JP2016193402A - 消毒槽及び浄化槽 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被処理水が流入する流入開口部6と、薬剤筒40を設置する設置部16と、被処理水を整流するバッフルプレート15とを備える消毒槽において、バッフルプレート15と設置部16とが一体成形されている。
【選択図】図4
Description
本構成によれば、バッフルプレートと設置部とが一体成形されているため、消毒槽の構成が簡素化され、組立作業も容易となる。従って、消毒槽のコンパクト化と製造コストの削減を図ることができる。
本構成によれば、薬剤筒を挟持する挟持部が、消毒槽の壁部材とバッフルプレートによって構成されるため、薬剤筒を支えるための手段を別途設ける必要がなく、消毒槽の構成がさらに簡素化される。
消毒槽を配置する槽の狭さに応じて単純に消毒槽をコンパクト化すると、消毒槽内の薬剤筒を設置している流路の幅が狭められて被処理水が流れ難くなる場合ある。そのため、流量ピーク時等において浄化槽の水位が上昇し易くなり、被処理水が原水流入口に逆流したり、あるいは嫌気処理槽等のスカムが仕切壁を乗り越えて後段の槽に流出し後段処理の負荷上昇を招く虞がある。しかしながら本構成によれば、流路の幅が狭くとも、被処理水が複数の流路に分かれて流れるため全体として流れが滞ることはなく、平面積が狭い空間でも一定の流路を確保できるため、流量ピーク時においても浄化槽の水位上昇が生じ難い。
本構成のごとく、流入開口部から薬剤筒までの間に流路選択部を設けることにより、例えば、被処理水の流量が少ないときには、被処理水が短絡することなく薬剤筒を通過する流路を選択して確実に被処理水を消毒することができる。一方、被処理水の流量が多いときには、浄化槽の水位上昇を抑える流路を選択して、被処理水の原水流入口への逆流や嫌気処理槽等におけるスカム流出を防ぐことができる。
本構成によれば、被処理水の流量が少ないときには、被処理水が越流堰の幅方向の中央部分から流れ込むことになり、薬剤筒に案内され易くなるため、より確実に被処理水を消毒することができる。一方、被処理水の流量が多いときには、越流堰の両端からも被処理水が流れ込むようになる。越流堰の両端から流れ込んだ被処理水は、薬剤筒や設置部をほとんど経由せずに消毒槽の貯留空間へ略直接に流下する。そのため流れが滞ることがなく、浄化槽の水位上昇を抑えることができる。
本構成のごとく、薬剤筒とバッフルプレートとの間に第1補助流路が形成されることによって、流入開口部より流入した被処理水が、薬剤筒を通過して第1補助流路に流れるという流路が形成され易くなる。そのため、被処理水がより確実に薬剤筒を通過して消毒される。
本構成によれば、被処理水が第1補助流路に流れると、その傾斜に従って薬剤筒に向かって流れるため、被処理水がより確実に薬剤筒を通過して消毒される。
本構成のごとく、薬剤筒と流入開口部との間に第2補助流路が形成されることによって、流入開口部より流入した被処理水が、第2補助流路を通過して薬剤筒に流れるという流路が形成され易くなる。そのため、被処理水がより確実に薬剤筒を通過して消毒される。
本構成によれば、被処理水の流量が少ないときには、被処理水が第2補助流路の幅方向の中央部分に集められ、薬剤筒に案内され易くなるため、より確実に被処理水を消毒することができる。一方、被処理水の流量が多いときには、第2補助流路の両端からも被処理水が流れ込むようになる。第2補助流路の両端から流れ込んだ被処理水は、薬剤筒や設置部をほとんど経由せずに消毒槽の貯留空間へ略直接に流下する。そのため流れが滞ることがなく、浄化槽の水位上昇を抑えることができる。
本構成によれば、複数の薬剤筒を設置することで消毒効果を簡単に高められるので、大人数用の浄化槽にも対応し易い。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
(浄化槽)
図1に示すように、本実施形態に係る浄化槽1は、上流側から嫌気ろ床槽A1、第2嫌気ろ床槽A2、好気処理槽B、沈殿槽C及び消毒槽Dを備えて構成されている。
各図の2方向矢印に示すように、本明細書中便宜上、奥行き方向とはX-X方向、幅方向とはY−Y方向、及び上下方向とはZ−Z方向を示すものとする。また奥行き方向(X−X方向)における図4紙面上各部材の右側を表側、左側を裏側と称する。
図3及び図4に示すように、壁部材4は、縦長略板状の部材であり、消毒槽Dの背面部分を構成する。壁部材4の裏側の下端及び左右両側端に亘って外縁壁部5が立設されている。
薬剤筒40は、消毒剤を収容可能な円筒状の部材であって、被処理水が流入・流出可能な穴が下端周方向に複数設けられている。
図4に示すように、バッフルプレート15は、縦長略板状の部材であって、消毒槽Dに流入してきた被処理水の整流を行う。バッフルプレート15と壁部材4との間に薬剤筒40を設置する設置部16を設ける。設置部16は別部材であってもよいが、本実施形態においては、設置部16がバッフルプレート15の裏面の略中央部に突設されており、バッフルプレート15と設置部16とが一体成形されている。
図4に示すように、本体カバー30は、縦長略箱状の部材であり、消毒槽Dの正面及び両側面部分を構成する。本体カバー30の裏側の下端及び左右両側端に亘って嵌合段部31が形成されている。
上述の、壁部材4、薬剤筒40、バッフルプレート15、及び本体カバー30を一体に組み立てる消毒槽Dの組立方法の一例を以下に説明する。
図7に示すように、本実施形態における越流堰9は、幅方向の中央部分の高さが両端部分よりも低く設定されていることによって、被処理水の流量に応じて流路を選択する流路選択部としての機能を備える。
以下、本発明の第2実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、先の第1実施形態と同様の作用・効果を有する構成部材については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成を主として説明する。
1.本発明に係る消毒槽Dを適用可能な浄化槽については、上述の構成を備えるものに限定されるものではない。
2.上述の第1実施形態では、第1流路L1及び第2流路L2の2つの流路を設置部16に設ける構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、必要に応じてこれよりも多くの流路を設けるようにして良い。
3.上述の第1実施形態における溝11は、壁部材4ではなくバッフルプレート15に設けるように構成しても良く、また壁部材4とバッフルプレート15の両方に設けても良い。
4.上述の第1実施形態では、薬剤筒40を設置し易くするために壁部材4及びバッフルプレート15のそれぞれにガイド部12及びガイド部25を設ける構成を示しているが、この構成に限定されるものではなく、他にも例えば、ガイド部を設ける代わりに、壁部材4及びバッフルプレート15のそれぞれの上端の高さに差を設けて薬剤筒40を挿入し易いように構成しても良い。
5.上述の第1実施形態では、越流堰9は幅方向の中央部分の高さが両端部分より低く設定されているが、必ずしもこの構成に限らない。例えば、越流堰9の幅方向の一方端部分の高さがもう一方端部分より低く構成されていても良い。
6.上述の第1及び第2実施形態における第1補助流路及び第2補助流路は必ずしも形成されていなくとも良い。即ち、第1補助流路及び第2補助流路のうちのいずれか一方のみを形成しても良いし、あるいはいずれも形成していなくとも良い。
7.上述の第2実施形態における端部分24は、必ずしも薬剤筒40の側に向かって降下傾斜していなくても良い。また、上述の第2実施形態における壁部材4の膨出部の底面8は、必ずしも幅方向の両端部分から中央部分に向かって降下傾斜していなくて良い。
2 原水流入口
3 放流口
4 壁部材
5 外縁壁部
6 流入開口部
7 壁部材の膨出部
8 壁部材の膨出部の底面(第2補助流路、流路選択部)
9 越流堰(流路選択部)
10 凹部
11 壁部材の溝(挟持部)
12 壁部材のガイド部
15 バッフルプレート
16 設置部
17 上部裏面部分(挟持部)
18 凸部
19 バッフルプレートの膨出部
20 バッフルプレートの膨出部の底面(第1補助流路)
22 バッフルプレートの複数の溝(挟持部)
23 バッフルプレートの膨出部分
24 端部分(第1補助流路)
25 バッフルプレートのガイド部
30 本体カバー
31 嵌合段部
32 円形開口部
33 取付部
34 姿勢保持部
40 薬剤筒
A1 嫌気ろ床槽
A2 第2嫌気ろ床槽
B 好気処理槽
C 沈殿槽
D 消毒槽
F 設置面
S 貯留空間
L1 第1流路
L2 第2流路
W 仕切壁
Claims (11)
- 被処理水が流入する流入開口部と、薬剤筒を設置する設置部と、被処理水を整流するバッフルプレートとを備える消毒槽において、
前記バッフルプレートと前記設置部とが一体成形されていることを特徴とする消毒槽。 - 前記流入開口部を設けてある壁部材と前記バッフルプレートによって、薬剤筒を挟持する挟持部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の消毒槽。
- 前記設置部が、被処理水の流れる流路を複数備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の消毒槽。
- 前記流入開口部から前記薬剤筒までの間に、被処理水の流量に応じて流路が選択される流路選択部を設けてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の消毒槽。
- 前記流路選択部が、越流堰によって構成されており、該越流堰が前記設置部の幅方向全体に亘って形成されており、前記越流堰の幅方向の中央部分の高さが両端部分よりも低くなるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の消毒槽。
- 前記薬剤筒を前記設置部に設置した際に、被処理水が流れる第1補助流路が前記薬剤筒と前記バッフルプレートとの間に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の消毒槽。
- 前記第1補助流路が、前記薬剤筒の側に向かって下降傾斜することを特徴とする請求項6に記載の消毒槽。
- 前記薬剤筒を前記設置部に設置した際に、被処理水が流れる第2補助流路が前記薬剤筒と前記流入開口部との間に形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の消毒槽。
- 前記薬剤筒を前記設置部に設置した際に、被処理水が流れる第2補助流路が前記薬剤筒と前記流入開口部との間に形成され、
前記流路選択部が前記第2補助流路によって構成されており、該第2補助流路が、前記設置部の幅方向全体に亘って形成され、幅方向の両端部分から中央部分に向かって下降傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の消毒槽。 - 複数の薬剤筒を前記設置部に設置可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の消毒槽。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の消毒槽を備える浄化槽。
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