JP2016187120A - 電子機器 - Google Patents

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Takuya Tanaka
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Abstract

【課題】スムーズに表示モニタを開閉することができ、かつ表示モニタが開いた状態においてタッチパネルの操作性を良好にする。
【解決手段】電子機器は、機器本体1と、当該機器本体に対してヒンジ機構によって回転可能に取り付けられた表示モニタ4とを有しており、ヒンジ機構は機器本体に配設された第1のヒンジ部と、可動部に配設され第1のヒンジ部における摺動トルクよりもその摺動トルクが小さい第2のヒンジ部と、第1および第2のヒンジ部を連結する連結部材5,6を備え、ロックレバー11がロック位置に位置づけられると、ロックプレート12が連結部材を押圧して、表示モニタの第2のヒンジ部に対する回転を規制してロック状態とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、可動部である表示モニタを備える電子機器に関し、特に、表示モニタがヒンジ機構によって電子機器本体に回転可能に支持された電子機器に関する。
一般に、デジタルカメラなどの電子機器においては、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示モニタが備えられている。そして、当該表示モニタをヒンジ機構によって電子機器本体に対して回転可能に支持して、様々な回転角度で表示モニタを目視することができるようにしている。特に、デジタルカメラにおいては、撮影の際に、表示モニタを任意の回転角度に調整すれば、ローアングル撮影、ハイアングル撮影、又は自分撮り撮影を容易に行うことができる(特許文献1参照)。
さらには、近年、操作性の向上および電子機器の小型化などを企図して、表示モニタにタッチパネルが備えられることが多い。
特開2005−101779号公報
ところで、表示モニタが電子機器本体に対して回転可能であって、かつ表示モニタがタッチパネルを備えている場合には、表示モニタを回転させた状態においてもユーザが容易にタッチ操作を行えることが望ましい。特に、カメラにおいて撮像光学系と表示モニタの画面がユーザ方向に向けられる自分撮り撮影の場合、つまり、表示モニタが180度回転した状態においては、ユーザは表示モニタの背面に備えられた操作ボタンを操作することができず、ユーザはタッチ操作を行うことになる。よって、自分撮り撮影の際にはタッチパネルの操作性が極めて重要となる。
タッチパネルの操作性を向上させるため、例えば、電子機器本体に第1のヒンジ部を設けて、表示モニタに第2のヒンジ部を設けるようにしたものがある。ここでは、第1および第2のヒンジ部を連結部材で連結してヒンジ機構を構成している。このヒンジ機構においては、表示モニタをスムーズに回転させるため、第2のヒンジ部における摺動トルクを第1のヒンジ部における摺動トルクよりも必ず小さくする必要がある。
ところが、上述のヒンジ機構を用いた場合に、表示モニタを180度回転させた状態でタッチパネル操作を行うと、第2のヒンジ部における摺動トルクが第1のヒンジ部における摺動トルクよりも小さいので、表示モニタが回動してしまうという事態が生じる。この結果、タッチパネルの操作性が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、スムーズに表示モニタを開閉することができるとともに、表示モニタが開いた状態においてタッチパネルの操作性を良好にすることができる電子機器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による電子機器は、機器本体と、当該機器本体に対してヒンジ機構によって回転可能に取り付けられた可動部とを有する電子機器であって、前記ヒンジ機構は、前記機器本体に配設された第1のヒンジ部と、前記可動部に配設され、前記第1のヒンジ部における摺動トルクよりもその摺動トルクが小さい第2のヒンジ部と、前記第1のヒンジ部と前記第2のヒンジ部とを連結する連結部材とを備え、前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転を規制して前記可動部をロック状態とするロック手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、連結部材に対する第2のヒンジ部の回転を規制してロック状態とするロック手段を備えているので、表示モニタなどの可動部をスムーズに開閉することができるばかりでなく、可動部が開いた状態においてタッチパネルの操作性を良好にすることができる。
本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラの一例を説明するための図であり、(a)は表示モニタを閉じた状態でデジタルカメラを正面側から示す斜視図、(b)は表示モニタを開いた状態でデジタルカメラを正面側から示す斜視図、(c)は表示モニタを閉じた状態でデジタルカメラを背面側から示す斜視図、(d)は表示モニタを開いた状態でデジタルカメラを背面側から示す斜視図である。 図1に示すカメラに備えられたヒンジ部の構成および動作を説明するための図であり、(a)は表示モニタを閉じた状態でカメラを側面から見た図、(b)は表示モニタを開いて90度回転させた状態を示す側面図、(c)は表示モニタを開いて180度回転させた状態を示す側面図である。 図1に示すカメラにおいて表示モニタを180度開いた状態で行われるロック操作を説明するための図であり、(a)はカメラを側面から見た図、(b)はカメラを背面から見た図、(c)は(b)に示す二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す図、(d)はロック部を拡大して示す図である。 図1に示すカメラにおいて表示モニタを180度開いた状態で行われるロック解除操作を説明するための図であり、(a)はカメラを側面から見た図、(b)はカメラを背面から見た図、(c)は(b)に示す二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す図、(d)はロック部を拡大して示す図である。 図1に示すカメラにおいて表示モニタを閉じた状態で示す断面図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラにおいて表示モニタを開いた状態を説明するための図であり、(a)は表示モニタを180度開いた状態における断面図、(b)は表示モニタを180度開いた状態における断面図である。
以下に、本発明の実施の形態による電子機器の一例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、電子機器の一例としてデジタルカメラを例に挙げて説明するが、デジタルカメラに限らず、他の電子機器、例えば、カメラを備える携帯電話機、タブレット端末にも適用することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラの一例を説明するための図である。そして、図1(a)は表示モニタを閉じた状態でデジタルカメラを正面側から示す斜視図であり、図1(b)は表示モニタを開いた状態でデジタルカメラを正面側から示す斜視図である。また、図1(c)は表示モニタを閉じた状態でデジタルカメラを背面側から示す斜視図であり、図1(d)は表示モニタを開いた状態でデジタルカメラを背面側から示す斜視図である。
図示のデジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)は、カメラ本体(機器本体)1および表示モニタ(可動部)4を有しており、表示モニタ4は、後述のヒンジ部(ヒンジ機構)によってカメラ本体1に対して回転可能に支持されている。そして、表示モニタ4には、液晶ディスプレイなどの表示部4cが搭載されている。
表示部4cには撮影の結果得られた撮影画像又は記録媒体に記録された画像が再生画像として表示される。さらに、表示部4cにはシャッター速度および絞り値などの撮影条件、そして、撮影枚数およびメニューなどが表示される。図示の例では、表示部4cにはタッチパネルが備えてられており、ユーザは、表示部4cをタッチ操作することによって、例えば、撮影の際のレリーズ操作、ズーム操作、および撮影パラメータ変更などの各種操作を行うことができる。また、画像再生の際には、ユーザはタッチ操作によって、画像の送り操作、拡大および縮小操作など様々な操作を行うことができる。
カメラ本体1の前面(正面)にはCCDなどの撮像素子を含むレンズ鏡筒2が配置されている。レンズ鏡筒2に入射した被写体像(光学像)は撮影光学系によって撮像素子に結像される。そして、撮像素子は光学像に応じた画像信号を出力する。
撮影モードの際には、撮像素子の出力である画像信号に応じた撮影画像(ライブビュー画像又はスルー画像ともいう)が逐次表示部4cに表示される。そして、ユーザが任意のタイミングでレリーズ操作を行うと、撮像素子の出力である画像信号に対して各種の画像処理が行われて、画像データとして記憶部(図示せず)に記憶される。
再生モードの際には、記憶部に記憶された画像データが読み出されて、画像データに応じた画像が表示部4cに表示されるとともに、当該画像に付随する情報が表示部4cに表示される。
ここで、図1に示すカメラに備えられたヒンジ部(ヒンジ機構)について説明する。
図2は、図1に示すカメラに備えられたヒンジ部の構成および動作を説明するための図である。そして、図2(a)は表示モニタを閉じた状態でカメラを側面から見た図であり、図2(b)は表示モニタを開いて90度回転させた状態を示す側面図である。また、図2(c)は表示モニタを開いて180度回転させた状態を示す側面図である。
図1および図2を参照して、ヒンジ部は、カメラの一側面(例えば、レンズ鏡筒側から見て右側面)および他の側面(例えば、左側面)に配置されている。右側面に配置されたヒンジ部は、第1の回転軸5a、第2の回転軸5b、および連結部材5を有しており、第1および第2の回転軸5aおよび5bは連結部材5によって連結されている。
第1の回転軸5aはカメラ本体1に配設されており、カメラ本体1の右側面に支持されている。第2の回転軸5bは表示モニタ4に配設されており、表示モニタ4の右側面に支持されている。そして、連結部材5は、第1の回転軸5aによってカメラ本体1に設けられた金属シャーシ(図示せず)に回転可能に支持されるとともに、第2の回転軸5bによって表示モニタに設けられた金属シャーシ8(図1(d)参照)に回転可能に支持されている。
同様に、左側面に配置されたヒンジ部は、カメラ本体1に配設された第3の回転軸(図示せず)、表示モニタ4に配設された第4の回転軸(図示せず)、および連結部材6を有している。そして、連結部材6は、第3および第4の回転軸によって、連結部材5と同様にして回転可能に支持されている。なお、第1の回転軸5aと第3の回転軸、そして、第2の回転軸5aと第4の回転軸とは同軸上に配置されている。なお、以下の説明では、第3および第4の回転軸にそれぞれ参照番号6aおよび6bを付す。
第1の回転軸5aを中心として連結部材5がカメラ本体1に対して回転し、第2の回転軸5bを中心として表示モニタ4が連結部材5に対して回転する。連結部材5のカメラ本体1に対する回転角度と連結部材5の表示モニタ4に対する回転角度は、例えば、それぞれ90度とされる。
なお、連結部材5のカメラ本体1に対する回転角度を70度、連結部材5の表示モニタ4に対する回転角を110度とするなど、カメラのレイアウトに応じて回転角度を変更するようにしてもよい。いずれにしても、連結部材5のカメラ本体1に対する回転角度と連結部材5の表示モニタ4に対する回転角との合計が180度となればよい。
表示モニタ4をヒンジ部回りにカメラ本体1に対して回転させる際には、連結部材6についても連結部材5と同様に回転する。そして、連結部材5および6の回転を同期させるため、連結部材5および6間には金属製のステー7が配設されている。
ここで、2つのヒンジ部の回転順序および摺動トルクに関して説明する。いま、第1の回転軸5aおよび第3の回転軸6aを中心として回転する部分を本体側ヒンジと呼び、第2の回転軸5bおよび第4の回転軸6bを中心として回転する部分を表示部側ヒンジと呼ぶ。
上記の2軸ヒンジの場合、回転順序によっては表示モニタ4とカメラ本体1とが干渉することがある。例えば、表示モニタ4を図2(a)に示す状態から開く際には、表示部側ヒンジが先に回転を開始すると、表示モニタ4とカメラ本体1とが干渉する。また、表示モニタ4を図2(c)に示す状態から閉じる際には、本体側ヒンジが先に回転を開始すると、カメラ本体1と表示モニタ4とが干渉する。
表示モニタ4を滑らかに開閉するためには2通りの手法がある。一つ目の手法では、表示モニタ4を開く場合には、本体側ヒンジを先に回転させ、表示モニタ4を閉じる場合には、表示部側ヒンジを先に回転させるようにヒンジ部を構成する。ところが、この手法では、表示モニタ4を180度開いた状態(開状態)における脱出トルクを大きくするため、別途カム構造および付勢ばねが必要になって、ヒンジ部が大型化して、しかもコスト増となってしまう。
二つ目の手法では、ヒンジ部を、表示部側ヒンジの摺動トルクを本体側ヒンジの摺動トルクより小さくなるように設定する。そして、常に表示部側ヒンジが先に回転するようにする。この場合、図2(a)に示す状態から表示モニタ4を開く場合には、先に表示部側ヒンジが回転するので表示モニタ4とカメラ本体1とが干渉する。
この干渉に対処するため、ここでは、カメラ本体1側に摺動面3aおよび3bを設け、表示モニタ4側に4aおよび4bを設ける。そして、表示モニタ4を開く場合には、摺動面3aと摺動面4a、摺動面3bと摺動面4bとにおいて摺動しつつ表示モニタ4が開かれる。
一方、図2(c)に示す状態から表示モニタ4を閉じる場合には、先に表示部側ヒンジが回転して、表示モニタ4とカメラ本体1とは当接することなく閉じられる。
図1(d)において、表示モニタ4はフレキシブルプリント基板(FPC:以下ヒンジFPCと呼ぶ)9によってカメラ本体1と電気的に接続されている。なお、表示モニタ4とカメラ本体1とが電気的に接続できればよいので、FPC(フレキシブル配線部)に限らず、リード線を束ねたケーブルなどを用いるようにしてもよい。
続いて、図1に示すカメラにおいて、表示モニタ4の回転をロックする回転ロック機構について説明する。
図3は、図1に示すカメラにおいて表示モニタ4を180度開いた状態で行われるロック操作を説明するための図である。そして、図3(a)はカメラを側面から見た図であり、図3(b)はカメラを背面から見た図である。また、図3(c)は図3(b)に示す二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す図であり、図3(d)はロック部を拡大して示す図である。
表示モニタ4の樹脂製カバーには、図3(a)において上下方向(つまり、表示モニタ4の側面に沿った方向)に長孔部(スリット)11aが形成されている。そして、ロックレバー(操作レバー)11が当該長孔部11aにロックレバー11の軸体が挿入されて、軸体の他端部が樹脂製カバーの裏側に配設されたロックプレート12に熱カシメによって固定される。
これによって、ロックレバー11は長孔部11aにスライド可能(摺動可能)に嵌合されて、ロックプレート12は長孔部11aの方向に沿って移動可能となる。よって、ロックレバー11がスライド操作されると、ロックプレート12はロックレバー11に連動して長孔部11の方向に沿って移動する。なお、ロックレバー11は熱カシメに限らず、例えば、ビス締めなどでロックプレート12に固定するようにしてもよい。
図3(a)に示すように、ロックレバー11を下側にスライドさせて、ロックレバー11を図3(c)および図3(d)に示すロック位置に位置づけると、ロックプレート12の下端(一端部)に形成された凸部(突起部)12aが連結部材5の一部分(平坦部)5cと当接する。
一方、ロックプレート12の上端(他端部)には板ばね部12bが形成されており、この板ばね部12bが表示モニタ4の樹脂製カバー4aに形成された第1の凹部(第1の係止部)11bに嵌合する(つまり、係止される)。このように、ロックレバー11をロック位置にスライド操作すると、凸部12aが連結部材5に当接し、板ばね部12bが第1の凹部11bに嵌合する。
これによって、凹部12aによって連結部材5が押圧された状態となって、表示モニタ4の連結部材5(および6)に対する回転が規制される。つまり、表示モニタ4はロックされた状態となる。この結果、ロックレバー11をロック位置にスライド操作すれば、表示モニタ4を180度開いた状態(つまり、表示モニタ4が所定の回転角度である場合)においてユーザがタッチ操作を行っても、表示モニタ4が回転することはない。
なお、前述のように、表示モニタ4の開閉をスムーズに行うため、本体側ヒンジは表示部側ヒンジよりも摺動トルクが大きく設定されている。つまり、本体側ヒンジの摺動トルクは表示モニタ4を開閉できる範囲で大きくすることができる。よって、ユーザがタッチ操作を行った場合においても、タッチ操作程度の力では連結部材5および6がカメラ本体1に対して回転することはない。
図4は、図1に示すカメラにおいて表示モニタ4を180度開いた状態で行われるロック解除操作を説明するための図である。そして、図4(a)はカメラを側面から見た図であり、図4(b)はカメラを背面から見た図である。また、図4(c)は図4(b)に示す二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す図であり、図4(d)はロック部を拡大して示す図である。
表示モニタ4のロックを解除する際には、ロックレバー11を上側にスライドさせて、ロックレバー11をロック解除位置に位置づける。図3(d)および図4(d)に示すように、前述の第1の凹部11bの上側において、樹脂製カバー4aには第2の凹部(第2の係止部)11cが形成されている。ロック解除位置においては、ロックプレート12の先端(凸部)12aは連結部材5から離れた位置(離間した位置)にあり、さらに、ロックプレートの板ばね部12bは樹脂製カバー4aに形成された第2の凹部11bにクリック固定される(係止される)。これによって、凸部12aによる連結部材5の押圧(つまり、回転規制)が解除されて、ユーザは表示モニタ4を回転させて閉じることができる。
図5は、図1に示すカメラにおいて表示モニタ4を閉じた状態で示す断面図である。
ロックレバー11がロック解除位置にあると、ロックプレート12は、表示モニタ4の連結部材5に対する回転軌跡から離れている。このため、ロック解除を行った際には、表示モニタ4の回転動作に支障が生じることはない。
表示モニタ4を閉じた状態においては、図5に示すように、連結部材5(および6)は表示モニタ4内に入り込む。一方、表示モニタ4を回転させ開いた状態においては、連結部材5が入り込んでいた部分がスペースとなる。当該スペースにロックレバー11の軸体およびロックプレート12を配設すれば、カメラサイズを大きくすることなく、カメラに表示モニタ4の回転ロック機構を追加することができる。
つまり、表示モニタ4には連結部材および回転軸が配設されるスペースが規定されて、ロックレバー11がロック位置に位置づけられた際にはロックプレート12は当該スペースに進入することになる。
このように、本発明の第1の実施形態では、表示モニタ4を180度開いた際に、ロックレバーをロック位置にスライドさせると、表示モニタ4がロック状態となるので、表示モニタ4の開閉操作が損なわれることなく、しかも表示モニタが開いた状態においてタッチパネルの操作性を良好にすることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラについて説明する。なお、ヒンジ部の構成および動きについては、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。また、第1の実施形態におけるカメラと同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図6は、本発明の第2の実施形態によるカメラにおいて表示モニタを開いた状態を説明するための図である。そして、図6(a)は表示モニタを180度開いた状態における断面図であり、図6(b)は表示モニタを180度開いた状態における断面図である。なお、第2の実施形態では、ロックプレートを参照番号22で示す。
図6(a)に示す表示モニタ4を180度開いた状態では、コイルばね23によってロックプレート22およびロックレバー(図示せず)を常にロック方向に付勢する。ロックプレート22において第2の回転軸5bから離れた位置にある上端(後端)には曲げ平面部22cが形成される。そして、当該曲げ平面部22cには、かしめピン22bがかしめられている。
かしめピン22bにはコイルばね23が挿通されて、表示モニタ4の樹脂製カバー4aに形成された支持平面部4bとロックプレート22の曲げ平面部22cとの間にコイルばね23を挟み込む。これによって、ロックプレート22を常時第2の回転軸5b側に付勢する。
第1の実施形態と同様にして、表示モニタ4が180度開いた状態においては、ロックプレート22の下端(先端)に形成された凸部22aが連結部材5の平坦部5cと当接する。ロックプレート22はコイルばね23によって図中下向きに付勢されているので、凸部22は連結部材5を下向きに押圧する。これによって、表示モニタ4の連接部材5(および6)に対する回転が阻止される。つまり、表示モニタ4はロックされた状態となる。この結果、表示モニタ4を180度開いた状態において、ユーザがタッチ操作を行っても、表示モニタ4が回転することはない。
表示モニタ4を閉じる場合には、ロックレバーをコイルばね23の付勢力に抗する方向に操作しつつ、表示モニタ4を回転させる。これによって、ロックプレート22の凸部22aが連結部材5の平坦部5cを乗り越えると、ユーザがロックレバーから手を離してもロックプレート22は連結部材25の円弧状部(R形状部)を滑る。そして、ユーザは閉じ状態まで表示モニタ4を回転させることができる。
図6(b)に示す表示モニタ4が閉じた状態から開く際においても同様にして、表示モニタ4を開く方向に回転すると、ロックプレート22の凸部22aが連結部材のR形状部を滑って表示モニタ4が回転する。そして、表示モニタ4が180度開いた状態で、前述のように表示モニタ4がロックされる。
なお、ここでは、付勢部材としてコイルばねを用いるようにしたが、表示モニタ内のスペースに応じて引っ張りばね又は捩じりばねなどを用いるようにしてもよい。
このように、本発明の第2の実施形態においても、表示モニタ4を180度開いた際には表示モニタ4がロック状態となり、表示モニタ4の開閉操作が損なわれることなく、しかも表示モニタが開いた状態においてタッチパネルの操作性を良好にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体
2 レンズ鏡筒
3 トップカバー
4 表示モニタ
5,6 連結部材
7 ステー
8 金属シャーシ
9 FPC
11 ロックレバー
12,22 ロックプレート

Claims (9)

  1. 機器本体と、当該機器本体に対してヒンジ機構によって回転可能に取り付けられた可動部とを有する電子機器であって、
    前記ヒンジ機構は、前記機器本体に配設された第1のヒンジ部と、前記可動部に配設され前記第1のヒンジ部における摺動トルクよりもその摺動トルクが小さい第2のヒンジ部と、前記第1のヒンジ部と前記第2のヒンジ部とを連結する連結部材とを備え、
    前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転を規制して前記可動部をロック状態とするロック手段を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記ロック手段は、操作レバーと、当該操作レバーの動きに連動して動作するロックプレートとを有し、
    前記操作レバーが所定のロック位置に位置づけられると、前記ロックプレートによって前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記可動部には前記連結部材が配設されるスペースが規定されており、
    前記操作レバーが前記ロック位置に位置づけられた際には前記ロックプレートは前記スペースに進入することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記操作レバーは前記可動部に形成され、所定の方向に延びるスリットに摺動可能に配設されており、
    前記可動部には、前記所定の方向において第1の位置に第1の係止部が形成され、
    前記操作レバーが前記ロック位置に位置づけられた際、前記ロックプレートの一端部が前記連結部材に当接するとともに、前記ロックプレートの他端部が前記第1の係止部に係止されて、前記ロックプレートによって前記連結部材を押圧して前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転が規制されることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記可動部には、前記所定の方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に第2の係止部が形成されており、
    前記操作レバーが予め定められたロック解除位置に位置づけられると、前記ロックプレートの一端部が前記連結部材から離間するとともに、前記ロックプレートの他端部が前記第2の係止部に係止されて、前記ロックプレートによる前記連結部材の押圧が解除されて前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転規制が解除されることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記ロック手段は、前記可動部において移動可能に配置されたロックプレートと、前記ロックプレートを常に前記連結部材に当接する方向に所定の付勢力で付勢する付勢手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記連結部材には、円弧状部と平坦部とが形成されており、
    前記可動部の前記機器本体に対する回転角度が所定の角度となると、前記ロックプレートの一端部によって前記平坦部が押圧されて、前記連結部材に対する前記第2のヒンジ部の回転を規制されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記可動部を前記所定の回転角度から前記回転角度を小さくする方向である閉じ方向に前記付勢力に抗して操作すると、前記ロックプレートの一端部が前記円弧状部に当接しつつ円弧状部を摺動することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記可動部は、前記機器本体で処理されたデータを表示するための表示モニタであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。
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