JP2016192876A - 線路電圧降下補償器の整定値の算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】線路電圧降下補償器の整定値に逆潮流を想定した適切な値を採用することにより、現状の設備のまま、分散型電源からの逆潮流可能量を増大させること。【解決手段】負荷時電圧調整機能付変圧器と自動電圧調整器のうち一方の機器が規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時の最大電圧降下を実測データと配電線設備諸元に基づいて算出する最大電圧降下算出ステップと、前記電圧管理区域の電圧制御対象点を最大電圧降下の1/2となる地点に特定する電圧制御対象点特定ステップと、前記一方の機器から電圧制御対象点までの配電線のインピーダンスを、配電線設備諸元に基づいて算出し、当該算出値に基づいて前記一方の機器における線路電圧降下補償器の整定値を定める整定値算出ステップとを、コンピュータによって実行させることを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、線路電圧降下補償器(Line voltage Drop Compensator:以下、主に「LDC」と称する。)の整定値を、順潮流だけでなく逆潮流にも対応したものとするための、算出方法に関する。
配電系統においては、変電所から需要家負荷に供給される電圧をできるだけ一定範囲に保つようにするために、変電所には負荷時電圧調整機能付変圧器(Load Ratio control Transformer:以下、「LRT」と称する。)が、配電線には自動電圧調整器(Step Voltage Regulator:以下、「SVR」と称する。)が順次接続されている。
LRTやSVRは図4に示すように、通常、変圧器本体としての負荷時タップ切換装置91と、負荷時タップ切換装置を制御するための制御装置92とから構成され、配電線に接続された需要家負荷の変動に基づいて、制御装置が負荷時タップ切換装置のタップを自動的に切り換え、変圧器本体の二次側の電圧を調整するようになっている(特許文献1)。
また制御装置92は、負荷時タップ切換装置の二次側に設けられており、変流器93、計器用変圧器94、電圧調整継電器95、及びLDC96を備えるものである。
このLDCには、抵抗Rと、リアクタンスXを用いた模擬インピーダンス回路が用いられており、このRとXは、負荷時タップ切換装置から電圧制御対象点までの配電線のインピーダンスに対応して設定されている。そして、このLDCに対して電流・電圧を変流器及び計測器用変圧器から与えることによって、電圧制御対象点で発生する電圧降下値(LDC補償電圧)を模擬している。また、電圧調整継電器は、自身に予め電圧(基準電圧)が設定されており、この基準電圧と、発生した電圧降下値とに基づいて、電圧制御対象点での電圧が一定の範囲内(基準電圧を中心とする上限、下限電圧の範囲内)に入るようにタップ切換装置に対するタップ切換指令(昇圧指令、降圧指令)を出力するようになっている。
このようにLDCに設定されるインピーダンス(抵抗Rと、リアクタンスX)の値、つまり整定値は、タップ切換指令の出力に影響を与えることから、非常に重要な値である。そして、RとXからなる整定値を求める為には電圧制御対象点を定める必要があった。電圧制御対象点の一例として、負荷中心点を採用する方式が知られている。負荷中心点とは、LRTやSVRからの出力電圧が、重負荷時と軽負荷時とで交差する地点のことであり、この地点の電圧を基準電圧として定めるようになっている。
特願2012−164662号公報
ところで従来まで電気は変電所から需要家負荷に供給されるものであり、この順潮流を想定して、負荷中心点の整定値は設定されていた。しかしながら近年、太陽光発電等の分散型電源が配電系統に大量に連系されることが想定されている。この場合、分散型電源からの電気が配電系統に流れ込む、いわゆる逆潮流が発生する。逆潮流状態にも関わらず、順潮流を前提とした整定値を使用すると、電圧管理が困難となる。
より詳しく言えば、負荷中心点の整定値では、需要家負荷での規定電圧(101±6V)を維持しようとすると、分散型電源からの逆潮流量を順潮流時の送電限度容量に比べて大幅に制限する必要がある。したがって順潮流を想定した整定値で、この問題を回避しようとすると、専用配電線の新設や配電線幹線の太線化等の設備投資が必要となる。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その目的は、LDCの整定値に逆潮流を想定した適切な値を採用することにより、現状の設備のまま、分散型電源からの逆潮流可能量を増大させることである。
図1の(ア)に示すように、配電系統の樹形図として、SVRの二次側に配電線、開閉器が接続されているものについて考察する。なお樹形図は、柱上変圧器、需要家負荷を省略してあり、配電線に柱上変圧器を介して需要家負荷は接続されている。また配電線のうち、SVRから直接接続された部分を「幹線」と言い、幹線から枝分かれした部分を「分岐線」と言う。
SVRが順潮流時に規定電圧を維持する電圧管理区域は、SVRの二次側に設置された開閉器(自動開閉器又は手動開閉器であって、接続が常時切断されたもの)と、SVRとの間である。したがって電圧管理区域の配電線の末端点は、樹形図では開閉器の設置地点である。
ただしSVRの整定値を決定するための配電線の末端点(以下、「整定値用の末端点」と言う。)は、高圧太線(断面積が80sq以上)から高圧細線(断面積が80sq未満:銅電線においては断面積が22sq相当,アルミ電線では32sq相当等)への断面積変更点とする場合がある。配電線は分岐したり、SVRから遠くなったりすると、配電線の断面積が小さくなることがある。そして開閉器に達する前に、高圧細線になることがある。その場合には高圧太線と高圧細線の接続点が、整定値用の末端点となる。つまり以下の(a)、(b)の条件による。
(a) 常時切の開閉器が設置されている場合には、開閉器の地点が整定値用の末端点となる。
(b) (a)の場合であっても、開閉器の一次側に高圧細線が接続されている場合には、その高圧細線の電源側(SVR側)において高圧太線が接続されている地点が整定値用の末端点となる。
上記した(a)(b)の条件から、図1の(イ)に示すように、電圧管理区域について整定値用の末端点が2つ定められる。
このような方法で末端点が定められた電圧管理区域に対して、SVRの整定値を定めるものとする。理論的には以下の<1>〜<3>のステップによる。なお、配電線設備諸元は、既知の値である。配電線設備諸元とは、樹形図、配電線諸元(配電線の線種・使用長・線種ごとの単位長さ当たりのインピーダンス(抵抗値R、リアクタンス値X)と、重負荷時におけるSVRの設置地点における電圧・電流、重負荷時における整定値用の末端点の電圧、SVRと開閉器との間の電圧降下、需要家負荷の契約容量(契約電流・契約電力・契約電圧・この契約内容から経験的に導出される負荷力率)、負荷分布率等である。ちなみにSVRの設置地点や整定値用の末端点の電圧・電流は、実測データではない。ただし図1に示されていないが、SVRの一次側にはLRTが存在し、LRTの設置地点における重負荷時の実測データ(電圧、電流データ)は存在する。そこでLRTの実測データ(電圧、電流データ)と、配電線設備諸元と、所定の計算式(例えばニュートン・ラフソン法)とに基づいて、SVRの設置地点における電圧・電流、整定値用の末端点の電圧を算出する。
<1>のステップでは、SVRが規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時の最大電圧降下を算出する(最大電圧降下算出ステップ)。末端点が複数ある場合には、SVRと各末端点との間における重負荷時の電圧降下を算出し、そのうち最も電圧降下の大きな値を最大電圧降下(以下、「Vmax」と言う。)とする。図1の(イ)では、2つの末端点での電圧降下の実効値が300V、200Vとなっている。したがって300VをVmaxとする。
<2>のステップでは、電圧管理区域の電圧制御対象点をVmaxの1/2となる地点(以下、「1/2地点」と言う。)に特定する(電圧制御対象点特定ステップ)。より詳しくは、まず、(1)Vmaxの1/2となる値を算出する。図1の(イ)では、150Vである。次に(2)配電線のどの地点が1/2地点になるのかを、配電線設備諸元と所定の計算式とに基づいて算出する。このときVmaxの1/2の値に対して実効値で±10V、望ましくは±5Vの誤差の範囲で、電圧制御対象点を定めても良い。1/2地点は、1点とは限らない。たとえば1/2地点が、幹線上に存在する場合には、1点となる。また1/2地点が分岐線上に位置する場合には、分岐線の数と同じ点数となる。図1の(イ)では、2点存在する。
<3>のステップでは、<2>で算出した1/2地点までのインピーダンス(抵抗R1/2と、リアクタンスX1/2)を、配電線諸元と所定の計算式から算出し、算出値に基づいて整定値を定める(整定値算出ステップ)。この算出手順をより詳しく説明する。
<3.0>まず幹線上に1/2地点が存在する場合を説明する。LRTから1/2地点までのインピーダンスR1/2、X1/2は、幹線の線種、線長、単位長さ当たりのインピーダンスと所定の計算式に基づいて、算出する。
次に分岐線上に1/2地点が存在する場合を図1の(ウ)に基づいて説明する。
まず(1)幹線の全長のインピーダンス(抵抗R0、リアクタンスX0)を、幹線の線種、線長、単位長さ当たりのインピーダンス、所定の計算式に基づいて算出する。これによりSVRから分岐箇所までの幹線のインピーダンスが算出される。
(2)分岐箇所から1/2地点までのインピーダンスを、同様に算出する。図1(ウ)では、分岐線は2本であり、1本の分岐線の末端点までのインピーダンスをR1、X1とし、もう1本の分岐線の末端点までのインピーダンスをR2、X2とする。
(3)R1とR2を各分岐線の重負荷時電流値に基づいて加重平均し、その加重平均値を分岐線の合成抵抗とする。そして分岐線の合成抵抗を幹線の全長の抵抗R0に加算し、その加算値を1/2地点までの抵抗R1/2とする。計算式では以下の通りとなる。
Figure 2016192876
ただしα、βは、各分岐線の重負荷時電流値との比率とする。
(4)X1、X2についても、R1、R2と同様に加重平均し、その加重平均値を分岐線の合成リアクタンスとする。そして合成リアクタンスを幹線の全長のリアクタンスX0に加算し、その加算地を1/2地点までのリアクタンスX1/2とする。計算式では以下の通りとなる。
Figure 2016192876
<3.1>これまでに算出された1/2地点のインピーダンス(R1/2、X1/2)には、負荷の分布状況が反映されていないので、負荷分布率を加味する。負荷分布率とは、重負荷時におけるSVRの電流、重負荷時における1/2地点の電流と所定の計算式に基づいて定まる、1より小さな値の定数である。そして算出されたインピーダンス、負荷分布率、SVRの定格電流、SVRの定格二次電圧と所定の計算式に基づいて、SVRの整定値を算出する。以上でSVRの整定値の算出方法の説明を終わる。次にLRTの整定値の算出方法の説明に移る。
図2(ア)に示すように、配電系統の樹形図として、LRTの二次側に配電線、SVR、開閉器が接続されているものについて考察する。なお樹形図は、柱上変圧器、需要家負荷を省略してある。また配電線は一般的に5、6本LRTに接続されているが、1本のみを示してある。なお配電線のうち、LRTから直接接続された部分を「幹線」と言い、幹線から枝分かれした部分を「分岐線」と言う。
LRTが順潮流時に規定電圧を維持する電圧管理区域は、LRTの二次側に設置されたSVRや開閉器(自動開閉器又は手動開閉器であって、接続が常時切断されたもの)と、LRTとの間である。したがって電圧管理区域の配電線の末端点は、図2(ア)ではSVR、開閉器の設置地点である。
ただしLRTの整定値用の末端点は、高圧太線(断面積が80sq以上)の二次側の端とする。また以下の(a)、(b)、(c)の条件から電圧制御対象点を決定するための配電線の末端点が決定される。
(a) 幹線の二次側に常時切の開閉器が設置されている場合には、開閉器の地点が末端点となる。
(b) (a)の場合であっても、開閉器の一次側に高圧細線が接続されている場合には、その高圧細線の電源側(LRT側)において高圧太線が接続されている地点が整定値用の末端点となる。
(c) SVRが設置されている場合には、SVRの設置地点が末端点となる。
上記した(a)(b)(c)の条件から、図2(イ)では、電圧管理区域について整定値用の末端点が3つ定められる。このような末端点が定められた電圧管理区域に対して、LRTの整定値を定めるものとする。理論的にはSVRの例で説明した<1>〜<3>のステップと同様である。ただしLRTは、前述したように一般的に配電線が複数本接続されている。したがってLRTに配電線が複数本接続されている場合には、SVRの例で説明した<1>〜<3>と同様のステップを各配電線で行った上で、さらに<3>のステップの最後に別の処理が必要となる。より詳しくは以下の通りである。
<1>のステップは、SVRでの<1>のステップと同様にして、LRTが規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時のVmaxを算出する(最大電圧降下算出ステップ)。図2の(イ)では、3つの末端点での電圧降下の実効値が300V、250V、200Vとなっている。したがって300VをVmaxとする。
<2>のステップでは、SVRでの<1>のステップと同様にして、電圧管理区域の電圧制御対象点(1/2地点)を特定する(電圧制御対象点特定ステップ)。なおVmaxの1/2の値に対して実効値で±10V、望ましくは±5Vの誤差の範囲で、電圧制御対象点を定めても良いことに留意する。図2の(イ)では、1/2地点は2点存在する。
<3>のステップでは、SVRでの<3.0>のステップと同様にして、図2(ウ)に示すように<2>で算出した1/2地点までのインピーダンス(R1/2と、X1/2)を、LRTの実測データ(電圧、電流)と配電線諸元と所定の計算式から算出する。LRTに接続されている配電線が一本であれば、<1>〜<3.0>の手順は1回だけで良い。算出値は、整定値になる。ただしLRTに複数本の配電線が接続されている場合には、全ての配電線について1/2地点までのインピーダンスを上記した<1>〜<3.0>の手順で求める。そうすると、各配電線(配電線1〜n)の1/2地点での電圧降下は通常、異なる値となる。
<3.1>続いて、LRT通過電流の力率と各配電線の負荷力率が等しく、また各配電線の抵抗とリアクタンスの比率が全ての配電線において等しいと仮定し、且つLRTに接続された全ての配電線を一つにまとめる状態に縮約した場合の1/2地点での電圧降下値と各配電線の1/2地点での電圧降下値の負荷加重平均が等しくなるように、以下の計算式(3)、(4)を用いて、LRTに接続された各配電線(配電線1〜n)を縮約した1/2地点での合計インピーダンス(RLRTと、XLRT)を算出する。ここで、Ri, XiはLRTに接続された各配電線(配電線1〜n)の1/2地点でのインピーダンスである。IiはLRT重負荷時の各配電線の負荷電流である。
Figure 2016192876
Figure 2016192876
ただしi=1,2,…,nである。
この合計インピーダンスRLRTと、XLRTに、配電線の負荷分布率をそれぞれ乗算し、その値を整定値の抵抗値、リアクタンス値とする。以上でLRTの整定値の算出方法の説明を終わる。
本発明によれば、機器(LRT又はSVR)が規定電圧を維持する電圧管理区域において、その電圧制御対象点を従来までの負荷中心点よりも機器側に位置させるので、配電系統に連系された分散型電源からの逆潮流可能量を負荷中心点の場合よりも大幅に増大できる。つまり、配電線に連系可能な分散型電源の発電量を最大で配電線の送電限度容量の2倍にでき、送電限度容量と同等のバンク逆潮流も可能となる。
(ア)(イ)(ウ)図は、SVRのLDCの整定値の算出方法の一例を示す説明図である。 (ア)(イ)(ウ)図は、LRTのLDCの整定値の算出方法の一例を示す説明図である。 変電所からの距離と電圧との関係を示すグラフである。 LRTやSVRの内部構造を示す回路図である。
本発明のLDCの整定値の算出方法を用いる前提として、LRTの設置地点で、実測データ(電圧・電流の時系列データ)を計測器により取得し、その実測データを計測器からネットワークで繋がれた別地点の実測データ記憶装置に送信し、保存しておく。したがって重負荷時の実測データが実測データ記憶装置に保存されている。またLDCの整定値の算出装置(対応する算出プログラムがインストールされたコンピュータ)には、この実測データ記憶装置の実測データ、及び配電線設備諸元が当該算出装置内の記憶装置に保存されている。配電線設備諸元は、配電系統を示す樹形図として、LRTから全ての需要家負荷に至るまでの配電線(幹線、分岐線を含む。)やLRT、SVR等が記憶装置に予め設定(記憶)されている。また配電線設備諸元は、樹形図の他にも、配電線の線種、線種ごとの全長、幹線や分岐線の単位長当たりのインピーダンス(抵抗値R及びリアクタンス値X(インダクタンス値))、負荷分布率、需要家負荷の契約内容(契約電流、契約電圧、この契約内容から経験的に導出できる需要家負荷の力率)、重負荷時のLRTとSVRと開閉器の各設置地点における電圧・電流データ等が予め設定されているものとする。
コンピュータで当該算出プログラムを実行すると、ソフトウェアとハードウェアが協働した各種手段が構築されて、以下のステップ<0>機器特定ステップ、<1>最大電圧降下算出ステップ、<2>電圧制御対象点特定ステップ、<3>整定値算出ステップが順番に行われる。
<0>機器特定ステップでは、算出対象となる機器を特定する。最初に、機器特定手段によって、入力フォームが記憶装置から読み込まれて出力装置に表示される。入力フォームは、配電系統を示す樹形図であって、LRTから需要家負荷に電力が供給されることが分かるように、LRT、SVR、開閉器(常時切りの自動開閉器、常時切りの手動開閉器)、配電線、需要家負荷が接続されたものである。この入力フォーム上で、整定値の算出対象となる機器を特定する。たとえば入力装置を操作して、出力装置の画面上でポインタを所望の機器に移動させ、その状態で入力装置をクリックすることによって、所望の機器を特定する。
この例では、所望の機器としてSVRを特定したものとする。そうすると特定操作を受けて、機器特定手段は、整定値を算出する機器を記憶装置に保存する。また機器特定算出手段は、特定されたSVRが規定電圧を維持する電圧管理区域において開閉器(常時切りの自動開閉器、常時切りの手動開閉器)が1つか複数かを判断する。
機器特定手段は、開閉器が1つと判断した場合には、電圧管理区域には幹線しか存在しないので、幹線の二次側に接続された開閉器の設置地点を、整定値算出用の唯一の末端点として、記憶装置に保存する。
一方、機器特定手段は、開閉器が複数であると判断した場合には、全数の開閉器の中から一つを選択し、選択した開閉器の一次側(開閉器に対して順潮流時の一次側、言い換えれば開閉器に対してSVR側)に接続している分岐線中に高圧細線が存在するか否かを判断する。
そして機器特定算出手段は、当該分岐線中に高圧細線が存在すると判断した場合には、高圧太線と高圧細線との接続地点を、整定値算出用の末端点の一つとして、記憶装置に保存する。また機器特定算出手段は、選択した開閉器の一次側に接続している分岐線中に高圧細線が存在しないと判断した場合には、開閉器の設置地点を整定値算出用の末端点の一つとして、記憶装置に保存する。
以後、機器特定算出手段は、先に選択した以外の開閉器を一つ選択し、以後同様に処理して、整定値算出用の末端点を記憶装置に保存するという、一連の処理を繰り返し行う。最終的に特定算出手段は、全ての開閉器について選択し、整定値算出用の末端点を記憶装置に保存する。ここまでが機器特定ステップである。
<1>最大電圧降下算出ステップでは、先のステップで特定されたSVRが規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時の最大電圧降下を配電線設備諸元に基づいて算出する。
機器特定ステップで開閉器が1つと判断した場合には、SVRが規定電圧を維持する電圧管理区域の整定値算出用の始点(SVRの設置点)及び末端点がいずれも1つである。また両端点における重負荷時の電圧データは、既に当該算出装置に設定されている。したがって最大電圧降下算出手段は、当該両端点における重負荷の電圧データと、当該電圧データと所定の計算式に基づいて、最大電圧降下Vmaxを算出し、その算出結果を記憶装置に保存する。
機器特定ステップで開閉器が複数と判断した場合には、整定値算出用の末端点が複数存在するので、どの末端点がSVRに対して重負荷時に最も電圧降下が大きいかを調べる。また各末端点は開閉器の設置位置の場合とそうでない場合がある。末端点が開閉器の設置位置の場合には、当該末端点における重負荷時の電圧データが算出装置に存在するが、末端点が開閉器の設置位置でない場合には、当該末端点における重負荷時の電圧データは現時点で算出装置に存在しないことになる。そこで最大電圧降下算出手段は、各末端点が開閉器の設置位置でない場合には、重負荷時の変電所実測データ(電圧、電流データ)と、配電線設備諸元と、所定の計算式により、当該末端点の電圧データを算出し、記憶装置に保存する。また最大電圧降下算出手段は、SVRと各末端点との電圧降下を算出し、記憶装置に保存する。また複数の電圧降下の中から、最も大きな電圧降下を算出し、最大電圧降下Vmaxとして保存する。ここまでが最大電圧降下算出ステップである。
<2>電圧制御対象点特定ステップでは、先のステップで算出された最大電圧降下が1/2となる地点を特定し、その特定した地点を電圧管理区域の電圧制御対象点とする。このステップでは、電圧制御対象点特定手段が、配電線設備諸元とVmaxの1/2の値と所定の計算式に基づいて、配電線のどの地点がVmaxの1/2になるのかを算出し、その1/2地点を記憶装置に保存すると共に、1/2地点を出力画面における樹形図上に表示する。算出結果によっては、1/2地点が幹線上に位置する場合と、分岐線上に位置する場合ができる。
<3>整定値算出ステップでは、SVRから電圧制御対象点(1/2地点)までの配電線のインピーダンスを、配電線設備諸元に基づいて算出し、当該算出値に基づいてSVRにおける線路電圧降下補償器の整定値を定める。
<3.0>まずこのステップでは、整定値算出手段が1/2地点が幹線上に位置するか、分岐線上に位置するかを判断する。
そして1/2地点が幹線上に位置すると判断した場合には、整定値算出手段がSVRから1/2地点までの幹線の長さを算出し、算出した幹線の長さと、配電線諸元(幹線の単位長さ当たりのインピーダンス)と、所定の計算式とに基づいて、SVRから1/2地点までのインピーダンスを算出する。
一方、1/2地点が分岐線上に位置すると判断した場合には、整定値算出手段が幹線から1/2地点までの各分岐線の全長を算出し、算出した各分岐線の長さと、配電線諸元(幹線の全長、幹線及び各分岐線の単位長さ当たりのインピーダンス)と、所定の計算式に基づいて、SVRと全ての1/2地点とを繋ぐ配電線のインピーダンスを算出する。
<3.1>その後、整定値算出手段は、算出されたインピーダンス、負荷分布率と所定の計算式に基づいて、SVRの整定値を算出し、その算出値をSVRの整定値として記憶装置に保存すると共に出力画面に出力する。以上により<0>において、SVRを特定した場合の全ステップが終了する。
また<0>において、以下の例では、所望の機器としてLRTを特定したものとする。この特定操作を受けて、機器特定手段は、整定値を算出する機器としてLRTを記憶装置に保存する。また機器特定算出手段は、特定されたLRTが規定電圧を維持する電圧管理区域においてLRTに接続されている配電線のうち一つを特定する。そして特定した配電線において機器特定算出手段は、LRTが規定電圧を維持する電圧管理区域において、機器(SVRや、開閉器(常時切りの自動開閉器、常時切りの手動開閉器))が1つか複数かを判断する。そしてこの判断以降の処理を機器特定手段は、前例と同様に行い、整定値算出用の末端点を算出し、記憶装置に保存する。ここまでが機器特定ステップである。
<1’>最大電圧降下算出ステップでは、先のステップで特定された配電線について、LRTが規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時の最大電圧降下を変電所実測データ(電圧、電流データ)と配電線設備諸元に基づいて算出する。このステップは、SVRを特定した前例での<1>最大電圧降下算出ステップと同じである。そして、このステップでは、最大電圧降下算出手段は、重負荷時の変電所実測データ(電圧、電流データ)と配電線設備諸元と所定の計算式に基づいて、最大電圧降下Vmaxを算出し、その算出結果を記憶装置に保存する。ここまでが最大電圧降下算出ステップである。
<2’>電圧制御対象点特定ステップでは、先のステップで算出された最大電圧降下の1/2となる地点を特定し、その特定した地点を電圧管理区域の電圧制御対象点とする。このステップは、SVRを特定した前例での<2>電圧制御対象点特定ステップと同じである。そして電圧制御対象点特定手段が、配電線のどの地点がVmaxの1/2になるのかを算出し、その1/2地点を記憶装置に保存すると共に、1/2地点を出力画面における樹形図上に表示する。
<3’>整定値算出ステップでは、特定された配電線において、LRTから電圧制御対象点(1/2地点)までのインピーダンスを、配電線設備諸元に基づいて算出し、当該算出値に基づいてLRTの線路電圧降下補償器の整定値として算出する。より詳しくは、以下の通りである。
<3’.0>このステップでは、まず整定値算出手段は、LRTから1/2地点までのインピーダンスを、配電線諸元と所定の計算式に基づいて算出する。続いて、<0>機器特定ステップの途中の処理、つまりLRTに接続されている配電線のうち一つを特定する処理に戻り、それまでに特定されていない配電線の一つを特定する。以後は上記した処理と同様の処理を<1>〜<3’.0>の順に行って、新たに特定した配電線の最大電圧降下の1/2地点を算出し、LRTから1/2地点までのインピーダンスを算出し、算出したインピーダンスを記憶装置に保存する。以後、LRTに接続されている配電線の全てについて、1/2地点までのインピーダンスを算出し、算出したインピーダンスを記憶装置に保存する。
<3’.1>LRTに接続されている配電線の全てが終わると、整定値算出手段は、全ての配電線について算出した1/2地点に対する合計インピーダンスを算出する。この合計インピーダンスを算出するときには、前記の計算式(3)、(4)を用いて算出し、最後に合計インピーダンスに負荷分布率を乗算し、その値をLRTの整定値として、記憶装置に保存すると共に、出力画面に出力する。以上のステップにより本発明のLDCの整定値の算出方法の一例が行われる。
上記した本発明のLDCの整定値の算出方法の一例は、以下の効果を有する。たとえばLRTが制御する電圧管理区域において、需要家負荷が配電線に対して均等分布され、当該電圧管理区域における柱上変圧器が1タップ系列(6600V/105V)の場合を前提として、配電線電圧と、変電所からの距離との関係の一例が図3のグラフに示されている。順潮流時に需要家負荷と引込線の接続点の低圧電圧を規定電圧範囲(101±6V)を維持するためには、太い実線の通り、変電所送出電圧は6726V、配電末端(最大電圧降下地点)の電圧は6349Vとなる。ここで,配電線末端の電圧を6349V(低圧換算101V)としたのは,重負荷期における柱上変圧器二次側の低圧配電線と低圧引込線での電圧降下の和を最大6Vと見込んだ場合の例であるからである。またこの高圧電圧範囲であれば需要家負荷と引込線の接続点の低圧電圧が規定電圧範囲内となり、実線での最大電圧降下は377Vになる。この実線で示された電圧カーブに相当する送電電力がこの配電線の送電限度容量となる。また全体として2倍の発電量となる分散型電源を配電線に対して均等分布(負荷と同じ位置に接続)した場合、本発明の一例によれば、太い破線で示された電圧カーブで電圧が管理されることになる。太い実線と太い破線の交点(最大電圧降下の1/2地点(電圧制御点))は、LRTから0.3(p.u.)離れた位置になり、送電限度容量と同等のバンク逆潮流が発生しても、電圧管理区域内の電圧を規定電圧に維持できる。
一方、従来の負荷中心法によれば、細い実線で示された電圧カーブで電圧が管理されることになり、太い実線と細い実線との交点(電圧制御点)は、LRTから0.5(p.u.)離れた位置になるので、電圧管理区域内の電圧がLRT側で規定範囲から逸脱してしまうことになる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
91 負荷時タップ切換装置
92 制御装置
93 変流器
94 計器用変圧器
95 電圧調整装置
96 LDC

Claims (1)

  1. 負荷時電圧調整機能付変圧器と自動電圧調整器のうち一方の機器が規定電圧を維持する電圧管理区域における順潮流時の最大電圧降下を実測データと配電線設備諸元に基づいて算出する最大電圧降下算出ステップと、
    前記電圧管理区域の電圧制御対象点を最大電圧降下の1/2となる地点に特定する電圧制御対象点特定ステップと、
    前記一方の機器から電圧制御対象点までの配電線のインピーダンスを、配電線設備諸元に基づいて算出し、当該算出値に基づいて前記一方の機器における線路電圧降下補償器の整定値を定める整定値算出ステップとを、コンピュータによって実行させることを特徴とする線路電圧降下補償器の整定値の算出方法。
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