JP2016195753A - エアレイド不織布および吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヨレが生じ難く吸収性が良好なエアレイド不織布およびこれを含む吸収性物品の提供。【解決手段】第1層と、前記第1層の片面に接する第2層と、を含む多層構造体であり、前記第1層は、前記第1層の全繊維の質量を基準として100質量%の量の熱接着性繊維を主成分として含み、目付が5〜20g/m2であり、前記第2層は、前記第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量のセルロース系繊維を主成分として含み、目付が35g/m2以上であるエアレイド不織布。【選択図】図3

Description

本発明は、エアレイド法により作製された不織布およびこれを含む吸収性物品に関し、特に、生理用品、生理ナプキン、おりものシート、紙おむつなどの衛生用品の分野で好適に使用されるエアレイド不織布およびこれを含む吸収性物品に関する。
従来、衛生用品の分野では、経血、おりもの、尿などの水系排泄物を吸収するための吸収性物品が使用されている。そのような吸収性物品では、肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、表面シートと吸収体との間に配置されて用いられるいわゆるセカンドシートと、を含む積層体構造が知られている。セカンドシートは、水系排泄物を表面シート側から吸収体側に素早く導き、液体の後戻りを防ぐことによって、表面シートに接する肌を快適に保つ等の目的で用いられている。
例えば特許文献1は、短繊維である原料繊維をエアレイド法で三次元的に分散させて不織布を製造し、不織布における厚さ方向および横方向の吸水性を向上させることを開示している。特許文献1では、繊度または形状が異なる複数種類の繊維を、混合比を連続的にまたは段階的に異ならせながら積層することで、厚さ方向に密度勾配を作ることを開示している。
また、特許文献2は、2層以上の多層構造からなる不織布(水分透過性不織布シート)を開示している。特許文献2では、表層と裏層とに、繊度の異なる、親水処理された吸水性のない熱接着性複合繊維からなる合成繊維を主成分として用いている。裏層の合成繊維の繊度を表層の合成繊維の繊度よりも細くするような勾配を持たせて、繊維間の毛管現象により水分を表層から裏層に引き込んでいる。
特開平11−81116号公報 特開2010−106402号公報
ところで、衛生用品は一般に身体に接触させた状態で用いられる。そのため、使用中に身体の動きに伴って位置がずれて、セカンドシートを含む積層体構造にヨレが生じてしまうことがある。ヨレが生じると、衛生用品は水系排泄物を適切に吸収することができなくなる場合が多い。したがって、ヨレが生じ難く吸収性が良好な構成に対する要求がある。しかしながら、特許文献1および特許文献2は、そのようなヨレに関して何ら開示していない。
本発明は、ヨレが生じ難く吸収性が良好なエアレイド不織布および吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のエアレイド不織布および吸収性物品は、以下の態様を有する。
[1] 第1層と、前記第1層の片面に接する第2層と、を含む多層構造体であり、
前記第1層は、前記第1層の全繊維の質量を基準として100質量%の量の熱接着性繊維を主成分として含み、目付が5〜20g/m2であり、
前記第2層は、前記第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量のセルロース系繊維を主成分として含み、目付が35g/m2以上であることを特徴とするエアレイド不織布。
[2] 前記第2層は、前記第2層の全繊維の質量を基準として70質量%未満の量の熱接着性繊維を含むことを特徴とする、[1]に記載のエアレイド不織布。
[3] 前記第1層に含まれる熱接着性繊維の繊度は2〜10dtexであり、前記第2層に含まれる熱接着性繊維の繊度は2〜10dtexであることを特徴とする、[2]に記載のエアレイド不織布。
[4] 前記エアレイド不織布の少なくとも1つの表面に配された表面層を有し、前記表面層は、前記表面層中の全繊維の質量を基準として100質量%の量の繊維長15〜55mmの繊維を主成分として含み、目付が0.5〜10g/m2であることを特徴とする、[1]から[3]のいずれか1つに記載のエアレイド不織布。
[5] 前記表面層は、前記第1層側の前記表面に配されていることを特徴とする、[1]から[4]のいずれか1つに記載のエアレイド不織布。
[6] 肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、を含む積層体構造を有する吸収性物品であって、前記表面シートと前記吸収体との間に配置されるセカンドシートとして、[1]から[5]のいずれか1つに記載のエアレイド不織布を含むことを特徴とする吸収性物品。
[7] 肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、を含む積層体構造を有する吸収性物品であって、前記吸収体として、[1]から[5]のいずれか1つに記載のエアレイド不織布を含むことを特徴とする吸収性物品。
本発明によれば、衛生用品の分野において吸収性物品の構成部材として使用され得るヨレが生じ難く吸収性の良好なエアレイド不織布、およびこれを含む吸収性物品を提供することができる。
実施例および比較例に係るエアレイド不織布の構成および評価結果を示す表である。 本発明に係るエアレイド不織布の構成を示す断面図である。 1つの実施形態に係るエアレイド不織布を含む吸収性物品の分解断面図である。 別の実施形態に係るエアレイド不織布を含む吸収性物品の分解断面図である。
以下、本発明の実施の態様を詳細に説明する。
<エアレイド不織布>
図2を参照して、本発明のエアレイド不織布100の説明をする。本発明のエアレイド不織布100は、第1層10と、前記第1層の片面に接する第2層20と、を含む多層構造体である。第1層10は第1層の全繊維の質量を基準として100質量%の量の熱接着性繊維を主成分として含み、目付(坪量ともいう)が5〜20g/m2である。第2層20は、第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量のセルロース系繊維を主成分として含み、目付が35g/m2以上である。本発明のエアレイド不織布100は、第2層20に、第2層の全繊維の質量を基準として70質量%未満の量の熱接着性繊維を含んでいてもよい。また、本発明のエアレイド不織布100は、その片面または両面に、表面層が配されていてもよい。
図3を参照して、本発明のエアレイド不織布100の、例えば衛生用品の分野における1つの実施形態を説明する。本発明のエアレイド不織布100は、肌に接する表面シート30と、水系排泄物を吸収するための吸収体40と、を含む積層体構造200を有する吸収性物品における、表面シート30と吸収体40との間に配置されて用いられるいわゆるセカンドシートとして、好適に用いられることができる。使用される際には、第1層10が表面シート30に近くなり、第2層20が吸収体40に近くなるように配置される。本実施形態の吸収性物品は、吸収体40のエアレイド不織布100が配置された側とは逆の側に、吸収体が吸収した水系排泄物の成分が外部に漏出するのを防止するなどの目的のために、裏面シート50を備えることが好ましい。本実施形態の吸収性物品は、例えば経血などの比較的多量の水系排泄物を対象として、ナプキンなどの用途に好適に使用される。
図4を参照して、本発明のエアレイド不織布100の、例えば衛生用品の分野における別の実施形態を説明する。本発明のエアレイド不織布100は、それ単独で、あるいは肌に接する表面シート30と共に、水系排泄物を吸収するための300の吸収体として、好適に用いられることができる。使用される際には、第1層10が水系排泄物が生じることが予期される側、すなわち肌の側に近くなり、第2層20が肌から遠くなるように配置される。本実施形態においても、吸収性物品は、上述のように、裏面シート50を備えることが好ましい。本実施形態の吸収性物品は、例えばおりものなどの比較的少量の水系排泄物を対象として、パンティライナーなどの用途に好適に使用される。
(エアレイド不織布の製造方法)
本発明の実施形態のエアレイド不織布は、乾式の不織布製造方法である、いわゆるエアレイド法を用いて製造することができる。すなわち、本発明のエアレイド不織布とは、エアレイド法を用いて製造された不織布であり、不織布を構成する繊維が三次元に(ランダムに)配向された不織布である。エアレイド法は、原料繊維を乾式離解して繊維ウェブを形成する工程(フォーメーション工程)と、前記繊維ウェブに対してバインダーとなる水性エマルジョン(水性バインダー)を繊維ウェブにスプレー散布する工程(バインダースプレー工程)と、前記繊維ウェブの繊維相互間を前記水性バインダーによって結合する乾燥加熱工程(乾燥工程)とを含む。エアレイド法には、本州製紙法、カールクロイヤー法、ダンウェブ法、J&J法、KC法、スコット法等が存在するが、この中でも本州製紙法が最も好適に用いられる。
(エアレイド不織布の層構成)
本発明のエアレイド不織布の層構成について説明する。本発明のエアレイド不織布は、第1層と、その片面に接する第2層とを含む多層構造体である。本発明のエアレイド不織布は、衛生用品のセカンドシートとして使用されることができる。本発明のエアレイド不織布が衛生用品のセカンドシートとして使用される場合、エアレイド不織布は、第1層側の表面が衛生用品の表面シートに接し、第2層側の表面が吸収体に接するように配置されて使用される。また、本発明のエアレイド不織布は、それ単独で、ナプキンやパンティライナーや吸収パッド等の吸収性物品として使用されることができる。このとき、本発明のエアレイド不織布は、肌に接する表面シートと組み合わせて使用されてもよい。本発明のエアレイド不織布が吸収性物品として使用される場合、エアレイド不織布は、第1層側の表面が、水系排泄物の発生が予期される側となるように配置されて使用される。また、本発明のエアレイド不織布は、衛生用品のセカンドシートとして使用される場合、および吸収性物品として使用される場合に、吸収体または吸収性物品が吸収した水系排泄物の成分が外部に漏出するのを防止するなどの目的のために、裏面シートと組み合わせて使用されることが好ましい。
(第1層)
本発明のエアレイド不織布100の第1層10は、主成分として熱接着性繊維を含む。
ここで、本明細書において「主成分」というときは、その成分は、層全体の質量を基準にして、100質量%または略100質量%の量で含まれており、少量または微量の他の成分が含まれ得ることを意味する。「他の成分」の例には、例えば、エアレイド法により製造する際に用いられる水性バインダー、親水化剤などがある。
第1層10において、熱接着性繊維は、第1層の全繊維の質量を基準として100質量%の量で含まれる。本発明のエアレイド不織布100の第1層10の好ましい目付は、用途によって異なるが、衛生用品のセカンドシートとしての用途の場合、5〜20g/m2であり、より好ましくは5〜15g/m2である。
(第2層)
本発明のエアレイド不織布100の第2層20は、第1層10の片面に接するように配される層である。本発明のエアレイド不織布の第2層20は、セルロース系繊維を第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量で含む。セルロース系繊維は、100質量%であってもよいが、状況に応じて任意の素材からなる他の繊維を含んでいてもよい。
本発明のエアレイド不織布の第2層20は、さらに熱接着性繊維を含んでいてもよく、熱接着性繊維とセルロース系繊維とを合わせたものが、第2層における主成分となっていてもよい。このとき、熱接着性繊維は、第2層の全繊維の質量を基準として70質量%未満の量で含まれる。セルロース系繊維は、上述のように、第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量で含まれる。熱接着性繊維とセルロース系繊維との合計は、100質量%であってもよいが、状況に応じて任意の素材からなる他の繊維を含んでいてもよい。
本発明のエアレイド不織布100の第2層20の目付は、用途によって好ましい値は異なるが、衛生用品のセカンドシートとしての用途の場合、35g/m2以上であり、好ましくは37g/m2以上である。また、本発明のエアレイド不織布の第2層の目付は、好ましくは60g/m2以下であり、より好ましくは50g/m2以下である。
第1層10の目付を小さくし第2層20の目付を大きくすることにより、使用時に第1層に接した水分を第2層に素早く吸収することができる。第1層と第2層とを合わせた目付は、好ましくは40g/m2以上であり、また、好ましくは80g/m2以下である。目付が大きいほど、吸収量が大きくなる傾向があり、また、目付が小さいほど、使用時に違和感なく着用できる傾向がある。
したがって、第1層10および第2層20を含む本発明のエアレイド不織布100の好ましい坪量は、40〜80g/m2の範囲であり、好ましくは40〜65g/m2の範囲である。
(本発明の効果)
本発明のエアレイド不織布は、上述のように規定される第1層および第2層を備えることにより、衛生用品に使用された際の良好な耐ヨレ性と吸収性を実現することができる。すなわち、上述の構成において、親水性繊維であるセルロース系繊維は、第2層のみに含まれる。これにより、本発明のエアレイド不織布は、第1層側から吸収した水分、例えば、経血、おりもの、尿などの水系排泄物を、素早く第2層側に導くことができるとともに、水分の後戻りを防ぐことができる。また、第1層は層中に親水性繊維であるセルロース系繊維を含まないので、変形が生じ難く、本発明のエアレイド不織布にヨレの生じ難さ(耐ヨレ性)を提供することができる。さらに、第1層は層中に親水性繊維であるセルロース系繊維を含まないので、使用中に層内に水分が留まりにくいため、サラリとした感触を提供することができる。
(熱接着性繊維)
本発明のエアレイド不織布100は、第1層10に熱接着性繊維を含む。本発明のエアレイド不織布は、第2層20に熱接着性繊維を含んでいてもよい。本発明の熱接着性繊維には、加熱処理温度にて熱接着性を示す任意の繊維を使用することができる。第1層に含まれる熱接着性繊維、および第2層に含まれる熱接着性繊維のいずれにおいても、融点の異なる合成樹脂を組み合わせてなる複合繊維である熱接着性複合繊維を好ましく使用できる。複合繊維の樹脂の組合せとしては、低融点樹脂/高融点樹脂の順で記載すると、ポリエチレン(PE)/ポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(PE)/高密度ポリエチレン(PE)複合芯鞘繊維、ポリエチレン(PE)/ポリエステル(PET)、ポリプロピレン(PP)/ポリエステル(PET)、低融点ポリエステル(PET)/ポリエステル(PET)、低融点ポリプロピレン(PP)/ポリプロピレン(PP)、低融点ポリアミド(ナイロン6)/ポリアミド(ナイロン66)、低融点ポリ乳酸/ポリ乳酸複合芯鞘繊維、ポリブチレンサクシネート/ポリ乳酸複合芯鞘繊維等が存在し、その種類は任意に選択可能である。芯鞘繊維の中でも、PE/PP複合芯鞘繊維、PE/PET複合芯鞘繊維、PE/PE複合芯鞘繊維等の、ポリエチレンからなる鞘部分を備えた芯鞘繊維が好ましい。また、複合繊維には異なる樹脂を並列に紡糸したサイドバイサイド型複合繊維、低融点樹脂を外側とし高融点樹脂を内側として紡糸した芯鞘型複合繊維等が存在し、そのいずれも使用可能である。第1層の熱接着性繊維と第2層の熱接着性繊維とは、同一であっても異なっていてもよい。
本発明の熱接着性繊維の繊維長は、好ましくは1〜10mmであり、より好ましくは1〜6mmである。また、本発明の熱接着性繊維の繊度は、好ましくは2〜10dtexであり、より好ましくは2〜7dtexである。繊維長や繊度の異なる繊維を混合して使用することも可能である。繊維長および繊度がこの範囲であると、エアレイド法によってウェブを形成しやすく、均一な分散状態を得やすく、肌触りの良好な不織布が得られる。
(セルロース系繊維)
本発明のエアレイド不織布100は、第2層20にセルロース系繊維を含む。セルロース系繊維は、水酸基やカルボキシル基等の親水基を有し、親水性を示す。セルロース系繊維の原料としては、木材パルプ(針葉樹、広葉樹)、ラグパルプ、リンターパルプ、リネンパルプ、楮・三椏・雁皮パルプ等の非木材パルプ、古紙パルプ等が使用可能である。とりわけ、工業的には木材パルプ繊維が有用であり、好ましい。このような木材パルプ繊維としては、機械パルプである砕木パルプ(GP)、リファイナーグラウンドパルプ(RGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)や、化学パルプである亜硫酸パルプ、クラフトパルプ等が使用可能である。さらに、レーヨン(ビスコース法で製造されたセルロース繊維)やテンセル(登録商標)(溶剤紡糸による精製セルロース繊維)などの再生繊維も使用可能である。上述のセルロース系繊維は、一種を使用してもよく、また二種以上を使用してもよい。
本発明で使用するセルロース系繊維の原料としては、供給量、品質の安定性、コスト等の面から、針葉樹クラフトパルプ(NKP)が特に好適である。
本発明のセルロース系繊維の平均繊維長は、好ましくは1〜10mmであり、より好ましくは1〜6mmである。繊維長の異なる繊維を混合して使用することも可能である。原料繊維の平均繊維長がこの範囲であると、エアレイド法によってウェブを形成しやすく、繊維の均一な分散状態を得やすい。
(水性バインダー)
本発明のエアレイド不織布100は、繊維同士を固着させるために、製造時に、水性バインダーが用いられていてもよい。
使用するバインダーは、必要に応じて適宜選択可能であり、例えば、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸ソーダ等の水溶液タイプのバインダーや、ポリアクリル酸エステル、アクリル・スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体、メチルメタアクリレート・ブタジエン共重合体等の各エマルジョン、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)等のエマルジョンタイプのバインダー等が使用可能である。バインダーの中でも、エチレン・酢酸ビニル共重合体およびスチレン・ブタジエン共重合体ラテックスからなる群から選ばれた少なくとも1種が好ましい。
本発明のエアレイド不織布の製造方法において、水性バインダーの添加は必須ではなく、添加量は特に限定されないが、上限値については、好ましくは10g/m2以下、より好ましくは6g/m2以下、さらに好ましくは4g/m2以下である。また、添加量の下限値についても特に限定されないが、好ましくは0.5g/m2以上、より好ましくは1g/m2以上、さらに好ましくは1.5g/m2以上である。
水性バインダー中には、必要に応じて、吸水を促進させるための親水化剤を分散させることもできる。
親水化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等のノニオン系界面活性剤、アルキルアミドベタイン等の両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩、ジオクチルスルホサクシネートNa塩等のアニオン性界面活性剤が挙げられる。一種類に限らず、二種類あるいは三種類以上のものを混合して用いることもできる。
親水化剤の添加量は特に限定されないが、エアレイド不織布が水系排泄物を吸収した際のウェット感が持続してしまうのを防止する観点から、水性バインダー中の親水化剤の添加量には、ある程度の好ましい上限がある。
(表面層)
本発明のエアレイド不織布100は、その片面もしくは両面に、剛度を付与してヨレ難くしたり、表面を改質したりする目的で、繊維からなる表面層(不図示)が配されていてもよい。
表面層に用いる繊維としては特に限定されないが、例えば繊維長が15〜55mmの、レーヨン、コットン等のセルロース系繊維、その他の天然繊維、合繊繊維等の任意の繊維を単独でまたは混合して使用することが好ましい。表面層に用いる繊維の種類としては、スパン・レーヨンが好ましく使用される。なお、前記表面層に好ましく用いられる繊維(繊維長が15〜55mmの任意の繊維)を、ステープル繊維(または単にステープル)ともいう。
表面層の目付は、好ましい吸収性を維持し且つ適度な剛度を付与する観点から、片面あたり0.5〜10.0g/m2の範囲が好ましく、さらに好ましくは、1.0〜5.0g/m2である。
(吸収体)
本発明のエアレイド不織布は、吸収体を備える吸収性物品のセカンドシートとして使用することができる。吸収体を備える吸収性物品の例には、ナプキンや失禁パッドなどが挙げられる。本発明において、吸収体とは、水分を吸収することのできる物体をいい、水系排泄物の構成成分のうちの少なくとも水分(例えば、経血や尿)を吸収させる目的で用いられる。
本発明に適用可能な吸収体の例としては:フラッフパルプ;フラッフパルプ(綿状パルプ)をティシュで包んだ仕様のもの;フラッフパルプと高分子吸収体(SAP)Sとを混合したものをティッシュで包んだ仕様のもの;エアレイド法によりパルプ層とパルプ層との間にSAPを挟み表裏にラテックスバインダーを適用してシート化した仕様のもの(例えば、王子キノクロス株式会社より入手可能)などが挙げられる。
本発明に適用可能な吸収体の目付は、例えば水分吸収量に関する要求品質などによって適宜設定可能であるが、100g/m2以上であることが好ましい。このような目付を有する吸収体の使用により、吸収性物品の耐ヨレ性は向上する傾向にある。
なお、本発明のエアレイド不織布を吸収性物品に用いる際に、吸収体の使用は必須ではない。要求される水分吸収量が少ない場合、例えば、おりものなどを対象とする用途などには、エアレイド不織布をそのまま吸収性物品として用いることができる。
以下に実施例および比較例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は実施例の態様に限定されるものではない。なお、本実施例におけるPE/PET芯鞘複合繊維は、芯部分がポリエステル繊維(PET繊維)であり鞘部分がポリエチレンである芯鞘複合繊維であり、PET/PE芯鞘複合繊維とも表現でき、両者は同じものを意味するものとする。
<実施例1>
本州製紙法のエアレイド法不織布マシンにより以下の通りエアレイド不織布を製造した。
走行するメッシュ状コンベア上に、市販の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)であるパルプBを乾式解繊装置で解繊して得たパルプ繊維(85質量%)と芯部分がポリエステル繊維(PET繊維)であり鞘部分がポリエチレンであるPE/PET芯鞘複合繊維(繊度2.2dtex、繊維長5mm)(15質量%)との繊維混合物[第2層用の繊維]、および第2層で使用したものと同じPE/PET芯鞘複合繊維[第1層用の繊維]を、この順で空気流と共に落下堆積させて、第2層(37.0g/m2)、第1層(5.0g/m2)をこの順に含む繊維ウェブを形成した。
該繊維ウェブ上に、水性バインダーA(エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA))を、固形分が1.87g/m2となるようにスプレー散布した。次いで、該繊維ウェブを熱風乾燥機(雰囲気温度170℃)の中を通過させて、繊維相互間を結合させた。次いで、該繊維ウェブを反転させ、最初に水性バインダーAを散布した面の反対面から、最初の面と等量となるように水性バインダーAを散布し、再度熱風乾燥機(雰囲気温度170℃)を通過させることによって、坪量45.7g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例2>
第1層を10.0g/m2とした以外は実施例1と同様にして、坪量50.7g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例3>
第1層を15.0g/m2とした以外は実施例1と同様にして、坪量55.7g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例4>
第2層中のパルプ繊維を70質量%、PE/PET芯鞘複合繊維を30質量%とし、水性バインダーを最初の面に0.7g/m2、反対面に0.8g/m2散布した以外は、実施例1と同様にして、坪量43.5g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例5>
走行するメッシュ状コンベア上に、実施例1のものと同一の[第2層用の繊維]と、実施例1のものと同一の[第1層用の繊維]と、レーヨンステープル(ダイワボウレーヨン株式会社製、繊度1.7dtex、繊維長29mm)と、をこの順で空気流と共に落下堆積させて、第2層(37.0g/m2)、第1層(15.0g/m2)、表面層(4.0g/m2)をこの順に含む繊維ウェブを形成した以外は、実施例1と同様にして、坪量59.7g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例6>
第2層中のパルプ繊維を100質量%、PE/PET芯鞘複合繊維を0質量%(無配合)とし、水性バインダーを最初の面に2.6g/m2、反対面に2.6g/m2散布した以外は、実施例2と同様にして、坪量50.2g/m2のエアレイド不織布を得た。
<実施例7>
第2層中のパルプ繊維を100質量%、PE/PET芯鞘複合繊維を0質量%(無配合)とし、水性バインダーを最初の面に2.6g/m2、反対面に2.6g/m2散布した以外は、実施例3と同様にして、坪量55.2g/m2のエアレイド不織布を得た。
<比較例1>
第2層中のパルプ繊維を75質量%、PE/PET芯鞘複合繊維を25質量%とし、第1層を設けずに、第2層(33.6g/m2)からなる繊維ウェブを形成し、水性バインダーを最初の面に3.2g/m2、反対面に3.2g/m2散布した以外は、実施例1と同様にして、坪量40.0g/m2のエアレイド不織布を得た。
<比較例2>
第2層中のパルプ繊維を50質量%、PE/PET芯鞘複合繊維を50質量%とし、第2層(39.0g/m2)からなる繊維ウェブを形成し、水性バインダーを最初の面に0.5g/m2、反対面に0.5g/m2散布した以外は、比較例1と同様にして、坪量40.0g/m2のエアレイド不織布を得た。
<比較例3>
第2層中のパルプ繊維を0質量%(無配合)、PE/PET芯鞘複合繊維を100質量%とし、第1層を10.0g/m2として、第2層(40.0g/m2)、第1層(10.0g/m2)をこの順に含む繊維ウェブを形成し、水性バインダーを散布しなかった以外は実施例1と同様にして、坪量50.0g/m2のエアレイド不織布を得た。
以上のようにして得られた実施例および比較例のエアレイド不織布について、以下の試験を行った。図1に、実施例および比較例に係るエアレイド不織布の構成および試験結果を示す。
<試験項目>
I.エアレイド不織布の坪量(※1)
日本工業規格JIS P8124「紙及び板紙−坪量の測定方法」に準拠して坪量を測定した。
II.繊維あたりの熱接着性複合繊維の比率(※2)
繊維あたりの熱接着性複合繊維の比率を、以下の計算式(I)に従って計算した。
「繊維あたりの熱接着性複合繊維の比率」=(A/B)×100 (%) ・・・(I)
(式中、Aは、エアレイド不織布に含まれる全ての熱接着性複合繊維の目付の合計(g/m2)であり、Bは、エアレイド不織布の坪量(g/m2)から製造工程において表面に散布した水性バインダーの目付(g/m2)を差し引いた目付(g/m2)である)。
III.耐ヨレ性
以下の方法に従い、耐ヨレ性を評価した。
[1]実施例および比較例の不織布から、所定サイズの試料を準備した。所定サイズは、機械方向(MD)100mm×横方向(CD)70mmとした。
[2]所定サイズの試料の上下面を同サイズのフィルム(100mm×70mm)で挟み、フィルムと試料とがずれないように、フィルム同士をセロハンテープで固定した。
[3]試料の第1層が上方となり第2層が下方となるような向きでフィルムに挟まれた試料を置き、試料の第1層上のフィルムと試料の第1層との間にピペットを差し込み、試料の中央部に蒸留水を1ml滴下した。
[4]1分間放置した後、フィルムに挟まれた試料をフィルムごとM字形に折り畳み、折り畳まれてできた面の上面全体に等しく力が掛かるように、重さ276g、サイズ100mm×27mmの錘を載せた。
[5]1分間放置した後、錘を外し、その直後の試料の形状の戻り具合を確認した。
M字形の状態からよりフラットな状態に近づくほど、その試料はヨレ難い(耐ヨレ性が高い)として、耐ヨレ性のレベルを5段階に官能評価した。評価結果を示す表1において、耐ヨレ性のレベルを、高い方から低い方に向かって「◎◎」、「◎」、「○」、「△」、「×」の記号を用いて示した。なお、「◎◎」、「◎」、「○」は製品として合格レベルであり、「△」、「×」は製品として合格レベル外である。
なお、先に滴下していた蒸留水は、試料の第1層の上面から見て、直径50mm程度に拡散していた。
IV.吸収性
以下の方法に従い、吸収性を評価した。
[1]実施例および比較例の不織布から、所定サイズの試料を準備し、試料の重量Aを測定した。所定サイズは、機械方向(MD)100mm×横方向(CD)100mmとした。
[2]試料を蒸留水の入った容器に浸漬した。
[3]3分放置した後、試料を取り出し、1つの対角線が垂直となるように吊るした。
[4]1分放置した後、試料の重量Bを測定し、以下の計算式に基づき吸水量を算出した。
吸水量(g/m2)=(B−A)×100
吸水量が大きいほど、吸収性は良好であると評価した。
<評価結果>
本発明に係る実施例1から実施例7は、いずれも、吸収性および耐ヨレ性が共に良好であった。
実施例1(2層構造体)と比較例1(単層構造体)および比較例2(単層構造体)とを比べると、多層構造体である実施例1は、単層構造体であり繊維あたりの熱接着性複合繊維の比率が同等である比較例1および単層構造体であり繊維あたりの熱接着性複合繊維の比率が2倍である比較例2よりも耐ヨレ性が良好であった。
実施例1(2層構造体)と比較例3(2層構造体)とを比べると、第2層中にセルロース系繊維を含まない比較例3は、耐ヨレ性は良好であったが、吸収性が実施例1と比べて大幅に劣っていた。
実施例1および実施例4を比べると、第1層の熱接着性複合繊維の質量割合が同一である場合は、第2層の熱接着性複合繊維の質量割合が大きい方が、耐ヨレ性は良好であった。実施例1から実施例3を比べると、第2層の熱接着性複合繊維の質量割合が同一である場合は、第1層の熱接着性複合繊維の質量割合が大きい方が、耐ヨレ性は良好であった。実施例3および実施例5を比べると、表面層を配した方が、耐ヨレ性は良好であった。
実施例2と実施例6、および実施例3と実施例7をそれぞれ比べると、第1層中の材料の種類および目付が同じ場合、第2層中のセルロース系繊維の量が多い方が、吸水量が大きかった。また、実施例6および7のように、セルロース系繊維を100質量%の量で含んだ場合であっても、対ヨレ性が良好であった。
本発明によれば、ヨレが生じ難く吸収性の良好なエアレイド不織布およびこれを含む吸収性物品を提供することができる。本発明のエアレイド不織布は、衛生用品の分野において、肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、表面シートと吸収体との間に配置されて用いられるいわゆるセカンドシートと、を含む積層体構造からなる吸収性物品の、セカンドシートとして好適に用いられることができる。また、本発明のエアレイド不織布は、それ単独で、ナプキンやパンティライナーや吸収パッドなどの吸収性物品として使用されることもできる。
10 第1層
20 第2層
30 表面シート
40 吸収体
50 裏面シート
100 エアレイド不織布
200 積層体構造
300 吸収性物品
S 高分子吸収体(SAP)

Claims (7)

  1. 第1層と、前記第1層の片面に接する第2層と、を含む多層構造体であり、
    前記第1層は、前記第1層の全繊維の質量を基準として100質量%の量の熱接着性繊維を主成分として含み、目付が5〜20g/m2であり、
    前記第2層は、前記第2層の全繊維の質量を基準として30質量%超の量のセルロース系繊維を主成分として含み、目付が35g/m2以上であることを特徴とするエアレイド不織布。
  2. 前記第2層は、前記第2層の全繊維の質量を基準として70質量%未満の量の熱接着性繊維を含むことを特徴とする請求項1に記載のエアレイド不織布。
  3. 第1層に含まれる熱接着性繊維の繊度は2〜10dtexであり、第2層に含まれる熱接着性繊維の繊度は2〜10dtexであることを特徴とする請求項2に記載のエアレイド不織布。
  4. 前記エアレイド不織布の少なくとも1つの表面に配された表面層を有し、前記表面層は、前記表面層中の全繊維の質量を基準として100質量%の量の繊維長15〜55mmの繊維を主成分として含み、目付が0.5〜10g/m2であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエアレイド不織布。
  5. 前記表面層は、前記第1層側の前記表面に配されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエアレイド不織布。
  6. 肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、を含む積層体構造を有する吸収性物品であって、前記表面シートと前記吸収体との間に配置されるセカンドシートとして、請求項1から5のいずれか一項に記載のエアレイド不織布を含むことを特徴とする吸収性物品。
  7. 肌に接する表面シートと、水系排泄物を吸収するための吸収体と、を含む積層体構造を有する吸収性物品であって、前記吸収体として、請求項1から5のいずれか一項に記載のエアレイド不織布を含むことを特徴とする吸収性物品。
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