JP2016194347A - 転がり軸受 - Google Patents

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雅貴 前田
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Abstract

【課題】転がり軸受の外輪と内輪間の潤滑油の流通を両方向の流通とも良好なものとする。
【解決手段】転がり軸受は、外輪12と、内輪14と、前記外輪12及び前記内輪14の間に転動可能に設けられた複数個の玉16と、この複数個の玉16の間隔を保持する樹脂製で冠形の保持器18とを備えている。そして、前記冠形の保持器18は、円環状の主部20と、該主部20の右側側面から突出するとともに前記玉16を収容するためのポケットを互いの間に形成する複数個の柱部22とから成っており、前記柱部22の径方向の内周面28と外周面26の両面は軸線方向に対して互いに近接する傾斜面のテーパ形状に形成されている。これにより転がり軸受の潤滑油の両方向の流通を良好なものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、転がり軸受に関する。特に、ハイブリッド(HV)自動車のトランスミッション支持軸や無段変速機(CVT)支持軸に用いられるトルクの低い深溝玉軸受の転がり軸受に関する。
近年、燃費が良いことからハイブリッド自動車(HV車)が多くなってきた。HV車のトランスミッション支持軸に用いられる転がり軸受は、低トルクに好適な深溝玉軸受が用いられる。無段変速機(CVT)支持軸に用いられる転がり軸受も同様である。深溝玉軸受は、外側転動輪としての外輪と、内側転動輪としての内輪と、該外輪と内輪との間に転動可能に配設される転動体としての複数個の玉と、該玉を保持する樹脂製の保持器とから成っている。
ところで、上記支持軸に用いられる転がり軸受は、トランスミッションやCVTの潤滑油が浸漬する位置に配設される。その浸漬する潤滑油の油面高さが高いと転がり軸受の回転に伴う攪拌抵抗が大きく、トルク損失を生じる。このため、潤滑油の油面高さを低くして攪拌抵抗を少なくすることが考えられる。このための方策として、転がり軸受の外輪と内輪との間の玉及び保持器の箇所を潤滑油がスムースに流通するようにすることがある。
図8は下記特許文献1に開示されている転がり軸受100を示している。この転がり軸受100は、外輪102と内輪104との間に玉106が深溝形式で転動可能に配設されており、この玉106を樹脂製の冠形の保持器108で保持して構成されている。そして、冠形の保持器108の径方向の内周面108Aは、図8で見て右側から左側に向けて拡径する傾斜面のテーパ形状に形成されている。この保持器108の形状によれば、外輪102と内輪104との間を流通する潤滑油は、図8で見て右側から左側に流れる潤滑油の場合は、保持器108の内周面108Aのテーパ形状による遠心力作用によりその流通が良好に行われ、潤滑油の排出性が向上する。これにより潤滑油の油面高さを低くすることができて、潤滑油の攪拌抵抗を少なくすることができる。
特開2009−281585号公報
上記図8に示す転がり軸受100の場合は、右側から左側方向に流れる潤滑油の流通に対してはその流通を良好に行うことができるが、逆の左側から右側方向への潤滑油が流れる場合に対しては、効果がない。すなわち、一方向からの流れしか効果を発揮できない構成となっている。
ところで、このように潤滑油の流通作用が基本的に異なる場合には、当該転がり軸受を機器に取り付ける場合、その方向性を定めて取り付ける必要があり、面倒である。このため両方向とも同様な良好な流通作用をなすようにして、機器への取り付け時における方向性をなくするようにしたい要請がある。また、潤滑油の流通が転がり軸受を交互に流通が行われる場合には、両方向ともその流通を良好にしたい要請がある。
而して、本発明は上記要請に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、転がり軸受の外輪と内輪間の潤滑油の流通を両方向の流通とも良好なものとすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は次の手段をとる。
本発明の転がり軸受は、外側軌道輪と、内側軌道輪と、前記外側軌道輪及び前記内側軌道輪の間に転動可能に設けられた複数個の転動体と、この複数個の転動体の間隔を保持する樹脂製で冠形の保持器と、を備えている。そして、前記冠形の保持器は、円環状の主部と、該主部の軸方向一方側の側面から同方向に突出するとともに前記転動体を収容するためのポケットを互いの間に形成する複数個の柱部とから成っており、前記柱部の径方向の内周面と外周面の両面は軸線方向に対して互いに近接する傾斜面のテーパ形状に形成されている。
上記した本発明によれば、保持器の柱部の内周面と外周面の両面には、軸線方向に対して互いに近接する傾斜面のテーパ形状に形成されている。これにより内周面のテーパ形状により一方向の潤滑油の流通を良好なものとし、外周面のテーパ形状により他方向の潤滑油の流通を良好なものとし、両方向の流通を良好なものとし、潤滑油の排出性を向上させることができる。
また、保持器は樹脂製で冠形であるため、軽量化を図ることができるとともに、球等の転動体の保持組み付けを容易とすることができる。
なお、上記した本発明の転がり軸受は、次のような形態をとるのが好ましい。
先ず、前記保持器の柱部の突出先端部における前記内周面と外周面の少なくとも一方面は軸線方向と平行なストレート形状に形成されているのが好ましい。これによりテーパ形状により細くされる保持器の柱部の先端部の厚みを確保することができて、強度を確保することができる。
次に、前記柱部の内周面と外周面のテーパ形状の角度を同一角度とするのが好ましい。このように内外面の両面のテーパ形状の角度を同一角度とすることにより樹脂製の成形を容易とすることができる。
次に、前記柱部の内周面と外周面のテーパ形状の角度を異なる角度とするのが好ましい。このように内外面のテーパ形状の角度を異ならせることにより、例えば、内外面のテーパ形状に沿って流れる潤滑油に作用する遠心力の大きさが、その径方向の位置の違いから生じる潤滑油の流通に及ぼされる作用力の違いを、テーパ形状の角度により補正して両方向とも同じ流通作用力とすることができる。
次に、前記保持器の主部の前記柱部が形成される側とは反対面は凹みのない面一形状に形成されているのが好ましい。これにより凹みによる潤滑油の攪拌をなくすることができて、潤滑油の攪拌抵抗を少なくすることができる。
上述した手段の本発明によれば、転がり軸受の外輪と内輪間の潤滑油の流通を両方向の流通とも良好なものとすることができる。
本発明に係る転がり軸受の実施形態の半裁断面図である。 図1の主要部の拡大断面図である。 保持器を中心から裁断した状態を示す断面図である。 保持器の一部斜視図である。 保持器の柱部に形成するテーパ形状の一実施形態を示す図である。 図6に示す保持器の第1の変形例を示す図である。 図6に示す保持器の第2の変形例を示す図である。 従来の転がり軸受を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。本実施形態の転がり軸受10は、HV車のトランスミッション支持軸やCVT支持軸に用いられる深溝玉軸受の転がり軸受の場合である。
図1及び図2に示されるように、転がり軸受10は、外側軌道輪としての外輪12と、内側軌道輪としての内輪14と、外輪12と内輪14との間に転動可能に配設される転動体としての複数個の玉16と、該複数個の玉16を保持する保持器18とから成っている。外輪12と内輪14とは互いに径方向に対向するように配されている。外輪12の内周面には凹曲面状の外輪軌道面12aが形成されており、内輪14の外周面には凹曲面状の内輪軌道面14aが形成されている。
外輪軌道面12aと内輪軌道面14aとの間には、転動体としての複数個の玉16が転動可能に配置されている。外輪12、内輪14、及び玉16は、軸受鋼等の金属によって形成され、保持器18は合成樹脂によって形成されている。この保持器18はいわゆる転動体案内式とされており、保持器18と外輪内周面12Aとの間、及び内輪内周面14Aとの間には潤滑油の流通が許容される流通隙間が形成されている。
図3乃至図5に良く示されるように、保持器18は、円環状の主部20と、この主部20の軸方向一方(図では右側)から同方向(右方向)に突出する複数個の柱部22とを備えている。複数の柱部22は周方向に間隔をあけて設けられており、隣接する柱部22の間には、玉16を収容するためのポケット(玉収容空間)24が形成される。ポケット24は、玉16の半周以上の範囲を包囲するように形成されている。このように保持器18は樹脂製の冠形とされているため、保持器18のポケット24への玉16の組み込み作業を容易に行うことができる。
図5に良く示されるように、保持器18の径方向の外周面26と内周面28の柱部22の両面には保持器18の軸線方向に対して傾斜する傾斜面のテーパ形状26A,28Aに形成されている。外周面26に形成されるテーパ形状26Aは図5で見て右側から左側に向けて漸次拡径する傾斜形状に形成されており、内周面28に形成されるテーパ形状28Aは反対に左側から右側に向けて漸次拡径する傾斜形状に形成されている。したがって、外周面26と内周面28のテーパ形状26A,28Aは互いに近接する傾斜面のテーパ形状として形成されている。
図5に示される保持器18の内外周面26,28に形成される傾斜面のテーパ形状26A,28Aの角度は同じ角度とされている。例えば、10度で形成されている。同じ角度とすることにより樹脂製の保持器18の成形を容易とすることができる。なお、柱部22の外周面26に形成されるテーパ形状26Aの先端部はストレート形状26Bとされている。ストレート形状26Bとは保持器18の軸線方向に対して平行に形成されることを意味する。柱部22の外周面26の先端部をストレート形状26Bとすることにより柱部22の先端部の厚みを厚くすることができて、柱部22が玉16を保持するのに必要な強度を確保することができる。したがって、保持器18の先端部をストレート形状とする長さは玉16を保持するに必要な強度の観点から転がり軸受の設計上定められる。
なお、保持器18の主部20の前述の柱部22が設けられない反対側の面(図2及び図3で見て左側の面)20Aには、従来、柱部22が位置する周方向箇所に対応する箇所に凹みを形成して、保持器18の軽量化を図っていた。本実施形態ではこの凹みを無くして面一形状としている。これにより潤滑油の攪拌抵抗の減少化を図ることができて、より効率化を図ることができる。なお、前記反対側の面(図2及び図3で見て左側の面)20Aの径方向外端には切欠20aが環状に形成されているが、これは隣接する構成部位との干渉を防止すためのものである。干渉することがない場合には、このような切欠20aを設けることなく、反対側の面全面を面一形状とするのがよい。
上述した実施形態の転がり軸受10の構成によれば、保持器18の内外周面26,28の両面に傾斜面のテーパ形状26A,28Aが互いに近接する形状として形成されていることにより、転がり軸受10の両方向の潤滑油の流通とも良好な流通とすることができる。すなわち、図2で見て左側から右側に流通する潤滑油の流れ(図2で見てX方向の流れ)の場合には、保持器18の柱部22の内周面28のテーパ形状28Aの傾斜面が図2で見て左側から右側に向けて拡径する傾斜面に形成されていることから、転がり軸受10の回転により生じる遠心力の作用により潤滑油の右方向への流通はスムースに行われる。また、右側から左側に流通する潤滑油の流れ(図2で見てY方向の流れ)の場合には、保持器18の柱部22の外周面26テーパ形状26Aの傾斜面が図で見て右側から左側に向けて拡径する傾斜面に形成されていることから、転がり軸受10の回転により生じる遠心力の作用により潤滑油の左方向への流通もスムースに行われる。このように本実施形態の転がり軸受10においては、潤滑油の右方向への流通、及び左方向への流通の両方向の流通とも良好とし、潤滑油の排出性を促進させる。
図6は保持器18の第1の変形例を示す。この変形例は、強度の観点で柱部22の先端部に形成するストレート形状26B,28Bを柱部22の外周面26と内周面28の両面に形成するものである。これにより両面を上下対象形状とすることも可能となり、より成形を容易とすることが可能となる。
図7は保持器18の第2の変形例を示す。この変形例は、柱部22の先端部にはストレート部を形成することなく、全て傾斜面のテーパ形状としたものである。このように柱部22の先端まで全てテーパ形状26A,28Aとしても先端部の強度を確保できる厚みを確保できる場合には、図7のように形成することもできる。このような形状であればより容易に保持器18を成形することができる。
なお、図7の変形例の場合は、柱部22の外周面26のテーパ形状26Aに生じる遠心力と、内周面28のテーパ形状28Aに生じる遠心力の違いから、そのテーパ形状の傾斜面の角度を異ならせて形成されている。すなわち、外周面26のテーパ形状位置は内周面28のテーパ形状位置より径方向外側位置にあることにより遠心力が大きく作用する。このためその遠心力の違いに対応させて内周面28のテーパー形状28Aの傾斜面角度より外周面26のテーパ形状26Aの傾斜面角度を小さく形成されている。これにより転がり軸受10の左方向からの流れ(図2で見てX方向の流れ)と右方向からの流れ(図2で見てY方向の流れ)の流通レベルを同じとすることができる。なお、内外周面26,28の流通レベルの違いはストレート形状26B,28Bの有無及び長さによっても異なるので、これらと前述の傾斜面角度の違いを適宜組合わせることにより流通レベルを調整して、内外周面の流通レベルを同じレベルとするのが良い。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はその他各種の形態でも実施可能なものである。
例えば、上述した実施形態は、深溝玉軸受の転がり軸受の場合について説明したが、その他の各種の転がり軸受にも適用することができる。
また、上述の実施形態にける保持器18の配設方式は転動体案内式であったが、その他の外輪案内式及び内輪案内式であっても、保持器18の内外周に流通隙間を確保できる構成であれば良い。
また、上述の実施形態における保持器18の柱部22とは反対面の側面は凹みのない面一形状20Aに形成したが、必ずしも面一形状20Aとする必要は無く、軽量化の観点等により凹みを形成する形状であってもよい。しかし、攪拌抵抗の減少化を図るためには凹みを設けない方が好ましい。
10 転がり軸受
12 外輪(外側軌道輪)
12A 外輪内周面
12a 外輪軌道面
14 内輪(内側軌道輪)
14A 内輪外周面
14a 内輪軌道面
16 玉(転動体)
18 保持器
20 主部
20A 面一形状
20a 切欠
22 柱部
24 玉収容空間(ポケット)
26 外周面
26A テーパ形状
26B ストレート形状
28 内周面
28A テーパ形状
28B ストレート形状

Claims (5)

  1. 外側軌道輪と、内側軌道輪と、前記外側軌道輪及び前記内側軌道輪の間に転動可能に設けられた複数の転動体と、この複数の転動体の間隔を保持する樹脂製で冠形の保持器と、を備えている転がり軸受であって、
    前記冠形の保持器は、円環状の主部と、該主部の軸方向一方側の側面から同方向に突出するとともに前記転動体を収容するためのポケットを互いの間に形成する複数個の柱部とから成っており、
    前記柱部の径方向の内周面と外周面の両面は軸線方向に対して互いに近接する傾斜面のテーパ形状に形成されている転がり軸受。
  2. 請求項1に記載の転がり軸受であって、
    前記保持器の柱部の突出先端部における前記内周面と外周面の少なくとも一方面は軸線方向と平行なストレート形状に形成されている転がり軸受。
  3. 請求項1または請求項2に記載の転がり軸受であって、
    前記柱部の内周面と外周面のテーパ形状の角度を同一角度とした転がり軸受。
  4. 請求項1または請求項2に記載の転がり軸受であって、
    前記柱部の内周面と外周面のテーパ形状の角度を異なる角度とした転がり軸受。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の転がり軸受であって、
    前記保持器の主部の前記柱部が形成される側とは反対面は凹みのない面一形状に形成されている転がり軸受。
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