JP2016183207A - 4−メチル−1−ペンテン系共重合体を含む樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents
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Abstract
Description
(B-i)4価金属リン酸塩化合物、
(B-ii)金属酸化物または複合金属酸化物、および
(B-iii)アミン系化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物からなる消臭剤(B)とを含む樹脂組成物:
(a)4−メチル−1−ペンテンに由来する構成単位(i)60モル%以上99モル%以下と、4−メチル−1−ペンテン以外の、エチレンおよび炭素数3以上20以下のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のモノマーに由来する構成単位(ii)1モル%以上40モル%以下とを有する(ただし、前記構成単位(i)と前記構成単位(ii)との合計を100モル%とする);
(b)示差走査熱量計(DSC)により測定される融点(Tm)が、199℃以下であるか、又は実質的に観測されない。
[3] 前記消臭剤(B)がアルデヒド類用であることを特徴とする、項[1]または[2]に記載の樹脂組成物
[4] 前記(B-1)4価金属リン酸塩化合物が、リン酸ジルコニウムである項[1]〜[3]のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
[5] 前記(B-ii)金属酸化物または複合金属酸化物が、酸化亜鉛、または酸化亜鉛と二酸化ケイ素との混合物である、項[1]〜[3]のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
[6] 前記樹脂組成物を溶融混練により製造する場合の混練温度が230℃以下であることを特徴とする、項[1]〜[5]のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
[7] 項[1]〜[6]のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる成形体。
[8] 前記樹脂組成物からなる成形体を製造する際の成形温度が230℃以下であることを特徴とする、項[7]に記載の成形体。
[9] 前記成形体がフィルムである、項[7]または[8]に記載の成形体。
本明細書において、組成物中の各成分の量について言及する場合、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する複数の物質の合計量を意味する。
本発明の樹脂組成物は、特定の物性を有する4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A)(以下単に「共重合体(A)」ともいう。)と、特定の構造を有する消臭剤(B)とを含有する。
<4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A)>
本発明の樹脂組成物を構成する4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A)は、下記要件(a)および(b)を満たし、さらに下記要件(c)、(d)および(e)から選ばれる1以上の要件を満たすことが好ましい。
共重合体(A)は、4−メチル−1−ペンテンから導かれる構成単位(i)と、エチレン及び炭素数3以上20以下のα−オレフィン(ただし、4−メチル−1−ペンテンを除く。)から選ばれる少なくとも1種のモノマーから導かれる構成単位(ii)との合計を100モル%として、当該構成単位(i)60〜99モル%と、当該構成単位(ii)40〜1モル%と有する。
共重合体(A)の融点(Tm)は、199℃以下であるか、又は実質的に観測されない。共重合体(A)の融点(Tm)が199℃以下であるか、又は実質的に観測されないことにより、低温での成形を実施することができる。共重合体(A)の融点(Tm)は、好ましくは110℃〜180℃であるか、又は実質的に観測されない。
融点(Tm)は、共重合体の組成によって適宜調節される。より具体的には、前記構成単位(ii)を導くモノマーの割合が多くなると融点(Tm)が低くなる傾向となる。
共重合体(A)の、デカリン中135℃で測定した極限粘度[η]は、好ましくは0.1〜5.0dL/g、より好ましくは0.5〜4.0dL/g、さらに好ましくは0.5〜3.5dL/gの範囲にある。なお、測定条件等の詳細は、後述する実施例の欄に記載のとおりである。
共重合体(A)の、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との割合(分子量分布;Mw/Mn)は、好ましくは1.0〜3.5、より好ましくは1.2〜3.0、さらに好ましくは1.5〜2.8の範囲にある。前記Mw/Mnが3.5よりも過大であると、組成分布に由来する低分子量、低立体規則性ポリマーの影響が懸念されて、得られる成形体の表面がべとつく。なお、測定条件等の詳細は、後述する実施例の欄に記載のとおりである。
共重合体(A)の密度(ASTM D 1505にて測定)は、好ましくは870〜830kg/m3、より好ましくは865〜830kg/m3、さらに好ましくは855〜830kg/m3である。なお、測定条件等の詳細は、後述する実施例の欄に記載のとおりである。
密度は共重合体(A)の構成単位の組成によって適宜変えることができる。
共重合体(A)の製造方法は、特に限定されないが、例えば4−メチル−1−ペンテンと上述した「構成単位(ii)を導くモノマー」とを適当な重合触媒存在下で重合することにより得ることができる。ここで、本発明で用いることのできる重合触媒として、従来公知の触媒、例えばマグネシウム担持型チタン触媒、国際公開第01/53369号パンフレット、国際公開第01/27124号パンフレット、特開平3−193796号公報あるいは特開平02−41303号公報中に記載のメタロセン触媒などが好適に用いられ、さらに好ましくは、下記一般式(1)または(2)で表されるメタロセン化合物を含有するオレフィン重合触媒が好適に用いられる。
Mは周期表第4族から選ばれた金属であり、
Yは炭素またはケイ素であり、
Qはハロゲン、炭化水素基、およびアニオン配位子または孤立電子対で配位可能な中性配位子から同一のまたは異なる組合せで選ばれ、
jは1〜4の整数である。
Qはハロゲン、炭素原子数1〜20の炭化水素基、およびアニオン配位子または孤立電子対で配位可能な中性配位子から同一のまたは異なる組み合わせで選ばれる。ハロゲンの具体例としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられ、炭化水素基の具体例としては、上記と同様のものを挙げることができる。アニオン配位子の具体例としては、メトキシ、tert−ブトキシ、フェノキシ等のアルコキシ基、アセテート、ベンゾエート等のカルボキシレート基、およびメシレート、トシレート等のスルホネート基等が挙げられる。孤立電子対で配位可能な中性配位子の具体例としては、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルメチルホスフィンなどの有機リン化合物、およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類が挙げられる。これらのうち、Qは同一でも異なった組み合わせでもよいが、少なくとも一つはハロゲンまたはアルキル基であることが好ましい。
また、上記一般式(1)および(2)において、jは、好ましくは2である。
R5、R6およびR7から選ばれる少なくとも1つは、炭化水素基、ヘテロ原子含有炭化水素基またはケイ素含有基であることが好ましく、R5が炭化水素基であることがより好ましく、R5が直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基等の炭素数2以上のアルキル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニル基であることがさらに好ましく、R5が炭素数2以上のアルキル基であることがとりわけ好ましい。また、合成上の観点からは、R6およびR7は水素原子であることも好ましい。また、R5およびR7が互いに結合して環を形成していることがより好ましく、当該環がシクロヘキサン環等の6員環であることが特に好ましい。
R2は、立体規則性の観点から、炭化水素基であることが好ましく、炭素数1〜20の炭化水素基であることがより好ましく、アリール基ではないことがさらに好ましく、直鎖状炭化水素基、分岐状炭化水素基または環状飽和炭化水素基であることがとりわけ好ましく、遊離原子価を有する炭素(シクロペンタジエニル環に結合する炭素)が3級炭素である置換基であることが特に好ましい。
一般式[I]において、Qとなりうるハロゲン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
また、上記一般式[I]において、jは、好ましくは2である。
なお、上記化合物[I]の命名に用いた位置番号を、[1-(1',1',4',4',7',7',10',10'-オクタメチルオクタヒドロジベンゾ[b,h]フルオレン-12'-イル)(5-tert-ブチル-1-メチル-3-iso-プロピル-1,2,3,4-テトラヒドロペンタレン)]ジルコニウムジクロライド、および[8-(1',1',4',4',7',7',10',10'-オクタメチルオクタヒドロジベンゾ[b,h]フルオレン-12'-イル)(2-tert-ブチル-8-メチル-3,3b,4,5,6,7,7a,8-オクタヒドロシクロペンタ[a]インデン)]ジルコニウムジクロライドを例にとり、鏡像異性体の一つについてそれぞれ式[I−1]、式[I−2]に示す。
(a)メタロセン化合物(たとえば、上記一般式(1),(2)または[I]で表されるメタロセン化合物)と、
(b)(b−1)有機アルミニウムオキシ化合物、(b−2)メタロセン化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物、および(b−3)有機アルミニウム化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、
さらに必要に応じて、
(c)微粒子状担体と
から構成される。製造方法としては、たとえば国際公開第01/27124号パンフレットに記載の方法を採用することが出来る。
また、4−メチル−1−ペンテンの単独重合と4−メチル−1−ペンテンと上記「構成単位(ii)を導くモノマー」との共重合を段階的に行うことにより、組成分布が制御された共重合体(A)を得ることも可能である。
重合圧力は、通常常圧〜10MPaゲージ圧、好ましくは常圧〜5MPaゲージ圧であり、重合反応は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行うことができる。さらに重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能である。
本発明に用いられる消臭剤(B)は、下記(B-i)〜(B-iii)から選ばれる少なくとも1種の化合物からなる。
(B-i)4価金属リン酸塩化合物
(B-ii)金属酸化物または複合金属酸化物
(B-iii)アミン系化合物
以下、上記(B-i)、(B-ii)および(B-iii)を、それぞれ単に成分(B-i)、成分(B-ii)および成分(B-iii)と称することがある。なお、成分(B-i)、(B-ii)および(B-iii)は、それぞれ1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(B-i)としては、リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、リン酸スズなどが挙げられる。これらの中では、リン酸ジルコニウムが好ましい。成分(B-i)としては、非晶質および結晶質のいずれの化合物も用いることができる。成分(B-i)は、アンモニア、トリメチルアミンなどの塩基性ガスの吸着・消臭力が高く、体臭などの消臭効果が認められている。
成分(B-i)からなる消臭剤としては、例えばケスモン(登録商標)NS−10(東亞合成株式会社製)などが挙げられる。
成分(B-ii)における金属酸化物としては、例えば、亜鉛、ケイ素、銅、ニッケル、鉄、アルミニウム及びマグネシウムから選ばれる金属元素を含む金属酸化物などが挙げられる。成分(B-ii)における複合金属酸化物としては、例えば、上記の金属元素を2種以上含む酸化物、あるいは、上記の金属元素とその他の金属元素とを含む酸化物などが挙げられる。成分(B-ii)は、好ましくは酸化亜鉛および酸化亜鉛と二酸化ケイ素との混合物である。成分(B-ii)は、酢酸・イソ吉草酸等の酸性ガスの消臭効果が高く、体臭などの消臭効果が認められている。
成分(B-iii)は、分子内に−NH2で表されるアミノ基を少なくとも1個有し、かつ水溶性であれば、脂肪族アミンでも芳香族アミンでもよい。脂肪族アミンとしては、例えばメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、アリルアミン、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。また、芳香族アミンとしては、例えばアニリン、ベンジルアミン、m−フェニレンジアミンなどが挙げられる。
成分(B-iii)からなる消臭剤として、シュークレンズ(登録商標)KD−311(ラサ工業株式会社製)が挙げられる。
消臭剤(B)としては、市販の消臭剤製品を1種単独で用いてもよいし、複数種の消臭剤製品を組み合わせて用いてもよい。
本発明の樹脂組成物には、共重合体(A)の優れた特性を損なわない範囲で、その他の樹脂(C)を添加してもよい。添加量は、一般的には50重量%以下、好ましくは40重量%以下である。その他の樹脂(C)の例としては、オレフィン系重合体、ポリエステル、ポリアミド、変性オレフィン系重合体等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物には、その用途に応じて、本発明の効果を阻害しない範囲で他の樹脂用添加剤を任意に添加することができる。かかる樹脂用添加剤としては、例えば、顔料、染料、充填剤、滑剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、界面活性剤、帯電防止剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、スリップ防止剤、アンチブロッキング剤、発泡剤、発泡助剤、結晶化助剤、防曇剤、(透明)核剤、老化防止剤、塩酸吸収剤、衝撃改良剤、架橋剤、共架橋剤、架橋助剤、粘着剤、軟化剤、加工助剤などが挙げられる。これらの添加剤は、1種単独でも、適宜2種以上を組み合わせても用いることができる。
抗菌剤としては、4級アンモニウム塩、ピリジン系化合物、有機酸、有機酸エステル、ハロゲン化フェノール、有機ヨウ素等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、上記の4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A)と、(i)〜(i i i)から選ばれる少なくとも1種の化合物からなる消臭剤(B)、および、必要により、上記「その他の樹脂」「その他の添加剤」の項で挙げられた各種樹脂および添加剤を配合し、種々公知の方法で混合して製造できる。
本発明の樹脂組成物は、共重合体(A)が本来持つ成形性を維持しているため種々の成形体に成形加工して用いることができる。得られる成形体は、消臭性能に優れるとともに、共重合体(A)が本来持つ機械強度、透明性および衛生性などの特性を維持しているため、消臭性能が要求される各種成形体、例えば、射出成形体、フィルム、シート、繊維、中空成形体などに幅広く適用することができる。また、繊維としては極細繊維の製造も可能であるため不織布の形態にすることや、モノフィラメント、マルチフィラメント、フラットヤーンの形態で用いることもできる。
フィルムおよびシートの用途例としては、食品などの各種包装用フィルム、ごみ袋、汚物袋、手袋などの各種日用品、壁紙や床材などの建材、自動車用品など挙げられる。
本発明の成形体は、上述した本発明の樹脂組成物を用いて製造され、その際の成形温度は、通常300℃以下、好ましくは230℃以下である。本発明の成形体は、例えば以下に示す方法により製造することができる。
押出成形フィルムおよび押出成形シートは、一般的なTダイ押出成形機で成形することにより得られる。例えば一軸押出機にてシリンダ温度170〜230℃およびキャストロール温度0〜70℃で成形を行って押出フィルムやシートを形成する。
本発明のフィルムは延伸してもよい。延伸フィルムは、原反シートを製造し、それを延伸すればよい。原反シートの製造方法に特に制限はなく、たとえばプレス成形、押出成形、インフレーション成形などの方法、または溶液流延法などの公知の方法で成形することができる。生産効率性の向上という観点では、押出成形法、インフレーション成形法、溶液流延法等を用いてもよい。さらに延伸成形体の生産の効率と安定化という観点では、溶融押し出し成形法によって形成された原反シートを延伸配向させることによって、延伸成形体を得ることが好ましい。
延伸温度は、通常、樹脂の融点(Tm)またはガラス転移点(Tg)〜200℃、好ましくはTmまたはTg〜180℃、より好ましくはTmまたはTg〜150℃の温度範囲で行われる。また、延伸性を改善するために、延伸前に原反シートを予熱しておくことが好ましい。延伸前の予熱は、好ましくはTmまたはTg〜180℃、より好ましくはTmまたはTg〜150℃の温度範囲で、通常5分間程度行えば十分である。
本発明のフィルムはインフレーション成形法で作製してもよい。具体的には、一軸押出機にて、所定のシリンダ温度で、インフレーション用ダイから重力方向とは逆方向の上向方向に押出してインフレーションを行い、インフレーションフィルムを得ることができる。
射出成形体は、成形温度が通常180〜230℃、成形サイクルが通常20〜120秒の条件で射出成形することにより得ることができる。
本発明における樹脂組成物からなる繊維は、例えば、樹脂組成物を溶融したものを紡糸口金に通して押出すことにより、モノフィラメント、マルチフィラメント、フラットヤーン、カットファイバー、不織布として製造することにより得ることができる。
上記方法で得られた繊維を使用して、湿式抄造法、シンタリング法、ニードルパンチ法、カード法、クロスレイヤー法、ランダムウエーバー法、エアーフォーミング法等で不織布を製造することができる。
また、単層繊維からなる不織布を製造する場合には、スパンボンド法、メルトブローン法、カード法等の方法に従って行うことができる。
なお、実施例における共重合体、樹脂組成物および成形体の各種物性は、以下の方法により測定または評価した。
共重合体中の4−メチル−1−ペンテン及びプロピレン(炭素数3のα−オレフィン)の含有率(モル%)は、13C−NMRにより測定した。測定条件は、下記のとおりである。
測定装置:核磁気共鳴装置(ECP500型、日本電子(株)製)
観測核:13C(125MHz)
シーケンス:シングルパルスプロトンデカップリング
パルス幅:4.7μ秒(45°パルス)
繰り返し時間:5.5秒
積算回数:1万回以上
溶媒:オルトジクロロベンゼン/重水素化ベンゼン(容量比:80/20)混合溶媒
試料濃度:55mg/0.6mL
測定温度:120℃
ケミカルシフトの基準値:27.50ppm
共重合体の極限粘度[η]は、測定装置としてウベローデ粘度計を用い、デカリン溶媒中、135℃で測定した。具体的には、約20mgの粉末状の共重合体をデカリン25mlに溶解させた後、ウベローデ粘度計を用い、135℃のオイルバス中で比粘度ηspを測定した。このデカリン溶液にデカリン5mlを加えて希釈した後、上記と同様にして比粘度ηspを測定した。この希釈操作を更に2回繰り返し、濃度(C)を0に外挿した時のηsp/Cの値を極限粘度[η](単位:dl/g)として求めた(下記の式(1)参照)。
[η]=lim(ηsp/C) (C→0)・・・式(1)
共重合体の重量平均分子量(Mw)、及び重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比で表される分子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC:Gel Permeation Chromatography)を用いた標準ポリスチレン換算法により算出した。測定条件は、下記のとおりである。
測定装置:GPC(ALC/GPC 150−C plus型、示差屈折計検出器一体型、Waters製)
カラム:GMH6−HT(東ソー(株)製)2本、及びGMH6−HTL(東ソー(株)製)2本を直列に接続
溶離液:o−ジクロロベンゼン
カラム温度:140℃
流量:1.0mL/min
共重合体のメルトフローレート(MFR:Melt Flow Rate)は、ASTM D1238に準拠し、230℃で2.16kgの荷重にて測定した。また、共重合体A−4は260℃で5kgの荷重にて測定した。単位は、g/10minである。
共重合体の密度は、JIS K7112(密度勾配管法)に準拠して測定した。
共重合体の融点(Tm)は、測定装置として示差走査熱量計(DSC220C型、セイコーインスツル(株)製)を用いて測定した。
約5mgの共重合体を測定用アルミニウムパン中に密封し、室温から10℃/minで200℃まで加熱した。共重合体を完全融解させるために、200℃で5分間保持し、次いで、10℃/minで−50℃まで冷却した。−50℃で5分間置いた後、10℃/minで200℃まで2度目の加熱を行なった。この2度目の加熱でのピーク温度(℃)を共重合体の融点(Tm)とした。
厚みが500μmのシートを、幅25mm×長さ100mmのダンベル状に切断したものを試験片として用いた。JIS K7127(1999)に準拠し、引張試験機(万能引張試験機3380、インストロン製)を用いて、チャック間距離50mm、引張速度200mm/min、及び温度23℃の条件で、試験片の引張弾性率(YM)(単位:MPa)、及び引張破断伸び(EL)(単位:%)を測定した。
二軸押出機を用いて設定温度230℃で混練した時の樹脂組成物のストランドおよびペレットを目視にて観察し、下記の評価基準に従って評価した。
A:消臭剤の分解に伴う臭気、分解ガスの発生による発泡が起こらずストランドおよびペレットが採取できた。
B:消臭剤の分解に伴う臭気があり、押出機から出てきたときに分解ガス発生による発泡が起こった。
厚みが1mmのシートを1g分切り出して5LのPVA系ポリマー製バッグ(ジーエルサイエンス社製、スマートバッグPA)に入れた後、下記に示す初期ガス濃度になるように試験ガスを3L封入し、24時間後にバッグ内の残存ガス濃度を、検知管を用いて測定した。下記の式(2)に従って消臭率を算出し、消臭性能評価の指標とした。
消臭率(%)={初期ガス濃度(ppm)−24時間後のガス濃度(ppm)/初期ガス濃度(ppm)}×100 ・・・式(2)
<初期ガス濃度>
アンモニア:100ppm、メチルメルカプタン:8ppm、硫化水素:4ppm、ホルムアルデヒド:20ppm
充分に窒素置換した容量1.5Lの攪拌翼付のSUS製オートクレーブに、300mlのn−ヘキサン(乾燥窒素雰囲気下、活性アルミナ上で乾燥したもの)、及び450mlの4−メチル−1−ペンテンを23℃で装入した。このオートクレーブに、トリイソブチルアルミニウム(TIBAL)の1.0mmol/mlトルエン溶液を0.75ml装入し、攪拌機を回した。
続いて、予め調製しておいた、Al換算で1mmolのメチルアルミノキサン、及び0.01mmolのジフェニルメチレン(1−エチル−3−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリドを含むトルエン溶液0.34mlを、オートクレーブに窒素で圧入し、重合反応を開始させた。重合反応中は、オートクレーブの内温が60℃になるように温度調整した。
充分に窒素置換した容量1.5Lの攪拌翼付のSUS製オートクレーブに、300mlのn−ヘキサン(乾燥窒素雰囲気下、活性アルミナ上で乾燥したもの)、及び450mlの4−メチル−1−ペンテンを23℃で装入した。このオートクレーブに、トリイソブチルアルミニウム(TIBAL)の1.0mmol/mlトルエン溶液を0.75ml装入し、攪拌機を回した。
続いて、予め調製しておいた、Al換算で1mmolのメチルアルミノキサン、及び0.01mmolのジフェニルメチレン(1−エチル−3−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリドを含むトルエン溶液0.34mlを、オートクレーブに窒素で圧入し、重合反応を開始させた。重合反応中は、オートクレーブの内温が60℃になるように温度調整した。
充分に窒素置換した容量1.5Lの攪拌翼付のSUS製オートクレーブに、750mlの4−メチル−1−ペンテンを23℃で装入した。このオートクレーブに、トリイソブチルアルミニウム(TIBAL)の1.0mmol/mlトルエン溶液を0.75ml装入し、攪拌機を回した。
続いて、予め調製しておいた、Al換算で1mmolのメチルアルミノキサン、及び0.005mmolのジフェニルメチレン(1−エチル−3−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリドを含むトルエン溶液0.34mlを、オートクレーブに窒素で圧入し、重合反応を開始させた。重合反応中は、オートクレーブの内温が60℃になるように温度調整した。
国際公開第2006/054613号パンフレットの比較例7において、4−メチル−1−ペンテンと1−デセンとの割合を変更することによって、共重合体A−4を得た。得られた共重合体A−4の各種物性の測定結果を表1に示す。
以下の実施例および比較例において用いた、合成例1〜4で得られた共重合体以外の成分を以下に示す。
・消臭剤(B)
(B−1)ラサ工業株式会社製シュークレンズ(登録商標)、銘柄名:KD−311
(B−2)東亞合成株式会社製ケスモン(登録商標)、銘柄名:NS−10
(B−3)ラサ工業株式会社製シュークレンズ(登録商標)、銘柄名:KD−211GF
・その他の樹脂(C)
(C−1)ポリプロピレン[株式会社プライムポリマー製プライムポリプロ(登録商標)、銘柄名:F227(融点:150℃、MFR(230℃、2.16kgf):7.0g/10min)]
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−1)100質量部に対して、150℃、14時間の条件で減圧乾燥させた消臭剤(B−1)を1.0重量部添加し、2軸押出機(プラスチック工業株式会社製、φ=30mm、L/D=27、シリンダ温度:230℃)で溶融混練を行い、樹脂組成物を得た。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−1)100質量部に対する消臭剤(B−1)の添加量を3.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表2に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−1)60質量部とその他の樹脂(C)としてポリプロピレン(C−1)(プライムポリプロ(登録商標)F227、(株)プライムポリマー製)40質量部に対して、消臭剤(B−1)の添加量を3.0質量部にしたこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表2に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−1)100質量部のみを用いたこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表2に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−4)100質量部に対する消臭剤(B−1)の添加量を3.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表2に示す。
ポリプロピレン(C−1)(プライムポリプロ(登録商標)F227、(株)プライムポリマー製)100質量部に対して、消臭剤(B−1)の添加量を3.0質量部にしたこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表2に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−1)100質量部に対する消臭剤(B−2)の添加量を1.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表3に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−2)100質量部に対する消臭剤(B−2)の添加量を1.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表3に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−3)60重量部とその他の樹脂(C)としてポリプロピレン(C−1)(プライムポリプロ(登録商標)F227、(株)プライムポリマー製)40質量部に対して、消臭剤(B−3)の添加量を1.0質量部にしたこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表3に示す。
4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A−4)100質量部に対する消臭剤(B−2)の添加量を1.0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行い、樹脂組成物およびシートを得て各種物性の測定または評価を行った。結果を表3に示す。
Claims (9)
- 下記要件(a)および(b)を満たす4−メチル−1−ペンテン系共重合体(A)と、
(B-i)4価金属リン酸塩化合物、
(B-ii)金属酸化物または複合金属酸化物、および
(B-iii)アミン系化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物からなる消臭剤(B)とを含む樹脂組成物:
(a)4−メチル−1−ペンテンに由来する構成単位(i)60モル%以上99モル%以下と、4−メチル−1−ペンテン以外の、エチレンおよび炭素数3以上20以下のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のモノマーに由来する構成単位(ii)1モル%以上40モル%以下とを有する(ただし、前記構成単位(i)と前記構成単位(ii)との合計を100モル%とする);
(b)示差走査熱量計(DSC)により測定される融点(Tm)が、199℃以下であるか、又は実質的に観測されない。 - 前記消臭剤(B)の含有量が0.1〜10質量%である、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記消臭剤(B)がアルデヒド類用であることを特徴とする、請求項1または2に記載の樹脂組成物
- 前記(B-1)4価金属リン酸塩化合物が、リン酸ジルコニウムである請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 前記(B-ii)金属酸化物または複合金属酸化物が、酸化亜鉛、または酸化亜鉛と二酸化ケイ素との混合物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物を溶融混練により製造する場合の混練温度が230℃以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる成形体。
- 前記樹脂組成物からなる成形体を製造する際の成形温度が230℃以下であることを特徴とする、請求項7に記載の成形体。
- 前記成形体がフィルムであることを特徴とする請求項7または8に記載の成形体。
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