JP2011241593A - 排水トラップ - Google Patents

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信也 角場
Kenichi Ogata
賢一 緒方
Yohei Yamaguchi
陽平 山口
Takayuki Tonomura
孝幸 外村
Yosuke Murakami
陽介 村上
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Abstract

【課題】排水性の良好な排水トラップ、特に早期にサイフォン現象をおこす排水トラップを提供する
【解決手段】排水口と排水管との間に接続される排水トラップであって、前記排水口から流入した排水が流れる第一の下降流路と、前記第一の下降流路からの流水を貯水する貯水部と、前記貯水部の上端から溢れた排水が流入する第二の下降流路と、前記排水管と接続される排水管接続部を有し、前記第二の下降流路と前記排水管接続部は互いにその流路の中心が偏心して接続され、前記第二の下降流路の下部には、段部が設けられていることを特徴とする排水トラップを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面台、キッチン等のキャビネットに設置される排水トラップに関するものである。
従来、洗面台やキッチンなどの排水口に接続される排水トラップとして、S字型の排水トラップが一般的に用いられている。(例えば特許文献1)
しかし、この種の排水トラップは、一度に大量の水が排水口に流入した場合、スームズに排水することが出来ず、トラップ内に流れ込むことができない排水が排水口の上流に止まってしまうという現象が発生していた。このため、排水口に設置したあみかご内のごみや、ヘアキャッチャーの髪の毛などが浮き上がってしまい、シンク内を汚してしまい、再度ごみを流すために水を流すさねばならず、多大な手間がかかっていた。
その他の排水トラップとして、所謂椀型トラップと呼ばれるものが存在する(例えば特許文献2)が、この場合であっても上記のような現象を防止するためには、トラップ自身の排水性能が求められる。
上記のような排水トラップにおいては、管内が排水で満たされることによって発生するサイフォン現象を利用して排水性能を向上させている。
このとき、排水作業において早期にサイフォン現象を発生させるためには、早く管内を排水で満たす必要がある。つまり、管径が小さくする必要がある。一方で、管径が大きいほど、一度に流れる排水量が増大するため、小さくしすぎるとかえって排水性能の低下を招くという問題があった。
特開2003−328418号公報(第9頁、図13)
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、排水性の良好な排水トラップ、特に早期にサイフォン現象をおこす排水トラップを提供することを目的として発明されたものである。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明よれば、排水口と排水管との間に接続される排水トラップであって、前記排水口から流入した排水が流れる第一の下降流路と、前記第一の下降流路からの流水を貯水する貯水部と、前記貯水部の上端から溢れた排水が流入する第二の下降流路と、前記排水管と接続される排水管接続部を有し、前記第二の下降流路と前記排水管接続部は互いにその流路の中心が偏心して接続され、前記第二の下降流路の下部には、段部が設けられていることを特徴とする排水トラップが提供される。
これによれば、第二の下降流路の下部に達した排水が、段部と衝突することにより、滞留・逆流することになる。これにより、通常の排水と比較して、早期に段部付近の第二の下降流路が排水で満たされ、サイフォン現象を起こすことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、前記第二の下降流路は、下方に向かって狭くなることを特徴とする排水トラップが提供される。
これによれば、第二の下降流路が下方へ向かって狭くなることにより、排水が段部に衝突しやすくなる。これにより、サイフォン現象を早期に起こすことが可能となる。
本発明によれば、排水性の良好な排水トラップ、特に早期にサイフォン現象をおこす排水トラップを提供することが可能となる。
本発明の実施例における排水トラップAの側面視断面図である。 本発明の実施例におけるフランジ4の上面図である。 実施例のクイックファスナー(20)接続部の側面図である。 実施例のクイックファスナーである。 本発明の別の実施例における側面断面図である。
以下、図を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1に本発明の実施例における排水トラップAをシンクの排水口Bに取り付けた状態の側面視断面図を示す。
シンクの排水口B内にはフランジ5が挿入されている。このフランジ5に対してロックナット3を用いて、トラップアウター11が取り付けられる。また、このトラップアウター11の内部にはトラップカップ12が設けられている。本実施例において、トラップカップ12はトラップアウター11と別体で構成されているが、一体成形とすることも可能である。これ以降、トラップアウター11とトラップカップ12を合わせて、トラップ本体1と呼称する。
トラップアウター11の下部には、図示していない排水管と接続するための排水管接続部111が設けられている。本実施例において排水トラップAと排水管はネジによって接続される。そのため、排水管接続部111はその外周にネジがきってある。排水トラップAと排水管の接続はどのような方法であってもよい。
また、トラップアウター11の下部には段部112が設けられている。なお、このとき、トラップアウター11の下部のうち、段部112が設けられていない部分は下方へ向かって径が拡大され、トラップアウター11の上部と断面積が略同一となっていることが好ましい。
第一の実施例の排水トラップAにおいて、略水平にフランジ5が接続されるように排水口Bが形成されている。
このフランジ5は従来から用いられているS字トラップの接続に使われているフランジと比較して特異な構造を有さないため、共通の部材を使用することが可能である。これにより、一般的な排水トラップとの互換が可能となり、フランジに汎用性をもたせることができる。
また、シンクの排水口Bに直接トラップアウター11を接続することで、フランジ5を省略することも可能である。この場合、フランジ5と排水口Bの間に段差がなくなることで、排水口B周辺の清掃性が向上するという効果が得られる。
トラップ本体1には排水口Bを通じて、防臭筒4が挿入される。このとき、防臭筒4は接着などによる固定を行わず、着脱可能とされる。これにより、防臭筒を外した場合、市販のブラシ等を使用することによって、排水トラップ内をシンク内から清掃することができ、排水トラップ内の清掃のたびにキャビネット内の収納物を外に出す必要がない。
また、防臭筒4はフランジ5に着脱可能に設置され、且つ、トラップカップ12とトラップアウター11の間には隙間が設けられている。これにより、防臭筒4を外した場合、高圧洗浄をシンク内から行うことができ、高圧洗浄のたびにキャビネット内の収納物を外に出す必要がない。
第一の実施例の排水トラップAにおいて、防臭筒4内部に第一の下降流路21が形成されている。また、防臭筒4とトラップカップ12の間の空間が貯水部22として機能する。さらに、トラップカップ12とトラップアウター11の間の空間が第二の下降流路23となっている。
第一の実施例の排水トラップAにおいて、トラップアウター11は排水口Bから下方奥側へ傾斜し、それに伴い、防臭筒4も下方奥側へ傾斜している。これにより排水トラップA手前に空間が確保され、キャビネット内の収納スペースを有効に活用することができる。
第一の実施例の排水トラップAにおいて、防臭筒4は排水口B内に露出する位置につまみ41を有する。これにより、排水トラップ内のぬめった箇所に触れることなく防臭筒4を上方に引き出すことが可能となる。また、装着する際にもつまみ41をもって排水口Bに取り付けられたフランジ5内に挿入することが可能となる。
第一の実施例の排水トラップAにおいて、防臭筒4とフランジ5の当接部分には、O−リングシール42が設置されている。これにより、防臭筒4の外周からトラップアウター11内部の汚臭などが漏れ出すことを防止することが出来る。
図2に第一の実施例の排水トラップAをシンクBに取り付けた状態を、図1におけるC方向から見た様子を示す。
トラップアウター11はその下方、つまり、排水の進行方向にむかって狭くなるように構成されている。また、その下部には段部111が設けられている。
図3に本発明の実施例におけるフランジ5とロックナット3、トラップアウター11の接続部分の拡大図を示す。
フランジ5はその下部からロックナット3によって、排水口Bに固定されている。
また、ロックナット3とトラップアウター11はクイックファスナー5を解して接続されている。ロックナット3はその下部に、トラップアウター11はその上部に、それぞれ鍔部を有しており、クイックファスナー5はその鍔部を挟み込むことで両者を接続している。このとき、ロックナット3とトラップアウター11は相互に回転可能な状態で接続されているため、施工時にクイックファスナー5によって接続した後であっても排水トラップ本体1を回転させて方向調整を行うことが可能となる。
また、ロックナット3にフランジ5の固定と、排水トラップ本体1との接続という二つの機能を持たせることで、部材数を減じ、よりコンパクトな排水トラップAとすることができ、キャビネット内の収納スペースの増大に有効に寄与する。
図4に、本発明の第一の実施例における排水の流れをあらわした模式図を示す。図4において、矢印付点線で示したものが排水の流れを表している。
シンクBの排水口から流入する排水は、まず第一の下降流路21を流れて、貯水部22へと流れ込む。通常、貯水部22の内部には前回流入した排水の一部が滞留している状態であり、新たに排水が流れ込むことによって、貯水部22の上端から排水があふれ出すことになる。
このとき、あふれ出した排水は第二の下降流路23へと流れ込む。このとき、第二の下降流路23は排水の進行方向へ向かって狭くなるように形成されているため、排水は第二の下降流路23の下部に存在する段部112へ向かって集まるようにして流れる。
第二の下降流路23の下部へ流入した排水の一部はそのまま、偏心して接続されている排水管接続部111へ流れ込むが、一部の排水は段部112へ衝突し、滞留、あるいは逆流することになる。これにより、段部112付近の第二の下降流路23は排水によって満たされることになり、サイフォン現象が引き起こされる。
なお、排水の流入が止まると、貯水部22の上端を越えることができない排水が、貯水部22の内部に滞留する。この排水によって、排水管内の雰囲気が排水トラップAを通じて上流側へ逆流することを防止することが可能となる。
図5に本発明の別の実施例における排水トラップAをシンクの排水口Bに取り付けた状態の側面視断面図を示す。なお、既に説明した実施例と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施例においては、シンクに対して排水口Bを別体として構成している。この排水口Bはフランジ5と一体的に構成されている。当然ながら排水口Bとフランジ5を接続するためのロックナット3は必要でないため、省略されている。また、排水トラップ本体1(トラップアウター11)はフランジ5とクイックファスナー5を用いて接続されている。
このように構成することにより、フランジ5周辺部分に汚物が溜まることを防止することが可能であると共に、さらに部材点数を削減することが可能となる。
以上、具体的な実施例を用いて本発明について説明を行ったが、本発明は上記のような具体例に限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲において、材質や形状などを適宜設計することが可能である。
例えば、トラップカップ12とトラップアウター11を一体的に成型し、部品点数を削減してもよい。また、防臭筒4とフランジ5の当接部分に取り付けられるO−リングシール42を上下二箇所とし、防臭筒4のがたつきをさらに低減させるように設計してもよい。
A 排水トラップ
B 排水口
1 排水トラップ本体
11 トラップアウター
112 段部
12 トラップカップ
3 ロックナット
4 防臭筒
41 直線部
42 傾斜部
41 つまみ
42 Oリングシール
5 フランジ
6 クイックファスナー

Claims (2)

  1. 排水口と排水管との間に接続される排水トラップであって、
    前記排水口から流入した排水が流れる第一の下降流路と、
    前記第一の下降流路からの流水を貯水する貯水部と、
    前記貯水部の上端から溢れた排水が流入する第二の下降流路と、
    前記排水管と接続される排水管接続部を有し、
    前記第二の下降流路と前記排水管接続部は互いにその流路の中心が偏心して接続され、
    前記第二の下降流路の下部には、段部が設けられていることを特徴とする排水トラップ
  2. 前記第二の下降流路は、下方に向かって狭くなることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017066640A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 Toto株式会社 キッチンキャビネット
JP2020029708A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 株式会社ブリヂストン 排水トラップ

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