JP2016183286A - 配合炭の調製方法及びコークスの製造方法 - Google Patents

配合炭の調製方法及びコークスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配合炭に含まれる石炭の銘柄が決定されている条件で、押出性を精度良く示す指標を用い、決定された銘柄の石炭の配合率を決定する配合炭の調製方法を提供する。
【解決手段】配合炭に含まれる複数の銘柄の石炭を決定し、決定した石炭を配合して配合炭を調製する方法。決定した銘柄の石炭の基質収縮率sr[%]を下記(A)〜(D)で求め、基質収縮率srと各銘柄の石炭の配合率w[質量%]との標準偏差σ(ばらつき量)を指標として各銘柄の石炭の配合率wを決定する方法。(A)石炭を所定の温度まで乾留してセミコークスを作製(B)粉砕されたセミコークスを圧密成型して成型物を作製(C)成型物を所定の温度まで昇温している間の成型物の高さを測定(D)昇温開始前の成型物の高さに対する、前記(C)の温度まで昇温したときの成型物の高さの変動量の割合の百分率を基質収縮率sr[%]
【選択図】図4

Description

本発明は、乾留されてコークスとなる配合炭を調製する方法であって、コークス炉の炭化室からのコークスの押出性を良好とする配合炭の調製方法、及び、該調製方法によって調製された配合炭からコークスを製造する方法に関する。
高炉に装入されるコークスは高強度であることが求められる。強度は、石炭の石炭化度や粘結性で決まる傾向がある。よって、コークス用原料として、石炭化度や粘結性が高い石炭のみを使用することが望ましい。しかしながら、そのような石炭のみが採掘されることはなく、石炭化度や粘結性が低い石炭も採掘される。石炭化度や粘結性が高い石炭ほど価格が高くなる傾向にあるので、コストを考慮して、性質の異なる複数銘柄の石炭を配合して配合炭を作製し、該配合炭を乾留してコークスを製造することが通常となっている。
コークスを製造する際には、通常、配合炭を室炉式コークス炉で乾留する。コークス炉の炭化室に装入された配合炭は、炭化室に隣接する燃焼室からの熱によって乾留され、コークスケーキとなる。コークスケーキは、押出機によって炭化室から容易に押し出されることが望ましい。しかしながら、通常掛ける力ではコークスケーキを炭化室から排出できなくなる押し詰まりという現象が生じる場合がある。押し詰まりが生じると、コークスの生産性が悪化する可能性がある。
配合炭は乾留中に収縮するので、炭化室の内壁とコークスケーキとの間に隙間(以下適宜「クリアランス」とも呼ぶ)が生じる。クリアランスが大きいほど、コークスケーキの押し出し易さ(以下適宜「押出性」とも呼ぶ)が良好になる傾向がある。
収縮で生じる応力によって配合炭内部には数nm〜数十cmの亀裂が生じ、コークスケーキは亀裂を有することになる。このうち、長さ数cm〜数十cm程度の、比較的大きなマクロ亀裂は、コークスケーキ排出時の安定性やクリアランスの生成に影響を及ぼすことが報告されている。
そこで、従前から、押し詰まりが生じない程度に押出性を良好とする配合炭を調製するべく、クリアランスを大きくしたり亀裂の数や大きさを抑える要因について調査されている。石炭化度を示す指標として、JIS M8816で規定されているビトリニット平均最大反射率Roがあり、特許文献1には、複数銘柄の石炭が所定の配合率で含まれる配合炭をコークス原料とする場合、各銘柄の石炭のRo及び配合率から算出されるRoの標準偏差σが小さいほど、クリアランスが増大することが記載されている。また、非特許文献1には、Roの標準偏差σが小さくなると、配合炭を構成する各石炭の軟化溶融温度の重なりが大きくなるので、石炭粒子同士の融着性が向上し、また、再固化後におけるセミコークスの収縮量格差は縮小するので、融着粒子間に発生する熱応力が小さくなり、その結果、コークスケーキ中の亀裂の発生量が抑制されると同時にクリアランスも増大すると報告されている。
特許第4899326号公報
深田ら、日本エネルギー学会誌、第90巻、2011年、第834〜839頁
Roの標準偏差σを算出するために、予め、配合炭に用いることのできる石炭のRoを測定しておき、Roの標準偏差σが小さくなるように石炭の銘柄と配合率を調整すれば、コークスケーキ中の亀裂の発生量を抑制できることが期待される。よって、特定の複数銘柄の石炭を、Roの標準偏差σを所定の値とする配合率で配合して得られる配合炭でコークスを製造する操業を行っていたが、押出性が悪化する場合があることがわかった。Roの標準偏差σを指標として、特定の複数銘柄の石炭の配合率を決定することには改善の余地がある可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、Roの標準偏差σよりも押出性を精度良く示す指標を用い、コークス製造に用いる石炭の銘柄と配合率を決定する配合炭の調製方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために、炭化室の内壁とコークスケーキとの間のクリアランスがコークスケーキの収縮によって生じることに着目し、前記指標として石炭の収縮率に関する特性値を用いることが望ましいと考え、本発明の完成に至った。
本発明の要旨は以下の通りである。
[1]複数銘柄の石炭を含む配合炭の調製方法であって、前記配合炭に含まれる各銘柄の石炭の下記(A)〜(D)の工程で求められる基質収縮率sr[%]と各銘柄の石炭の配合率w[質量%]とから算出される基質収縮率srのばらつき量を指標として、前記配合炭中の各銘柄の石炭の配合率wを決定し、決定した配合率wで各銘柄の石炭を配合して配合炭を調製することを特徴とする配合炭の調製方法。
(A)石炭を、該石炭の再固化温度以上700℃以下の範囲内の温度まで乾留し、セミコークスを作製し、
(B)該セミコークスを粉砕し、粉砕されたセミコークスを圧密成型して成型物を作製し、
(C)前記成型物を800℃以上の収縮評価温度まで昇温し、
(D)前記成型物の昇温開始前の寸法に対する、昇温開始前の寸法から、前記収縮評価温度時の寸法を減算して得られる差分の割合の百分率を、前記基質収縮率sr[%]として算出する。
[2]前記ばらつき量は前記基質収縮率srの標準偏差σであり、該標準偏差σが0.7%以下となるように前記配合率wを決定することを特徴とする[1]に記載の配合炭の調製方法。
[3]予め、配合率wが異なる複数の配合炭の前記ばらつき量と、前記配合炭をコークス炉で乾留して得られるコークスケーキを前記コークス炉から排出する際に用いられる押出機の負荷が複数得られ、前記ばらつき量と前記押出機の負荷との関係が求められており、前記押出機の負荷が目標値以下となるばらつき量を前記関係から特定し、特定したばらつき量以下となるように前記配合率wを決定することを特徴とする[1]に記載の配合炭の調製方法。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の配合炭の調製方法によって調製された配合炭を乾留してコークスを製造するコークスの製造方法。
本発明では、配合炭に含まれる各銘柄の石炭を乾留して得られるセミコークスの収縮率(石炭の基質収縮率sr)のばらつき量を指標として、配合炭に含まれる石炭の銘柄及びその石炭の配合率を決定する。これにより、押出性が良好であるコークスになる配合炭を作製できる。ひいては、コークスの生産性を高位とすることができる。
石炭の基質収縮率srを測定する装置の一例を示す図である。 炉壁とセミコークスとの間のクリアランスの評価装置の一例を示す図である。 基質収縮率srの標準偏差σ[%]とクリアランス[mm]との関係を示すグラフである。 基質収縮率srの標準偏差σ[%]と、コークスを押し出す際に必要となる最大押出電流値[A]と、の関係を示すグラフである。 基質収縮率srの標準偏差σ[%]と、コークスケーキが押し出された後に得られるコークスの平均粒径[mm]と、の関係を示すグラフである。 基質収縮率srの標準偏差σ[%]とコークスのドラム強度DI(150/15)との関係を示すグラフである。 基質収縮率srとビトリニット平均最大反射率Roとの関係を示すグラフである。 基質収縮率srの標準偏差σ[%]と最大押出電流値の平均[A]との関係を示すグラフである。 ビトリニット平均最大反射率Roの標準偏差σ[%]と最大押出電流値の平均[A]との関係を示すグラフである。
本発明者らは、炭化室の内壁とコークスケーキとの間のクリアランスは、コークスケーキの収縮によって生じることに着目し、押出性を良好とするコークスケーキが得られる配合炭を調製するための指標として、石炭の収縮率に関する特性値を用いることを鋭意検討した。その結果、本発明者らは、収縮率測定のための好適な条件を明らかにし、配合炭を構成する各銘柄の石炭を乾留して得られるセミコークスの収縮率(石炭の基質収縮率sr)のばらつき量が小さくなるほど、配合炭から得られるコークスケーキは、押出性が向上する傾向を示すことを発見し、本発明の完成に至った。
石炭の基質収縮率srを算出するためには、石炭を乾留して得られるセミコークスを冷却し粉砕し、粉砕されたセミコークスを成型して作製された成型物を加熱している間に収縮する成型物の寸法の変化を測定する必要がある。昇温開始前に対する昇温終了時の寸法の変動量の割合を石炭の基質収縮率sr[%]とする。石炭の基質収縮率srの測定は、試料を作製する工程と、試料を昇温し、その寸法を測定する工程と、に分けられる。
<試料の作製工程>
石炭を試料とする工程について説明する。石炭が加熱されると、まずは、石炭は発泡及び膨張し、炭化水素(熱分解ガス)の脱離に伴い550℃付近(1次収縮)で収縮する。石炭は、更に加熱されると、水素の脱離に伴い750℃付近(2次収縮)で収縮する。1次収縮を生じた後の石炭であるセミコークスは熱分解ガスが既に脱離されており、セミコークスに1次収縮が生じることはない。コークス炉の炭化室におけるコークスケーキの収縮は、高温で起きる石炭の2次収縮に依るので、1次収縮が生じないセミコークスの収縮率(2次収縮のみの収縮率)を測定することによって、コークスケーキの収縮量を評価でき、ひいては、コークスケーキ(コークス)の押出性を評価できる。
石炭を、該石炭の再固化温度以上700℃以下の範囲内の所定温度まで乾留して、セミコークスを作製する(工程(A))。まず、前記所定温度は、石炭の2次収縮が生じる温度よりも低いことが望ましい。2次収縮の起こる温度は750℃付近であり、石炭の銘柄によってその温度は変わるが、700℃以下であれば、石炭の2次収縮が生じない。よって、2次収縮が生じるセミコークスを作製するための温度は700℃以下である。石炭は加熱されて350〜550℃の範囲で軟化溶融状態となる。セミコークスは、1次収縮が既に起きた石炭から得る必要があるので、軟化溶融状態の上限温度である再固化温度まで石炭を乾留しておき、石炭に1次収縮を確実に生じさせておく。
再固化温度は、例えば、軟化溶融特性評価法であるJIS M8801に規定されているギーセラープラストメータ法や、ジラトメータ法などで測定できる。再固化温度を直接測定しない場合には、再固化温度と石炭化度(例えばRoやVM)との間に相関関係が成立することを利用して、予め、複数銘柄の石炭についての再固化温度と石炭化度とのデータセットを得て、該データセットから回帰式を作成しておき、回帰式に基づいて石炭化度から再固化温度を推定できる。なお、石炭の再固化温度を測定または推定しない場合でも、石炭を350℃〜700℃の所定の温度、好ましくは500℃〜700℃の所定の温度まで加熱して、セミコークスを作製してもよい。セミコークスとする石炭の量は、乾留ムラを小さくするために、少量であるほうが望ましく、数10g以下でもよい。
セミコークスを粉砕し、粉砕されたセミコークスを圧密成型して成型物を作製する(工程(B))。セミコークスは内部に気孔を有し、その気孔の構造は、石炭の銘柄によって大きく異なる。例えば、ビトリニット平均最大反射率Roが(石炭化度)低く且つギーセラー最高流動度(流動性)が高い石炭は、発泡によって脆弱なセミコークスとなる傾向がある。脆弱なセミコークスを加熱し、そのままセミコークスの寸法の変化を測定しようとする場合、セミコークスの粉化によって再現性の高い測定ができない。また、脆弱なセミコークスの粉を単に容器に充填した状態でセミコークスの寸法を測定していると、測定の途中でセミコークスの寸法が短時間で急激に小さくなる場合がある。その原因は、セミコークスが収縮している間に粉化したり、粒子が再配置したりすることであると推察でき、その場合、測定値がばらつく可能性が高くなる。そこで、粉砕したセミコークスを圧密成型し、成型物を試料とすれば、セミコークスの寸法を測定している間にセミコークスの粉化や粉の再充填を防ぐことで、再現性の高い測定値が得られる。
成型物は、寸法の測定中に崩壊しないことが望ましい。成型物の強度を高めるためには、粉砕されたセミコークスを細かくする方が望ましい。粉砕されたセミコークスは、125メッシュ以下の篩い下であることが望ましく、250メッシュ以下の篩い下であることが更に望ましい。また、セミコークスを圧密成型する際には、水をバインダーとして混合すると、セミコークスを容易に成型できる。添加する水の量は、多すぎても少なすぎても成型物の強度を確保できず、セミコークスに対して7〜15質量%が望ましく、10質量%が最も望ましい。
粉砕されたセミコークスに水を加え金型に充填し圧密することにより、セミコークスの成型物を作製できる。成型物の形状は円筒、直方体などが考えられるが、セミコークスの成型物を円筒形にすることが望ましい。円筒形は、成型し易く、成型後に崩壊しにくい。
成型物のサイズは、小さ過ぎると測定誤差が大きく、大き過ぎると測定中に成型物の崩壊が起こりやすくなるので、測定方向において数〜十数mmであることが望ましい。成型物が円筒形の場合、直径は数〜10数mm程度が望ましい。粉砕されたセミコークスに加える圧力は、低過ぎても高過ぎてもセミコークスを成型しにくく、100〜200kgf/cmが望ましく、150kgf/cmが最も望ましい。
<試料の寸法測定工程>
成型物を試料とし、試料を加熱中にその寸法を測定する工程について説明する。寸法として高さを採用し、この高さの測定には基質収縮率測定装置100を用いる。その構成を図1に示す。基質収縮率測定装置100は、試料1を加熱する加熱機構と試料1の高さを測定する測定機構とを有するものである。加熱機構は、試料1が配置される試料台2を内部に収容するスリーブ3と、スリーブ3の外側に配置される加熱装置5と、を有し、測定機構は、試料1の上部に配置される変位検出棒10と、該変位検出棒10に接続される変位計11と、を有する。
スリーブ3内で試料1を加熱して昇温する。加熱は不活性ガス雰囲気下で行なう。不活性ガスとは、試料1と反応しないガスであり、代表的には、アルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガスなどが挙げられる。スリーブ3には、ガス導入口8及びガス排出口9が設けられており、不活性ガスを、ガス導入口8から流入させ、ガス排出口9から流出させる。
加熱装置5には、温度検出器6が接続された温度調節器7が接続されている。スリーブ3には温度計4が取り付けられており、該温度計4には温度検出器6が接続されている。温度検出器6が温度計4の温度を検出し、検出した温度データを温度調節器7に送り、温度データに基づいて加熱装置5により加熱温度が調節される。加熱装置5は、所定の昇温速度で加熱できるものを用いることが望ましい。具体的には、電気炉や、導電性の容器と高周波誘導を組み合わせた外熱式、またはマイクロ波のような内部加熱式である。内部加熱式を採用する場合は、試料内温度を均一にする工夫を施す必要があり、例えば、容器の断熱性を高める措置を講ずることが好ましい。
加熱されて収縮していく試料1の高さを変位検出棒10で測定する。試料1が収縮すると、その上部に配置される変位検出棒10の位置が変わり、変位検出棒10に接続される変位計11で、変位検出棒10の位置を測定することで、試料1の高さの変化を測定できる。加熱速度は、コークス炉内での石炭の軟化溶融挙動を模擬するために、コークス炉内での石炭の加熱速度と一致させることが望ましい。コークス炉内での軟化溶融温度域における石炭の加熱速度は炉内の位置や操業条件によって異なるが、2〜10℃/分であり、平均的な加熱速度として2〜4℃/分とすることが望ましく、もっとも望ましくは3℃/分程度である。
試料(成型物)1を800℃以上の収縮評価温度まで昇温する(工程(C))。昇温している間、試料1の高さを測定することが好ましい。2次収縮が生じている石炭の寸法を測定するので、昇温の終了温度は、石炭に生じた2次収縮が終了する温度以上とすることが望ましい。但し、2次収縮は、例えば、1500℃を超える高温となっても終了しない。そこで、概ねの銘柄の石炭において、2次収縮がある程度進行した状態となるまでの石炭の高さの変化を測定し、2次収縮がある程度進行した状態となる石炭の温度として800℃を採用し、収縮評価温度を最低で800℃とする。また、セミコークスの粉砕は常温で行うことが通常であり、昇温は常温から開始することになる。昇温の開始温度は特に限定されることはないが、2次収縮が開始する温度以下であることが望ましく、再固化温度以下の温度であることが望ましい。また、昇温の終了温度(収縮評価温度)の上限も特に限定されるものではないが、終了温度の上限は、石炭のコークス化が確実に終了した温度である2000℃や、通常操業において想定される炭化室内のコークスの最高温度である1200℃とすることができる。なお、昇温している間に連続的に石炭の寸法を測定しなくてもよい。昇温の開始及び終了時における石炭の寸法を測定すれば、石炭の寸法の変動量を測定できる。
試料1の昇温開始前の高さに対する、昇温開始前の高さから、収縮評価温度まで昇温したときの高さを減算して得られる差分の割合の百分率[%]を、試料1となる石炭の基質収縮率srとして算出する(工程(D))。
試料の高さの変化を測定する手段として、変位検出棒を用いているが、高さの変化を正確に測定できる装置を用いてもよい。例えば、レーザー式変位計、電磁波式変位計、超音波式変位計などの各種変位センサーを用いてもよい。
配合炭に含まれる複数銘柄の石炭の基質収縮率srのばらつき量が小さくなるほど、コークスケーキは押出性が向上する。クリアランスが大きければ、押出性も向上する。また、コークスケーキを炭化室から押し出した後のコークスは、サイズ及び強度が大きい方が良い。様々な銘柄の石炭について基質収縮率srのばらつき量を算出し、ばらつき量と、クリアランス、押出性、コークスの平均粒径、及び、コークス強度と、の関係を調査する実験を行った。以下ばらつき量として標準偏差σを用いることとする。
<実験1>
実験1では、標準偏差σとクリアランスとの関係について調査した。まず、ビトリニット平均最大反射率Ro[%]、ギーセラー最高流動度MF[ddpm]、全イナート量TI[%]、灰分Ash[%乾燥基準]及び揮発分VM[%乾燥基準]が既知である複数銘柄の石炭A〜Wを準備した。石炭A〜Wの再固化温度をJIS M8801ギーセラープラストメータ法にしたがって測定しておき、これらの基質収縮率srを次の(A)〜(D)の工程で求めた。
(A)石炭を再固化温度まで乾留してセミコークスを作製し、室温まで冷却した。
(B)セミコークスを250メッシュ以下になるように微粉砕し、微粉砕された0.45gのセミコークスに10wt%の水を添加して混合し、その混合物を直径6.5mmの円筒状の金型内に充填後、150kgf/cmの圧力をかけて成型して、高さ9mmの成型物を作製した。
(C)成型物を試料1とし、図1に示す基質収縮率測定装置100を用い、3℃/minで900℃まで昇温した際の試料1の高さを測定した。
(D)試料1の室温時の高さ(初期高さ)に対する、900℃まで昇温した後の高さの変動量の割合を石炭の基質収縮率sr(%)とした。
石炭A〜WのRo、logMF(MFの常用対数値)、TI、Ash及びVM及び基質収縮率srを表1に示す。
Figure 2016183286
石炭A〜Wから適宜選択し、Ro、logMF及び特許文献1の方法で求めたσRoをほぼ同じとするように、配合炭1〜3を作製した。配合炭1〜3に含まれる石炭の銘柄、その石炭の配合率w及び配合炭1〜3の性状を表2に示す。配合炭の粒度は、粒径3mm以下を77〜78質量%に調整した。
Figure 2016183286
配合炭1〜3における基質収縮率srの標準偏差σ[%]は下記(1)式によって算出される。
Figure 2016183286
ここで、配合炭がn種の銘柄の石炭を含む場合において、srは、n(2以上の自然数)種の銘柄の石炭のうちi(1以上n以下の自然数)番目の石炭の基質収縮率srであり、wは、n種の銘柄の石炭のうちi番目の石炭の配合率wである。表2には、基質収縮率srの標準偏差σを示してある。
また、配合炭1〜3から得られるコークスケーキのクリアランスは、コークス炉で実際に測定することが困難なので、実験室規模のレトルトでクリアランスを評価することにした。レトルト(クリアランスの評価装置)の一例を図2に示す。レトルト20は、相対する底板15と天板17とを有し、これらに間に設けられた一対の側板16とを有する。複数銘柄の石炭が配合されている配合炭を、レトルト20に充填する。そして、レトルト20内の石炭を乾留すると、コークスケーキ14が得られる。コークスケーキ14は収縮し、図2の「a」で示されるように側板16との間に隙間が形成される。この隙間をレーザー距離計で測定し、高さ方向に沿った平均値を用いてクリアランスを評価できる。
本実験では、114[mm]の長さL、190[mm]の幅W、120[mm]の高さHとなるレトルト20に、嵩密度(乾燥基準)775kg/mとなるように配合炭2.244[kg−乾燥基準]を充填し、電気炉内にレトルト20を設置し、不活性ガス雰囲気下の1050℃(炉壁温度)で、レトルト20内の石炭を4時間20分乾留した後、電気炉からレトルト20を取り出した。レトルト20におけるコークスケーキ14の片面と側壁との隙間をレーザー距離計で測定し、高さ方向に沿った隙間の平均値を算出した。両側壁において隙間の平均値を算出し、その和をクリアランス[mm]とする。表2には、そのクリアランスを示してある。基質収縮率srの標準偏差σとクリアランスとの関係を図3に示す。
図3のグラフに示すように、標準偏差σが0.7%以下ではクリアランスはほとんど変化しない。しかしながら、標準偏差σが0.7%超えではクリアランスが急激に減少する。したがって、標準偏差σが0.7%以下となるように配合炭を作製することで、クリアランスの減少を回避し、良好な押出性を実現可能と推察される。
<実験2>
実験2では、実験1で用いた配合炭1〜3における基質収縮率srの標準偏差σと、押出性、コークスの平均粒径、及び、コークス強度との関係を調査した。
実際に石炭の乾留に用いるコークス炉の炭化室に配合炭1〜3を装入し乾留してコークスケーキを作製し、該コークスケーキを押し出す際に、押出機が示す最大負荷電流値(最大押出電流値)を測定し、該最大負荷電流値を押出性の指標とした。
各炭化室には、装炭量37〜38[トン−乾燥基準]となるように、粒径3mm以下が77〜78質量%となる粒度に調整された配合炭1〜3を装入し、炭化室の炉壁温度を1100±25℃の範囲とし、乾留時間18±0.3[時]の範囲として、配合炭1〜3を乾留した。表2には最大負荷電流値[A]を示してある。また、基質収縮率srの標準偏差σと最大押出電流値との関係を図4に示す。
図4のグラフに示すように、標準偏差σが0.7%以下では、最大押出電流値はほとんど変化しないが、標準偏差σが0.7%超えでは押出電流値が急激に増加する。よって、基質収縮率srの標準偏差σを指標として、標準偏差σが0.7%以下となるように配合炭に含まれる石炭の配合率を決めれば、押出電流値の増加を回避し、押出性が良好なコークスとなる配合炭が得られる。
最大負荷電流値の測定以外にも、表2の配合炭を乾留して得られたコークスの粒径及び強度を評価した。JIS M8811に従ってサンプリングし、JIS K2151の落下強度試験を2回実施したコークスを試料とし、試料の粒径を測定し、平均粒径[mm]を得た。また、コークス粒径の測定に供した試料について、JIS K2151の回転強度試験法に基づき、15rpm、150回転後の粒径15mm以上の質量割合を測定し、回転前との質量比をドラム強度DI(150/15)として算出し、ドラム強度DI(150/15)をコークス強度とした。
コークスの平均粒径及びDI(150/15)を表2に示してある。基質収縮率srの標準偏差σとコークス粒径との関係を図5に示し、標準偏差σとコークス強度(DI(150/15))との関係を図6に示す。図5のグラフからわかるように、標準偏差σが0.7%超えではコークス粒径が急激に減少する。標準偏差σが大きくなるとマクロ亀裂が多量に生成し、押し出しによるコークスケーキの割れが促進されてしまうものと推察される。図4及び図5のグラフと併せると、標準偏差σが大きくなると、コークスの粒径の減少と押出電流値の増加が引き起こされると推察される。図5のグラフからすると、標準偏差σを指標とし、標準偏差σを小さくするように配合炭に含まれる石炭の配合率を決めれば、コークス粒径を調整することもでき、粒径が大きなコークスを製造することが可能である。また、図6のグラフからわかるように、標準偏差σが変化してもコークス強度はほぼ一定であった。したがって、基質収縮率srの標準偏差σを指標として、配合炭中の石炭の銘柄及びその配合率を決定しても、コークス強度を低下させることはない。
標準偏差σが0.7%以下となるように石炭の配合率を決定する以外に、標準偏差σと押出機の負荷との関係が予め得られている場合、該関係から押出機の負荷が目標値以下となる標準偏差σを特定すれば、その特定した標準偏差σ以下となるように、配合炭中の石炭の配合率wを決定することで、押出機の負荷を目標値以下とするコークスとなる配合炭を調製できる。
前述の通り、基質収縮率srの標準偏差σは(1)式によって算出される。配合炭に含まれる石炭の銘柄を決定しており、基質収縮率srが既に測定されている場合には、(1)式において石炭の配合率w[質量%]を変更することで標準偏差σを複数算出できる。標準偏差σが算出された配合率wで決定された銘柄の石炭が配合されて得られた配合炭をコークス炉で乾留し、コークスケーキをコークス炉から排出する際に掛かる押出機の最大押出電流値(押出機の負荷)を測定しておく。標準偏差σと最大押出電流値とのデータセットが複数得られていることになり、これらの関係を導くことができる。前記データセットに対して、例えば回帰計算などを行い、前記関係から、押出機の負荷が目標値以下となる標準偏差σを特定する。次いで、特定した標準偏差σ以下となるように、各銘柄の石炭の配合率wを決定することができる。これにより、押出機の負荷が目標値以下になるコークスとなる配合炭を調製できる。
上記実施形態では、押出機の負荷としては最大押出電流値を用いたが、本発明において、押出機の負荷は最大押出電流値に限定されるものではない。最大押出電流値以外にも、押出機の負荷を示す指標として、平均押出電流値を用いることができる。また、押出機の負荷としては、押出電力値、押出反力などを用いることができ、それらの代表値として、押出中の平均値や最大値を用いることができる。
上記実施形態では、基質収縮率srを直接測定しているが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、基質収縮率srとして、第三者に測定されたデータを活用してもよい。また、ばらつき量として標準偏差σを用いているが、本発明においてばらつき量は標準偏差σに限定されるものではなく、標準偏差σ以外にも、ばらつき量を示す統計値を指標として採用することができる。例えば、基質収縮率srの分散や、正規分布やt分布等の分布関数をフィッティングした際の半値幅を用いることができる。
以上の通り、本発明によれば、押出性が良好であるコークスとなる配合炭を作製できる。ひいては、コークスの生産性を高位とすることができる。
また、基質収縮率srの標準偏差σは、石炭化度を示すRoや粘結性を示すギーセラー最高流動度MFと独立した因子であり、適切なコークス強度が得られる配合炭を調製する際にRoやMFを調整するとしても、RoやMFに関わりなく、基質収縮率srの標準偏差σを指標として、石炭の配合率wを調整できる。配合炭を構成する複数銘柄の石炭について、Roなどの石炭化度を示す物性値やギーセラー最高流動度などの粘結性を示す物性値をある程度の範囲とすれば、配合炭から得られるコークスは、高炉に装入されるコークスとして十分な強度を有することになる。よって、本発明で押出性を良好なものとしつつ、併せて、RoやMFの値を特定の範囲となるように配合炭を調製すれば、コークス強度を高位とすることができる。
次に、表1に記載されている基質収縮率sr及びビトリニット平均最大反射率Roとのデータセットから基質収縮率srとRoの変動傾向を調べた。基質収縮率srとRoとの関係を図7に示す。図7のグラフから、基質収縮率srが大きくなると、Roが小さくなる傾向があり、Roが例えば1.0以下である場合、これらには決定係数が比較的高い逆相関の関係が成立すると推察できる。ところが、Roが1.0を超える場合、基質収縮率srは低下せず、Roが1.0以下である場合に成立していた逆相関の関係が成立しなくなり、基質収縮率srが約9〜10.5%であるのに対してRoが約1.0〜1.5%となる。すなわち、Roが1.0を超える場合、Roが採り得る値の範囲(ばらつき)が広くなる傾向がある。
特許文献1に記載の方法では、σRoが小さくなるほど、配合炭の収縮が大きくなる傾向が認められているが、配合炭の平均反射率の値によって、σRoの収縮性への影響の程度が異なっている。また、特許文献1では、実炉の押し出し抵抗への影響が検討されていない。また、配合炭の基質収縮率srのばらつきも、配合炭のRoのばらつきも、どちらもコークス塊内の亀裂の発生に影響すると考えられるが、図7に示すように基質収縮率srとRoとの間には、ゆるやかな逆相関関係が成立するに過ぎず、実炉の押し出し抵抗の推定にどちらの指標が適しているかは明確ではなかった。そこで、本発明者らは、基質収縮率srの標準偏差σとRoの標準偏差σとの押出性への影響を比較する試験を行った。その結果を後述する実施例に示す。
複数銘柄の石炭を含む配合炭をコークス炉で乾留してコークスを製造する操業を行った。Roの標準偏差σを指標とするよりも、本発明の通り、基質収縮率srの標準偏差σを指標とする方が、押出性をより精度良く予測し得るかを確認するべく、操業の解析を行った。操業で用いた配合炭に含まれる石炭の基質収縮率srの標準偏差σと、配合炭を乾留して得られるコークスケーキを押し出す際に掛る押出機の負荷と、の関係を調べた。加えて、操業で用いた配合炭のビトリニットの反射率分布の標準偏差σ(以下「Roの標準偏差σ」と呼ぶ)と、押出機の負荷と、の関係を調べた。なお、配合炭の配合炭のビトリニットの反射率分布と標準偏差は、特許文献1に記載の方法で求めた。
コークス炉における124個の炭化室に着目し、3年4ヶ月分の操業データから、1回の押出しにおける押出機の最大負荷電流値の1日における平均(最大押出電流値の平均[A])を算出し、その最大押出電流値の平均を押出機の負荷とした。なお、押出性には、乾留時間が特に大きく影響するので、その影響を排除すべく、乾留時間が20時間未満のデータのみを抽出した。操業期間中の配合炭に含まれる銘柄の石炭の変更及びその石炭の配合率の変更は、日毎に実施しており、日毎の配合炭の性状値と最大押出電流値の平均とのデータセットを算出することが可能となる。
基質収縮率srの標準偏差σと最大押出電流値の平均との関係を図8に示し、Roの標準偏差σと最大押出電流値の平均との関係を図9に示す。図8及び図9のグラフから、基質収縮率srの標準偏差σ及びRoの標準偏差σが小さくなるほど、最大押出電流値の平均は小さくなっているので、最大押出電流値の平均が小さくなる傾向が確認できる。また、最大押出電流値の平均が440Aを、押出機の負荷の許容できる最大値(目標値)とすると、図8のグラフでは、基質収縮率srの標準偏差σが0.7%を超えると、最大押出電流値の平均が増加する場合が多く、標準偏差σが0.7%以下では最大押出電流値の平均は目標値未満となる。一方、図9のグラフでは、Roの標準偏差σが0.15%程度となっても、最大押出電流値の平均は目標値を超える場合がある。このことから、Roの標準偏差σを指標とするよりも、基質収縮率srの標準偏差σを指標として標準偏差σが小さくなるように配合炭を調製する方が、最大押出電流値をより確実に抑えることが可能になっているとわかる。コークス押出時の最大押出電流値を管理する際には、押詰りに伴って発生する特に大きな最大押出電流値となる条件を避けることが重要である。図8と図9の傾向を比較すると、基質収縮率srの標準偏差σが0.7%以下の条件では、最大押出電流値の平均が440Aを超えることはなく、本発明の方法が優れていると結論付けることができる。
1 試料
2 試料台
3 スリーブ
4 温度計
5 加熱装置
6 温度検出器
7 温度調節器
8 ガス導入口
9 ガス排出口
10 変位検出棒
11 変位計
14 コークスケーキ
15 底板
16 側板
17 天板
20 レトルト
100 基質収縮率測定装置

Claims (4)

  1. 複数銘柄の石炭を含む配合炭の調製方法であって、
    前記配合炭に含まれる各銘柄の石炭の下記(A)〜(D)の工程で求められる基質収縮率sr[%]と各銘柄の石炭の配合率w[質量%]とから算出される基質収縮率srのばらつき量を指標として、前記配合炭中の各銘柄の石炭の配合率wを決定し、
    決定した配合率wで各銘柄の石炭を配合して配合炭を調製することを特徴とする配合炭の調製方法。
    (A)石炭を、該石炭の再固化温度以上700℃以下の範囲内の温度まで乾留し、セミコークスを作製し、
    (B)該セミコークスを粉砕し、粉砕されたセミコークスを圧密成型して成型物を作製し、
    (C)前記成型物を800℃以上の収縮評価温度まで昇温し、
    (D)前記成型物の昇温開始前の寸法に対する、昇温開始前の寸法から、前記収縮評価温度時の寸法を減算して得られる差分の割合の百分率を、前記基質収縮率sr[%]として算出する。
  2. 前記ばらつき量は前記基質収縮率srの標準偏差σであり、
    該標準偏差σが0.7%以下となるように前記配合率wを決定することを特徴とする請求項1に記載の配合炭の調製方法。
  3. 予め、配合率wが異なる複数の配合炭の前記ばらつき量と、前記配合炭をコークス炉で乾留して得られるコークスケーキを前記コークス炉から排出する際に用いられる押出機の負荷が複数得られ、前記ばらつき量と前記押出機の負荷との関係が求められており、
    前記押出機の負荷が目標値以下となるばらつき量を前記関係から特定し、
    特定したばらつき量以下となるように前記配合率wを決定することを特徴とする請求項1に記載の配合炭の調製方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の配合炭の調製方法によって調製された配合炭を乾留してコークスを製造するコークスの製造方法。
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