JP2016188042A - 手動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントロールロッドを軸方向に移動させるときの操作性を向上させるための荷重キャンセル部材を備えた手動変速機において、変速操作機構のコンパクト化を図りつつ、荷重キャンセル部材と変速機ケースとの干渉を防止する。
【解決手段】変速機ケース12の上方に、上下方向に延びるコントロールロッドに交差する面に沿って延びる軸心周りに回動可能な荷重キャンセル部材70を配設し、荷重キャンセル部材70の一端側に錘部73を設け、他端側に、コントロールロッド30に係合し、該コントロールロッドの上下方向の軸方向移動に連動させて錘部73を逆方向に揺動させる係合部を設け、荷重キャンセル部材70における軸心よりも錘部73側の少なくとも一部を、平面視における変速機ケースの車体前方側の輪郭線12bよりも車体前方側に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される手動変速機に関し、車両用動力伝達技術の分野に属する。
一般に、自動車用の手動変速機は、クラッチを介してエンジンの出力軸に連結されたエンジン側のシャフトと、このシャフトに平行に配置され、差動装置を介して駆動輪に連結された駆動輪側のシャフトとを有する。これら両シャフト間には、複数の前進用ギヤ列と通常は1つのリバース用ギヤ列とが設けられる。そして、運転者のチェンジレバーの操作により、変速操作機構を介して1つのギヤ列が動力伝達状態とされる。
一般に、この種の手動変速機の変速操作機構は、1本ないし2本のコントロールロッドを備えており、チェンジレバーのセレクト操作やシフト操作に連動してコントロールロッドが軸方向移動及び回動を行うことにより、いずれか1つのギヤ列が動力伝達状態とされる。
例えば、特許文献1に開示された手動変速機は、変速機ケースを貫通して上下方向に延びる1本のコントロールロッドを備えており、該コントロールロッドは、セレクト操作に連動して上下方向にスライドし、シフト操作に連動して回動するように設けられている。
この種の変速操作機構において、コントロールロッドにおける変速機ケースよりも上方に突出した部分に、シフトフィーリングを向上させるためのカウンタウェイトが取り付けられることがある。この場合、シフト操作時に、コントロールロッドの回動に連動してカウンタウェイトが回動することで、該カウンタウェイトに慣性が生じ、この慣性によって生じる力がシフト操作の途中にコントロールロッドに作用することで、動力伝達状態となるギヤ列の同期装置等から運転者の手に伝わる反力が軽減されて、シフトフィーリングが向上する。
特開2011−002078号公報
ところで、チェンジレバーの操作に連動してコントロールロッドが上方へ移動されるとき、コントロールロッド及びこれに取り付けられた部品を持ち上げる操作力が必要になるため、操作性が悪くなることがある。特に、上記のようにコントロールロッドにカウンタウェイトが取り付けられる場合には、カウンタウェイトの重量分だけ更に大きな操作力が必要になるため、操作性が悪化しやすい。
このような不具合を軽減するために、コントロールロッドの上下への軸方向移動に連動して揺動する荷重キャンセル部材を設けて、該荷重キャンセル部材の一端側に設けられた錘部がコントロールロッドの移動方向と逆方向に揺動させることが考えられる。この場合、コントロールロッドが持ち上げられる方向の操作が行われるとき、荷重キャンセル部材の錘部の重量を利用して、操作力の低減を図ることができる。
このような荷重キャンセル部材が変速機ケース上面の上方に配設される場合、荷重キャンセル部材の錘部が下方へ揺動したときに変速機ケースに干渉することを防止するためには、常に錘部が変速機ケース上面よりも上方に位置するように荷重キャンセル部材の取付け高さを高くしたり、変速機ケースの上面に、錘部との干渉回避用の凹部を設けたりする必要がある。
しかしながら、荷重キャンセル部材の取付け高さが高くなると、変速機ケース上面からの変速操作機構全体の突出量が増大する問題が生じ、変速機ケースの上面に凹部が設けられると、変速機ケースの形状が複雑化すると共に、変速機ケース内の空間が縮小されて、該空間内に収容される部品の形状やレイアウトの変更を強いられる問題が生じる。
そこで、本発明は、コントロールロッドを軸方向に移動させるときの操作性を向上させるための荷重キャンセル部材を備えた手動変速機において、変速操作機構のコンパクト化を図りつつ、荷重キャンセル部材と変速機ケースとの干渉を防止することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る手動変速機は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
変速機構を収容する変速機ケースと、
前記変速機ケースの上面部を貫通して上下方向に延びるように配置され、チェンジレバーの操作に連動した軸方向移動及び回動を行うコントロールロッドと、を備えた手動変速機であって、
前記コントロールロッドに交差する面にほぼ沿って延びるように軸が配置されると共に該軸の軸心周りに回動可能な荷重キャンセル部材が、前記変速機ケースの上方に配設され、
前記荷重キャンセル部材は、前記軸心を挟んだ一方の側に錘部を備え、他方の側に、前記コントロールロッドに係合し、該コントロールロッドの上下方向の軸方向移動に連動させて前記錘部を逆方向に揺動させる係合部を備えており、
前記荷重キャンセル部材における前記軸心よりも錘部側の少なくとも一部は、平面視における前記変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることを特徴とする。
なお、上記の「コントロールロッドに交差する面」とは、コントロールロッドに直交する面又はこれに対して傾斜した面を意味し、例えば、コントロールロッドが鉛直方向に沿って配置されている場合における「コントロールロッドに交差する面」は、「水平面」又は「水平面に対して傾斜した面」となる。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記錘部は、平面視における前記変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されると共に、車体幅方向の一端部は他端側に比べて大径とされており、
前記荷重キャンセル部材は、前記変速機ケースの車体幅方向一端部に対して他端側にずれて配設されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、
前記荷重キャンセル部材は、前記係合部に比べて前記錘部の中心が車体幅方向の他端側に位置するように設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明において、
前記コントロールロッドの回動に連動して、該コントロールロッドに交差する面にほぼ沿って回動するカウンタウェイト、を更に備えていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、
前記コントロールロッドの車体後方側に、ケーブルを介して前記コントロールロッドにチェンジレバーを連絡させる連絡機構が配設されていることを特徴とする。
さらに、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明において、
前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されており、
前記変速機ケースの上面部の上方には、前記コントロールロッドの車体幅方向外側に、前記手動変速機を車体に支持させる支持部材が配設されていることを特徴とする。
またさらに、請求項8に記載の発明は、前記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の発明において、
前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されると共に、車体幅方向の一端側に向かって拡径されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、荷重キャンセル部材における軸心よりも錘部側の少なくとも一部が、平面視における変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることで、コントロールロッドの上方への移動に連動して荷重キャンセル部材の錘部が下方に揺動したとき、該錘部が変速機ケースの上面に干渉することを回避しやすくなる。そのため、変速機ケース上面との干渉を回避するために荷重キャンセル部材を必要以上に高く配設することを抑制でき、これによって、変速操作機構の上下方向寸法の増大を抑制できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、荷重キャンセル部材の錘部が、平面視における変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることで、錘部が変速機ケースの上面に干渉することを確実に回避できる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、変速機ケースにおける大径とされた車体幅方向一端部から他端側にずれた位置に荷重キャンセル部材が配置されることで、荷重キャンセル部材の錘部と変速機ケース上面との干渉を更に回避しやすくなる。
また、請求項4に記載の発明を請求項3に記載の発明に適用すれば、荷重キャンセル部材が、コントロールロッドとの係合部に比べて錘部の中心が車体幅方向の他端側に位置するように設けられることで、変速機ケースの大径部分からより離れた位置に錘部が配置されることになるため、荷重キャンセル部材の錘部と変速機ケース上面との干渉を更に回避しやすくなる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、コントロールロッドの回動に連動して、該コントロールロッドに交差する面内で回動するカウンタウェイトが設けられることで、コントロールロッドを回動させる操作時において、カウンタウェイトの慣性を利用してフィーリングを向上させることができると共に、同様の機能を荷重キャンセル部材に持たせる必要がないことから、荷重キャンセル部材の小型化を図ることができる。したがって、荷重キャンセル部材は、小型化されることによって変速機ケース上面との干渉を回避しやすくなる。
また、請求項6に記載の発明によれば、コントロールロッドの車体後方側に、ケーブルを介してコントロールロッドにチェンジレバーを連絡させる連絡機構が配設される場合に、変速機ケースの車体前方側に突出して配設された荷重キャンセル部材と連絡機構との干渉を容易に回避できる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、変速機ケースの上面部の上方において、コントロールロッドの車体幅方向外側に、手動変速機を車体に支持させる支持部材が配設される場合において、変速機ケースの車体前方側に突出して配設された荷重キャンセル部材と支持部材との干渉を容易に回避できる。
またさらに、請求項8に記載の発明によれば、変速機ケースの車体幅方向の一端側が大径とされている場合において、該大径部分における変速機ケース上面に対して、変速機ケースの車体前方側に突出して配設された荷重キャンセル部材の錘部が干渉することを容易に回避できる。
本発明の一実施形態に係る手動変速機の平面図である。 図1に示す手動変速機の変速操作機構を拡大して示す平面図である。 同変速操作機構を示す図2のA−A線断面図である。 同変速操作機構の一部を示す図2のB−B線断面図である。 同変速操作機構を示す図2のC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る手動変速機10は、変速機構(図示せず)を収容する変速機ケース12と、該変速機ケース12に取り付けられた変速操作機構20とを備えている。手動変速機10は、例えば前輪駆動式の車両に搭載され、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行に配置された横置き式のものである。
手動変速機10の車体幅方向の一方の側には、クラッチ2を挟んで車両動力源としてのエンジン(図示せず)が配設されており、該エンジンのクランクシャフト(図示せず)は、クラッチ2を介して手動変速機10の変速機構に接続可能とされている。
変速機ケース12は、車体幅方向に延びる軸心を有すると共に、エンジン側(図1の上側)に開放した通常のケースであり、車体前後方向寸法に比べて上下方向寸法が小さくなるように扁平化されると共に、車体幅方向のエンジン側に比べて反エンジン側が小径となるような形状を有する。つまり、変速機ケース12は、車体幅方向のエンジン側に向かって拡径した形状を有し、平面視における変速機ケース12の車体前方側の輪郭線12bは、車体幅方向の反エンジン側に向かって車体後方側へ傾斜している。
変速機ケース12の上面部12aには、複数のマウント取付部18が設けられており、変速機10は、マウント取付部18に取り付けられたマウント部材84を介して、車体のサイドフレーム等に支持される。マウント部材84は、変速機ケース12の上面部12aにおける車体幅方向外側部分に配設される。
変速機ケース12のエンジン側の端面は、クラッチハウジング4の反エンジン側の端面に合わされた状態で結合されており、変速機ケース12及びクラッチハウジング4の車体後方側部分に差動装置8が収容されている。
クラッチハウジング4も、車体幅方向に延びる軸心を有する扁平な筒状部材である。クラッチハウジング4は、エンジン側に向かって拡径した形状を有し、全体的に変速機ケース12よりも大径とされている。
なお、手動変速機10の変速機構は、車体幅方向に延びる一対の動力伝達軸(図示せず)を備え、一方の動力伝達軸は、クラッチ2を介してエンジンのクランクシャフト(図示せず)に連結され、他方の動力伝達軸は、差動装置8を介して駆動輪(図示せず)に連結されている。また、これらの動力伝達軸間には、複数の前進変速段用のギヤ列と1つのリバース用のギヤ列が設けられており、運転者のチェンジレバー(図示せず)の操作により、変速操作機構20を介して1つのギヤ列が動力伝達状態とされる。
変速操作機構20は、変速機ケース12の上面部12aにおける車体前方側部分に取り付けられている。変速操作機構20は、連絡機構80のセレクト用ケーブル81及びシフト用ケーブル82を介してチェンジレバーに連絡されており、これにより、チェンジレバーの操作に連動した変速操作機構20の動作が実現可能とされている。連絡機構80は、変速操作機構20の車体後方側に配設されており、セレクト用ケーブル81及びシフト用ケーブル82は、車体後方側から変速機ケース12の上方を通って変速操作機構20に導かれるように配索されている。
以下、図2〜図5を参照しながら、手動変速機10の変速操作機構20について説明する。
図2は、変速操作機構20を示す平面図、図3は、変速操作機構20の主要部を示す図2のA−A線断面図、図4は、変速操作機構20におけるセレクトレバー40の軸受部を示す図2のB−B線断面図、図5は、変速操作機構20における荷重キャンセル部材70及びその周辺部を示す図2のC−C線断面図である。
なお、図2〜図5で示された変速操作機構20の各部品の位置は、セレクト方向及びシフト方向の中立位置を示している。
図2及び図3に示すように、変速操作機構20は、変速機ケース12の上面部12aを貫通して上下方向に延びるコントロールロッド30を備えている。後述の構成によって、コントロールロッド30は、チェンジレバーのセレクト操作に連動して軸方向移動し、シフト操作に連動して軸心周りに回動する。
チェンジレバーによる前進段でのセレクト操作に連動してコントロールロッド30が上下に軸方向移動すると、コントロールロッド30における変速機ケース12の上面部12aよりも下側部分に設けられたシフトフィンガ(図示せず)は、コントロールロッド30と共に上下方向に移動して、変速機ケース12内においてコントロールロッド30の近傍に上下方向に並べて配設された複数のゲート部材のうち、セレクト操作により選択されたセレクト位置に対応するゲート部材に係合する。
この状態で更にシフト操作が行われると、コントロールロッド30と共にシフトフィンガが回動することで、シフトフィンガに係合されたゲート部材を介して、シフト操作により選択された変速段に対応する同期装置(図示せず)が作動され、これにより、該変速段のギヤ列が動力伝達状態となる。
また、チェンジレバーにより後退段へのセレクト操作が行われると、コントロールロッド30と共に軸方向移動したシフトフィンガがリバース用のゲート部材に係合し、この状態で更に後退段にシフト操作されると、コントロールロッド30と共にシフトフィンガが回動することで、リバース用のゲート部材を介して、リバース用のギヤ列を構成する一方のギヤが移動されて他方のギヤに噛み合わされ、これにより、該ギヤ列が動力伝達状態となる。
変速操作機構20は、例えば円板状のベース部材22を更に備えている。ベース部材22は、変速操作機構20を取り付けるために変速機ケース12の上面部12aに設けられた開口部13(図3参照)を上側から塞ぐように配置され、例えばボルト28(図2参照)によって上面部12aに固定されている。
ベース部材22の中央部には、上下方向に延びる筒状部23が設けられており、該筒状部23内にコントロールロッド30が挿通されている。コントロールロッド30は、筒状部23の内周面に対して、軸受26を介して軸方向移動自在且つ回動自在に嵌合されている。コントロールロッド30の外周面と筒状部23の内周面との間に軸受26が介在することで、筒状部23の内周面に対するコントロールロッド30の摺動抵抗及び回転抵抗が軽減されている。
また、コントロールロッド30の外周面と筒状部23の内周面との間には、軸受26の上方に隣接した部分において、筒状のシール部材27が介装されている。シール部材27は、例えばゴムからなる。このシール部材27によって筒状部23内の隙間が封止されることにより、変速機ケース12内のオイルが筒状部23内を通って外部へ漏れ出ることが防止される。
さらに、変速操作機構20は、チェンジレバーのセレクト動作に連動してコントロールロッド30を軸方向に移動させるセレクトレバー40と、チェンジレバーのシフト操作に連動してコントロールロッドを軸心周りに回動させるシフトレバー50と、シフト操作時にコントロールロッド30の回動に連動して該コントロールロッド30に直交する面すなわち水平面に沿って回動することでシフトフィーリングを向上させるカウンタウェイト60と、コントロールロッド30の軸方向移動に連動して水平方向に延びる軸心周りに揺動することで、コントロールロッド30を上方へ移動させるときのセレクト操作力を低減させる荷重キャンセル部材70とを備えている。
セレクトレバー40、シフトレバー50、カウンタウェイト60及び荷重キャンセル部材70は、変速機ケース12の上面部12aの上方に配設されている。
図2、図3及び図5に示すように、コントロールロッド30の上端部の外側には、筒状の支持部31が嵌合されており、該支持部31は、例えば、コントロールロッド30及び支持部31を貫通するピン32(図3参照)によって、コントロールロッド30に固定されている。
支持部31の下端部には、該支持部31から径方向外側に突出した第1及び第2突出部33,36が、接合され又は一体に設けられている。図2に示すように、第1及び第2突出部33,36は、それぞれ、平面視においてコントロールロッド30の周方向に延びるように扇状に形成されており、周方向において相互に連なっている。第2突出部36は、第1突出部33よりも径方向外側に突出している。
図3に示すように、第1突出部33は、支持部31よりも下方に突出して設けられており、第1突出部33の内周には、シール部材27との干渉を避けるための下向きに開放した溝部35が、コントロールロッド30の外周に沿って形成されている。
第1突出部33の下端部には、コントロールロッド30の径方向外側に開放した例えばコ字状の係合溝34が設けられており、該係合溝34に、後述のセレクトレバー40の係合ピン48に係合されている。係合溝34は、周方向に延びるように、周方向における第1突出部33の全長に亘って設けられている(図2参照)。
図5に示すように、第2突出部36は、支持部31よりも下方に突出して設けられており、第2突出部36の内周には、シール部材27との干渉を避けるための下向きに開放した溝部38が、コントロールロッド30の外周に沿って形成されている。
第2突出部36の下端部には、コントロールロッド30の径方向外側に開放した例えばコ字状の係合溝37が設けられており、該係合溝37に、後述の荷重キャンセル部材70の係合アーム部74が係合されている。係合溝37は、周方向に延びるように、周方向における第2突出部36の全長に亘って設けられている(図2参照)。
図2〜図4に示すように、セレクトレバー40は、支持軸44を介してベース部材22に支持された支持部43(図4参照)と、該支持部43から上方へ湾曲しながら延びる操作レバー部41と、支持部43から水平方向に延びる駆動レバー部42とを備えている。
図4に示すように、支持軸44は、コントロールロッド30に直交する面に沿って、すなわち水平方向に沿って配置されている。支持軸44は、例えば溶接によって下端部がベース部材22に接合された支持部24に支持されている。支持部24は、支持軸44の軸方向に間隔を空けて配置された第1支持部24a及び第2支持部24bに分割されている。第1支持部24a及び第2支持部24bには、同じ径を有する支持穴25a,25bが水平方向に延びる同一軸線上に設けられており、これらの支持穴25a,25bに支持軸44が挿通されている。これにより、支持軸44は、支持部24によって回動自在に支持されている。
支持軸44の外側には例えば金属製のブッシュ46が嵌合されている。これにより、支持軸44の外周面と、第1支持部24aの支持穴25aの内周面、及び、第2支持部24bの支持穴25bの内周面との間に、それぞれブッシュ46が介在されるため、支持軸44の回転抵抗の低減が図られる。
支持軸44は、その一端において頭部44aを備えると共に、該頭部44aの近傍においてフランジ部44bを備えている。支持軸44の一端側は、セレクトレバー40の支持部43を貫通すると共に、該支持部43にフランジ部44bが押し当てられた状態で該フランジ部44bの反対側から頭部44aがかしめられることによって支持部43に固定されている。支持軸44の他端側の外周面にはスナップリング45が装着されており、該スナップリング45とフランジ部44bとによって支持部24が軸方向の両側から挟み込まれることで、支持軸44の抜け止めが果たされている。
セレクトレバー40の操作レバー部41の上端部には、セレクト用ケーブル81(図1参照)が接続されるケーブルピン47が例えばかしめによって固定されている。ケーブルピン47は、操作レバー部41から反コントロールロッド30側に突出して(図2参照)、支持軸44に平行な方向に延びるように配置されている。
図3に示すように、セレクトレバー40の駆動レバー部42の先端部には、上述した第1突出部33の係合溝34を介してコントロールロッド30に係合される係合ピン48が設けられている。係合ピン48は、駆動レバー部42からコントロールロッド30側に向かって突出するように、例えばかしめによって駆動レバー部42に固定されている。係合ピン48は、前記支持軸44に平行に配置されている。また、セレクト方向の中立位置において、係合ピン48は、コントロールロッド30の径方向に沿って配置される(図2参照)。
係合ピン48の先端部には球状部48aが設けられ、該球状部48aには、例えば樹脂製のブッシュ49が被せられている。該ブッシュ49は、例えば筒状の外周面と、球状部48aの外周面に沿った形状の内周面とを有する。該ブッシュ49に対して、係合ピン48は、球状部48aの中心周りに相対回転可能とされている。係合ピン48は、ブッシュ49を介して係合溝34の内壁に当接するため、該内壁との間に生じる摩擦力の低減、耐磨耗性の向上、騒音の低減が図られている。
係合ピン48が係合された係合溝34を有する第1突出部33は、支持部31を介してコントロールロッド30に固定されている。そのため、セレクトレバー40は、係合ピン48と係合溝34との係合によって、第1突出部33及び支持部31を介して、コントロールロッド30に係合されている。
そのため、チェンジレバーのセレクト操作に連動して、セレクトレバー40が支持軸44と共にその軸心周りに回動することにより、セレクトレバー40の係合ピン48が上下方向に揺動すると、係合ピン48は、係合溝34内で摺動しながら、第1突出部33及び支持部31を介してコントロールロッド30を押し上げたり、引き下げたりする。これにより、コントロールロッド30は、セレクトレバー40の揺動に連動して上下に軸方向移動する。
なお、上述のように、係合溝34は、コントロールロッド30の周方向に延びるように設けられているため、コントロールロッド30と共に第1突出部33が回動されても、係合溝34への係合ピン48の係合が外れないようになっている。
図2及び図3に示すように、シフトレバー50は、コントロールロッド30に固定された前記支持部31から径方向外側に延びるように設けられている。シフトレバー50の先端部には、シフト用ケーブル82(図1参照)が接続されるケーブルピン52が例えばかしめによって固定されている。ケーブルピン52は、シフトレバー50から上方に突出して、コントロールロッド30に平行な方向に延びるように配置されている。
カウンタウェイト60は、支持部31から例えばシフトレバー50とは反対側に向かって径方向外側へ延びるアーム部62と、アーム部62の先端に支持された錘部61とを備えている。
錘部61の重量は、アーム部62の重量よりも大きい。また、カウンタウェイト60全体の重量は、コントロールロッド30及びこれに固定された各種部材の総重量に比べて小さい。
アーム部62は、支持部31を介してコントロールロッド30に固定されている。そのため、カウンタウェイト60は、コントロールロッド30と共に軸方向移動及び回動するようになっている。そして、シフト操作に連動してコントロールロッド30と共にカウンタウェイト60が回動するとき、この回動によってカウンタウェイト60に慣性が生じることで、変速機構側からチェンジレバーを介して運転者に伝わる反力が軽減され、シフトフィーリングが向上する。
アーム部62は、シフトレバー50よりも下側に配置されている。また、アーム部62は、第1突出部33の上方にオーバラップして配置されており、該オーバラップ部分において、アーム部62の下端と第1突出部33の上端は一体に連なっている。
錘部61は、略矩形の板状とされており、コントロールロッド30から径方向に離間して配置されている。錘部61は、アーム部62の先端に例えば溶接によって接合されているが、アーム部62と一体に設けられてもよい。
なお、本実施形態において、上記の第1突出部33、第2突出部36、シフトレバー50及びカウンタウェイト60は、共通の支持部31を介してコントロールロッド30に取り付けられているが、個別にコントロールロッド30に取り付けられてもよい。
図2、図4及び図5に示すように、荷重キャンセル部材70は、前記支持軸44に回動自在に支持された支持部71と、該支持部71から反コントロールロッド側へ支持軸44の径方向外側に延びるアーム部72と、該アーム部72の先端に支持された錘部73と、支持部71からコントロールロッド側へ支持軸44の径方向外側に延びる係合アーム部74とを備えている。
錘部73の重量は、支持部71、アーム部72及び係合アーム部74の各重量よりも大きい。また、カウンタウェイト60が別途設けられていることから、荷重キャンセル部材70には、カウンタウェイト60のようにシフトフィーリングを向上させる機能を持たせる必要がないため、錘部73の重量は、カウンタウェイト60の錘部61の重量よりも小さく、荷重キャンセル部材70全体の重量は、カウンタウェイト60全体の重量よりも小さくなっている。そのため、荷重キャンセル部材70の小型化を図ることができる。
支持部71は、支持軸44を支持する前記第1支持部24aと第2支持部24bとの間の部分において、前記ブッシュ46を介して、支持軸44の外側に回動自在に嵌合された筒状部である。支持部71は、支持軸44の軸方向の両側から第1支持部24aと第2支持部24bとによって挟み込まれることで、軸方向の移動が規制されている。
このように、水平方向に延びる支持軸44によって支持部71が回動自在に支持されることで、荷重キャンセル部材70は、支持軸44周りに上下に揺動可能となっている。また、この荷重キャンセル部材70の揺動軸と、セレクトレバー40の揺動軸とが、共通の支持軸44で構成されることにより、部品点数の低減ないし変速操作機構20の小型化が図られている。
図2及び図5に示すように、錘部73は、例えば、水平方向に延びる円柱状とされている。セレクト方向の中立位置において、錘部73の重心は、支持軸44の軸心と比べて略同じ高さ又は僅かに高く配置されている。錘部73は、アーム部72の先端に例えば溶接によって接合されている。ただし、アーム部72と錘部73は一体に設けられてもよい。
係合アーム部74の先端部には球状部75が設けられ、該球状部75には、例えば樹脂製のブッシュ79が被せられている。該ブッシュ79は、例えば筒状の外周面と、球状部75の外周面に沿った形状の内周面とを有する。該ブッシュ75は、係合アーム部74に対して、球状部75の中心周りに相対回転可能とされている。
係合アーム部74の先端部は、ブッシュ79を介して、前記第2突出部36の係合溝37に係合されている。ブッシュ79の外径は、係合溝37の上下方向の幅に略等しい。そのため、係合溝37内において、ブッシュ79は、径方向への移動が規制され、係合溝37の長さ方向及び深さ方向の移動が許容される。
チェンジレバーのシフト操作に連動してコントロールロッド30が回動するとき、コントロールロッド30と共に第2突出部36も回動するが、第2突出部36の係合溝37は上記のように周方向に延びるように設けられているため、係合溝37に対する荷重キャンセル部材70の係合アーム部74の係合は外れない。また、この係合が維持されることにより、係合アーム部74の先端部は一定の高さ位置に維持されるため、荷重キャンセル部材70は揺動しない。
一方、チェンジレバーのセレクト操作に連動してコントロールロッド30が軸方向移動するとき、コントロールロッド30と共に、第2突出部36が上下方向に移動することにより、第2突出部36の係合溝37の上壁又は下壁によって荷重キャンセル部材70の先端部が下方又は上方へ押し込まれることで、荷重キャンセル部材70は、水平方向に延びる支持軸44周りに上下に揺動する。このとき、荷重キャンセル部材70の錘部73は、コントロールロッド30の移動方向とは逆方向に揺動する。
そのため、コントロールロッド30が持ち上げられる方向に軸方向移動されるセレクト操作時には、荷重キャンセル部材70の錘部73は下方へ揺動されるため、該錘部73の重量を利用してセレクト操作力を軽減することができ、これにより、セレクト操作性の向上が図られる。
また、コントロールロッド30が押し下げられる方向に軸方向移動されるセレクト操作時には、荷重キャンセル部材70の錘部73は上方へ揺動され、該錘部73を持ち上げる分だけセレクト操作力が増大することになるが、これによって、両方向のセレクト操作力の差が縮小される。そのため、両方向のセレクト操作力を均等化させ、或いは両方向のセレクト操作力に所定量の差を持たせるような調整をする場合に、該調整の容易化ないし該調整のための機構の省略を図ることが可能になる。
ところで、図2に示すように、荷重キャンセル部材70のアーム部72は、車体前方側に向かってやや反エンジン側に傾斜した方向に延びるように配置されている。これにより、荷重キャンセル部材70は、係合アーム部74の先端部に比べて錘部73の中心が車体幅方向反エンジン側に位置するように設けられている。
セレクト方向の中立位置において、荷重キャンセル部材70に前端側の少なくとも一部、具体的には、錘部73全体とアーム部72の前端側の一部は、変速機ケース12の車体前方側の輪郭線12bよりも車体前方側に配置されている。
また、図5の二点鎖線に示されるように、錘部73が最も低い位置まで揺動されるセレクト位置において、錘部73は、変速機ケース12の上面部12aの前端部よりも車体前方側に配置される。そのため、錘部73が変速機ケース12上面よりも低い位置まで揺動されても、該錘部73が変速機ケース12に干渉することはない。
したがって、本実施形態によれば、錘部73の高さがいずれのセレクト位置においても常に変速機ケース12の上面よりも高くなるように荷重キャンセル部材70を高い位置に配設する必要がないため、変速操作機構20の上下方向寸法の増大を抑制できる。
さらに、図1に示すように、荷重キャンセル部材70は、変速機ケース12における車体幅方向の略中央部に配設されている。このように、変速機ケース12における最も大径とされたエンジン側の端部から反エンジン側にずれた位置に荷重キャンセル部材70が配置されていることにより、荷重キャンセル部材70と変速機ケース12との干渉を回避しやすくなっている。
また、変速機ケース12の上面部12aの上方には、コントロールロッド30の車体幅方向外側(反エンジン側)にマウント部材84の一部が配設されており、コントロールロッド30の車体後方側には連絡機構80が配設されている。また、コントロールロッド30の車体幅方向の内側(エンジン側)には、変速機ケース12よりも大径のクラッチハウジング4が存在すると共に、変速機ケース12の車体幅方向エンジン側部分は大径とされている。さらに、この他にも、変速機ケース12上には、種々のハーネス類やパイプ類が配設されている。
このような状況下において、本実施形態によれば、上記のように荷重キャンセル部材70が配設されることで、周辺部材や変速機ケース12上面との干渉を回避するレイアウトと変速操作機構20のコンパクト化を実現しつつ、荷重キャンセル部材70による荷重キャンセル機能を変速操作機構20に持たせることが可能になる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、変速操作機構20にカウンタウェイト60と荷重キャンセル部材70が設けられる構成について説明したが、本発明では、荷重キャンセル部材をコントロールロッドの回動に連動して回動可能に構成して、荷重キャンセル部材にカウンタウェイトの機能も持たせるようにしてもよく、この場合、カウンタウェイト60を省略することが可能になる。
また、上述の実施形態において、コントロールロッド30は、セレクト操作に連動して軸方向移動し、シフト操作に連動して回動するように構成されているが、本発明において、コントロールロッドは、セレクト操作に連動して回動し、シフト操作に連動して軸方向移動するように構成されてもよい。
以上のように、本発明によれば、コントロールロッドを軸方向に移動させるときの操作性を向上させるための荷重キャンセル部材を備えた手動変速機において、変速操作機構のコンパクト化を図りつつ、荷重キャンセル部材と変速機ケースとの干渉を防止することが可能となるから、この種の変速操作機構を備えた手動変速機の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
2 クラッチ
4 クラッチハウジング
10 手動変速機
12 変速機ケース
12a 変速機ケースの上面部
12b 変速機ケースの車体前方側の輪郭線
20 変速操作機構
22 ベース部材
30 コントロールロッド
40 セレクトレバー
41 操作レバー部
42 駆動レバー部
44 支持軸
47 セレクト用ケーブルピン
48 係合ピン
50 シフトレバー
52 シフト用ケーブルピン
60 カウンタウェイト
61 錘部
62 アーム部
70 荷重キャンセル部材
71 支持部
72 アーム部
73 錘部
74 係合アーム部
75 球状部(係合部)
80 連絡機構
81 セレクト用ケーブル
82 シフト用ケーブル
84 マウント部材(支持部材)

Claims (8)

  1. 変速機構を収容する変速機ケースと、
    前記変速機ケースの上面部を貫通して上下方向に延びるように配置され、チェンジレバーの操作に連動した軸方向移動及び回動を行うコントロールロッドと、を備えた手動変速機であって、
    前記コントロールロッドに交差する面にほぼ沿って延びるように軸が配置されると共に該軸の軸心周りに回動可能な荷重キャンセル部材が、前記変速機ケースの上方に配設され、
    前記荷重キャンセル部材は、前記軸心を挟んだ一方の側に錘部を備え、他方の側に、前記コントロールロッドに係合し、該コントロールロッドの上下方向の軸方向移動に連動させて前記錘部を逆方向に揺動させる係合部を備えており、
    前記荷重キャンセル部材における前記軸心よりも錘部側の少なくとも一部は、平面視における前記変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることを特徴とする手動変速機。
  2. 前記錘部は、平面視における前記変速機ケースの車体前方側の輪郭線よりも車体前方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の手動変速機。
  3. 前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されると共に、車体幅方向の一端部は他端側に比べて大径とされており、
    前記荷重キャンセル部材は、前記変速機ケースの車体幅方向一端部に対して他端側にずれて配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手動変速機。
  4. 前記荷重キャンセル部材は、前記係合部に比べて前記錘部の中心が車体幅方向の他端側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の手動変速機。
  5. 前記コントロールロッドの回動に連動して、該コントロールロッドに交差する面にほぼ沿って回動するカウンタウェイト、を更に備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の手動変速機。
  6. 前記コントロールロッドの車体後方側に、ケーブルを介して前記コントロールロッドにチェンジレバーを連絡させる連絡機構が配設されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の手動変速機。
  7. 前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されており、
    前記変速機ケースの上面部の上方には、前記コントロールロッドの車体幅方向外側に、前記手動変速機を車体に支持させる支持部材が配設されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の手動変速機。
  8. 前記変速機ケースは、前記変速機構の軸心方向が車体幅方向に平行となるように配設されると共に、車体幅方向の一端側に向かって拡径されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の手動変速機。
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