JP2016198156A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016198156A JP2016198156A JP2015078747A JP2015078747A JP2016198156A JP 2016198156 A JP2016198156 A JP 2016198156A JP 2015078747 A JP2015078747 A JP 2015078747A JP 2015078747 A JP2015078747 A JP 2015078747A JP 2016198156 A JP2016198156 A JP 2016198156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- opening
- winning
- special
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】当り判定で小当りに当選すると、可変入賞部40の開閉部材43,43が所定の開放態様で開閉動作する小当り遊技が付与される。小当り遊技において可変入賞部40に設けた特定領域46にパチンコ球が入球すると、特定大当り遊技が付与される。また、当り判定で大当りに当選すると、可変入賞部40の開閉部材43,43が所定の開放態様で開閉動作する直撃大当り遊技が付与される。直撃大当り遊技は複数のラウンド遊技で構成され、その1ラウンド目のラウンド遊技の開始から一定期間の開閉部材43,43の開放態様が、小当り遊技での開閉部材43,43の開放態様と同じに設定され、一定期間は小当り遊技および直撃大当り遊技の何れが付与されているのか区別できないよう構成される。
【選択図】図2
Description
始動入賞部(30)への遊技球の入賞を契機として当り判定を実行する当り判定手段(60a)と、遊技球が入賞可能な入賞口(41)を開閉手段(43,43)で開閉する可変入賞部(40)とを備え、前記当り判定手段(60a)の判定結果が当りの場合に、前記開閉手段(43,43)が前記入賞口(41)を開放する当り遊技が行われる遊技機において、
前記可変入賞部(40)に、前記入賞口(41)に入賞した遊技球が入球可能な特定領域(46)が設けられ、
前記当り判定手段(60a)の判定結果が当りの場合に付与される当り遊技として、特定期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)へ入球することにより当り遊技が継続する第1の当り遊技と、前記特定領域(46)への入球の有無に関わらず付与される第2の当り遊技とが設定され、
前記第2の当り遊技として、前記開閉手段(43,43)の開放開始から一定期間までの該開閉手段(43,43)の開放態様が、前記第1の当り遊技における前記特定期間中の前記開閉手段(43,43)の開放態様と同じに設定されたものを備えることを要旨とする。
演出を実行する演出手段(17)と、
前記演出手段(17)で演出を実行させるように該演出手段(17)を制御する演出制御手段(65a)とを備え、
前記演出制御手段(65a)は、前記第2の当り遊技における前記第1の当り遊技の前記特定期間中の開放態様と同じ開放態様で前記開閉手段(43,43)が開閉動作される特殊期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)に入球した場合に前記演出手段(17)で実行させる演出と、前記特殊期間中に前記入賞口(41)への入賞がない場合または該特殊期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)へ入球しなかった場合に前記演出手段(17)で実行させる演出との演出内容または演出の実行タイミングを異ならせるように該演出手段(17)を制御するよう構成されたことを要旨とする。
これによれば、特殊期間中に特定領域への入球があった場合に実行される演出の内容や実行タイミングを、特定領域への入球がなかった場合に実行される演出の内容や実行タイミングと異なるようにしたので、付与された当り遊技が特定領域への入球によって継続する第1の当り遊技であるように見せ掛けて当り遊技の種類を判別し難くすることができ、遊技の興趣を向上し得る。
前記演出制御手段(65a)は、前記特殊期間中に前記入賞口(41)への入賞がない場合または該特殊期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)へ入球しなかった場合に前記演出手段(17)で実行させる演出と、前記特定期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)に入球した場合に前記演出手段(17)で実行させる演出との演出内容または演出の実行タイミングを異ならせるように該演出手段(17)を制御するよう構成されたことを要旨とする。
これによれば、特殊期間中に入賞口への入賞がない場合または特殊期間中に入賞口に入賞した遊技球が特定領域へ入球しなかった場合に実行される演出と、特定期間中に入賞口に入賞した遊技球が特定領域に入球した場合に実行される演出との演出内容または実行タイミングを異ならせるようにしたので、第2の当り遊技が付与されている場合に、開閉態様によっては第1の当り遊技と区別できない第2の当り遊技が演出によって終了したように見せ掛けた後に該第2の当り遊技が継続することで、遊技者に新鮮な印象を与えることができ、遊技の興趣を向上し得る。
前記演出制御手段(65a)は、前記特殊期間中に前記入賞口(41)へ入賞した遊技球が前記特定領域(46)に入球した場合に、前記特定期間中に前記入賞口(41)に入賞した遊技球が前記特定領域(46)に入球した場合に前記演出手段(17)で実行させる演出と同じ演出内容の演出を該演出手段(17)で実行させ得るよう構成されたことを要旨とする。
これによれば、特殊期間中に入賞口へ入賞した遊技球が特定領域に入球した場合に、特定期間中に入賞口に入賞した遊技球が特定領域に入球した場合に実行される演出と同じ演出内容の演出を実行し得るようにしたので、第1および第2の当り遊技の何れが付与されているのかを認識するのが困難となり、当り遊技の種類を推測する新たな遊技性によって興趣を向上し得る。
前記第2の当り遊技は、前記開閉手段(43,43)を所定の開放態様で開閉動作させるラウンド遊技を複数回行うよう構成され、
前記第2の当り遊技の最初のラウンド遊技における前記開閉手段(43,43)の開放態様が、前記第1の当り遊技における前記特定期間中の前記開閉手段(43,43)の開放態様と同じに設定されていることを要旨とする。
これによれば、最初のラウンド遊技では第1の当り遊技が付与されているのか第2の当り遊技が付与されているのかを認識することは困難となり、ラウンド遊技が継続した場合の遊技者に与える喜びを増大することができ、遊技の興趣を向上し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13aで前後に開口する窓口を覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤20は、図2に示すように、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、該遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する可変入賞部40、始動入賞部30、普通入賞部37等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
前記始動入賞部30は、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口30aを備えている。この始動入賞部30の始動入賞口30aは、遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、該始動入賞口30aは、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成される。また始動入賞部30は、前記始動入賞口30aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての始動入賞検出センサ34を備えている。始動入賞検出センサ34は、パチンコ機10の裏側に配設されたメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており(図7参照)、該始動入賞検出センサ34によるパチンコ球の検出(すなわち始動入賞口30aへのパチンコ球の入賞)を契機として、該メイン制御基板60の制御下に所定数の賞球が払い出されるようになっている。
前記遊技盤20に配設される可変入賞部40(特別入賞部)は、図2に示す如く、本体45を介して遊技盤20に装着セットされる。この本体45は、入賞球用の通入出経路を形成すると共に各種部材を装着するために、その全体が複合組立式の筺型化されるものであって、該本体45の上部左右位置に、特定入賞口(入賞口)41が形成されると共に、該特定入賞口41を開閉可能に変化してパチンコ球を2方向から本体内に入賞可能にする左右一組の開閉部材(開閉手段)43,43が配設されている。両開閉部材43,43は、互いに同様(対称)な構造、形状に成形された内外方向への傾動形態とされて、駆動手段としての特定入賞ソレノイド42(図7参照)の駆動に伴って開閉部材43,43が特定入賞口41を閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。実施例の開閉部材43,43は、起立対向位置が通常の閉鎖状態とされ、上端が外向きに傾倒する位置が開放状態とされる。
前記遊技盤20には、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口を備えた複数の普通入賞部37が配設されている。またパチンコ機10は、前記普通入賞口に入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサ38を備えている。普通入賞検出センサ38は、パチンコ機10の裏側に配設されたメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており(図7参照)、該普通入賞検出センサ38によるパチンコ球の検出(すなわち普通入賞口へのパチンコ球の入賞)を契機として、該メイン制御基板60の制御下に所定数の賞球が払い出されるようになっている。
前記遊技盤20の所定位置(実施例では、遊技領域20a外の右下部位置)には、前記メイン制御CPU60aにより決定された各種の遊技情報を表示する遊技情報表示部Mが設けられており、当該遊技情報表示部Mを目視することで、遊技に必要な遊技情報を遊技者が適宜に確認し得るようになっている。ここで、実施例の遊技情報表示部Mには、図2に示す如く、前記遊技情報を表示する各遊技状態表示部として、特図表示部50、特図保留表示部52、およびラウンド表示部57等が設けられている。なお、前記遊技情報表示部Mの前面は、光透過性のカバー体Maにより覆蓋保護されており、カバー体Maを介して遊技情報表示部Mに表示された各種の遊技情報を確認し得るよう構成されている。
前記特図表示部50は、始動入賞部30(始動入賞口30a)への入賞を契機として作動するものである。具体的に、実施例では、前記始動入賞口30aへの入賞(始動入賞検出センサ34の検出)を契機として変動表示(図柄変動)を開始するよう構成されて、該特図表示部50は複数個(実施例では8個)の発光表示部により構成されている。そして、前記始動入賞口30aへのパチンコ球の入賞を契機として、特図表示部50の発光表示部が順次点灯・消灯する変動表示(以下、特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に発光表示部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特別図柄(以下、特図という)の内の1つを表示するようになっている。なお、実施例の発光表示部はLEDにより構成されているが、これに限らず点灯位置を適宜変更し得る形態であればよく、また、7セグメント表示器やドットマトリックス、小型の液晶表示器、その他特図を表示可能な表示手段を採用できる。
また、図2に示すように、前記始動入賞口30aにパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)が機内部の記憶手段(実施例では、メイン制御RAM60c)に特図始動保留情報(始動保留情報)として記憶されるようになっている。そして、前記遊技情報表示部Mに、特図始動保留情報の保留数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された特図保留表示部52が設けられている。すなわち、前記特図保留表示部52の表示内容によって、保留されている特図変動表示の回数(図柄変動の回数)が報知される。
実施例のパチンコ機10では、当り判定に当選した場合に、後述する複数種類の大当り遊技(直撃大当り遊技または特定大当り遊技)の中から1つの大当り遊技が決定される。この大当り遊技には、規定ラウンド数が異なる複数種類のものが設定される場合があり、決定された大当り遊技の規定ラウンド数を報知するラウンド表示部57が、前記遊技情報表示部Mに設けられている。このラウンド表示部57は、複数のLED(実施例では8個)から発光表示部が構成されて、規定ラウンド数毎に点灯するLEDが定められて、LEDの点灯位置によって規定ラウンド数が報知され得るようになっている。本実施例では、大当り遊技の規定ラウンド数として、「16回」,「15回」,「5回」の3種類が設定されており、ラウンド表示部57において対応する規定ラウンド数に設定されたLEDが点灯することで規定ラウンド数が報知される。なお、パチンコ機10において設定される大当り遊技の全ての規定ラウンド数が同一である場合には、当該ラウンド表示部57を省略することができる。また、実施例では、当り判定で小当りに当選した場合において、前記特定有効時間中に特定領域入球検出センサ47がパチンコ球を検出する条件で大当り遊技(特定大当り遊技)が付与されるよう構成されており、該特定領域入球検出センサ47がパチンコ球を検出した場合に、ラウンド表示部57によってラウンド数が報知される。
前記可変入賞部40に配設される前記表示装置(演出手段)17は、小当り遊技や大当り遊技における後述するオープニング演出、エンディング演出、ラウンド遊技中に実行されるラウンド演出等の当り演出(大当り演出、小当り演出)や報知演出等を、前記画像表示面17aに各種の画像等を表示することで実行し得るよう構成されている。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される小当り遊技について説明する。小当り遊技は、特図変動表示の結果として特図表示部50に小当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、小当り遊技の開始を示すオープニング演出と、オープニング演出終了後に行われる開放遊技と、小当り遊技の終了を示すエンディング演出とにより構成されている。前記開放遊技では、小当り遊技に設定された開放態様で前記可変入賞部40の開閉部材43,43が開閉動作される。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。大当り遊技は、特図変動表示の結果として特図表示部50に大当り図柄が停止表示された後、また特図表示部50に小当り図柄が停止表示されて前記特定領域46に入球があった後に開始されるよう設定されており、大当り遊技の開始を示すオープニング演出と、オープニング演出終了後に行われる規定ラウンド数(実施例では16ラウンド、15ラウンドまたは5ラウンド)だけラウンド間インターバル時間を挟んで繰り返されるラウンド遊技と、大当り遊技の終了を示すエンディング演出とにより構成されている。前記ラウンド遊技では、発生した大当り遊技の種類に応じた開放パターンで前記可変入賞部40の開閉部材43,43が開閉動作して、1回のラウンド遊技において特定入賞口41に規定個数(実施例では9個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド遊技時間)が経過することで1回のラウンド遊技が終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間だけ開閉部材43,43が閉鎖状態で保持されるラウンド間インターバル時間が設定されている。
実施例のパチンコ機10では、小当り遊技(小当りに当選)を経ることなく付与される大当り遊技と、小当り遊技(小当りに当選)を経た後に付与される可能のある大当り遊技との2つの種別の大当り遊技が設定されている。具体的に、小当り遊技(小当りに当選)を経ることなく付与される大当り遊技は、前記当り判定で大当りに当選した場合に付与される大当り遊技であって、該大当り遊技について直撃大当り遊技と指称する。また、小当り遊技(小当りに当選)を経た後に付与される可能のある大当り遊技は、前記当り判定で小当りに当選し、小当り遊技中(特定期間中)に前記特定入賞口41に入賞したパチンコ球が前記特定領域46に入球した場合に付与される大当り遊技であって、該大当り遊技について特定大当り遊技と指称する。また、実施例では、1種類の直撃大当り遊技と、2種類の特定大当り遊技との合計3種類の大当り遊技があり、これら3種類の大当り遊技は、遊技者に与える価値が夫々異なるように設定されている。なお、大当り遊技の種類は、3種類に限られるものではなく、適宜に設定可能である。
図柄Aに分類された大当り図柄としての特図が特図表示部50に表示された場合には、大当り遊技として直撃大当り遊技が付与されるようになっている。直撃大当り遊技は、当該直撃大当り遊技をメイン制御CPU60aが決定した際に、前記可変入賞部40の開閉部材43,43を短時間開放動作と長時間開放動作とを組み合わせた大当り遊技として設定される。この直撃大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている(図3参照)。
図柄Bに分類された小当り図柄としての特図が特図表示部50に表示された場合には、大当り遊技として第1特定大当り遊技が付与される可能性があるようになっている。第1特定大当り遊技は、当該第1特定大当り遊技をメイン制御CPU60aが決定した際に、前記可変入賞部40の開閉部材43,43を長時間開放動作させる大当り遊技として設定される。第1特定大当り遊技は、規定ラウンド数が「15回」に設定された大当り遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている(図3参照)。
図柄Cに分類された小当り図柄としての特図が特図表示部50に表示された場合には、大当り遊技として第2特定大当り遊技が付与される可能性があるようになっている。第2特定大当り遊技は、当該第2特定大当り遊技をメイン制御CPU60aが決定した際に、前記可変入賞部40の開閉部材43,43を長時間開放動作させる大当り遊技として設定される。第2特定大当り遊技は、規定ラウンド数が「5回」に設定された大当り遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている(図3参照)。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、図7に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、図7に示に示す如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記始動入賞検出センサ34、普通入賞検出センサ38、特定入賞検出センサ44、特定領域入球検出センサ47等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、特図表示部50、特図保留表示部52等の各表示部が接続されて、各検出センサ34,44,47の検出を契機としてメイン制御CPU60aで実行された制御処理に基づいて、表示部50,52の表示制御が実行されるようになっている。また、メイン制御CPU(開放制御手段)60aには、前記可変入賞部40に設けられた特定入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて特定入賞ソレノイド42を駆動させることで、前記開閉部材43,43が開閉するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、当り遊技の種類に応じた開閉態様で開閉部材43,43が開閉するよう前記特定入賞ソレノイド42を駆動制御し、開閉部材43,43を長時間開放動作させる長時間開放制御および開閉部材43,43を短時間開放動作させる短時間開放制御を実行するよう構成される。
一方、前記メイン制御ROM60bには、特図変動表示(図柄変動)の結果、大当りを発生させることを示す大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、前記特図当り判定用乱数を用いて大当りか否かの判定(当り判定)で用いる判定値であり、特図当り判定用乱数の取り得る「0」〜「65535」までの全65536通りの整数の中から所定数の判定値が定められている。そして、この判定値の設定数によって大当りの当選確率が決定されるようになっている。すなわち、判定値の設定数を多くすれば、大当りが発生し易く、判定値の設定数を少なくすれば、大当りが発生し難くなる。
前記演出制御基板65には、演出制御CPU65aが備えられている。該演出制御CPU65aには、図7に示す如く、演出制御ROM65bおよび演出制御RAM65cが接続されている。また、演出制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。前記演出制御ROM65bには、表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU65aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。
次に、図7に基づき表示制御基板70について説明する。表示制御基板70には、表示制御CPU70aが備えられている。該表示制御CPU70aには、表示制御ROM70bおよび表示制御RAM70cが接続されている。また、表示制御基板70(表示制御CPU70a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM70bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM70bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM70cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
特図入力処理では、図4に示すように、始動入賞部30の始動入賞口30aにパチンコ球が入賞したか否かをメイン制御CPU60aが判定する(ステップA11)。すなわち、ステップA11においてメイン制御CPU60aは、始動入賞口30aに対応する始動入賞検出センサ34がパチンコ球を検出した時に出力する検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、ステップA11の判定結果が否定の場合には、メイン制御CPU60aは、特図入力処理を終了する。ステップA11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている特図始動保留情報の保留数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップA12)。ステップA12の判定結果が否定(すなわち特図始動保留情報の保留数が4)の場合には、メイン制御CPU60aは、特図入力処理を終了する。
次に、特図開始処理について、図5〜図7に基づき説明する。メイン制御CPU60aは、特図開始処理を所定の周期(実施例では4ms)毎に実行している。この特図開始処理では、図5に示す如く、メイン制御CPU60aは、特図表示部50において特図が変動表示中であるか、または大当り遊技または小当り遊技中であるか否かを判定する(ステップB11)。そして、ステップB11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、特図開始処理を終了する。一方、ステップB11の判定結果が否定の場合には、特図始動保留情報の保留数を読み出し(ステップB12)、特図始動保留情報の保留数が「0」よりも大きいか否かを判定する(ステップB13)。ステップB13の判定結果が否定の場合には(特図始動保留情報の保留数=0の場合には)、メイン制御CPU60aは、特図開始処理を終了する。またメイン制御CPU60aは、ステップB13の判定結果が肯定の場合には(特図始動保留情報の保留数>0)の場合には、メイン制御RAM60cの所定の記憶領域に記憶される特図変動処理フラグに特図変動表示を実行することを示す値「1」を設定する。次いで、メイン制御CPU60aが特図始動保留情報の保留数を1減算して(ステップB14)、保留数に対応付けられたメイン制御RAM60cの所定の記憶領域に記憶されている当該特図始動保留情報(特図当り判定用乱数の値、特図決定用乱数の値および特図変動パターン振分用乱数等の各種乱数の値)をメイン制御CPU60aが取得する(ステップB15)。
次に、前記演出制御基板65で実行される処理について説明する。演出制御基板65の演出制御CPU65aは、前記メイン制御CPU60aから入力された演出コマンドに基づいて、大当り遊技中や小当り遊技中またははずれの場合に実行する演出内容を特定する演出パターンを決定し、決定した演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドを表示制御基板70やランプ制御基板72、音制御基板73等に出力する。
前記表示制御基板70では、演出パターン指定コマンドが入力されると、該コマンドで特定される演出パターンに対応する演出内容を示す表示データを表示制御CPU70aが選択し、該演出パターンに対応した表示内容で表示演出を実行させるように表示装置17を制御する。そして、表示制御CPU70aは、表示演出の開始に伴って演出開始からの経過時間を計時し、計測した時間毎に演出パターンに基づいた画像が表示されるよう表示装置17に映し出す画像を所定の周期毎に切り替える。そして、表示制御CPU70aは、演出停止コマンドが入力されると表示演出を停止するように表示装置17を制御する。なお、表示装置17で実行される表示演出は、キャラクタやアイテムを変動表示させる演出と、該キャラクタやアイテムの背景として表示される画像を変化させる背景画像演出とを組み合わせたものであって、背景画像演出も演出パターンに基づいて変化する。
前記メイン制御CPU60aは、前記当り判定で小当りに当選した場合は、前記特定期間に対応する特定有効時間を設定し、該特定有効時間中は、前記特定領域入球検出センサ47による球検出を有効とするよう構成される。すなわち、特定有効時間が設定されていない状態、および特定有効時間が経過した後に前記特定領域入球検出センサ47による球検出があったとしても、該球検出を無効とするよう構成される。具体的に、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cが備えるタイマに特定有効時間をセットし、小当り遊技における開閉部材43,43の1回目の開放動作の開始に伴いタイマでの減算を開始し、特定有効時間の経過(タイマ=0)により特定有効時間の計測を終了する。また、メイン制御CPU60aは、特定有効時間中に特定領域入球検出センサ47による球検出があった場合は、該特定有効時間の経過後に前記演出制御CPU65a(演出制御基板65)に特定制御コマンド(制御信号)を出力し、特定有効時間中に特定領域入球検出センサ47による球検出がなかった場合は、該特定有効時間の経過後に前記演出制御CPU65a(演出制御基板65)に非特定制御コマンド(制御信号)を出力するよう設定されている。なお、特定有効時間は、特定期間の終了間際に前記特定入賞口41に入賞したパチンコ球が、前記入賞空間45aを流下して特定領域46に至るまでに要する時間を考慮して、特定期間より長い時間に設定される(図9参照)。すなわち、特定期間中に前記特定入賞口41に入賞したパチンコ球が、前記特定領域46または一般領域48の何れかに入球して本体裏側に排出される前に特定有効時間が経過してしまうことがないようになっている。
前記表示制御ROM70bには、小当り遊技や大当り遊技に際して表示装置17で行われる遊技演出(当り演出)のベースとなるパターンを示す複数種類の当り演出パターンが記憶されている。そして、前記当り判定の判定結果が当りの場合に、前記特図の種類に応じて決定された当りの種類に応じて、表示制御CPU70aは、前記演出制御CPU65aから出力された演出パターン指定コマンドに基づいて複数種類の当り演出パターンの中から1つの当り演出パターンを決定する。実施例では、前記小当り遊技および直撃大当り遊技が決定された場合には、これら当り遊技において選択可能な複数種類の共通の当り演出パターンの中から1つの当り演出パターンが決定される。すなわち、小当り遊技および直撃大当り遊技が決定された際には、基本的に共通した演出内容の当り演出が行われる。言い替えると、小当り遊技および直撃大当り遊技において表示装置17で行われる当り演出の内容(共通演出)から何れの当り遊技が付与されたかは判別し得ないようになっている。なお、当り演出は、大当り遊技および小当り遊技におけるオープニング演出、エンディング演出およびラウンド遊技中に実行されるラウンド演出を含めたものである。
前記表示制御ROM70bには、前記小当り遊技において、前記特定期間中に前記特定入賞口41に入賞したパチンコ球が前記特定領域46に入球した場合(具体的には、特定有効時間中に前記特定領域入球検出センサ47がパチンコ球を検出した場合)に、前記表示装置17で実行させ得る第1当り報知演出(継続演出)が記憶されている。この第1当り報知演出は、前記特定領域46に入球したことで大当りが付与されることを認識させ得る、例えば「大当り」の文字を表示する演出内容(表示内容)に設定されている(図11(a)参照)。また、表示制御ROM70bには、前記小当り遊技において、前記特定期間中に前記特定入賞口41への入賞がない場合または該特殊期間中に前記特定入賞口41に入賞したパチンコ球が前記特定領域46へ入球しなかった場合(具体的には、前記特定有効時間中に前記特定領域入球検出センサ47がパチンコ球を検出しなかった場合)に、前記表示装置17で実行させ得る小当り終了報知演出(第1の当り遊技終了演出)が記憶されている。この小当り終了報知演出は、前記特定領域46に入球しなかったことで小当り遊技が終了、すなわち大当り遊技が付与されないことを認識させ得る、例えば「残念、大当り成らず」の文字を表示する演出内容(表示内容)に設定されている(図11(b)参照)。
図8は、前記当り判定での判定結果に基づいて、前記メイン制御CPU60aで実行される開閉部材作動処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す開閉部材作動処理では、前記始動入賞口30aに入賞すると(ステップC11)、ステップC12で当り判定が大当りか否かを判定する。そして、ステップC12の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、ステップC16に移行し、前記可変入賞部40の開閉部材43,43を、直撃大当り遊技で定められた開放態様で開放動作させるように前記特定入賞ソレノイド42を制御し、開閉部材作動処理を終了する。一方、ステップC12の判定結果が否定の場合は、ステップC13で当り判定が小当りか否かを判定し、該ステップC13の判定結果が否定の場合には、メイン制御CPU60aは、開閉部材43,43を開放動作させることなく開閉部材作動処理を終了する。
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
図12は、別実施例における小当り遊技と直撃大当り遊技との関係を示す説明である。小当り遊技における開放遊技での開閉部材43,43の開放態様や、特定有効時間中における特定領域46への入球の有無により実行される演出は、実施例と同じである。これに対し、別実施例では、直撃大当り遊技における1ラウンド目のラウンド遊技のラウンド時間を、小当り遊技における開放遊技の時間よりも長くする。なお、開放遊技の時間を1.4秒とした場合に、ラウンド時間を20.0秒とする等、時間差が明らかに分かるように大幅に長くするのが好ましい。そして、ラウンド時間中に特定領域46への入球があった場合に表示装置17で実行する報知演出の内容を、小当り遊技の特定有効時間中に特定領域46に入球があった場合に表示装置17で実行する報知演出(第1当り報知演出)の内容と同じとする。一方で、ラウンド時間中に特定領域46への入球がなかった場合に表示装置17で実行する報知演出の内容を、実施例における複合当り報知演出における復活演出と同じ内容とする。なお、小当り遊技の特定有効時間中に特定領域46に入球があった場合に表示装置17で実行する報知演出(第1当り報知演出)の実行タイミングは、特定有効時間の経過後に設定されると共に、ラウンド時間中に特定領域46への入球があった場合に表示装置17で実行する報知演出(第1当り報知演出)の実行タイミングは、ラウンド時間の経過後(インターバル時)に設定される。
本願発明は、前述した実施例や別実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、小当り遊技を経ることなく付与される大当り遊技(直撃大当り遊技)を1種類としたが、遊技者に与える価値が異なる(ラウンド数等が異なる)複数種類の直撃大当り遊技を設定することができる。この場合に、1ラウンド目のラウンド遊技における開閉部材の開放態様が、小当り遊技の特定期間中の開閉部材の開放態様と同じものと異なるものとを設定してもよい。
(2) 実施例では、小当り遊技を経ることなく付与される大当り遊技(直撃大当り遊技)における1ラウンド目のラウンド遊技の一部期間の開閉部材の開放態様を、小当り遊技の特定期間中の開閉部材の開放態様と同じとしたが、1ラウンド目のラウンド遊技の全ての期間における開閉部材の開放態様を、小当り遊技の特定期間中の開閉部材の開放態様と同じとする構成を採用し得る。この場合は、直撃大当り遊技が付与されている場合であっても、1ラウンド目のラウンド遊技が終了するまでは、直撃大当り遊技が付与されているのか小当り遊技が付与されているのかは区別できず、直撃大当り遊技が付与されていることへの期待感を長く保って遊技を行うことができ、遊技の興趣を向上し得る。
(3) 実施例では、直撃大当り遊技における特殊有効時間中に特定領域への入球があった場合に表示装置に表示される演出(共通当り報知演出)の内容と、該特殊有効時間中に特定領域への入球がなかった場合に表示装置に表示される演出(複合当り報知演出)との演出内容(表示内容)を異なるようにしたが、両演出を実行するタイミングを異なるようにしてもよい。例えば、特殊有効時間中に特定領域への入球があった場合は、該特定領域への入球があったとき(特定入球検出センサがパチンコ球を検出したとき)に共通当り報知演出を実行する一方で、特殊有効時間中に特定領域への入球がなかった場合は、該特殊有効時間の経過後に複合当り報知演出を実行する。なお、両演出を実行するタイミングを異ならせる場合は、両演出の内容は同じであってもよい。
(5) 実施例では、小当り遊技で設定される特定期間(特定有効時間)と、小当り遊技を経ることなく付与される大当り遊技(直撃大当り遊技)で設定される特殊期間(特殊有効時間)とを同じとした場合で説明したが、特定期間(特定有効時間)と特殊期間(特殊有効時間)とが異なるものであってもよい。
(6) 実施例では、特図表示部に停止表示された特図の種類に関係なく、小当り遊技のオープニング演出の時間は同じとした場合で説明したが、オープニング演出の時間が異なる複数種類の小当り遊技を設定することができる。また、特定大当り遊技についても、オープニング演出の時間を同一としたが、該オープニング演出の時間が異なる複数種類の特定大当り遊技を設定することができる。このように、オープニング演出が異なる複数種類の小当り遊技や特定大当り遊技を備えることで、開閉部材の開放開始までパチンコ球の発射を止めておき、該開閉部材の開放開始に合わせたタイミングでパチンコ球の発射を再開する狙い打ちが行われるのを抑制し得る。
(7) 実施例では、小当り遊技における開閉部材の開放態様(開閉部材の1回の開放時間や開閉部材の開放回数)が1種類の場合で説明したが、開閉部材の開放態様が異なる複数種類の小当り遊技を設定してもよい。この場合に、複数種類の小当り遊技に対応して、開閉部材の開放態様が、該開閉部材の開放開始から一定期間の間は同じ開放態様となる大当り遊技(直撃大当り遊技)を備えるようにしてもよい。
(8) 実施例では、小当り遊技および大当り遊技を、可変入賞部の開閉部材を開閉動作することで行うよう構成したが、遊技盤における可変入賞部より右側の球流下経路に、開閉部材により特別入賞口を開閉可能な特別入賞部を設け、小当り遊技において特定領域にパチンコ球が入球することで付与される特定大当り遊技を特別入賞部の開閉部材を開閉動作することで行うようにする。また、小当り遊技を経ることなく付与される大当り遊技(直撃大当り遊技)については、1ラウンド目のラウンド遊技を可変入賞部の開閉部材を開閉動作することで行い、2ラウンド目以後のラウンド遊技を特別入賞部の開閉部材を開閉動作することで行うようにする構成を採用し得る。
(9) 実施例では、報知演出を表示装置で行うよう構成したが、該報知演出をランプ装置の発光態様やスピーカの出力音で行うようにしてもよい。すなわち、ランプ装置やスピーカを演出手段として用いることができる。
(12) 前記(10)の変更例において、特図変動パターンで特定される図柄変動演出の演出内容として、大当りに当選している可能性の期待度が異なる複数の演出内容を設定することができる。例えば、表示装置に表示される背景の色が、黄色→青色、黄色→青色→赤色、黄色→青色→赤色→虹色等のように変化する複数の演出内容(演出パターン)を設定したり、特殊なアイテムが表示される演出内容(演出パターン)を設定することができる。なお、期待度は、大当りの場合に期待度の高い特図変動パターンが決定され易く、小当りの場合に期待度の低い特図変動パターンが決定され易くなるように、特図変動パターンを決定する際に用いられる判定値の各特図変動パターンに振分ける数を異ならせることで設定できる。
(13) 前記(10)の変更例において、前記(6)の変更例のように当り遊技におけるオープニング演出の時間を異なるようにした場合に、当該当り遊技が開始される前に実行される図柄変動演出(特図変動パターン)の変動時間を同一としたり、または異なるようにしてもよい。すなわち、同じ変動時間の図柄変動演出を経た後に付与される当り遊技のオープニング演出の時間が異なる複数種類の当り演出(当り演出パターン)を設定したり、異なる変動時間の図柄変動演出を経た後に付与される当り遊技のオープニング演出の時間が異なる複数種類の当り演出(当り演出パターン)を設定することができる。
(14) 実施例では、直撃大当り遊技に対応する特図を1種類とした場合で説明したが、直撃大当り遊技に対応する特図を複数種類設定してもよく、このように1種類の大当り遊技に対して複数種類の特図を設定した場合は、特図表示部に確定停止表示させる特図を、乱数および判定値を用いて決定するようにすればよい。
(15) 別実施例において、直撃大当り遊技における1ラウンド目のラウンド遊技の開始から小当り遊技における開放遊技と同じ時間(1.4秒)が経過したときに、開閉部材の開放が継続することを報知する報知演出を表示装置、ランプ装置、スピーカ等で実行するようにしてもよい。
(17) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(18) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
30 始動入賞部
40 可変入賞部
41 特定入賞口(入賞口)
46 特定領域
60a メイン制御CPU(当り判定手段)
65a 演出制御CPU(演出制御手段)
Claims (5)
- 始動入賞部への遊技球の入賞を契機として当り判定を実行する当り判定手段と、遊技球が入賞可能な入賞口を開閉手段で開閉する可変入賞部とを備え、前記当り判定手段の判定結果が当りの場合に、前記開閉手段が前記入賞口を開放する当り遊技が行われる遊技機において、
前記可変入賞部に、前記入賞口に入賞した遊技球が入球可能な特定領域が設けられ、
前記当り判定手段の判定結果が当りの場合に付与される当り遊技として、特定期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域へ入球することにより当り遊技が継続する第1の当り遊技と、前記特定領域への入球の有無に関わらず付与される第2の当り遊技とが設定され、
前記第2の当り遊技として、前記開閉手段の開放開始から一定期間までの該開閉手段の開放態様が、前記第1の当り遊技における前記特定期間中の前記開閉手段の開放態様と同じに設定されたものを備える
ことを特徴とする遊技機。 - 演出を実行する演出手段と、
前記演出手段で演出を実行させるように該演出手段を制御する演出制御手段とを備え、
前記演出制御手段は、前記第2の当り遊技における前記第1の当り遊技の前記特定期間中の開放態様と同じ開放態様で前記開閉手段が開閉動作される特殊期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域に入球した場合に前記演出手段で実行させる演出と、前記特殊期間中に前記入賞口への入賞がない場合または該特殊期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域へ入球しなかった場合に前記演出手段で実行させる演出との演出内容または演出の実行タイミングを異ならせるように該演出手段を制御するよう構成された請求項1記載の遊技機。 - 前記演出制御手段は、前記特殊期間中に前記入賞口への入賞がない場合または該特殊期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域へ入球しなかった場合に前記演出手段で実行させる演出と、前記特定期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域に入球した場合に前記演出手段で実行させる演出との演出内容または演出の実行タイミングを異ならせるように該演出手段を制御するよう構成された請求項2記載の遊技機。
- 前記演出制御手段は、前記特殊期間中に前記入賞口へ入賞した遊技球が前記特定領域に入球した場合に、前記特定期間中に前記入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域に入球した場合に前記演出手段で実行させる演出と同じ演出内容の演出を該演出手段で実行させ得るよう構成された請求項2または3記載の遊技機。
- 前記第2の当り遊技は、前記開閉手段を所定の開放態様で開閉動作させるラウンド遊技を複数回行うよう構成され、
前記第2の当り遊技の最初のラウンド遊技における前記開閉手段の開放態様が、前記第1の当り遊技における前記特定期間中の前記開閉手段の開放態様と同じに設定されている請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078747A JP6236026B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078747A JP6236026B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016198156A true JP2016198156A (ja) | 2016-12-01 |
JP6236026B2 JP6236026B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=57422927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015078747A Active JP6236026B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6236026B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018099308A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018121848A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2018153261A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018175508A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021049120A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2021137661A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-09-16 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7443904B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-03-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7443903B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-03-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7473027B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-04-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7473026B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-04-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237375A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Samii Kk | パチンコ遊技機 |
JP2008302105A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2011110140A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2016174776A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | タイヨーエレック株式会社 | 遊技機 |
-
2015
- 2015-04-07 JP JP2015078747A patent/JP6236026B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237375A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Samii Kk | パチンコ遊技機 |
JP2008302105A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2011110140A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2016174776A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | タイヨーエレック株式会社 | 遊技機 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018099308A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018121848A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2018153261A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018175508A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021049120A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2021137661A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-09-16 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7473027B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-04-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7473026B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-04-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7443904B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-03-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7443903B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-03-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6236026B2 (ja) | 2017-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6236026B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017086507A (ja) | 遊技機 | |
JP2007244500A (ja) | 遊技機 | |
JP2007044365A (ja) | 遊技機 | |
JP2005087329A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5656777B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015188676A (ja) | 遊技機 | |
JP6273237B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2013013611A (ja) | 遊技機 | |
JP2017064279A (ja) | 遊技機 | |
JP2012157646A (ja) | 遊技機 | |
JP5805401B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6235949B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2014100362A (ja) | 遊技機 | |
JP5882879B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021052929A (ja) | 遊技機 | |
JP2021052931A (ja) | 遊技機 | |
JP2021052930A (ja) | 遊技機 | |
JP5882880B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5976510B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007000550A (ja) | 遊技機 | |
JP2010158424A (ja) | 遊技機 | |
JP6153567B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6153568B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6441749B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6236026 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |