壁
4 :動力線
5 :端子ボックス
6 :サポートバー
6a :締結ボルト
6b :締結穴
6c :固定屈曲壁
6d :クランプ固定穴
6e :ボルト
7 :クランプ金具
7a :屈曲壁
7b :タップ穴
7c :ボルト挿通穴
7e :挿通穴
7f :弾性壁
8 :ドレンボルト
9 :インバータ
11 :ステータ
12 :ロータ
12a :モータ軸
13 :シール部材
14a、14b :転がり軸受
15 :等速ジョイント
15a :外側継手部材
16 :中間シャフト
20 :減速機ケーシング
20a :中央ケーシング
20bL、20bR :側面ケーシング
20bLa、20bRa :固定壁
21 :仕切り壁
22L、22R :収容室
23 :入力軸
23a :入力歯車
24 :中間軸
24a :大径歯車
24b :小径歯車
25 :出力軸
25a :出力歯車
26L、26R :ボルト
27a、27b :ボス部
28a、28b :転がり軸受
29 :ボルト
31 :シール部材
32、33 :ボス部
34a、34b :転がり軸受
35、36 :ボス部
37a、37b :転がり軸受
39 :シール部材
51 :シャーシ
52 :前輪
53 :後輪
A :2モータ車両駆動装置
B :電気自動車
2L、2R :減速機
3L、3R :モータケーシング
3aL、3aR :モータケーシング本体
3bL、3bR :外側壁
3cL、3cR :内側壁
4 :動力線
5 :端子ボックス
6 :サポートバー
6a :締結ボルト
6b :締結穴
6c :固定屈曲壁
6d :クランプ固定穴
6e :ボルト
7 :クランプ金具
7a :屈曲壁
7b :タップ穴
7c :ボルト挿通穴
7e :挿通穴
7f :弾性壁
8 :ドレンボルト
9 :インバータ
11 :ステータ
12 :ロータ
12a :モータ軸
13 :シール部材
14a、14b :転がり軸受
15 :等速ジョイント
15a :外側継手部材
16 :中間シャフト
20 :減速機ケーシング
20a :中央ケーシング
20bL、20bR :側面ケーシング
20bLa、20bRa :固定壁
21 :仕切り壁
22L、22R :収容室
23 :入力軸
23a :入力歯車
24 :中間軸
24a :大径歯車
24b :小径歯車
25 :出力軸
25a :出力歯車
26L、26R :ボルト
27a、27b :ボス部
28a、28b :転がり軸受
29 :ボルト
31 :シール部材
32、33 :ボス部
34a、34b :転がり軸受
35、36 :ボス部
37a、37b :転がり軸受
39 :シール部材
51 :シャーシ
52 :前輪
53 :後輪
A :2モータ車両駆動装置
B :電気自動車
Claims (5)
- 左右の駆動輪をそれぞれ独立に駆動させる2基の電動モータと、この2基の電動モータの動力を個別に減速して左右の駆動輪に伝達する2基の減速機とをケーシング内に収容した2モータ車両駆動装置において、左右の電動モータを収容する左右のモータケーシング相互間と、左右のモータケーシングを固定する減速機ケーシングに設けられた左右の固定壁相互間の両方又は一方をサポートバーによって繋いで補強したことを特徴とする2モータ車両駆動装置。
- 前記サポートバーに、左右のモータケーシングから引き出されたUVWの3相の動力線を支持することを特徴とする請求項1記載の2モータ車両駆動装置。
- 前記サポートバーに、ケーシングから引き出された冷却水ホースを支持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の2モータ車両駆動装置。
- 前記サポートバーに、前記動力線又は冷却水ホースを支持するためのクランプ金具を取付けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の2モータ車両駆動装置。
- 前記サポートバーを板状に形成し、この板状のサポートバーをケーシングの下面側に設置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の2モータ車両駆動装置。
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2015
- 2015-04-09 JP JP2015080120A patent/JP2016199136A/ja active Pending
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