JP2013235173A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジ部を小型化した電子機器を提供する。
【解決手段】本体部に対して表示部が少なくとも二つの方向に回転可能な電子機器であって、表示部を本体部に対して第一の方向に回転させる第一の回転軸と、表示部を本体部に対して第二の方向に回転させる第二の回転軸と、表示部が第二の方向に回転していない状態では本体部と当接し、表示部が第二の方向に回転した状態では本体部から離れる操作部と、操作部と連動して動作するロック部材と、表示部と本体部とを互いに接続し、ロック部材を受けるロック部材受け部を備えたヒンジ部とを有し、表示部が第二の方向に回転していない状態では、操作部が本体部と当接することにより、ロック部材がヒンジ部のロック部材受け部から退避し、表示部が第二の方向に回転した状態では、操作部が本体部から離れることにより、ロック部材がヒンジ部のロック部材受け部に受けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒンジ構造を有する電子機器に関する。
従来から、携帯電話などの電子機器において、操作部(本体部)に対して表示部を移動させることができる電子機器が知られている。これらの電子機器において、表示部と操作部は、1軸または2軸のヒンジを用いて互いに接続されている。2軸のヒンジで接続されている電子機器として、表示部と操作部が向かい合った折り畳み状態から、縦開きと横開きの両方の状態に変更可能なものがある。例えば、通話の際には縦開きに設定し、情報入力の際には横開きに設定することで、電子機器としての使い勝手を向上させることができる。
また、縦開きと横開きの両開き構造を有する携帯電話において、ヒンジ部の回転を規制する規制部材を設けているものがある。このような規制部材は、いずれか一方の軸が回転した状態において、他方の軸の回転を規制する。例えば特許文献1には、ヒンジ部としての縦開き軸と横開き軸との間に両軸を規制する規制部材を設けることで、一方の軸が回転した場合に他方の軸の回転を規制するヒンジ構造を備えた携帯電子機器が開示されている。
特開2009−68550号公報
しかしながら、特許文献1に開示された携帯電子機器のヒンジ構造では、ヒンジ部の両軸の回転を規制する規制部材がヒンジ部の近傍、すなわち本体部や表示部の外側に設けられている。このため、ヒンジ部が大型化してしまう。
そこで本発明は、ヒンジ部を小型化した電子機器および撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、本体部に対して表示部が少なくとも二つの方向に回転可能な電子機器であって、前記表示部を前記本体部に対して第一の方向に回転させる第一の回転軸と、前記表示部を前記本体部に対して第二の方向に回転させる第二の回転軸と、前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では前記本体部と当接し、該表示部が該第二の方向に回転した状態では該本体部から離れる操作部と、前記操作部と連動して動作するロック部材と、前記表示部と前記本体部とを互いに接続し、前記ロック部材を受けるロック部材受け部備えたヒンジ部と、を有し、前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では、前記操作部が前記本体部と当接することにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部から退避し、前記表示部が前記第二の方向に回転した状態では、前記操作部が前記本体部から離れることにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、ヒンジ部を小型化した電子機器および撮像装置を提供することができる。
第一実施形態における電子機器の斜視図である。 第一実施形態における電子機器の詳細図である。 第一実施形態の電子機器において、第二の方向のロック構造を示す図である。 第一実施形態の電子機器において、第一の方向のロック構造を示す図である。 第一実施形態の電子機器において、操作部の先端周囲の構成図である。 第一実施形態における電子機器の斜視図である。 第二実施形態の電子機器において、第一の方向のロック構造を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第一実施形態>
まず、図1を参照して、第1の実施形態における電子機器(撮像装置:デジタルカメラ)の構造について説明する。本実施形態の電子機器は、本体部に対して表示部が少なくとも二つの方向に回転可能な電子機器である。なお本実施形態では、電子機器としてデジタルカメラを示しているが、これに限定されるものではなく、本実施形態はビデオカメラ、ポータブルディスプレイ、モバイル機器などの他の電子機器にも適用可能である。
図1は、本実施形態におけるデジタルカメラ100の斜視図である。デジタルカメラ100は、後述のように、表示部の回転機構を備えて構成される。図1(a)は表示部を本体部に収納した状態(収納状態)、図1(b)は表示部をローアングルにした状態(ローアングル状態)、図1(c)は表示部を対面させた状態(対面状態)をそれぞれ示す。
図1(a)〜(c)において、101は表示部、102はレンズ(撮像レンズ)、103は表示部101を回転させるヒンジ部(回転機構)、104は本体部である。レンズ102は、被写体像を取得して表示部101に被写体像を表示させるための撮像光学系である。ヒンジ部103は、表示部101と本体部104とを互いに接続し、後述のロック部材120が挿入可能な穴部122を備えて構成される。表示部101は、ヒンジ部103を介して本体部104に取り付けられており、本体部104に対して表示部101の位置を回転移動させることができる。
図1(a)に示されるように、表示部101は、通常、デジタルカメラ100の後方に収納されている。前方の被写体に向けてデジタルカメラ100を使用する場合、収納状態の表示部101のLCDパネルを見ながら撮影することができる。被写体に対してユーザが上方向から撮影する場合、図1(b)に示されるように、表示部101をローアングル状態にすることで、表示部101の視認性を向上させることができる。また、被写体と撮影者が同じ方向にいる場合やユーザ自身を撮影したい場合、図1(c)に示されるように、表示部101を対面状態することで、撮影者がLCDパネルの画像を確認しながら撮影することができる。
表示部101を収納状態(図1(a))からローアングル状態(図1(b))へ変更する際には、表示部101の下端部101aを持ち上げることにより、表示部101を移動させることができる。また、表示部101を収納状態(図1(a))から対面状態(図1(c))へ変更する際には、本体部104のザグリ部104aに指等を入れて、表示部101の右側面101bを持ち上げることにより、表示部101を移動させることができる。なお図1に示される撮像装置では、表示部101を二つの方向のうち一方向に回転させることでローアングル状態に設定され、表示部101を他の方向に回転させることで対面状態に設定されるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
次に、図2を参照して、デジタルカメラ100のヒンジ部103の構成について説明する。図2はヒンジ部103の詳細図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は正面図、図2(c)は底面図である。図2は、ヒンジ部103の構造を見やすくするため、ヒンジ部103の外観カバーと本体部104の構成を取り外して示している。
105は、表示部101を本体部104に対して図2中のA方向(第一の方向)に回転させる第一の回転軸である。第一の回転軸105は、軸105aを中心に回転することにより、表示部101をA方向に回転させることができる。106は、表示部101を本体部104に対して図2中のB方向(第二の方向)に回転させる第二の回転軸である。第二の回転軸106は、軸106aを中心に回転することにより、表示部101をB方向に回転させることができる。
107aは、第一の回転軸105と第二の回転軸106をつなぐヒンジ板金である。ヒンジ板金107aは、第二の方向に表示部101を回転させる際に、表示部101および第一の回転軸105とともに回転する。107bは、本体部104に取り付けられるベース板金である。ベース板金107bを本体部104に固定することで、表示部101およびヒンジ部103を本体部104に締結する。
本実施例では、第一の回転軸105の回転可能角度は、収納位置を基準として、表示部101が上を向く方向(第一の方向:A方向)に90度である。また、第二の回転軸106の回転可能角度は、収納位置を基準として、第二の方向(B方向)に180度である。なお、図示しないが、第一の回転軸105および第二の回転軸106には、フリクションバネ(弾性部材)が挿入されており、表示部101を任意の回転角度で固定することができる。
第一の回転軸105は、表示部101の上側の端部近傍(第一の回転軸105に平行な端部の近傍)に配置されている。これにより、表示部101を収納状態からワンアクションで第一の回転軸105の周りに回転させることができる。また第二の回転軸106は、表示部101の左側の端部近傍(第二の回転軸106に平行な端部の近傍)に配置されている。これにより、表示部101を収納状態からワンアクションで第二の回転軸106の周りに回転させることができる。従って、ユーザが収納状態からワンアクションで表示部101の位置を任意の位置に変更可能であり、表示部101の操作性が向上する。なお、平行とは、厳密に平行である状態だけでなく、実質的に平行であると評価される状態(略平行)も含む意味である。
次に、図3を参照して、表示部101が第一の方向に回転している際における第二の方向のロック構造について説明する。図3(a)は、ロック構造を示す斜視図である。108は、本体部104に取り付けられている回転補助軸である。回転補助軸108は、収納状態において第一の方向に回転可能に構成され、操作部123の上に設けられている。109は、表示部101に設けられた溝部であり、回転補助軸108を挿入可能な開口を備えたU字状の溝部である。溝部109の開口は、表示部101の背面側に設けられている。
図3(b)、(c)は、ロック構造部の拡大図である。図3(b)は、表示部101が収納位置にある状態を示す。この状態で表示部101をC方向に動かすと、回転補助軸108がU字状の溝部109の開口を抜けて、表示部101を第二の方向に回転させることができる。一方、図3(c)は、表示部101が収納状態から所定角度だけ第一の方向に回転した状態を示す。この状態で表示部101をC方向に動かそうとしても、回転補助軸108がU字状の溝部109から抜け出せず、表示部101を第二の方向に回転させることができない。このように、表示部101が第一の方向に回転していない状態では、溝部109の開口の方向が第二の方向と一致し、表示部101の第二の方向への回転が許容される。一方、表示部101が第一の方向に回転した状態では、溝部109の開口の方向が第二の方向と異なり、表示部101の第二の方向への回転が妨げられる。
このような構成を有するロック構造部により、表示部101が任意の角度だけ第一の方向へ回転した状態で、表示部101の第二の方向への回転をロックすることが可能となる。このように、表示部101が第一の方向へ回転した状態では第二の方向に回転しないように構成されているため、第一の方向への回転操作を容易に行うことができる。また、デジタルカメラ100の使用中に不用意に第二の方向へ回転することが防止されるため、操作性の良い表示部を備えたデジタルカメラを提供することができる。
次に、図4を参照して、表示部101が第二の方向に回転している際における第一の方向のロック構造について説明する。図4は、第一の方向のロック構造を示す図である。図4では、ロック構造の説明のため、表示部101の外観カバーや各部品などを透視している。図4(a)は表示部101が本体部104に収納されている状態(収納状態)を示し、図4(b)は表示部101が収納状態から第2回転方向に所定の角度だけ回転した状態を示している。
120は、第一の方向の回転ロックを掛けるロック部材であり、ロック軸121を中心に回転移動する。ロック部材120は、後述の操作部123と連動して動作する。図4(a)に示される収納状態では、ロック部材120は表示部101側に退避し、ロック部材120によるロックが解除されている。一方、図4(b)に示される状態では、ロック部材120は表示部101からヒンジ部103側に突出し、ロック部材120によりロックされる。また図4(c)は、ロック部材120によりロックされている状態を示しており、ロック部分の詳細斜視図である。ヒンジ部103のヒンジ板金107aには穴部122が設けられている。図4(c)に示されるように、ロック部材120がヒンジ板金107aの穴部122に挿入されることにより、第一の方向(A方向)において表示部101を回転させることができなくなる。
図4(a)、(b)において、123は、ロック軸121を中心としてロック部材120を回転移動させる操作部である。操作部123の先端には、ロック部材120が接続されている。図4(a)に示されるように収納状態では、操作部123はバネ125(弾性部材)により図中のD方向(右方向)に付勢されている。このとき、ロック部材120はヒンジ板金107aの穴部122から退避しているため、表示部101は、第一の方向のロックが解除された状態となる。
一方、図4(b)に示されるように操作部123が図中のE方向(左方向)に押されると、ロック部材120がロック軸121を中心に回転する。そしてロック部材120は、表示部101からヒンジ部103側に突出し、ヒンジ板金107aの穴部122に挿入される。これにより、表示部101は、第一の方向にロックされた状態となる。
操作部123の先端(図4(a)の右側先端部)は、U字状の溝部109の中で露出している。表示部101が収納状態または第一の方向における回転状態の場合、回転補助軸108が溝部109の中に嵌っている。このとき、溝部109の中で露出している操作部123の先端部は、回転補助軸108により押されている。このため、表示部101の第一の方向のロックが解除された状態となる。一方、表示部101を第二の方向に回転させると、回転補助軸108は溝部109から抜ける。このとき、操作部123は回転補助軸108により押されていない。このため、表示部101の第一の方向のロックが掛かった状態となる。
このように操作部123は、表示部101が第二の方向に回転していない状態では本体部104と当接する。一方、操作部123は、表示部101が第二の方向に回転した状態では本体部104から離れる。そして、表示部101が第二の方向に回転していない状態では、操作部123が本体部104と当接することにより、ロック部材120がヒンジ部103の穴部122から退避する。一方、表示部101が第二の方向に回転した状態では、操作部123が本体部104から離れることにより、ロック部材120がヒンジ部103の穴部122に挿入される。
このようにバネ125は、ロック部材120がヒンジ部103の穴部122に挿入されるように操作部123に付勢力を与える(図4(b))。そして、表示部101が第二の方向に回転していない状態(収納状態)では、バネ125の付勢力に反するように操作部123が本体部104の回転補助軸108と当接する(図4(a))。なお本実施形態において、操作部123は、表示部101が第二の方向に回転していない状態では本体部104の回転補助軸108と当接している。ただし、本実施形態はこれに限定されるものではなく、操作部123が本体部104の他の部位と当接するように構成されていてもよい。
このような構成により、表示部101を第二の方向に所定の角度だけ回転させた状態では、表示部101の第一の方向における回転を妨げるようにロックが掛けられる。このため、表示部の回転操作が容易で、かつ、デジタルカメラ使用中に不用意に回転しない操作性の良い表示部を備えたデジタルカメラを提供することができる。また、このような表示部の内部にロック機構を構成することで、ヒンジ部を小型化したデジタルカメラを提供することが可能となる。
次に、本実施例のデジタルカメラ100をローアングル状態に変更する場合の構造上の特徴について説明する。収納状態からローアングル状態に変更するには、表示部101の下端を持ち上げて第一の方向に移動させることで表示部101を開く。このとき、表示部101の下端において保持する位置や表示部101を持ち上げる際に掛かる力の方向によっては、表示部101が第二の方向に移動してしまう場合がある。表示部101が第二の方向に移動すると、表示部101の第一の方向への移動にロックが掛かり、デジタルカメラ100をローアングル状態にすることができない。
そこで本実施例では、表示部101の下端を持ち上げて表示部101を第一方向に回転させようとする場合、表示部101を優先的に第一の方向に回転させるため、第二の方向よりも第一の方向に移動しやすいように設定される。具体的には、表示部101は、収納状態で回転を開始する際に、ある一定荷重で引っ張らなければ第二の方向に回転しないように構成されている。以下、図5を参照して、このような機能を実現する構成について説明する。
図5は、操作部123の先端周囲の構成図であり、図5(a)は操作部123の先端周囲の斜視図、図5(b)は操作部123の先端周囲の断面図をそれぞれ示す。操作部123は、表示部101が第二の方向に回転していない状態(収納状態)で、本体部104(回転補助軸108)と当接する面123aを有する。また、操作部123の面123aには突起部124が設けられている。表示部101の収納状態では、操作部123は回転補助軸108に接しており、回転補助軸108は突起部124を避けた位置(面123aのうち突起部124が形成されていない箇所)で操作部123を(図5(b)中の左方向に)押している。
このような構成で、収納状態において表示部101を第二の方向に回転させようとすると、操作部123を含む表示部101が図5(b)中のC方向に引き上げられる。操作部123はバネ125で(図5(b)中の右方向に)付勢されている。このため、操作部123は、突起部124を乗り上げるようにバネ125に対抗して退避する。突起部124を乗り上げる過程で摩擦荷重がかかるため、表示部101を第二の方向に回転させるには、ある一定以上の荷重で表示部101を引き上げる必要がある。
本実施形態では、表示部101を第二の方向に回転させる場合、操作部123は、本体部104が突起部124を乗り上げて本体部104から離れる。これにより、表示部101を収納位置から第一の方向に回転させようとする場合、第二の方向よりも第一の方向に回転しやすいため、表示部101の操作性を向上させることができる。
次に、本実施例のデジタルカメラ100を対面状態に変更する場合の構造上の特徴について説明する。収納状態から対面状態に変更するには、表示部101の右側面(ザグリ部104aに露出した箇所)を持ち上げて第二の方向に回転させて開く。このとき、表示部101の右側面において保持する位置や持ち上げる位置により、表示部101が第一の方向に回転してしまう場合がある。このように表示部101が第一の方向に回転すると、表示部101の第二の方向のロックが掛かり、表示部101を対面状態にすることができない。そこで本実施例では、表示部101を持ち上げる位置を規制している。以下、図6を参照して、このような機能を実現する構成について説明する。
図6は、デジタルカメラ100の斜視図である。本実施例において、収納状態では、表示部101の右側面101bが本体部104に埋もれており、ユーザは表示部101の右側面101bに触れられない状態になっていない。本体部104に設けられたザグリ部104aは、収納状態において表示部101の右側面101bが一部露出するようなザグリ形状を有する。
またザグリ部104aは、第一の回転軸105の近傍に設けられている。ユーザがザグリ部104aに指などを入れて表示部101の右側面101bを持ち上げることにより、第二の回転軸106が回転し、表示部101を対面状態に変更することができる。表示部101の右端(右側面101b)は、ザグリ部104aを除いて、本体部104に埋め込まれている。このため、ユーザはザグリ部104a以外の部分で表示部101の右側面101bに触れることができず、ザグリ部104aの箇所でなければ表示部101の右側面101bを第二の方向に持ち上げることは困難である。従って、表示部101の右側面101bにおいて持ち上げ可能な位置は、ザグリ部104aの位置であり、第一の回転軸105の近傍である。これにより、第一の回転軸105の回転方向(第一の方向)に力が掛かりにくい。このため、表示部101が優先的に第二の方向に開き、第二の方向に回転させる際の表示部101の操作性を向上させることができる。
<第二実施形態>
次に、図7を参照して、本発明の第二実施形態におけるデジタルカメラ(電子機器)について説明する。本実施例形態は、表示部の第一の方向のロック機構が第一実施形態と異なり、他の構成は第一実施形態と同様であるため、それらの説明は省略する。
図7は、第一の方向のロック構造を示す図である。図7(a)は第一の方向のロック構造の詳細図、図7(b)、(c)はロック構造による表示部101の動作を示している。図7(a)に示されるように、ヒンジ板金201には穴部202が設けられている。穴部202は、コの字形状を有し、かつ、穴部202の一方が開放した開放部202aを有する。ロック部材203が穴部202に掛かることにより、表示部101の第一の方向の回転がロックされる。
ロック部材203が穴部202に掛かった状態では、ロック部材203を含む表示部101は、図7(a)中のF方向に回転ロックが掛かり、F方向の回転が規制される。一方、図7(a)中のG方向(F方向と反対の回転方向)には、穴部202が開放した開放部202aがあるため、G方向にはロックが掛からない。このため、G方向にはロック部材203を含む表示部101の回転が可能である。
表示部101を第二の方向に回転させる際には、第一の回転軸のF方向(図7(a))の回転が規制される。すなわち、図7(b)に示されるように、ユーザが表示部101をH方向に引っ張ると、第一の回転軸のF方向の回転がロックされ、第二の回転軸のみが回転する。一方、穴部202には開放部202aが設けられている。このため図7(c)に示されるように、収納状態から第二の回転軸を180度回転させた状態(対面状態)において、ユーザが表示部101をF方向と反対の方向(図7(a)中のG方向)に回転させると、ロックの掛かってないI方向に回転する。この結果、デジタルカメラ100を高い位置から撮影するハイアングル撮影ができるように、表示部101を回転移動させることが可能である。このように本実施形態では、表示部を第二の方向に回転させた場合に第一の方向の回転角度の一部領域のみを規制することにより、表示部の回転操作性を向上させつつ、より柔軟に表示部の位置を設定することができる。
上記各実施形態によれば、少なくとも二つの方向に回転可能な表示部がいずれか一方向に回転した状態で他方向の回転をロックする機構を、ヒンジ部ではなく表示部または本体部に設けることができる。このため、ヒンジ部を小型化した電子機器および撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、穴部122、202は、それぞれヒンジ板金107a、201に設けられた開口であるが、開口でなくてもヒンジ板金107a、201の他の部分よりも厚みを薄くしたり凹ませることで穴部122、202としてもよい。
また、例えば、穴部122、202の代わりに、ヒンジ板金107a、201に表示部101に向けて突出したリブなどの突出部を設け、その突出部にロック部材120、203が当接することで表示部101の第一の方向への回転を規制するようにしてもよい。すなわち、ヒンジ板金に設けられた穴部や突出部などで形成されたロック部材受け部によって、操作部と連動してヒンジ部側に突出したロック部材を受けることで、ロック部材の第一の方向への回転を規制し、表示部101の第一の方向への回転を規制すればよい。
100 デジタルカメラ(電子機器)
101 表示部
103 ヒンジ部
104 本体部
105 第一の回転軸
106 第二の回転軸
120 ロック部材
122 穴部
123 操作部

Claims (11)

  1. 本体部に対して表示部が少なくとも二つの方向に回転可能な電子機器であって、
    前記表示部を前記本体部に対して第一の方向に回転させる第一の回転軸と、
    前記表示部を前記本体部に対して第二の方向に回転させる第二の回転軸と、
    前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では前記本体部と当接し、該表示部が該第二の方向に回転した状態では該本体部から離れる操作部と、
    前記操作部と連動して動作するロック部材と、
    前記表示部と前記本体部とを互いに接続し、前記ロック部材を受けるロック部材受け部を備えたヒンジ部と、を有し、
    前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では、前記操作部が前記本体部と当接することにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部から退避し、
    前記表示部が前記第二の方向に回転した状態では、前記操作部が前記本体部から離れることにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部から退避した状態では、前記表示部の前記本体部に対する前記第一の方向への回転が可能であり、
    前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられた状態では、前記表示部の前記本体部に対する前記第一の方向への回転が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられるように前記操作部に付勢力を与える弾性部材を更に有し、
    前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では、前記弾性部材の前記付勢力に反するように前記操作部が前記本体部と当接することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記本体部は、前記第一の方向に回転する回転補助軸を有し、
    前記表示部は、前記回転補助軸を挿入可能な開口を備えたU字状の溝部を有し、
    前記表示部が前記第一の方向に回転していない状態では、前記溝部の開口の方向が前記第二の方向と一致し、該表示部の該第二の方向への回転を許容するように構成され、
    前記表示部が前記第一の方向に回転した状態では、前記溝部の開口の方向が前記第二の方向と異なり、該表示部の該第二の方向への回転を妨げるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では、前記操作部が前記本体部の前記回転補助軸と当接することにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部から退避し、
    前記表示部が前記第二の方向に回転した状態では、前記操作部が前記本体部の前記回転補助軸から離れることにより、前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記操作部は、前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態で前記本体部と当接する面に突起部を有し、
    前記表示部を前記第二の方向に回転させる場合、前記操作部は、前記本体部が前記突起部を乗り上げて該本体部から離れることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第一の回転軸は、当該第一の回転軸に平行な前記表示部の端部近傍に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第二の回転軸は、当該第二の回転軸に平行な前記表示部の端部近傍に設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記ロック部材が前記ヒンジ部の前記ロック部材受け部に受けられた状態では、前記表示部の前記本体部に対する前記第一の方向への回転が規制され、前記表示部の前記本体部に対する前記第一の方向と反対の方向への回転が可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記ロック部材受け部は、前記ロック部材が挿入可能な穴部で形成されていて、
    前記表示部が前記第二の方向に回転していない状態では、前記操作部が前記本体部と当接することにより、前記ロック部材が前記穴部から退避し、
    前記表示部が前記第二の方向に回転した状態では、前記操作部が前記本体部から離れることにより、前記ロック部材が前記穴部に挿入されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記ロック部材受け部は、前記表示部へ向けて突出した突出部で形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電子機器。
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