JP2016196917A - バンド締付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができるバンド締付け具を提供する。
【解決手段】操作レバー11とベース12とを有し、操作レバー11は、基部側にバンド巻取軸11aとレバー側凸部11a4とを有する一方、ベース12は、基部側に操作レバー支持部12bとベース側凸部12b2とを有し、操作レバー11がベース12に対し最大限開いた全開状態にある場合は、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2のロック用係合面12b23に係合することによりベース12に対する操作レバー11の全開状態を保持する。
【選択図】図11

Description

本発明は、ベースと、そのベースに開閉可能に設けた操作レバーとを有し、その操作レバーをベースに対し閉じることにより帯状バンドを締付けて当該帯状バンドを対象物へ巻付けるバンド締付け具であって、特に、伸びのほとんど無いポリエステル製やステンレス製のバンドを電柱等の支柱へ取り付けたり、荷造り等に使用する際に用いるバンド締付け具に関する。
最近、例えば電柱の周面に、ケーブルや電線管もしくは表示板等を固定したり、広告・街路灯等の支持ブラケットを取付けるため、伸びのほとんど無いポリエステル製やステンレス製のバンドが使用されている。かかるバンドの締付け具として、ベースにバンド締付け用の操作レバーを回転可能に取付け、その操作レバーのバンド巻込み軸にバンド挿通孔を形成し、ベースに一端を折返し固定したバンドの他端を、ベースに対して操作レバーを開いた状態で、バンド挿通孔に通して、操作レバーをベース側に回転させ閉じることによってバンドを巻込み、締付けるように構成したバンド締付け具が各種提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許第4319198号公報 実用新案登録第3186499号公報
ところで、バンド締付け具では、帯状バンドを操作レバーの巻取り軸のバンド貫通孔に通す際、操作レバーをベースに対し全開状態にする。
しかしながら、上述の特許文献1,2のバンド締付け具では、操作レバーを全開状態にして、帯状バンドを巻取り軸のバンド貫通孔に通す前は、操作レバーがベースに対し回動自由な状態にあるため、操作レバーがベースに対し安定しておらず、帯状バンドをバンド貫通孔に通し難い等、帯状バンドの締め付け作業性が悪いという問題があった。
また、特許文献1のバンド締付け具では、バンド巻取り軸のバンド貫通孔に通した帯状バンドを仮止めするためには、その〔0015〕に記載されているようにバンド貫通孔から排出された帯状バンドを手で引っ張る必要があり、この点でも帯状バンドの締め付け作業性が悪かった。
さらに、特許文献1のバンド締付け具では、その図2に示すように、操作レバーのバンド巻取り軸に形成したバンド貫通孔は、電柱等の相手部材の外周面と平行でなく、その外周面に対し起立した方向を向いているため、帯状バンドを貫通孔の入口に向かって屈曲させた上でバンド貫通孔に通す必要があり、この点でも帯状バンドの締め付け作業性が悪かった。
また、上述の特許文献2のバンド締付け具では、締付具本体に設けた帯状バンドの収容溝の一部に溝幅を帯状バンドのバンド幅よりも狭くした箇所を設けておき、操作レバーのバンド巻取り軸に形成したバンド貫通孔に帯状バンドを通した後、収容溝におけるバンド幅の狭い箇所に帯状バンドを押し込んで撓ませることで帯状バンドを締付具本体に仮留めすることができるが、収容溝へバンドを押し込む作業の分だけ、帯状バンドの締め付け作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができるバンド締付け具を提供すること目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のバンド締付け具は、ベースと、そのベースに開閉可能に設けた操作レバーとを有し、その操作レバーを前記ベースに対し閉じることにより帯状バンドを締付けて当該帯状バンドを対象物へ巻付けるバンド締付け具であって、前記操作レバーは、基部側にバンド巻取軸と、レバー側凸部とを有し、前記バンド巻取軸には前記帯状バンドが貫通するバンド貫通孔を設け、そのバンド貫通孔によって前記バンド巻取軸の外周面が当該操作レバーを閉めた際に前記バンド貫通孔のバンド入口側の前記帯状バンドが巻付く第1外周面と、前記バンド貫通孔のバンド出口側の前記帯状バンドが巻付く第2外周面とに分けられる一方、前記ベースは、基部側に前記バンド巻取軸を中心に回動するように前記操作レバーを回動可能に支持する操作レバー支持部と、ベース側凸部とを有し、前記操作レバーが前記ベースに対し最大限開いた全開状態にある場合は、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部のロック用係合面に係合することにより前記ベースに対する操作レバーの全開状態を保持することを特徴とする。
ここで、前記ベース側凸部と前記レバー側凸部との内、少なくともいずれか一方は、弾性変形するように構成すると良い。
また、前記ベース側凸部は、さらに、境界部を介して前記ロック用係合面の反対側に仮止め用係合面を有し、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部のロック用係合面に係合することにより前記操作レバーが前記ベースに対し全開状態にあるときに帯状バンドを前記バンド巻取軸の前記バンド貫通孔のバンド入口からバンド出口へ通した後、前記操作レバーを閉める方向に回動して、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部の前記境界部を乗り越えると、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部の前記ロック用係合面に係合しなくなり、前記ベース側凸部の前記仮止め用係合面に係合して前記帯状バンドおよび前記操作レバーを仮止めするように構成するとさらに良い。
また、前記操作レバーが前記ベースに対し全開状態にあるときは、前記バンド巻取軸のバンド貫通孔が前記ベースとほぼ平行になり、かつ、前記バンド貫通孔のバンド入口およびバンド出口は、前記ベース部の上面よりも高くなるように構成するとさらに良い。
また、前記バンド巻取軸の少なくとも前記第2外周面には、当該バンド巻取軸の軸方向に延びる凸条部と凹条部とが交互に設けられているとさらに良い。
本発明のバンド締付け具によれば、操作レバーがベースに対し最大限開いた全開状態にある場合は、レバー側凸部がベース側凸部のロック用係合面に係合することによりベースに対する操作レバーの全開状態を保持するため、操作レバーが全開状態の際、操作レバーが勝手に回動することを防止でき、バンド巻取軸のバンド貫通孔への帯状バンドの挿通作業が簡単になり、帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができる。
また、操作レバーが全開状態にあるときに帯状バンドをバンド貫通孔へ通した後、操作レバーを閉める方向に回動して、レバー側凸部がベース側凸部の境界部を乗り越えると、レバー側凸部がベース側凸部のロック用係合面に係合しなくなり、ベース側凸部の仮止め用係合面に係合して帯状バンドおよび操作レバーを仮止めするように構成すると、述の特許文献1記載の発明のようにバンド貫通孔から排出された帯状バンドを手で強く引っ張ったり、上述の特許文献2記載の発明のように収容溝に押し込むことなく帯状バンドの仮止め(仮留め)が可能になるので、この点でも帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができる。
また、操作レバーがベースに対し全開状態にあるときは、バンド巻取軸のバンド貫通孔がベースとほぼ平行になり、かつ、バンド貫通孔のバンド入口およびバンド出口がベース部の上面よりも高くなるように構成すると、帯状バンドをバンド締付け具に通し易くなるので、この点でも帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができる。
また、バンド巻取軸の少なくとも第2外周面に当該バンド巻取軸の軸方向に延びる凸条部と凹条部とを交互に設けた場合には、帯状バンドはバンド巻取軸の少なくとも第2外周面に確実に巻付けられるので、この点でも帯状バンドの締め付け作業性を向上させることができる。
(a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具における操作レバーが全開状態の平面図、A−A線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具における操作レバーが全開状態の正面図、底面図である。 本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成する操作レバーの斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成する操作レバーの平面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成する操作レバーの正面図、図4(a)におけるB−B線断面図である。 本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースの斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースの平面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースの正面図、背面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースの右側面図、C−C線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースの右側面図、D―D線断面図である。 (a),(b)それぞれ帯状バンドの一端を本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースのバンド連結孔に連結し、その帯状バンドを電柱の外周に引き回した後、全開状態にある操作レバーのバンド巻込み軸のバンド挿通孔に通した状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図11に示す全開状態から操作レバーを若干回動させた状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図12に示す状態からさらに操作レバーを回動させた状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図13に示す状態からさらに操作レバーを回動させて全閉状態になる直前の状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具における操作レバーが全開状態の平面図、E−E線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具における操作レバーが全開状態の正面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成する操作レバーの正面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成する操作レバーの平面図、F−F線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成するベースの平面図、底面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成するベースの正面図、背面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成するベースの右側面図、G−G線断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態2のバンド締付け具を構成するベースの右側面図、H―H線断面図である。 (a),(b)それぞれ帯状バンドの一端を本発明に係る実施形態1のバンド締付け具を構成するベースのバンド連結孔に連結し、その帯状バンドを電柱の外周に引き回した後、全開状態にある操作レバーのバンド巻込み軸のバンド挿通孔に通した状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図23に示す全開状態から操作レバーを若干回動させた状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図24に示す状態からさらに操作レバーを回動させた状態を示す断面図、拡大断面図である。 (a),(b)それぞれ図25に示す状態からさらに操作レバーを回動させて全閉状態になる直前の状態を示す断面図、拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施形態1,2のバンド締付け具について、図面を参照して説明する。なお、下記に説明する実施の形態は、あくまで、本発明の一例であり、本発明は、下記に説明する実施の形態1,2に限定されるものではない。
実施形態1.
このバンド締付け具1は、合成樹脂などからなるもので、図1および図2に示すように、操作レバー11と、ベース12とから構成されており、後述する図11〜図14に示すように帯状バンド2を通した操作レバー11をベース12に対し回動させて閉じることにより、伸びのほとんど無いポリエステル製やステンレス製の帯状バンド2でも、締付けてその帯状バンド2を電柱3等の対象物へ巻付けるものである。
<操作レバー11の構成>
操作レバー11は、図3〜図5等に示すように、基部側にバンド巻取軸11aと、回動軸部11b,11bとを有する一方、先端部側に係止部11c,11cと、舌片部11dを有し、中央には、開口部11eと、ブリッジ部11fとを有し、基部側のバンド巻取軸11aおよび回動軸部11b,11bを中心とした回動により図1および図2に示す全開状態からほぼ180度回転して全閉状態になるように構成されている。
バンド巻取軸11aは、帯状バンド2が貫通するように帯状バンド2の幅や厚さより大きい幅および高さを有するバンド貫通孔11a1を設けている。ここで、バンド貫通孔11a1は、図5(b)の断面図に示すように直線状で、11a11が帯状バンド2のバンド入口、11a12が帯状バンド2のバンド出口である。
また、バンド巻取軸11aの外周面は、そのバンド貫通孔11a1によって、バンド巻取軸11aが操作レバー11を閉めた際にバンド貫通孔11a1のバンド入口11a11側の帯状バンド2が巻付く第1外周面11a2と、バンド貫通孔11a1のバンド出口11a12側の帯状バンド2が巻付く第2外周面11a3とに分けられる。
また、バンド巻取軸11aの第1外周面11a2には、操作レバー11がベース12に対し最大限開いた全開状態になる際、ベース12の後述するベース側凸部12b2に係合してその全開状態を保持するレバー側凸部11a4を設けている。尚、バンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4とベース12のベース側凸部12b2とで、本発明の全開状態保持機構を構成する。
そして、このバンド巻取軸11aの外周面である第1外周面11a2および第2外周面11a3は、図5(b)に示すように凸凹に形成されている。
回動軸部11b,11bは、それぞれ、バンド巻取軸11aが設けられた操作レバー11の基部の外側に設けられるもので、後述するようにベース12に設けられた操作レバー支持部12a,12aに嵌め込まれ、操作レバー支持部12a,12aに回動可能に支持される。
係止部11c,11cは、操作レバー11の先端部の外側に設けられるもので、操作レバー11がベース12に対し全閉状態になった際に、ベース部12の先端部に設けた被係止部12c,12cに係止する。
舌片部11dは、図5(a),(b)等に示すように操作レバー11の底面よりも下方に突出している。これにより、後述する図に示すように、バンド2の一端が操作レバー11のバンド巻付部11aから舌片部11dにまで達するため、この舌片部11dがそのバンド2の一端を上から押さえて電柱3等に沿うようにし、電柱3等から浮き上がることを防止する。なお、本発明では、操作レバー11の先端部に舌片部11dを設けることは、任意であり、省略しても良い。
<ベース12の構成>
ベース12は、図6〜図10等に示すように、基部側には操作レバー11の回動軸部11b,11bを回動可能に支持する操作レバー支持部12a,12aと、操作レバー11のバンド巻取軸11aの外周面である第1外周面11a2および第2外周面11a3に対向し、第1外周面11a2および第2外周面11a3との間に帯状バンド2が通る隙間を形成するバンド挿通用隙間形成面12bを形成する一方、先端部側には操作レバー11の係止部11c,11cそれぞれが係止する被係止部12c,12cと、バンド連結孔12dとを有する。
操作レバー支持部12a,12aは、当該ベース部12の基部両側から後方側壁12a1,12a1を立設して設けられており、その後方側壁12a1,12a1に、操作レバー11の両側から突出した回動軸部11b、12bが挿入される軸受け孔12a2,12a2を設けて構成されている。
バンド挿通用隙間形成面12bは、操作レバー11のバンド巻取軸11aの外周面である第1外周面11a2および第2外周面11a3に対向し、第1外周面11a2および第2外周面11a3との間に帯状バンド2が通る隙間を形成する。
そのため、バンド挿通用隙間形成面12bの横幅W(図7(a)参照。)は、帯状バンド2の横幅以上としている。尚、実施形態1においては、バンド挿通用隙間形成面12bを湾曲面としたが、第1外周面11a2および第2外周面11a3との間に帯状バンド2が通る隙間を形成すれば他の形状でも良い。
ここで、バンド挿通用隙間形成面12bの先端部側には、帯状バンド2をバンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1のバンド入口11a11からバンド出口11a12へ通した後、操作レバー11を閉める方向に回動させると、バンド巻取軸11aの第2外周面11a3におけるバンド出口11a13側の角部11a31との間で、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1のバンド出口11a12側から出た帯状バンド2の方向を変えて挟持するバンド挟持用段部12b1を設けている。尚、本発明では、バンド挟持用段部12b1を設けることは必須ではなく、省略しても良い。
また、バンド挿通用隙間形成面12bの基部(後端部)側には、操作レバー11がベース12に対し最大限開いて全開状態になる際、操作レバー11のバンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4に当接した際、弾性変形することにより係合してその全開状態を保持するベース側凸部12b2を設けている。
バンド挟持用段部12b1は、図7(a)に示すようにバンド挿通用隙間形成面12bの幅Wとほぼ同じ幅で、かつ、図9(a),(b)に示すようにベース側凸部12b2の高さよりも高く形成している。
ベース側凸部12b2は、図7(a),(b)に示すようにその両側にスリット12b21,12b21を設けて、バンド挿通用隙間形成面12bの幅Wより短い幅として操作レバー11のバンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4に弾接して係合するように構成している。
ここで、実施形態1のバンド締付け具1のベース側凸部12b2では、図9(b)や後述する図11(b)〜図13(b)に示すように境界部12b22を中心(境界)としてその前後にそれぞれロック用係合面12b23と、仮止め用係合面12b24とを有する。
被係止部12c,12cは、当該ベース部12の先端部両側から前方側壁12c1,12c1を立設して設けられており、その前方側壁12c1,12c1に、操作レバー11の係止部11c,11cの断面形状と同様の断面形状でその係止部11c,11cが嵌合等して係止する被係止孔12c2,12c2を設け構成されている。
バンド連結孔12dは、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1に挿入される帯状バンド2の一端(先端部)とは反対側である帯状バンド2の他端(後端部)を連結するための孔である。
<実施形態1のバンド締付け具1の作用>
次に、以上のように構成された実施形態1のバンド締付け具1の作用について、図面を元に説明する。
まず、帯状バンド2の他端(後端部)を実施形態1のバンド締付け具1を構成するベース12のバンド連結孔12dに連結し、その帯状バンド2を電柱3の外周に巻き回した後、図11(a),(b)に示すように、帯状バンド2の一端(先端部)を全開状態にある操作レバー11のバンド巻込み軸11aのバンド挿通孔11a1のバンド入口11a11側からバンド出口11a12側へ通す。
その際、実施形態1のバンド締付け具1では、図11(b)に示すように、本発明の全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4がベース側凸部12b2のロック用係合面12b23に係合しており、操作レバー11がベース12に対し最大限開いた全開状態を保持している。
つまり、この全開状態では、作業者が操作レバー11を掴んで一定以上の力でα方向に回動しないと、操作レバー11がベース12に対し回動しない。そのため、操作レバー11が全開状態の際、操作レバー11が勝手に回動することを防止でき、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
また、操作レバー11が全開状態保持機構により全開状態でベース12に保持された状態では、図11(a),(b)に示すように、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1は、ベース12とほぼ平行になり、しかもバンド貫通孔11a1のバンド入口11a11およびバンド出口11a12がベース12の上面よりも高くなるように構成されているため、この点でも、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
次に、図11(a),(b)に示す操作レバー11の全開状態から操作レバー11をα方向に若干回動させても、図12(a),(b)に示すようにレバー側凸部11a4の先端部がベース側凸部12b2の境界部12b22に達するまでは、レバー側凸部11a4とベース側凸部12b2のロック用係合面12b23とが弾接状態で係合し、かつ、帯状バンド2にテンション(引張力)がかかるため、操作レバー11から手を離すと全開状態に戻る。尚、実施形態1では、レバー側凸部11a4とベース側凸部12b2が係合する際、ベース側凸部12b2の方が弾性変形するように構成している。
そして、図12(a),(b)に示すようなレバー側凸部11a4の先端部がベース側凸部12b2の境界部12b22に達した状態から、操作レバー11をα方向にさらに回動させると、バンド巻取軸11aもα方向に回動するので、図13(a),(b)に示すように、バンド貫通孔11a1のバンド出口11a12側では、帯状バンド2は少なくとも第2外周面11a3の角部11a31と、バンド挟持用段部12b1の後端側の角部12b11とに当接して曲がり、バンド巻取軸11aの第2外周面11a3に巻付いていき、バンド挿通用隙間形成面12bとバンド巻取軸11aとの間の隙間に入り込んでいく。
そのため、実施形態1のバンド締付け具1によれば、伸びのほとんど無いポリエステル製やステンレス製の帯状バンド2でも、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1から抜けることを確実に防止しながら巻取ることができ、上述の特許文献1記載の発明のようにバンド貫通孔のバンド入口に向かって帯状バンドを屈曲させる必要がなく、バンド貫通孔から排出された帯状バンドを手で引っ張ったり、上述の特許文献2記載の発明のように収容溝に押し込む作業が不要になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
一方、図12(a),(b)に示すようなレバー側凸部11a4の先端部がベース側凸部12b2の境界部12b22に達した状態から、図13(a),(b)に示すように操作レバー11をα方向にさらに回動させると、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2の境界部12b22を乗り越えてロック用係合面12b23に係合しなくなり、境界部12b22を介しロック用係合面12b23とは反対側の仮止め用係合面12b24に係合する。
図13(a),(b)に示す状態は、レバー側凸部11a4がロック用係合面12b23に係合しなくなったため、操作レバー11が全開状態から開放されているものの、バンド巻取軸11aへの帯状バンド2の巻付きにより帯状バンド2にはテンション(引張力)が作用しているので、操作レバー11にはα方向とは逆の方向へ戻ろうとする力が作用している。
そのため、作業者が操作レバー11から手を離したり、α方向に操作レバー11を回動する力を緩めると、操作レバー11は、帯状バンド2のテンション(引張力)によってα方向とは逆方向、すなわち全開状態へ戻ろうとする。
しかし、図13(a),(b)に示すように、バンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4がベース12のベース側凸部12b2の仮止め用係合面12b24に当接して係合しているので、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2の仮止め用係合面12b24および境界部12b22を乗り越えるような力を操作レバー11に掛けない限り、操作レバー11は全開状態へ戻らない。
つまり、図13(a),(b)に示す状態は、帯状バンド2のテンション(引張力)によってバンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4が、ベース12のベース側凸部12b2の仮止め用係合面12b24に当接して係合しているため、作業者が操作レバー11から手を離しても、操作レバー11を閉めるα方向およびその逆方向に回動せず、かつ、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1に通した帯状バンド2が抜けない仮止め(仮留め)状態となる。
そのため、実施形態1のバンド締付け具1によれば、上述の特許文献1記載の発明のようにバンド貫通孔から排出された帯状バンドを手で引っ張ったり、上述の特許文献2記載の発明のように収容溝に押し込む作業を行わずに、作業者は、図13(a),(b)に示す仮止め状態において、操作レバー11から手を放して、バンド締付け具1や帯状バンド2の位置等を簡単に調整することができ、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
そして、図13(a),(b)に示す仮止め状態から操作レバー11をさらにα方向に回動させると、バンド貫通孔11a1のバンド出口11a12側から出た帯状バンド2はバンド巻取軸11aの第2外周面11a3に巻き付いてバンド挿通用隙間形成面12bとの間の隙間に入り込む一方、バンド貫通孔11a1のバンド入口11a11側から延びる帯状バンド2は第1外周面11a2に巻付いていく。
操作レバー11をさらにα方向に回動させベース12に対し全閉状態になると、図14(a),(b)に示すように操作レバー11の先端部両側の係止部11c,11cがベース部12の先端部両側に設けられた被係止部12c,12cに係止する。
その際、バンド貫通孔11a1のバンド出口11a12側から出た帯状バンド2は、バンド巻取軸11aの第2外周面11a3に巻き付き、バンド挿通用隙間形成面12bとの間の隙間のバンド入口側からバンド出口側まで入り込むことになる。
その一方、バンド貫通孔11a1のバンド入口11a11側から延びる帯状バンド2は、バンド巻取軸11aのレバー側凸部11a4および第1外周面11a2に巻付きながら引っ張られるので、帯状バンド2全体にテンション(引張力)が掛かり、電柱3に確実に固定できることになる。
従って、実施形態1のバンド締付け具1によれば、操作レバー11がベース12に対し最大限開いた全開状態にある場合は、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2のロック用係合面12b23に係合することによりベース12に対する操作レバー11の全開状態を保持する。そのため、操作レバー11が全開状態の際、操作レバー11が勝手に回動することを防止でき、バンド巻取軸11a1のバンド貫通孔11への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
特に、実施形態1のバンド締付け具1では、操作レバー11が全開状態にあるときに帯状バンド2をバンド貫通孔11a1へ通した後、操作レバー11を閉める方向に回動して、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2の境界部12b22を乗り越えると、レバー側凸部11a4がベース側凸部12b2のロック用係合面12b23に係合しなくなり、ベース側凸部12b2の仮止め用係合面12b24に係合して帯状バンド2および操作レバー11の仮止め(仮留め)を行う。そのため、上述の特許文献1記載の発明のようにバンド貫通孔のバンド入口に向かって帯状バンドを屈曲させる必要がなく、またバンド貫通孔11a1から排出された帯状バンド2を手で引っ張ったり、上述の特許文献2記載の発明のように収容溝に押し込む作業が不要になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
また、実施形態1のバンド締付け具1では、全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4はバンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1のバンド入口11a11側に設ける一方、ベース側凸部12b2はベース12の基端側に設けたので、ベース12に対し操作レバー11の起立角度β(図13(a)参照。)が小さい角度、すなわち操作レバー11を少ない操作量で仮止め(仮留め)することが可能になり、この点でも帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
また、実施形態1のバンド締付け具1では、バンド貫通孔11a1のバンド入口11a11側から延びる帯状バンド2は、第1外周面11a2に巻付けられる前に、第1外周面11a2よりも高さが高い全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4に巻付いて引っ張られるため、効率良く帯状バンド2全体により強いテンション(引張力)を簡単に掛けることができる。
また、実施形態1のバンド締付け具1では、操作レバー11が全開状態保持機構により全開状態でベース12に保持された状態では、図11(a),(b)等に示すように、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1は、ほぼベース12とほぼ平行になり、しかもバンド貫通孔11a1のバンド入口11a11およびバンド出口11a12がベース12の上面よりも高くなるので、この点でも、バンド巻取軸11aのバンド貫通孔11a1への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、この点でも帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
また、バンド巻取軸11aの第1外周面11a2および第2外周面11a3には、当該バンド巻取軸11aの軸方向に延びる凸条部と凹条部とが交互に設けられているため、帯状バンド2を巻付ける際の抵抗が増大し、滑り難くなり、この点でも帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
実施形態2.
次に、実施形態2のバンド締付け具1’について説明する。尚、実施形態2のバンド締付け具1’は、上述した実施形態1のバンド締付け具1とほぼ同じ構成であるため、異なる構成を中心に説明する。
図15(a),(b)は、それぞれ、実施形態2のバンド締付け具1’における操作レバー11’が全開状態にあるときの平面図、E−E線断面図、図16(a),(b)は、それぞれ、その全開状態にあるときの正面図、底面図、図17(a),(b)は、それぞれ、操作レバー11’の正面図、底面図、図18(a),(b)は、それぞれ、操作レバー11’の平面図、F−F線断面図である。
また、図19(a),(b)は、それぞれ、実施形態2のバンド締付け具1’を構成するベース12’の平面図、底面図、図20(a),(b)は、それぞれ、ベース12’の正面図、背面図、図21(a),(b)は、それぞれ、ベース12’の右側面図、G−G線断面図、図22(a),(b)は、それぞれ、ベース12’の右側面図、H―H線断面図である。
実施形態2のバンド締付け具1’では、図14〜図26に示すように基本的な構造は、述した図1〜図13に示す実施形態1のバンド締付け具1の構成とほぼ同じであるが、全開状態保持機構の構成を変更したものである。
つまり、実施形態2のバンド締付け具1’では、図17(a),(b)および図18(b)に示すように操作レバー11’のバンド巻取軸11a’ではなく、操作レバー11’のバンド巻取軸11a’の外側の操作レバー11’の基部の左右両側にそれぞれ弾性変形してベース側凸部12b2’に係合するレバー側凸部11a4’を設ける。
その一方、ベース12’には、図19(a)や図20(a),(b)、図22(b)に示すように、操作レバー11’の基部両側のレバー側凸部11a4’に対向する箇所にそれぞれベース側凸部12b2’を設ける。
そして、実施形態2のバンド締付け具1’のベース側凸部12b2’では、図22(b)〜図25(b)に示すように境界部12b22’を介しその前後にそれぞれロック用係合面12b23’と仮止め用係合面12b24’とを設ける。
尚、実施形態2のバンド締付け具1’では、本発明の全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4’と、ベース側凸部12b2’の構成以外は、実施形態1のバンド締付け具1の構成とほぼ同じである。
<実施形態2のバンド締付け具1’の作用>
次に、実施形態2のバンド締付け具1’の作用について説明する。
以上のように構成された実施形態2のバンド締付け具1’でも、帯状バンド2を電柱3の外周に巻き回した後、図23(a),(b)に示すように、帯状バンド2の一端(先端部)を全開状態にある操作レバー11’のバンド巻込み軸11a’のバンド挿通孔11a1’のバンド入口11a11’側からバンド出口11a12’側へ通す。
ここで、その全開状態の際、実施形態2のバンド締付け具1’でも、図23(a),(b)に示すように、本発明の全開状態保持機構を構成する操作レバー11’のレバー側凸部11a4’が、ベース12’のベース側凸部12b2’のロック用係合面12b23’に対し弾接状態で位置しており、操作レバー11’がベース12’に対し最大限開いた全開状態を保持している。
そのため、実施形態2のバンド締付け具1’でも、実施形態1のバンド締付け具1と同様に、操作レバー11’が勝手に回動することを防止でき、バンド巻取軸11a’のバンド貫通孔11a1’への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
また、実施形態2のバンド締付け具1’でも、実施形態1のバンド締付け具1と同様に、操作レバー11’が全開状態保持機構により全開状態でベース12’にロックされた状態では、図23(a),(b)に示すように、バンド巻取軸11a’のバンド貫通孔11a1’は、ほぼベース12’とほぼ平行になり、しかもバンド貫通孔11a1’のバンド入口11a11’およびバンド出口11a12’がベース12’の上面よりも高くなるように構成されているため、この点でも、バンド巻取軸11a’のバンド貫通孔11a1’への帯状バンド2の挿通作業が簡単になり、帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
次に、図23(a),(b)に示す操作レバー11’の全開状態から図24(a),(b)に示すように操作レバー11’をα方向に若干回動させても、操作レバー11’のレバー側凸部11a4’がベース12’のベース側凸部12b2’の境界部12b22’を乗り越えるまでは、レバー側凸部11a4’がベース12’のベース側凸部12b2’のロック用係合面12b23’に弾接して係合するため、操作レバー11’から手を離すと帯状バンド2のテンション(引張力)も合わさり全開状態に戻ろうとする。
そして、図24(a),(b)に示す状態から、操作レバー11’をα方向にさらに回動させると、図25(a),(b)に示すように操作レバー11’のレバー側凸部11a4’がベース12’のベース側凸部12b2’の境界部12b22’を乗り越えて仮止め用係合面12b24’に係合して、ロック用係合面12b23’に係合しなくなる。
そのため、実施形態1のバンド締付け具1と同様に、作業者が操作レバー11’から手を離したり、α方向に操作レバー11’を回動する力を緩めても、レバー側凸部11a4’がベース側凸部12b2’の仮止め用係合面12b24’に当接して係合しているので、レバー側凸部11a4’がベース側凸部12b2’の仮止め用係合面12b24’および境界部12b22’を乗り越えるような力を操作レバー11’に掛けない限り、操作レバー11’は全開状態へ戻らない。
つまり、図25(a),(b)に示す状態は、作業者が操作レバー11’から手を離しても、操作レバー11’を閉めるα方向およびその逆方向に回動せず、かつ、バンド巻取軸11a’のバンド貫通孔11a1’に通した帯状バンド2’が抜けない仮止め状態であるため、作業者は、図25(a),(b)に示す仮止め状態で、バンド締付け具1’や帯状バンド2の位置等を簡単に調整することができる。
そして、操作レバー11’をさらにα方向に回動させ、図26(a),(b)に示すように操作レバー11’がベース12’に対し全閉状態になると、操作レバー11’先端の係止部11c’,11c’がベース12’先端の被係止部12c’,12c’に係止して、帯状バンド2の締め付けが完了する。
従って、実施形態2のバンド締付け具1’によれば、実施形態1のバンド締付け具1と全開状態保持機構の構成が異なるものの、全開状態保持機構以外の構成はほぼ同様であるので、上述した実施形態1と同様の効果が得られる。
また、実施形態2のバンド締付け具1’でも、全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4’はバンド貫通孔11a1’のバンド入口11a11’側に近い操作レバー11’に設ける一方、ベース側凸部12b2’はベース12’の基端側に設けたので、ベース12’に対し操作レバー11’の起立角度β’(図25(a)参照。)が小さい角度、すなわち操作レバー11’を少ない操作量で仮止め(仮留め)することが可能になり、この点でも帯状バンド2の締め付け作業性を向上させることができる。
尚、実施形態1のバンド締付け具1と、実施形態2のバンド締付け具1’とを比較すると、実施形態1のバンド締付け具1の方が全開状態保持機構を構成するレバー側凸部11a4とベース側凸部12b2との係合部分の幅が広いので、より安定した状態で全開状態や仮止め状態を保持できる。
1,1’ バンド締付け具
11,11’ 操作レバー
11a,11a’ バンド巻取軸
11a1,11a1’ バンド貫通孔
11a11,11a11’ バンド入口
11a12,11a12’ バンド出口
11a2,11a2’ 第1外周面
11a3,11a3’ 第2外周面
11a4,11a4’ レバー側凸部
11b,11b’ 回動軸部
11c,11c’ 係止部
11d,11d’ 舌片部
11e,11e’ 開口部
11f,11f’ ブリッジ部
12,12’ ベース
12a,12a’ 操作レバー支持部
12b,12b’ バンド挿通用隙間形成面
12b1,12b1’ バンド挟持用段部
12b2,12b2’ ベース側凸部
12b21,12b21’ スリット
12b22,12b22’ 境界部
12b23,12b23’ ロック用係合面
12b24,12b24’ 仮止め用係合面
12c,12c’ 被係止部
12d,12d’ バンド連結孔
2 帯状バンド
3 電柱(対象物)

Claims (5)

  1. ベースと、そのベースに開閉可能に設けた操作レバーとを有し、その操作レバーを前記ベースに対し閉じることにより帯状バンドを締付けて当該帯状バンドを対象物へ巻付けるバンド締付け具であって、
    前記操作レバーは、
    基部側にバンド巻取軸と、レバー側凸部とを有し、前記バンド巻取軸には前記帯状バンドが貫通するバンド貫通孔を設け、そのバンド貫通孔によって前記バンド巻取軸の外周面が当該操作レバーを閉めた際に前記バンド貫通孔のバンド入口側の前記帯状バンドが巻付く第1外周面と、前記バンド貫通孔のバンド出口側の前記帯状バンドが巻付く第2外周面とに分けられる一方、
    前記ベースは、
    基部側に前記バンド巻取軸を中心に回動するように前記操作レバーを回動可能に支持する操作レバー支持部と、ベース側凸部とを有し、
    前記操作レバーが前記ベースに対し最大限開いた全開状態にある場合は、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部のロック用係合面に係合することにより前記ベースに対する操作レバーの全開状態を保持することを特徴とするバンド締付け具。
  2. 請求項1記載のバンド締付け具において、
    前記ベース側凸部と前記レバー側凸部との内、少なくともいずれか一方は、弾性変形することを特徴とするバンド締付け具。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバンド締付け具において、
    前記ベース側凸部は、さらに、境界部を介して前記ロック用係合面の反対側に仮止め用係合面を有し、
    前記レバー側凸部が前記ベース側凸部のロック用係合面に係合することにより前記操作レバーが前記ベースに対し全開状態にあるときに帯状バンドを前記バンド巻取軸の前記バンド貫通孔のバンド入口からバンド出口へ通した後、前記操作レバーを閉める方向に回動して、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部の前記境界部を乗り越えると、前記レバー側凸部が前記ベース側凸部の前記ロック用係合面に係合しなくなり、前記ベース側凸部の前記仮止め用係合面に係合して前記帯状バンドおよび前記操作レバーを仮止めすることを特徴とするバンド締付け具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のバンド締付け具において、
    前記操作レバーが前記ベースに対し全開状態にあるときは、前記バンド巻取軸のバンド貫通孔が前記ベースとほぼ平行になり、かつ、前記バンド貫通孔のバンド入口およびバンド出口は、前記ベース部の上面よりも高くなるように構成することを特徴とするバンド締付け具。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載のバンド締付け具において、
    前記バンド巻取軸の少なくとも前記第2外周面には、
    当該バンド巻取軸の軸方向に延びる凸条部と凹条部とが交互に設けられていることを特徴とするバンド締付け具。
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