JP2016180261A - ウィンドレギュレータおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】上ワイヤおよび下ワイヤをスライダに取り付けやすいウィンドレギュレータの製造方法を提供する。
【解決手段】ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、一端がスライダに取り付けられ、他端が駆動部に取り付けられた上ワイヤおよび下ワイヤと、を有する、ウィンドレギュレータの製造方法であって、上ワイヤおよび下ワイヤの一端をスライダに取り付ける取付工程と、スライダのワイヤ巻き取り部を回転させて上ワイヤおよび下ワイヤに張力を与える、ウィンドレギュレータの製造方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウィンドレギュレータおよびその製造方法に関する。
特許文献1などに、車両に搭載されるウィンドレギュレータが知られている。ウィンドレギュレータは、上下方向に延びるガイドレールと、ガイドレールにガイドされかつ窓ガラスが固定されるスライダを備えている。スライダをガイドレールに沿って移動させることにより、窓ガラスが昇降される。
このようなウィンドレギュレータにおいて、スライダは、上ワイヤと下ワイヤに接続されている。上ワイヤに張力を加えることでスライダを上方へ移動させ、下ワイヤに張力を加えることでスライダを下方へ移動可能とされている。
特開2013−217027号公報
ところで、ウィンドレギュレータの製造工程において、たるまないように上ワイヤおよび下ワイヤをスライダに取り付けるために、上ワイヤおよび下ワイヤに大きな張力を付与しながら取り付け作業をする必要があり、この作業が大きな負担になっていた。
そこで本発明は、上ワイヤおよび下ワイヤをスライダに取り付けやすいウィンドレギュレータおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るウィンドレギュレータの製造方法は、
車両のドアに取り付けられ、窓ガラスを昇降させるウィンドレギュレータの製造方法であって、前記ウィンドレギュレータは、
車両の上下方向に延びるガイドレールと、
窓ガラスが取り付けられ、前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
ワイヤを繰り出しおよび引き込み可能な駆動部と、を有し、
前記ワイヤは、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた上ワイヤと、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた下ワイヤと、を有し、
前記スライダは、
前記上ワイヤの一端が取り付けられる第一取付部と、
前記下ワイヤの一端が取り付けられる第二取付部と、
前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方を巻き取るワイヤ巻き取り部と、を有する、前記ウィンドレギュレータの製造方法は、
前記上ワイヤの他端を前記駆動部に取り付け、前記上ワイヤの一端を前記第一取付部に取り付ける、上ワイヤ取付工程と、
前記下ワイヤの他端を前記駆動部に取り付け、前記下ワイヤの一端を前記第二取付部に取り付ける、下ワイヤ取付工程と、
前記上ワイヤ取付工程および前記下ワイヤ取付工程の後に、前記ワイヤ巻き取り部を回転させて前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方を巻き取って前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方に張力を与える、張力付与工程と、を有する。
上記のウィンドレギュレータの製造方法において、ワイヤ巻き取り部を回転させるだけで、簡単に上ワイヤおよび下ワイヤの少なくとも一方に張力を付与できる。
上記のウィンドレギュレータの製造方法において、
前記張力付与工程の後に、前記スライダを前記ガイドレールに取り付ける工程を有し、
前記スライダを、前記スライダが前記ガイドレールに取り付けられる取付姿勢に対して傾けた状態で、前記上ワイヤ取付工程および前記下ワイヤ取付工程を行い、
前記スライダを前記取付姿勢となるように回転させて、前記張力付与工程を行ってもよい。
上記のウィンドレギュレータの製造方法によれば、スライダという大きな部材に力を作用させて回転させるので、張力付与工程において大きな力が必要にならない。このため、張力付与工程が大きな負担にならない。
本発明に係るウィンドレギュレータは、
車両のドアに取り付けられ、窓ガラスを昇降させるウィンドレギュレータにおいて、 車両の上下方向に延びるガイドレールと、
窓ガラスが取り付けられ前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
ワイヤを繰り出し及び引き込み可能な駆動部と、を有し
前記ワイヤは、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた上ワイヤと、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた下ワイヤと、を有し、
前記スライダは、
前記上ワイヤの一端が取り付けられる第一取付部と、
前記下ワイヤの一端が取り付けられる第二取付部と、
前記上ワイヤおよび前記下ワイヤを巻き取って前記上ワイヤおよび前記下ワイヤに張力を付与するワイヤ巻き取り部を有する。
上記構成のウィンドレギュレータにおいて、
前記スライダは、前記ガイドレールに案内されるガイド部を備えた本体部を有し、
前記ワイヤ巻き取り部は、前記本体部に固定されていてもよい。
上記構成のウィンドレギュレータによれば、スライダという大きな部材に力を作用させて回転させることができるので、上ワイヤおよび下ワイヤに張力を付与するときに大きな力が必要にならない。
上記構成のウィンドレギュレータにおいて、
前記ワイヤ巻き取り部の前記上ワイヤおよび前記下ワイヤが接触する面は、円弧状の面であってもよい。
ワイヤ巻き取り部に接触する上ワイヤおよび下ワイヤに応力が集中する箇所が生じないので、断線しにくい。また、ワイヤ巻き取り部を回転させるときに他の部材と干渉しにくい。
上記本発明によれば、上ワイヤおよび下ワイヤをスライダに取り付けやすいウィンドレギュレータおよびその製造方法が提供される。
本発明の実施形態に係るウィンドレギュレータの斜視図である。 図1におけるII矢視図である。 ウィンドレギュレータの製造方法の一工程を示す模式図である。 ウィンドレギュレータの製造方法の一工程を示す模式図である。 本発明の変形例に係るウィンドレギュレータの製造方法の一工程を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係るウィンドレギュレータ1を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るウィンドレギュレータ1の正面図である。ウィンドレギュレータ1は、車両に搭載され、窓ガラスを昇降させる装置である。図2は、図1のII矢視図である。
図1および図2に示すように、ウィンドレギュレータ1は、ガイドレール10と、スライダ20と、車両に取り付けられるアクチュエータ5(駆動部の一例)を備えている。
ガイドレール10は、上下方向に延びる長尺部材である。ガイドレール10の上部に上プーリ6が設けられている。ガイドレール10の下部に下プーリ7が設けられている。ガイドレール10には、取付ブラケット4が設けられている。取付ブラケット4を介して、ガイドレール10は車体に取り付けられる。
スライダ20は、ガイドレール10に移動可能に取り付けられている。スライダ20は、窓ガラスを支持可能とされている。スライダ20は、ガイドレール10にガイドされ、ガイドレール10に沿って摺動可能とされている。
スライダ20は、上ワイヤ8および下ワイヤ9を介してアクチュエータ5に接続されている。上ワイヤ8の一端がスライダ20に取り付けられ、他端がアクチュエータ5に取り付けられている。上ワイヤ8は、上プーリ6に架け渡されている。下ワイヤ9の一端がスライダ20に取り付けられ、他端がアクチュエータ5に取り付けられている。下ワイヤ9は下プーリ7に架け渡されている。
上述のように構成されたウィンドレギュレータ1は、以下のようにして動作する。アクチュエータ5を駆動させて上ワイヤ8に張力を与えると、スライダ20がガイドレール10に沿って上方に移動し、窓ガラスが上昇する。アクチュエータ5を駆動させて下ワイヤ9に張力を与えると、スライダ20がガイドレール10に沿って下方に移動し、窓ガラスが下降する。
図2に示すように、スライダ20は、ガイドレール10に案内されるガイド部21を備えた本体部22を有している。スライダ20は、ガイドレール10に対向する面に、ガイド部21を備えている。ガイド部21は、ガイドレール10の縁部に対応する断面形状の溝部を有している(図4参照)。ガイド部21により、スライダ20はガイドレール10に沿って摺動する。本実施形態では、車両の前後方向についてガイドレール10の上下方向に互いに離間した位置に二つのガイド部21が設けられている。なお、このガイド部21によりスライダ20はガイドレール10に対して片持ち支持され、スライダ20はガイドレール10に対して一方向から組み付けることができる(図4参照)。
図1に戻り、スライダ20のガイドレール10と反対側の面には、巻き取り部23(ワイヤ巻き取り部の一例)と、第一取付部24と、第二取付部25とが設けられている。巻き取り部23は、本体部22に回転不能に固定されている。巻き取り部23には、上ワイヤ8および下ワイヤ9が巻き付けられている。第一取付部24には、上ワイヤ8の一端が取り付けられている。第二取付部25には、下ワイヤ9の一端が取り付けられている。
巻き取り部23の後方に第一取付部24が設けられている。巻き取り部23の前方に第二取付部25が設けられている。巻き取り部23は、略楕円柱形状など、側面視において円弧状の面を有していることが好ましい。本実施形態において、側面視で、略楕円柱状の中心について、第一取付部24と第二取付部25は回転対称に設けられている。
上ワイヤ8と下ワイヤ9は、巻き取り部23に同一周方向に巻回されている。上ワイヤ8は、第一取付部24に取り付けられた一端からアクチュエータ5に取り付けられた他端に向けて、巻き取り部23に時計回りに巻回されている。下ワイヤ9は、第二取付部25に取り付けられた一端からアクチュエータ5に取り付けられた他端に向けて、巻き取り部23に時計回りに巻回されている。
<製造方法>
次に、図3および図4を用いて上記のように構成されるウィンドレギュレータ1の製造方法を説明する。図3および図4は、それぞれウィンドレギュレータ1の製造方法の一工程を示す模式図である。図3は組み立て途中のウィンドレギュレータ1の側面図であり、(a)は上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を与える前の状態、(b)は上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を与えた後の状態を示す。図4は、図2におけるIV−IV断面におけるガイドレール10およびスライダ20を示す図であり、(a)はガイドレール10にスライダ20を取り付ける前の状態、(b)はガイドレール10にスライダ20を取り付けた後の状態を示す。
まず、ガイドレール10に上プーリ6、下プーリ7を取り付ける。
次に、スライダ20を、図3の(a)に示す側面視で、本来の取付姿勢に対して傾いた状態でガイドレール10上に配置する。図示の状態では、スライダ20は本来の取付姿勢に対して時計回りに90°回転した姿勢とされている。本来と取付姿勢とは、図1に示した姿勢であり、この姿勢においてはスライダ20の上下のガイド部21の配列方向とガイドレール10の長手方向とが一致する。なお、図示の例では、スライダ20は本来の取付姿勢に対して時計回りに90°回転した姿勢でスライダ20をガイドレール10上に配置したが、本発明は、本来の取付姿勢に対して反時計回りに70°傾けた状態でスライダ20をガイドレール上に取り付けたりしてもよく、傾ける方向や回転角度は限定されないことは言うまでもない。
この状態で、上ワイヤ8の他端をアクチュエータ5に取り付け、上プーリ6に架け渡し、一端を第一取付部24に取り付ける。この状態では、上ワイヤ8をたるませた状態で、上ワイヤ8の一端を第一取付部24に取り付ける。また、下ワイヤ9の他端をアクチュエータ5に取り付け、下プーリ7に架け渡し、一端を第一取付部24に取り付ける。この状態では、下ワイヤ9をたるませた状態で、下ワイヤ9の一端を第二取付部25に取り付ける。この工程においては、スライダ20はまだガイドレール10に取り付けられていない。
この工程において、上ワイヤ8が第一取付部24と上プーリ6との間で巻き取り部23に接触可能なように、上ワイヤ8を配線する。同様に、下ワイヤ9が第二取付部25と下プーリ7との間で巻き取り部23に接触可能なように、下ワイヤ9を配線する。
次に、スライダ20ごと巻き取り部23をガイドレール10に対して回転させ、巻き取り部23でたるんだ状態の上ワイヤ8および下ワイヤ9の一部を巻き取りながら、上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を与える。以下に、詳細に説明する。本実施形態では、スライダ20をガイドレール10に対して反時計回りに90°回転させる。
図3の(a)から(b)の状態までスライダ20をガイドレール10に対して回転させると、上プーリ6から巻き取り部23を経た第一取付部24までの上ワイヤ8の経路が長くなる。具体的には、図3の(a)に示した状態では該経路は略直線状であるのに対して、図3の(b)に示した状態では該経路は巻き取り部23の下端が第一取付部24より下方に突出した屈曲形状となる。このため、上ワイヤ8の該経路が長くなる。
このように経路長が長くなる結果、たるんだ状態の上ワイヤ8の一部が巻き取り部23に巻き取られ、上ワイヤ8は巻き取り部23の下端により下方に引っ張られ、上ワイヤ8に張力が付与される。
同様に、図3の(a)から(b)の状態までスライダ20をガイドレール10に対して回転させると、下プーリ7から巻き取り部23を経た第二取付部25までの下ワイヤ9の経路長が長くなる。具体的には、図3の(a)に示した状態では該経路は略直線状であるのに対して、図3の(b)に示した状態では該経路は巻き取り部23の上端が第二取付部25より上方に突出した屈曲形状となる。このため、下ワイヤ9の該経路が長くなる。
このように経路長が長くなる結果、たるんだ状態の下ワイヤ9の一部が巻き取り部23に巻き取られ、下ワイヤ9は巻き取り部23の上端により上方に引っ張られ、下ワイヤ9に張力が付与される。
次に、スライダ20をガイドレール10に取り付ける。図4に示すように、ガイド部21の溝にガイドレール10の前縁11を挿入し(図4の(a))、スライダ20を上下方向に延びる回転軸回りに回転させながらガイドレール10に嵌め込む(図4の(b))。
以上の工程により、スライダ20がガイドレール10に取り付けられ、ウィンドレギュレータ1が完成する。
(効果)
図3の(a)に示した工程のように、たるんだ状態で上ワイヤ8をアクチュエータおよび第一取付部24に取り付け、たるんだ状態で下ワイヤ9をアクチュエータおよび第二取付部25に取り付ける作業は、張力を与えながら上ワイヤ8および下ワイヤ9を取り付ける作業と比べて簡単である。しかも、図3の(a)から(b)に示すように、上ワイヤ8および下ワイヤ9を巻き取り部23で巻き取ってそのたるみを除去するように巻き取り部23を回転させるだけで上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を付与できるので、上ワイヤ8および下ワイヤ9に簡単に張力を与えることができる。
特に本実施形態においては、巻き取り部23を回転させて巻き取り部23に上ワイヤ8および下ワイヤ9を巻き取ることにより、上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を付与できるので、張力付与工程が簡単である。
また、本実施形態に係るウィンドレギュレータ1の製造方法によれば、張力付与工程後にスライダ20をガイドレール10に取り付ける工程を有し、スライダ20を、スライダ20がガイドレール10に取り付けられる取付姿勢に対して傾けた状態で、上ワイヤ取付工程および下ワイヤ取付工程を行う、スライダ20を取付姿勢となるように回転させて張力付与工程を行う。
スライダ20という大きな部材に力を作用させて回転させるので、張力付与工程において大きな力が必要にならない。このため、張力付与工程が大きな負担にならない。また、必要な張力を付与した状態でスライダ20がガイドレール10に取り付けられるため、上ワイヤ8および下ワイヤ9に付与した張力を維持したまま、簡単に、スライダ20をガイドレール10に取り付けられる。
また、本実施形態に係るウィンドレギュレータ1において、巻き取り部23の上ワイヤ8および下ワイヤ9が巻回される面は円弧状である。このため、巻き取り部23に巻き付けられた上ワイヤ8および下ワイヤ9に応力が集中する箇所が生じにくく、断線しにくい。また、巻き取り部23を回転させるときに巻き取り部23が他の部材と干渉しにくい。
なお、上述の実施形態では、巻き取り部23がスライダ20の本体部22に回転不能に固定されており、巻き取り部23をスライダ20ごと回転させて上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を付与する工程を説明したが、本発明はこれに限られない。
例えば、巻き取り部23をスライダ20の本体部22に回転可能に取り付けておいてもよい。この場合、スライダ20をガイドレール10に取り付けた後で、上ワイヤ8および下ワイヤ9をたるんだ状態でアクチュエータ5およびスライダ20に取り付け、スライダ20の本体部22に対して巻き取り部23を回転させることにより上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を付与してもよい。
また、上述の実施形態では、ワイヤ巻き取り部の一例として、上ワイヤ8および下ワイヤ9を巻き取る巻き取り部23を説明したが、本発明はこれに限られない。
図5は、本発明の変形例に係るウィンドレギュレータの製造方法における張力付与工程を説明する模式図である。図5に示すように、本変形例のスライダ20Aは、楕円状のワイヤ巻き取り部23Aを備えている。このワイヤ巻き取り部23Aは、スライダ20Aの本体部22Aに固定されている。
図5の(a)に示すように、スライダ20Aをガイドレール10に取り付ける前の状態においては、楕円状のワイヤ巻き取り部23Aの長軸は上下方向に延びている。この状態においては、上ワイヤ8および下ワイヤ9はたるんだ状態で、上下方向に延びており、ワイヤ巻き取り部23Aに接触していない。
上ワイヤ8を第一取付部24Aおよびアクチュエータ5に取り付け、下ワイヤ9を第二取付部25Aおよびアクチュエータ5に取り付ける。その後、図5の(b)に示すように、スライダ20Aを取付姿勢となるように回転させ、ワイヤ巻き取り部23Aの長軸が左右方向に延びる姿勢とする。すると、ワイヤ巻き取り部23Aの長軸方向の両端部が上ワイヤ8および下ワイヤ9に接触する。
これにより、上ワイヤ8は、ワイヤ巻き取り部23Aに巻かれて上プーリ6から第一取付部24Aの間で右方に凸となるように屈曲する。下ワイヤ9は、ワイヤ巻き取り部23Aに巻かれて下プーリ7から第二取付部25Aの間で左方に凸となるように屈曲する。このように、第一取付部24Aから上プーリ6までの経路長、および、第二取付部25Aから下プーリ7までの経路長が長くなる結果、上ワイヤ8および下ワイヤ9のたるみが除去され、それぞれに張力が付与される。
このように、ワイヤ巻き取り部23Aを回転させてワイヤ巻き取り部23Aによって上ワイヤ8および下ワイヤ9を巻き取り、たるみを除去することにより、上ワイヤ8および下ワイヤ9に張力を付与してもよい。
なお、上述の実施形態では、上ワイヤ8および下ワイヤ9の両方に張力を付与する例を説明したが、上ワイヤ8および下ワイヤ9の少なくとも一方に張力を付与する構成としてもよい。
1 ウィンドレギュレータ
4 取付ブラケット
5 アクチュエータ
6 上プーリ
7 下プーリ
8 上ワイヤ
9 下ワイヤ
10 ガイドレール
11 前縁
20 スライダ
21 ガイド部
22 本体部
23 巻き取り部
24 第一取付部
25 第二取付部

Claims (5)

  1. 車両のドアに取り付けられ、窓ガラスを昇降させるウィンドレギュレータの製造方法であって、前記ウィンドレギュレータは、
    車両の上下方向に延びるガイドレールと、
    窓ガラスが取り付けられ、前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    ワイヤを繰り出しおよび引き込み可能な駆動部と、を有し、
    前記ワイヤは、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた上ワイヤと、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた下ワイヤと、を有し、
    前記スライダは、
    前記上ワイヤの一端が取り付けられる第一取付部と、
    前記下ワイヤの一端が取り付けられる第二取付部と、
    前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方を巻き取るワイヤ巻き取り部と、を有する、前記ウィンドレギュレータの製造方法は、
    前記上ワイヤの他端を前記駆動部に取り付け、前記上ワイヤの一端を前記第一取付部に取り付ける、上ワイヤ取付工程と、
    前記下ワイヤの他端を前記駆動部に取り付け、前記下ワイヤの一端を前記第二取付部に取り付ける、下ワイヤ取付工程と、
    前記上ワイヤ取付工程および前記下ワイヤ取付工程の後に、前記ワイヤ巻き取り部を回転させて、前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方を巻き取って前記上ワイヤおよび前記下ワイヤの少なくとも一方に張力を与える、張力付与工程と、を有するウィンドレギュレータの製造方法。
  2. 前記張力付与工程の後に、前記スライダを前記ガイドレールに取り付ける工程を有し、
    前記スライダを、前記スライダが前記ガイドレールに取り付けられる取付姿勢に対して傾けた状態で、前記上ワイヤ取付工程および前記下ワイヤ取付工程を行い、
    前記スライダを前記取付姿勢となるように回転させて、前記張力付与工程を行う、請求項1に記載のウィンドレギュレータの製造方法。
  3. 車両のドアに取り付けられ、窓ガラスを昇降させるウィンドレギュレータにおいて、
    車両の上下方向に延びるガイドレールと、
    窓ガラスが取り付けられ、前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    ワイヤを繰り出しおよび引き込み可能な駆動部と、を有し、
    前記ワイヤは、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた上ワイヤと、一端が前記スライダに取り付けられ、他端が前記駆動部に取り付けられた下ワイヤと、を有し、
    前記スライダは、
    前記上ワイヤの一端が取り付けられる第一取付部と、
    前記下ワイヤの一端が取り付けられる第二取付部と、
    前記上ワイヤおよび前記下ワイヤを巻き取って前記上ワイヤおよび前記下ワイヤに張力を付与するワイヤ巻き取り部を有する、ウィンドレギュレータ。
  4. 前記スライダは、前記ガイドレールに案内されるガイド部を備えた本体部を有し、
    前記ワイヤ巻き取り部は、前記本体部に固定されている、請求項3に記載のウィンドレギュレータ。
  5. 前記ワイヤ巻き取り部の前記上ワイヤおよび前記下ワイヤが接触する面は円弧状である、請求項3または4に記載のウィンドレギュレータ。
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