JP2016193081A - ジッパーテープ付袋体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、開封が容易なジッパーテープ付袋体およびその製造方法を提供することを目的とする。
ここで、並列に設けるとは、並行に限らず、例えば、斜めに傾斜する状態に設けたり、帯状部材が非連続な破線状に設けたりした構成なども含むものである。
この発明では、雄側帯状基部および雌側帯状基部における収納空間と反対側の一端側に厚肉領域を設けることで、製袋後にジッパーテープと帯状部材との間でフィルムを切断して開封した後、開口する縁の近傍に厚肉領域が位置することとなる。このことにより、厚肉領域が開封作業時の滑り止めとして機能し、開封作業が容易となる。
この発明では、厚肉領域と帯状部材とを同じ厚さ寸法とすることで、雄側帯状基部および雌側帯状基部と帯状部材とをフィルムに接合して製袋する際、押圧する面が同一面となる。このことにより、一つの治具を用いて一動作で接合でき、製袋が容易にできる。
ここで、同一の厚さ寸法とは、完全に同一の厚さ寸法に限られるものではなく、誤差も含め実質的に同一の厚さ寸法とされたものも含まれる。
この発明では、厚肉領域と同一の厚さ寸法の凸状部を、厚肉領域が設けられた一端側と反対側に設けることで、雄側帯状基部および雌側帯状基部の幅方向の両端側の厚さ寸法が同一となる。このことにより、雄側帯状基部および雌側帯状基部をフィルムに接合して製袋する際、雄側帯状基部および雌側帯状基部の両端側を押圧する面が同一面となるので、一つの治具を用いて一動作で雄側帯状基部および雌側帯状基部をフィルムに接合でき、製袋が容易にできる。
なお、同一の厚さ寸法とは、上述したように、完全同一に限られるものではない。
そして、端部近傍とは、雄側帯状基部および雌側帯状基部における厚肉領域が設けられた一端側と反対側の端部を含み、この端部から雄部または雌部が設けられた位置までの間をいう。
この発明では、雄部または雌部が設けられた位置から収納空間と反対側の端部となる帯状部材側の一端縁までの間に、フィルムに接合されない非接合領域を設けることで、非接合領域を中心として雄側帯状基部や雌側帯状基部が屈曲しやすくなる。このことにより、開封後に雄部および雌部の係合を解除するため、開封により開口する縁内に開封者の指が入りやすくなり、開封作業が容易となる。
ここで、非接合領域としては、例えばジッパーテープの長手方向に沿って一連の凹溝状の他、破線状に非連続に凹溝が設けられたものとしたり、単に雄側帯状基部や雌側帯状基部をフィルムに接合させない領域としたりしてもよい。さらに、雄部または雌部に平行に設けたものに限らず、波形状に設けるなど、雄部または雌部に並列に設けた構成であればよい。
この発明では、袋本体に弱め部を設けることで、形成された弱め部から、雄側帯状基部および雌側帯状基部と、帯状部材との間へ至るフィルムの切断が容易となるので、弱め部を設ける簡単な構成で、開封がより容易となる。
ここで、弱め部としては、例えば、いわゆるノッチである切り込み、他の部分に比べて薄肉形成、破線状の穴である目打ちなどの他、他の部分より柔らかく切断しやすい部材にて形成したりしたものなど、その部分でフィルムを切断可能に剛性が弱められた部分をいう。
なお、本発明では、ジッパーテープ体をフィルムに接合する工程と、ジッパーテープ体の雄側帯状部および雌側帯状部を分離する工程との順序は逆であっても好適にジッパーテープ付袋体を製造できる。
また、雄側帯状部および雌側帯状部の分離とは、例えば雄側帯状部および雌側帯状部を切断する方法や、雄側帯状基部と雄側帯状部材との間や、雌側帯状基部と雌側帯状部材との間に連結部材を設け、当該連結部材を剥離する方法などが例示できる。なお、雄側帯状基部と雄側帯状部材との間や、雌側帯状基部と雌側帯状部材との間を切断する場合、切断する部分に薄肉の連結部を設けることで切断が容易となるため好ましい。
この発明では、連結する連結部を分離することで、例えば連結部の切断や連結部の剥離などの簡単な工程で、開封時に小さい力で開封できるジッパーテープ付袋体を、容易に製造できる。
ここで、連結部としては、例えば幅方向の端部間を連結する別部材、幅方向の端部間を一体に架橋する構成など、雄側帯状基部および雌側帯状基部と、雄側帯状部材および雌側帯状部材とを一体的に連結できるいずれの構成が適用できる。例えば、連結部として薄肉に形成する構成では材料を少なくでき、分離の際、小さい力で分離できることが期待できる。
この発明では、連結部を分離することで、連結部を分離する簡単な方法で、ジッパーテープと、雄側帯状部材および雌側帯状部材とを分離でき、開封時に小さい力で開封できるジッパーテープ付袋体を、容易に製造できる。
この発明では、連結部として剥離テープを用いることで、剥離テープを剥離する簡単な方法で、ジッパーテープと、雄側帯状部材および雌側帯状部材とを分離でき、開封時に小さい力で開封できるジッパーテープ付袋体を、容易に製造できる。
この発明では、連結部を切断して分離することで、ジッパーテープと、雄側帯状部材および雌側帯状部材とを分離することが、連結部を切断する簡単な方法ででき、開封時に小さい力で開封できるジッパーテープ付袋体を、容易に製造できる。
この発明では、平坦化した領域でフィルム同士を接合して製袋することで、袋本体の内側へ樹脂が流入するなどの不都合が生じることを防止でき、ピンホールなどを生じず、フィルム同士を高い密封性で接合できる。
ここで、ジッパーテープの平坦化としては、例えば、所定のプレス型などにより雄部および雌部の一部分を所定間隔で打ち抜いた孔としたり、雄部および雌部の部分を削り取ったりすることなどが例示できる。また、帯状部材の平坦化としては、厚さ寸法が薄くなるように削り落としたりすることなどが例示できる。そして、孔を形成したり削り取ったりして減容化することで、製袋時に平坦化した位置を含んでフィルム同士を接合する際に、袋本体の内側へ樹脂が流入することを防止できる。
この発明では、袋本体に弱め部を設ける工程を実施することで、形成された弱め部から、雄側帯状基部および雌側帯状基部と、帯状部材との間へ至るフィルムの切断が容易となるので、弱め部を設ける簡単な方法で開封が容易なジッパーテープ付袋体を容易に製造できる。
ここで、弱め部としては、例えば、いわゆるノッチである切り込み、他の部分に比べて薄肉形成、破線状の穴である目打ちなどの他、他の部分より柔らかく切断しやすい部材にて形成したりしたものなど、その部分でフィルムを切断可能に剛性が弱められた部分をいう。
本実施形態では、ジッパーテープ付袋体として、食品、薬品、医療品、文具、雑貨などの各種物品を包装する袋体を例示するが、この限りではない。
[第一実施形態]
{ジッパーテープ付袋体の構成}
図1,2に示すように、ジッパーテープ付袋体1は、袋本体10と、袋本体10の内面に接合、例えばヒートシールされたジッパーテープ20と、一対の帯状部材30(30A,30B)と、を備えている。
袋本体10は、フィルムである基材フィルム11が2枚重ね合わされ、重なり合う両縁に一対のサイドシール部12とボトムシール部13が形成される。
そして、袋本体10は、ボトムシール部13と反対側の重なり合う縁が、ジッパーテープ20を取り付ける開口部14の縁となり、内部に被包装物を収納する収納空間15を区画形成している。なお、開口部14の縁は、図示しない被包装物が収納された後、トップシール部が形成されて封止される。
また、基材フィルム11は、包装袋用材料であれば特に限定されないが、例えば厚み寸法が10μm以上であることが好ましい。厚み寸法が10μm未満であると、シール強度、袋強度が弱くなる場合がある。
ジッパーテープ20は、図1,2に示すように、雄部材21および雌部材22を備えている。
雄部材21は、長手帯状に形成された雄側帯状基部21Aと、雄側帯状基部21Aに長手方向に沿って断面錨条に突出して設けられた雄部21Bと、を有している。
また、雄側帯状基部21Aには、雄部21Bが突出する面と反対側の面に、長手方向に沿って非接合領域としての凹溝である雄側凹溝21A3が設けられている。
そして、雄部材21は、袋本体10の開口部14に沿って、雄側凹溝21A3が開口部14側に位置するようにして、雄側帯状基部21Aの幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
また、雌側帯状基部22Aには、雌部22Bが突出する面と反対側の面に、長手方向に沿って非接合領域としての凹溝である雌側凹溝22A3が設けられている。
そして、雌部材22は、袋本体10の開口部14に沿って、雌側凹溝22A3が開口部14側に位置するようにして、幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
そして、帯状部材30(30A,30B)は、雄部材21および雌部材22に対して開口部14側に位置して、間隙を介して並列に、袋本体10にそれぞれ取り付けられている。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂が好ましい。特に、伸びにくいポリプロピレン系樹脂が好ましい。ポリプロピレン系樹脂としては、ホモポリプロピレン(H−PP)、ブロックポリプロピレン(B−PP)、ランダムポリプロピレン(R−PP)、プロピレン−エチレン−ブテン1ランダム三元共重合体などが利用できる。
なお、帯状部材30と、ジッパーテープ20とを同一樹脂組成でも異なる樹脂であってもよい。
次に、上記ジッパーテープ付袋体1の製造について説明する。
なお、ジッパーテープ付袋体1の製造には、種々の方法を採用することができる。
図3は、ジッパーテープ付袋体1の製造装置を示す概略斜視図である。図4は、ジッパーテープ体を示す断面図である。
図3に示す製造装置5は、いわゆる三方製袋機を基本構成とするもので、ジッパーテープ20の雄部材21および雌部材22と帯状部材30とが一体構成とされたジッパーテープ体2を基材フィルム11に接合して製袋するものである。
ここで、ジッパーテープ体2は、図4に示すように、ジッパーテープ20の雄部材21および雌部材22と帯状部材30とが、剥離テープ2Aにより剥離可能に一連に連結された一体構成である。
雄材20Aは、長手帯状に形成された雄側帯状部20A1と、雄側帯状部20A1に長手方向に沿って設けられた雄部21Bと、を有している。
雄側帯状部20A1は、長手帯状に形成され雄部21Bが突出する雄側帯状基部21Aと、雄側帯状基部21Aの幅方向の一端縁、すなわち雄側帯状基部21Aにおける雄部21Bに対して雄側凹溝21A3が設けられた側となる一端縁に、雄部21Bが突出する側の面に剥離可能に幅方向の一端側が接合する連結部としての剥離テープ2Aと、剥離テープ2Aの幅方向の他端側に、雄側帯状基部21Aが接合する側に剥離可能に接合された雄側帯状基部21Aと同厚さ寸法の雄側帯状部材30Aと、を備えている。
雌側帯状部20B1は、長手帯状に形成され雌部が突出する雄側帯状基部22Aと、雄側帯状基部22Aの幅方向の一端縁、すなわち雌側帯状基部22Aにおける雌部22Bに対して雌側凹溝22A3が設けられた側となる一端縁に、雌部22Bが突出する側の面に剥離可能に幅方向の一端側が接合する剥離テープ2Aと、剥離テープ2Aの幅方向の他端側に、雌側帯状基部22Aが接合する側に剥離可能に接合された雌側帯状基部22Aと同厚さ寸法の雌側帯状部材30Bと、を備えている。
なお、平坦化部52と分離部53との配置位置は、ジッパーテープ体2の送出方向に対して前後してもよいが、送出時に張力が作用しても分離されたジッパーテープ20や帯状部材30(30A,30B)が伸びてしまうことを防止するなどのため、分離する前に平坦化する構成とすることが好ましい。
ジッパーテープ体2の送出は、例えば連続的に一定速度で送り出す構成に限らず、間欠的に送り出す構成とするなど、いずれの送出方法を適用できる。
なお、図3は、説明の都合上、一対のテープ送出装置51のうちの一方のみを示す。
具体的には、プレス型を用い、ジッパーテープ体2の雄部21Bおよび雌部22Bの位置でそれぞれ打ち抜いて、図示しない打抜孔を形成するとともに、雄側帯状部材30Aおよび雌側帯状部材30Bにも対応する位置、すなわち打抜孔に対してジッパーテープ体2の幅方向に並ぶ位置に、図示しない帯側打抜孔を打ち抜き形成する。
なお、基材フィルム11とジッパーテープ20および帯状部材30との接合は、ヒートシールに限らず、超音波による溶着、接着剤などを用いた接着など、各種方法を利用できる。
そして、製造装置5の次工程として、形成されたジッパーテープ付袋体1に被包装物を充填する充填装置(図示せず)が備えられている。
次に、上記製造装置5を用いたジッパーテープ付袋体1の製造方法について図面を参照して説明する。
平坦化工程では、ジッパーテープ20の雄部21Bおよび雌部22Bの位置で所定間隔に打抜孔を打ち抜くとともに、帯状部材30も対応する位置で帯側打抜孔を打抜形成する。
分離工程では、打抜孔および帯側打抜孔が設けられたジッパーテープ体2について、ジッパーテープ体2から剥離テープ2Aを剥離し、ジッパーテープ20と帯状部材30(30A,30B)とに分離する。これら分離したジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)を製袋装置54へ送る。
このヒートシールの際、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aと、帯状部材30(30A,30B)とが同じ厚さ寸法であることから、一つのシールバー541を用いて、雄部材21または雌部材22と、帯状部材30とを一連に基材フィルム11に接合できる。
そして、得られたジッパーテープ付袋体1に、図示しない充填装置により、開口部14側から被包装物が所定量投入され、開口部14の縁をシールしてトップシール部を形成し、被包装物が収納されたジッパーテープ付袋体1が得られる。
次に、上記ジッパーテープ付袋体1の使用方法を図5に基づいて説明する。
図5は、ジッパーテープ付袋体の開封状況を説明する断面を示す。
まず、使用者がジッパーテープ付袋体1から被包装物を最初に取り出すにあっては、ノッチ16から基材フィルム11を引き裂いて、トップシール部側を切除することで開封される。
そして、袋本体10に予め収納された被包装物を取り出すため、あるいは、袋本体10に被包装物を新たに収納するため、開封された袋本体10の開口縁を摘んで開口を広げるようにする。
この開口を広げる作業により、雄部21Bおよび雌部22Bの係合が解除され、被包装物を取り出しあるいは収納可能に袋本体10が開口する。
そして、被包装物を取り出しあるいは収納した後は、再び雄部21Bおよび雌部22Bを係合させることで、袋本体10は再封止される。
上述したように、上記第一実施形態では、袋本体10に設けられたジッパーテープ20に対して、袋本体20の収納空間15と反対側に位置して、一対の帯状部材30(30A,30B)を並列に設けている。
このため、ジッパーテープ20と帯状部材30(30A,30B)との間に、基材フィルム11のみを切断して小さい力で開封させる開封位置が構成される。したがって、開封時に小さい力で開封できる。
このため、剥離テープ2Aによるジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)の連結および剥離が容易にできる。
このことにより、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aは、雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3の部分で基材フィルム11と接合されないので、雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3の部分で屈曲しやすくなる。したがって、開封後に雄部21Bおよび雌部22Bの係合を解除するため、開封により開口縁を広げて開口縁内に開封者の指が入りやすくなり、開封作業が容易となる。
特に、雄部材21および雌部材22の双方に設けているので、より開口作業が容易となる。
さらに、基材フィルム11と接合させない領域の形成として、基材フィルム11と接合される面から後退した凹溝構造の雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3としているので、この部分が薄肉となる。したがって、より屈曲しやすくなり、開封作業がより容易となる。
このため、開封時に基材フィルム11を引き裂く際、一対の帯状部材30にて引き裂きがガイドされて、引裂の直進性がより得られ、袋本体10の基材フィルム11を直線状に切断して開封することが、より容易にできる。
このため、袋本体10の内側へ樹脂が流入するなどの不都合が生じることを防止でき、ピンホールなどを生じず、サイドシール部12におけるジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)が位置する領域で、基材フィルム11同士を高い密封性で接合できる。
このため、形成されたノッチ16から、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aと、帯状部材30(30A,30B)との間へ至る基材フィルム11の切断が容易となり、ノッチ16を設ける簡単な方法で開封が容易なジッパーテープ付袋体1を容易に製造できる。
次に、本発明の第二実施形態を図面に基づいて説明する。
第二実施形態は、第一実施形態におけるジッパーテープ体2の構成が異なる。
図6は、第二実施形態に係るジッパーテープ付袋体の断面を示す。
{ジッパーテープ付袋体の構成}
図6に示すように、ジッパーテープ付袋体1は、袋本体10と、袋本体10の内面に接合、例えばヒートシールされたジッパーテープ20と、一対の帯状部材30(30A,30B)と、を備えている。
袋本体10は、フィルムである基材フィルム11が2枚重ね合わされ、重なり合う両縁に一対のサイドシール部12とボトムシール部13が形成される。
そして、袋本体10は、ボトムシール部13と反対側の重なり合う縁が、ジッパーテープ20を取り付ける開口部14の縁となり、内部に被包装物を収納する収納空間15を区画形成している。なお、開口部14の縁は、図示しない被包装物が収納された後、トップシール部が形成されて封止される。
ジッパーテープ20は、図6に示すように、雄部材21および雌部材22を備えている。
雄部材21は、長手帯状に形成された雄側帯状基部21Aと、雄側帯状基部21Aに長手方向に沿って断面錨条に突出して設けられた雄部21Bと、を有している。
雄側帯状基部21Aの幅方向の一端縁には、雄部21Bが突出する面から膨出して厚肉に形成された厚肉領域である雄側厚肉領域21A1が設けられている。さらに、雄側帯状基部21Aの幅方向の他端側には、雄部21Bが突出する面に、雄側厚肉領域21A1と同じ高さに突出する凸状部としての複数の雄側リブ21A2が設けられている。また、雄側帯状基部21Aには、雄部21Bが突出する面と反対側の面に、長手方向に沿って非接合領域としての凹溝である雄側凹溝21A3が設けられている。
そして、雄部材21は、袋本体10の開口部14に沿って、雄側厚肉領域21A1が開口部14側に位置するようにして、雄側帯状基部21Aの幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
雌側帯状基部22Aの幅方向の一端縁には、雌部22Bが突出する面から膨出して厚肉に形成された厚肉領域である雌側厚肉領域22A1が設けられている。さらに、雌側帯状基部22Aの幅方向の他端側には、雌部22Bが突出する面に、雌側厚肉領域22A1と同じ高さに突出する凸状部としての複数の雌側リブ22A2が設けられている。また、雌側帯状基部22Aには、雌部22Bが突出する面と反対側の面に、長手方向に沿って非接合領域としての凹溝である雌側凹溝22A3が設けられている。
そして、雌部材22は、袋本体10の開口部14に沿って、雌側厚肉領域22A1が開口部14側に位置するようにして、幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
そして、帯状部材30(30A,30B)は、雄部材21および雌部材22に対して開口部14側に位置して、間隙を介して並列に、袋本体10にそれぞれ取り付けられている。
上記ジッパーテープ付袋体1の製造については、例えば第一実施形態と同様の図3に示す三方製袋機が利用できる。なお、ジッパーテープ付袋体1の製造には、種々の方法を採用することができる。
そして、第二実施形態のジッパーテープ付袋体1の製造に際しては、ジッパーテープ20の雄部材21および雌部材22と帯状部材30とが一体構成とされた、図7に示すジッパーテープ体2を基材フィルム11に接合して製袋するものである。
図7は、ジッパーテープ体を示す断面図である。
雄材20Aは、長手帯状に形成された雄側帯状部20A1と、雄側帯状部20A1に長手方向に沿って設けられた雄部21Bと、を有している。
雄側帯状部20A1は、長手帯状に形成され雄部21Bが突出する雄側帯状基部21Aと、雄側帯状基部21Aの幅方向の一端縁に、雄部21Bが突出する側の面から膨出して厚肉に形成された厚肉領域である雄側厚肉領域21A1と、雄側厚肉領域21A1の幅方向の一端縁に、雄側厚肉領域21A1が膨出する側の面に一連に設けられ、雄側帯状基部21Aより肉薄に形成された連結部としての雄側薄肉領域21A4と、雄側薄肉領域21A4の幅方向の一端縁に、雄側厚肉領域21A1と同厚さ寸法の雄側帯状部材30Aと、を備えている。
雌側帯状部20B1は、長手帯状に形成され雌部が突出する雄側帯状基部22Aと、雄側帯状基部22Aの幅方向の一端縁に、雌部22Bが突出する側の面から膨出して厚肉に形成された厚肉領域である雌側厚肉領域22A1と、雌側厚肉領域22A1の幅方向の一端縁に、雌側厚肉領域22A1が膨出する側の面に一連に設けられ、雌側帯状基部22Aより肉薄に形成された連結部としての雌側薄肉領域22A4と、雌側薄肉領域22A4の幅方向の一端縁に、雌側厚肉領域22A1と同厚さ寸法の雌側帯状部材30Bと、を備えている。
具体的には、分離部53は、ジッパーテープ体2の雄側薄肉領域21A4および雌側薄肉領域22A4を切断もしくは切除する図示しない切断刃を備えている。
切断刃としては、例えば平刃や回転刃など、雄側薄肉領域21A4および雌側薄肉領域22A4を切断もしくは切除可能ないずれの構成を適用できる。
平坦化工程では、ジッパーテープ20の雄部21Bおよび雌部22Bの位置で所定間隔に打抜孔20Cを打ち抜くとともに、帯状部材30も対応する位置で帯側打抜孔20Dを打抜形成する。
分離工程では、打抜孔20Cおよび帯側打抜孔20Dが設けられたジッパーテープ体2について、雄側帯状部20A1および雌側帯状部20B1における幅方向の一端側を切断、すなわち雄側薄肉領域21A4および雌側薄肉領域22A4で切断もしくは切除し、ジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)に分離する。これら分離したジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)を製袋装置54へ送る。
なお、このヒートシールの際、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1と、帯状部材30(30A,30B)とが同じ厚さ寸法であることから、一つのシールバー541を用いて、雄部材21または雌部材22と、帯状部材30とを一連に基材フィルム11に接合できる。
そして、得られたジッパーテープ付袋体1に、図示しない充填装置により、開口部14側から被包装物が所定量投入され、開口部14の縁をシールしてトップシール部を形成し、被包装物が収納されたジッパーテープ付袋体1が得られる。
次に、上記ジッパーテープ付袋体1の使用方法を図8に基づいて説明する。
図8は、ジッパーテープ付袋体の開封状況を説明する断面を示す。
第一実施形態と同様に、まずノッチ16から基材フィルム11を引き裂いて、トップシール部側を切除することで開封される。
そして、袋本体10に予め収納された被包装物を取り出すため、あるいは、袋本体10に被包装物を新たに収納するため、開封された袋本体10の開口縁を摘んで開口を広げるようにする。
さらに、開口縁の近傍に雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1が位置するため、これらが滑り止めとして機能し、開口を広げる作業がより容易となる。
この開口を広げる作業により、雄部21Bおよび雌部22Bの係合が解除され、被包装物を取り出しあるいは収納可能に袋本体10が開口する。
そして、被包装物を取り出しあるいは収納した後は、再び雄部21Bおよび雌部22Bを係合させることで、袋本体10は再封止される。
上述したように、上記第二実施形態でも第一実施形態と同様に、ジッパーテープ20と帯状部材30(30A,30B)との間に、基材フィルム11のみを切断して小さい力で開封させる開封位置が構成され、開封時に小さい力で開封できる。
このことにより、製袋後にジッパーテープ20と帯状部材30(30A,30B)との間で基材フィルム11を切断して開封した後、開口する縁の近傍に雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1が位置することとなる。よって、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1が開封作業時の滑り止めとして機能し、開封作業が容易となる。
このことにより、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aと帯状部材30(30A,30B)とを基材フィルム11に接合して製袋する際、押圧する面が同一面となる。このため、一つのシールバー541を用いて一動作で接合でき、製造装置5を簡略化できるとともに、製袋が容易にできる。
さらに、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1を設けるとともに、これらと同じ厚さ寸法の帯状部材30(30A,30B)とを備えた構成としているので、分離工程で分離する薄肉構造の雄側薄肉領域21A4および雌側薄肉領域22A4を容易に形成できる。
このことにより、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aを基材フィルム11に接合して製袋する際、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aの幅方向の両端側を押圧する面が同一面となる。このため、押圧する面が同一の簡単な構造の一つのシールバー541を用いて、一動作で雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aを基材フィルム11に接合でき、製造装置5を簡略化できるとともに、製袋が容易にできる。
特に、簡単な構成の雄側リブ21A2および雌側リブ22A2を設けて同一厚さ寸法としているので、最小限の樹脂量にて押圧面を同一とすることができる。
このため、袋本体10の内側へ樹脂が流入するなどの不都合が生じることを防止でき、ピンホールなどを生じず、サイドシール部12におけるジッパーテープ20および帯状部材30(30A,30B)が位置する領域で、基材フィルム11同士を高い密封性で接合できる。
次に、本発明の第三実施形態を、図9,10を参照して説明する。
第三実施形態は、第二実施形態とは、袋本体10、ジッパーテープ体2の形状および製造方法が異なるもので、他の構成は第二実施形態と同じである。
図9は、ジッパーテープ付袋体1の平面を示す。図10は、ジッパーテープ付袋体1の断面(図9中II-II)を示す。
図9,10において、ジッパーテープ付袋体1は、袋本体10と、袋本体10の内面に接合、例えばヒートシールされたジッパーテープ20と、一対の帯状部材30と、を備えている。
そして、第三実施形態のジッパーテープ付袋体1として、図11に示すピロー式製袋機を利用できる。なお、ジッパーテープ付袋体1の製造には、種々の方法を採用することができる。
図11は、ジッパーテープ付袋体1の製造装置の概略構成を示す斜視図である。
図12は、ジッパーテープ体の断面を示す。
なお、位置決めガイド部621は、雄部21Bや雌部22Bに対応する凹部を周面に有したローラー622を用いる場合に限らず、基材フィルム11と、ジッパーテープ体2の雄部材21側および雌部材22側とを位置決め可能ないずれの構成を利用できる。
円筒フォーマ641は、中空に形成され、内部空間を通して、袋本体10内に被包装物Xを投入する。
ポイントシール部643は、円筒フォーマ641に基材フィルム11が巻回されて幅方向の両端縁が重ね合わされることで対向する雄部21Bおよび雌部22Bを係合させた後、ポイントシールする。
テープ送出工程で、図示しないテープ巻取ロールからジッパーテープ20を引き出し、テープ接合部62へ送り出す。
テープ接合工程では、位置決めガイド部621により、ジッパーテープ体2の雄材20Aおよび雌材20Bを、それぞれ基材フィルム11の幅方向の両端側に配置させ、ヒートシール部によりヒートシールする。
このジッパーテープ体2のヒートシールの後、剥離工程で剥離テープ2Aを剥離する。
そして、シールバー645により基材フィルム11の重なり合う幅方向の両端縁をヒートシールしてトップシール部17を形成する。この後、サイドシールバー646による基材フィルム11の送出方向に対して直行する方向でのヒートシールを実施し、一方のサイドシール部12を形成する。
この後、図示しない充填装置により、被包装物Xが所定量投入された後に、サイドシールバー646により基材フィルム11の送出方向に対して直行する方向でヒートシールする。
さらに、他方のサイドシール部12を形成して被包装物Xを封入し、サイドシール部12の中間位置で切断し、被包装物Xが充填されたジッパーテープ付袋体1を得る。
なお、本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した材質、層構成などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した名称での記載は、本発明に含まれるものである。
さらに、薄肉などに形成することなく、例えば剛性がジッパーテープ20および一対の帯状部材30(30A,30B)より小さく、切断や切除などがしやすい材料にて連結するなどしてもよい。また、連結部として雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aと同厚さ寸法で、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aをそのまま一連に延長して設け、その延長した部分を連結部として切断して分離する構成としてもよい。
また、図15に示すように、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1の厚肉とした寸法分の厚さ寸法とした剥離テープ2Aにて連結した構成としてもよい。この図15に示す構成では、連結している部分が少ないので、剥離しやすく製袋時の抵抗が少ないことから製袋しやすいという効果を奏する。
さらに、図16に示すように、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1の厚肉とした領域に架橋するように、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1の厚肉とした寸法分の厚さ寸法とした剥離テープ2Aにて連結した構成としてもよい。この図16に示す構成では、図15に示す実施形態よりもさらに剥離しやすいという効果を奏する。
第一実施形態のように、雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1を設けない場合には、雄側リブ21A2および雌側リブ22A2を設けず、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aの厚さ寸法を、幅方向の両端側で同一とすることが好ましい。さらに、一対の帯状部材30の厚さ寸法も同一とすることが好ましい。
なお、第一実施形態では、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aが厚肉領域を有していない厚さ寸法がほぼ一定なテープ状であることから、簡単な構造でジッパーテープ20の製造が容易となる。
同様に、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aにおける幅方向の両端部分の厚さ寸法についても、同一としなくてもよい。
そして、凸状部として、複数条の雄側リブ21A2および雌側リブ22A2を設けた構成としたが、例えば雄側厚肉領域21A1および雌側厚肉領域22A1と同形状のものを設けるなど、同一の厚さ寸法となるいずれの形状のものとすることができる。
そして、雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3により、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aが薄肉となる構成に限らず、例えば、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aの厚さ寸法を変更することなく、雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3を設けたり、破線状に非連続な凹溝構造としたりしてもよい。さらには、雄側凹溝21A3および雌側凹溝22A3を設けず、単に基材フィルム11に接合しない領域を設けるのみでもよい。
なお、基材フィルム11に接合される面から後退した段差状に薄肉となる構成とすることで、屈曲しやすい非接触領域の構成を容易に得られるので好ましい。また、雄部21Bおよび雌部22Bに並行となるように設けることで、雄部21Bおよび雌部22Bが係合する状態で屈曲し易くなるので好ましい。
そして、弱め部は、サイドシール部12にそれぞれ設ける場合に限らず、一方のサイドシール部12にのみ設けてもよい。
2………ジッパーテープ体
2A……連結部である剥離テープ
10………袋本体
11………フィルムである基材フィルム
15………収納空間
16………弱め部としてのノッチ
18………弱め部としての目打ち
20………ジッパーテープ
20A……雄材
20A1…雄側帯状部
20B……雌材
20B1…雌側帯状部
21………雄部材
21A……雄側帯状基部
21A1…雄側厚肉領域
21A2…凸状部としての雄側リブ
21A3…非接合領域としての雄側凹溝
21A4…連結部としての雄側薄肉領域
21B……雄部
22………雌部材
22A……雌側帯状基部
22A1…雌側厚肉領域
22A2…凸状部としての雌側リブ
22A3…非接合領域としての雌側凹溝
22A4…連結部としての雌側薄肉領域
22B……雌部
30………帯状部材
30A……雄側帯状部材
30B……雌側帯状部材
X………被包装物
Claims (13)
- 少なくとも一枚のフィルムから構成され、被包装物を収納し得る収納空間を有する袋本体と、
前記袋本体の内面に接合される雄側帯状基部、および、前記雄側帯状基部に設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体の内面に接合される雌側帯状基部、および、前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が係合可能な雌部を有する雌部材とを備えたジッパーテープと、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部の幅方向の一端側で、前記雄部および前記雌部に対して前記袋本体の収納空間と反対側の周縁側に位置して、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部に並列に前記袋本体に接合される一対の帯状部材と、
を具備したことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項1に記載のジッパーテープ付袋体において、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部は、前記袋本体の収納空間と反対側の一端側に、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部の厚さ寸法より厚い厚肉領域が設けられている
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項2に記載のジッパーテープ付袋体において、
前記帯状部材は、前記厚肉領域の厚さ寸法と同一の厚さ寸法に形成されている
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項2または請求項3に記載のジッパーテープ付袋体において、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部は、前記厚肉領域が設けられた一端側と反対側の端部近傍に、前記厚肉領域と同一の厚さ寸法の凸状部が設けられている
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のジッパーテープ付袋体において、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部のうちの少なくともいずれか一方は、前記雄部または前記雌部が設けられた位置と、前記袋本体の収納空間と反対側の一端側縁との間に、前記フィルムに接合されない非接合領域が設けられている
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のジッパーテープ付袋体において、
前記雄部材および前記雌部材と前記袋本体の周縁とが交差する一方の領域と、前記帯状部材と前記袋本体の周縁とが交差する一方の領域との間に、弱め部が設けられている
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 少なくとも一枚のフィルムから構成され、被包装物を収納し得る収納空間を有する袋本体と、
前記袋本体の内面に接合される雄側帯状基部、および、前記雄側帯状基部に設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体の内面に接合される雌側帯状基部、および、前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が係合可能な雌部を有する雌部材とを備えたジッパーテープと、を具備したジッパーテープ付袋体を製造する製造方法であって、
前記袋本体の内面に接合される雄側帯状部、および、前記雄側帯状部に設けられた雄部を有する雄材と、前記袋本体の内面に接合される雌側帯状部、および、前記雌側帯状部に設けられ前記雄部が係合可能な雌部を有する雌材とを備えたジッパーテープ体を用い、
前記ジッパーテープ体を前記フィルムに接合する工程と、
前記ジッパーテープ体の雄側帯状部および雌側帯状部における前記雄部または前記雌部に対して、前記袋本体の収納空間と反対側の周縁側を、前記雄側帯状基部および雄側帯状部材と、前記雌側帯状基部および雌側帯状部材とに分離する工程と、
前記ジッパーテープ、前記雄側帯状部材および前記雌側帯状部材が接合されたフィルムを製袋する工程と、を実施する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項7に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記ジッパーテープ体として、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部に、連結部を介して前記雄側帯状部材および前記雌側帯状部材がそれぞれ連結され、前記雄側帯状部および前記雌側帯状部が構成されたものを用い、
前記分離する工程は、前記連結部で分離する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項8に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記分離する工程は、前記雄側帯状基部と前記雄側帯状部材とから前記連結部を分離するとともに、前記雌側帯状基部と前記雌側帯状部材とから前記連結部を分離する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項9に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記連結部が、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部と、前記雄側帯状部材および前記雌側帯状部材とに、それぞれ剥離可能に接合する剥離テープであり、
前記分離する工程は、前記連結部を剥離することで、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部と、前記雌側帯状部材および雌側帯状部材とを分離する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項8に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記分離する工程は、前記連結部を切断することで、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部と、前記雌側帯状部材および雌側帯状部材とを分離する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項7から請求項11までのいずれか一項に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記ジッパーテープ、前記雄側帯状部材および前記雌側帯状部材を、所定間隔で平坦化する工程をさらに実施する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。 - 請求項7から請求項12までのいずれか一項に記載のジッパーテープ付袋体の製造方法において、
前記フィルムを製袋する工程は、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部と前記袋本体の一方の周縁とが交差する領域と、前記帯状部材と前記袋本体の一方の周縁とが交差する領域との間に、弱め部を設ける工程を実施する
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。
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