JP2016197373A - データフォーマット変換プログラム、方法、装置 - Google Patents

データフォーマット変換プログラム、方法、装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換する際に、ドキュメントデータで指定されている位置関係等のパターンにかかわらず見やすい表示を可能にする表示用データを生成可能なデータフォーマット変換プログラム等を提供する。
【解決手段】ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、その指定されたパターンを、予め用意された複数のパターンのうちの指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて表示用データにフォーマット変換する。例えばグラフ本体に対して凡例を右横に表示するように元データで指定されていても、表示時の表示画面が縦長の場合はグラフ本体の下に凡例を表示するように配置のパターンを変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するデータフォーマット変換プログラム、データフォーマット変換方法、データフォーマット変換装置に関する。
グラフとその凡例や軸の名称等を表す文字列との位置関係、図表とその図表番号との位置関係、画像とその注釈などとの位置関係のパターンは、通常、ドキュメントの作成時に指定され、該ドキュメントの印刷や表示は、作成時に設定された位置関係に基づいて行われる。たとえば、グラフは、一般的に、グラフ本体(折れ線・棒グラフ等)の他に、凡例、軸の単位/名前など、複数のオブジェクトが組み合わさって構成されると共に、これら複数の描画オブジェクトの相対位置関係(レイアウト)がドキュメントデータ上で指定されている。ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換する際には、該ドキュメントデータに含まれるグラフ等については、指定された相対位置関係を守ってオブジェクトが配置される。
下記特許文献1には、位置関係の指定されていない入力データ(XMLデータ)に基づく印刷を行う際に、該入力データの中にある画像のタグとコメントのタグとの記述位置に関する親子関係から描画の優先順位を判断し、その判断結果に基づいて、画像とコメントの描画形態(位置)を決定して印刷用の描画を行う技術が開示されている。
特開2005−267419号公報
タブレット等は、表示画面が横長になる姿勢と縦長になる姿勢のいずれでも使用することができる。また、ディスプレイの表示領域の中にウィンドウを設定する場合、該ウィンドウの縦横比はユーザが自由に変更することができる。
このようなタブレットのディスプレイやウィンドウに、オブジェクト相互の位置関係が予め指定されているドキュメントを表示すると、ディスプレイ等の向き(縦/横)によって、ドキュメントが大きく縮小されてしまい、ユーザがドキュメントを拡大しないと、内容を確認できない場合が生じる。たとえば、図15に示すように、横長のグラフを横長の画面に表示する場合(同図(a))に比べて、該横長のグラフを縦長の画面に表示すると(同図(b))、グラフが全体的に縮小されて見難くなってしまう。そのため、グラフを拡大させ、表示したい部分に位置合わせする等の操作をユーザが行わなければならず、使い勝手がよくなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換する際に、ドキュメントデータで指定されている位置関係等のパターンに係らず見やすい表示を可能にする表示用データを生成することのできるデータフォーマット変換プログラム、データフォーマット変換方法、データフォーマット変換装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するように情報処理装置を動作させるデータフォーマット変換プログラムであって、
前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する
ように前記情報処理装置を動作させる
ことを特徴とするデータフォーマット変換プログラム。
上記発明および下記[7]、[13]に記載の発明では、ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、その指定されたパターンを、予め用意された複数のパターンのうちの指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて表示用データにフォーマット変換する。
[2]前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
ことを特徴とする[1]に記載のデータフォーマット変換プログラム。
上記発明および下記[8]、[14]に記載の発明では、パターンは、所定のオブジェクトに対する、上下左右、向き等の相対位置を規定する。
[3]変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
ように前記情報処理装置を動作させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のデータフォーマット変換プログラム。
[4]前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、該複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
ように前記情報処理装置を動作させる
ことを特徴とする[3]に記載のデータフォーマット変換プログラム。
上記発明および下記[10]、[16]に記載の発明では、異なるパターンに応対する複数のオブジェクトを作成し、これらを、表示時に切り替え可能な形式で埋め込んだ表示用データを作成する。
[5]表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ように前記情報処理装置を動作させる
ことを特徴とする[4]に記載のデータフォーマット変換プログラム。
上記発明および下記[11]、[17]に記載の発明では、表示時の表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動的に選択されるようなデータ構造で複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを作成する。
[6]表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ように前記情報処理装置を動作させる
ことを特徴とする[4]に記載のデータフォーマット変換プログラム。
上記発明および下記[12]、[18]に記載の発明では、表示時にユーザから受けた選択操作に応じてオブジェクトが切り替わるようなデータ構造で複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを作成する。
[7]ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するデータフォーマット変換方法であって、
前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する
ことを特徴とするデータフォーマット変換方法。
[8]前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
ことを特徴とする[7]に記載のデータフォーマット変換方法。
[9]変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
ことを特徴とする[7]または[8]に記載のデータフォーマット変換方法。
[10]前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、該複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
ことを特徴とする[9]に記載のデータフォーマット変換方法。
[11]表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ことを特徴とする[10]に記載のデータフォーマット変換方法。
[12]表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ことを特徴とする[10]に記載のデータフォーマット変換方法。
[13]ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するデータフォーマット変換装置であって、
前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータを検出する検出部と、
前記検出部によって検出されたデータについて、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成するオブジェクト生成部と、
前記検出部によって検出されたデータについて、前記オブジェクト生成部が生成したオブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する変換部と、
を有する
ことを特徴とするデータフォーマット変換装置。
[14]前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
ことを特徴とする[13]に記載のデータフォーマット変換装置。
[15]変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
前記オブジェクト生成部は、表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
ことを特徴とする[13]または[14]に記載のデータフォーマット変換装置。
[16]前記オブジェクト生成部は、前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、
前記変換部は、前記複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
ことを特徴とする[15]に記載のデータフォーマット変換装置。
[17]前記変換部は、表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ことを特徴とする[16]に記載のデータフォーマット変換装置。
[18]前記変換部は、表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
ことを特徴とする[16]に記載のデータフォーマット変換装置。
本発明に係るデータフォーマット変換プログラム、データフォーマット変換方法、データフォーマット変換装置によれば、ドキュメントデータで指定されている位置関係等のパターンに係らず見やすい表示を可能にする表示用データを生成することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置を含むシステムの全体構成を示す図である。 グラフ本体に対する凡例等の表示位置が変更される例を示す図である。 データフォーマット変換装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置のうちのフォーマット変換に関連する部分の機能構成を示す図である。 グラフの凡例に関する描画位置変換テーブル一例を示す図である。 グラフの軸の名前に関する描画位置変換テーブルの一例を示す図である。 変換前グラフと、変更後グラフを示す図である。 図表番号に関する描画位置変換テーブルの一例を示す図である。 元の図表(変換前図表)と図8に示す描画位置変換テーブルに従って描画位置を変更した場合に表示される図表(変更後図表)の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置が行うデータフォーマット変換処理を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係る描画位置変換テーブルの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置が行うデータフォーマット変換処理を示す流れ図である。 第1ケースの場合のサブプロセス(図12のS207)の詳細を示す流れ図である。 第2ケースの場合のサブプロセス(図12のS207)の詳細を示す流れ図である。 横長のグラフを横長の表示画面と縦長の表示画面に表示した状態を対比して示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態の各種を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10を含むシステムの全体構成を示している。データフォーマット変換装置10は、PC(パーソナルコンピュータ)等の汎用の情報処理装置に本発明に係るデータフォーマット変換プログラムを組み込んで構成されてもよいし、単体もしくは複数台に機能分散された専用の装置として構成されてもよい。
データフォーマット変換装置10は、当該データフォーマット変換装置10に保存している、もしくは、ネットワークを介して接続されている他の情報処理装置3から送付されたドキュメントデータを、データフォーマット変換装置10内で異なるフォーマットに変換し、変換したデータを、変換を行った当該データフォーマット変換装置10にて表示する、もしくは、ネットワーク接続で接続されている他の情報処理装置3やスマートフォン/タブレット等に送信する機能を果たす。
ここでは、アプリケーションプログラムで作成された文字、図形、画像、グラフなどを含むドキュメントデータを、ディスプレイに表示するための表示用データにフォーマット変換する。たとえば、OOXMLの形式で記述されているドキュメントデータをHTMLやビットマップ形式のデータにフォーマット変換する。
データフォーマット変換装置10が変換対象とするドキュメントデータには、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータ(以後、特定データとする)が含まれる。
ここで、パターンは、所定のオブジェクトに対する、生成するオブジェクトの相対位置や向きを表す。たとえば、グラフのデータは、一般的に、グラフ本体(折れ線・棒グラフ等)の他に、凡例、軸の単位/名前などの複数のオブジェクトと、これら複数のオブジェクトの相対位置関係(レイアウト)を示す情報とから構成される。グラフに対する凡例の相対位置として、上、下、右、左といった予め定められた複数のパターン(配置パターン)の中の1つが指定される。また、グラフ本体に凡例を、重ねる/重ねない、といった指定も行われる。
データフォーマット変換装置10は、たとえば、グラフのデータにおいて、グラフ本体の右側に凡例を表示するように指定されている場合であっても、表示時の表示画面の形状やユーザの選択に応じてグラフ本体に対する凡例の表示位置を、元のドキュメントデータで指定された位置とは別の位置に変更して表示する表示用データを生成する。
グラフ本体の右側に凡例を表示するように指定されたグラフの元データに従って、縦長の表示画面にグラフを表示すると、図2(a)に示すように、グラフと凡例を合せた横幅が、縦長の表示画面の横幅内に収まるように、グラフ全体が縮小されてしまう。本実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10は、図2(b)に示すように、凡例をグラフ本体の下に移動させて表示することが可能な表示用データを生成する。図2(b)では、グラフ本体の下に凡例が移動したので、グラフ本体が表示画面の横幅一杯に表示されて見やすくなっている。
図3は、データフォーマット変換装置10の概略構成を示すブロック図である。データフォーマット変換装置10は、CPU(Central Processing Unit)11に、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発メモリ14、ハードディスク装置15、入力I/F部16、出力I/F部17、ネットワーク通信部18などを接続して構成される。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することでデータフォーマット変換装置10の各機能が実現される。プログラムには、ドキュメントデータを表示用データに変換するデータフォーマット変換プログラムが含まれる。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや作成した表示用データを格納するメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置15は大容量不揮発の記憶装置であり、変換対象のドキュメントデータのほか各種のプログラムやデータが記憶される。
ネットワーク通信部18は、有線もしくは無線のネットワークを通じて各種の外部装置と通信する機能を果たす。
入力I/F部16は、ユーザ操作の入力や各種データの入力を行う。入力I/F部16には、ユーザ操作を入力するための外部入力装置として、キーボードや各種ハードスイッチ、あるいは表示装置の画面上に設けられたタッチスクリーンなどが接続される。
出力I/F部17は、外部に各種の情報を出力する機能を果たす。出力I/F部17には外部出力装置としてディスプレイなどの表示装置、音声出力装置等のほか、リムーバブル記憶デバイスなどが接続される。
図4は、第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10のうちのフォーマット変換に関連する部分の機能構成を示す図である。変換対象のドキュメントデータを取得するデータ取得部21、取得したドキュメントデータを解析して表示用データに変換する解析・変換部23の機能を有する。
データ取得部21は、データフォーマット変換装置10の内部に保存している、もしくは、ネットワークを介して接続されている他の情報処理装置3から送付されたドキュメントデータを取得する。
解析・変換部23は、データ取得部21が取得したドキュメントデータを構成する各データが、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータ(特定データ)か否かを判定し、特定データについては、該特定データで元々指定されていたパターンを別のパターンに変更してオブジェクトを描画し、該オブジェクトを用いて表示用データを生成する。ここでは、パターンは、所定のオブジェクトに対する相対位置や向きを規定する情報であり、表示時の表示画面の形状(縦長/横長)に対応して、特定データにおいて元々指定されていたパターンを別のパターンに変更する。
解析・変換部23は、特定データ判定部30、画面形状取得部31、描画位置変換テーブル生成部32、描画位置変換テーブル記憶部33、描画位置指定情報取得部34、パターン変更部35、描画部36、表示用データ作成部37の各機能を備える。
特定データ判定部30は、ドキュメントデータを構成する各データが特定データか否かを判定する。画面形状取得部31は、表示時の表示画面の形状(縦長/横長)を示す情報を取得する。
画面形状取得部31は、表示時の表示画面の形状を、表示時に調べて自動的に取得してもよいし、表示時にユーザから表示画面の形状の指定操作を受けてもよい。あるいは、表示用データを作成する際に、表示時に使用する予定の表示画面の形状の指定操作をユーザから受けてもよい。
描画位置変換テーブル生成部32は、変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す描画位置変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数生成する。描画位置変換テーブル生成部32は、変更前の各パターンとそれぞれに対応する変更後のパターンとを紐付けた描画位置変換テーブルを生成する。
描画位置変換テーブル記憶部33は、描画位置変換テーブル生成部32が生成した描画位置変換テーブルを記憶する。
描画位置指定情報取得部34は、特定データを解析して、該特定データで元々指定されていたパターン(描画位置指定情報)を取得する。
パターン変更部35は、画面形状取得部31の取得した表示画面の形状(縦長/横長)に対応する描画位置変換テーブルを、特定データで元々指定されていたパターンで参照して変更後のパターンを取得する。
描画部36は、パターン変更後の特定データおよび特定データ以外の各データに対応するオブジェクト(描画データ)を生成する。
表示用データ作成部37は、生成されたオブジェクトを用いてフォーマット変換した表示用データを作成する。
第1の実施の形態では、パターン変更部35は、1つの特定データ(たとえば、グラフ本体に対する相対位置が指定された凡例のデータ)について、その特定データで指定されているパターン(グラフ本体に対する相対位置)を、表示画面が縦長の場合に対応する描画位置変換テーブルと表示画面が横長の場合に対応する描画位置変換テーブルのうちのいずれか1つを参照して別のパターンに変更し、描画部36は、該変更後のパターンに従う1つのオブジェクトを生成する。
図5は、グラフの凡例に関する描画位置変換テーブル40Aの一例を示している。描画位置変換テーブル40Aには、元のドキュメントデータ(特定データ)で指定され得る凡例の描画位置(変更前のパターン)に対応付けて、表示画面が縦長の場合における変更後の描画位置(変更後の設定値(変更後のパターン))と、表示画面が横長の場合における変更後の描画位置(変更後の設定値(パターン))が登録されている。描画位置は、グラフ本体に対する相対位置を示している。図5に示す描画位置変換テーブル40Aは、縦長に対応する描画位置変換テーブルと、横長に対応する描画位置変換テーブルの2つのテーブルを1つにまとめたものになっている。
図5の場合、元の特定データで指定され得る描画位置としては、Bottom、Left、Right、Top、TopRightの5種類がある。この描画位置変換テーブル40Aでは、表示画面が縦長の場合は、BottomはTopに、LeftはTopに、RightはBottom に、TopはTopに、TopRightはTopに変更される。表示画面が横長の場合は、BottomはRight(埋め込み)に、LeftはLeftに、RightはRightに、TopはLeftに、TopRightはRightに変更される。
図6は、グラフの軸の名前に関する描画位置変換テーブル40Bの一例を示している。描画位置変換テーブル40Bには、描画位置変換テーブル40Aと同様に、元のドキュメントデータ(特定データ)で指定され得る軸の名前の各描画位置(描画の向き、変更前のパターン)に対応付けて、表示画面が縦長の場合における変更後の描画位置(描画の向き、変更後の設定値(変更後のパターン))と、表示画面が横長の場合における変更後の描画位置(描画の向き、変更後の設定値(変更後のパターン))が登録されている。図6に示す描画位置変換テーブル40Bは、縦長に対応する描画位置変換テーブルと、横長に対応する描画位置変換テーブルの2つのテーブルを1つにまとめたものになっている。
図6の場合、元の特定データで指定され得る描画位置(描画の向き)としては、水平、垂直の2種類がある。この描画位置変換テーブル40Bに従えば、表示画面が縦長の場合には、水平は垂直(横書き)に、垂直は垂直に変更される。表示画面が横長の場合には、水平は垂直(縦書き)に、垂直は水平に変更される。なお、描画位置変換テーブルを総称する場合の符号は、描画位置変換テーブル40とする。
描画位置変換テーブル生成部32は、図5、図6に示すような描画位置変換テーブル40を、予めプログラムに組み込むなどされた固定的な設定として保持してもよいし、ユーザが任意に設定値を変更できるようにしてもよい。また、描画位置変換テーブル40は、表示画面が縦長に対応するもの、表示画面が横長に対応するものを、それぞれ1つずつ保持してもよいし、ユーザが任意に追加して複数種類保持してもよい。複数種類保持する場合には、その中の1つを、表示用データを作成する際に選択できるようにしてもよい。
図7は、元のグラフ(変換前グラフ)と、図5、図6に示す描画位置変換テーブル40A、40Bに従って凡例等の描画位置を変更した場合に表示されるグラフ(変更後グラフ)を示している。図7(a)は変化前グラフを、同図(b)は表示時の表示画面が横長の場合における変換後グラフを、同図(c)は表示時の表示画面が縦長の場合における変換後グラフをそれぞれ示している。
変換前グラフでは凡例の描画位置はBottom、軸の名前の描画位置(描画の向き)は水平になっている。図5、図6に示す描画位置変換テーブル40A、40Bに従えば、表示時の表示画面が横長の場合は、凡例の描画位置はRight(埋め込み)に変更され、軸の名前の向きは垂直(縦書き)に変更されるため、図7(b)に示すような態様でグラフが表示される。表示時の表示画面が縦長は、凡例の描画位置はTopに変更され、軸の名前の向きは垂直(横書き)に変更されるため、図7(c)に示すような態様でグラフが表示される。
図8は、図表番号に関する描画位置変換テーブル40Cの一例を示している。描画位置変換テーブル40Cには、元のデータで指定され得る図表番号の各描画位置(変更前のパターン)に対応付けて、表示画面が縦長の場合における変更後の描画位置(変更後の設定値(変更後のパターン))と、表示画面が横長の場合における変更後の描画位置(変更後の設定値(変更後のパターン))が登録されている。描画位置は、図表本体に対する相対位置を示している。図8に示す描画位置変換テーブル40Cは、縦長に対応する描画位置変換テーブルと、横長に対応する描画位置変換テーブルの2つを1つにまとめたものになっている。
図8の場合、元の特定データで指定され得る描画位置としては、Bottom、Left、Right、Topの4種類がある。この描画位置変換テーブル40Cに従えば、表示画面が縦長の場合には、BottomはTopに、LeftはBottomに、RightはBottom に、TopはTopに変更される。表示画面が横長の場合には、BottomはRight、LeftはLeftに、RightはRightに、TopはLeftに変更される。
図9は、元の図表(変換前図表)と、図8に示す描画位置変換テーブル40Cに従って描画位置を変更した場合に表示される図表(変更後図表)を示している。図9(a)は変化前図表を、同図(b)は表示時の表示画面が縦長の場合における変換後図表を、同図(c)は表示時の表示画面が横長の場合における変換後図表をそれぞれ示している。
変換前図表では図表番号の描画位置はBottomになっている。図8に示す描画位置変換テーブル40Cに従えば、表示時の表示画面が縦長は、図表番号の描画位置はTopに変換されるため、図9(b)に示すような態様で図表が表示される。表示時の表示画面が縦長は、図表番号の描画位置はRightに変換されるため、図9(c)に示すような態様で図表が表示される。
なお、図5、図6、図8に示す描画位置変換テーブル40A、40B、40Cは縦長の場合の描画位置変換テーブルと、横長の場合の描画位置変換テーブルを1つにまとめたものであったが、別々の描画位置変換テーブルとされてもよい。
図10は、第1の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10が行うデータフォーマット変換処理の流れを示している。ここでは、特定データはグラフデータであるものとする。
まず、変換対象のデータ(ドキュメントデータ)を受信する(ステップS101)。受信した全データの解析が終了していなければ(ステップS102;No)、受信したデータのうち、注目する単位量のデータ(注目データとする)を解析する(ステップS103)。注目データがグラフデータでなければ(ステップS104;No)、該注目データをそのままフォーマット変換して(ステップS105)、ステップS102へ移行する。
注目データがグラフデータならば(ステップS104;Yes)、該グラフデータに含まれている各種設定項目(凡例、軸の名称など)の描画位置を表す描画位置設定情報(元々指定されていた配置のパターンを示す情報)を取得する(ステップS106)。
次に、画面形状取得部31が取得した表示時の表示画面の形状が縦長か横長かを判定し(ステップS107)、縦長であれば(ステップS107;縦長)、縦長の描画位置変換テーブルを選択し(ステップS108)、横長であれば(ステップS107;横長)、横長の描画位置変換テーブルを選択する(ステップS109)。
そして、選択した描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応するオブジェクト(描画データ)を生成する(ステップS110)。
この生成した描画データを用いて、該グラフデータをフォーマット変換した表示用データを作成し(ステップS111)、ステップS102に移行する。
受信した全データの解析が終了した場合は(ステップS102;;Yes)、本処理を終了する。
このように、第1の実施の形態に示したデータフォーマット変換装置10では、表示時の表示画面の形状が縦長か横長かに応じて、グラフ本体等に対する凡例や軸の名称等の表示位置を、予め指定された位置とは別の位置に変更して表示用データにフォーマット変換するので、グラフ本体に対する凡例等の表示位置が表示画面の縦長/横長に応じた位置になり、その結果、表示時の縮小率が抑えられて、見易くなる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、一の特定データに対して、複数の描画位置変換テーブル(縦長に対応する描画位置変換テーブルのように変換前の各パターンに対して変換後のパターンを1つずつのみ登録したものとする)を適用して複数種類のオブジェクトを生成し、該複数種類のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する。
第2の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10の機能構成は、図4に示すものとデータ取得部21は同一であり、解析・変換部23の機能の一部が異なる。
解析・変換部23のパターン変更部35は、複数の描画位置変換テーブルのそれぞれを用いて変換前の1つのパターンを複数のパターンに変更する。描画部36は、パターン変更部35が出力する複数のパターンのそれぞれについてオブジェクトを生成し、表示用データ作成部37は、これら複数のオブジェクトの中の1つを表示時に選択し得るようにこれら複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを作成する。
<第1ケース>
第1ケースでは、縦長用オブジェクトと横長用オブジェクトの2つを切り替え可能に埋め込んだ表示用データを生成する。詳細には、解析・変換部23のパターン変更部35は、元のデータで指定されているパターンを、表示画面が縦長の場合に対応する描画位置変換テーブルを参照して変更した縦長用パターンと、元のデータで指定されているパターンを、表示画面が横長の場合に対応する描画位置変換テーブルを参照して変更した横長用パターンを出力する。描画部36は、縦長用パターンに従って元のデータから縦長用オブジェクトを生成し、横長用パターンに従って元のデータから横長用オブジェクトを生成する。
表示用データ作成部37は、縦長用オブジェクトと横長用オブジェクトのいずれを表示に使用するかを表示時に切り替え可能なデータ構造で縦長用オブジェクトと横長用オブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する。ここでは、表示時の表示画面の形状(縦長/横長)に応じて、表示に使用するオブジェクトが自動的に切り替わるように縦長用オブジェクトと横長用オブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する。
たとえば、HTMLによるデータを表示する汎用のブラウザで表示した場合に、表示画面(ウィンドウ)の縦横比を自動的に取得し、取得した縦横比から表示画面が縦長か横長かを判定し、その判定結果が縦長ならば縦長用オブジェクトを使用してドキュメントの表示を行い、判定結果が横長ならば横長用オブジェクトを使用してドキュメントの表示を行うように該ブラウザが動作するように表示用データを作成する。なお、本実施の形態で生成する表示用データのデータ構造に対応した専用の表示用アプリケーションを提供してもよい。
<第2ケース>
第2ケースでは、1または2以上の縦長用オブジェクトと1または2以上の横長用オブジェクトを含む3以上のオブジェクトを切り替え可能に埋め込んだ表示用データを生成する。
図11は、縦長に対応した標準の描画位置変換テーブルと、ユーザによって定義された縦長に対応した描画位置変換テーブルと、横長に対応した標準の描画位置変換テーブルとを1つにまとめた描画位置変換テーブル40Dの一例を示している。
図11は、図5に対してユーザ定義1を加えたものになっている。図11の描画位置変換テーブル40Dは、縦長・標準の描画位置変換テーブルと、縦長・ユーザ定義1の描画位置変換テーブルと、横長・標準の描画位置変換テーブルを1つにまとめたものである。
縦長・標準の描画位置変換テーブルを使用した場合、BottomはTopに、LeftはTopに、RightはBottom に、TopはTopに、TopRightはTopに変更される。縦長・ユーザ定義1の描画位置変換テーブルを使用した場合、BottomはBottomに、LeftはLeft(埋め込み)に、RightはRight(埋め込み)に、TopはBottomに、TopRightはBottomに変更される。横長・標準の描画位置変換テーブルを使用した場合、BottomはRight(埋め込み)に、LeftはLeftに、RightはRightに、TopはLeftに、TopRightはRightに変更される。
第2ケースにおいて、図11の描画位置変換テーブル40Dを使用する場合、解析・変換部23のパターン変更部35は、元のデータで指定されている一のパターンを縦長・標準の描画位置変換テーブルを参照して変更した縦長標準パターンと、元のデータで指定されているパターンを縦長・ユーザ定義1の描画位置変換テーブルを参照して変更した縦長ユーザ定義1パターンと、元のデータで指定されているパターンを横長・標準の描画位置変換テーブルを参照して変更した横長標準パターンの3つを生成する。
描画部36は、縦長標準パターンに従って元のデータから縦長標準オブジェクトを生成し、縦長ユーザ定義1パターンに従って元のデータから縦長ユーザ定義1オブジェクトを生成し、横長標準パターンに従って元のデータから横長標準オブジェクトを生成する。
表示用データ作成部37は、縦長標準オブジェクトと縦長ユーザ定義1オブジェクトと横長標準オブジェクトのいずれを表示に使用するかを表示時に切り替え可能なデータ構造でこれら3種類のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する。
ここでは、デフォルトでは、表示時の表示画面の形状が縦長ならば縦長標準オブジェクトを自動的に使用し、表示時の表示画面の形状が横長ならば横長標準オブジェクトを自動的に使用して表示を行い、その後、ユーザの選択により、縦長標準オブジェクトと縦長ユーザ定義1オブジェクトのいずれを使用するかを切り替え可能なデータ構造で縦長標準オブジェクトと縦長ユーザ定義1オブジェクトと横長標準オブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する。
たとえば、HTMLに対応した汎用のブラウザを次のように動作させる表示用データを作成する。ブラウザが表示画面(ウィンドウ)の縦横比を自動的に取得し、取得した縦横比から表示画面が縦長か横長かを判定し、その判定結果が縦長ならば縦長標準オブジェクトを使用してドキュメントの表示を行い、その後は、縦長標準オブジェクトの表示箇所をユーザがタッチ等するとその部分の表示が縦長ユーザ定義1オブジェクトを使用した表示に切り替わり、縦長ユーザ定義1オブジェクトの表示箇所をユーザがタッチ等するとその部分の表示が縦長標準オブジェクトを使用した表示に切り替わるようにブラウザを動作させる。また、判定結果が横長ならば横長標準オブジェクトを使用してドキュメントの表示を行うようにブラウザを動作させる。なお、本実施の形態で生成する表示用データのデータ構造に対応した専用の表示用アプリケーションを提供してもよい。
図12は、第2の実施の形態に係るデータフォーマット変換装置10が行うデータフォーマット変換処理の流れを示している。ここでは、特定データはグラフデータであるものとする。
まず、変換対象のデータ(ドキュメントデータ)を受信する(ステップS201)。受信した全データの解析が終了していなければ(ステップS202;No)、受信したデータのうち、注目する単位量のデータ(注目データとする)を解析する(ステップS203)。注目データがグラフデータでなければ(ステップS204;No)、該注目データをそのままフォーマット変換して(ステップS205)、ステップS202へ移行する。
注目データがグラフデータならば(ステップS204;Yes)、該グラフデータに含まれている各種設定項目(凡例、軸の名称など)の描画位置を表す描画位置設定情報(元々指定されていた配置のパターンを示す情報)を取得し(ステップS206)、サブプロセスを実行して(ステップS207)、ステップS202に戻る。
図13は、第1ケースの場合のサブプロセス(図12のS207)の詳細を示す流れ図である。縦長用の描画位置変換テーブルと横長用の描画位置変換テーブルの双方を取得する(ステップS211)。
そして、縦長用の描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応する縦長用オブジェクト(描画データ)を生成する。さらに、横長用の描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応する横長用オブジェクト(描画データ)を生成する(ステップS212)。
この生成した2種類の描画データを用いて、これらを表示時の表示画面の形状に応じて自動的に切り替えるデータ構造の表示用データを作成する(ステップS213)。
図14は、第2ケースの場合のサブプロセス(図12のS207)の詳細を示す流れ図である。縦長標準の描画位置変換テーブルと縦長ユーザ定義1の描画位置変換テーブルと横長標準の描画位置変換テーブルを取得する(ステップS221)。そして、縦長標準の描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応する縦長標準オブジェクト(描画データ)を生成する。
また縦長ユーザ定義1の描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応する縦長ユーザ定義1オブジェクト(描画データ)を生成する。
さらに、横長標準の描画位置変換テーブルを、注目データであるグラフデータにおいて元々指定されていた描画位置設定情報で参照して変更後の設定値(パターン)を取得し、変更後のパターンを適用して該グラフデータに対応する横長標準オブジェクト(描画データ)を生成する(ステップS222)。
生成した3種類の描画データを用いて、これらを表示時の表示画面の形状に応じて自動的に切り替えたデフォルト表示を行うと共に、その後は、表示箇所をユーザが押下して選択する度に、別の描画データに切り替わるようなデータ構造の表示用データを作成する(ステップS223)。
なお、表示画面の形状が縦長の場合にのみ、ユーザによる該当箇所の押下に従って、その箇所の表示が縦長標準オブジェクトを用いた表示と縦長ユーザ定義1オブジェクトを用いた表示に切り替わるようにしてもよいし、表示画面の形状が縦長、横長にかかわらず、ユーザによる該当箇所の押下に従って、その箇所の表示が縦長標準オブジェクトを用いた表示と縦長ユーザ定義1オブジェクトを用いた表示と横長標準オブジェクトを用いた表示とに順次切り替わるようにしてもよい。
このように、第2の実施の形態に示したデータフォーマット変換装置10では、表示時に表示画面の形状やユーザからの選択操作に応じて、グラフ本体等に対する凡例や軸の名称等の表示位置を、予め指定された位置とは別の位置に切り替え可能な表示用データにフォーマット変換するので、表示用データにフォーマット変換する際に、表示時の表示画面の縦長/横長が不特定な場合であっても、表示時に適切な配置パターンで表示可能になる。その結果、表示時の縮小率を抑えて見易く表示することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、グラフ本体に対する凡例の表示位置のように、所定のオブジェクトに対する他のオブジェクトの相対的な表示位置や向きを変更するようにしたが、変更の対象は表示位置や向きに限定されるものではない。たとえば、使用する色、オブジェクトの大きさなどが予め用意された複数種類の中の1つに指定されている場合に、色や大きさを予め用意された複数種類の中の指定された値と異なる別の値に変更する場合にも本発明は適用可能である。
実施の形態では、表示時の表示画面の形状(縦長/横長)に応じて、使用する描画位置変換テーブルを切り替える例を示したが、切り替えの基準は表示画面の形状に限定されるものではない。予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについて、その指定されたパターンを、予め用意された複数のパターンのうちの指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成して表示用データにフォーマット変換するものであればよい。
なお、表示用データは、ディスプレイでの表示に使用するものに限定されず、可視化して表示するもの全般を含む。たとえば、プリンタに印刷するためのデータも表示用データに含まれる。この場合、印刷に使用する記録紙の縦横比、向き、サイズなどが表示画面の形状に相当する。
3…他の情報処理装置
10…データフォーマット変換装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…入力I/F部
17…出力I/F部
18…ネットワーク通信部
21…データ取得部
23…解析・変換部
30…特定データ判定部
31…画面形状取得部
32…描画位置変換テーブル生成部
33…描画位置変換テーブル記憶部
34…描画位置指定情報取得部
35…パターン変更部
36…描画部
37…表示用データ作成部
40…描画位置変換テーブル
40A…描画位置変換テーブル
40B…描画位置変換テーブル
40C…描画位置変換テーブル
40D…描画位置変換テーブル

Claims (18)

  1. ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するように情報処理装置を動作させるデータフォーマット変換プログラムであって、
    前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する
    ように前記情報処理装置を動作させる
    ことを特徴とするデータフォーマット変換プログラム。
  2. 前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータフォーマット変換プログラム。
  3. 変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
    表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
    ように前記情報処理装置を動作させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータフォーマット変換プログラム。
  4. 前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、該複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
    ように前記情報処理装置を動作させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータフォーマット変換プログラム。
  5. 表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ように前記情報処理装置を動作させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータフォーマット変換プログラム。
  6. 表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ように前記情報処理装置を動作させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータフォーマット変換プログラム。
  7. ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するデータフォーマット変換方法であって、
    前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータについては、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成し、該オブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する
    ことを特徴とするデータフォーマット変換方法。
  8. 前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータフォーマット変換方法。
  9. 変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
    表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のデータフォーマット変換方法。
  10. 前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、該複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータフォーマット変換方法。
  11. 表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータフォーマット変換方法。
  12. 表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータフォーマット変換方法。
  13. ドキュメントデータを表示用データにフォーマット変換するデータフォーマット変換装置であって、
    前記ドキュメントデータのうち、予め用意された複数のパターンの中の指定された一のパターンでオブジェクトを生成するように定義されたデータを検出する検出部と、
    前記検出部によって検出されたデータについて、前記指定されたパターンを、前記複数のパターンのうちの前記指定されたパターンとは別のパターンに変更してオブジェクトを生成するオブジェクト生成部と、
    前記検出部によって検出されたデータについて、前記オブジェクト生成部が生成したオブジェクトを用いて前記表示用データにフォーマット変換する変換部と、
    を有する
    ことを特徴とするデータフォーマット変換装置。
  14. 前記パターンは、所定のオブジェクトに対する、前記生成するオブジェクトの相対位置を規定するものである
    ことを特徴とする請求項13に記載のデータフォーマット変換装置。
  15. 変更前のパターンと変更後のパターンの対応関係を示す変換テーブルを、表示画面の形状別に予め複数登録しておき、
    前記オブジェクト生成部は、表示時の表示画面の形状に応じた前記変換テーブルに従って前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項13または14に記載のデータフォーマット変換装置。
  16. 前記オブジェクト生成部は、前記定義された一のデータに対して、前記変換テーブルに従って前記変更を行ってオブジェクトを生成することを前記複数登録してある各変換テーブルを用いて行って複数のオブジェクトを生成し、
    前記変換部は、前記複数のオブジェクトを、これらの中から表示に使用するオブジェクトを表示時に選択可能に埋め込んだ表示用データを生成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のデータフォーマット変換装置。
  17. 前記変換部は、表示時に、表示画面の形状に応じたオブジェクトが自動選択されるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載のデータフォーマット変換装置。
  18. 前記変換部は、表示時に、表示に使用するオブジェクトがユーザから受けた選択に応じて切り替わるように、前記複数のオブジェクトを埋め込んだ表示用データを生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載のデータフォーマット変換装置。
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