JP2009220036A - 浄化槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスの手間を特に掛けることなく、沈殿槽における被処理水の水位を長期に亘って適正な水位に維持できるようにする。
【解決手段】沈殿槽の内側に越流堰12を有した集水槽Eを備え、沈殿槽の被処理水が越流堰を越えて集水槽に流入した被処理水を、沈殿槽以外の処理槽Dに流入させるように構成してある浄化槽であって、集水槽に流入した被処理水を沈殿槽における水面WLよりも高い位置に揚水可能な揚水装置18と、その揚水装置で揚水した被処理水を処理槽に流入させる流路19とを設けてある。
【選択図】図4

Description

本発明は、沈殿槽の内側に越流堰を有した集水槽を備え、前記沈殿槽の被処理水が越流堰を越えて前記集水槽に流入した被処理水を、前記沈殿槽以外の処理槽に流入させるように構成してある浄化槽に関する。
従来の浄化槽では、集水槽に流入した被処理水を、沈殿槽以外の処理槽、例えば、沈殿槽に対して隔壁を隔てて隣り合う消毒槽に流入させるために、消毒槽における被処理水の水面が沈殿槽における被処理水の水面よりも低くなるように消毒槽を配設し、集水槽に備えた樋部材の端部を隔壁に対して消毒槽における被処理水の水面よりも高い位置において固定して、集水槽の被処理水を樋部材の端部から消毒槽に自然流下させるように構成してある。
そして、浄化槽の据え付け姿勢が所定姿勢に対して傾いていても、被処理水が越流堰をその略全幅に亘る範囲から越えて集水槽に流入するように、浄化槽の据え付け時に集水槽の水平姿勢を調整できるように、沈殿槽と消毒槽とを隔てている隔壁に樋部材の下面側が入り込む凹部を形成し、その凹部を囲む隔壁周縁部分に湾曲長孔を形成すると共に、樋部材の端部外周に沿って形成してある固定用鍔部材にボルト挿通孔を形成して、水平姿勢を調整した後の集水槽を、隔壁周縁部分に形成した湾曲長孔と固定用鍔部材に形成したボルト挿通孔とに亘って挿通したボルトで隔壁に固定してある(例えば、特許文献1参照。)。
この場合、凹部を囲む消毒槽の隔壁開口部や、その周縁部分のボルト固定部は沈殿槽の水位以下となるため、沈殿槽の被処理水が、消毒槽の被処理水との水頭差で、隔壁開口部やボルト固定部の隙間を通して、被処理水の水面が沈殿槽における水面よりも低い消毒槽に漏れ出して、沈殿槽における被処理水の水位を適正な水位に維持できなくなるおそれがあり、隔壁周縁部分と固定用鍔部材との間にパッキンなどのシール材を挟み込んである。
実用新案登録第2551003号公報
しかしながら、長期使用のうちにシール材が劣化すると、被処理水が沈殿槽から消毒槽に漏れ出すおそれがあり、この場合は、沈殿槽における被処理水の水位を適正な水位に維持できなくなるので、シール材の交換などのメンテナンスに手間が掛かる欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、メンテナンスの手間を特に掛けることなく、沈殿槽における被処理水の水位を長期に亘って適正な水位に維持できるようにすることを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、沈殿槽の内側に越流堰を有した集水槽を備え、前記沈殿槽の被処理水が越流堰を越えて前記集水槽に流入した被処理水を、前記沈殿槽以外の処理槽に流入させるように構成してある浄化槽であって、
前記集水槽に流入した被処理水を前記沈殿槽における水面よりも高い位置に揚水可能な揚水装置と、その揚水装置で揚水した被処理水を前記処理槽に流入させる流路とを設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
集水槽に流入した被処理水を沈殿槽における水面よりも高い位置に揚水可能な揚水装置と、その揚水装置で揚水した被処理水を処理槽に流入させる流路とを設けてあるので、
集水槽に流入した被処理水を流入させる処理槽に、沈殿槽の被処理水の水面よりも低い位置に開口する開口部を設ける必要がなく、沈殿槽の被処理水が集水槽の越流堰を介さずに沈殿槽外の処理槽に流出するおそれがなくなるので、沈殿槽における被処理水の水位を長期に亘って適正な水位に維持できる。
本発明の第2特徴構成は、前記集水槽を水平方向に沿う軸芯周りで揺動自在に支持可能な集水槽支持部と、前記集水槽の揺動姿勢を前記集水槽支持部から離れた位置において固定可能な姿勢固定部とを設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
集水槽を水平方向に沿う軸芯周りで揺動自在に支持可能な集水槽支持部と、その集水槽の揺動姿勢を集水槽支持部から離れた位置において固定可能な姿勢固定部とを設けてあるので、浄化槽の据え付け姿勢が所定姿勢に対して傾いていても、被処理水が越流堰をその略全幅に亘る範囲から越えて集水槽に流入するように、集水槽の揺動姿勢を水平調整することが容易になるとともに、姿勢固定部は少なくとも1ヵ所にあればよく、集水槽の固定作業も容易に行うことができる。
本発明の第3特徴構成は、前記揚水装置は、下端部に備えた吸水口を前記集水槽に入り込ませてあるエアーリフトポンプであり、前記集水槽支持部は前記集水槽の下端部に設けてあり、前記エアーリフトポンプの下端部を前記集水槽支持部近くに位置させてある点にある。
〔作用及び効果〕
揚水装置としての下端部に備えた吸水口を集水槽に入り込ませてあるエアーリフトポンプを、その下端部を、集水槽の下端部に設けてある集水槽支持部近くに位置させてあるので、揚水能力が向上するようにエアーリフトポンプの集水槽への入り込み深さを深くすることができる。
また、エアーリフトポンプを集水槽以外の浄化槽部分に固定してある場合に、集水槽の揺動姿勢を調整するべく、その集水槽を揺動させても、エアーリフトポンプと集水槽とが互いに干渉するおそれが少なく、集水槽の揺動姿勢の調整範囲を広く設定することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記集水槽は、前記越流堰を備えた集水部と、その集水部の底部において被処理水を貯留可能な有底筒状の凹入部とを備え、その凹入部に前記エアーリフトポンプの下端部を入り込ませてある点にある。
〔作用及び効果〕
集水槽は、越流堰を備えた集水部と、その集水部の底部において被処理水を貯留可能な有底筒状の凹入部とを備え、その凹入部にエアーリフトポンプの下端部を入り込ませてあるので、被処理水が越流堰を越えて集水部に流入する流入幅を広く確保できるように集水部の大型化を図りながら、凹入部の容積を小さくして、集水槽を内側に備えている沈殿槽の容量を大きく確保することができる。
本発明の第5特徴構成は、前記集水槽の前記集水槽支持部近くに、その集水槽に入り込ませたエアーリフトポンプの下端部を位置決め可能な位置決め部を設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
エアーリフトポンプの下端部を集水槽支持部近くにおいて位置決めできるので、集水槽の揺動姿勢の調整範囲を広く設定することができるようにしながら、エアーリフトポンプの姿勢を安定させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2は、生活排水(汚水)を被処理水として浄化処理する本発明による浄化槽1を示す。
尚、図1中の実線の矢印は、被処理水の移流方向を示しており、破線の矢印は、槽底部に溜まった固形分(汚泥等)の返送方向を示している。
図2は、図1におけるII−II線矢視図である。
図1に示すように、浄化槽1は、マンホールMなどを備えた槽外壁2の内部を、第1仕切り壁3と第2仕切り壁4とで仕切って、被処理水を嫌気処理する嫌気槽Aと、嫌気槽Aで嫌気処理した被処理水を好気処理する好気槽Bと、好気槽Bで好気処理した被処理水を沈殿処理する沈殿槽Cとに区画し、沈殿槽C以外の処理槽としての、沈殿槽Cに対して隔壁61を隔てて隣り合う消毒槽Dを沈殿槽Cの内側に設けてある。
前記嫌気槽Aは、被処理水が流入管7を通して外部から流入する固液分離槽A1と、固液分離槽A1で固液分離された被処理水を嫌気処理する嫌気処理槽A2とに第3仕切り壁5で区画して、固液分離槽A1で固液分離された被処理水を第3仕切り壁5に設けてある移流部9から嫌気処理槽A2に流入させるように構成してある。
前記固液分離槽A1には、水平方向の断面形状が略コの字状のバッフルプレート10を、その上端部分で流入管7の出口側を取り囲む状態で槽外壁2に固定して、流入管7を通して固液分離槽A1に流入する被処理水の流動方向を下向きに規制してある。
前記嫌気処理槽A2で嫌気処理した被処理水を第1仕切り壁3に設けてあるオーバーフロー口8から好気槽Bにオーバーフローで流入させ、好気槽Bで好気処理した被処理水を沈殿槽Cに移流させ、固形分を沈殿させた上澄の被処理水を沈殿槽Cの内側に備えた集水槽Eに流入させて、その集水槽Eに流入した被処理水を消毒槽Dに流入させ、薬剤筒11から添加された薬剤で消毒された被処理水を排出管6から外部に排出させるように構成してある。
また、沈殿槽Cの底部に沈殿した汚泥を第1エアーリフトポンプ58で被処理水と共に固液分離槽A1に返送する汚泥返送路59を設けてある。
前記集水槽Eは、図3〜図6に示すように、側面視で三角波形の越流堰12を形成してある集水壁13で囲まれた横長の集水部14と、その集水部14の内側底部に連通する縦長の有底筒状の凹入部15とを一体に備え、集水部14の幅方向中央位置に凹入部15を配置して正面視で略左右対称のT字状に形成し、沈殿槽Cの被処理水が越流堰12を越えて集水部14に流入した後、凹入部15に流入して貯留されるように構成してある。
前記凹入部15は、水平方向の断面形状が略矩形の外周壁16と底壁17とで囲まれた有底筒状に形成してあり、底壁17側ほど径が徐々に小さくなる先窄まり状に形成して、集水部14よりも第2仕切り壁4側に突出させてある。
そして、集水槽Eに流入した被処理水を沈殿槽Cにおける水面WL(越流堰下端の高さ)よりも高い位置に揚水可能な揚水装置としての第2エアーリフトポンプ18と、揚水した被処理水を消毒槽Dに流入させる流路19とを設けてある。
前記集水槽Eを水平方向に沿う軸芯Y周りで揺動自在に支持可能な集水槽支持部39を集水槽Eの下端部に設け、集水槽Eの揺動姿勢を集水槽支持部39から離れた位置において調整可能、かつ、固定可能な姿勢固定部40を設けてある。
前記集水槽支持部39は、図8(b)にも示すように、凹入部15を形成する底壁17の下端側に、貫通孔41を形成してあるリブを一体に設けると共に、その貫通孔41に入り込む支軸部材42を第2仕切り壁4に設けて構成してある。
前記姿勢固定部40は、図8(a)にも示すように、凹入部15を形成する外周壁16のうちの第2仕切り壁4側の壁部分を越流堰12よりも上方に延設して、その壁部分に上下の板面が揺動軸芯Yを中心とする円弧状に略沿う固定用板材43を一体に設けるとともに、集水槽Eの揺動方向に沿って長い長孔44をその固定用板材43に形成し、長孔44に挿通させるボルト45を第2仕切り壁4に固定して構成してある。
そして、越流堰12が略水平方向に沿うように集水槽Eを揺動軸芯Y周りで揺動させた姿勢で、ボルト45に螺着した蝶ナット60で締め付け固定して、浄化槽1の据え付け姿勢が多少傾いていても、被処理水を越流堰12の略全幅に亘る範囲から集水槽Eに流入させることができるように構成してある。
前記消毒槽Dは、図3〜図5,図9に示すように、水平方向の断面形状が略矩形の上向きに開口する箱状に形成してある隔壁61で沈殿槽Cに対して区画して、薬剤筒11を装着する薬剤筒受け48を設けてあり、集水槽Eを囲むバッフルプレート49を左右両側に設けて、そのバッフルプレート49を介して、第2仕切り壁4に固定すると共に、排出管6を介して槽外壁2に固定して、集水槽Eの前面側に隣り合わせて沈殿槽Cの内側に装着してある。
また、集水部14の消毒槽D側を囲む集水壁部分50に、被処理水の異状流入時のオーバーフロー口となる略U字状の切欠き部51を形成し、消毒槽Dの集水槽E側を囲む槽壁部分52にも略U字状の切欠き部53を形成すると共に、その切欠き部53の縁に沿って槽壁外面側に折り返してある折り返し部54を形成し、折り返し部54と槽壁部分52との間に集水壁部分50における切欠き部52の縁を係合させて、消毒槽Dと集水槽Eとを一体に組み付けてある。
前記薬剤筒受け48は、集水壁部分50における切欠き部51の縁に係合させた折り返し部54の上に重ねて係止させる係止部55と、流出ガイド部23の端部を支持する支持部56と、筒状のバッフルプレート57とを備え、流出ガイド部23を通して薬剤筒受け48に流下した被処理水に薬剤を添加して、バッフルプレート57を通して消毒槽Dの底部に向けて流下させた後、排出管6を通して外部に排出できるように構成してある。
前記第2エアーリフトポンプ18は、図3〜図7,図10〜図12にも示すように、集水槽Eに備えた凹入部15内に上下方向に沿わせて装着可能な円筒状の揚水管20と、揚水管20の下部にエアーを供給する円筒状の空気供給管21とを設けてあると共に、揚水管20の上端部に接続する揚水管接続部22と、揚水管20によって揚水された被処理水を横方向に流出させる上向きU字状の流出ガイド部23とを一体に備えたヘッダー装置24を設けてあり、揚水した被処理水を消毒槽Dに流入させる流路19を流出ガイド部23で形成してある。
そして、揚水管20の下端部に備えた吸水口46を集水槽Eに入り込ませてあり、第2エアーリフトポンプ18の下端部、つまり、揚水管20の下端部を、凹入部15を形成する底壁17近くに入り込ませて、集水槽支持部39近くに位置させてある。
また、図6,図7に示すように、集水槽支持部39近く、つまり、凹入部15を形成する底壁17近くにおける外周壁16の内面に、凹入部15に入り込ませた揚水管20の下端部に外嵌して、その下端部を位置決め可能な位置決め部47を設けてある。
前記揚水管接続部22と流出ガイド部23は樹脂で一体成型してあり、揚水管接続部22は揚水管20の上端部に外嵌する円筒状に形成してあり、流出ガイド部23は、揚水管接続部22の径と略同幅の半割筒状の底板部25と、底板部25の左右上端縁に沿って互いに平行に延設してある一対の側壁部26とを備えた上向きU字状に形成してある。
前記側壁部26の夫々を、揚水管20の軸芯X方向視で、揚水管接続部22の上縁近くに延設するとともに、揚水管接続部22の直径方向に略沿わせて、かつ、揚水管20の軸芯X方向に沿わせて形成してある端壁部27の端部に連設して、揚水管接続部22の上方部と流出ガイド部23の上方部とを一連に開放する開口部28を形成してあり、側壁部26の端部をL字状に切欠いた形状に形成して、後述する横搬送ガイド部材29を接続できるように構成してある。
前記端壁部27を挟んで、流出ガイド部23とは逆の部位には、揚水管接続部22の上方を周方向に沿って略半割円弧状に囲む円弧状囲壁30と、揚水管接続部22の上方を覆うドーム状の覆い壁部31とを一体に設けてあり、端壁部27の下端部を円弧状囲壁30と覆い壁部31とに連設して、円弧状囲壁30及び覆い壁部31の内側を流出ガイド部23の内側に臨ませてある。
前記揚水管接続部22の上方を覆う略矩形の樹脂製蓋体32が一方の側壁部26aに開閉自在に取り付けられ、蓋体32の取付け部とは別の箇所、つまり、覆い壁部31に、空気供給管21を揚水管20の内側にその軸芯が揚水管20の軸芯Xに対して略平行に沿うように支持する円筒状の空気供給管支持部33を設けてある。
前記空気供給管支持部33は、空気供給管21を筒状部の内側に挿通して支持できるように構成してあるが、図14に示すように、覆い壁部31の上方に突出する上向き筒状部33aと覆い壁部31の下方に突出する下向き筒状部33bとで構成し、空気供給管21を、覆い壁部31を挟んで上下に分断して、上側空気供給管部分21aの下端を上向き筒状部33aに外嵌し、下側空気供給管部分21bの上端を下向き筒状部33bに外嵌して、空気供給管21を揚水管20の内側にその軸芯が揚水管20の軸芯Xに対して略平行に沿うように支持できるように構成してあっても良い。
前記蓋体32には、左右の側壁部26と端壁部27の夫々の上端部を入り込ませる溝34がその周縁に沿って形成されているとともに、可撓性を備えた取り付け用の帯板35が一体に形成され、帯板35の端部を一方の側壁部26aに着脱自在に取り付けて、蓋体32が開閉自在に取り付けられ、溝34に左右の側壁部26と端壁部27の夫々の上端部を入り込ませて、開口部28を開閉自在に覆ってある。
また、第2エアーリフトポンプ18から消毒槽Dまでの距離が長い場合は、図13に示すように、流出ガイド部23の端部に、その流出ガイド部23から流出した被処理水を横方向に搬送可能な半割樋状の横搬送ガイド部材29を接続してある被処理水搬送装置Fを構成して、揚水した被処理水を消毒槽Dに流入させる流路19を延長できるように構成してある。
前記横搬送ガイド部材29は、その全長に亘って、横断面形状がU字状の樋状部37と、その樋状部37の上縁側の夫々において樋内面側に向けて折り返してある形状の折り返し部38とを設けてあり、流出ガイド部23に対する接続部36を構成している樋状部37と折り返し部38との間に流出ガイド部23の端部を入り込ませて、流出ガイド部23の外周面側を樋状部37で覆う状態で、横搬送ガイド部材29を流出ガイド部23に接続可能に構成してある。
尚、横搬送ガイド部材29の内底面には、水量の目安を目視で確認できる4本の筋状マーク62をその全長に亘って形成して、搬送水量の上限と下限とを確認できるようにしてある。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による浄化槽は、集水槽に流入した被処理水を流入させる、沈殿槽以外の処理槽が、計量槽や高度処理槽などであっても良い。
2.本発明による浄化槽は、集水槽に流入した被処理水を流入させる、沈殿槽に対して隔壁を隔てて隣り合う処理槽が、沈殿槽の外側に隣り合わせて設けられていても良い。
3.本発明による浄化槽は、揚水装置として被処理水を機械的に吸引するポンプを設けてあっても良い。
4.本発明による浄化槽は、揚水装置で揚水した被処理水を処理槽に流入させる流路を管の内側で形成してあっても良い。
5.本発明による浄化槽は、箱状あるいは図15に示すように、底部を絞り込んだ形状に形成して、集水槽容量を大きくしてある集水槽Eを備えていても良い。
浄化槽の縦断面図 図1のII−II線矢視図 浄化槽の要部平面図 集水槽と消毒槽を示す縦断面図 集水槽と消毒槽を示す分解斜視図 集水槽の内部を示す正面図 要部の横断面図 要部の縦断面図 消毒槽の内部を示す正面図 エアーリフトポンプの縦断面図 エアーリフトポンプの一部断面正面図 エアーリフトポンプの要部斜視図 被処理水搬送装置の要部斜視図 要部の別実施形態を示す縦断面図 集水槽の別実施形態を示す斜視図
符号の説明
12 越流堰
14 集水部
15 凹入部
18 揚水装置(エアーリフトポンプ)
19 流路
39 集水槽支持部
40 姿勢固定部
46 吸水口
47 位置決め部
61 隔壁
C 沈殿槽
D 処理槽
E 集水槽
WL 水面
Y 軸芯

Claims (5)

  1. 沈殿槽の内側に越流堰を有した集水槽を備え、前記沈殿槽の被処理水が越流堰を越えて前記集水槽に流入した被処理水を、前記沈殿槽以外の処理槽に流入させるように構成してある浄化槽であって、
    前記集水槽に流入した被処理水を前記沈殿槽における水面よりも高い位置に揚水可能な揚水装置と、その揚水装置で揚水した被処理水を前記処理槽に流入させる流路とを設けてある浄化槽。
  2. 前記集水槽を水平方向に沿う軸芯周りで揺動自在に支持可能な集水槽支持部と、前記集水槽の揺動姿勢を前記集水槽支持部から離れた位置において固定可能な姿勢固定部とを設けてある請求項1記載の浄化槽。
  3. 前記揚水装置は、下端部に備えた吸水口を前記集水槽に入り込ませてあるエアーリフトポンプであり、
    前記集水槽支持部は前記集水槽の下端部に設けてあり、
    前記エアーリフトポンプの下端部を前記集水槽支持部近くに位置させてある請求項2記載の浄化槽。
  4. 前記集水槽は、前記越流堰を備えた集水部と、その集水部の底部において被処理水を貯留可能な有底筒状の凹入部とを備え、その凹入部に前記エアーリフトポンプの下端部を入り込ませてある請求項3記載の浄化槽。
  5. 前記集水槽の前記集水槽支持部近くに、その集水槽に入り込ませたエアーリフトポンプの下端部を位置決め可能な位置決め部を設けてある請求項3又は4記載の浄化槽。
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