JP2016196849A - 内燃機関用点火制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点火プラグに付着するカーボンを除去できるとともに、点火プラグの消耗を抑制することができる内燃機関用点火制御装置を提供すること。
【解決手段】
本例の内燃機関用点火制御装置1は、一次コイル11と二次コイル12とを備える点火コイル10と、二次コイル12の高電圧端子12aに電気的に接続された点火プラグ20とを有する。そして、内燃機関用点火制御装置1は、点火コイル10により、点火プラグ20の中心電極21に高電圧を印加して、中心電極21と点火プラグ20の接地電極22との間に主放電を発生させて、燃料ガスに着火する。そして、点火制御装置1には、点火プラグ20に、点火プラグ20の要求電圧未満の電圧を印加して、点火プラグ20にコロナ放電を発生させるコロナ放電発生手段50を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用点火制御装置に関する。
従来、内燃機関用点火制御装置として、内燃機関の燃焼室に露出した点火プラグの中心電極に高電圧を印加して、中心電極と接地電極との間に火花放電を発生させることにより、燃焼室内の燃料ガスに着火させるものがある。かかる内燃機関用点火制御装置では、燃料ガスの燃焼に伴って、内燃室に露出した中心電極、接地電極や絶縁碍子に、未燃焼の燃料ガスの一部がカーボンとして付着して堆積することがある。かかるカーボンの堆積により、いわゆるくすぶりが発生し、中心電極と接地電極との間の絶縁抵抗が低下する。その結果、火花放電の発生が阻害され、失火を招く恐れがある。
かかるカーボンを除去する方法として、例えば、特許文献1には、燃料ガスに着火した後に、さらに、繰り返し火花放電を発生させることにより、燃料ガスの燃焼に伴って点火プラグに付着するカーボンを焼き切る方法が開示されている。これにより、カーボンが除去されて、低下していた絶縁抵抗が回復され、上記失火の発生を防止している。
特開2000−345951号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、上記カーボンの除去のために、火花放電を繰り返し発生させる。そのため、点火プラグの消耗を早めるという問題がある。したがって、カーボンの付着により低下していた点火プラグにおける絶縁抵抗の低下の回復と、点火プラグの消耗の抑制とを両立するには、改善の余地がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、点火プラグに付着するカーボンを除去できるとともに、点火プラグの消耗を抑制することができる内燃機関用点火制御装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一次コイルと二次コイルとを備える点火コイルと、上記二次コイルの高電圧端子に電気的に接続された点火プラグとを有し、上記点火コイルにより、上記点火プラグの中心電極に高電圧を印加して、上記中心電極と上記点火プラグの接地電極との間に主放電を発生させて、燃料ガスに着火する内燃機関用点火制御装置であって、
上記点火プラグに、該点火プラグの火花放電が発生する電圧(以下、要求電圧と呼ぶ)未満の電圧を印加して、上記点火プラグにコロナ放電を発生させるコロナ放電発生手段を有することを特徴とする内燃機関用点火制御装置にある。
上記内燃機関用点火制御装置においては、コロナ放電発生手段が点火プラグに要求電圧未満の電圧を印加することにより、点火プラグにコロナ放電を発生させる。そして、当該コロナ放電によって、点火プラグに付着するカーボンを焼き切ることができる。その結果、上記カーボンによって低下した中心電極と接地電極との間の絶縁抵抗が回復されて、失火の発生を抑制できる。また、カーボンを焼き切るのに火花放電を繰り返し発生させる必要がないため、点火プラグの消耗を抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、点火プラグに付着するカーボンを除去できるとともに、点火プラグの消耗を抑制することができる内燃機関用点火制御装置を提供することができる。
実施例1における、内燃機関用点火制御装置の回路概略図。 実施例1における、点火コイルケースの断面図。 実施例1における、タイムチャートを表す図。 実施例1の変形例における、点火コイルケースの断面図。 変形例における、内燃機関用点火制御装置の回路概略図。 実施例1及び比較例における、くすぶり汚損試験の結果を示す図。 実施例1における、カーボンが除去された状態の点火プラグを示す図。 実施例2における、内燃機関用点火制御装置の回路概略図。 実施例2における、タイムチャートを表す図。 実施例2、変形例及び比較例における、くすぶり汚損試験の結果を示す図。
本発明の内燃機関用点火制御装置は、自動車などに備えられるエンジンに使用することができる。
本明細書では、コロナ放電とは、中心電極の周りに不均一な電界が生じることにより起こる持続的な放電の総称であって、火花放電のような放電維持電流(二次電流)を伴わない放電をいう。そして、点火の際に生じる火花放電の電流値はピークが数10mA程度であるのに対し、コロナ放電の電流値は数μA程度であって火花放電の電流値よりも十分小さい値を示すものである。
(実施例1)
実施例に係る内燃機関用点火制御装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の内燃機関用点火制御装置1(以下、「点火制御装置1」ともいう)は、図1に示すように、一次コイル11と二次コイル12とを備える点火コイル10と、二次コイル12の高電圧端子12aに電気的に接続された点火プラグ20とを有する。そして、内燃機関用点火制御装置1は、点火コイル10により、点火プラグ20の中心電極21に高電圧を印加して、中心電極21と点火プラグ20の接地電極22との間に主放電を発生させて、燃料ガスに着火する。
そして、点火制御装置1には、点火プラグ20に、点火プラグ20の要求電圧Vo未満の電圧を印加して、点火プラグ20にコロナ放電を発生させるコロナ放電発生手段50を有する。
以下、本例の点火制御装置1について、詳述する。
図1に示すように、点火コイル10は、一次コイル11と二次コイル12とを備えている。図2に示すように、一次コイル11と二次コイル12とは、コア13を介して磁気結合されている。そして、点火コイル10は、点火コイルケース10aに収納されている。
図1に示すように、二次コイル12の両端のうち一端である低電圧端子12bは接続経路L1を介してバッテリ14の正極側に接続され、他端である高電圧端子12aは、接続経路L2を介して点火プラグ20の中心電極21に接続されている。そして、バッテリ14の負極側は接地されている。なお、本例では、バッテリ14として、12Vの端子電圧を有する鉛蓄電池を用いている。また、本例では、接地電位を「0V」とする。
点火プラグ20は、中心電極21、接地電極22及び絶縁碍子23を備える。絶縁碍子23は、図1に示すように、絶縁碍子23の碍子容量としてのコンデンサ23aと絶縁碍子23の絶縁抵抗23bとにより等価回路で表すことができる。
一次コイル11の両端のうち一端側の端子11bは、バッテリ14の正極側に接続され、他端側の端子11aは、電子制御式の開閉手段であるスイッチング素子16の入出力端子16aを介して接地されている。本実施形態では、スイッチング素子16として、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラパワートランジスタ)を用いている。
接続経路L2において、二次コイル12の高電圧端子12aと中心電極21との間にダイオード30が直列接続されている。ダイオード30のカソード側30cが高電圧端子12aに電気的に接続されており、アノード側30aが中心電極21に電気的に接続されている。これにより、降伏電圧Vt未満の電流が二次コイル12側から中心電極21側へダイオード30を通過することが阻害される。すなわち、ダイオード30は、電子が中心電極21側から二次コイル12側へ移動することを規制している。
ダイオード30は、いわゆる高耐圧ダイオードである。ダイオード30における降伏電圧Vtは、点火プラグ20の要求電圧Voに応じて適宜設定でき、例えば、20kV以上とすることができる。本例では、降伏電圧Vtは、二次側のオープン故障を考慮して、35kVとしている。なお、ダイオード30として、定電圧素子としてのツェナーダイオードを採用することもできる。ダイオード30は、図2に示すように、接続経路L2に接続されて、点火コイルケース10aに収納されている。
図2に示すように、スイッチング素子16は点火コイルケース10aに収納されており、図1に示すように、スイッチング素子16に設けられた信号端子32を介して電子制御装置(以下、ECU15)に接続されている。そして、ECU15からスイッチング素子16に点火信号IGtが出力されて、スイッチング素子16の開閉が制御される。
次に、ECU15による点火制御について説明する。なお、図3において、ECU15(図1参照)からスイッチング素子16に出力される点火信号をIGt、二次コイルに発生する二次発生電圧をV2a、点火プラグ20の中心電極21に印加されるプラグ印加電圧をV2b、二次コイル12に流れる電流をI2とする。
図3に示すように、本例の点火制御装置1では、主放電エネルギ蓄積期間P1、主放電開始タイミングS1、コロナ放電開始タイミングS2、コロナ放電終了タイミングS3の順に到来する。
まず、主放電エネルギ蓄積期間P1では、時刻t1において、スイッチング素子16のゲートに入力される点火信号IGtがオンになると、スイッチング素子16がオン状態になる。これにより、バッテリ14から一次コイル11へと電流が流れ、点火コイル10への磁気エネルギの蓄積が開始される。主放電エネルギ蓄積期間P1は、時刻t2まで継続される。
時刻t2は、主放電開始タイミングS1である。主放電開始タイミングS1では、点火信号IGtがオフになると、スイッチング素子16がオフ状態になる。これにより、二次コイル12に負の高電圧の二次発生電圧V2aが誘起される。そして、ダイオード30を介して、点火プラグ20の中心電極21に負の高電圧であるプラグ印加電圧V2bが印加される。そして、点火プラグ20のギャップGに火花放電が生じると、接地電極22から中心電極21へと放電電流(二次電流)I2が流れることとなる。すなわち、二次電流I2が0から負の値となる。
そして、時刻t3になると、火花放電が終了し、二次電流I2が0に戻る。これにより、図3において符号F1で示すように、二次コイルに発生していた二次発生電圧V2aも0に戻る。一方、ダイオード30は、火花放電終了後の電流が中心電極21から二次コイル12側に還流する経路を遮断する。これにより、図1に示す絶縁碍子23の碍子容量としてのコンデンサ23aにプラグ印加電圧V2bが蓄積され、図3において符号F2で示すように、火花放電終了後もプラグ印加電圧V2bは、所定の負の高電圧が維持されている。ただし、プラグ印加電圧V2bは、リークなどにより、時間経過とともに徐々に低下する。
そして、時刻t4は、コロナ放電開始タイミングS2である。時刻t4では、ECU15からスイッチング素子16のゲートに入力される点火信号IGtが予め設定されたタイミングでオン信号とオフ信号を繰り返し出力することにより、スイッチング素子16が当該タイミングでオンとオフを繰り返す。これにより、当該タイミングで、二次コイル12に二次発生電圧V2aが誘起される。そして、ダイオード30を介して、中心電極21に負の高電圧であるプラグ印加電圧V2bが当該タイミングで印加される。これにより、コロナ放電開始タイミングS2以降、プラグ印加電圧V2bは、スイッチング素子16のスイッチングによる印加と、リークに低下を繰り返して、所定電圧範囲Hに維持されている。
本例では、時刻t4は、主放電開始タイミングである時刻t2から2ms後に行われることとしている。これにより、燃料ガスに確実に着火した後、コロナ放電開始タイミングS2が到来することとなる。
点火信号IGtのオンオフの周波数は500Hz以上とすることができ、例えば、500Hz〜20kHzとすることができ、好ましくは、500Hz〜5kHzであり、本例では、1kHz(1周期1ms)としている、そして、点火信号IGtのオン継続時間は、0.1〜0.5msとすることができ、好ましくは0.1〜0.35msであり、本例では0.25msとしている。これにより、本例では、コロナ放電発生手段50により、プラグ印加電圧V2bとして、−3.8〜−5.5Vの電圧を印加している。
図3に示すように、コロナ放電開始タイミングS2において、当該所定電圧範囲Hは、点火プラグ20の要求電圧Voよりも小さい値の範囲であるため、かかる所定電圧範囲Hでは火花放電は発生しない。しかし、所定電圧範囲Hの電圧が中心電極21に印加されることにより、中心電極21及び絶縁碍子23にはコロナ放電が発生することとなる。なお、コロナ放電の電流値は、数μm程度であって、火花放電により生じる電流値に比べて、十分小さい。そのため、図3においては、コロナ放電の電流値を二次電流I2として、グラフから読み取ることは困難となっている。
上述のように、ECU15によるスイッチング素子16の開閉制御により、点火プラグ20にコロナ放電が生じるように制御されるため、ECU15及びスイッチング素子16が、コロナ放電発生手段50として機能することとなる。
本例の内燃機関用点火制御装置1における作用効果について、詳述する。
上記内燃機関用点火制御装置1によれば、コロナ放電発生手段50が点火プラグ20に要求電圧Vo未満の電圧(H)を印加することにより、点火プラグ20にコロナ放電を発生させる。そして、当該コロナ放電によって、点火プラグ20に付着するカーボンを焼き切ることができる。その結果、上記カーボンによって低下した中心電極21と接地電極22との間の絶縁抵抗が回復されて、失火の発生を抑制できる。また、カーボンを焼き切るのに火花放電を繰り返し発生させる必要がないため、点火プラグ20の消耗を抑制することができる。
また、本例では、コロナ放電発生手段50は、主放電後にコロナ放電を発生させる。主放電の発生により燃料ガスに着火すると、筒内温度が上昇するため、点火プラグ20に付着したカーボンの温度も上昇することとなる。そのため、上述の如く、主放電後にコロナ放電を発生させることにより、当該コロナ放電によってカーボンを焼き切りやすくなり、点火プラグにおける絶縁抵抗の回復が促進される。
また、本例では、点火コイル10によって中心電極21に負の高電圧を印加して主放電を発生させるように構成され、かつ、高電圧端子12aと中心電極21との間に直列に設けられるとともに、カソード側30cが高電圧端子12aに電気的に接続され、アノード側30aが中心電極21に電気的に接続されるダイオード30が備えられている。そして、ダイオード30の降伏電圧Vtは、点火プラグ20の要求電圧Vo未満となっている。これにより、ダイオード30が主放電発生後の二次電流の還流経路を遮断するため、主放電後のプラグ印加電圧V2bの低下が緩やかとなる。そのため、点火プラグにコロナ放電が発生しやすい状態とすることができることから、コロナ放電発生手段50により確実にコロナ放電を発生させて、カーボンを一層効果的に焼き切ることができる。
なお、本例では、火花放電の発生させるために、二次コイル12から中心電極21に負の高電圧を印加して、点火プラグ10に主放電を発生させる構成について説明したが、これに替えて、次の変形例のようにしてもよい。すなわち、当該変形例では、図5に示すように、点火コイル10によって中心電極21に正の高電圧を印加して主放電を発生させるように構成され、かつ、高電圧端子12aと中心電極21との間に直列に設けられるとともに、カソード側300cが中心電極21に電気的に接続され、アノード側300aが高電圧端子12aに電気的に接続されるダイオード300が備えられている。そして。ダイオード300の降伏電圧Vtは、点火プラグ20の要求電圧Vo未満となっている。この場合は、本例に対して、ダイオード30におけるカソード30cとアノード30aとの接続を入れ替えた構成となっている。この場合においても、本例と同等の作用効果を奏する。
また、本例ではダイオード30として、高耐圧ダイオードを採用したが、これに替えて、定電圧ダイオードを備えることとしてもよい。そして、定電圧ダイオードは、該ダイオードの端子間電圧がダイオードの降伏電圧Vtとなる場合に、ツェナー降伏又はアバランシュ降伏が生じるダイオードとすることができる。この場合も、本例と同等の作用効果を奏する。
また、コロナ放電発生手段50は、一次コイル11に接続されて、一次コイル11に一次電流I1が通電するのを許容するオン状態と、一次コイル11に一次電流が通電するのを遮断するオフ状態とに切り替えるスイッチング素子16(50)を含み、該スイッチング素子16をオン状態とオフ状態を500Hz以上(本例では1kHz)の周波数で切り替えている。これにより、プラグ印加電圧V2bとして、コロナ放電が発生しやすく、火花放電が発生しにくい範囲の電圧を点火プラグ21に印加することができる。
また、本例では、スイッチング素子16のオン状態の継続時間は0.1〜0.25msとしている。これにより、プラグ印加電圧V2bとして、一層コロナ放電が発生しやすく、火花放電が発生しにくい範囲の電圧を点火プラグ21に印加することができる。
なお、本例では、コロナ放電発生手段50は、スイッチング素子16をオン状態とオフ状態を1kHzの周波数で切り替えて、当該周波数で点火プラグ20にプラグ印加電圧V2bを印加することとしたが、これに替えて、次のようにしてもよい。まず、コロナ放電発生手段50が、プラグ印加電圧V2bを検出するプラグ印加電圧検出部と、予め定めたプラグ印加電圧V2bの規定値が記憶された規定値記憶部と、プラグ印加電圧検出部が検出した検出値と上記規定値記憶部に記憶された規定値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて、検出されたプラグ印加電圧V2bが規定値よりも小さいときにスイッチング素子16をオン状態とするように判断する判断部とを備える。
そして、コロナ放電発生手段50により、上記判断部の判断結果に基づいて、所定期間(例えば、主放電の終了後から排気行程の終了までの期間)、点火プラグ20にコロナ放電を発生されるように制御してもよい。かかるコロナ放電発生手段50を備える内燃機関用点火制御装置1によれば、コロナ放電を発生させるためにプラグ印加電圧V2bを所定の値に維持できるため、一層効果的にコロナ放電を発生させて、点火プラグ20に付着したカーボンを焼き切り、点火プラグ20の絶縁抵抗を回復させることができる。
なお、本例では、ダイオード30を点火コイルケース10a内に収納したが、これに限らず、図4に示すように、点火コイルケース10aに突出形成されたジョイント10b内に設けることとしてもよい。この場合には、ジョイント10b内に、ダイオード30の設置スペースを確保するために、点火プラグ20が接続される接続端子31をジョイント10bの突出方向側に設置している。
ダイオード30をこのように配置することにより、点火コイルケース10bと一体的に構成しつつも、点火コイル10から離隔させることができるため、点火コイル10からの熱の影響を低減してダイオード30の破損を防止することができる。
以上のごとく、本例によれば、点火プラグ20に付着するカーボンを除去できるとともに、点火プラグ20の消耗を抑制することができる内燃機関用点火制御装置1を提供することができる。
(くすぶり汚損試験)
次に、日本工業規格JIS D 1606−1987に基づく、くすぶり汚損試験により、実施例1のカーボン除去の効果を評価した。比較例として、コロナ放電発生手段50を備えず、通常点火を行う内燃機関用点火制御装置を用いた。
くすぶり汚損試験の運転パターンは、上記JIS規格に例示される通り、以下のように設定した。
(1)始動前に、加速ポンプを3回使用する。
(2)スロットルの全開と全閉を繰り返すレーシングを3回、エンジン回転数2500〜3000rpmで行う。
(3)1速で20km/h、2速で30km/、3速で35km/hとなるよう加速し、3速35km/hで40秒間維持する。
(4)アイドリングを90秒間維持する。
(5)上記(3)を再度行う。
(6)点火プラグ20の絶縁抵抗を測定し、完全冷却する。
(7)レーシングを3回、エンジン回転数2500〜3000rpmで行う。
(8)1速で15km/hを15秒間維持する。
(9)エンジンを停止して30秒間維持する。
(10)上記(8)及び(9)を2回繰り返す。
(11)点火プラグ20の絶縁抵抗を測定し、完全冷却する。
(12)以上の(2)〜(11)を1試験サイクルとする。
試験対象として、中心電極21、接地電極22及び絶縁碍子23の外側表面の略全域にカーボンが付着した状態である実施例1の内燃機関用点火制御装置1及び比較例の内燃機関用点火制御装置を用意した。そして、試験開始前における点火プラグ20の絶縁抵抗を予め測定しておき、試験サイクル毎に、試験開始前の絶縁抵抗との比、すなわち、試験開始後の値/試験開始前の値×100(%)を絶縁抵抗比として算出した。
図6に示すように、比較例では、試験サイクルを重ねるほど、概ね、絶縁抵抗比が低下し、絶縁抵抗が回復しないことが確認できた。一方、実施例1では、試験サイクルを重ねるほど、絶縁抵抗比が上昇し、絶縁抵抗が回復していくことが確認できた。そして、当該試験後における実施例1の内燃機関用点火制御装置1を観察すると、図7に示すように、点火プラグハウジング24に保持された中心電極21及び絶縁碍子23において、点火プラグハウジング24との当接部に近い、絶縁碍子23の外表面232の付け根部232aのカーボンが焼き切られていることが確認できた。さらに、点火プラグハウジング24から燃焼室内に露出している絶縁碍子23の外表面232における先端部232bと、中心電極21の先端側面211とにおいて、カーボンが焼き切られていることが確認できた。これにより、絶縁碍子23及び中心電極21からカーボンが除去されて、両者の外表面が露出したことにより、上記絶縁抵抗が回復したことが確認できた。
(実施例2)
本例の内燃機関用点火制御装置1は、図8に示すように、実施例1の場合に比べて、ダイオード30(図1参照)が備えられていない。そのため、図9に示すように、主放電後にプラグ印加電圧V2bの低下が、実施例1の場合(図3参照)に比べて、早くなっている。なお、実施例1と同等の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本例の内燃機関用点火制御装置1は、図9に示すように、コロナ放電開始タイミングS2から、ECU15からスイッチング素子16のゲートに入力される点火信号IGtが、5kHzの周波数でオン信号とオフ信号を繰り返し出力する。これにより、スイッチング素子16が5kHzでオンとオフを繰り返すこととなる。
そして、当該スイッチング周波数5kHzは、二次コイル12の共振周波数と近似の値となっている。そのため、スイッチング素子16が5kHzでスイッチングすることにより、二次コイル12が共振して電圧が生じ、中心電極21に印加されて、プラグ印加電圧V2bとして、中心電極21に交流電圧が生じることとなる。
本例では、点火信号IGtのオン継続時間は0.1msとなっている。これにより、プラグ印加電圧V2bとして、±1.0〜2.0kVの範囲Hの電圧が印加されている。そして、かかるプラグ印加電圧V2bにより、点火プラグ20にコロナ放電が生じることとなる。当該範囲Hの電圧は、点火プラグの要求電圧Voに比べて小さいため、当該範囲Hの電圧の印加により、火花放電は発生していない。すなわち、ECU15によるスイッチング素子16の開閉制御により、点火プラグ20にコロナ放電が生じるように制御されるため、ECU15及びスイッチング素子16が、コロナ放電発生手段50として機能することとなる。
本例の内燃機関用点火制御装置1によれば、実施例1におけるダイオード30を備えることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
また、本例では、上記コロナ放電発生手段50は、スイッチング素子16を、二次コイル12の共振周波数の整数倍(本例では、1倍)の周波数で切り替えている。これにより、二次コイル12に共振を発生させて、プラグ印加電圧V2bを上記範囲H内の値に維持して、点火プラグ20にコロナ放電を発生させている。なお、本例のように、スイッチング素子16を二次コイル12の共振周波数の1倍の周波数で切り替えることに替えて、2倍、3倍などの周波数で切り替えることとしてもよい。
(くすぶり汚損試験)
実施例1の場合と同様に、日本工業規格JIS D 1606−1987に基づく、くすぶり汚損試験により、実施例2のカーボン除去の効果を評価した。実施例2の変形例として、スイッチング素子16のスイッチング周波数を15kHz(すなわち、二次コイル12の共振周波数の3倍)とした内燃機関用点火制御装置1を用いた。また、比較例として、コロナ放電発生手段50を備えず、通常点火を行う内燃機関用点火制御装置を用いた。そして、実施例1における試験と同一の試験パターン及び同一の算出方法で、絶縁抵抗比を算出した。
図10に示すように、比較例では、試験サイクルを重ねるほど、概ね、絶縁抵抗比が低下し、絶縁抵抗が回復していなかったが、実施例2及び変形例では、試験サイクルを重ねるほど、絶縁抵抗比が上昇し、絶縁抵抗が回復していくことが確認できた。
以上のごとく、本例によっても、点火プラグ20に付着するカーボンを除去できるとともに、点火プラグ20の消耗を抑制することができる内燃機関用点火制御装置1を提供することができる。
1 内燃機関用点火制御装置
10 点火コイル
11 一次コイル
12 二次コイル
14 バッテリ
15 ECU
16 スイッチング素子
20 点火プラグ
21 中心電極
22 接地電極
30 ダイオード
50 コロナ放電発生手段

Claims (9)

  1. 一次コイル(11)と二次コイル(12)とを備える点火コイル(10)と、上記二次コイル(12)の高電圧端子(12a)に電気的に接続された点火プラグ(20)とを有し、上記点火コイル(10)により、上記点火プラグ(20)の中心電極(21)に高電圧を印加して、上記中心電極(21)と上記点火プラグ(20)の接地電極(22)との間に主放電を発生させて、燃料ガスに着火する内燃機関用点火制御装置(1)であって、
    上記点火プラグ(20)に、該点火プラグ(20)の要求電圧(Vo)未満の電圧を印加して、上記点火プラグ(20)にコロナ放電を発生させるコロナ放電発生手段(50)を有することを特徴とする内燃機関用点火制御装置(1)。
  2. 上記コロナ放電発生手段(50)は、上記主放電後に上記コロナ放電を発生させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  3. 上記点火コイル(10)によって上記中心電極(21)に負の高電圧を印加して上記主放電を発生させるように構成され、かつ、上記高電圧端子(12a)と上記中心電極(21)との間に直列に設けられるとともに、カソード側(30c)が上記高電圧端子(12a)に電気的に接続され、アノード側(30a)が上記中心電極(21)に電気的に接続されるダイオード(30)を備え、
    または、上記点火コイル(10)によって上記中心電極(21)に正の高電圧を印加して上記主放電を発生させるように構成され、かつ、上記高電圧端子(12a)と上記中心電極(21)との間に直列に設けられるとともに、カソード側(300c)が上記中心電極(21)に電気的に接続され、アノード側(300a)が上記高電圧端子(12a)に電気的に接続されるダイオード(300)を備え、
    上記ダイオード(30、300)の降伏電圧は、上記点火プラグ(20)の要求電圧未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  4. 上記ダイオード(30、300)として、定電圧ダイオードを備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  5. 上記定電圧ダイオードは、該定電圧ダイオードの端子間電圧が上記降伏電圧となる場合に、ツェナー降伏又はアバランシェ降伏が生じるダイオードであることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  6. 上記ダイオード(30、300)は、高耐圧ダイオードであって、上記降伏電圧が20kV以下であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  7. 上記コロナ放電発生手段(50)は、上記一次コイル(11)に接続されて、上記一次コイル(11)に一次電流が通電するのを許容するオン状態と、上記一次コイル(11)に一次電流が通電するのを遮断するオフ状態とに切り替えるスイッチング素子(16)を含み、該スイッチング素子(16)を500Hz以上の周波数で上記オン状態と上記オフ状態とに切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  8. 上記コロナ放電発生手段(50)は、上記スイッチング素子(16)を、上記二次コイル(22)の共振周波数の整数倍の周波数で切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
  9. 上記オン状態の継続時間は0.1〜0.25msであることを特徴とする請求項7又は8に記載の内燃機関用点火制御装置(1)。
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