JP2003207448A - ガス分析装置 - Google Patents

ガス分析装置

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JP2003207448A
JP2003207448A JP2002002583A JP2002002583A JP2003207448A JP 2003207448 A JP2003207448 A JP 2003207448A JP 2002002583 A JP2002002583 A JP 2002002583A JP 2002002583 A JP2002002583 A JP 2002002583A JP 2003207448 A JP2003207448 A JP 2003207448A
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gas
light
pipe
light source
detector
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JP2002002583A
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Kennosuke Kojima
建之助 小島
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定成分の測定専用の配管やサンプリングポ
ンプなどを必要としないガス分析装置を提供すること。 【解決手段】 ガス発生源8において発生したガスGが
流れる配管2の管壁2aに対向して形成された開口1
2,13のうち一方の開口12を封止するように装着さ
れ、前記ガスGに対して横断するように光を発する光源
20および前記光を透過させ前記ガスGと光源20との
間に配設される光透過窓22を備えた光源ユニット14
と、前記開口の他方の開口13を封止するように装着さ
れ、前記光源20から発せられた光を受光する検出器2
9および前記光を透過させ前記ガスとG検出器29との
間に配設される光透過窓31を備えた検出器ユニット1
5とからなり、前記ガスG中に含まれる特定成分を分析
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス分析装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、配管内を流れるガスに含まれる
特定成分の濃度を測定するのに、図6に示すようなガス
分析装置が採用されることがある。すなわち、この図に
おいて、71はサンプルガスGが流れる配管で、72は
この配管71から点73において分岐し、その下流側の
点74において配管71に合流接続されるバイパス流路
で、このバイパス流路72にはガス分析計75およびサ
ンプリングポンプ76が直列状態で設けられている。
【0003】上記構成のガス分析装置においては、測定
に供されたサンプルガスGが元の配管71に戻されるの
で、サンプルガスGが消費されたり、外部に排出される
こともなく、その測定後に下流側において他の用途に用
いられるような場合に有用であるとともに、サンプルガ
スGに有害な成分が含まれていたり、空気に触れると爆
発するおそれがある危険なガスである場合においても有
用である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のガス分析装置においては、特定成分分析のためにの
み使用されるバイパス流路72を配管71に接続しなけ
ればならないとともに、バイパス流路72にはガス分析
計75のほかにサンプリングポンプ76を設ける必要が
ある。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、特定成分の測定専用の配管やサ
ンプリングポンプなどを必要としないガス分析装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のガス分析装置は、ガス発生源において発
生したガスが流れる配管の管壁に対向して形成された開
口のうち一方の開口を封止するように装着され、前記ガ
スに対して横断するように光を発する光源および前記光
を透過させ前記ガスと光源との間に配設される光透過窓
を備えた光源ユニットと、前記開口の他方の開口を封止
するように装着され、前記光源から発せられた光を受光
する検出器および前記光を透過させ前記ガスと検出器と
の間に配設される光透過窓を備えた検出器ユニットとか
らなり、前記ガス中に含まれる特定成分を分析すること
を特徴としている(請求項1)。
【0007】そして、前記ガス分析装置において、光源
ユニットおよび検出器ユニットを開口に取付け用ブラケ
ットを用いて装着するようにしてもよい(請求項2)。
【0008】また、ガス発生源において発生したガスが
流れる配管の途中に設けられるガス分析装置であって、
前記配管に接続するための接続手段を備えたガス管と、
このガス管の管壁に対向して形成された開口のうち一方
の開口を封止するように装着され、前記ガスに対して横
断するように光を発する光源および前記光を透過させ前
記ガスと光源との間に配設される光透過窓を備えた光源
ユニットと、前記開口の他方の開口を封止するように装
着され、前記光源から発せられた光を受光する検出器お
よび前記光を透過させ前記ガスと検出器との間に配設さ
れる光透過窓を備えた検出器ユニットとを有することを
特徴としている(請求項3)。
【0009】この発明のガス分析装置においては、ガス
発生源において発生したガスをそれが流れる配管から分
岐して引き込むためのサンプリングポンプを備えた分岐
流路を前記配管に接続する必要がなくなり、前記ガスを
流すための配管の構成が簡略化される。
【0010】そして、請求項2または3に記載の構成に
よれば、光源ユニットおよび検出器ユニットを配管に対
して任意に着脱することができるので、光源や検出器の
取替えおよび光学窓の清掃など光源ユニットおよび検出
器ユニットを構成する部材のメンテナンスを簡単に行う
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を、図を参
照しながら説明する。図1および図2は、この発明の第
1の実施の形態を示しており、図1はこの発明のガス分
析装置を組み込んだ燃料電池システムの構成の一例を概
略的に示すものであり、図2はこの発明のガス分析装置
の具体的な構成の一例を示すものである。
【0012】図1において、1は燃料電池、2,3はこ
の燃料電池1に水素ガス(H2 )、酸素(O2 )をそれ
ぞれ供給する配管である。4は燃料電池1内において水
素ガスと酸素とが所定の条件下で反応したときに生ずる
電気エネルギーを取り出すラインであり、5は前記反応
によって生ずる燃焼生成物である水分(H2 O)を排出
するラインである。
【0013】前記配管2には、メタノールやガソリンな
ど液体状態の水素ガス源材料を収容した水素ガス源材料
タンク6、前記水素ガス源材料を気化する気化器7、気
化された水素ガス源材料から水素ガスを得るための改質
器(ガス発生源の一つ)8およびこの改質器8において
発生したガスG中に含まれる一酸化炭素(CO)を除去
するための触媒を備えたCO除去器9がこの順に設けら
れ、このCO除去器9の下流側の配管2は、燃料電池1
に接続されている。ここまでの構成は、従来の燃料電池
システムの構成と変わるところはない。
【0014】この実施の形態における燃料電池システム
が従来のものと大きく異なる点は、前記配管2のCO除
去器9の上流側および下流側のそれぞれに、配管2内を
流れるガスG中に含まれるCOの濃度を測定するガス分
析装置10a,10bを、配管2内を流れるガス(この
場合、水素ガスのほか、CO等のガス)に臨むようにし
て設けたことである。そして、この場合、前記ガス分析
装置10a,10bとしては互いに同一構成のものが用
いられる。
【0015】つまり、メタノールなどを気化して改質器
8に供給して水素ガスを発生させる場合、この改質器8
から出力されるガスG中には水素ガスのほか、数vol
%程度のCO等が不純物として含まれる。燃料電池シス
テムにおいては、このような不純物が可及的に少ない状
態で水素ガスを燃料電池1に供給することが望ましく、
このため、図1に示したように、水素ガスを燃料電池1
に供給するための配管2にCO除去器9を設けて、前記
COの含有量をできるだけゼロになるようにしている。
この場合、CO除去器9に供給されるガスGにおけるC
O濃度およびCO除去器9においてCO除去された後の
ガスGにおけるCO濃度をそれぞれ測定することによ
り、CO除去器9の効能の確認を行うことができる。そ
こで、図1に示すように、CO除去器9の上流側および
下流側の配管2のそれぞれに、それぞれCO濃度を測定
するためのガス分析装置10a,10bを設けているの
である。
【0016】なお、図1において、11a,11bは改
質器8と上流側のガス分析装置10aとの間、および、
下流側のガス分析装置10bと燃料電池1との間にそれ
ぞれ介装される開閉弁である。
【0017】次に、前記ガス分析装置10a(10b)
の具体的な構成を、図2を参照しながら説明すると、こ
の図において、12,13は例えば断面視円形の配管2
の管壁2aに互いに対向するように(配管2の一つの直
径上に)形成された開口で、平面視が例えば円形であ
る。そして、これらの開口12,13の形成箇所には、
これらを封止するようにして管壁2aの外部に光源ユニ
ット14、検出器ユニット15がそれぞれ設けられてい
る。これらの光源ユニット14および検出器ユニット1
5は、後述するように、開口12,13の間の配管2内
の空間とともにガス分析装置10を構成する。
【0018】前記光源ユニット14は、次のように構成
されている。すなわち、16は光源ブロックで、その内
部には、両端が開口した空間16aが形成されており、
その一端側(図示例では下端側)には、管壁2aに密着
するように取付け用のブラケット17が形成されてい
る。このブラケット17には、開口12の周囲の管壁2
a外表面に適宜の間隔で立設された取付け部材としての
ボルト部材18を挿通させる孔17aが開設されてお
り、光源ブロック16は、ボルト部材18に螺着される
ナット部材19によって管壁2aの外表面に分離自在に
固定される。
【0019】そして、20は赤外光源で、例えばフィラ
メントよりなり、光源ブロック16の他端側(図示例で
は上端側)から空間16a内に挿入されており、電源部
21を備えている。この赤外光源20には、電源部21
から例えば数Hz程度の周期で断続する電力が供給さ
れ、したがって、赤外光源20からは前記周期でチョッ
ピングされた赤外光が発せられるようにしてある。22
は空間16aの一端側を封止する光透過窓で、赤外透過
性素材よりなり、光源ブロック16の一端側から空間1
6a内に挿入される窓保持ブロック23に保持されてい
る。24は窓保持ブロック23と開口12の周囲の管壁
2aとの間に介装されるシール部材である。なお、詳細
には図示してないが、前記空間16aはシール部材など
により気密になるように構成されている。
【0020】前記検出器ユニット15は、次のように構
成されている。すなわち、25は検出器ブロックで、内
部には両端が開口した空間25aが形成されており、そ
の一端側(図示例では上端側)には、管壁2aに密着す
るように取付け用のブラケット26が形成されている。
このブラケット26には、開口13の周囲の管壁2aの
外表面に適宜の間隔で立設された取付け部材としてのボ
ルト部材27を挿通させる孔26aが開設されており、
検出器ブロック25は、ボルト部材27に螺着されるナ
ット部材28によって管壁2aの外表面に分離自在に固
定される。
【0021】そして、29は赤外線検出器で、例えば焦
電素子を用いた固体検出器よりなり、詳細に図示してな
いが、測定対象成分であるCOの特性吸収帯域の赤外光
のみを透過させるバンドパスフィルタを備えた測定用素
子と前記測定対象成分中の吸収帯域のないところの赤外
光を透過させるバンドフィルタを備えた比較用素子とか
らなり、CO濃度に比例した信号を出力できるように構
成されている。そして、この赤外線検出器29は、検出
器ブロック25の他端側(図示例では下端側)から空間
25a内に挿入されており、アンプなど信号処理部30
を備えている。31は空間25aの一端側を封止する赤
外透過性素材よるなる光透過窓で、検出器ブロック25
の一端側から空間25a内に挿入される窓保持ブロック
32に保持されている。33は窓保持ブロック32と開
口13の周囲の管壁2aとの間に介装されるシール部材
である。なお、詳細には図示してないが、前記空間25
aはシール部材などにより気密になるように構成されて
いる。
【0022】上述の説明から理解されるように、光源ユ
ニット14および検出器ユニット15の構成は、光源ブ
ロック16、検出器ブロック25内に収容される部材
が、一方においては赤外光源20であり、他方において
は赤外線検出器29である点が異なるだけであるので、
前記ブロック16,25、光透過窓22,31、窓保持
ブロック23,32、シール部材24,33などの部材
および配管2側の開口12,13の大きさやボルト部材
18,27を全て互い同一形状、同一サイズにして部品
の共通化を図るようにすれば、光源ユニット14および
検出器ユニット15の配管2に対する取付け関係を適宜
選択することができ、配管2の設置状況や配管2の周囲
の装置等の状況に最適に対応することができる。
【0023】上記構成の燃料電池システムにおいては、
メタノールが気化器7に供給されてガス化され、このガ
ス化したメタノールが改質器8に供給されてガスGとな
る。この水素ガスを含むガスGには、数vol%以上の
COが含まれていることが多い。そして、このガスG
は、配管2内を燃料電池1方向に向かって流れ、上流側
の開閉弁11aを経て上流側のガス分析装置10aに至
る。このガス分析装置10aは、図2に示すように構成
されており、前記ガスGは、配管2の管壁2aの対向す
る位置に取り付けられた光源ユニット14および検出器
ユニット15の間を通過する際、光源ユニット14から
の赤外光の照射を受け、その照射光が検出器ユニット1
5の赤外線検出器29に入射する。このとき、前記照射
光は、ガスG中のCOによる吸収を受け、赤外線検出器
29からは前記COの濃度に比例した信号が出力され、
この信号はパソコンなどの演算処理部(図示していな
い)において処理される。
【0024】そして、前記上流側のガス分析装置10a
を経たガスGは、CO除去器9を通過する際、それに含
まれるCOが除去される。この場合、CO除去器9のC
O除去効率が100%であることが望ましいが、極微量
のCOが除去されないことがあり、通常の燃料電池1へ
の水素ガスを含むガスG中のCO濃度としては、微量で
あればよいとされている。前記CO除去器9を経たガス
Gは、下流側のガス分析装置10bに至る。このガス分
析装置10bも図2に示すように構成されており、前記
ガスGは、配管2の管壁2aの対向する位置に取り付け
られた光源ユニット14および検出器ユニット15の間
を通過する際、光源ユニット14からの赤外光の照射を
受け、その照射光が検出器ユニット15の赤外線検出器
29に入射する。このとき、前記照射光は、ガスG中の
COによる吸収を受け、赤外線検出器29からは前記C
Oの濃度に比例した信号が出力され、この信号はパソコ
ンなどの演算処理部(図示していない)において処理さ
れる。
【0025】そして、前記下流側のガス分析装置10b
を経たガスGは、下流側の開閉弁11bを経て燃料電池
1に供給され、酸素供給ライン3からの酸素との反応に
供せられる。この場合、前記下流側のガス分析装置10
bによって検出されたガスGにおけるCO濃度が所定の
許容値を超えているか否かを判断し、超えている場合に
は、直ちに、改質器8に対するメタノールの供給を停止
するとともに、開閉弁11bを閉じてガスGの燃料電池
1への流入の停止および酸素供給ライン3による酸素の
燃料電池1への流入の停止が行われる。
【0026】また、上記構成の燃料電池システムにおい
ては、ガス分析装置10a,10bやCO除去器9を点
検したり、それらの構成部材を取り替えるときは、開閉
弁11a,11bをともに閉にすればよい。
【0027】上述のように、上記構成の燃料電池システ
ムにおいては、水素ガスを供給するためのガスGが流れ
る配管2に設けられるCO除去器9の上流側および下流
側のそれぞれに、ガス分析装置10a,10bを設けて
いるので、これら二つのガス分析装置10a,10bに
よるCO濃度に基づいてCO除去器9におけるCO除去
効率の変化(劣化)を容易に把握することができる。
【0028】なお、前記ガス分析装置10a,10bの
いずれか一方を省略してもよい。すなわち、上流側のガ
ス分析装置10aを省略しても、CO除去器9における
CO除去効率の劣化具合を検出することができる。逆
に、下流側のガス分析装置10bを省略してもよく、そ
の場合には、CO除去器9に導入されるガスG中のCO
濃度が所定値を超えるとき、前記ガスGの燃料電池1へ
の導入を停止するように構成すればよい。
【0029】そして、上記実施の形態におけるガス分析
装置10a(10b)は、ガス発生源としての改質器8
の下流側の配管2の管壁2aの対応する位置に形成され
た開口12,13を封止するように、配管2の管壁2a
の外周に光源ユニット14と検出器ユニット15とを設
けてなるものであるので、改質器8において生じたガス
(この場合、水素ガスやCO等)Gを、その流れる状態
において、つまり、配管2に分岐流路を設けたりするこ
となく、そのままの状態でガスG中における特定成分
(この場合、CO)の濃度を測定することができ、従来
のように、サンプリングポンプを備えた分岐流路を配管
2に接続する必要がなくなり、ガスGを流すための配管
2の構成を簡素化することができる。
【0030】また、特に、図2に示すように、配管2の
管壁2aの外表面の開口12,13の周囲に取付け部材
としてボルト部材18,27を立設する一方、光源ユニ
ット14および検出器ユニット15のそれぞれに取付け
用のブラケット17,26を設けているので、前記光源
ユニット14および検出器ユニット15を配管2に対し
て分離自在に取り付けることができ、これら両ユニット
14,15を構成する部材の点検や交換などメンテナン
スを容易に行うことができる。
【0031】図3は、フランジなどの接続手段を備えた
ガス管に光源ユニット14Aおよび検出器ユニット15
Aを着脱自在に設け、このガス管を配管2に分離自在に
接続するようにしてなるガス分析装置の構成例を示して
いる。
【0032】すなわち、この図3に示すガス分析装置に
おいては、配管2を切断して、二つの配管2A,2Bと
し、これらの配管2A,2Bの間にガス分析装置を形成
したガス管34を分離自在に接続している。このため、
配管2A,2Bの切断面側には、フランジ部35aを有
する接続手段としてのフランジ体35が外嵌され溶接ま
たはロー付けによって固着されている。そして、ガス管
34は、配管2A,2Bと同じ内径を有する断面視円形
の管で、その長さ方向の両端部に前記フランジ部35a
に対応するフランジ部34aが形成されており、前記フ
ランジ部34a,35aにそれぞれ形成されたボルト挿
通孔(図示していない)を挿通するボルト部材36aお
よびこれに螺着されるナット部材36bによって接続さ
れるようにしてあり、配管2A,2Bとともに一つの連
続した管路を形成できるようにしてある。なお、37は
フランジ部34a,35a間に介装されるシール部材で
ある。
【0033】そして、前記ガス管34の管壁34bの互
いに対向する位置には(ガス管34の一つの直径上
に)、平面視が例えば円形の二つの開口12A,13A
が開設されている。これらの開口12A,13Aの開設
箇所には、これらを封止するようにして、管壁34bの
外部に光源ユニット14A、検出器ユニット15Aが設
けられている。これらの光源ユニット14Aおよび検出
器ユニット15Aは、前記図2に示した光源ユニット1
4および検出器ユニット15と同じ構成であるので、対
応する部材に同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0034】前記図3に示した構成のガス分析装置にお
いても、前記図2に示したガス分析装置と同様の作用効
果を奏するとともに、さらに、次のような効果が得られ
る。すなわち、図3に示すガス分析装置においては、光
源ユニット14Aおよび検出器ユニット15Aを一つの
ガス管34に取り付けてなるものであるので、配管2に
対して光源ユニット14Aおよび検出器ユニット15A
を一つのガスユニットとして着脱自在に取り付けること
ができ、取扱がより簡単である。また、光源ユニット1
4Aおよび検出器ユニット15Aは、ガス管34に対し
て着脱自在に取り付けられているので、その組立や構成
部材のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0035】なお、図3においては、フランジ部34a
は、ガス管34と同一部材で形成されているが、ガス管
34に別部材としてのフランジ体を外嵌等により設ける
ことにより形成してもよい。また、ガス管34の配管2
A,2Bへの接続にフランジ結合を行っているが、ガス
管34および配管2A,2Bのそれぞれの接続端部にね
じ部を形成し、シール部材を用いるとともにナット部材
などによって所謂継手接続するようにしてもよい。
【0036】図4および図5は、さらに他の実施の形態
を示すもので、これらの図において、14B,15Bは
光源ユニット、検出器ユニットである。そして、光源ユ
ニット14Bは、上述した実施の形態における光源ユニ
ット14とほとんど変わるところがないが、その光源ブ
ロック16Aにはブラケットは形成されてなく、その相
対する一対の外側面に突状の被ガイド部16bが形成さ
れている。また、検出器ユニット15Bは、上述した実
施の形態における検出器ユニット15とほとんど変わる
ところがないが、その検出器ブロック25Aにはブラケ
ットは形成されてなく、その相対する一対の外側面に突
状の被ガイド部25bが形成されている。
【0037】そして、42は光源ユニット14Bを着脱
自在に保持する第1保持部材であり、43は検出器ユニ
ット15Bを着脱自在に保持する第2保持部材であり、
しかも、光源ユニット14Bと検出器ユニット15Bと
を互いに平行になるように、かつ、 両ユニット14
B,15B間の距離を適宜調節できるように構成されて
いる。
【0038】すなわち、第1保持部材42は、平面視コ
字状の保持部44とこの保持部44の一つの辺45から
例えば下方に垂下する2本のロッド46からなるととも
に、前記辺45から前方水平に延びる二つの辺47の相
対する内側に、光源ブロック16Aの外側面に形成され
た被ガイド部16bを嵌め込み、これを水平にスライド
できるようにガイドする溝47aが形成されている。そ
して、前記辺45のほぼ中央位置には、第1保持部材4
2と第2保持部材43とを締結するボルト部材48を挿
通させる孔49が開設されている。また、前記辺47の
いずれかの側面には、光源ブロック16Aを固定してそ
の状態を保持するための固定ボルト50用のねじ部51
が形成されている。
【0039】第2保持部材43は、第1保持部材42に
おける保持部44と例えば同一形状同一寸法の平面視コ
字状の保持部53からなり、この保持部53には、前記
2本のロッド46を挿通させる二つのガイド孔54およ
びボルト部材48に対応するねじ部55が形成されてい
る。そして、保持部53の辺53から前方水平に延びる
二つの辺56の相対する内側に、検出器ブロック25A
の外側面に形成された被ガイド部25bを嵌め込み、こ
れを水平にスライドできるようにガイドする溝56aが
形成されている。そして、前記辺56のいずれかの側面
には、検出器ブロック25Aを固定してその状態を保持
するための固定ボルト57用のねじ部58が形成されて
いる。
【0040】前記図4および図5に示した構成によれ
ば、図2や図3にそれぞれ示した構成における作用効果
のほかに、配管2に光源ユニット14Bおよび検出器ユ
ニット15Bを取り付けるための取付け部材などを配管
2に形成する必要がなく、単に、開口12,13を開設
するだけでよいといった利点がある。さらに、ボルト4
8のねじ込み具合を調整することにより、第1保持部材
42と第2保持部材43との離間距離を自在に調節する
ことができるので、配管2の直径の如何にかかわらず光
源ユニット14Bと検出器ユニット15Bを配管2に臨
むようにして所定の状態で取付け、固定することができ
る。
【0041】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
すなわち、配管2の適当な箇所、例えば、開閉弁11
a,11bとガス分析装置10aとの間の配管2に対し
て、ゼロガスおよびスパンガスを導入するポートを形成
することにより、必要に応じて、ガス分析装置10a,
10bのゼロ校正やスパン校正を行うことができる。
【0042】そして、上述の実施の形態においては、燃
料電池システムの配管2にガス分析装置10a(10
b)を設けていたが、例えばボイラーなどの煙道にガス
分析装置10a(10b)を設けてもよく、その場合、
検出器ユニット15,15A,15Bとして、複数の特
定成分を検出できるように、複数の測定用素子を設けた
ものを用いるのが好ましい。また、光源として赤外光源
に限られるものではなく、紫外光源であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、特定成分の測定専用の配管やサンプリングポンプな
どを設けることなく、配管中を流れるガスに含まれる特
定成分の濃度を簡単に測定することができる。特に、こ
の発明のガス分析装置は、ガスが流れる流路に臨むよう
にして設けられているので、ガス発生源において発生し
たガスに含まれる特定成分の濃度を測定する場合であっ
て、その濃度測定後においてガスを測定部位の下流側に
おいて用いるようなガス供給システムにおいて、きわめ
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガス分析装置を組み込んだ燃料電池
システムの一例を概略的に示す図である。
【図2】この発明のガス分析装置の一例を示す断面図で
ある。
【図3】この発明のガス分析装置の他の例を示す断面図
である。
【図4】この発明のガス分析装置のさらに他の例を示す
もので、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図5】図4に示すガス分析装置の要部の構成を示す分
解斜視図である。
【図6】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
2…配管、2a…管壁、8…ガス発生源、12,12
A,13,13A…開口、14,14A,14B…光源
ユニット、15,15A,15B…検出器ユニット、1
7…ブラケット、20…光源、22,31…光透過窓、
29…検出器、34…ガス管、34a…接続手段、34
b…管壁、G…ガス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス発生源において発生したガスが流れ
    る配管の管壁に対向して形成された開口のうち一方の開
    口を封止するように装着され、前記ガスに対して横断す
    るように光を発する光源および前記光を透過させ前記ガ
    スと光源との間に配設される光透過窓を備えた光源ユニ
    ットと、前記開口の他方の開口を封止するように装着さ
    れ、前記光源から発せられた光を受光する検出器および
    前記光を透過させ前記ガスと検出器との間に配設される
    光透過窓を備えた検出器ユニットとからなり、前記ガス
    中に含まれる特定成分を分析することを特徴とするガス
    分析装置。
  2. 【請求項2】 光源ユニットおよび検出器ユニットを開
    口に取付け用ブラケットを用いて装着するようにしてな
    る請求項1に記載のガス分析装置。
  3. 【請求項3】 ガス発生源において発生したガスが流れ
    る配管の途中に設けられるガス分析装置であって、前記
    配管に接続するための接続手段を備えたガス管と、この
    ガス管の管壁に対向して形成された開口のうち一方の開
    口を封止するように装着され、前記ガスに対して横断す
    るように光を発する光源および前記光を透過させ前記ガ
    スと光源との間に配設される光透過窓を備えた光源ユニ
    ットと、前記開口の他方の開口を封止するように装着さ
    れ、前記光源から発せられた光を受光する検出器および
    前記光を透過させ前記ガスと検出器との間に配設される
    光透過窓を備えた検出器ユニットとを有することを特徴
    とするガス分析装置。
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