JP2016186985A - 流量制御方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に供給する処理液の品質を維持しつつ、調整用流体の消費量及び用力コストを削減する制御方法及び基板処理装置を提供することである。【解決手段】内管と外管の二重配管を有する処理液配管について、所定の第1判断時間内に処理液配管の内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が第1閾値未満の場合は、外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を第1流量とし、第1判断時間内に内管の内部を流通する処理液の流量の合計値が第1閾値を超える場合は、外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を、第1流量よりも少ない第2流量とする。【選択図】 図4

Description

この発明は、基板を処理するための処理液を流通させる内管と、当該内管を包含しており調整用流体を流通させるための外管とを備える、いわゆる二重配管構造を有する処理液配管において調整用流体の流量を制御するための流量制御方法および、調整用流体の流量調整手段を備えた基板処理装置に関する。処理対象の基板には、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、フォトマスク用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などの各種の基板が含まれる。
半導体ウエハのような基板を処理する基板処理装置は、エッチング工程、洗浄工程、乾燥工程等において、それぞれの工程に応じた各種処理液を基板に吐出する。基板処理への品質要求が年々厳しくなる中、吐出される処理液については、吐出タイミング、吐出流量のみならず、処理液自体の成分、温度、汚染状態についても状態が安定しており、かつ高品質であることが要求される。このうち処理液自体の成分は、供給される処理液を貯蔵する処理液タンクにおいてその状態を確認する等の手法により状態管理することが可能である。
しかしながら、処理液の温度や汚染については、処理液が処理液タンクを出て吐出ノズルから基板へと供給されるまでの間に温度が変動したり汚染されたりする危険性が大きく、安定した状態を確保することが極めて困難である。汚染には多様な種類の汚染源が有り得る。このうち、近年においては、特に金属酸化膜処理などの工程において金属が酸化汚染されることを回避すべく、処理液に酸素が溶け込んだ酸素(溶存酸素)の濃度を低減させることが重要となっている。この目的のため、チャンバの処理空間を密閉空間とすることや、特許文献1の記載に例示されるように処理空間内を低酸素雰囲気に維持することや、処理液の溶存酸素を低下させたうえで処理液を供給するなどの処理が行われている。
デバイスの高品質化に伴い、こうした酸素汚染その他の各種汚染や温度変動等の発生の更なる低減が求められている。このため、処理液タンクから吐出ノズルに至るまでの処理液配管において、処理液の温度や汚染状態の変動を抑止し、または変動を補償する目的で、内管と外管から構成されるいわゆる二重配管構造を採用する場合がある。内管はその内部に処理液を流通させ、その終端において吐出ノズルと連結し、基板に処理液を吐出する。外管は、内管を包含するように形成されており、内管の外壁と自らの内壁との間に調整用流体を流通させる。こうした二重配管構造を採用した配管系の一例が、例えば、特許文献2に記載されている。なお、特許文献2に記載の発明はレジストコータの膜塗布装置に関するものであるが、同様な構成の配管系を半導体基板等のエッチング、洗浄、乾燥を行う製造装置に採用することが可能である。
特開2010−56218号公報
特許5257915号公報
処理液配管の内管を流通する処理液の品質を安定化させるためには、こうした調整用流体を大量に流通させることが望ましい。しかしながら、調整用流体自体も調整用流体自体の温度を安定させ、溶存酸素濃度を低下させることが必要であり、調整用流体を常時大量に流通させるためには、大規模な調整用流体の調整機構が必要であり、用力負担も大きい。また、調整用流体は完全には回収できない場合や、酸素汚染により回収が望ましくない場合もある。この場合、調整用流体の消費量が増大しコスト高となる。
そこで、内管を流通する処理液の品質を適切に維持しつつ、かつ、調整用流体の消費量及び用力コストを削減することが求められている。
従ってこの発明の目的は、基板に供給する処理液の品質を維持しつつ、調整用流体の消費量及び用力コストを削減する制御方法及び基板処理装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、基板を処理するための処理液を流通させる内管と、前記内管を包含しており調整用流体を流通させるための外管とを備える処理液配管において、前記調整用流体の流量を制御するための流量制御方法であって、所定の第1判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が所定の閾値未満の場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を第1流量とし、前記第1判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が前記閾値を超える場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を前記第1流量よりも少ない第2流量とすることを特徴とする、流量制御方法である。
処理液が内管を大きな流量で流通しているときには、処理液に酸素が溶存する時間や処理液の温度が内管に奪われる時間が比較的少ないため、酸素汚染などの汚染や温度変動はそれほど生じない。一方、処理液供給量が少ない場合や、処理液供給を停止している場合には、内管内部の処理液への汚染や処理液の温度変動の問題が生じやすい。請求項1に記載の発明の方法によれば、処理液の流量の合計値が閾値を超えるか否かにより、調整用流体の流量を変更することができる。その結果、汚染や温度変動の問題が比較的生じにくい場合に調整用流体の流量を減少させることができる。従って、処理液の品質を低下させることなく、調整用流体の消費量や用力コストを削減することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流量制御方法であって、前記処理液の吐出流量及び吐出タイミングが予めレシピに既定されており、前記第1判断時間内における前記処理液の流量の合計値が、前記レシピに既定された前記処理液の前記吐出流量及び前記吐出タイミングに基づいて算出されることを特徴とする、流量制御方法である。
この方法によれば、レシピの情報に基づき、第1判断時間内における処理液の流量の合計値を算出することができる。従って、処理液の実際の流量を流量計等で測定すること無しに、当該合計値を算出することができ、ひいては調整用流体の流量を変更することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の流量制御方法であって、前記第1判断時間よりも長い第2判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が第2閾値未満である場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を、前記第1流量よりも大きい第3流量とすることを特徴とする、流量制御方法である。
処理液の基板への供給が停止された場合、供給停止時間がそれほど大きくないならば、酸素汚染や温度変動の度合は少ない。しかし、供給停止が長引くと、酸素汚染や温度散逸の効果が蓄積され、結果的に処理液の許容品質限界を超えるほどに酸素汚染や温度変動を生じることとなる。請求項3に記載の発明の方法によれば、処理液の供給停止が既定の度合を超えて長引いた場合に、調整用流体の流量を第1流量よりも大きい第3流量とすることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の流量制御方法であって、
前記第1判断時間は、前記調整用流体の流量を変化させるために最低限必要な時間よりも長い時間とすることを特徴とする、流量制御方法である。
調整用流体の流量は、配管上に介設されたバルブの開度を調節するなどにより、その流量の大小が調整される。こうした開度調節は機械的な動作であるため、開度調節が開始されてから開度が定まるまでに一定の時間を要する。請求項4に記載の方法によれば、第1判断時間が、調整用流体の流量を変化させるために最低限必要な時間よりも長く設定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の流量制御方法であって、
前記調整用流体は、N2であることを特徴とする、流量制御方法である。
外管内部に調整用流体を流通させることにより、内管の隙間等を通じて酸素等の汚染物質と処理液との接触リスクを低減することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の流量制御方法であって、
前記調整用流体は、溶存酸素濃度が低い状態とされた液体であることを特徴とする、流量制御方法である。
請求項7に記載の発明は、基板に処理液を供給することにより基板の処理を行う基板処理装置であって、基板を処理するための処理液を流通させる内管と、前記内管を包含しており、調整用流体を流通させるための外管とを備える処理液配管と、前記処理液の流量を調整する処理液流量調整手段と、前記調整用流体の流量を調整する調整用流体流量調整手段と、基板を処理するためのレシピを格納する記憶部と、前記記憶部から読み出した前記レシピから、前記処理液の流量および吐出タイミングを読み出し、これに基づいて所定の第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量の変化を演算する演算部と、前記処理液流量調整手段を制御するとともに、前記演算部の演算結果に基づいて、a)所定の第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量が所定の閾値未満の場合は、前記調整用流体の流量を第1流量とし、b)前記第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量が前記閾値を超える場合は、前記調整用流体の流量を前記第1流量よりも少ない第2流量とするように、前記調整用流体流量調整手段を調整する制御部とを備える基板処理装置である。
この構成によれば、処理液の流量の合計値が閾値を超えるか否かにより、調整用流体の流量を変更することができる。その結果、汚染や温度変動の問題が比較的生じにくい場合に調整用流体の流量を減少させることができる。従って、処理液の品質を低下させることなく、調整用流体の消費量や用力コストを削減することが可能となる。
図1は、この発明の実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す側面図である。 図2は、この発明の実施形態に係る処理液配管及びその先端に設けられた吐出ノズルの図式的な断面図である。 図3は、この発明の実施形態に係る処理液配管の図式的な断面図である。 図4は、この発明の実施形態に係るフローチャートである。 図5Aは、処理液流量と、第1判断時間内の処理液流量合計と、当該流量合計が第1閾値を超えているか否かの判断との関係を図式的に示したものである。 図5Bは、調整用流体の流量変化と処理液流量との関係を図式的に示したものである。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す側面図である。基板処理装置1は、チャンバ壁11に囲まれた処理チャンバ100と、処理チャンバの外部に設けられた処理液ユニット200と、処理チャンバ100及び処理液ユニット200の各種駆動機構を制御する制御ユニット310と、制御ユニット310が処理の進行に応じて必要な情報を読み出すための記憶ユニット300とを備える。
処理チャンバ100は、チャンバ壁11に囲まれている。チャンバ壁11には、基板搬送機構3(図示しない)を進退させるためのシャッタ11Aが設けられている。
チャンバ壁11内部には、基板Wの処理時において基板Wを保持回転するための基板保持回転機構5(50、51、52で構成される)と、処理時において処理液を基板Wに吐出するための処理液吐出機構6(60、61、62、63で構成される)とが配設されている。
基板保持回転機構5は、回転駆動機構51と、その上部に固設された幅厚の円盤状のスピンベース50と、スピンベース50の周縁部に複数配設されており、基板Wを基板Wの周縁部から挟持するためのチャックピン52を備える。基板保持回転機構5は、制御ユニット310からの制御信号を受けて、所定の回転数でスピンベース50を回転開始/回転停止させる。複数のチャックピン52は、制御ユニット310からの制御信号を受けて、基板Wを基板Wの周縁部から挟持する状態と、開放する状態とに切り替えられる。
処理液吐出機構6は、処理チャンバ100の床上に固設されたベース63と、ベース63上に配設されたアーム駆動機構62と、アーム駆動機構62に連結するノズルアーム61と、ノズルアーム61の先端に配設された吐出ノズル60とを有する。吐出ノズル60は、アーム駆動機構62がノズルアーム61を水平方向に揺動駆動させることにより、平面視においてスピンベース50へと接近/離合するように水平方向に移動される。
吐出ノズル60及び、これに連結する処理液配管2については、処理液ユニット200の説明と併せて後述する。
以下、処理液ユニット200、制御ユニット310、記憶部ユニット300について説明する。
まず、処理液ユニット200について説明する。処理液ユニット200は、処理チャンバ100の外部に設けられており、基板Wを処理するための処理液を貯留するための処理液タンク70と、調整用流体を貯留するための調整用流体タンク71を備える。
処理液タンク70には、配管22の一端が挿入されている。配管22の他端は、後述する処理液配管2の内管80へと連結されている。配管22には、流量調整バルブ20と、温度調節器30と、ポンプ40とが介設されている。制御ユニット310の制御信号により、ポンプ40が作動し、処理液タンク70から処理液が汲み上げられ、流量調整バルブ20により処理液の流量が調整され、温度調節器30により温度調節がなされ、処理液が内管80へと流入する。
調整用流体タンク71には、配管23の一端が挿入されている。配管23の他端は、後述する処理液配管2の外管90へと連結されている。配管23には、流量調整バルブ21と、温度調節器31と、ポンプ41とが介設されている。制御ユニット310の制御信号により、ポンプ41が作動し、調整用流体タンク71から調整用流体が汲み上げられ、流量調整バルブ21により調整用流体の流量が調整され、温度調節器31により温度調節がなされ、処理液が外管90へと流入する。
ここで図2を参照して、吐出ノズル60及び、これに接続する処理液配管2の構成について説明する。
吐出ノズル60は、処理液への金属汚染が生じにくいことや、処理液による腐食/劣化が生じにくい樹脂材料等を用いて、一体成型される。樹脂材料の例としては、塩化ビニル、PCTFE、PVDF、PTFE、PFAなどが挙げられる。吐出ノズル60の後端に処理液配管2が連結する。
処理液配管2は、内管80と、当該内管80を包含するように構成される外管90とを備えており、いわゆる内管と外管との二重配管構造となっている。内管および外管は、処理液への金属汚染が生じにくいことや、処理液による腐食/劣化が生じにくい樹脂材料等を用いる。また、内管および外管はその性質上、可撓性を有する材料で形成されることが望ましい。
基板Wへの処理内容に応じて、HF、リン酸、塩酸、SC1、SC2、SPM、過酸化水素水などの洗浄またはエッチング用途の処理液が、内管80の内部を流通する。
外管70は、内管80をその内部に包含するように形成される。図3に示すように内管80が長大となるため継手95が必要となる場合がある。この場合、継手95と内管80との連結部に生じた微小な隙間を通じて内管80内部へと酸素などが入り込む危険性がある。従ってこの場合、外管90は、内管80だけでなく、継手95をも包含するように形成されることが望ましい。
内管80は、上述した配管22を通じて処理液ユニット200に配設されている処理液タンク70と流通可能に結合している。外管90は、上述した配管23を通じて処理液ユニット200に配設されている調整用流体タンク71と流通可能に結合している。図2に示す例においては、処理液配管2が、吐出ノズル60を通貫するように配設されている。従って、処理液タンク70からポンプ40により汲み上げられ内管80へ流入した処理液は、吐出ノズル60の端面からその外部へと吐出されることとなる。
処理液配管2の内管80を流通する処理液は、処理液タンク70から汲み上げられた後、事後的に汚染され、また温度変動する。例えば、内管80に生じた微小な亀裂、内管80と、図3に例示する継手95との隙間、吐出ノズル60の終端部などを通じて内管80を流通する処理液へと酸素などの汚染物質が入り込む。また、内管80を流通する処理液は、内管80の内壁を通じて熱伝導または熱放射により温度が低下するなど、その温度が変動する。これら汚染や温度変動を抑止/低減するため、以下に説明するように調整用流体が流通される。
調整用流体タンク71からポンプ41により汲み上げられ外管90へ流入した調整用流体は、吐出ノズル60の端面からその外部へと吐出される。
この調整用流体は、内管80の外壁82や、継手95の外面を覆うように流通するため、これら外壁82や継手95が調整用流体によって、いわば流体シールされた状態となる。
また、吐出ノズル60の端部においては、外管90の端部から吐出ノズル60の外部へと調整用流体が流出することにより、吐出ノズル60近傍にいわば流体カーテンが形成されるため、吐出ノズル60の端部における内管80の開放端が外気にむき出しとなる状態を避けることができる。このことにより、処理液へと酸素などの汚染物質が進入することを回避/抑制することが可能となる。
なお、実施例の変形例として、吐出ノズル60の端面から調整用流体が吐出されないように構成することも可能である。この場合、吐出ノズル60内部において、外管90の一端が閉じた状態に形成される。さらに、外管90に流通可能に接続する帰還用配管24(図示しない)が別途設けられる。帰還用配管24は、調整用流体タンク71へと接続する。このことにより、調整用流体タンク71からくみ上げられた調整用流体は、外管90を流通した後、吐出ノズル60から吐出されることなく、再び調整用流体タンク71へと帰還される。
次に、図1を参照して、制御ユニット310および記憶ユニット300について説明する。制御ユニット310は、処理チャンバ100や処理液ユニット200における各種駆動部へ制御信号を送ることにより、これら各種駆動部を制御する。本実施形態においては、具体的には、処理チャンバ100における回転駆動機構51、アーム駆動機構62、処理液ユニット200における流量調整バルブ20、21、温度調節器30、31、ポンプ40、41が、制御ユニット310によりその動作が制御される。これらの制御ユニット310により駆動される各種被制御機構は、制御ユニット310からの制御信号を受信可能なように無線/有線にて接続されている。図1においては、制御ユニット310と上記の各種被制御機構との接続関係の詳細は省略している。
記憶ユニット300は、基板Wを処理するためのレシピを記憶する記憶領域、装置状態等を一時記憶するための記憶領域などを有する読込/書き込み可能な記憶媒体である。制御ユニット310と記憶ユニット300は、例えば同じパーソナルコンピュータ上のハードディスク内に同居していても良い。
本実施形態においては、これら駆動は、記憶ユニット300に格納されたレシピ(基板の処理工程の手順を詳細に既定したデータ/プログラム)に基づき実行される。なお、処理チャンバ100または処理液ユニット200においてセンサを設け、センサにより獲得された情報を解析し、その結果に基づいてレシピに記述された工程の開始/停止タイミングを制御しても良い。この場合、制御ユニット310は、これらセンサについても制御信号を送り、かつ、センサからの測定信号を受信し、受信信号の各種処理を行う。
図4は、この発明の実施形態に係る基板処理装置1についての、基板Wの搬入準備がなされてから(S1)、基板Wが処理室から搬出されるまで(S9)の工程を示すフローチャートである。一つの基板Wについての処理が終了した後は、別の基板Wについてステップ1(S1)からステップ9(S9)までの処理が同様に実行される。以下、図4のフロー図におけるステップ番号(S1〜S9)を参照しつつ、本発明の実施形態に係る工程の説明を行う。
先ず、基板Wが処理チャンバ100に搬入されてから、基板処理の準備が実行されるまでのステップ(S1〜S4)について説明する。
[ステップ1(S1)](基板搬入準備)
ステップ1は、基板Wを処理チャンバ100に搬入する前の準備工程である。
ステップ1では、処理チャンバ100並びに処理液ユニット200の各種駆動部について電源OFFとなっているものについては、制御ユニット310からの制御に基づき電源ONとされる。これら駆動部は、制御ユニット310から更なる制御指示が来るまで待機状態(スタンドバイ状態)とされる。また、制御ユニット310からの制御信号に基づいて温度調節器30がレシピで指定された既定の出力で作動される。
装置起動時の調整用流体の流量は第3流量に設定される。ここでの実施形態の例においては、調整用流体の流量はバルブ20の開度および/またはポンプ40の出力を調節することにより、比較的大きな流量である第3流量、中程度の流量である第1流量、比較的小さな流量である第2流量の3段階のいずれかに切替えて調節される(実施形態によっては、第2流量は流量ゼロとしても良い)。初めて実行されるステップ1においては、調整用流体の流量は、装置起動時の第3流量に設定される。
フローチャートのステップ9(S9)の後、ステップ1に戻り別の基板Wが処理される場合には、ステップ8が実行された時点で既に調整用流体が第3流量にて供給されており、この第3流量がそのまま維持される。
半導体基板等のエッチング、洗浄、乾燥を行う製造装置で用いる調整用流体の一例としては、温度が適温に調整された窒素ガスが挙げられる。窒素ガスを流通させることにより、内管を流通する処理液の温度低下や温度ばらつきを抑止することが可能となる。
また、長い配管を形成するには、管と管をつなぐ継手が必要であるが、継手部分が完全に密閉されていないことがある。この場合、継手の隙間から内管の内部へと大気が混入し、処理液が酸素により汚染されてしまう危険性がある。窒素ガスを流通させることにより、こうした隙間をガスシールする効果があるため、処理液の酸素汚染を抑止することが可能となる。
調整用流体の別の例としては、温度調整された純水が挙げられる。純水は窒素ガスに比べて熱容量が大きいため、内管を流れる処理液の温度低下や温度変動を抑止する上で、より効果的である。
[ステップ2(S2)](基板Wを処理室に搬入)
ステップ1が開始されるのと同時またはステップ1と併行して、基板搬送機構3(図示しない)により未処理の基板Wがシャッタ11Aを通じて処理チャンバ100の内部へと搬入される。
[ステップ3(S3)](基板Wをスピンベース50に載置)
基板Wの搬入時には、スピンベース50は停止しており、スピンベース50の周縁部に配設された複数のチャックピン52は、基板Wを受け入れ可能とするための「開放」状態とされている。
基板搬送機構3は、スピンベース50の上部まで水平移動した後、スピンベース50上の所定の位置まで降下する。その後、複数のチャックピン52が「保持」状態とされることで、基板Wの周縁部が当該複数のチャックピン52により挟持される。こうして、基板Wが基板保持回転機構5により保持される。
[ステップ4(S4)](基板処理準備)
ステップ4は、基板Wの処理の準備工程である。先ず、制御ユニット310のからの制御信号に基づいて、回転駆動機構51の回転が開始される。これにより、スピンベース50、複数のチャックピン52、複数のチャックピン52に挟持された基板Wが、スピンベース50の中心を通る仮想的な鉛直方向回転軸周りに一体的に回転する。
これと併行して、制御ユニット310からの制御信号に基づいて温度調節器30が所定の熱を発するように調整される。これと併行し、ポンプ40が停止状態から稼働スタンドバイ状態に移行する。
次に、ステップ(S5〜S7)について説明する。
一般に、基板Wを処理するにあたっては処理液の供給開始/供給停止が複数回行われる。従って、以下のステップ5(S5)およびステップ6(S6)も、レシピに基づいて基板Wの処理が終了し処理工程がステップ8(S8)に移行するまで複数回繰り返される。なお、ステップ7(調整用流体の流体変更)は、最初にステップ5が開始されてから、基板Wの処理が終了し処理工程がステップ8(S8)に移行するまで、ステップ5またはステップ6の進行とは独立して既定の第1判断時間ごとに実行されるため、ステップ5→ステップ6→ステップ7の順に処理工程が実行されるとは限られない。
[ステップ5(S5)](処理液供給開始)
ステップ5では、制御ユニット310からの制御信号に基づいて、バルブ30がレシピに既定された開度で開かれ、吐出ノズル60から基板Wへと処理液が供給される。最初にステップ5が実行された場合、制御ユニット310からの制御信号に基づいてバルブ31の開度が調節され、処理液配管2の内管80の外壁82と外管90の内壁91との間を流通する調整用流体の流量が、ステップ1にて指定された第3流量(大流量)から第1流量{中流量}へと切り替えられる。同時に、制御ユニット310は、既定の第1判断時間の時間経過のカウントを開始し、以降、基板Wの処理が終了し処理工程がステップ8へと移行するまで、第1判断時間が経過するごとに後述するステップ7(調整用流体の流量変更の判断および実行)を実行する。
[ステップ6(S6)](処理液供給停止)
処理液供給停止は、記憶ユニット300に記憶されたレシピに基づき、制御ユニット310により制御される。具体的には、制御ユニット310からの制御信号に基づいて、バルブ30がレシピに基づき閉じる。
[ステップ7(S7)](調整用流体の流量変更)
ステップ5が実行された後、ステップ8にて基板Wの処理が終了されるまでの間、ステップ7が併行して実行される。
ステップ7では、処理液の流通状態に基づいて調整用流体の流量が変更される。ステップ7における調整用流体の流量調整は、処理液が多く流通しているときには調整用流体を削減しても処理液品質への影響は少ないとの考え方に基づく。すなわち、処理液が供給された後は、処理液が内管80の内部を流通するため、処理液が滞留することによって内管80の隙間や内管80自体から受ける汚染の影響が少ない。同様に、処理液が流通している状態では、同じ箇所に処理液が滞留している時間が少ないため、処理液の温度が内管80自体に移動し処理液の温度が変動するリスクや、内管80を通じて処理液の熱量が放射拡散されるリスクも小さい。従って、処理液が内管80の内部を流通している状態においては、調整用流体の流量を低減させても、処理液の汚染や温度変動の危険性は小さい。
こうした考えに基づき、ステップ7では、こうして把握した処理液の流通状態を一定の判断基準に基づいて調整用流体の流量を変動させ、かつ処理液の汚染や温度変動を発生させないように制御する。
より具体的には、最初にステップ5が実行された後は、既定の第1判断時間ごとにステップ7が実行され、調整用流体の流量変更について判断がなされる。この判断処理は、ステップ8で基板Wの処理が終了するまで、ステップ5およびステップ6と併行して実行される。具体的には、ステップ7の実行時から第1判断時間までの間に流通する処理液の流量合計が算出され、当該流量合計が第1閾値を超えているか否かに基づいて、現在(ステップ5の実行時)から第1判断時間が経過するまでの間における調整用流体の流量が決定される。当該判断の結果に基づき、調整用流体の流量を変更すべきと判断された場合は、当該調整用流体の流量は、制御ユニット310からの制御信号に基づいてバルブ31の開度を調節することにより変更される。
調整用流体の流量を変更するか否かについては、以下に説明するように、処理液の流通状態に基づいて制御ユニット310が判断する。処理液の流量は、レシピに指定されているため、処理液の流通状態はレシピの情報を元に把握することが可能である。
以下、図5A及び図5Bを参照し、処理液流量と調整用流体の流量変化との関係を説明する。図5Aに、処理液流量(縦軸)と時間(横軸)の関係を例示する。処理液流量の値は予めレシピに既定されている。図5Aの横軸から縦方向に引き出した点線は、既定の第1判断の時間間隔を示している。制御ユニット310は、レシピに既定された処理液流量について、既定の第1判断時間ごとの流量合計値を算出する。これら算出された流量合計値が、既定の第1閾値(図5Aの例では第1閾値=10)を超えているか否かを判断する。
当該第1判断時間ごとに区画した時間の各々について、当該判断結果が×(NO)ならば調整用流体の流量を所定の第1流量(中流量)とする。当該判断結果が○(YES)ならば調整用流体の流量を、第1流量(中流量)よりも少ない第2流量(小流量)とする。第2流量(小流量)は流量ゼロ、いいかえると調整用流体の流通を停止することであっても良い。
次に、制御ユニット310は、レシピに既定された処理液流量について、第1判断時間よりも長い第2判断時間ごとの流量合計値を算出する。これら算出された流量合計値が、既定の第2閾値(図5Aの例では第2閾値=15)未満であるか否かを判断する。
当該第2判断時間ごとに区画した時間の各々について、当該判断結果が○(YES)ならば、調整用流体の流量を、第1流量(中流量)よりも大きい第3流量(大流量)とする。当該診断結果が×(NO)ならば、第1流量(中流量)から第3流量(大流量)への流量変更はなされない。
このように、制御ユニット310は、レシピに規定された処理液流量の情報に基づき、調整用流体の流量を、図5Bに例示するように算出する。制御ユニット310は、こうして算出された調整用流体の流量に基づき、バルブ21の開度を調整して調整用流体の流量を制御調整する。
図5Aおよび図5Bに例示するように、処理液が多く流通している状態では、処理液が内管80内部に滞留して処理液が汚染されるなどのリスクが低い。こうした状態においては、調整用流体の流量が低い状態(第2流量)に抑えられる。処理液が流通していない場合や、流通量が少ないと判断された場合には、処理液が内管80内部に滞留して処理液が汚染されるリスクや、吐出ノズル60の開放端から酸素などの汚染物質が処理液に侵入する恐れがある。このため、調整用流体が多く流通する(第1流量または第3流量)。特に、処理液の流通量が長期にわたって低い状態が続いていると判断された場合には、第1流量(中流量)よりもさらに多い第3流量(大流量)で調整用流体が内管80の外壁81と外管90の内壁91との間を流通し、汚染や温度変動のリスクを回避/低減させる。
一般的には、基板Wの処理が完了するまでに、処理液の供給/停止が複数回繰り返される。
レシピに基づき、基板Wの処理が完了したと判断されるまで、S5からS7までの一連の動作が繰り返される。
[ステップ8(S8)](基板処理終了)
制御ユニット310が、レシピの情報に基づき、基板Wの処理の全てが完了したと判断された場合、基板Wの処理を終了させるステップ8が開始される。
ステップ8の開始とともに、ステップ5及びステップ6と併行して実行されてきたステップ7(調整用流体の流量変更工程)の実行が終了し、かつ、調整用流体の流量が第3流量(流量大)に設定される。
レシピには予め所定の基板処理終了シーケンスが格納されている。ステップが開始すると制御ユニット310はこの基板処理終了シーケンスを記憶ユニット300から読込み、これに基づき処理チャンバ100または処理液ユニット200を制御する。
基板処理終了シーケンスには、基板Wの回転停止命令が含まれており、基板Wの回転が停止されること、その他の条件が充足された後、基板Wの処理が終了したものと判断される。
[ステップ9(S9)](基板Wを処理チャンバから搬出)
制御ユニット310の制御により、基板搬送機構3(図示しない)を、処理チャンバ100のチャンバ壁11の側壁に設けられたシャッタ11Aを通じて処理チャンバ100内に進入させる。
ステップ8においてスピンベース50の回転は既に停止しており、基板Wは挟持状態から開放状態になっている。基板搬送機構3は、基板Wをスピンベース50から受け取り、基板Wがシャッタ11Aを通じて処理チャンバ100の外部に移送される。移送された処理済みの基板Wは、例えば図示しないロードポート等、基板Wを一時的に収納保管する機構上に載置される。
ステップ9の終了後、別の基板Wを処理する場合は、当該別の基板Wについてステップ1からステップ9が同様に実行される。
本発明の実施形態の説明は以上であるが、本発明は、明細書、図面、特許請求の範囲に記載され、かつ特許請求の記載された事項の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、上記説明した実施形態においては、調整用流体の流量を制御するために処理液流量合計を算出するにあたり、処理液流量をレシピに基づいて算出しているが、流量センサを処理液配管2に配設し、実際の処理液流量の挙動を測定し、その実測値に基づいて処理液流量合計を算出しても良い。
また、上記説明した実施形態においては、第1判断時間内の処理液流量が第1閾値を超えているか否かを判断し、さらに第2判断時間内の処理液流量が第2閾値を超えているか否かを判断することにより、処理液の流通状態を判断している。しかしながら、同様の考え方に基づいて、さらに第3、第4等の判断時間や、第3、第4等の閾値を導入し、よりきめ細かく処理液流量の流通状態を判断しても良い。また、このように処理液流量の状態をさらにきめ細かく把握することにより、調整用流量について、第4、第5等の流量を設定しても良い。
また、上記説明した実施形態における吐出ノズル60から吐出される処理液や調整用流体の吐出方向を最適化すべく、内管80または外管90の開放端の形状を目的に応じた形状としても良い。例えば、外管90の開放端から流出する調整用流体が、内管80の開放端への外気の侵入をより効率よく防ぐような形状としても良い。
また、外管90は、内管80内部を流通する処理液への酸素などの汚染物質の侵入や、温度変動を回避または抑制するべく、内管80の全長にわたり内管80を包含するように構成されることが望ましい。しかし、こうした発明の効果を実質的に充分に保証するには、外管90が必ずしも内管80の全てを包含するように構成される必要はなく、汚染や温度変動が特に懸念される部分について適切に調整用流体が流通されるように、外管90が内管80の外壁81を局所的に包含するように構成されても良い。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
W 基板
1 基板処理装置
2 処理液配管
3 基板搬送機構
11 チャンバ壁11
11A シャッタ部
20 バルブ
21 バルブ
22 配管
23 配管
30 温度調節器
31 温度調節器
40 ポンプ
41 ポンプ
5 基板保持回転機構
50 スピンベース
51 回転駆動機構
52 チャックピン
6 処理液吐出機構
60 吐出ノズル
61 ノズルアーム
62 アーム駆動機構
63 ベース
70 処理液タンク
71 調整用流体タンク
80 内管
81 内管の内壁
82 内管の外壁
90 外管
91 外管の内壁
92 外管の外壁
95 継手
100 処理チャンバ
200 処理液ユニット
記憶ユニット 300
制御ユニット 310

Claims (7)

  1. 基板を処理するための処理液を流通させる内管と、前記内管を包含しており調整用流体を流通させるための外管とを備える処理液配管において、前記調整用流体の流量を制御するための流量制御方法であって、
    所定の第1判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が第1閾値未満の場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を第1流量とし、
    前記第1判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が前記第1閾値を超える場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を、前記第1流量よりも少ない第2流量とすることを特徴とする、流量制御方法。
  2. 請求項1に記載の流量制御方法であって、
    前記処理液の吐出流量及び吐出タイミングが予めレシピに既定されており、
    前記第1判断時間内における前記処理液の流量の合計値が、前記レシピに既定された前記処理液の前記吐出流量及び前記吐出タイミングに基づいて算出されることを特徴とする、流量制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載の流量制御方法であって、前記第1判断時間よりも長い第2判断時間内に前記内管の内部を流通する前記処理液の流量の合計値が第2閾値未満である場合は、前記外管の内部を流通する前記調整用流体の流量を、前記第1流量よりも大きい第3流量とすることを特徴とする、流量制御方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の流量制御方法であって、
    前記第1判断時間は、前記調整用流体の流量を変化させるために最低限必要な時間よりも長い時間とすることを特徴とする、流量制御方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の流量制御方法であって、
    前記調整用流体は、N2であることを特徴とする、流量制御方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の流量制御方法であって、
    前記調整用流体は、溶存酸素濃度が低い状態とされた液体であることを特徴とする、流量制御方法。
  7. 基板に処理液を供給することにより基板の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を処理するための処理液を流通させる内管と、前記内管を包含しており、調整用流体を流通させるための外管とを備える処理液配管と、
    前記処理液の流量を調整する処理液流量調整手段と、
    前記調整用流体の流量を調整する調整用流体流量調整手段と、
    基板を処理するためのレシピを格納する記憶部と、
    前記記憶部から読み出した前記レシピから、前記処理液の流量および吐出タイミングを読み出し、これに基づいて所定の第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量の変化を演算する演算部と、
    前記処理液流量調整手段を制御するとともに、前記演算部の演算結果に基づいて、
    a) 所定の第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量が所定の閾値未満の場合は、前記調整用流体の流量を第1流量とし、
    b) 前記第1判断時間内に前記内管を流通する前記処理液の流量が前記閾値を超える場合は、前記調整用流体の流量を前記第1流量よりも少ない第2流量とするように、前記調整用流体流量調整手段を調整する、制御部とを備える基板処理装置。
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