JP2016192117A - 火災警報器 - Google Patents
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Abstract
【課題】交換警報を行う火災警報器と交換警報を行わない火災警報器を、同一の回路基板等のハードウェアで製造する手段を提供する。【解決手段】動作時間をカウントする計時部15と、計時部15の動作時間のカウントが交換時間を超えたときに交換時期に達したことを検出する交換検出部16と、交換警報の有無の設定情報が格納される交換警報設定情報部17bと、交換検出部が交換時期に達したことを検出すると、交換警報設定情報部に交換警報が有りと格納されている場合に交換警報を行う警報部18とを備えた。【選択図】図1
Description
本発明は、火災警報器、特に電池を使用する住宅用の火災警報器に関する。
一般的な住居に設置する火災警報器は、設置の容易性から電池電源により駆動し、電池電圧が所定電圧よりも低下したときに電池切れの警報を行う電圧監視機能を備えている(例えば、特許文献1参照)。このような火災警報器は、電池寿命を例えば10年と設定している場合には、電池切れが約11年後に警報されるように電池容量に余裕を持って設計されている。
このため、10年が経過しても電池容量が残存し、電池切れ警報が出ないため継続使用される場合がある。しかし、電池以外の電子部品などにも寿命を迎えるものがあり、電池切れの如何に係わらず、電池寿命として定めている例えば10年が経過したら交換を促す交換警報を行う火災警報器が望まれている。一方、火災警報器の交換時期について管理会社により管理されているマンションやアパート等では、管理会社が管理計画に基づき一斉に火災警報器を交換するため、個別に交換警報が行われないように従来通りの交換警報を行わない火災警報器が望まれている。
このため、10年が経過しても電池容量が残存し、電池切れ警報が出ないため継続使用される場合がある。しかし、電池以外の電子部品などにも寿命を迎えるものがあり、電池切れの如何に係わらず、電池寿命として定めている例えば10年が経過したら交換を促す交換警報を行う火災警報器が望まれている。一方、火災警報器の交換時期について管理会社により管理されているマンションやアパート等では、管理会社が管理計画に基づき一斉に火災警報器を交換するため、個別に交換警報が行われないように従来通りの交換警報を行わない火災警報器が望まれている。
しかしながら、交換警報を行う火災警報器と交換警報を行わない火災警報器は、交換警報の有無以外の火災検出等の機能は同じであるため、それぞれを別々の回路基板等のハードウェアを用いて別々に製造すると、生産性が悪くなるという問題があった。
本発明に係る火災警報器は、電池を備え、前記電池の電圧が所定の電圧値以下となったときに電池異常警報を行う火災警報器において、動作時間をカウントする計時部と、前記計時部の前記動作時間のカウントが交換時間を超えたときに、交換時期に達したことを検出する交換検出部と、交換警報の有無の設定情報が格納される交換警報設定情報部と、前記交換検出部が、交換時期に達したことを検出すると、前記交換警報設定情報部に交換警報が有りと格納されている場合に交換警報を行う警報部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、交換警報設定情報部に交換警報の有無の設定情報を格納したため、同じハードウェアを用いて、交換警報を行う火災警報器と交換警報を行わない火災警報器とを製造できる。
また、本発明によれば、交換警報の有無の設定を確認できるため、交換警報を行う火災警報器と交換警報を行わない火災警報器とを判別することができる。
また、本発明によれば、製造過程や検査過程で火災警報器を動作させたとしても、交換警報の有無の設定の確認を行う場合には、動作時間のカウントを行わない、または確認後にカウントをクリアするため、ユーザーが火災警報器を使用する時間を減少させることがない。
また、本発明によれば、交換警報の有無の設定を確認できるため、交換警報を行う火災警報器と交換警報を行わない火災警報器とを判別することができる。
また、本発明によれば、製造過程や検査過程で火災警報器を動作させたとしても、交換警報の有無の設定の確認を行う場合には、動作時間のカウントを行わない、または確認後にカウントをクリアするため、ユーザーが火災警報器を使用する時間を減少させることがない。
以下、本発明の実施の形態1について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る火災警報器10の一例を示す概略構成図である。
火災警報器10は、電池11、電池監視部12、センサ13、火災検出部14、計時部15、交換検出部16、記憶部17、警報部18、操作部19および接続部20を備える。
図1は、本発明の実施の形態1に係る火災警報器10の一例を示す概略構成図である。
火災警報器10は、電池11、電池監視部12、センサ13、火災検出部14、計時部15、交換検出部16、記憶部17、警報部18、操作部19および接続部20を備える。
電池11は、コネクタ等の接続部20を介して火災警報器10に接続され、電源を供給して火災警報器10を動作させる。
電池監視部12は、所定時間毎に電池電圧を測定し、電池電圧が所定の電圧値以下に低下したときに電池異常が発生したと判断する。
センサ13は、火災によって発生する煙や熱に応じた出力を行う。本実施の形態1において、センサ13の一例として温度に応じた電圧を出力する熱電対として説明する。
火災検出部14は、センサ13の出力に基づき火災を検出する。
電池監視部12は、所定時間毎に電池電圧を測定し、電池電圧が所定の電圧値以下に低下したときに電池異常が発生したと判断する。
センサ13は、火災によって発生する煙や熱に応じた出力を行う。本実施の形態1において、センサ13の一例として温度に応じた電圧を出力する熱電対として説明する。
火災検出部14は、センサ13の出力に基づき火災を検出する。
計時部15は、接続部20に電池11が接続され火災警報器10が動作を始めると、タイマにより火災警報器10の動作時間をカウントする。
交換検出部16は、計時部15がカウントした動作時間が所定の時間である交換時間を超えたときに、火災警報器10の交換時期に達したことを検出する。
記憶部17は、不揮発性メモリでセンサ情報部17aおよび交換警報設定情報部17bを有し、その情報が格納されている。
交換検出部16は、計時部15がカウントした動作時間が所定の時間である交換時間を超えたときに、火災警報器10の交換時期に達したことを検出する。
記憶部17は、不揮発性メモリでセンサ情報部17aおよび交換警報設定情報部17bを有し、その情報が格納されている。
センサ情報部17aには、センサ13である熱電対の個体差を補正する情報が格納されている。例えば、熱電対Aはその熱電対の温度−電圧出力標準特性から0.1mV低い電圧を出力し、熱電対Bは0.3mV高く出力する。このように熱電対には個体差があるため、火災警報器10の製造時にセンサ13として熱電対Aを搭載する場合には、センサ13の出力に0.1mV加算し、センサBを搭載する場合には0.3mV減算して温度を算出するように補正情報をセンサ情報部17aに格納する。
交換警報設定情報部17bには、交換警報の有無の設定情報が格納され、その格納は火災警報器10の製造時にセンサ情報部17aに補正情報を格納する際に同時に行われる。
交換警報設定情報部17bには、交換警報の有無の設定情報が格納され、その格納は火災警報器10の製造時にセンサ情報部17aに補正情報を格納する際に同時に行われる。
警報部18は、火災警報器10が火災を検出した場合や電池異常を検出した場合および交換時期に達した場合に、表示灯や音声によって警報を行う。
操作部19は、押ボタン等のスイッチであり、警報部18が警報を行っているときに操作すると、警報部18に警報を停止させる。
操作部19は、押ボタン等のスイッチであり、警報部18が警報を行っているときに操作すると、警報部18に警報を停止させる。
本発明の実施の形態1に係る火災警報器10の動作について、図2に基づき説明する。
火災警報器10は、電池11が接続部20に接続されて電源が投入(供給)されると、動作を開始する(S01)。このとき、操作部19のスイッチがONして(操作されて)いるか否かを判断する(S02)。つまり、S02では、スイッチをONしたまま電源が投入された否かを判別している。
火災警報器10は、S02でスイッチがONしていない場合には監視動作を開始し(S10)、スイッチがONしている場合には設定確認動作を開始する(S30)。
火災警報器10は、電池11が接続部20に接続されて電源が投入(供給)されると、動作を開始する(S01)。このとき、操作部19のスイッチがONして(操作されて)いるか否かを判断する(S02)。つまり、S02では、スイッチをONしたまま電源が投入された否かを判別している。
火災警報器10は、S02でスイッチがONしていない場合には監視動作を開始し(S10)、スイッチがONしている場合には設定確認動作を開始する(S30)。
火災警報器10は、監視動作を開始すると(S10)、計時部15が火災警報器10の動作時間のカウントを開始する(S11)。火災検出部14は、センサ13である熱電対が出力する電圧を取り込み(S12)、記憶部17のセンサ情報部17aに格納されている補正情報に基づき熱電対の出力電圧を補正して温度を算出する(S13)。火災検出部14は、算出した温度が火災閾値(例えば60度)を超えているか否か判定し(S14)、超えている場合には、火災と判定して火災の発生を検出する。火災検出部14が火災の発生を検出すると、警報部18が火災警報として、表示灯を点灯し、火災の発生を音声警報する(S15)。S14で算出した温度が火災閾値を超えていない場合に、警報部18は火災警報を行っているならば火災警報を停止する(S16)。
火災警報器10は、警報部18が火災警報中か否かを判断し(S17)、火災警報中であればS12に戻り火災の検出(火災が継続しているか)を繰り返す。S17で火災警報中でなければ、電池監視部12が電池11の電圧を測定し、電池電圧が所定の電圧値以下に低下したか否かを判断する(S18)。電池監視部12は、電池電圧が所定の電圧値以下に低下している場合には、電池異常と判断して電池異常の発生を検出する。電池監視部12が電池異常の発生を検出すると、警報部18が電池異常警報として、表示灯を点滅し、電池異常の発生を音声警報する(S19)。S18で電池電圧が所定の電圧値以下に低下していない場合に、警報部18は電池異常警報を行っているならば電池異常警報を停止する(S20)。
火災警報器10は、警報部18が電池異常警報中か否かを判断し(S21)、電池警報中であればS12に戻って火災の検出からやり直す。S21で電池異常警報中でなければ、交換検出部16が交換警報設定情報部17bに格納されている交換警報の設定情報が交換警報有りか判定し(S22)、交換警報無しであればS12に戻って火災の検出からやり直す。S22で交換警報有りであれば、交換検出部16が計時部15がカウントした動作時間が交換時間を超えたか判定し(S23)、超えていなければS12に戻って火災の検出からやり直す。S23で交換時期を超えている場合は、警報部18が交換警報として、表示灯を点滅し、電池11の交換を促す音声警報をし(S24)、S12へ戻る。
次に、火災警報器10の設定確認動作(S30)について説明する。
火災警報器10は、設定確認動作を開始すると(S30)、操作部19のスイッチがONしたかを判断し(S31)、スイッチが押されONすると、警報部18が交換警報設定情報部17bに格納されている交換警報の有無の設定情報を音声により出力し(S32)、S31へ戻り再びスイッチのONの検出を行う。なお、設定確認動作(S30)を終了させる場合には、電池11を接続部20から切り離し、火災感知器10への電源供給を停止させる。
火災警報器10は、設定確認動作を開始すると(S30)、操作部19のスイッチがONしたかを判断し(S31)、スイッチが押されONすると、警報部18が交換警報設定情報部17bに格納されている交換警報の有無の設定情報を音声により出力し(S32)、S31へ戻り再びスイッチのONの検出を行う。なお、設定確認動作(S30)を終了させる場合には、電池11を接続部20から切り離し、火災感知器10への電源供給を停止させる。
上記のように、火災警報器10は、センサ情報部17aにセンサの補正情報を格納すると同時に交換警報設定情報部17bに交換警報の有無の設定を行うことができるので、同じハードウェアを用いて交換警報を行う火災警報器10と交換警報を行わない火災警報器10とを製造できる。
また、火災警報器10は、操作部19のスイッチを押しながら電池11を接続すると、設定確認動作を行うことができるので、製造過程や検査過程等で、交換警報有りの火災警報器10なのか、交換警報無しの火災警報器10なのか判別できる。さらに、設定確認動作中に計時部15の動作時間をカウントさせないため、出荷時に動作時間のカウントはクリア状態であり、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることがない。
また、火災警報器10は、操作部19のスイッチを押しながら電池11を接続すると、設定確認動作を行うことができるので、製造過程や検査過程等で、交換警報有りの火災警報器10なのか、交換警報無しの火災警報器10なのか判別できる。さらに、設定確認動作中に計時部15の動作時間をカウントさせないため、出荷時に動作時間のカウントはクリア状態であり、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることがない。
実施の形態2は、前述した実施の形態1の変形例である。
本実施の形態2は、実施の形態1と概ね同様の構成であり、動作の一部が異なる。
本実施の形態2に係る火災警報器10の動作の一部を、図3に基づき説明する。なお、実施の形態1と同じ動作については、同じ符号を付与し、説明を省略する。
火災警報器10は、電池11等の電源が接続部20に接続されると電源が投入(供給)され、動作を開始する(S01)。このとき、電池監視部12が接続された電源の電圧が電池11の電圧かそれよりも高い電圧かを判定し(S03)、電池11の電圧であれば監視動作を開始する(S10)。以降は、実施の形態1のS11〜S24と同じ動作を行う。S03で電池監視部12が、電池の電圧より高い電圧と判定すると、設定確認動作を開始する(S40)。
本実施の形態2は、実施の形態1と概ね同様の構成であり、動作の一部が異なる。
本実施の形態2に係る火災警報器10の動作の一部を、図3に基づき説明する。なお、実施の形態1と同じ動作については、同じ符号を付与し、説明を省略する。
火災警報器10は、電池11等の電源が接続部20に接続されると電源が投入(供給)され、動作を開始する(S01)。このとき、電池監視部12が接続された電源の電圧が電池11の電圧かそれよりも高い電圧かを判定し(S03)、電池11の電圧であれば監視動作を開始する(S10)。以降は、実施の形態1のS11〜S24と同じ動作を行う。S03で電池監視部12が、電池の電圧より高い電圧と判定すると、設定確認動作を開始する(S40)。
火災警報器10は、設定確認動作を開始すると(S40)、計時部15が交換警報設定情報部17bに格納されている交換警報設定情報が交換警報有りか判定し(S41)、交換警報有りであれば、動作時間のカウントを開始し(S42)、交換警報無しであれば何もしない。
次に、電池監視部12は、接続部20から電池11が切り離されて電圧が所定の電圧以下に低下したかを判断し(S43)、電圧が低下したときには、電源が消失する前に計時部15が動作時間のカウントをクリアし、火災警報器10は動作を停止する(S44)。なお、一般的に火災警報器10は、瞬間的に電源が消失しても、所定の時間(少なくとも数秒程度)は動作できるようにコンデンサ等のバックアップを有している。
次に、電池監視部12は、接続部20から電池11が切り離されて電圧が所定の電圧以下に低下したかを判断し(S43)、電圧が低下したときには、電源が消失する前に計時部15が動作時間のカウントをクリアし、火災警報器10は動作を停止する(S44)。なお、一般的に火災警報器10は、瞬間的に電源が消失しても、所定の時間(少なくとも数秒程度)は動作できるようにコンデンサ等のバックアップを有している。
火災警報器10は、S43で電圧が低下していないときには、操作部19のスイッチがONしたかを判断し(S45)、ONしていない場合はS43に戻る。そして、S45でスイッチが押されONすると、警報部18は計時部15が動作時間をカウント中か判断して(S46)、カウント中であればそのカウントされた動作時間を音声出力し(S47)、
S43に戻る。S46でカウント中でなければ、警報部18は交換警報無しであることを音声出力し(S48)、S43に戻る。
S43に戻る。S46でカウント中でなければ、警報部18は交換警報無しであることを音声出力し(S48)、S43に戻る。
上記のように、火災警報器10は、工場において試験器や製造装置等から電池11よりも高い電圧を供給することで操作部19を操作しながら電源を供給する手間をかけることなく、設定確認動作を開始することができる。
また、電池11よりも高い電圧の供給を受けたときに、計時部15を動作させて、電源を切断したときに計時部15のカウントをクリアするので、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることなく、計時部15の動作を確認することができる。
また、電池11よりも高い電圧の供給を受けたときに、計時部15を動作させて、電源を切断したときに計時部15のカウントをクリアするので、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることなく、計時部15の動作を確認することができる。
実施の形態3は、前述した実施の形態1の変形例である。
本実施の形態3は、実施の形態1と概ね同様の構成であり、動作の一部が異なる。
本実施の形態3に係る火災警報器10の動作の一部を、図4に基づき説明する。なお、実施の形態1と同じ動作については、同じ符号を付与し、説明を省略する。
火災警報器10は、電池11が接続部20に接続されて電源が投入(供給)されると、動作を開始する(S01)。このとき、火災警報器10は、監視動作を開始し(S10)、計時部15が火災警報器10の動作時間のカウントを開始する(S11)。以後、実施の形態1と同様にS12〜S21の動作を行う。
本実施の形態3は、実施の形態1と概ね同様の構成であり、動作の一部が異なる。
本実施の形態3に係る火災警報器10の動作の一部を、図4に基づき説明する。なお、実施の形態1と同じ動作については、同じ符号を付与し、説明を省略する。
火災警報器10は、電池11が接続部20に接続されて電源が投入(供給)されると、動作を開始する(S01)。このとき、火災警報器10は、監視動作を開始し(S10)、計時部15が火災警報器10の動作時間のカウントを開始する(S11)。以後、実施の形態1と同様にS12〜S21の動作を行う。
火災警報器10は、S21で電池異常警報中でなければ、所定の操作で操作部19のスイッチがONされたかを判定する(S50)。ここで所定の操作とは、例えば3秒以内に5回スイッチをONさせる、3秒間連続してスイッチをONし続ける等の火災警報器10を使用する上で、通常は行わないスイッチの操作であればよい。
火災警報器10は、S50で所定の操作でスイッチがONされた場合は、設定確認動作を開始し(S51)、S50で所定の操作でスイッチがONされなかった場合は、実施の形態1と同様にS22〜S24の動作を行う。つまり、火災警報器10は、監視動作時に所定の操作でスイッチがONされると設定確認動作(S51)を行う。
火災警報器10は、S50で所定の操作でスイッチがONされた場合は、設定確認動作を開始し(S51)、S50で所定の操作でスイッチがONされなかった場合は、実施の形態1と同様にS22〜S24の動作を行う。つまり、火災警報器10は、監視動作時に所定の操作でスイッチがONされると設定確認動作(S51)を行う。
火災警報器10は、設定確認動作(S51)を開始すると、計時部15が火災警報器10の動作時間のカウントを停止させ(S52)、操作部19のスイッチがONしたかを判断する(S53)。S53でスイッチが押されずONしていない場合は、何もせずにS55に進み、S53でスイッチが押されONすると、警報部18が交換警報設定情報部17bに格納されている交換警報の有無の設定情報を音声により出力する(S54)。
次に、火災警報器10は、所定の操作で操作部19のスイッチがONされたかを判定し(S55)、所定の操作でスイッチがONされなかった場合は、S53に戻って再びスイッチがONされたか判定する。S55で所定の操作でスイッチがONされた場合は、停止していた計時部15の火災警報器10の動作時間のカウントを再開して(S56)、設定確認動作を終了し(S57)、S12に進み監視動作に戻る。
次に、火災警報器10は、所定の操作で操作部19のスイッチがONされたかを判定し(S55)、所定の操作でスイッチがONされなかった場合は、S53に戻って再びスイッチがONされたか判定する。S55で所定の操作でスイッチがONされた場合は、停止していた計時部15の火災警報器10の動作時間のカウントを再開して(S56)、設定確認動作を終了し(S57)、S12に進み監視動作に戻る。
上記のように、火災警報器10は、監視動作中に、操作部19のスイッチを所定の操作でONさせることで設定確認動作を行うことができる。
なお、設定確認動作終了前に動作時間のカウントを再開させるようにしたが、カウントをクリアするようにしてもよい。クリアするようにすれば、工場においてユーザーが使用する電池11と異なる電源や電池を接続部20に接続した状態で、製造や検査を行う最後に設定確認をして、設定確認を終了するとカウントがクリアされるため、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることがない。
また、交換警報の有無の設定情報の出力は音声出力に限定されるものではなく、表示灯による点灯や点滅等で出力してもよいし、様々な出力手段を組合わせてもよい。
また、実施の形態1〜3の設定確認動作の開始の条件、設定確認動作中の計時部15の動作時間のカウント、設定確認動作の終了の条件および終了後の計時部15の動作時間のカウントの扱いのそれぞれを組合わせることができる。
なお、設定確認動作終了前に動作時間のカウントを再開させるようにしたが、カウントをクリアするようにしてもよい。クリアするようにすれば、工場においてユーザーが使用する電池11と異なる電源や電池を接続部20に接続した状態で、製造や検査を行う最後に設定確認をして、設定確認を終了するとカウントがクリアされるため、ユーザーが火災警報器10を使用する時間を減少させることがない。
また、交換警報の有無の設定情報の出力は音声出力に限定されるものではなく、表示灯による点灯や点滅等で出力してもよいし、様々な出力手段を組合わせてもよい。
また、実施の形態1〜3の設定確認動作の開始の条件、設定確認動作中の計時部15の動作時間のカウント、設定確認動作の終了の条件および終了後の計時部15の動作時間のカウントの扱いのそれぞれを組合わせることができる。
10 火災警報器、11 電池、12 電池監視部、13 センサ、14 火災検出部、15 計時部、16 交換検出部、17 記憶部、17a センサ情報部、17b 交換警報設定情報部、18 警報部、19 操作部、20 接続部
Claims (6)
- 電池を備え、前記電池の電圧が所定の電圧値以下となったときに電池異常警報を行う火災警報器において、
動作時間をカウントする計時部と、
前記計時部の前記動作時間のカウントが交換時間を超えたときに、交換時期に達したことを検出する交換検出部と、
交換警報の有無の設定情報が格納される交換警報設定情報部と、
前記交換検出部が、交換時期に達したことを検出すると、前記交換警報設定情報部に交換警報が有りと格納されている場合に交換警報を行う警報部と、
を備えたことを特徴とする火災警報器。 - スイッチを有する操作部を備え、
前記スイッチを操作しながら電源が投入されると設定確認動作を行い、
設定確認動作中に前記スイッチが操作されると、前記警報部が前記交換警報設定部に格納される交換警報の有無の設定情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の火災警報器。 - スイッチを有する操作部を備え、
前記電池の電圧よりも高い電圧を供給して電源が投入されると設定確認動作を行い、
設定確認動作中に前記スイッチが操作されると、前記警報部が前記交換警報設定部に格納される交換警報の有無の設定情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の火災警報器。 - スイッチを有する操作部と、
所定の操作で前記スイッチを操作すると設定確認動作を行い、
設定確認動作中に前記スイッチが操作されると、前記警報部が前記交換警報設定部に格納される交換警報の有無の設定情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の火災警報器。 - 前記設定確認動作中は、前記計時部の動作時間のカウントを行わないことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の火災警報器。
- 前記設定確認動作を終了するときに、前記計時部の動作時間のカウントをクリアすることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の火災警報器。
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020021261A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 防災機器、制御方法、及びプログラム |
WO2020110566A1 (ja) | 2018-11-30 | 2020-06-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、プログラム及び制御方法 |
WO2020110563A1 (ja) | 2018-11-30 | 2020-06-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、機器管理システム、制御方法、及びプログラム |
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