JP2016183291A - シリコーン粘着剤用剥離剤組成物及び剥離フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)下式(1)
(R1は1価炭化水素基で、アルケニル基含有有機基とフルオロアルキル基を含む。a≧2、b≧1、c、dは0≧で、50≦a+b+c+d≦5,000。)
で表され、2個以上のアルケニル基含有有機基及び1個以上のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が0.001〜0.5モル/100g、フルオロアルキル基が0.1〜0.5モル/100g含まれるオルガノポリシロキサン、
(B)分子中に3個以上のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金族金属系触媒、
(F)アルケニル基を0.001〜0.1モル/100g含み、フルオロアルキル基を含まないオルガノポリシロキサン
を含むシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
【選択図】なし
Description
また、シリコーン系粘着剤は、シリコーンゴムやシリコーン系の材料がコーティングされた表面にも良好な接着性を示し、シリコーン処理された剥離基材の繋ぎ合わせなどにも利用される。しかしながら、アクリル系やゴム系の粘着剤に使用される前記剥離基材では、シリコーン系粘着剤を上手く剥離できない。
〔1〕
(A)下記平均組成式(1)
で表され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A)成分と下記(F)成分のアルケニル基の合計に対し、Si−H基がモル比で1〜10となる量、
(C)(A)成分と下記(F)成分のアルケニル基と(B)成分のSi−H基をヒドロシリル化付加して硬化させるための白金族金属系触媒:金属質量が(A)成分に対して1〜500ppmとなる量、
(E)有機溶剤:0〜2,000質量部、
(F)アルケニル基を100g中に0.001〜0.1モル含み、かつフルオロアルキル基を含まないオルガノポリシロキサン:1〜25質量部
を含むシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔2〕
更に、(D)反応制御剤を(A)成分100質量部に対し、0.01〜5質量部含む〔1〕に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔3〕
(A)成分が、(A−1)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001モル以上0.03モル未満含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサン及び/又は(A−2)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.03〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサンであることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔4〕
(A)成分が、前記(A−1)成分と(A−2)成分とを含有し、(A−1)、(A−2)成分の割合が、(A−1):(A−2)=20:80〜80:20(質量比)であることを特徴とする〔3〕に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔5〕
(A)成分に含まれるフルオロアルキル基が、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル基、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−ウンデカフルオロヘプチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9−ペンタデカフルオロノニル基からなる群より選ばれるものであることを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔6〕
(B)成分がフルオロアルキル基を含むことを特徴とする〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔7〕
(B)成分に含まれるフルオロアルキル基が、3,3,3−トリフルオロプロピル基であることを特徴とする〔6〕に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
〔8〕
〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物をプラスチックフィルムに処理した剥離フィルム。
本発明のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物は、
(A)下記平均組成式(1)
で表され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金族金属系触媒、
(F)アルケニル基を100g中に0.001〜0.1モル含み、かつフルオロアルキル基を含まないオルガノポリシロキサン、
及び、必要により
(D)反応制御剤、
(E)有機溶剤
を含むものである。
(A)成分は、下記平均組成式(1)で表され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサンである。
なお、本発明において、アルケニル基量の測定方法としては、サンプル中に10質量%ヨウ化カリウム水溶液を加えて撹拌して試験溶液を作製し、0.1規定のチオ硫酸ナトリウムを試験溶液が無色になるまで滴下することで測定することができる。
(A−1)成分は、上記(A)成分において、アルケニル基が100g中に0.001モル以上0.03モル未満含まれるオルガノポリシロキサンである。
また、(A−2)成分は、上記(A)成分において、アルケニル基が100g中に0.03〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサンである。
(B)成分は1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、具体的には、下記一般式(2)で表される構造のものが使用できる。
(C)成分は、(A)成分及び後述する(F)成分中のアルケニル基と(B)成分中のSi−H基をヒドロシリル化付加して硬化させるための白金族金属系触媒である。この触媒の中心金属としては、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウムなどの白金族金属が例として挙げられ、中でも白金が好適である。白金触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物などが挙げられる。
(D)成分は反応制御剤であり、シリコーン粘着剤用剥離剤組成物を調合ないし基材に塗工する際に、加熱硬化の以前に付加反応が開始して処理液が増粘やゲル化を起こさないようにするために任意に添加する成分である。反応制御剤は付加反応触媒である白金族金属に配位して付加反応を抑制し、加熱硬化させるときには配位がはずれて触媒活性が発現する。付加反応硬化型シリコーン組成物に従来使用されている反応制御剤はいずれも使用することができる。具体例としては、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、1−エチニルシクロヘキサノール、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ブチン、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ペンチン、3,5−ジメチル−3−トリメチルシロキシ−1−ヘキシン、1−エチニル−1−トリメチルシロキシシクロヘキサン、ビス(2,2−ジメチル−3−ブチノキシ)ジメチルシラン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン、マレイン酸エステル、アジピン酸エステル等が挙げられる。
(E)成分は有機溶剤であり、組成物の粘度を低くして作業性を向上させる、あるいは基材へ塗工したときの濡れ性を改善するためなどに使用される任意成分である。有機溶剤としては、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、工業用ガソリン(ゴム揮発油等)、石油ベンジン、ソルベントナフサなどの炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、4−ヘプタノン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、アセトニルアセトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶剤、2−メトキシエチルアセタート、2−エトキシエチルアセタート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、2−ブトキシエチルアセタートなどのエステルとエーテル部分を有する溶剤、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシロキシ)シランなどのシロキサン系溶剤、トリフルオロトルエン、ヘキサフルオロキシレン、メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテルなどのフッ素系溶剤、又はこれらの混合溶剤などが挙げられ、使用するのに好ましいのは工業用ガソリン(ゴム揮発油等)やイソパラフィンである。
(F)成分は、アルケニル基を100g中に0.001〜0.1モル含み、かつフルオロアルキル基を含まないオルガノポリシロキサンである。
(F)成分は、シリコーン粘着剤用剥離剤組成物に添加することで、シリコーン粘着剤に対する剥離力を大きくすることができる成分である。シリコーン粘着剤用剥離剤組成物は、前述したようにフッ素含有有機基で修飾されたオルガノポリシロキサンをベースに用いた剥離剤が使われることが多い。このような組成物に、一定のアルケニル基含有有機基を含有し、フルオロアルキル基を含有しないオルガノポリシロキサンを添加することで、基材上に硬化皮膜を形成したときにフッ素含有有機基で修飾されたオルガノポリシロキサンと完全に混じりあわずに海島構造となるために剥離力が大きくなると推測される。
R4の脂肪族不飽和結合を有さない1価炭化水素基として、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基等のアリール基などが挙げられ、これらの中でもメチル基、フェニル基が好ましい。
また、炭素数2〜10のアルケニル基含有有機基としては、炭素数2〜8のものが好ましく、例えば、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基、アクリロイルプロピル基、アクリロイルメチル基、メタクリロイルプロピル基等のアクリロイルアルキル基及びメタクリロイルアルキル基、シクロヘキセニルエチル基等のシクロアルケニルアルキル基、ビニルオキシプロピル基等のアルケニルオキシアルキル基などが挙げられる。これらの中でも特にビニル基が好ましい。
このシリコーン粘着剤用剥離剤組成物を塗工する基材としては、紙やプラスチックフィルム、ガラス、金属が選択される。紙としては、上質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙、ポリエチレンラミネート紙、クラフト紙などが挙げられる。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルムなどが挙げられる。ガラスとしては、厚みや種類などについて特に制限はなく、化学強化処理などをしたものでもよい。また、ガラス繊維も適用でき、ガラス繊維は単体でも他の樹脂と複合したものを使用してもよい。金属としては、アルミニウム箔、銅箔、金箔、銀箔、ニッケル箔などが例示される。剥離フィルムとして使用する場合にはポリエステルフィルムが好ましい。
(I)を第1の基材上に塗工/硬化させ、その上にシリコーン粘着剤組成物を塗工/硬化させてシリコーン粘着剤層を形成し、第2の基材に貼り合わせ、第2の基材とシリコーン粘着剤層を、(I)を塗工/硬化させた第1の基材から引っ張り試験機を用いて180°方向に0.3m/分の速度で剥離するときの剥離力をX、
(II)を第1の基材上に塗工/硬化させ、その上にシリコーン粘着剤組成物を塗工/硬化させてシリコーン粘着剤層を形成し、第2の基材に貼り合わせ、第2の基材とシリコーン粘着剤層を、(II)を塗工/硬化させた第1の基材から引っ張り試験機を用いて180°方向に0.3m/分の速度で剥離するときの剥離力をY
としたときに、下記式(4)が成り立つことが好ましい。
1.50≦Y/X (4)
また、シリコーン粘着剤用剥離剤組成物(I)及び(II)の塗工、硬化条件としては、上述した塗工、硬化条件とすることができるが、90〜160℃で、15〜150秒加熱とするのが好ましい。
(G)下記平均組成式(5)
R5 wSiO(4-w)/2 (5)
(式中、R5は独立に炭素数1〜10の脂肪族不飽和結合を有さない非置換もしくは置換の1価炭化水素基又は炭素数2〜10のアルケニル基含有有機基であり、wは1.8〜2.2の正数である。)
で表される、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基を有し、アルケニル基が100g中に0.0007〜0.05モル含まれるオルガノポリシロキサン、
(H)R6 3SiO1/2単位とSiO4/2単位とを含み、(R6 3SiO1/2単位)/(SiO4/2単位)がモル比で0.5〜1であるオルガノポリシロキサン(R6は独立に脂肪族不飽和結合を有さない炭素数1〜10の1価炭化水素基又は炭素数2〜6のアルケニル基である。)、
(I)下記平均組成式(7)で表され、1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
R7 yHzSiO(4-y-z)/2 (7)
(式中、R7は独立に非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基であり、y、zはy>0、z>0で、0<y+z≦3を満足する正数である。)
(J)白金族金属系触媒、
(K)反応制御剤。
(G)成分は、下記平均組成式(5)で表され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基を有し、アルケニル基が100g中に0.0007〜0.05モル含まれるオルガノポリシロキサンである。
R5 wSiO(4-w)/2 (5)
(式中、R5は独立に炭素数1〜10の脂肪族不飽和結合を有さない非置換もしくは置換の1価炭化水素基又は炭素数2〜10のアルケニル基含有有機基であり、wは1.8〜2.2、好ましくは1.9〜2.1の正数である。)
R5の炭素数1〜10の脂肪族不飽和結合を有さない非置換もしくは置換の1価炭化水素基として、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基等のアリール基などや、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部がハロゲン原子などで置換された、トリフルオロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等が例示される。これらの中でも脂肪族飽和炭化水素基あるいは芳香族炭化水素基が好ましく、特にメチル基、フェニル基が好ましい。
(H)成分は、R6 3SiO1/2単位(式中、R6は独立に脂肪族不飽和結合を有さない炭素数1〜10の1価炭化水素基又は炭素数2〜6のアルケニル基である。)とSiO4/2単位とを含み、(R6 3SiO1/2単位)/(SiO4/2単位)がモル比で0.5〜1、好ましくは0.6〜0.9であるオルガノポリシロキサンである。このモル比が0.5未満では得られる硬化物の粘着力やタックが低下することがあり、1を超える場合には得られる硬化物の粘着力や保持力が低下することがある。
(H)成分は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(I)成分は、1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、下記平均組成式(7)で表されるものである。
R7 yHzSiO(4-y-z)/2 (7)
(式中、R7は独立に非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基であり、y、zはy>0、z>0で、0<y+z≦3を満足する正数である。)
(J)成分は、(G)成分及び(H)成分中のアルケニル基と(I)成分中のSi−H基をヒドロシリル化付加して硬化させるための白金族金属系触媒である。この触媒の中心金属としては、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウムなどの白金族金属が例として挙げられ、中でも白金が好適である。白金触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物などが挙げられる。
(K)成分は反応制御剤であり、シリコーン粘着剤組成物を調合ないし基材に塗工する際に、加熱硬化の以前に付加反応が開始して処理液が増粘やゲル化を起こさないようにするために添加する成分である。反応制御剤は付加反応触媒である白金族金属に配位して付加反応を抑制し、加熱硬化させるときには配位がはずれて触媒活性が発現する。付加反応硬化型シリコーン組成物に従来使用されている反応制御剤はいずれも使用することができる。具体例としては、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、1−エチニルシクロヘキサノール、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ブチン、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ペンチン、3,5−ジメチル−3−トリメチルシロキシ−1−ヘキシン、1−エチニル−1−トリメチルシロキシシクロヘキサン、ビス(2,2−ジメチル−3−ブチノキシ)ジメチルシラン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン、マレイン酸エステル、アジピン酸エステル等が挙げられる。
実施例及び比較例のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物を評価した剥離力及び残留接着率の測定方法を下記に示す。
シリコーン粘着剤用剥離剤組成物を、厚み50μmのポリエチレンテレフタラート(PET)フィルムに、硬化後の固形分が0.5g/m2となるようにワイヤーバーを用いて塗工して140℃/30秒で風乾させることで剥離基材を作製した。この剥離基材を25mm幅に切断し、切断した基材の硬化皮膜表面にシリコーン粘着剤組成物を硬化後の厚みが30μmとなるようにアプリケーターを用いて塗工した後、130℃/1分の条件で加熱し硬化させて粘着層を形成したフィルムを作製した。フィルムの粘着層を厚み25μmのPETフィルムに貼り合わせ、貼り合わせた方のフィルムも粘着面の幅に合わせ25mm幅に切断したテープを作製した。このテープを2kgローラーで1往復させて圧着してエージングさせ、引っ張り試験機を用いて厚み25μmのPETフィルムと粘着層を、厚み50μmの剥離基材から、180°方向に0.3m/分の速度で剥離したときの剥離力(X、Y)を測定した。なお、エージングは下記の2条件とした。
・25℃で70g/m2の圧力をかけて1日静置
・70℃で20g/m2の圧力をかけて7日静置
剥離力測定(剥離力Y)後のテープ(厚み25μmのPETフィルムと粘着層)をステンレススチール板に貼りつけて2kgローラーで1往復させて圧着して室温で2時間静置した後、引っ張り試験機を用いて180゜方向に0.3m/分の速度でテープをステンレススチール板から引き剥がすのに要する力を粘着力1(N/25mm)とし、また、シリコーン粘着剤組成物を、厚み25μm、幅25mmのPETフィルムに硬化後の厚みが30μmとなるようにアプリケーターを用いて塗工した後、130℃/1分の条件で加熱し硬化させ、粘着テープを作製して約1日静置し、この粘着テープをステンレススチール板に貼りつけて2kgローラーで1往復させて圧着して室温で2時間静置した後、引っ張り試験機を用いて180゜方向に0.3m/分の速度で粘着テープをステンレススチール板から引き剥がすのに要する力を粘着力2(N/25mm)としたときに、下記の式により算出される値を残留接着率(%)とした。
(残留接着率)=(粘着力1)/(粘着力2)×100(%)
(A−1)成分として下記平均組成式(a−1)で表されるジメチルポリシロキサン55.5質量部(100gあたりフルオロアルキル基0.28モル、ビニル基0.0035モル含有)、
(E)成分としてゴム揮発油25質量部
を混合し、(I)−1を作製した((B)成分中のSi−H基は、(A)成分中のビニル基に対しモル比で2.0倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−1)で表されるジメチルポリシロキサン10質量部(100gあたりビニル基0.0025モル含有)
(C)成分として1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金(0)錯体の白金分を0.5質量%含むトルエン溶液5質量部
を添加し、ヘキサンとメチルエチルケトンを質量比1:1で混合した溶液で固形分が12質量%となるように希釈することでシリコーン粘着剤用剥離剤組成物を作製した。
(G)成分として下記平均組成式(g−1)で表されるジメチルポリシロキサン35質量部(100gあたりビニル基0.0009モル含有)、
(I)成分として下記平均組成式(I−1)で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン0.23質量部、
を混合し、トルエンで希釈して有効成分60質量%の組成物を得た。
得られた組成物100質量部に、トルエン50質量部を加え、(J)成分として1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金(0)錯体の白金分を0.5質量%含むトルエン溶液0.5質量部を添加し、シリコーン粘着剤組成物を作製した((I)成分中のSi−H基は、(G)成分中のビニル基に対しモル比で11.4倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−2)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.0036モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−3)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.0053モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−4)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.006モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−5)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.012モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.8倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−6)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.028モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.7倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−7)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0.0038モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として(f−2)で表されるジメチルポリシロキサンの添加量を5質量部とした以外は、実施例2と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として(f−2)で表されるジメチルポリシロキサンの添加量を7.5質量部とした以外は、実施例2と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として(f−2)で表されるジメチルポリシロキサンの添加量を15質量部とした以外は、実施例2と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として(f−2)で表されるジメチルポリシロキサンの添加量を20質量部とした以外は、実施例2と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(A−1)成分として下記平均組成式(a−3)で表されるジメチルポリシロキサン55.5質量部(100gあたりフルオロアルキル基0.078モル、ビニル基0.0052モル含有)、
(E)成分としてゴム揮発油25質量部
を混合し、(I)−2を作製した((B)成分中のSi−H基は、(A)成分中のビニル基に対しモル比で2.0倍)。
この組成物を用いて測定した剥離力をYとし、実施例1と同様に組成物(I)−1を使用したシリコーン粘着剤用剥離剤組成物を用いて測定した剥離力をXとした。
(F)成分として下記平均組成式(f−8)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりフルオロアルキル基0.12モル、ビニル基0.0081モル含有)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分と(F)成分に含まれる合計のビニル基に対しモル比で1.9倍)。
(F)成分として下記平均組成式(f−9)で表されるジメチルポリシロキサン(100gあたりビニル基0モル)を使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分中のビニル基に対しモル比で2.0倍)。
(F)成分として前記(b)で表されるジメチルポリシロキサンを使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分と(F)成分に含まれる合計のSi−H基は、(A)成分中のビニル基に対しモル比で3.5倍)。
(F)成分として前記(h)で表されるメチルポリシロキサンを使用した以外は、実施例1と同様にした(組成物(II)における(B)成分中のSi−H基は、(A)成分中のビニル基に対しモル比で2.0倍)。
比較例2〜5では、種々の添加剤を使用して重剥離化を検討した。
フルオロアルキル基を含む(f−8)で表されるジメチルポリシロキサンを添加しても重剥離効果は得られなかった(比較例2)。
また、アルケニル基を含まない(f−9)で表されるジメチルポリシロキサンの添加も同様に重剥離化できず、残留接着率が低くなっていることから、成分が粘着剤に移行していることが考えられた(比較例3)。
(b)で表されるジメチルポリシロキサンの添加により、残存するSi−H基を多くすることで重剥離化を試みたが、効果は限定的であった(比較例4)。
(h)で表されるメチルポリシロキサンはシリコーン粘着剤組成物の粘着付与剤であり、重剥離成分として使用されることもあるが、添加することによってジッピングが生じてしまい不適だった(比較例5)。
Claims (8)
- (A)下記平均組成式(1)
で表され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)1分子中に少なくとも3個のSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A)成分と下記(F)成分のアルケニル基の合計に対し、Si−H基がモル比で1〜10となる量、
(C)(A)成分と下記(F)成分のアルケニル基と(B)成分のSi−H基をヒドロシリル化付加して硬化させるための白金族金属系触媒:金属質量が(A)成分に対して1〜500ppmとなる量、
(E)有機溶剤:0〜2,000質量部、
(F)アルケニル基を100g中に0.001〜0.1モル含み、かつフルオロアルキル基を含まないオルガノポリシロキサン:1〜25質量部
を含むシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。 - 更に、(D)反応制御剤を(A)成分100質量部に対し、0.01〜5質量部含む請求項1に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- (A)成分が、(A−1)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.001モル以上0.03モル未満含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサン及び/又は(A−2)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有有機基及び少なくとも1個のフルオロアルキル基を有し、アルケニル基が100g中に0.03〜0.5モル含まれ、フルオロアルキル基が100g中に0.1〜0.5モル含まれるオルガノポリシロキサンであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- (A)成分が、前記(A−1)成分と(A−2)成分とを含有し、(A−1)、(A−2)成分の割合が、(A−1):(A−2)=20:80〜80:20(質量比)であることを特徴とする請求項3に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- (A)成分に含まれるフルオロアルキル基が、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル基、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−ウンデカフルオロヘプチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9−ペンタデカフルオロノニル基からなる群より選ばれるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- (B)成分がフルオロアルキル基を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- (B)成分に含まれるフルオロアルキル基が、3,3,3−トリフルオロプロピル基であることを特徴とする請求項6に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のシリコーン粘着剤用剥離剤組成物をプラスチックフィルムに処理した剥離フィルム。
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