JP2016181360A - 有機エレクトロルミネッセンスパネル及び照明装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンスパネル及び照明装置 Download PDF

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修 津崎
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Abstract

【課題】両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルにおいて、一方の面側のみを発光させることを可能にし、一方の面側の点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることを可能にする。【解決手段】光透過性を有するガラス基板と、ガラス基板の上に積層された、光透過性を有する第1の電極層と、第1の電極層の上に積層された第1の有機エレクトロルミネッセンス層と、第1の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層され、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部を含む第2の電極層と、複数の反射電極部の上に積層された第2の有機エレクトロルミネッセンス層と、第2の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層された光透過性を有する第3の電極層と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、有機エレクトロルミネッセンスパネルに関する。
有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)を用いて、発光面から光を出射する片面発光型や両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルが知られている。この種の有機エレクトロルミネッセンスパネルとしては、消灯時に表面と裏面の一方の面側から他方の面側を透かして見ることが可能な透過型の有機エレクトロルミネッセンスパネルがある。
透過型で両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルには、有機エレクトロルミネッセンス層が、光透過性を有する一対の透明電極層によって挟まれてなる積層構造が、ガラス基板上に設けられた構成がある。この有機エレクトロルミネッセンスパネルでは、消灯時に、透明電極層を通して、表面と裏面の一方の面側から他方の面側を透かして見ることが可能な透過性(透明性)が得られる。
また、透過型で片面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルとしては、有機エレクトロルミネッセンス層が、光透過性を有する透明電極層と、光反射性を有する反射電極層とによって挟まれてなる積層構造が、ガラス基板上に設けられた構成が知られている。この有機エレクトロルミネッセンスパネルでは、反射電極層を微細なストライプ状に形成することで、表面及び裏面に平行な面内方向に対して間隔をあけて配列された複数の反射電極部を有している。これにより、ストライプ状の各反射電極部の間隔が、有機エレクトロルミネッセンスパネルの表面と裏面との間の光透過部として機能するので、透過性が得られる。
また、他の両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルとしては、2つの有機エレクトロルミネッセンス層が、反射電極層を間に挟んで積層されると共に反射電極層と透明電極層の間に挟まれた構成や、2つの有機エレクトロルミネッセンス層が、透明電極層を間に挟んで積層されると共に一対の透明電極層の間に挟まれた構成が知られている。
国際公開第2010/046833号 特開2001−176674号公報 特許第3560375号
ところで、上述した透過型で両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルでは、点灯時に両面がそれぞれ発光してしまい、一方の面側のみを発光させることができない。このため、この透過型の有機エレクトロルミネッセンスパネルでは、点灯時に、一方の面側から他方の面側を透かして見ることができない。
また、上述した透過型で片面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルでは、点灯時に、一方の面側から他方の面側を透かして見ることが可能であるが、一方の面側のみしか発光させることができない。このため、この透過型の有機エレクトロルミネッセンスパネルは、照明光としての用途が乏しい。
さらに、上述した他の両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルにおいても、2つの有機エレクトロルミネッセンス層を、透明電極層を挟んで積層した構成では、点灯時に、一方の面側から他方の面側を透かして見ることができない問題がある。また、2つの有機エレクトロルミネッセンス層を、反射電極層を挟んで積層した構成では、透過性が得られない問題がある。
そこで、本発明は、両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルにおいて、一方の面側のみを発光させることを可能にし、一方の面側の点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる有機エレクトロルミネッセンスパネル及び照明装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルは、光透過性を有する基板と、前記基板の上に積層された、光透過性を有する第1の電極層と、前記第1の電極層の上に積層された第1の有機エレクトロルミネッセンス層と、前記第1の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層され、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部を含む第2の電極層と、前記複数の反射電極部の上に積層された第2の有機エレクトロルミネッセンス層と、前記第2の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層された光透過性を有する第3の電極層と、を備える。
本発明によれば、両面発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルにおいて、一方の面側のみを発光させることを可能にし、一方の面側の点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる。
図1は、第1の実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルを模式的に示す断面図である。 図2は、第1の実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルを模式的に示す平面図である。 図3は、第2の実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルを模式的に示す断面図である。 図4は、第3の実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルを模式的に示す断面図である。 図5は、第4の実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルを模式的に示す断面図である。
以下で説明する実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと称する。)パネル1は、ガラス基板11と、第1の電極層15と、第1の有機EL層16と、第2の電極層17と、第2の有機EL層18と、第3の電極層19とを具備する。ガラス基板11は光透過性を有する。第1の電極層15は、光透過性を有し、ガラス基板11の上に積層されている。第1の有機EL層16は、第1の電極層15の上に積層されている。第2の電極層17は、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部17aを含み、複数の反射電極部17aが、第1の有機EL層16の上に積層されている。第2の有機EL層18は、複数の反射電極部17aの上に積層されている。第3の電極層19は、光透過性を有し、第2の有機EL層18の上に積層されている。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル1における第2の有機EL層18は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に複数の反射電極部17aの上に積層された複数の有機部18aを含む。また、第3の電極層19は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に複数の有機部18aの上に積層された複数の透明電極部19aを含む。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル3における第1の電極層35は、面内方向に対して間隔をあけて配列されてガラス基板11の上に積層された複数の透明電極部35aを含む。また、第1の有機EL層36は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に複数の透明電極部35aの上に積層された複数の有機部36aを含む。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル4は、第4の電極層47を更に具備する。第4の電極層47は、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部47aを含み、複数の反射電極部47aが、第2の電極層17と第2の有機EL層18との間に積層されている。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル1における第2の電極層17は、複数の反射電極部17aの配列方向において、第2の電極層17全体の寸法に対する複数の反射電極部17aの幅の総和の比率が、10%以上、90%以下である。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル1における第2の電極層17は、複数の反射電極部17aの配列方向において、反射電極部17aの幅が、10μm以上、10mm以下である。
また、以下で説明する実施形態に係る照明装置は、有機ELパネル1を具備する。
また、以下で説明する実施形態に係る有機ELパネル1は、制御回路10を更に具備する。制御回路10は、第1及び第2の有機EL層16,18のいずれか一方のみを発光させるように制御する。
(第1の実施形態)
以下、実施形態に係る有機ELパネルについて、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る有機ELパネルを模式的に示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係る有機ELパネルを模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態に係る有機ELパネルは、発光面である表面及び非発光面である裏面の一方の面側から他方の面側を透かして見ることが可能な光透過型の両面発光型の有機ELパネルである。実施形態の有機ELパネルは、例えば、病室における直接照明と間接照明を兼ねた照明装置や、展示装置における展示物の照明装置等に用いられて好適である。
(有機ELパネルの構成)
図1に示すように、第1の実施形態の有機ELパネル1は、光透過性を有する基板としてのガラス基板11と、ガラス基板11上に形成された有機EL素子12と、封止ガラス13と、を備える。ガラス基板11及び封止ガラス13は、非透湿性及び光透過性を有するソーダライムガラスによって形成されている。封止ガラス13は、平皿状に形成されており、接着材14によって外周縁部が、ガラス基板11の外周縁部に接合されることで、内部が気密に封止されている。また、有機EL素子12を構成する後述する各電極層15,17,19と電気的に接続された各配線(不図示)が、封止ガラス13の外部に引き出されている。
また、図1に示すように、有機ELパネル1は、後述する第1の有機EL層16と、第2の有機EL層18とを独立して発光制御することが可能な制御部としての制御回路10を有する。制御回路10によって、第1の有機EL層16と第2の有機EL層18のいずれか一方のみを発光させると共に、第1の有機EL層16と第2の有機EL層18の両方を同時に発光させることが可能とされている。
(有機EL素子の構成)
図1に示すように、有機EL素子12は、第1の電極層15と、第1の有機EL層16と、第2の電極層17と、第2の有機EL層18と、第3の電極層19と、を有する。
第1の電極層15は、光透過性を有しており、ガラス基板11の上に積層されている。第1の電極層15は、いわゆる透明電極層であり、例えばITO(酸化インジウム・スズ)等によって形成されている。また、第1の電極層15の端部には、図示しないが、電極端子が設けられており、絶縁性を有する絶縁材によって電極端子が覆われ、電極端子は有機ELパネル1の外部(不図示)と電気的に接続されている。なお、第1の電極層15はアノードである。
第1の有機EL層16は、第1の電極層15の上に積層されている。第1の有機EL層16は、図示しないが、第1の電極層15側に積層された正孔輸送層と、正孔輸送層に積層された発光層と、発光層に積層された電子輸送層と、を有する。発光層は、有機層であり、例えば、α−NPD(ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル]ベンジジン)及びAlq(トリス(8−ヒドロキシキノリノラト)アルミニウム)等によって形成されている。また、図示しないが、第1の有機EL層16は、第1の電極層15と正孔輸送層との間に積層される正孔注入層と、電子輸送層に積層される電子注入層と、を有する。
第2の電極層17は、光反射性を有する材料、例えば、アルミニウムや銀、またはこれらの少なくとも一方を含む材料によって形成されており、第1の有機EL層16の上に積層されている。第2の電極層17は、積層方向に直交する面内方向に対して所定の間隔をあけて配列された複数の反射電極部17aを含む。したがって、第2の電極層17は、直線状の複数の反射電極部17aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。なお、第2の電極層17はカソードである。
第2の有機EL層18は、第2の電極層17の上に積層されている。第2の有機EL層18は、図示しないが、第1の有機EL層16とは逆の順序で、電子輸送層側から正孔輸送層側までが積層されて形成されている。また、第2の有機EL層18は、面内方向に対して所定の間隔をあけて配列されると共に複数の反射電極部17aにそれぞれ積層された複数の有機部18aを含む。したがって、第2の有機EL層18は、直線状の複数の有機部18aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。
第3の電極層19は、光透過性を有しており、第2の有機EL層18の上に積層されている。第3の電極層19は、いわゆる透明電極層であり、例えばITO等によって形成されている。また、第3の電極層19は、面内方向に対して所定の間隔をあけて配列されると共に複数の有機部18aにそれぞれ積層された複数の透明電極部19aを含む。したがって、第3の電極層19は、直線状の複数の透明電極部19aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。なお、第3の電極層19はアノードである。
また、有機EL素子12では、図1及び図2に示すように、ストライプ状の第2の電極層17、第2の有機EL層18及び第3の電極層19における各反射電極部17a、有機部18a、透明電極19aの間に対応する領域によって、複数の光透過部20が構成されている。このように有機ELパネル1は、複数の光透過部20を有することで、透過性が確保されている。
また、第1の実施形態における第2の電極層17は、複数の反射電極部17aの配列方向において、第2の電極層17全体の寸法に対する複数の反射電極部17aの幅の総和の比率が、10%以上、90%以下に設定されている。言い換えると、有機EL素子12の、積層方向に直交する方向に対する全面積に対して、複数の反射電極部17aの領域が占める面積の比率が、10%以上、90%以下に設定されている。すなわち、この比率が10%である場合、上述の有機EL素子12の全面積に対して、複数の光透過部20の領域が占める全面積の比率が90%となる。また、比率が90%である場合、上述した有機EL素子12の全面積に対して、複数の光透過部20の領域が占める全面積の比率が10%となる。なお、第2の電極層17の各反射電極部17aの幅は、例えば、10μm〜10mm程度に形成されている。
上述の比率が90%を超える場合には、複数の光透過部20全体の領域が少なくなり、透過性を適正に確保することができないので、透過型の有機ELパネルとして使用する上で好ましくない。一方、比率が15%未満の場合には、第2の電極層17の反射電極部17aの幅が狭くなり、反射電極部17aのパターンを適正に形成することが困難になるので、製造工程上、好ましくない。
また、第2の電極層17の各反射電極部17aの幅W1が、10μm以下になる場合は、反射電極部17aのパターンを適正に形成することが困難になるので、製造工程上、好ましくない。具体的には、ストライプ状の第2の電極層17は、蒸着法においてメタルマスクを用いて形成している。このため、第2の電極層18の各反射電極部18aの幅W1が、10μm以下になる場合は、メタルマスクが撓むことなく強度を適正に保つことが困難になり、第2の電極層18をストライプ状に形成することが難しくなる。第2の電極層18の各反射電極部18aの幅W1が、10mm以上になる場合は、個々の第2の電極層18による遮光性が高くなり、透過性を適正に確保することができないので、透過型の有機ELパネルとして使用する上で好ましくない。
(有機ELパネルの製造工程)
以上のように構成された有機ELパネル1の製造工程について説明する。ガラス基板11として、100mm×100mm程度の正方形状で厚さが0.7mm程度のものを用いる。まず、ガラス基板11の表面上に、光透過性を有する第1の電極層15を、例えば、ITOを用いたスパッタリング法によって厚さ150nm程度に成膜する。続いて、ガラス基板11上に成膜した第1の電極層15を、フォトリソグラフィ法によって所望の形状にパターニングする。
次に、第1の電極層15と第2の電極層17との短絡を防止するために、絶縁層(不図示)を、ポリイミドを用いたスピンコート法によって厚さ1.5μm程度に成膜する。続いて、上述と同様にフォトリソグラフィ法によって、絶縁層を、第1の電極層15の外縁部を覆うように所望の形状にパターニングする。
次に、白色発光させる有機積層体である第1の有機EL層16を、第1の電極層15の上に真空蒸着法によって成膜する。このとき、第1の有機EL層16として、まず、α−NPDによって正孔輸送層を厚さ60nm程度に成膜する。続いて、青色発光層を、ホストをα−NPDとし、ドーパントをペリレンとしてドーパントの濃度が1重量%となるように、厚さ20nm程度に成膜する。引き続き、赤色発光層を、ホストをAlqとし、ドーパントをDCM1としてドーパントの濃度が1重量%とになるように厚さ40nmに成膜する。最後に、Alqによって電子輸送層を厚さ20nm程度に成膜する。
続いて、第1の有機EL層16の上に、光反射性を有する第2の電極層17を、例えば、LiF及びAlを用いた真空蒸着法によって成膜する。このとき、第2の電極層17を、膜厚0.7nm程度のLiF膜と、膜厚150nm程度のAl膜とによって形成し、例えば、幅150μm程度、ピッチ1000μm程度のストライプパターン状に形成する。
第2の電極層17は、有機ELパネル1の透過率を定めるものであり、本実施形態では、一例として透過率が85%に設定されている。つまり、有機EL素子12の、積層方向に直交する方向における全面積に対して、複数の光透過部20が占める全領域が85%に設定されている。
このため、ガラス基板11の面内方向において、第2の電極層17の反射電極部17aが間隔をあけて配置される領域の全面積に対して、複数の反射電極部17aの領域が占める面積の比率が15%に設定されている。この比率を満たすように第2の電極層17は、等間隔に周期的に配列された複数の反射電極部17aを含むパターンに形成される。
次に、第2の電極層17の反射電極部17aの上に、第2の有機EL層18、第3の電極層19の順に形成する。また、第2の有機EL層18は、正孔輸送層側から電子輸送層側までの各層を、第1の有機EL層16とは逆に配置するように形成する。
このため、白色発光させる有機積層体である第2の有機EL層18を、第2の電極層17の反射電極部17aの上に真空蒸着法によって成膜する。まず、膜厚0.7nm程度のLiF膜、Alqによって電子輸送層を厚さ20nm程度に成膜する。続いて、赤色発光層を、ホストをAlqとし、ドーパントをDCM1としてドーパントの濃度が1重量%とになるように厚さ40nmに成膜する。次に、青色発光層を、ホストをα−NPDとし、ドーパントをペリレンとしてドーパントの濃度が1重量%となるように、厚さ20nm程度に成膜する。続いて、α−NPDによって正孔輸送層を厚さ60nm程度に成膜する。
次に、光透過性を有する第3の電極層19を、第2の有機EL層18の有機部18aの上に、例えば、ITOを用いたスパッタリング法によって厚さ150nm程度に成膜する。このとき、第3の電極層19は、第1の電極層15及び第2の電極層17とそれぞれ短絡しないように所望のパターンで形成する。これにより、透過型で両面発光型の有機ELパネル1が形成される。
最後に、上述のように製造された有機EL素子12は、外気の水分に対して非常に脆弱であるので、非透湿性の保護部材を用いて有機EL素子12を覆うことで、気密に封止する。また、本実施形態の有機ELパネル1は、透過性を確保する必要があるので、透過性の保護部材を用いて有機EL素子12が覆われる。このため、保護部材である封止ガラス13として、ソーダライムガラスを用いる。
そして、ドライ窒素雰囲気下において、接着材14としてUV(紫外線)硬化型の接着剤を用いて、ガラス基板11の外周縁部と封止ガラス13の外周縁部とを貼り合わせる。貼り合わせ後、有機EL素子12にUVが照射されないように遮光した状態で、接着剤の塗布部にUVを照射して接着剤を硬化させることで、有機ELパネル1の内部を気密に封止する。封止構造としては、例えば、封止ガラス13の内部に樹脂材を充填するダム・フィル封止構造や、封止ガラス13の内部を中空にする中空封止構造が適用される。
(有機ELパネルにおける光の振る舞い)
次に、第1の実施形態の有機ELパネル1において、表面A側及び裏面B側にそれぞれ出射される光の振る舞いについて説明する。まず、有機ELパネル1では、第1及び第2の有機EL層16,18において、正孔注入層を介して正孔輸送層から供給されるホールと、電子注入層を介して電子輸送層から供給される電子とが発光層で結合することに伴って、発光層が光を発する。このとき、第1の有機EL層16では、第1の電極層15と、第2の電極層17の反射電極部17aとの間に配置された発光層の領域が光を発する。また、第2の有機EL層18では、第2の電極層17の反射電極部17aと、第3の電極層19の透明電極部19aとの間に配置された有機部18aの発光層が光を発する。
第1の有機EL層16では、発光層が発した光のうち、第1の電極層15側に向かって進む光は、ガラス基板11を通過して、表面A側から出射される。また、第1の有機EL層16の発光層が発した光のうち、第2の電極層17側に向かって進む光は、反射電極部17aで第1の電極層15側に反射され、ガラス基板11を通過して、表面A側から出射される。
同様に、第2の有機EL層18では、有機部18aの発光層が発した光のうち、第3の電極層19側に向かって進む光は、封止ガラス13を通過して、裏面B側から出射される。また、有機部18aの発光層が発した光のうち、第2の電極層17側に向かって進む光は、反射電極部17aで第3の電極層19側に反射され、封止ガラス13を通過して、裏面B側から出射される。
したがって、有機ELパネル1では、第1の有機EL層16が発する光が表面A側から出射されると共に、第2の有機EL層18が発する光が裏面B側から出射される。このため、第1及び第2の有機EL層16,18が光をそれぞれ発する点灯時は、表面Aと裏面Bの両面が発光する。
また、有機ELパネル1は、制御回路10によって第1及び第2の有機EL層16,18を制御することで、第1の有機EL層16と第2の有機EL層18とのいずれか一方のみが選択的に点灯される。
なお、第1及び第2の有機EL層16,18のいずれか一方のみが発光する点灯時は、表面A側と裏面B側の一方の面側から、光透過部20を通して、第1及び第2の有機EL層16,18の一方が発した光で照らされた対象物を視認することが可能である。また、消灯時には、光透過部20を通して、表面A側と裏面B側の一方の面側から他方の面側を視認することが可能である。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態の有機ELパネル1は、第1の有機EL層16と第2の有機EL層18との間に面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部17aを含む第2の電極層17を備える。これにより、両面発光型の有機ELパネル1において、一方の面側から他方の面側を透かして見る透過性(透明性)を確保すると共に、第1の有機EL層16と第2の有機EL層18の一方のみを点灯させることで、表面A側と裏面B側の一方の面側のみを発光させることが可能となる。その結果、両面発光型の有機ELパネル1において、表面A側と裏面B側の一方の面側が発光する点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる。
したがって、第1の実施形態によれば、例えば、表面A側と裏面B側のいずれか一方または両方を選択的に照明することが可能になり、一方の面側の点灯時にも透過性を有することとの相乗効果により、照明の用途を広げることが可能になる。すなわち、点灯時の透過性と、表面A側の照明光と裏面B側の照明光とを組み合わせることで、調光、調色を含めた多様な照明光を実現することが可能になる。
以下、他の実施形態の有機ELパネルについて図面を参照して説明する。なお、他の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部材には、第1の実施形態と同一符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る有機ELパネルを模式的に示す断面図である。第2の実施形態は、第2の電極層のみが間隔をあけたストライプ状に形成される点が、第1の実施形態と異なる。
図3に示すように、変形例の有機ELパネル2の有機EL素子22は、第1の電極層15と、第1の有機EL層16と、第2の電極層17と、第2の有機EL層28と、第3の電極層29と、を有する。
第2の有機EL層28は、第2の電極層17の各反射電極部17aに跨って覆うように第2の電極層17の上に積層されている。第2の有機EL層28は、図示しないが、電子輸送層側から正孔輸送層側までの各構成層が、第1の有機EL層16と逆の順序で積層されて形成されている。
第3の電極層29は、光透過性を有しており、第2の有機EL層28の上に沿って積層されている。第3の電極層29は、透明電極層であり、例えばITO等によって形成されている。なお、第3の電極層29はアノードである。
(第2の実施形態の製造工程)
第2の実施形態の製造工程は、第2の有機EL層28を形成する工程、第3の電極層29を形成する工程が、第1の実施形態における製造工程と異なる。第2の有機EL層28を形成する工程では、第2の電極層17の上に、電子輸送層側から正孔輸送層側までを積層し、第2の有機EL層28を、第2の電極層17の形成領域全体にわたって形成する。第3の電極層29を形成する工程では、第2の有機EL層28の上に沿って第3の電極層29を形成する。
(第2の実施形態における光の振る舞い)
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1の有機EL層16が発する光が表面A側から出射され、第2の有機EL層28が発する光が裏面B側から出射される。したがって、第1及び第2の有機EL層16,28が光をそれぞれ発する点灯時は、表面Aと裏面Bの両面が発光する。また、有機ELパネル2においても、制御回路10によって第1及び第2の有機EL層16,28を制御することで、第1の有機EL層16と第2の有機EL層28とのいずれか一方のみが選択的に点灯される。
また、第2の実施形態においても、光透過部20を通して、第1及び第2の有機EL層16,28の一方が発した光で照らされた対象物を視認できる。また、消灯時に、光透過部20を通して、一方の面側から他方の面側を視認できる。
(第2の実施形態の効果)
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、両面発光型の有機ELパネル2において、表面A側と裏面B側の一方の面側が発光する点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる。したがって、第2の実施形態においても、一方の面側の点灯時における透過性と、表面A側の照明光と裏面B側の照明光とを組み合わせた多様な照明光を実現することが可能になる。
また、第2の実施形態によれば、第2の有機EL層28及び第3の電極層29を、第2の電極層17の反射電極部17aに対して位置決めしてストライプ状に形成する必要を省けるので、有機EL素子22の生産性を高めることが可能になる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係る有機ELパネルを模式的に示す断面図である。第3の実施形態は、第1の電極層から第3の電極層までのすべての構成層がストライプ状に形成される点が、第1の実施形態と異なる。
図4に示すように、第3の実施形態の有機ELパネル3の有機EL素子32は、第1の電極層35と、第1の有機EL層36と、第2の電極層17と、第2の有機EL層18と、第3の電極層19と、を有する。
第1の電極層35は、光透過性を有しており、ガラス基板11の上に積層されている。第1の電極層35は、いわゆる透明電極層であり、例えばITO等によって形成されている。また、第1の電極層35は、面内方向に対して所定の間隔をあけて配列された複数の透明電極部35aを含む。したがって、第1の電極層35は、直線状の複数の透明電極部35aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。なお、第1の電極層35はアノードである。
第1の有機EL層36は、図示しないが、第1の電極層35の上に、正孔輸送層側から電子輸送層側までの各構成層の順に積層されて形成されている。また、第1の有機EL層36は、面内方向に対して所定の間隔をあけて配列されると共に複数の透明電極部35aにそれぞれ積層された複数の有機部36aを含む。したがって、第1の有機EL層36は、直線状の複数の有機部36aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。
また、第3の実施形態における第2の有機EL層18は、反射電極部17a上に、電子輸送層側から正孔輸送層側までの各構成層が、第1及び第2の実施形態と同様に、第1の有機EL層36とは逆の順序で積層されて形成されている。
(第3の実施形態の製造工程)
第3の実施形態の製造工程は、第1の電極層35を形成する工程、第1の有機EL層36を形成する工程が、第1の実施形態の製造工程と異なる。
第1の電極層35を形成する工程では、ガラス基板11の表面上に、光透過性を有する第1の電極層35を、例えば、ITOを用いたスパッタリング法によって厚さ150nm程度に成膜する。このとき、第1の電極層35を、後工程で形成する第2の電極層17と同様に、例えば、幅150μm程度、ピッチ1000μm程度のストライプパターン状に形成する。
第1の電極層35は、第2の電極層17と同様に有機ELパネル3の透過率を定めるものであり、本実施形態では、一例として透過率が85%に設定されている。つまり、有機EL素子32の、積層方向に直交する方向における全面積に対して、複数の光透過部20が占める全領域が85%に設定されている。
第1の有機EL層36を形成する工程は、第1の電極層35の上に、正孔輸送層側から電子輸送層側までの各構成層を積層し、第1の実施形態における第1の有機EL層16を形成する工程と同一の順序で行われる。このとき、第1の有機EL層36を、後工程で形成する第2の電極層17と同様に、例えば、幅150μm程度、ピッチ400μm程度のストライプパターン状に形成する。そして、第2の電極層17を形成する工程以降は、第1の実施形態の製造工程と同様に行われる。
(第3の実施形態における光の振る舞い)
第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1の有機EL層36が発する光が表面A側から出射され、第2の有機EL層18が発する光が裏面B側から出射される。したがって、第1及び第2の有機EL層36,18が光をそれぞれ発する点灯時は、表面Aと裏面Bの両面が発光する。また、有機ELパネル3においても、制御回路10によって第1及び第2の有機EL層36,18を制御することで、第1の有機EL層36と第2の有機EL層18とのいずれか一方のみが選択的に点灯される。
また、第3の実施形態においても、光透過部20を通して、第1及び第2の有機EL層36,18の一方が発した光で照らされた対象物を視認できる。また、消灯時に、光透過部20を通して、一方の面側から他方の面側を視認できる。
(第3の実施形態の効果)
第3の実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様に、両面発光型の有機ELパネル3において、表面A側と裏面B側の一方の面側が発光する点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる。したがって、第3の実施形態においても、一方の面側の点灯時における透過性と、表面A側の照明光と裏面B側の照明光とを組み合わせた多様な照明光を実現することが可能になる。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に係る有機ELパネルを模式的に示す断面図である。第4の実施形態は、第1の電極層15が第1の実施形態と同様にガラス基板11における第1の電極層15の形成領域全体にわたって形成されると共に、第4の電極層を更に有する点が、第3の実施形態と異なる。
図5に示すように、第4の実施形態の有機ELパネル4の有機EL素子42は、第1の電極層15と、第1の有機EL層36と、第2の電極層17と、第4の電極層47と、第2の有機EL層18と、第3の電極層19と、を有する。そして、第4の実施形態における有機EL素子42では、第2の電極層17と第2の有機EL層18との間に第4の電極層47が配置されている。
第4の電極層47は、第2の電極層17と同様に、光反射性を有する材料、例えば、アルミニウムや銀、またはこれらの少なくとも一方を含む材料によって形成されており、第2の電極層17の上に積層されている。第4の電極層47は、積層方向に直交する面内方向に対して所定の間隔をあけて配列されると共に各反射電極部17aの上に積層された複数の反射電極部47aを含む。したがって、第4の電極層47は、直線状の複数の反射電極部47aが間隔をあけて配列されることで、ストライプ状に形成されている。なお、第4の電極層47は、アノードである。このため、第4の実施形態では、第3の電極層19がカソードとなる。
また、第4の実施形態における有機EL素子42は、第2の有機EL層18の有機部18aが、第4の電極層47の反射電極部47aの上に積層されている。また、有機EL素子42では、アノードである第4の電極層47を有するので、第2の有機EL層18が第4の電極層47の上に、正孔輸送層側から電子輸送層側までの順序で積層されて形成されている。すなわち、第4の電極層47の上に第2の有機EL層18の各構成層を積層する順序が、第1の有機EL層36の各構成層を積層する順序と同一になっている。
(第4の実施形態の製造工程)
第4の実施形態の製造工程は、第1の電極層15を第1の実施形態と同様に形成する工程を有しており、第3の実施形態において、第2の電極層17を形成する工程と、第2の有機EL層18を形成する工程との間に、第4の電極層47を形成する工程が追加されている。第4の電極層47を形成する工程は、第2の電極層17を形成する工程と同様に行われる。また、第2の有機EL層18を形成する工程は、第4の電極層47の上に、正孔輸送層側から電子輸送層側までの各構成層を積層し、第1の実施形態における第2の有機EL層18を形成する工程とは逆の順序で行われる。
(第4の実施形態における光の振る舞い)
第4の実施形態においても、第1ないし第3の実施形態と同様に、第1の有機EL層36が発する光が表面A側から出射され、第2の有機EL層18が発する光が裏面B側から出射される。したがって、第1及び第2の有機EL層36,18が光をそれぞれ発する点灯時は、表面Aと裏面Bの両面が発光する。また、有機ELパネル4においても、制御回路10によって第1及び第2の有機EL層36,18を制御することで、第1の有機EL層36と第2の有機EL層18とのいずれか一方のみが選択的に点灯される。
また、第4の実施形態においても、光透過部20を通して、第1及び第2の有機EL層36,18の一方が発した光で照らされた対象物を視認できる。また、消灯時に、光透過部20を通して、一方の面側から他方の面側を視認できる。
(第4の実施形態の効果)
第4の実施形態においても、第1ないし第3の実施形態と同様に、両面発光型の有機ELパネル4において、表面A側と裏面B側の一方の面側が発光する点灯時に他方の面側から一方の面側を透かして見ることができる。したがって、第4の実施形態においても、一方の面側の点灯時における透過性と、表面A側の照明光と裏面B側の照明光とを組み合わせた多様な照明光を実現することが可能になる。
また、第4の実施形態によれば、第4の電極層47を有することで、第3の電極層19をカソードとすることが可能になる。このため、第2の有機EL層18における正孔輸送層側から電子輸送層側までの各構成層を積層する順序を、第1の有機EL層36の正孔輸送層側から電子輸送層側までの各構成層を積層する順序と同一にすることができるので、製造工程の簡素化につながる。
なお、第4の電極層47を有する構成は、第4の実施形態に限定されるものではなく、第1ないし第3の実施形態に適用されてもよい。例えば、第1の実施形態における第2の電極層17と第2の有機EL層18との間に第4の電極層が配置される構成によれば、第3の電極層19をカソードとすることが可能になり、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1、第3及び第2の実施形態において、ストライプ状に形成された各構成層の間隙(各反射電極部17aの間に対応する領域)には、各電極層間で短絡が生じることを防ぐために、光透過性を有する絶縁材が設けられる構成が望ましい。
また、第1ないし第4の実施形態において、第2の電極層17の各反射電極部17aの幅やピッチが、ガラス基板11の面内方向において変化するように構成されてもよい。この構成によれば、ガラス基板11の面内方向において、表面A及び裏面Bから出射する光量を変化させることが可能になり、照明の用途を更に広げることが可能になる。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することを意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、本発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 有機エレクトロルミネッセンスパネル
11 ガラス基板
12 有機エレクトロルミネッセンス素子
13 封止ガラス
14 接着材
15 第1の電極層
16 第1の有機エレクトロルミネッセンス層
17 第2の電極層
18 第2の有機エレクトロルミネッセンス層
19 第3の電極層
20 光透過部

Claims (8)

  1. 光透過性を有する基板と;
    前記基板の上に積層された、光透過性を有する第1の電極層と;
    前記第1の電極層の上に積層された第1の有機エレクトロルミネッセンス層と;
    前記第1の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層され、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部を含む第2の電極層と;
    前記複数の反射電極部の上に積層された第2の有機エレクトロルミネッセンス層と;
    前記第2の有機エレクトロルミネッセンス層の上に積層された光透過性を有する第3の電極層と;
    を具備する、有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  2. 前記第2の有機エレクトロルミネッセンス層は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に前記複数の反射電極部の上に積層された複数の有機部を含み、
    前記第3の電極層は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に前記複数の有機部の上に積層された複数の透明電極部を含む、請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  3. 前記第1の電極層は、面内方向に対して間隔をあけて配列されて前記基板の上に積層された複数の透明電極部を含み、
    前記第1の有機エレクトロルミネッセンス層は、面内方向に対して間隔をあけて配列されると共に前記複数の透明電極部の上に積層された複数の有機部を含む、請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  4. 前記第2の電極層と前記第2の有機エレクトロルミネッセンス層との間に積層され、面内方向に対して間隔をあけて配列された光反射性を有する複数の反射電極部を含む第4の電極層を更に具備する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  5. 前記第2の電極層は、前記複数の反射電極部の配列方向において、前記第2の電極層全体の寸法に対する前記複数の反射電極部の幅の総和の比率が、10%以上、90%以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  6. 前記第2の電極層は、前記複数の反射電極部の配列方向において、前記反射電極部の幅が、10μm以上、10mm以下である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  7. 前記第1及び第2の有機エレクトロルミネッセンス層のいずれか一方のみを発光させるように制御する制御部を更に具備する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネルを具備する照明装置。
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