JP2016184614A - 電気機器用オプション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ファンの回転速度の可変制御を行うことなく、電気機器の排気風量と電動ファンによる吸引力との整合性を容易にとることができる電気機器用オプション装置を提供する。【解決手段】電気機器用オプション装置は、電気機器からの排気を清浄化するためのフィルター23及び電動ファン24を備え、電気機器からの排気を吸入する吸入口13とは別に外気導入口19が設けられ、外気導入口19の通風抵抗が調整可能である。例えば、外気導入口19の面積を変更することにより外気導入口の通風抵抗が調整される。【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器に取り付けられ、電気機器からの排気を清浄化するためのフィルター及び電動ファンを備えた電気機器用オプション装置に関する。
画像形成装置のような電気機器からの排気中には、シリコンが熱せられたときに発生するシロキサンや、トナーが高温で溶けたときに発生する炭化水素といった超微粒子(UFP)が含まれているが、近年、このような超微粒子に対する規制が厳しくなってきている。そこで、フィルター等を用いて排気中の超微粒子を捕集し清浄化した後の空気を大気中に排出することが電気機器に求められる。新しく開発される電気機器について、そのような規制を満たすような設計が行われる一方、既存の電気機器についても、上記のような排気を清浄化する機能を備えた電気機器用オプション装置(以下、単にオプション装置ということもある)を後付けすることによって、排気中の超微粒子に関する規制を満たすことが可能である。この際、電気機器からの排気風量とオプション装置に内蔵される電動ファンによる吸引力との整合性をとることが重要である。この整合性がとれていない場合は、電気機器の内部のエアフローに悪影響を与えるおそれがある。
電気機器からの排気のエアフローの調整に関連する従来技術として、特許文献1から4に記載された従来技術がある。特許文献1に記載された換気装置は、給気ファンと排気ファンを備え、室内側吸込口及び室外側吐出口としてのパイプ接続口に、空気の流れを遮断・開通する開閉板と、開閉板を駆動するギアモーターとを備えている。
特許文献2に記載された換気装置は、外気吸込口から外気吹出口に至る給気通路の内部にファンモーターと開口調整手段と加熱手段とを備え、外気吸込口から供給された外気の一部を加熱することによって結露防止等に寄与するように構成されている。
特許文献3に記載された画像形成装置では、定着用の加熱ローラーから発生する微粒子を含む排気をダクト及び排気ファンによってフィルター部材に通した後に出口から排出するように構成され、排気の流れがフィルター部材を通過する量をイニシャルバースト条件に応じて制御することによって熱に弱いフィルター部材の寿命を延ばすようにしている。
特許文献4に記載された放射線検出装置は、送風経路上に配置された発熱部の発熱量に応じて外気の取込量を変化させることにより、効率よく発熱部を冷却するように構成されている。
特開2013−148299号公報 特開2013−104656号公報 特開2011−180235号公報 特開2010−230430号公報
前述のように、排気を清浄化する機能を備えたオプション装置を電気機器(画像形成装置等)に取り付ける場合に、電気機器からの排気風量とオプション装置に内蔵される電動ファンによる吸引力との整合性をとることが重要である。例えば、オプション装置の電動ファンによる吸引力が画像形成装置の排気口からの設定排気風量より大きい場合は、定着装置付近の風量が設計エアフローより大きくなると定着装置の温度が設定温度より下がるので、トナーの定着が十分に行われなくなるおそれがある。逆に、オプション装置の電動ファンによる吸引力が画像形成装置の排気口からの設定排気風量より小さい場合は、オプション装置が抵抗となって装置本体の排気口からの排気が十分に行われなくなるので、画像形成装置内部の冷却性能が損なわれることになる。
オプション装置を取り付ける対象の電気機器(画像形成装置)として、排気風量の異なる複数種類の電気機器がある場合に、それぞれの電気機器の排気風量に合わせた異なる吸引力のオプション装置を複数種類用意することはコスト面でも管理面でも不利である。できれば、共通のオプション装置の吸引力を可変にして、複数種類の電気機器に対応できるようにすることが望ましい。
また、電気機器の排気風量及びオプション装置の吸引力の一方又は両方が使用に伴って変化し、両者の整合性がとれなくなったような場合に、オプション装置の吸引力が可変であれば、改めて電気機器の排気風量とオプション装置の吸引力との整合性をとることが容易にできる。オプション装置の電動ファンの回転速度を可変制御すれば上記のような課題に対応することが容易であるが、回転速度が可変制御可能な電動ファンとその制御回路が必要になるのでコストアップとなる。本発明は、電動ファンの回転速度の可変制御を行うことなく、電気機器の排気風量と電動ファンによる吸引力との整合性を簡易的にとることができる電気機器用オプション装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電気機器用オプション装置は、電気機器に取り付けられ、電気機器からの排気を清浄化するためのフィルター及び電動ファンを備えた電気機器用オプション装置であって、前記電気機器からの排気を吸入する吸入口とは別に外気導入口が設けられ、前記外気導入口の通風抵抗が調整可能であることを特徴とする。
ここでいう通風抵抗とは、外気導入口を通って外部(大気中)からオプション装置の内部(ダクト内)へ流れ込む空気の流れにくさを意味し、外部とダクト内との圧力差が一定のとき(換言すれば電動ファンによる吸引力が一定のとき)、外気導入口の通風抵抗が大きいほどダクト内に流れ込む外気の量が少なくなり、逆に通風抵抗が小さいほど多くの外気がダクト内に流れ込む。
請求項2に記載の電気機器用オプション装置は、請求項1に記載の電気機器用オプション装置において、前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に前記外気導入口が形成され、前記外気導入口の面積を変更することにより前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする。
請求項3に記載の電気機器用オプション装置は、請求項2に記載の電気機器用オプション装置において、前記外気導入口を構成する開口と、前記開口の一部又は全部を塞ぐように前記ダクトの壁面に取り付けられた遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材の位置を変更することによって前記外気導入口の面積を変更することを特徴とする。
請求項4に記載の電気機器用オプション装置は、請求項1に記載の電気機器用オプション装置において、前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面の異なる位置に設けられた複数の開閉可能な開口が前記外気導入口を構成し、開状態の開口の位置を変えることにより前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする。
請求項5に記載の電気機器用オプション装置は、請求項1に記載の電気機器用オプション装置において、前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に前記外気導入口を構成する開口が形成され、前記開口から前記ダクト内に導入される外気の流路を変更することによって前記外気導入口の通風抵抗を調整する流路変更部材を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の電気機器用オプション装置は、請求項1に記載の電気機器用オプション装置において、前記電気機器の排気口を覆う前記電気機器用オプション装置の取付面と前記電気機器の排気口が形成された壁面との間に隙間が形成され、前記隙間が前記外気導入口を構成し、前記隙間を可変とすることによって前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする。
請求項1に記載の電気機器用オプション装置によれば、オプション装置の電動ファンによる吸引力の一部が外気導入口からの外気の吸引に使用され、残りの吸引力が電気機器の排気口に対する吸引力となる。そして、外気導入口の通風抵抗を調整することにより、外気の吸引に使用される吸引力と排気口に対する吸引力との割合を変えることができるので、電動ファンによる吸引力が一定であっても(つまり、電動ファンの回転速度を変えることなく)、電気機器の排気口に対する吸引力を変化させて、電気機器の排気風量との整合性を簡易的にとることができる。
請求項2に記載の電気機器用オプション装置によれば、吸入口からフィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に形成された外気導入口の面積を変更することにより外気導入口の通風抵抗が調整されるので、電気機器の排気口に対する吸引力を変化させて電気機器の排気風量との整合性をとることが容易にできる。
請求項3に記載の電気機器用オプション装置によれば、外気導入口を構成する開口の一部又は全部を塞ぐようにダクトの壁面に取り付けられた遮蔽部材の位置を変更することによって外気導入口の面積が変更され、外気導入口の通風抵抗が調整される。
請求項4に記載の電気機器用オプション装置によれば、吸入口からフィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面の異なる位置に設けられた複数の開閉可能な開口のうちの開状態の開口の位置を変えることにより外気導入口の通風抵抗が調整される。例えば、吸入口に近い位置の開口を閉状態とし電動ファンに近い位置の開口を開状態とする場合は、逆の開閉状態の場合よりも外気導入口の通風抵抗が小さくなり(より多くの外気が吸引され)、電気機器の排気口に対する吸引力が小さくなる。
請求項5に記載の電気機器用オプション装置によれば、吸入口からフィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に形成された開口からダクト内に導入される外気の流路が流路変更部材によって変更されると、変更なしでダクト内に外気が導入される場合に比べて、通風抵抗が大きくなり(吸引される外気の量が減少し)、電気機器の排気口に対する吸引力が大きくなる。
請求項6に記載の電気機器用オプション装置によれば、電気機器の排気口を覆う電気機器用オプション装置の取付面と電気機器の排気口が形成された壁面との間に形成された隙間から外気が吸入され、電気機器からの排気と共に電気機器用オプション装置の吸入口からダクト内へ導かれる。そして、この隙間が広いほど、外気導入口の通風抵抗が小さくなり(より多くの外気が吸引され)、電気機器の排気口に対する吸引力が小さくなる。
本発明の実施形態に係るレーザープリンターを右斜め前から見た斜視図である。 図1に示すレーザープリンターに本発明の別実施形態に係るオプション装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 オプション装置とレーザープリンター装置本体の内部を示す平面模式図である。 オプション装置とレーザープリンター装置本体の排気口付近の内部を示す側面模式図である。 空気流センサーの構造及び検出原理を示す側面模式図である。 空気流センサーの構造及び検出原理を示す側面模式図である。 空気流センサーケースの入口及び出口の付近に備えられる抜け止め部材の平面図である。 オプション装置の電気回路の構成を示すブロック図である。 オプション装置の制御装置が行う制御の一例を示すフローチャートである。 外気導入口の通風抵抗を調整する方法の第1変形例を示す模式図である。 外気導入口の通風抵抗を調整する方法の第2変形例を示す模式図である。 外気導入口の通風抵抗を調整する方法の第3変形例を示す模式図である。 本発明の別実施形態に係るオプション装置を複合機に取り付けた状態を示す斜視図である。 図13のオプション装置と複合機の内部を示す平面模式図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るオプション装置が取り付けられる画像形成装置としてのレーザープリンターの例を示す斜視図であり、レーザープリンターを右斜め前から見た斜視図である。以下の説明で必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、画像形成装置の操作パネル1がある前面を正面視とし、この方向を基準にしている。
このレーザープリンターは、装置本体5の正面上部に液晶表示器及び操作ボタンを含む操作パネル1を備え、その後方の上面に、印刷された用紙が排出されて積層される排紙トレイ4が設けられている。装置本体5の内部には感光ドラム、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置等を含む画像形成部が設けられ、装置本体5の下側には、画像形成部へ給紙される定型の記録用紙を収容した給紙トレイ6が装着されている。
給紙トレイ6から送り出された用紙は、装置本体5の内部で画像形成部へ給紙される。レーザープリンターに接続されたパーソナルコンピューター等から送られてきた画像データに従って露光装置が制御されて感光ドラムに静電潜像が形成され、現像装置によって静電潜像が現像されてトナー像となる。このトナー像は転写装置によって用紙に転写され、定着装置によって加熱されて定着する。つまり、画像形成部へ給紙された用紙は、所定の搬送路に沿って搬送される間にトナー像が転写され、定着された後に排紙トレイ4へ排出される。
装置本体5の右側面には排気口9が設けられ、この排気口9を覆うように、本発明の実施形態に係るオプション装置が後付けされる。図1に示すレーザープリンターにオプション装置12を取り付けた状態を斜視図として図2に示す。また、オプション装置12とレーザープリンター装置本体5の内部を平面模式図として図3に示す。
本実施形態のレーザープリンターでは、装置本体5の右側面に排気口9が設けられ、左側面には吸気口(図示せず)が設けられている。排気口9の内側には、排気ファン(冷却ファン)22が配置されている。外部から吸気口を通ってレーザープリンターの装置本体5に入った空気は、装置本体5の内部の定着装置や発熱部品を冷却した後、排気ファン22によって排気口9から装置本体5の外部に排出される。この排気(空気流)には、現像装置や定着装置で発生する超微粒子(UFP)が含まれており、そのまま空気中に排出されると、特に欧州で厳しくなりつつある超微粒子に対する規制を満たすことができない。排気口9の内側にフィルターが備えられることもあるが、簡易的な比較的目の粗いフィルターの場合は、排気(冷却風)に含まれる超微粒子を十分に捕集することができない。
そこで、排気口9からの排気を導くダクト15と、目の細かい高効率微粒子エアフィルター(以下、HEPAフィルターという)23と、電動ファン24とを備えた空気清浄化機能を有する箱形のクリーンユニットであるオプション装置12を後付けし、排気口9からの排気に含まれる超微粒子をオプション装置(クリーンユニット)12の目の細かいフィルターで十分に捕集し、清浄化された空気をクリーンユニット12から排出する。なお、オプション装置(クリーンユニット)12は比較的軽く、例えば両面テープやL金具等を用いて容易にレーザープリンターの装置本体5に後付けすることができる。また、後述する空気流センサーの出口部を覆い、外部からの空気の流れ込みを防ぐドーム状の風防31が上面に設けられ、外気導入口19が側面に設けられている。
レーザープリンターの装置本体5及びクリーンユニット12の内部を模式的に示す図3と、以下の説明で参照する図面において、排気流等の空気流を実線の矢印線で描いている。排気口9から排出された排気は、クリーンユニット12の吸入口13からダクト15を通ってHEPAフィルター23に導かれる。HEPAフィルター23を通過して清浄化された空気が電動ファン24によってクリーンユニット12の排気口16から排出される。
また、クリーンユニット12は、レーザープリンターの装置本体5からの排気の有無(排気が所定風圧以上か未満か)を検出することによってレーザープリンターの状態(待機中又は印刷中)を検出するための空気流センサー25と、その出力信号に基づいて電動ファン24の作動(つまり、クリーンユニット12の作動)を制御する制御装置とを備えている。これにより、クリーンユニット12は、レーザープリンターと電気的な接続を必要としないで、レーザープリンターの動作状態に応じて、必要な時に電動ファン24を作動(クリーンユニット12による空気清浄化機能を作動)させることができる。なお、制御装置や電動ファン24を動作させるための電源はレーザープリンターからではなく、商用電源(AC100V)からクリーンユニット12の電源回路へ供給される。
図4に、オプション装置(クリーンユニット)12とレーザープリンターの装置本体5の排気口9の付近の内部を側面模式図として示す。また、図5及び図6に空気流センサー25の構造及び検出原理を側面模式図で示す。空気流センサー25は、排気ファン(冷却ファン)22によって排気口9からクリーンユニット12のダクト15の内部へ排出される排気の一部を取り込んで、ダクト15を流れる空気流とは別の空気流路を形成する筒状ケース26と、筒状ケース26の内部で浮遊移動する被検知体27と、被検知体27の移動を検出して電気信号を出力する検知器としてのフォトセンサー28とを備えている。
筒状ケース26は空気流(排気)の入口26aと、ダクト15の外で大気に連通する出口26bとを備え、入口26a近くの外周面にフォトセンサー28が配置されている。また、入口26aから排気取込口34までの空気流路が隔壁14によってダクト15の内部の他の部分から仕切られている。排気取込口34は、排気口9から排出される排気に向かって開口している。フォトセンサー28の被検知体27に至る空気流路が隔壁14及び筒状ケース26によってダクト15の内部の他の部分から仕切られていることにより、クリーンユニット12の電動ファン24が作動中であっても、それによる空気流の影響を十分小さくして、レーザープリンターの装置本体5からの排気の有無を空気流センサー25で正しく検出することができる。
空気流センサー25を構成するフォトセンサー28は、発光部28aと受光部28bが筒状ケース26を挟んで径方向に向き合うように配置された透過型のフォトセンサーである。被検知体27は、発泡スチロールのような軽量の発泡材料を球形に成形したものであり、その直径は筒状ケース26の最小内径より小さく、被検知体27と筒状ケース26の内壁との隙間に空気流が生じる。
被検知体27は、筒状ケース26内を流れる排気(空気流)が所定の風圧未満のときは、その自重によって図5に示すように、筒状ケース26の入口26a近くの初期位置にある。このとき、フォトセンサー28の発光部28aから出た光は被検知体27によって遮られて受光部28bに達しないので、受光部28bから光検出信号は出力されない。他方、筒状ケース26内を流れる排気(空気流)が所定の風圧以上になると、図6に示すように、被検知体27は空気流に押されて初期位置から移動する(浮き上がる)。このとき、フォトセンサー28の発光部28aから出た光は被検知体27によって遮られることなく受光部28bに達し、受光部28bから光検出信号は出力される。したがって、受光部28bから光検出信号の有無に基づいて、排気(空気流)が所定の風圧以上か否かを判断することができる。
なお、レーザープリンターが印刷処理を実行中は、排気ファン(冷却ファン)22が全速で回転しており、この状態が、排気(空気流)が所定の風圧以上である状態に対応する。レーザープリンターが印刷処理を実行していないとき(待機中)は、排気ファン(冷却ファン)22が停止しているか、あるいは回転していても遅い速度で回転しており、この状態が、排気(空気流)が所定の風圧未満である状態に対応する。本明細書において、「排気(空気流)の有無」という場合は、特に断らない限り、排気(空気流)が所定の風圧以上の状態と、排気(空気流)が所定の風圧未満の状態との対比を意味する。
筒状ケース26は、少なくともフォトセンサー28の発光部28aから受光部28bに至る光路に対応する箇所が光を透過する材質(例えば透明樹脂)で構成されていることが必要である。外光がフォトセンサー28の受光部に与える影響(ノイズ)を防止するために、筒状ケース26の周壁全体が黒く塗装され(または光不透過性の塗料が塗られ)、フォトセンサー28の発光部28aから受光部28bに至る光路に対応する箇所のみが光を透過するようにスリット状に塗料が除かれていることが好ましい。
また、筒状ケース26の入口26a及び出口26bの付近に、被検知体27が筒状ケース26から出ることを防止する抜け止め部材30が設けられ、この抜け止め部材30が空気流を整える整流部材としての機能を兼ね備えている。抜け止め部材30は、図7(a)に示すように、平面視で円形枠の内側に十字状の抜け止めが一体に形成された樹脂成型品であり、ある程度の厚みを有することにより、整流部材としても機能する。図7(a)に示す平面形状に限らず、例えば図7(b)に示すような井桁状の抜け止めが円形枠の内側に一体に形成されたものでもよい。あるいは、マス目の数がさらに多い格子状の抜け止めが円形枠の内側に一体に形成されたものでもよい。また、図4に示すように、筒状ケース26の出口側に、外部からケース内への空気の流れ込みを防ぐドーム状の風防31が設けられている。
次に、クリーンユニット12の電気回路の構成を図8に示す。クリーンユニット12は、空気流センサー25を構成するフォトセンサー28の受光部28bの出力信号(検出信号)に基づいてクリーンユニット(オプション装置)12の電動ファン24を制御する制御装置32を備えている。制御装置32は、プログラムに従って動作するマイクロコンピューター等を用いて構成できるが、ディスクリート部品を用いた電子回路として構成してもよい。また、制御装置32は、電動ファン24の駆動回路の他に、フォトセンサー28の発光部(LED)28aの駆動回路も含み、フォトセンサー発光部28aをパルス駆動している。また、電動ファン24、フォトセンサー発光部28a、及び制御装置32の動作用電圧を生成する電源回路33が設けられ、商用電源(AC100V)に接続されている。
次に、制御装置32が行う制御の一例を図9に示すフローチャートにしたがって説明する。制御装置32は、ステップ#101でフォトセンサー発光部28aをオンにし、ステップ#102でフォトセンサー受光部28bの検出信号が有る(例えばハイレベル)か否かをチェックする。つまり、レーザープリンターの排気の有無から動作状態をチェックして、電動ファン24(クリーンユニット12)を作動させるか否かを判断する。
前述のように、レーザープリンターが印刷処理を実行中は、排気ファン(冷却ファン)22が全速で回転しており、このとき、空気流センサー25の被検知体27が排気(空気流)の圧力で浮かび上がり、フォトセンサー発光部28aから出た光が被検知体27に遮られることなくフォトセンサー受光部28bに入力されるので、フォトセンサー受光部28bの検出信号有りの状態になる。他方、レーザープリンターが印刷処理を実行中でない場合(待機中)は、排気ファン(冷却ファン)22が停止しているか、あるいは回転していても遅い速度で回転しており、このとき、空気流センサー25の被検知体27は自重で下がった位置(初期位置)にあり、フォトセンサー発光部28aから出た光は被検知体27に遮られてフォトセンサー受光部28bに達しないので、フォトセンサー受光部28bの検出信号無し(例えばローレベル)になる。したがって、制御装置32は、フォトセンサー受光部28bの検出信号の有無(ハイレベル・ローレベル)をチェックすることにより、レーザープリンターの排気の有無(動作状態)を判断し、それに基づいて電動ファン24(クリーンユニット12)の作動を制御する。
フォトセンサー受光部28bの検出信号無しの場合は、ステップ#102の判断に戻る。つまり、電動ファン24はオフのままである。フォトセンサー受光部28bの検出信号有りの場合はステップ#103に進み、一定時間(例えば10秒間)継続してフォトセンサー受光部28bの検出信号有りであるか否かをチェックする。一定時間継続してフォトセンサー受光部28bの検出信号有りでない場合、つまり、その間に一度でもフォトセンサー受光部28bの検出信号無しになった場合は、ステップ#102の判断に戻る(電動ファン24はオフのままである)。なお、制御装置32は、内部クロックをカウントする内蔵タイマー32aを備え(図8参照)、この内蔵タイマー32aを用いて一定時間の計時を行う。
一定時間継続してフォトセンサー受光部28bの検出信号有りである場合に初めて、ステップ#104に進み、電動ファン24をオンにする。これによって、空気流のゆらぎ、機器の振動、外部ノイズ等に起因する誤動作を防止すると共に、電動ファン24が短い周期でオン・オフを繰り返すチャタリング現象を防止することができる。
この後、ステップ#105で、フォトセンサー受光部28bの検出信号無しになったか否かをチェックする。レーザープリンターが印刷処理を終了すれば、排気ファン(冷却ファン)22の回転速度が遅くなる(その後、しばらくして停止する)ので、フォトセンサー受光部28bの検出信号無しになる。したがって、制御装置32はこれに伴ってクリーンユニット12の作動を停止すべく、ステップ#106で電動ファン24をオフにする。この後、ステップ#102に戻って、上記の処理を繰り返すことになる。
ステップ#105で、フォトセンサー受光部28bの検出信号無しでない場合(検出信号有りが継続している場合)は、ステップ#107に進み、電動ファン24の作動開始から規定時間(例えば10分間)が経過したか否かをチェックする。電動ファン24の作動(クリーンユニット12の作動)が規定時間継続している状態は異常状態であり、この場合は、ステップ#108で異常報知を行い、異常状態をユーザーに知らせる。例えば、図示を省略するインジケーター(LED)の点滅表示やブザーの鳴動によって異常報知を行う。そして、ユーザーによるリセット等の処理を待つメンテナンス待ち状態になる。
上記のように、制御装置32は、空気流センサー25を構成するフォトセンサー28の受光部28bの検出信号の有無(論理レベル)をチェックすることにより、レーザープリンターの排気の有無(動作状態)を判断し、それに基づいて電動ファン24(クリーンユニット12)の作動を制御している。レーザープリンターが印刷処理を実行しているときに、排気ファン(冷却ファン)22が全速で回転し、その排気中には超微粒子が含まれている。このとき、制御装置32は、空気流センサー25の検出信号に基づいて、電動ファン24(クリーンユニット12)を作動させ、排気中の超微粒子はHEPAフィルター23で捕集され、清浄化された排気が電動ファン24によってクリーンユニット12の排気口16から排出される。
図2及び図3を再び参照し、レーザープリンター(の装置本体5の排気口9)からの排気風量とクリーンユニット(オプション装置)12の電動ファン24による吸引力との整合性をとるための工夫について説明する。装置本体5の排気口9からの排気風量とクリーンユニット12の電動ファン24による吸引力との整合性がとられていなければ、装置本体5の内部における冷却風のエアフローに悪影響が生じるおそれがある。
例えば、クリーンユニット12の電動ファン24による吸引力が排気口9における設定排気風量より大きい場合は、装置本体5の内部で定着装置付近の風量が設計エアフローより大きくなると定着装置の温度が設定温度より下がるので、トナーの定着が十分に行われなくなるおそれがある。逆に、クリーンユニット12の電動ファン24による吸引力が排気口9において設定排気風量より小さい場合は、クリーンユニット12が抵抗となって排気口9からの排気が十分に行われなくなるので、装置本体5の内部の冷却性能が損なわれることになる。
レーザープリンターの装置本体5に備えられた排気ファン22とクリーンユニット12の電動ファン24が同一サイズ、同一送風能力を有する場合は、排気ファン22の回転速度(全速回転時の回転速度)と略同一の回転速度で電動ファン24を回転させることにより、排気口9における装置本体5からの排気風量とクリーンユニット12の電動ファン24による吸引力の整合性をとることができる。
しかしながら、オプション装置であるクリーンユニット12を取り付ける対象のレーザープリンター(画像形成装置)として、排気風量の異なる複数種類のレーザープリンターがある場合、それぞれの画像形成装置の排気風量に合わせた異なる吸引力のクリーンユニット12を複数種類用意することはコスト面でも管理面でも不利である。クリーンユニット12の吸引力が可変であれば、複数種類の画像形成装置に対応し得る。また、画像形成装置の排気風量及びクリーンユニット12の吸引力の一方又は両方が使用に伴って変化し、両者の整合性がとれなくなる場合も想定される。この場合に、クリーンユニット12の吸引力が可変であれば、改めて画像形成装置の排気風量とクリーンユニット12の吸引力との整合性をとることが可能である。
クリーンユニット12の電動ファン24の回転速度を可変制御するように構成すれば、上記のような場合に対応することが容易であるが、電動ファン24として回転速度が可変制御可能なものを使用する必要があり、コストアップとなる。そこで、本実施形態のクリーンユニット12では、回転速度を可変制御できない比較的安価な電動ファンを使用しながら、ダクト15の側面に外気導入口19を設け、外気導入口19からダクト15の内部に吸い込まれる外気の量を調整する(つまり、外気導入口19の通風抵抗を調整する)ことによって、画像形成装置の排気口9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができるようにしている。
具体的には、図2に示すように、クリーンユニット12のダクト15の側面に、外気導入口19を構成する3個の小さな矩形開口が縦方向に並ぶように形成されている。そして、破線で輪郭が示されている化粧パネルPLが、下側2個の矩形開口を覆うように、ダクト15の側面に貼り付けられている。この化粧パネルPLは、外気導入口19の3個の矩形開口の一部又は全部を塞ぐようにダクトの壁面に取り付けられた遮蔽部材に相当する。化粧パネル(遮蔽部材)PLは、その位置(貼り付け位置)を変更することによって、外気導入口19の面積(開口面積)を変更することができる。
外気導入口19の開口面積が増加してダクト15の内部に吸い込まれる外気の量が増加すると、画像形成装置の排気口9における電動ファン24による吸引力が減少する。逆に外気導入口19の開口面積が減少してダクト15の内部に吸い込まれる外気の量が減少すると、画像形成装置の排気口9における電動ファン24による吸引力が増加する。
上記のように、外気導入口19の開口面積が増減すると、それに応じてダクト15の内部に吸い込まれる外気の量が増減し、それに反比例するように、画像形成装置の排気口9における電動ファン24による吸引力が変化する。したがって、化粧パネルPLの貼り付け位置(貼らないことを含む)を変更することによって、外気導入口19の開口面積を調整し(通風抵抗を調整し)、画像形成装置の排気口9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができる。
外気導入口19の開口面積を調整する(通風抵抗を調整する)方法は、上記のような化粧パネルPLの貼り付け位置を変える方法に限らない。例えば、ダクト15の壁面に沿ってスライド可能な遮蔽部材(遮蔽板)を設け、この遮蔽板が外気導入口19の一部又は全部を塞ぐことによって、外気導入口19の開口面積が調整されるように構成してもよい。
また、外気導入口19の通風抵抗を調整する方法は、開口面積を調整する方法に限らない。他の方法の例をいくつかの変形例として以下に説明する。まず、第1変形例に係るクリーンユニット(オプション装置)12とレーザープリンター装置本体5の排気口付近の内部を模式図として図10に示す。この変形例では、クリーンユニット12のダクト15の異なる位置に設けられた複数の開閉可能な開口が外気導入口19を構成し、開状態の開口の位置を変更することにより外気導入口19の通風抵抗を調整する。
図10(a)に示す状態では、ダクト15の吸入口13に近い位置の開口が開状態であり、電動ファン24に近い位置の開口が化粧パネルPLによって閉じられている。逆に、図10(b)に示す状態では、電動ファン24に近い位置の開口が開状態であり、ダクト15の吸入口13に近い位置の開口が化粧パネルPLによって閉じられている。電動ファン24に近い位置の開口が開状態である図10(b)の方が図10(a)よりも多くの外気が吸引される(外気導入口19の通風抵抗が小さい)。したがって、レーザープリンター装置本体5の排気口9における電動ファン24による吸引力は図10(b)の方が図10(a)よりも小さくなる。このようにして、上記の実施形態と同様に、外気導入口19の通風抵抗を調整することにより、画像形成装置の排気口9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができる。
なお、この変形例でも、化粧パネルPLの代わりに、ダクト15の壁面に沿ってスライド可能な遮蔽部材(遮蔽板)を設け、この遮蔽板が外気導入口19を構成する複数の開口の一つを選択的に閉じるように構成してもよい。
次に、第2変形例に係るクリーンユニット12とレーザープリンター装置本体5の排気口付近の内部を模式図として図11に示す。この変形例では、クリーンユニット12のダクト15に開口(外気導入口19)が形成され、この開口からダクト内に導入される外気の流路を変更することによって外気導入口19の通風抵抗を調整する流路変更部材40が設けられている。流路変更部材40は、ダクト15を垂直方向(図11の紙面に垂直な方向)に貫く軸心周りに回動可能な板状の部材である。
図11(a)に示す状態では、流路変更部材40がダクト内部の排気流に平行、つまり開口(外気導入口19)から導入される外気の流れに垂直であり、これによって外気の流路が変更される。他方、図11(b)に示す状態では、流路変更部材40が開口(外気導入口19)から導入される外気の流れに平行であり、外気の流路は流路変更部材40によって変更されない。流路変更部材40を回動させる軸にはダクト15の外側で、例えばダイヤルのような把持部材が固定されており、この把持部材を回すことによって、図11(a)に示す状態と図11(b)に示す状態との間で流路変更部材40を切り替える(回動させる)ことができる。
開口(外気導入口19)から導入される外気の流路が流路変更部材40によって変更されない図11(b)の状態の方が、外気の流路が流路変更部材40によって変更される図11(a)の状態よりも多くの外気が吸引される(外気導入口19の通風抵抗が小さい)。したがって、レーザープリンター装置本体5の排気口9における電動ファン24による吸引力は図11(b)の方が図11(a)よりも小さくなる。このようにして、上記の実施形態と同様に、外気導入口19の通風抵抗を調整することにより、画像形成装置の排気口9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができる。
次に、第3変形例に係るクリーンユニット12とレーザープリンター装置本体5の排気口付近の内部を模式図として図12に示す。この変形例では、レーザープリンター装置本体5の排気口9を覆うクリーンユニット12の取付面12aとレーザープリンター装置本体5の排気口9が形成された壁面5aとの間に隙間dが形成され、この隙間dが外気導入口19を構成する。そして、隙間dを可変とすることによって外気導入口19の通風抵抗を調整する。例えば、クリーンユニット12の取付面12aとレーザープリンター装置本体5の壁面5aとの間に所定のスペーサーを挿入することによって隙間dを確保し、スペーサーを挿入しなければ、隙間dは実質的にゼロとなる。
図12(a)は隙間dが実質的にゼロである状態を示し、この状態では、外気導入口19の通風抵抗が無限大であり、外気導入口19から導入される外気は実質的にゼロである。他方、図12(b)は所定の隙間dが確保された状態を示し、この状態では、外気導入口19である隙間dから外気が吸入される(外気導入口19の通風抵抗は所定値まで下がる)。隙間dから吸入された外気はレーザープリンター装置本体5の排気口9から排出される排気と共にクリーンユニット12の吸入口13からダクト15の内部へ導かれる。したがって、レーザープリンター装置本体5の排気口9における電動ファン24による吸引力は図12(b)の方が図12(a)よりも小さくなる。このようにして、上記の実施形態と同様に、外気導入口19の通風抵抗を調整することにより、画像形成装置の排気口9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができる。
以上に説明した本発明の実施形態はあくまで一例であって、説明の中で適宜述べた変形例に限らず、種々の変形が可能である。また、上記の実施形態では、一つの排気口9を有するレーザープリンターにオプション装置(クリーンユニット)12を取り付けた例を説明しているが、複数の排気口を有する複合機にオプション装置(クリーンユニット)12を取り付けた例を別実施形態として以下に簡単に説明する。
図13は、本発明の別実施形態に係るオプション装置12を複合機に取り付けた状態を複合機の右斜め後から見た斜視図である。また、図14は、図13のオプション装置12と複合機の内部を示す平面模式図である。この複合機は、本体正面の右側に液晶表示器を含む操作パネル1を備え、本体の上部に原稿自動送り装置(ADF)2を有する原稿読取部3が設けられている。また、原稿読取部3の下の装置本体5の内部には、感光ドラム、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置等を含む画像形成部が設けられている。
装置本体5の右側面には第1の排気口8が設けられ、背面には第2の排気口9が設けられている。第1の排気口8の内側には排気フィルター20及び排気ファン(冷却ファン)21が備えられ、定着装置等を冷却した空気(冷却風)が排気フィルター20を通って第1の排気口8から排出される。冷却風に含まれる現像装置や定着装置で発生した超微粒子は、排気フィルター20である程度捕集された後、第1の排気口8から排出される。第2の排気口9の内側には排気ファン(冷却ファン)22が備えられ、電源基板に実装されたパワートランジスタ等の発熱部品を冷却した空気(冷却風)が第2の排気口9から排出される。
また、装置本体5の背面下部に吸気口10が設けられ、装置本体5の下面や左側面にも吸気口が適宜設けられている。吸気口から取り入れられた空気が上記のように装置本体5の内部を冷却した後、第1の排気口8及び第2の排気口9から排出される。
上述のように、第1の排気口8の内側には排気フィルター20が備えられているが、簡易的な比較的目の粗いフィルターであるために、排気(冷却風)に含まれる超微粒子を十分に捕集することができない。また、第2の排気口9はプリント基板に実装された発熱部品の冷却風を排出するための排気口でありフィルターを備えていないが、ここからの排気にも定着装置等の冷却風が混じり、超微粒子を含む可能性がある。そこで、別実施形態のオプション装置(クリーンユニット)12は、第1の排気口8からの排気をクリーンユニット本体のダクト(メインダクト)15に導く補助ダクト(第1のダクト41)と第2の排気口9からの排気をメインダクト15に導く補助ダクト(第2のダクト42)とを備えている。
メインダクト15の内部には、前述の実施形態のクリーンユニット12と同様に、HEPAフィルター23及び電動ファン24が設けられている。第1のダクト41及び第2のダクト42を通ってメインダクト15に集められた排気はHEPAフィルター23を通り、排気中の超微粒子が捕集された後に、クリーンユニット12の排気口16から排出される。但し、複合機からの排気の有無を検出するための空気流センサー25は、メインダクト15の中ではなく、第2のダクト42の中で、第2の排気口9の近くに配置されている。
別実施形態のクリーンユニット12の場合も、ダクト15の側面に外気導入口19を構成する3個の小さな矩形開口が縦方向に並ぶように形成されている(図13参照)。そして、破線で輪郭が示されている化粧パネル(遮蔽部材)PLが、下側2個の矩形開口を覆うように、ダクト15の側面に貼り付けられている。既述の実施形態と同様に、化粧パネル(遮蔽部材)PLの貼り付け位置を変更することによって、外気導入口19の面積(開口面積)を変更することができ、それによって外気導入口19の通風抵抗を調整することができる。
つまり、外気導入口19の開口面積が増減すると、それに応じてダクト15の内部に吸い込まれる外気の量が増減し、それに反比例するように、複合機の排気口8及び9における電動ファン24による吸引力が変化する。こうして、複合機の排気口8及び9における排気風量と電動ファン24による吸引力との整合性を簡易的にとることができる。なお、既述の実施形態で説明した第1変形例から第3変形例を含む複数の変形例は、別実施形態のクリーンユニット12にも適用することができる。
5 電気機器の装置本体
5a 電気機器の排気口が形成された壁面
9 電気機器の排気口
12 オプション装置(クリーンユニット)
12a オプション装置の取付面
13 吸入口
15 ダクト
19 外気導入口
23 フィルター
24 電動ファン
40 流路変更部材
PL 遮蔽部材

Claims (6)

  1. 電気機器に取り付けられ、電気機器からの排気を清浄化するためのフィルター及び電動ファンを備えた電気機器用オプション装置であって、
    前記電気機器からの排気を吸入する吸入口とは別に外気導入口が設けられ、前記外気導入口の通風抵抗が調整可能であることを特徴とする電気機器用オプション装置。
  2. 前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に前記外気導入口が形成され、前記外気導入口の面積を変更することにより前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする
    請求項1に記載の電気機器用オプション装置。
  3. 前記外気導入口を構成する開口と、前記開口の一部又は全部を塞ぐように前記ダクトの壁面に取り付けられた遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材の位置を変更することによって前記外気導入口の面積を変更することを特徴とする
    請求項2に記載の電気機器用オプション装置。
  4. 前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面の異なる位置に設けられた複数の開閉可能な開口が前記外気導入口を構成し、開状態の開口の位置を変更することにより前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする
    請求項1に記載の電気機器用オプション装置。
  5. 前記吸入口から前記フィルター及び電動ファンに至る空気流路を形成するダクトの壁面に前記外気導入口を構成する開口が形成され、前記開口から前記ダクト内に導入される外気の流路を変更することによって前記外気導入口の通風抵抗を調整する流路変更部材を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の電気機器用オプション装置。
  6. 前記電気機器の排気口を覆う前記電気機器用オプション装置の取付面と前記電気機器の排気口が形成された壁面との間に隙間が形成され、前記隙間が前記外気導入口を構成し、前記隙間を可変とすることによって前記外気導入口の通風抵抗を調整することを特徴とする
    請求項1に記載の電気機器用オプション装置。
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