JP2020014646A - 吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】すばやく拡散吸収し、装着がしやすくドライ感があり、漏れを抑制する。夜間介護など長時間の使用に適した吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収体30は上下2層で設けられ、全長に対し35〜65%の長さを有するスリット31が幅方向で対をなして貫通し、幅が狭い股部30bと、腹側と背側に配置される幅の広い腹側部30aと、背側部30cを含み、スリットは腹側部から背側部へ延在し、吸収体の股部幅が140〜160mm、腹側部の幅は140〜300mm、背側部の幅は200〜330mmであり、股部幅において、対のスリット幅の合計が吸収体の股部幅の7〜25%であり、吸収体幅方向中央から吸収体の股幅W2の65%の範囲内に、対のスリットが収まっており、スリットは、吸収体の股幅の15%以上の間隔で設けられており、トップシート20の非肌当接面側に開孔フィルムを備える、吸収性物品。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品及びその製造方法に関する。
近年は高齢者人口の増加、とくに寝たきりの被介護者が増えており、介護施設においては人手不足が深刻なものとなっている。紙おむつの定時交換回数は従来一日に5〜7回行っている施設が2〜5回に減らす等、より紙おむつが長時間使用されるケースが多くなってきており、多くの排尿回数を吸収してもかぶれにくい紙おむつが求められており、第1の課題となっている。また、人手不足解消のため経験の少ない介護従事者が増加しており、うまく装着できずに漏れを発生させ、被介護者の着衣やシーツまで交換する作業が発生することで介護現場での作業負担が増加する悪循環が生じている。拘縮のある被介護者では脚と脚の隙間がない状態で固まっている場合や、就寝中に被介護者を起こさないよう、暗所で出来る限り体位変換を行わずに紙おむつを交換する場合など、紙おむつを股の隙間に通して密着させる操作がとりづらい場合があり、簡便に精度良く装着できる紙おむつが第2の課題となっている。
一般的に、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。このような吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者の装着感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な工夫がなされている。
特開2015−112319号公報 特開2017−063923号公報
しかしながら、特許文献1では、肌当接面側から非肌当接面側まで貫通したスリットが設けられており、スリット周辺は逆戻りしやすい構造になっている。スリットと吸収体との位置や大きさといった関係性について、吸収性物品の変形性を高くして装着しやすくする観点から改善の余地がある。また、特許文献2では、吸収体上層の高吸収性ポリマーの比率を高めることで上層スリット周辺の逆戻りを抑制しているが、装着性について改善の余地がある。
そこで、1つの側面では、本発明は、すばやく拡散吸収し、装着がしやすくドライ感があり、漏れを抑制する、介護における夜間など長時間の使用に適した吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、吸収体を、少なくとも2層の層状吸収体からなるものとするとともに、吸収体が、長手方向に延在する幅方向に対となり介在するスリットが設けられ、トップシートの非肌当接面側には開孔フィルムが設けられた吸収性物品で上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品であって、
前記吸収体の全長が400mm以上で、前記吸収体は層状に上下2層で設けられており、
前記2層の吸収体において、前記吸収体の全長に対し35%以上65%以下の長さをそれぞれ有するスリットが幅方向で対をなして貫通し、
前記吸収体は、着用者の股部分に配置される幅が相対的に狭い股部と、着用者の腹側と背側に配置される幅の相対的に広い腹側部と、背側部とを含み、
前記スリットは前記腹側部から前記股部を介して前記背側部へと延在し、
前記吸収体の股部幅が140mm以上160mm以下、
前記吸収体の腹側部の幅は140mm以上300mm以下、
前記吸収体の背側部の幅は200mm以上330mm以下であり、
前記吸収体の股部幅において、前記対のスリットの幅の合計が前記吸収体の股部幅の7%以上25%以下であり、
前記吸収体幅方向中央から前記吸収体の股幅の65%の範囲内に、前記対のスリットが収まっており、
前記対のスリットは、前記吸収体の股幅の15%以上の間隔で設けられており、
前記トップシートの非肌当接面側に開孔フィルムを備える、吸収性物品。
(2)上記(1)の構成において、前記開孔フィルムは、樹脂製のフィルムであり、目付が20g/m2以上50g/m2以下であり、無荷重下の厚さが0.6mm以上1.0mm以下であり、開孔部の直径が0.45mm以上0.98mm以下であることを特徴とする。
(3)上記(2)の構成において、前記開孔フィルムは、前記開孔部間の距離が0.3mm以上0.9mm以下であり、かつ、前記開孔部の面積率が28%以上43%以下であることを特徴とする。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの構成の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収体の下層を、広葉樹(ユーカリ)パルプを30%以上70%以下配合した原料から形成する、製造方法。
1つの側面では、本発明によれば、すばやく拡散吸収し、装着がしやすくドライ感があり、漏れを抑制する、介護における夜間など長時間の使用に適した吸収性物品を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る吸収性物品をトップシート側から見た平面図である。 図1のラインB−Bに沿った吸収性物品の概略的な断面図である。 開孔部の説明用の断面図である。
以下に本発明の実施形態について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたものでこれらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。また、本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1としては、ベビー用又は成人用を問わず、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつが例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
[吸収性物品]
図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品1をトップシート20側から見た平面図である。図2は、図1のラインB−Bに沿った吸収性物品1の概略的な断面図である。図2は、層構造の説明図であり、各部が非常に概略的に示されている。
図1に示すように、吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート20と、トップシート20に対向して非肌当接面側に配置された液不透過性のバックシート21(図2参照)と、トップシート20とバックシート21(図1では見えず)との間に配置された吸収体30と、開孔フィルム40とを備える。吸収体30は、トップシート20と吸収体30との間に開孔フィルム40が介在する態様で、トップシート20とバックシート21の間に挟まれる構造となっている。
また、吸収性物品1には、使用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性物品1の長手方向に沿って、トップシート20上に、立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザーを備えていてもよい(図示省略)。吸収性物品1の幅方向における立体ギャザーの外端は、バックシート21に固定され、その内端はトップシート20に固着され、その中央はトップシート20に固定されない自由端となるように、立体ギャザーシートが配される。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザーが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用され、立体ギャザーシートとしては、疎水性繊維にて形成された撥水性又は不透液性の不織布、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布等が使用される。
<トップシート>
トップシート20は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート20には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート20には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート20の坪量は、18g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート20の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体30へと誘導するために必要とされる、吸収体30を覆う形状であればよい。
<バックシート>
バックシート21は、吸収体30が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とを積層した複合シートといった材料から形成される。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。
強度及び加工性の点から、バックシート21の坪量は、15g/m以上40g/m以下であることが好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシート21には、通気性を持たせることが好ましい。バックシート21に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート21にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
<吸収体>
図1に示すように、本発明の吸収性物品1において、吸収体30は、腹側部30aと、クロッチ部(股部)30bと、背側部30cとを有する。また、積層方向では、本発明の吸収体30は、図2に示すように、肌当接面側に位置する上層吸収体301と、非肌当接面側に位置する下層吸収体302とからなる。
図1に示すように、吸収体30の長手方向の寸法L0は、400mm以上780mm以下であることが好ましく、420mm以上650mm以下であることがより好ましい。
吸収体30の腹側部30aの長手方向の寸法L1は、100mm以上260mm以下であることが好ましく、110mm以上220mm以下であることがより好ましい。また、腹側部30aにおける吸収体30の幅方向の最長幅の寸法W1は、140mm以上300mm以下であることが好ましく、150mm以上260mm以下であることがより好ましい。
吸収体30のクロッチ部30bの長手方向の寸法L2は、80mm以上200mm以下であることが好ましく、100mm以上170mm以下であることがより好ましい。また、クロッチ部30bにおける吸収体30の幅方向の最長幅の寸法W2は、140mm以上160mm以下であることが好ましい。
吸収体30の背側部30cの長手方向の寸法L3は、200mm以上320mm以下であることが好ましく、210mm以上300mm以下であることがより好ましい。また、背側部30cにおける吸収体30の幅方向の最長幅の寸法W3は、200mm以上330mm以下であることが好ましく、220mm以上320mm以下であることがより好ましい。
なお、上記の吸収体30の長手方向の各種寸法L0〜L3は、上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれに対して当てはまる。すなわち、上層吸収体301及び下層吸収体302は、Y方向の長さは同じであってよい。他方、上記の吸収体30の幅方向の各種寸法W1〜W3は、上層吸収体301及び下層吸収体302のうちの、上層吸収体301、又は下層吸収体302の一方に対してのみ当てはまる場合がある。この場合、下層吸収体302は、例えば幅方向の寸法が一定であり(Y方向の各位置で同じであり)、例えば上層吸収体301の寸法W2と同じであってよい。
吸収体30の厚さは、4mm以上12mm以下であることが好ましく、5mm以上10mm以下であることがより好ましい。
上層吸収体301及び下層吸収体302は、それぞれ、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(SAP)と、を含有する。上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれの全体の坪量は、200g/m以上500g/m以下であることが好ましく、250g/m以上400g/m以下であることがより好ましい。
吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体30に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、上層吸収体301の全体で、100g/m以上350g/m以下であることが好ましく、150g/m以上300g/m以下であることがより好ましく、下層吸収体302の全体で、100g/m以上350g/m以下であることが好ましく、150g/m以上300g/m以下であることがより好ましい。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収させることができる。
下層吸収体302は、広葉樹(ユーカリ)パルプを30%以上70%以下配合した原料から形成されることが好ましく、広葉樹パルプを35%以上60%以下配合した原料から形成されることがより好ましく、広葉樹パルプを40%以上50%以下配合した原料から形成されることが更に好ましい。これにより、繊維が細く短い広葉樹パルプで吸収体の厚さを抑えることができ、繊維が長く太い針葉樹パルプのふっくらした柔らかな肌当たりと吸収時の拡散性を残しながら嵩が抑えられた薄型の吸収体30が得られる。
高吸収性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。
SAPの坪量は、上層吸収体301の全体で、50g/m以上300g/m以下であることが好ましく、100g/m以上250g/m以下であることがより好ましく、下層吸収体302の全体で、50g/m以上300g/m以下であることが好ましく、100g/m以上250g/m以下であることがより好ましい。上記の数値範囲内とすることで、吸収体30におけるゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体30において多量の体液を吸収させることができる。
また、上層吸収体301において、フラッフパルプの重量に対する、高吸収性ポリマーの重量の比率が、20%以上100%以下であることが好ましく、30%以上80%以下であることがより好ましい。そして、下層吸収体302において、フラッフパルプの重量に対する、高吸収性ポリマーの重量の比率が20%以上100%以下であることが好ましく、30%以上80%以下であることがより好ましい。
吸収体30において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したもの、又は吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートであることが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体30の形状の安定化の目的から、吸収体30をキャリアシートに包んでもよい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
(スリット)
図1及び図2に示すように、本発明の吸収性物品1は、吸収体30の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット31を吸収体30の幅方向略中央部に二本設けている。これにより、吸収体30内で体液が拡散する経路を確保することができ、吸収速度に優れた吸収性物品1とすることができる。対のスリット31は、吸収体30の幅方向の中心を通るY方向の直線に関して対称に形成される。
スリット31は、フラッフパルプ及び高吸収性ポリマーを含まず、吸収体30の厚さ方向において上層吸収体301及び下層吸収体302を貫通している。従って、スリット31の形態は、上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれにおいて同じである。
スリット31は、吸収体30の腹側部30aからクロッチ部30bを介して背側部30cへと延在する。スリット31は、長手方向の寸法L10が140mm以上510mm以下であることが好ましく、180mm以上460mm以下であることがより好ましい。また、スリット31は、寸法L0に対する寸法L10の比率(=100×L10/L0)が35%以上65%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることがより好ましい。これにより、体圧下でも拡散性を維持できるという効果が得られる。
対のスリット31は、間隔W10が15mm以上70mm以下であることが好ましく、20mm以上60mm以下であることがより好ましい。対のスリット31の間隔W10は、寸法W2に対し10%以上50%以下であることが好ましく、寸法W2に対し14%以上40%以下であることがより好ましい。なお、間隔W10は、図1に示すように、対のスリット31の幅方向の最小距離に対応する。
対のスリット31は、吸収体30のクロッチ部30bにおいて、スリット幅の合計(=2×W11)がクロッチ部30bの幅方向の寸法W2の7%以上25%以下であることが好ましく、10%以上22%以下であることがより好ましい。これにより、変形性およびフィット性の向上という効果が得られる。
対のスリット31は、吸収体30のクロッチ部30bにおいて、吸収体30の幅方向中央から吸収体30の幅方向の寸法(=W2/2)の65%の範囲内に収まることが好ましく、60%の範囲内に収まることがより好ましい。すなわち、対のスリット31は、形成幅(=W10+2×W11)がクロッチ部30bの幅方向の寸法W2の65%の範囲内に収まることが好ましい。これにより、変形性およびフィット性の向上という効果が得られる。
対のスリット31は、間隔W10がクロッチ部30bの幅方向の寸法W2の15%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、25%以上であることが更に好ましい。これにより、股間への密着性向上という効果が得られる。
(開孔フィルム)
開孔フィルム40は、ポリエチレンなどの樹脂製のフィルムである。開孔フィルム40は、トップシート20側から吸収体30への体液の流れを可能としつつ、吸収体30からのトップシート20側への逆戻りを抑制する機能を有する。
開孔フィルム40は、目付が20g/m以上50g/m以下であることがより好ましく、23g/m以上40g/m以下であることがより好ましい。これにより、触感が固くならずつけ心地が良いという効果が得られる。
開孔フィルム40は、無荷重下の厚さが0.6mm以上1.0mm以下であることが好ましく、0.7mm以上0.9mm以下であることが好ましく、0.7mm以上0.8mm以下であることが更に好ましい。これにより、つけ心地に違和感がなく逆戻りを抑制できるという効果が得られる。
開孔フィルム40は、開孔部40aの直径d1(図2参照)が0.45mm以上0.98mm以下であることが好ましく、0.5mm以上0.9mm以下であることが好ましく、0.6mm以上0.9mm以下であることが更に好ましい。これにより、逆戻り抑制と吸収性維持のバランスが適正となるという効果が得られる。
開孔部40aは、直径が厚さ方向で一定であってもよいが、図2のQ部の拡大図としての概略断面図である図3に示すように、直径が厚さ方向で変化してもよい。具体的には、図3では、開孔部40aは、直径が肌側面から非肌側面に向かうにつれて徐々に小さくなる態様で変化してもよい。この際、肌側面での開孔直径d11と非肌側面側での開孔直径d12の差は、0.04〜0.10mmであってよい。これにより、肌側から吸収した液体は肌側に戻ること(すなわち逆戻り)を抑制できるという効果が得られる。
開孔フィルム40は、開孔部40a間の距離d2(図2参照)が0.3mm以上0.9mm以下であることが好ましく、0.4mm以上0.8mm以下であることが好ましく、0.4mm以上0.7mm以下であることが更に好ましい。これにより、逆戻り抑制と吸収性維持のバランスが適正となるという効果が得られる。
<吸収性物品の効果>
吸収体30の全長が400mm以上である介護用の吸収性物品1において、吸収体30の全長に対し35%〜55%の長さのスリット31を設けることで吸収速度が150ml×3回法で25秒以下とすばやい吸収性が得られる。また、スリット31をY方向に長く形成することで吸収体30の断面からの拡散を促して吸収速度が速めることができる。他方、スリット31をY方向に長く形成することで逆戻りが多くなるが、トップシート20の非肌当接面側に開孔フィルム40を設けることで吸収体30からの表面への逆戻りを有効に抑えることができる。この結果、すばやい吸収性とドライ感の高い吸収性物品が得られる。
スリット31は、Y方向でクロッチ部30bの全域を通り抜ける形で配置され、クロッチ部30bの幅方向の寸法W2(吸収体30の幅の最も狭い部分の寸法W2)が140mm〜160mmであり、スリット幅の合計(=2×W11)がクロッチ部30bの幅方向の寸法W2の7%以上25%以下であることで、吸収体30の腹側部30aからクロッチ部30bの変形性が高まり、被介護者への装着時に吸収性物品1を、股を通して密着させる操作が容易となり(特に拘縮等で脚が動きにくい被介護者において有効であり)、体勢変換時も密着状態を維持しやすくなる。また、スリット31が吸収体30の背側部30c内にも延在することで、仰臥位での体圧下でも体液を安定して拡散させることでモレを抑制することができる。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下では、クロッチ部30bの幅方向の寸法W2を「股幅」とも称する。
[実施例1]
〔吸収性物品の作製〕
パルプシートを粉砕して解繊したフラッフパルプと、高吸収性ポリマーとを共に積繊した上層吸収体マットを、長手方向の寸法が546mm、幅方向の寸法が腹側部180.5mm、股部140mm、後部260mmとなるようにカットし、フラッフパルプの重量22.5g、高吸収性ポリマーの重量11gとする上層吸収体を作製した。フラッフパルプは針葉樹パルプ100%で配合した。
上層吸収体の股部には、上層吸収体の長手方向に延在する、直線状の上層スリットを2本設け、2本の上層スリットは、上層吸収体の幅方向に53mmの間隔を設け、かつ、上層吸収体の幅方向中心線に対して対称である一対の上層スリットの幅はそれぞれ15mmとした。そして、上層吸収体の幅方向中心線を挟んで内側に位置する一対の上層内側スリットの長手方向の寸法300mmとし、上層吸収体の全長546mmに対して55%となり、一対の上層内側スリットが存在する領域の幅は(スリット幅15mm+間隔53mm+スリット幅15mm=83mm)であり、股幅140mmに対し59%となる。1対のスリット幅の合計は(スリット幅15mm×2=30mm)であり股幅140mmに対して21%となる。
パルプシートを粉砕して解繊したフラッフパルプと、高吸収性ポリマーとを共に積繊した下層吸収体マットを、長手方向の寸法が546mm、幅方向の寸法が140mmの長方形状となるようにカットし、フラッフパルプの重量17.5g、高吸収性ポリマーの重量10gとする下層吸収体を作製した。フラッフパルプは針葉樹パルプ50%、ユーカリパルプ50%の配合とした。幅方向に1対のスリットを上層吸収体と同寸法、同位置に設けた。
トップシート及びバックシートの間に、上層吸収体及び下層吸収体を積層した吸収体を配置し、長手方向の寸法が630mm、幅方向の寸法が腹側部280mm、股部240mm、背側部320mmとなるようにカットし、吸収体の背側部において、バックシートと貼り合わせてパッドタイプ紙おむつの吸収性物品を作製した。トップシートの非肌当接面側にはポリエチレン製の開孔フィルム(坪量27g/m)を吸収体全長に渡り配置した。なお、トップシートには、エアスルー不織布(坪量18g/m)を用い、バックシートには、通気性ポリエチレンフィルム(坪量18g/m)を用いた。
パッドタイプ紙おむつの吸収性物品に関する構成については、上述したものも含め、表1〜表3に記載した。なお、構成がないものについては、「−」で示した。
〔つけ心地評価、パッドのズレ評価〕
8人のパネラーの協力の下、作製した実施例1のパッドタイプ紙おむつを着用してもらい、尿取りパッドのつけ心地と、一晩装着後のズレについて、官能評価を行った。つけ心地は装着したパネラー本人から、装着後のパッドのズレについては介護担当より回答を得た。つけ心地は着用後の官能とし、パッドのズレは就寝前の装着で8時間使用し、就寝後の寝返り等の動作によってパッドのズレがあるかないかの評価とした。表4には、パッドのずれがあるかないかの評価に対して、「ズレがない」の評価が6人以上8人以下のときを「〇」、「ズレがない」の評価が3人以上5人以下のときを「△」、「ズレがない」の評価が1人若しくは2人のとき又は「ズレがない」の評価が1人もいないときを「×」とした。
〔吸収速度〕
パッドタイプ紙おむつを平面に伸ばして広げた状態で固定し、内径30mmの筒状の治具をパッドタイプ紙おむつの肌当接面側の幅方向、長さ方向の中央に設置し、1回あたり150mlの0.9%生理食塩水を注入し、紙おむつ表面に液面が吸収されるまでの時間を計測した。吸収後から3分後に次の150mlを注入し、同様に吸収されるまでの時間を計測した。この操作を繰り返し、150ml×3回の吸収に要する時間の合計を吸収速度(秒)とした。
〔逆戻り量〕
パッドタイプ紙おむつを平面に伸ばして広げた状態で固定し、パッドタイプ紙おむつの肌当接面側の幅方向、長さ方向の中央に0.9%生理食塩水を1000ml注入し10分間静置した。パッドタイプ紙おむつの肌当接面側の幅方向、長さ方向の中央に濾紙を置き、さらにその上へ35g/m荷重となる重りを置き1分間静置した。1分間静置後に重りを取りのぞき、濾紙が吸収した0.9%生理食塩水の重量を、吸収前後の重量差より求め、逆戻り量(g)とした。
[比較例1〜4]
比較例1〜4の吸収性物品の作製方法は、実施例1と同様に作製し、比較例1〜4における各吸収性物品の吸収体の構成等は表1〜表3に示した。また、比較例1及び比較例2におけるパッドのズレの官能評価は、実施例1と同様に行い、得られた評価は表4に示した。なお、構成がないものや、評価しない項目については、「−」で示した。
比較例1は、実施例1に対して、スリットに関する構成が異なり、具体的には、スリット長が短い構成である。スリットに関する各種寸法等は、表1〜表3に記載したとおりである。比較例1では、実施例1に対して、スリット長が短いため、表4に示すように、吸収速度が比較的遅く、また、つけ心地や装着感、一晩装着後の吸収性物品のズレの評価が良好でない。
比較例2は、実施例1に対して、開孔フィルム40を備えず、開孔フィルム40に代えて開孔の無いフィルム(エアスルー不織布)を用いた点が異なる。比較例2では、実施例1に対して、吸収速度等は同等であるが、逆戻り量が多くなっている。
比較例3は、実施例1に対して、股幅が広い点が異なる。比較例3では、実施例1に対して、吸収速度及び逆戻り量は同等であるが、つけ心地や装着感、一晩装着後の吸収性物品のズレの評価が良好でない。
比較例4は、実施例1に対して、下層吸収体302を形成するための原料として、広葉樹パルプ及び針葉樹パルプのうちの、針葉樹パルプのみを用いた点が異なる。比較例4では、実施例1に対して、吸収速度及び逆戻り量は同等であるが、つけ心地や装着感の評価が良好でない。
[実施例1の結果のまとめ]
実施例1が示すように、吸収体幅、一対のスリットの長さ及び配置が本願規定の仕様の場合、尿取りパッドのつけ心地、ズレの評価が「〇」であった。このことから、装着操作や着用者の日常動作において、体勢や外力等に追従して吸収体が変形することを可能とし、比較的長いスリットを有することで尿がすばやく拡散吸収され、開孔フィルム層をトップシートの非肌当接面側に配置することで逆戻りを有効に抑えることができ、着用感とドライ感の良好な吸収性物品を提供することができた。
一方で、比較例1〜4が示すように、本願が規定するよりスリット長が短い場合や、吸収体の股幅が広い場合、尿取りパッドのつけ心地とズレの評価が「×」であった。このことから、スリットが短い場合や吸収体の股幅が広い場合には、装着時の変形性、密着性が不十分となり、良好なフィット感の得られない吸収性物品となった。また、スリット長が短い場合は吸収速度が低下し、開孔フィルムの代わりにエアスルー不織布を用いた場合は逆戻り量が増加しており、吸収性能が実施例1より低いものとなった。
1 吸収性物品
20 トップシート
30 吸収体
301 上層吸収体
302 下層吸収体
31 スリット
40 開孔フィルム
40a 開孔部

Claims (4)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品であって、
    前記吸収体の全長が400mm以上で、前記吸収体は層状に上下2層で設けられており、
    前記2層の吸収体において、前記吸収体の全長に対し35%以上65%以下の長さをそれぞれ有するスリットが幅方向で対をなして貫通し、
    前記吸収体は、着用者の股部分に配置される幅が相対的に狭い股部と、着用者の腹側と背側に配置される幅の相対的に広い腹側部と、背側部とを含み、
    前記スリットは前記腹側部から前記股部を介して前記背側部へと延在し、
    前記吸収体の股部幅が140mm以上160mm以下、
    前記吸収体の腹側部の幅は140mm以上300mm以下、
    前記吸収体の背側部の幅は200mm以上330mm以下であり、
    前記吸収体の股部幅において、前記対のスリットの幅の合計が前記吸収体の股部幅の7%以上25%以下であり、
    前記吸収体幅方向中央から前記吸収体の股幅の65%の範囲内に、前記対のスリットが収まっており、
    前記対のスリットは、前記吸収体の股幅の15%以上の間隔で設けられており、
    前記トップシートの非肌当接面側に開孔フィルムを備える、吸収性物品。
  2. 前記開孔フィルムは、樹脂製のフィルムであり、目付が20g/m以上50g/m以下であり、無荷重下の厚さが0.6mm以上1.0mm以下であり、開孔部の直径が0.45mm以上0.98mm以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記開孔フィルムは、前記開孔部間の距離が0.3mm以上0.9mm以下であり、かつ、前記開孔部の面積率が28%以上43%以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記吸収体の下層を、広葉樹(ユーカリ)パルプを30%以上70%以下配合した原料から形成する、製造方法。
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