JP2018054913A - 表示装置、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持される筐体に対して表示装置を複数の方向に回転可能とする機構が大型化することを低減すること。【解決手段】 表示部を備えた表示装置であって、第一プレートと、第一プレートを回転可能に軸支する第一軸と、第二プレートと、第一プレートに設けられ、第一軸と略平行な方向に第二プレートを回転可能に軸支する第二軸と、第三プレートと、第二プレートに設けられ、第一軸および第二軸と略直交する方向に第三プレートを回転可能に軸支する第三軸と、を有し、第二軸は、第一プレートの一方の端部であって、第二プレートの略中央部に設けられ、第二プレートは、第一プレートと第二プレートと第三プレートとを重ね合わせた状態で、第三軸と略平行な方向における表示部の略中央部で第二軸に軸支されていることを特徴とする構成とした。【選択図】 図2

Description

本発明は、異なる方向に回転可能な複数の回転軸を有する機構を備え表示装置、および当該表示装置を有する電子機器に関するものである。
従来、表示装置に表示された画像などをユーザーが容易に確認するため技術として、表示装置を保持する筐体に対して当該表示装置の表示方向を可変にする機構が知られている。
特許文献1には、それぞれが異なる軸方向である多軸のヒンジ機構を用いて、電子機器に搭載されたディスプレイ部を、筺体に対して回転させる技術について提案されている。
特開2016−38025号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ディスプレイ部を電子機器本体に対して回転させる際に、ディスプレイ部と電子機器との干渉を回避する為に、回転軸から遠ざかる方向にディスプレイ部をスライドさせる機構が必要である。この場合、ディスプレイ部をスライドさせる分だけ装置が大型化してしまう。
本発明の目的は、保持される筐体に対して表示装置を複数の方向に回転可能とする機構が大型化することを低減することである。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、表示部を備え、第一プレートと、前記第一プレートを回転可能に軸支する第一軸と、第二プレートと、前記第一プレートに設けられ、前記第一軸と略平行な方向に前記第二プレートを回転可能に軸支する第二軸と、第三プレートと、前記第二プレートに設けられ、前記第一軸および第二軸と略直交する方向に前記第三プレートを回転可能に軸支する第三軸と、を有し、前記第二軸は、前記第一プレートの一方の端部であって、前記第二プレートの略中央部に設けられ、前記第二プレートは、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートとを重ね合わせた状態で、前記第三軸と略平行な方向における前記表示部の略中央部で前記第二軸に軸支されていることを特徴とする。
本発明によれば、保持される筐体に対して表示装置を複数の方向に回転可能とする機構が大型することを低減することができる。
実施形態に係るデジタルカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して回転させていない状態を例示的に説明した背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して右方向にチルトさせた状態を例示的に説明した背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して左方向にチルトさせた状態を例示的に説明した背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して下方向にチルトさせた状態を例示的に説明した背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して上方向にチルトさせた状態を例示的に説明した背面斜視図である。 実施形態に係るデジタルカメラ1を左側面から見た側面図である。 実施形態に係る、表示部10が収納状態である場合の第一ロック機構60の拡大図を例示的に説明した図である。 実施形態に係る、表示部10の第一軸21を中心とするチルト動作中である場合の第一ロック機構60の拡大図を例示的に説明した図である。 実施形態に係る表示部10が収納状態における、第二ロック機構70の断面図を例示的に説明した図である。 実施形態に係る表示部10が第一軸21を回転中心とするチルト動作中における、第二ロック機構70の断面図を例示的に説明した図である。 実施形態に係る第二ガード部材82を例示的に説明する図である。 第二ガード部材82にフレキシブルケーブル80が取り付けられた状態における断面A−A’の断面図である。
(実施形態)
(カメラ1の基本構成)
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図5は本発明を実施した撮像装置の実施形態であるデジタルカメラ(以下、単にカメラと称す)1の背面斜視図である。なお、図1は、本実施形態に係るカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対する回転動作(以下、チルト動作と称す)させていない状態を例示的に説明した背面斜視図である。図1に示す表示部10の状態を収納状態と称す。また、図2は、本実施形態に係るカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して右方向にチルト(右チルト)させた状態を例示的に説明した背面斜視図である。また、図3は、本実施形態に係るカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して左方向にチルト(左チルト)させた状態を例示的に説明した背面斜視図である。また、図4は、本実施形態に係るカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して下方向にチルト(下チルト)させた状態を例示的に説明した背面斜視図である。更に、図5は、本実施形態に係るカメラ1の表示部10をカメラ筐体に対して上方向にチルトさせた状態(上チルト)を例示的に説明した背面斜視図である。
図1乃至図5に図示するように、カメラ1の背面2には表示部10、操作部15、開閉機構20が備えられている。そして、本実施形態のカメラ1は、表示部10をカメラ1(あるいはカメラ筐体)の背面2に対して互いに略直行する2方向にチルトさせる事が可能である。なお、本実施形態において表示部10は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)によって形成され、表示内容を変更できる表示部であるが、これに限定されるものではない。例えば、有機エレクトロニックルミネッセンスなど他の方式を採用してもよい。また、表示部10および開閉機構20を合わせた電子機器を表示装置と称する。
開閉機構20は、複数の回転軸として、第一軸21、第二軸31、第三軸41、第四軸51を備えている。また、開閉機構20は、第一プレート22、第二プレート32、第三プレート42、第四プレート52を備えている。なお、以降の説明では、操作部15を基準として、操作部15から遠方となる短辺を辺A1、辺A1と対向する短辺を辺A2、表示部10の収納状態における表示部10の下側の長辺の辺A3、辺A3と対向する長辺を辺A4とする。表示部10が収納状態である場合の辺A1側をカメラ1の左側、辺A2側をカメラ1の右側、辺A3側をカメラ1の下側、辺A4側をカメラ1の上側とする。
開閉機構20の第一軸21は、カメラ筐体の背面側に配されたベースプレート19から延設された回転軸であって、表示部10の辺A1と略平行な方向において、第一プレート22を回転可能に軸支している。なお、第一軸21は、カメラ筐体の背面2を形成する各辺のうち、操作部15から遠方となる短辺側の稜線に沿って配置されている。
開閉機構20の第二軸31は、第一プレート22の第1軸21とは反対側であって、第一軸21と略平行な方向において、第二プレート32を回転可能に軸支している。
第二プレート32は、表示部10を表示面側(収納状態におけるカメラ1の背面2側)から見た際の矩形面積とほぼ同じ大きさの板金部品である。なお、第二軸31が軸支される箇所は、第一プレート22における一方の端部、かつ、第二プレート32における表示面側から見た際の表示部10の長辺における略中央部の上下端である。ここで、第一プレートにおける他方の端部は、第一軸21に軸支されている。
開閉機構20の第三軸41は、第二プレート32において、表示部10の長辺に略平行あって、表示部10の辺A3に沿った位置で、第三プレート42を回転可能に軸支している。
開閉機構20の第四軸51は、第三プレート42において、表示部10の長辺および第三軸41と略平行であって、表示部10の辺A4に沿った位置で、第四プレート52を回転可能に軸支している。なお、表示部10は、第四プレート52に固定(保持)されている。
以上説明した、各回転軸のうち、第一軸21と第二軸31、第三軸41と第四軸51とは、それぞれ略平行な回転軸である。また、第一軸21と第二軸31とは、第三軸41と第四軸51に対して、それぞれ略直交する回転軸である。
以下、各回転軸を回転中心とした表示部10のチルト動作について説明する。第一軸21を中心とするチルト動作を行った場合、表示部10は図3に図示する左チルト状態となる。表示部10が左チルト状態である場合のカメラ1は、例えば、ユーザーがカメラ1を縦位置で保持し、比較的ハイアングルから被写体を撮像するのに適した状態である。また、第二軸31を中心とするチルト動作を行った場合、第二軸31だけでなく、第一軸21も連動して回転することで、表示部10は図2に図示する右チルト状態となる。表示部10が右チルト状態である場合のカメラ1は、例えば、ユーザーがカメラ1を縦位置で保持し、比較的ローアングルから被写体を撮像するのに適した状態である。なお、表示部10の右チルト状態では、操作部15から表示部10が離間するため、ユーザーが操作部15を操作した際に、誤って指先が表示部10の画面上に触れてしまうことを防止できる。
また、第三軸41を中心とするチルト動作を行った場合、表示部10は図4に図示する下チルト状態となる。表示部10が下チルト状態である場合のカメラ1は、例えば、ユーザーがカメラ1を横位置(正位置)で保持し、比較的ハイアングルから被写体を撮像するのに適した状態である。また、第四軸51を中心とするチルト動作を行った場合、表示部10は図5に図示する上チルト状態となる。表示部10が上チルト状態である場合のカメラ1は、例えば、ユーザーがカメラ1を横位置(正位置)で保持し、比較的ローアングルから被写体を撮像するのに適した状態である。なお、表示部10の表示面が被写体側を向くように、第四軸51を中心とするチルト動作を更に続け約180°回転させることで、被写体側から表示部10を確認するのに適した状態となる。
図6は、本実施形態に係るカメラ1を左側面から見た側面図であって、図5におけるカメラ1の状態の側面図を例示的に説明した図である。カメラ筐体のトップカバーに設けられたリブ形状部53は、表示部10の収納状態において、表示部10の辺A3の上方に配置され、第一軸21よりもカメラ1の背面側(撮影者側)に突出した突出部である。なお、リブ形状部53の表示部10の辺A3に沿った方向の寸法は、表示部10の辺A3と略同一であることが望ましい。上述したように、カメラ筐体に対して、第四軸51を回転中心として表示部10を約180°チルトさせると、被写体側から表示部10を確認できる状態となる。
この際、表示部10が第一軸21よりも先にリブ形状部53と接触することで、リブ形状部53に表示部10が安定して当接するため、表示部10がガタつくことなく、表示部10を被写体側に向けることが出来る。すなわち、第四軸51周りに表示部10を約180°チルトさせた際に、表示部10と第一軸21とが接触することを回避できる。また、この構成により、表示部10が第一軸21に接触することを抑制できるため、表示部10の表示面の一部分にだけ力が作用することを抑制することができる。なおリブ形状部53は、表示部10の収納状態において、表示部10の長辺である辺A3に近接(隣接)し、辺A3と共に、表示装置の長辺を形成する。
(ロック機構)
次に、表示部10のチルト動作に関するロック機構について、図7乃至10を参照して説明する。前述したカメラ1は、第一軸21、第二軸31、第三軸41、第四軸51の4軸を回転軸として表示部10のチルト動作が可能である。ここで、各回転軸を中心に独立してチルト動作が行われてしまうと、表示部10がカメラ1に配置された操作部15などの各部に接触し、ユーザーが意図しない操作が実行されてしまう場合がある。そこで、本実施形態のカメラ1は、各回転軸を中心としたチルト動作がそれぞれ独立して実行されることを規制するためのロック機構を備えている。以下、その詳細について説明する。
第一ロック機構60は、第一軸21または第二軸31を回転中心としたチルト動作中に第三軸41または第四軸51を回転中心としたチルト動作が不用意に実行されることを防止する第一の回転規制手段である。図7は、本実施形態に係る、表示部10が収納状態である場合の第一ロック機構60の拡大図を例示的に説明した図である。第一ロック機構60は、斜面形状部61、可動部品62、圧縮コイルばね63を備えている。なお、第一ロック機構60の構成の説明を簡略化するために、図7においては表示部10を不図示とする。
第二プレート32に設けられた可動部品62は、表示部10の辺A3、辺A4側(カメラ1の上下方向)へと移動可能であり、圧縮コイルばね63により辺A3側へ付勢されている。表示部10が収納状態である場合、可動部品62は、圧縮コイルばね63からの付勢力を受け、カメラ1に設けられた斜面形状部61と接触する。表示部10の収納状態において、可動部品62に設けられた爪形状62aは、第四プレート52の第四軸51を中心としたチルト動作を規制しない位置(第1の非規制位置)に位置する。換言すると、表示部10の収納状態において、表示部10は上下両方向へのチルト動作が可能である。
図8は、本実施形態に係る、表示部10の第一軸21を中心とするチルト動作中である場合の第一ロック機構60の拡大図を例示的に説明した図である。なお、図7と同様に、第一ロック機構60の構成の説明を簡略化するために、図8においては表示部10を不図示とする。
図8に図示するように、表示部10が第一軸21を中心とするチルト(左チルト)動作中である場合、当該左チルト動作によって可動部品62と斜面形状部61との接触状態が解除される。この状態で、圧縮コイルばね63の付勢力により、可動部品62が第三軸41側(辺A3側)へ移動する。可動部品62が辺A3側へ移動することで、爪形状62aが第四プレート52の第四軸51を中心とするチルト動作(上チルト動作)を規制する位置(第1の規制位置)に移動し、表示部10は第1のロック状態となる。この第1のロック状態では、第二プレート32と第四プレート52とが一体的に移動可能である。換言すると、表示部10の第1のロック状態では、表示部10の上下方向へのチルト動作が規制され、左右方向へのチルト動作のみが可能である。
表示部10の第1のロック状態において、第一軸21や第二軸31を回転中心とする表示部10の左右方向へのチルト動作から、表示部10を収納状態に戻す場合、表示部10が収納状態となる直前で可動部品62と斜面形状部61が再び接触する。そして、表示部10を収納状態に戻す力が、圧縮コイルばね63の付勢力を上回ると、可動部品62の爪形状62aは、辺A4側(上側)へ移動する。この状態で、可動部品62は、表示部10の上下方向へのチルト動作を規制する位置(第1の規制位置)から上下方向へのチルト動作が可能な位置(第1の非規制位置)へと移動する。すなわち、爪形状62aが第四プレート52の動きを規制する位置から外れる事で、再び第三軸41、第四軸51を回転中心とするチルト動作が可能となる。
また、カメラ1には第一軸21と第二軸31が不意に動作をしないよう、第二ロック機構70が備えられている。図9は、本実施形態に係る表示部10が収納状態における、第二ロック機構70の断面図を例示的に説明した図である。なお、図9は、表示部10が収納状態である場合に、第一軸21と直交する方向の断面図である。
第二ロック機構70は、第三軸41または第四軸51を回転中心としたチルト動作中に第一軸21または第二軸31を回転中心としたチルト動作が不用意に実行されることを防止する第二の回転規制手段である。図9に図示するように、第二ロック機構70は、ロック解除レバー71とロック連結部72とロック爪斜面部73と不図示のばね部材を備えている。
第二ロック機構70は、表示部10の辺A1および辺A2側へ移動可能であり、例えば、表示部10の収納状態において、カメラ1の内部に設けられた不図示のばね部材により辺A1側へ付勢されている。
図9に図示するように、表示部10の収納状態では、ロック爪斜面部73が第一プレート22の可動領域内に侵入し、第一プレート22とロック爪斜面部73とが係合する。この状態で、表示部10の第一軸21または第二軸31を回転中心としたチルト動作が可能な位置(第2の規制位置)へと、第二ロック機構70が移動する。換言すると、この状態で表示部10は、第一軸21と、第二軸31を回転中心とした左右方向へのチルト動作が制限され、第三軸41と第四軸51を回転中心とした上下方向へのチルト動作が可能である。
図10は、本実施形態に係る表示部10が第一軸21を回転中心とするチルト動作中における、第二ロック機構70の断面図を例示的に説明した図である。なお、図10は、図9と同様に、第一軸21と直交する方向の断面図である。
図10に図示するように、ユーザーがロック解除レバー71を破線で示す矢印A方向へと押下すると、ロック爪斜面部73は第一プレート22の可動領域外へと移動し、第一プレート22とロック爪斜面部73との係合が解除される。この状態で、表示部10の第一軸21または第二軸31を回転中心としたチルト動作が可能な位置(第2の非規制位置)へと、第二ロック機構70が移動する。なお、第一軸21を回転中心とする右チルト動作が可能となる事で、第二軸31を回転中心とした右チルト動作も可能となる。
表示部10を収納状態へと戻す際は、収納状態となる直前でロック爪斜面部73と第一プレート22が再び接触する。この状態で、表示部10を収納状態へと戻す力が不図示のばね部材の付勢力を上回ると、ロック爪斜面部73が辺A2側へと移動し、ロック爪斜面部73が第一プレート22の可動領域から退避する。そして、第一プレート22が可動領域の全域で移動可能となり、表示部10が収納状態となる。表示部10が収納状態となるとなる、ロック爪斜面部73が、不図示のばねの付勢力により再び第一プレート22の可動領域内に侵入した後に第一プレート22と係合することで、第一軸21を回転中心とするチルト動作が規制される。
以上説明したように、本実施形態のカメラ1は、少なくとも、第二ロック機構によるロックが解除された状態以外で、表示部10の上下方向へのチルト動作が可能であり、左右方向へのチルト動作が規制される。換言すると、第二ロック機構によるロックが解除されても、第一ロック機構によるロックがされていれば、表示部10の上下方向にチルト動作は可能である。
これに対して、カメラ1は、第二ロック機構のロックが解除された後に、第一ロック機構60が解除されたことに応じて、表示部10の左右方向へのチルト動作が可能である。すなわち、カメラ1は、第一および第二ロック機構の解除なしに表示部10の上下方向へのチルト動作が可能であるのに対して、第一および第二ロック機構の両方を解除しなければ左右方向へのチルト動作を行うことができない構成である。換言すると、本実施形態のカメラ1は、ユーザーがロック解除レバー71を押下しない限り、表示部10の第一軸21または第二軸31を回転中心とした左右方向へのチルト動作を行うことができない構成である。
この構成により本実施形態のカメラ1は、表示部10の各チルト動作が独立して実行されることを防止し、ユーザーが意図しない操作が実行されることを抑制することができる。さらに、上述した構成により本実施形態のカメラ1は、表示部10の左右方向へのチルト動作よりも上下方向へのチルト動作を優先的に実行可能である。一般的に、撮像装置を横位置で保持して被写体を撮像することが多いため、本実施形態のカメラ1は、使用頻度が高い横位置でのチルト動作を優先的に行うことが可能な構成を採用することで、ユーザーによるカメラ1の操作性を向上させることが出来る。
なお、本実施形態では、カメラ1の収納状態で、光軸方向における各プレートの配置が、ベースプレート19から表示面側に向け、第一プレート22、第二プレート32、第三プレート42、第四プレート52の順に配されているがこれに限定されるものではない。例えば、表示部10の左右方向のチルト動作を情報項のチルト動作よりも優先する構成においては、収納状態における撮像方向から、第三プレート42、第四プレート52、第一プレート22、第二プレート32を順に配する構成であってもよい。すなわち、表示部10の上下方向のチルト動作と左右方向のチルト動作のうちで、優先する動作に合わせて、各プレートの光軸方向(収納状態における)配設順序は異ならせる構成であればよい。
(フレキシブルケーブル80の配置)
次に、表示部10とカメラ筐体とを電気的に接続するフレキシブルケーブル80の配設方法について図2乃至図5、図11乃至12を参照して説明する。開閉機構20の内部には、カメラ筐体側と表示部10とを電気的に接続する通信手段であるフレキシブルケーブル80が配設される。
図2に図示するように、フレキシブルケーブル80は、第一軸21の近傍であって、表示部10の収納状態において辺A1と近接するカメラ筐体の背面側の辺から表示部10の辺A2辺側に引き出され、第一プレート22の表面に配される。図3に図示するように、ユーザーによるフレキシブルケーブル80への接触を抑制するため、カメラ筐体側のフレキシブルケーブル80の引出口の近傍から第二軸31の近傍まで第一ガード部材81が備えられている。図2、図3に図示するように、フレキシブルケーブル80は第一プレート22と第一ガード部材81との間を通り、第二軸31の近傍で第二プレート32と近接する。
フレキシブルケーブル80は第二プレート32の表面上で辺A3方向へと引き回しの向きが変更され、第二プレート32の表面に沿って配される。図2に図示するように、第二プレート32には第二ガード部材82が設けられており、フレキシブルケーブル80は第二プレート32と第二ガード部材82の間を通り、第三軸41の近傍で第三プレート42と近接する。
フレキシブルケーブル80は第三プレート42の表面上で辺A4方向へ引き回され、第三プレート42の表面に沿って配される。第三プレート42には第三ガード部材83が設けられており、フレキシブルケーブル80は第三プレート42と第三ガード部材83の間を通り、第四軸51の近傍で表示部に渡り、第四プレート52と近接しつつ、表示部10の表示基板(不図示)に接続される。
なお、本実施形態に係るフレキシブルケーブル80は、必ずしも開閉機構20の各チルト動作における回転中心に配されるものではない。この場合、表示部10のチルト動作によりフレキシブルケーブル80の必要経路長は変化する。例えば、変化後の必要経路長に対してフレキシブルケーブル80の長さが短い場合は、表示部10を所定の位置までチルトさせることができず、この状態で無理にチルト動作を行うことでフレキシブルケーブル80が破損してしまう恐れがある。また、例えば、変化後の必要経路長に対してフレキシブルケーブル80の長さが長い場合は、フレキシブルケーブル80に弛みが生じてしまうため、チルト動作に際して弛んだフレキシブルケーブル80を挟み込んでしまう恐れがある。
そこで、本実施形態のカメラ1は、第二ガード部材82にフレキシブルケーブル80の余長の変化を吸収する構造を備え、当該構成によって、表示部10のチルト動作に応じたフレキシブルケーブル80の必要経路長の変化に対応する。
図11は、本実施形態に係る第二ガード部材82を例示的に説明する図である。図12は、図11に図示する、第二ガード部材82にフレキシブルケーブル80が取り付けられた状態における図11に示す断面A−A’の断面図である。なお、図12は、表示部10の収納状態におけるフレキシブルケーブル80を説明した図である。
図11に図示するように、第二ガード部材82には、弾性変形可能な複数の折り返し手段として、第1のフレキ折返し部82a、第2のフレキ折り返し部82bが設けられている。図12に図示するように、表示部10が収納状態である場合、フレキシブルケーブル80は、第二ガード部材82の第1のフレキ折返し部82aおよび第2のフレキ折り返し部82bで折り返される。
第一軸21を回転中心とするチルト(左チルト)動作が行われた場合、カメラ筐体のフレキ引き出し部から第二ガード部材82までの間におけるフレキシブルケーブル80の必要経路長は、表示部10が収納状態である場合よりも長くなる。この状態で、フレキシブルケーブル80の必要経路長の変化により、フレキシブルケーブル80に加わる張力は増加する。そして、当該張力の増加により、第1のフレキ折返し部82aおよび第2のフレキ折返し部82bはそれぞれ、図12に二点鎖線で図示するような位置へと弾性変形する。この構成により、フレキシブルケーブル80の複数の折返し部分80aと80bとの間で必要なフレキシブルケーブル80の経路長が短くなる。この構成により、第1のフレキ折返し部82aと第2のフレキ折返し部82bの弾性変形による経路長の変化量と、第一軸21を回転中心とする場合のチルト動作が行われた際のフレキシブルケーブル80の折り返し部分間の経路長の変化量が等しくなる。したがって、上述した採用することで、表示部10の開閉動作はスムーズに行われる。なお、上述した実施形態では、表示部10の左チルト動作のみに言及したが、他の回転軸を回転中心としたチルト動作に対応させるように、上述した第二ガード部材82と略同一の構成を備えることで、各回転軸に係る表示部10のチルト動作に適用可能である。
また、本実施形態のカメラ1では、光軸と平行な方向において、第一ロック機構60、第二ロック機構70、第1のフレキ折返し部82cおよび第2のフレキ折返し部82dとが、互いに重畳しない位置に配されている。この構成により、カメラ1の厚み方向(光軸と平行な方向)の寸法が増加することを抑制することができる。
以上説明した構成を採用することで、本実施形態のカメラ1は、表示部10のチルト動作において、カメラ筐体と表示部10との干渉を回避するのに表示部10をスライドさせるための機構を設ける必要がない。すなわち、本実施形態のカメラ1は、保持される筐体に対して表示装置を複数の方向に回転可能とする機構が大型化することを低減することが出来る。
また、表示部10は、カメラ筐体に対して複数の回転軸を中心に回転可能であって、表示部10の表示面がそれぞれ異なる4方向を向くことが可能な構成である。この構成により、ユーザーによるカメラ1(又は表示装置)の保持状態に関わらず、ハイアングルおよびローアングルでの被写体の撮像に適した状態へと表示部10の表示方向を変更することが出来る。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その趣旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、前述した実施形態では、表示部10および開閉機構20からなる表示装置を、撮像装置であるカメラ1に接続した状態を例に説明したが、デジタルビデオカメラや監視カメラなど、種々の撮像装置に適用可能である。また、表示部を備えた電子機器や機構であれば、上述した表示装置の接続先は撮像装置に限定されるものではなく、種々の機器や機構に適用可能である。例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンの表示装置として、上述の構成を適用可能である。
また、上述した表示装置では、表示部10の直交する辺同士の長さが異なる構成について説明したが、直交する各辺同士の寸法が略同一(すなわち、長方形)であっても、適用可能である。
1 デジタルカメラ
10 表示部
21 第一軸
22 第一プレート
31 第二軸
32 第二プレート
41 第三軸
42 第三プレート
51 第四軸
52 第四プレート

Claims (9)

  1. 表示部を備えた表示装置であって、
    第一プレートと、
    前記第一プレートを回転可能に軸支する第一軸と、
    第二プレートと、
    前記第一プレートに設けられ、前記第一軸と略平行な方向に前記第二プレートを回転可能に軸支する第二軸と、
    第三プレートと、
    前記第二プレートに設けられ、前記第一軸および前記第二軸と略直交する方向に前記第三プレートを回転可能に軸支する第三軸と、を有し、
    前記第二軸は、前記第一プレートの一方の端部であって、前記第二プレートの略中央部に設けられ、
    前記第二プレートは、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートとを重ね合わせた状態で、前記第三軸と略平行な方向における前記表示部の略中央部で前記第二軸に軸支されていることを特徴とする表示装置。
  2. 第四プレートと、
    前記第三プレートに設けられ、前記第一軸および第二軸と略直交する方向であって、前記第三軸と略平行な方向に前記第四プレートを回転可能に軸支する第四軸と、を有し、
    前記第二プレートは、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートと前記第四プレートとを重ね合わせた状態で、前記第三軸および前記第四軸と略平行な方向における前記表示部の略中央部で前記第二軸に軸支されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部は、表示面とは反対側の面が前記第四プレートに保持されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第二プレートに、前記第三軸または前記第四軸を回転中心とした回転動作を規制する第一ロック機構を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記第一ロック機構は、前記第一軸を回転中心とした前記表示部の回転動作によって解除されることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示装置は他の機器との接続が可能であって、当該他の機器に面する前記表示装置の部材に、前記第一軸または前記第二軸を回転中心とした回転動作を規制する第二ロック機構を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の表示装置。
  7. 前記第二ロック機構は、前記他の機器に設けられた突出部と係合した状態で、前記第一軸または前記第二軸を回転中心とした回転動作を規制することを特徴する請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示装置は、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートとを重ね合わせた状態で、前記第一プレートと対向するベースプレートを備えた機器と接続でき、
    前記第一軸は、前記ベースプレートに設けられ、前記第二軸と略平行な方向に前記第一プレートを回転可能に軸支することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の表示装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の表示装置を備えた電子機器であって、
    前記電子機器において、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートとを重ね合わせた状態で前記表示部が面する側に操作部を有し、
    前記第二プレートは、前記第一プレートと前記第二プレートと前記第三プレートとを重ね合わせた状態で、前記第三軸と略平行な方向における前記第一軸と前記操作部との略中央部で前記第二軸に軸支されていることを特徴とする電子機器。
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