JP2016183985A - ガス測定用配管及びガス測定用配管の製造方法 - Google Patents

ガス測定用配管及びガス測定用配管の製造方法 Download PDF

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土橋 晋作
Shinsaku Dobashi
晋作 土橋
永井 正彦
Masahiko Nagai
正彦 永井
塚原 千幸人
Chisato Tsukahara
千幸人 塚原
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Abstract

【課題】実プラントがある工場にて、該実プラントの被測定配管に、レーザ光照射用の種類に応じた光学窓を設けるための面倒な加工工事を必要とせず、実プラントにおいて高精度に分光計測を行うための光学窓を容易に設置することを可能とする。
【解決手段】測定対象となる実配管1の所定箇所に配置される管部材11と、この管部材11を横断する方向に貫通する孔12及び出射孔13と、これら入射孔12及び出射孔13の周囲の管部材11に基端部14B・15Bが取り付けられて、入射孔12、出射孔13の中心軸線C1をそれぞれ囲む入射管14及び出射管15と、これら入射管14、出射管15の先端を閉塞するフランジ16と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設された実プラントにおいて容易かつ高精度に分光計測を行うことを可能とするガス測定用配管及びガス測定用配管の製造方法に関する。
従来、実プラントにおいて配管内のガス等の分光計測を行う場合は、配管内にサンプリング管を挿入して管内の試料ガスを外部に取り出し、分析装置に導いて分析する必要があったが、サンプリング管の挿入は困難であり、サンプリングされた試料が分析装置へ導く間に変質(低沸点成分の液化など)して正確な測定が難しいという問題があった。
そこで、管内ガスが外部から分析する方法が試みられている。例えば、特許文献1に示されるガス化プラントでは、ガス化炉からの配管途中に計測窓を設け、この計測窓からレーザ光を照射してガス中の成分を測定するようにしている。
ここで、配管内でのガスの濃度分布を計測する場合には、配管に複数の光学窓を取り付ける必要があるが、分光計測用に適切なフランジが設置された実プラントは殆ど無く、新たに光学窓を取り付ける為の追加工事が必要となる。
特開2005−24251号公報
ところで、分光計測には種々の手法があるが、例えば吸収法を採用する場合、入射用の光学窓と出射用の光学窓の2つが必要となる。
実プラントでの工事では、工場内で行うような加工精度を求めることは困難であり、光学窓を取り付けるフランジの加工精度が十分ではない。そのため、分光計測の光源としてレーザを使用する場合、レーザ口径はmm程度であるが、光学窓の径は数cm程度にする必要があった。配管中試料の空間分布を計測使用とする場合、複数の光学窓を設ける必要があるので、必要な数の光学窓を設けることが困難である。
また、光学窓の加工工事中はプラントを停止する必要があるので、工事は短期間で終了させることが望ましいが、加工精度を要求する作業を実プラント上で実施することは困難である。光源としてレーザを使用する計測手法は、吸収法以外にレーザ誘起蛍光法(LIF)、レーザラマン散乱法等の種々の方法があるが、最適な光学窓の設置条件は異なるため、計測手法を変更する毎に、光学窓の加工工事を行う必要があり、レーザ計測技術を実プラントに適用する場合の障害となっていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、実プラントがある工場にて、該実プラントの被測定配管に、レーザ光照射用の種類に応じた光学窓を設けるための面倒な加工工事を必要とせず、実プラントにおいて高精度に分光計測を行うための光学窓を容易に設置することを可能とするガス測定用配管及びガス測定用配管の製造方法に関する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のガス測定用配管は、測定対象となる配管の所定箇所に配置される管部材と、この管部材を横断する方向に貫通する入射孔及び出射孔と、これら入射孔及び出射孔の周囲の管部材に基端部が取り付けられて、入射孔、出射孔の中心軸線をそれぞれ囲む入射管及び出射管と、これら入射管、出射管の先端に設けられた管側フランジに取り付けられてそれぞれ閉塞する閉塞用フランジと、を有することを特徴とする。
また、本発明では、前記閉塞用フランジは、前記測定対象となる配管と前記管部材とを連結する連結用フランジより前記配管の半径方向外方の位置に設けられるとともに、前記管部材の入射孔、出射孔と軸線を共通にして設けられた光学窓をさらに有することを特徴とする。
以上のように構成されたガス測定用配管を用いることで、例えば、入射管、出射管の先端を閉塞する閉塞用フランジに、入射孔及び出射孔と軸線を共通にするレーザ光照射用の光学窓を事前に(実プラントでない他の専用の加工工場などで)設けることができる。そして、この光学窓を設けたガス測定用配管を、実プラントにおける配管途中に設置する、例えば、既に設置されている配管を、本発明のガス測定用配管に付け替えるようにすれば、実プラントがある現場で、光学窓を加工して設置するなどの精度が要求される面倒な作業を行なうことなく、実プラントの配管途中に容易かつ高精度に分光計測を行うための光学窓を有するガス測定用配管を設置することが可能となる。
また、本発明では、前記閉塞用フランジの光学窓がそれぞれ一つ設けられることを特徴とする。
また、本発明では、前記閉塞用フランジの光学窓がそれぞれスリット状に設けられることを特徴とする。
また、本発明では、前記閉塞用フランジの光学窓がそれぞれ所定方向に並べて複数個設けられることを特徴とする。
そして、上記のように構成されたガス測定用配管では、測定の状態に対応して、閉塞用フランジの光学窓をそれぞれ一つ設ける、又は閉塞用フランジの光学窓をそれぞれスリット状に設ける、又は閉塞用フランジの光学窓をそれぞれ所定方向に並べて複数個設ける等により、管部材を通過する被測定ガスの濃度分布を計測することが可能となり、どの測定点の濃度に異常があるかを知ることができる。
また、本発明では、前記管部材の少なくとも一方の端部には、ベローズ配管を設けることを特徴とする。
そして、上記のように構成されたガス測定用配管では、管部材の少なくとも一方の端部にベローズ配管を設けた場合には、プラントの実配管の振動が該ベローズ配管に吸収されて、管部材に伝達されず、その結果、該管部材でのレーザ光を用いた被測定ガスの濃度測定を正確に行うことができる。
また、本発明のガス測定用配管の製造方法では、管部材を横断する方向へ加工用レーザ光を照射して該管部材の管壁を貫通する入射孔、出射孔を形成する工程、前記管部材とレーザ光の照射方向とを相対的に移動しながら前記入射光、出射光を拡大する工程、前記管部材表面の前記入射孔、出射孔の中心軸線を囲む位置にそれぞれ入射管、出射管を取り付ける工程と、前記入射孔、出射孔の中心軸線と軸線を共通にする光学窓を備えた閉塞用フランジで、前記入射管、出射管の端部を塞ぐ工程と、を有し、前記管部材は、測定対象となる配管の途中に連結用フランジによって同軸上に連結されており、前記閉塞用フランジは、前記連結用フランジより前記配管の半径方向外方の位置に設けられたことを特徴とする。
以上のようにガス測定用配管の製造方法を採用することで、例えば、入射管、出射管の先端を閉塞する閉塞用フランジに、入射孔及び出射孔と軸線を共通にするレーザ光照射用の光学窓を事前に(実プラントでない他の専用の加工工場などで)設けることができる。そして、この光学窓を設けたガス測定用配管を、実プラントにおける配管途中に設置する、例えば、既に設置されている配管を、本発明のガス測定用配管に付け替えるようにすれば、実プラントがある現場で、光学窓を加工して設置するなどの精度が要求される面倒な作業を行なうことなく、実プラントの配管途中に容易かつ高精度に分光計測を行うための光学窓を有するガス測定用配管を設置することができる。
また、本発明のガス測定用配管の製造方法では、前記加工用レーザ光により入射孔、出射孔を形成する前に、前記加工用レーザ光と光軸を同じくする低出力の測定レーザ光で加工位置を決定する工程を有することを特徴とする。
そして、このようなガス測定用配管の製造方法を採用することで、管部材表面における入射孔、出射孔の形成、さらにはこれら入射孔、出射孔の中心軸線を囲む位置への入射管、出射管の取り付けを正確に行うことができる。
本発明は、測定対象となる実配管の所定箇所に配置される管部材に、該管部材を横断する方向に貫通する入射孔及び出射孔と、これら入射孔及び出射孔の周囲の管部材に基端部が取り付けられて、入射孔、出射孔の中心軸線をそれぞれ囲む入射管及び出射管と、これら入射管、出射管の先端を閉塞するフランジと、を有してなるガス測定用配管である。
そして、このようなガス測定用配管を用いることで、例えば、入射管、出射管の先端を閉塞するフランジに、入射孔及び出射孔と軸線を共通にするレーザ光照射用の光学窓を事前に(実プラントでない他の専用の加工工場などで)設けることができる。そして、この光学窓を設けたガス測定用配管を、実プラントにおける配管途中に設置する、例えば、既に設置されている配管を、本発明のガス測定用配管に付け替えるようにすれば、実プラントがある現場で、光学窓を加工して設置するなどの精度が要求される面倒な作業を行なうことなく、実プラントの配管途中に容易かつ高精度に分光計測を行うための光学窓を有するガス測定用配管を設置することが可能となる。
また、測定の状態に対応して、レーザ光を照射するための光学窓をスリット状に1つ設け、かつ該スリット状の光学窓にレーザ光の発光素子又は受光素子を一定間隔で配置する、又は光学窓をマトリックス状に複数設け、かつ該マトリックス状の光学窓にレーザ光の発光素子又は受光素子を配置する等により、管部材を通過する被測定ガスの濃度分布を計測することが可能となり、どの測定点の濃度に異常があるかを知ることができる。
前記管部材の少なくとも一方の端部にベローズ配管を設けた場合には、プラントの実配管の振動が該ベローズ配管に吸収されて、管部材に伝達されず、その結果、該管部材でのレーザ光を用いた被測定ガスの濃度測定を正確に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るガス測定用配管がプラントの実配管に設置された状態を示す概略構成図であって、(A)は全体図、(B)はフランジの平面図である。 (A)は図1のガス測定用配管を示す斜視図、(B)はガス測定用配管の穴加工の工程を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るガス測定用配管がプラントの実配管に設置された状態を示す概略構成図であって、(A)は全体図、(B)はフランジの平面図である。 図3のガス測定用配管を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るガス測定用配管がプラントの実配管に設置された状態を示す概略構成図であって、(A)は全体図、(B)はフランジの平面図である。 図5のガス測定用配管を示す斜視図である。 第3実施形態の他の形態を示す図であって、(A)は断面図、(B)は(A)のA−A、B−B、C−C、D−D線で切断した断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1及び図2(A)(B)を参照して説明する。
これらの図において符号1で示すものは、プラントに設置されている実配管であって、この実配管1の途中にあるガス検査用機器の設置区間Mは、実配管1が取り除かれている。
そして、この実配管1が取り除かれたガス検査用機器の設置区間Mには、本発明の第1実施形態に係るガス測定用配管10が取り付けられている。すなわち、実配管1におけるガス検査用機器の設置区間Mは、本発明の第1実施形態に係るガス測定用配管10に置き換えられている。
ガス測定用配管10は、測定対象となる実配管1の所定箇所の設置区間Mに配置される管部材11と、管部材11を横断する方向に貫通する入射孔12及び出射孔13と、入射孔12及び出射孔13にそれぞれ固定された入射管14及び出射管15と、これら入射管14及び出射管15の先端のフランジ継手14A・15Aをそれぞれ閉塞するフランジ16と、から構成されている。
管部材11は、実配管1の径に合わせた大きさに設定されており、その両端部には実配管1に接続するためのフランジ継手11Aが設けられている。
入射管14及び出射管15は、同径の配管が使用されたものであって、入射孔12及び出射孔13の周囲の管部材11に、基端部14B・15Bが取り付けられ、かつこれら入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1を軸心としかつ該中心軸線C1を囲むようにそれぞれ配置されている。
なお、この入射孔12及び出射孔13は、その中心軸線C1が管部材11の中心軸線C2に対して直交する位置関係に配置されている。
また、フランジ16の中央部にはガラス窓を設置するための丸形状の光学窓17が形成されている。この光学窓17は、入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1に一致した軸線を有するように形成されており、フランジ16の光学窓17に面する箇所に、半導体レーザ装置50(図2(A)参照)が配置されている。
この半導体レーザ装置50は、管部材11内を通過する被測定ガス成分を測定するためのレーザ光を照射するものであって、入射管14側のフランジ16にレーザ光の発光素子51が設置され、かつ出射管15側のフランジ16にレーザ光の受光素子52が設置されている。
また、管部材11のフランジ継手11Aと実配管1のフランジ継手1Aとの間には、フランジ継手20Aを介してフレキシブル管であるベローズ配管20が取り付けられている。このベローズ配管20は、管部材11と実配管1とを連結する際の寸法誤差の吸収及び熱収縮の影響の緩和、さらには管部材11を介して実プラント起因の振動伝達を緩和させる役割がある。なお、このベローズ配管20は、管部材11の両側ではなく、いずれか一方に配置しても良い。
そして、以上のように構成されたガス測定用配管10は、矢印Gで示すように実配管1から管部材11に入った被測定ガス中の成分濃度が、入射管14及び出射管15を介してフランジ16の光学窓17に取り付けられた半導体レーザ装置50によって測定される。
ここで、上記で作成したガス測定用配管10では、半導体レーザ吸収法を用いた半導体レーザ装置50により、例えば管部材11を流れる被測定ガス中のアンモニア(NH3)の空間分布を計測する。
現状の脱硝触媒では、NH3を添加しているが、脱硝触媒が劣化すると添加したNH3がそのまま後段に流れてくるので、HN3の濃度を計測することで脱硝触媒の寿命の評価が可能となる。さらに、触媒直後のNH3の濃度を計測することで、触媒を交換すべきか否かの指針を得ることができる。
半導体レーザ吸収法では、NH3分子の振動回転線を計測することになるが、NH3の振動回準位はボルツマン分布をしており、温度による信号強度を補正するために、最低2本の振動回転線を計測する必要がある。この為には、半導体レーザに印加する電流値を周期的に変調し、レーザ光波長を変更する。NH3の吸収がない波長の場合は、リファレンス光I0として使用することができる。このようにして、NH3の濃度変化の経時変化を求めることができる。
また、上記例では、フランジ16の光学窓17に直接、半導体レーザ装置50の本体を含め取り付けているが、これに限定されず、レーザ光の発光素子51及び受光素子52のみを取り付け、光ファイバを介して半導体レーザ装置50本体は計測場から離れた位置に設置することも可能である。実プラントの環境は通常レーザ装置にとって好ましい状態ではないので、レーザを設置する場所と実プラントでの計測場所は離れた位置にあることが好ましい。光ファイバを使用することで、レーザ装置本体には実プラントの振動の影響を受け難くすることができるので、安定した計測が可能となる。また、光ファイバを介して半導体レーザ装置50本体を、レーザ光の発光素子51及び受光素子52から隔離した状態に配置する場合には、レーザ装置本体への実プラントの振動の影響が軽減されることから、上述したベローズ配管20の設置を省略することもできる。
以上のような構成のガス測定用配管10を組み立てる手順について工程毎に説明する。
(工程1)
まず、実プラントでない他の専用の加工工場などにおいて、図2(B)に示すように、加工用レーザ光装置100のステージS上に被加工物となる管部材11を設置した上で、管部材11を軸線C2に対して直交するように横断する方向(図2に矢印(イ)‐(ロ)方向で示す)へ加工用レーザ光(符号L1で示す)を照射して、対向する管部材11の管壁を貫通する入射孔12、出射孔13を形成する。
具体的には、光軸調整用のHe−Neレーザ光(符号L2で示す)と、加工用のレーザL1(たとえば、COレーザ、CO2レーザ等)の中心軸を同一光軸(本例の場合は、入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1となる光軸)とするように、レーザ光L1、L2のレーザ光発振器101・102を調整した上で、加工対象の管部材11をステージS上に固定する。ステージSは、上下方向、左右方向(x−y−z方向)、及び回転(r方向)が可能なものとし、加工用レーザL1によって、管部材11に穴あけ作業を行なう。穴径が十分でない場合には、穴を拡げる加工を行うが、これにはステージを適切に動作させて行うようにする。なお、このようなレーザL1による穴開け加工は、既知の加工技術が全て使用可能である。
(工程2)
加工用レーザ光装置100のステージSを操作することにより、加工用レーザ光装置100におけるレーザ光L1、L2の照射方向を管部材11に対して相対的に移動させながら、入射孔12、出射孔13を拡大させる穴開け加工を行う。
(工程3)
管部材11表面の入射孔12、出射孔13の中心軸線C1を囲む位置に、それぞれ入射管14、出射管15を溶接により取り付ける。ここで、入射管14及び出射管15は、入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1を軸心としかつ該中心軸線C1を囲むように一直線となるように配置する。
このとき、入射管14、出射管15が管部材11に対して傾くとレーザ光L1を照射する場合の障害となるので、光軸調整用のHe−NeレーザL2を補助的に照射しつつ、入射管14、出射管15を取り付ける。
(工程4)
入射孔12、出射孔13の中心軸線C1と軸線を共通にする光学窓17を備えたフランジ16の周縁部を溶接して、入射管14及び出射管15の端部を塞ぐ。
また、フランジ16の光学窓17は、前述した加工用レーザ光装置100のステージS上に被加工物となるフランジ16を設置した上で、フランジ16を加工用レーザ光L1と直交する方向(つまり、フランジ16の面方向)に移動させることにより、該フランジ16を貫通する光学窓17を形成する。
穴開け作業が終了した後、フランジ16を溶接するが、この際にフランジ16が管部材11に対して傾くとレーザ光を照射する場合の障害となるので、光軸調整用のHe−NeレーザL2を適宜照射しつつ、フランジ16を取り付ける。以上のような工程により、ガス測定用配管10を組み立てる。
そして、以上のように製造した光学窓17を有するガス測定用配管10は、実プラントにおける実配管1途中(設置区間M)に配置する、例えば、既に設置されている実配管1中の配管の一部に付け替えるようにし、これによって、現場において加工用レーザ光L1による光学窓を設けるための面倒な加工工事を必要とせず、実プラントの実配管1中に、高精度に分光計測を行うための光学窓17を設置することができる。
以上詳細に説明したように本発明の第1実施形態は、測定対象となる実配管1の所定箇所に配置される管部材11に、該管部材11を横断する方向に貫通する入射孔12及び出射孔13と、これら入射孔12及び出射孔13の周囲の管部材11に基端部14B・15Bが取り付けられて、入射孔12、出射孔13の中心軸線C1をそれぞれ囲む入射管14及び出射管15と、これら入射管14、出射管15の先端を閉塞するフランジ16と、を有してなるガス測定用配管10を示すものである。
そして、このようなガス測定用配管10を用いることで、例えば、入射管14、出射管15の先端を閉塞するフランジ16に、入射孔12及び出射孔13と軸線を共通にするレーザ光照射用の光学窓17を事前に(実プラントでない他の専用の加工工場などで)設けることができる。そして、この光学窓17を設けたガス測定用配管10を、実プラントにおける実配管1途中に設置する、例えば、既に設置されている実配管1を、ガス測定用配管10に付け替えるようにすれば、実プラントがある現場で、光学窓17を加工して設置するなどの精度が要求される面倒な作業を行なうことなく、実プラントの実配管1途中に容易かつ高精度に分光計測を行うための光学窓17を設けたガス測定用配管10を設置することが可能となる。
また、管部材11の少なくとも一方の端部にベローズ配管20を設けた場合には、プラントの実配管1の振動が該ベローズ配管20に吸収されて、管部材11に伝達されず、その結果、寸法誤差の吸収、熱収縮の影響の緩和、実プラント起因の振動の緩和が期待でき、該管部材11でのレーザ光を用いた被測定ガスの濃度測定を正確に行うことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図3及び図4について参照して説明する。
図3のガス測定用配管10が、図1及び図2のガス測定用配管10と異なるのは、フランジ16に形成された光学窓30の形状である。
すなわち、第1実施形態では、フランジ16に、入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1に一致する光学窓17を設けたが、本例では、中心軸線C1が中心部を通過しかつ該中心軸線C1に対して直交するX方向にスリット状の光学窓30を設けている。
この光学窓30は細長のスリットを有し、そのスリット内の長さ方向に沿うように、半導体レーザ装置50のレーザ発光素子51又は受光素子52が一定間隔で配置されている。また、このスリット状の光学窓30は、レーザ光の発光側又は受光側との間に位置する管部材11を介して、互いに対向する位置関係に設けられているものであって、レーザ光の発光側又は受光側で同一の形状及び配置とされている。
このような光学窓30には、スリットの長さ方向に沿うように複数個のレーザ発光素子51又は受光素子52が一定間隔で配置されることにより、実配管1内の半径方向に沿う被測定ガスの濃度分布を計測することが可能となる。
なお、本実施形態では、上記で作成したガス測定用配管10により、半導体レーザ吸収法を用いた半導体レーザ装置50により、例えば管部材11を流れる被測定ガス中のアンモニア(NH3)の状態を計測することができるが、このとき、実配管1中の半径方向に沿うアンモニアの空間分布を計測することで、どの部分の触媒を交換すべきかの指針を得ることができる。
このような目的でNH3濃度の空間分布を計測する場合、第1実施形態に示されるようなスポット状の光学窓17より、本実施形態2に示されるスリット状の光学窓30を備えたガス測定用配管10を使用することが好ましい。
以上詳細に説明したように本発明の第2実施形態は、上記構成のガス測定用配管10を、実配管1の途中に介在させることで、例えば、入射管14、出射管15の先端を閉塞するフランジ16に、スリット状に形成されたレーザ光照射用の光学窓30を事前に(実プラントでない他の専用の加工工場などで)設けることができる。
そして、この光学窓30を設けたガス測定用配管10を、実プラントにおける実配管1途中に設置する、例えば、既に設置されている実配管1を、ガス測定用配管10に付け替えるようにすれば、実プラントがある現場で、光学窓30を加工して設置するなどの精度が要求される面倒な作業を行なうことなく、実プラントの実配管1途中に容易かつ高精度に分光計測を行うための光学窓30を設けたガス測定用配管10を設置することが可能となる。
また、スリット状の光学窓30には、該スリットの長さ方向に沿うように複数個のレーザ発光素子51又は受光素子52が一定間隔で配置されることにより、実配管1内の半径方向に沿う被測定ガスの濃度分布を計測することが可能となり、NH3の空間分布が正確に計測でき、どの部分の脱硝触媒が寿命であるかを高精度に評価することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、図5〜図7について参照して説明する。
図5のガス測定用配管10が、図1〜図4のガス測定用配管10と異なるのは、フランジ16に形成された光学窓40の形状である。
すなわち、第1実施形態では、フランジ16に入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1に一致する光学窓17を設け、第2実施形態ではスリット状の光学窓30を設けたが、本例では、図5及び図6に示すように、フランジ16にX方向に沿うように複数の円形の光学窓40を設けている。
これら光学窓40は、レーザ光の発光側又は受光側との間に位置する管部材11を介して、互いに対向する位置関係に設けられているものであって、レーザ光の発光側又は受光側で同一の配置とされている。
また、これら円形の光学窓40は、入射孔12及び出射孔13の中心軸線C1に沿いかつ一致する又は平行となる軸心の開口を有している。
また、これら光学窓40はX方向に一定の間隔をおいて配置されており、出射側に半導体レーザ装置50のレーザ発光素子51が配置され、入射側に該半導体レーザ装置50のレーザ受光素子52が配置されている。
そして、これら光学窓40はX方向に一定の間隔をおいて配置されているので、第2実施形態で示すスリット状の光学窓30のように、半導体レーザ装置50のレーザ発光素子51又はレーザ受光素子52の設置間隔を逐一設定する必要がなく、各光学窓40にレーザ発光素子51又はレーザ受光素子52を取り付けさえすれば良く、素子間隔が設定されることから、素子取り付け時の作業性を向上させることができる。
そして、以上のように構成された光学窓40では、第2実施形態と同様に、出射側又は入射側のそれぞれに、複数個のレーザ発光素子51又は受光素子52がX方向に一定間隔で配置されることにより、実配管1内の半径方向に沿う被測定ガスの濃度分布を計測することが可能となる。
なお、第3実施形態では、フランジ17にX方向に複数の光学窓40を一定間隔で配置したが、図7に示すようにこの光学窓40はフランジ17にX−Y方向となるようにマトリックス状に配置しても良い。そして、このようなマトリックス状に配置した光学窓40によって、例えば、管部材11を流れる被測定ガス中のアンモニア(NH3)の状態を、管部材11の広い領域で計測することができる。その結果、実配管1内のX−Y方向に沿う被測定ガス濃度分布を計測することが可能となる。例えば、実配管1内におけるNH3のX−Y方向に沿う空間分布を正確に計測でき、どの部分の脱硝触媒が寿命であるかを高精度に評価することができる。
また、第3実施形態では、フランジ17にマトリックス状の光学窓40を設置したが、図7に示すようにこのような光学窓40を有する入射管14及び出射管15を一方向(中心軸線C1に沿う方向)だけではなく、該入射管14及び出射管15の中心軸線C1と、管部材11の中心軸線C2との双方に対して共に直交する他方向(図7にC3で示す)に設け、他方向側の入射管14及び出射管15末端のフランジ17にも、同様にマトリックス状の光学窓40を形成しても良い。
そして、このような中心軸線C1がある側及び中心軸線C3がある側の双方に、マトリックス状の光学窓40を配置し、実配管11の両側からレーザ光を照射すれば、実配管1内の被測定ガスの濃度分布を極めて高い精度で計測することが可能となり、被測定ガスがNH3である場合に、どの部分の脱硝触媒が寿命であるかを高精度に評価することができる。
なお、上記各実施形態では、入射管、出射管として円形の横断面の管を用いる例を説明したが、例えば光学窓の形状や配列に応じて長方形、正方形等の横断面の管を用い、さらに、この管の形状に対応した形状のフランジを用いるようにしても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、建設された実プラントにおいて容易かつ高精度に分光計測を行うことを可能とするガス測定用配管及びガス測定用配管の製造方法に関する。
1 実配管
10 ガス測定用配管
11 管部材
12 入射孔
13 出射孔
14 入射管
14B 基端部
15 出射管
15B 基端部
16 フランジ
17 光学窓
20 ベローズ配管
30 光学窓
40 光学窓
50 半導体レーザ装置
C1 中心軸線
C2 中心軸線
M 設置区間

Claims (7)

  1. 測定対象となる配管の所定箇所に配置される管部材と、
    この管部材を横断する方向に貫通する入射孔及び出射孔と、
    これら入射孔及び出射孔の周囲の管部材に基端部が取り付けられて、入射孔、出射孔の中心軸線をそれぞれ囲む入射管及び出射管と、
    これら入射管、出射管の先端に設けられた管側フランジに取り付けられてそれぞれ閉塞する閉塞用フランジと、を有し、
    前記閉塞用フランジには、前記管部材の入射孔、出射孔と軸線を共通にして設けられた光学窓をさらに有し、
    前記閉塞用フランジは、前記測定対象となる配管と前記管部材とを連結する連結用フランジより前記配管の半径方向外方の位置に設けられた
    ことを特徴とするガス測定用配管。
  2. 前記閉塞用フランジの光学窓はそれぞれ一つ設けられることを特徴とする請求項1に記載のガス測定用配管。
  3. 前記閉塞用フランジの光学窓はそれぞれスリット状に設けられることを特徴とする請求項1に記載のガス測定用配管。
  4. 前記閉塞用フランジの光学窓は、それぞれ所定方向に並べて複数個設けられることを特徴とする請求項1に記載のガス測定用配管。
  5. 前記管部材の少なくとも一方の端部には、ベローズ配管が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガス測定用配管。
  6. 管部材を横断する方向へ加工用レーザ光を照射して該管部材の管壁を貫通する入射孔、出射孔を形成する工程、
    前記管部材とレーザ光の照射方向とを相対的に移動しながら前記入射光、出射光を拡大する工程、
    前記管部材表面の前記入射孔、出射孔の中心軸線を囲む位置にそれぞれ先端に管側フランジを有する入射管、出射管を取り付ける工程と、
    前記入射孔、出射孔の中心軸線と軸線を共通にする光学窓を備えた閉塞用フランジを前記管側フランジに取り付けて前記入射管、出射管の端部を塞ぐ工程と、を有し、
    前記管部材は、測定対象となる配管の途中に連結用フランジによって同軸上に連結されており、
    前記閉塞用フランジは、前記連結用フランジより前記配管の半径方向外方の位置に設けられたことを特徴とするガス測定用配管の製造方法。
  7. 前記加工用レーザ光により入射孔、出射孔を形成する前に、前記加工用レーザ光と光軸を同じくする低出力の測定レーザ光で加工位置を決定する工程を有することを特徴とする請求項6に記載のガス測定用配管の製造方法。
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