JP2007239435A - ウインドレギュレータ、それに用いられる駆動装置およびキャリアプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアパネルへの取り付けが容易なケーブル式ウインドレギュレータ、それに用いられる駆動装置およびキャリアプレートを提供する。
【解決手段】ドアDのドアパネルPに取り付けられるものであり、4つのプーリ11と、そのプーリに配索されるインナーケーブル12と、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラス14を支持するキャリアプレート13と、インナーケーブルを前後に駆動する駆動装置15とからなるウインドレギュレータ10。このウインドレギュレータには、キャリアプレートの移動軌跡を支持するガイド部材が用いられておらず、ドアDの窓ガラスランRによって窓ガラス14がガイドされている。このウインドレギュレータ10はプーリ10と駆動装置15のみがドアパネルPに固定される。
【選択図】図1

Description

本発明はケーブル式のウインドレギュレータ、それに用いられる駆動装置およびキャリアプレートに関する。
従来、自動車の窓ガラスを上下に駆動する装置としてウインドレギュレータが知られている。このウインドレギュレータとしては、ケーブルガイドによって閉ループ状に配索されたケーブルを駆動するケーブル式ウインドレギュレータと、リンクを用いたXアーム式ウインドレギュレータがある。
ケーブル式のウインドレギュレータは、Xアーム式のウインドレギュレータに比べて軽量に、そして低コストで製造することができる。しかし、その反面、ケーブルをガイドするケーブルガイドを固定して始めてウインドレギュレータとしての形状をなすため、それぞれの部品の管理および組み立てが煩雑になる。
また、閉ループ状に配索されるケーブルには張力を持たせる必要があり、その設置が困難である。
本発明は、ドアパネルへの取り付けが容易なケーブル式ウインドレギュレータ、それに用いられる駆動装置およびキャリアプレートを提供することを目的としている。
本発明のウインドレギュレータは、上下に備え付けられるケーブルガイドと、それらのケーブルガイドの間に配索されるインナーケーブルと、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラスランによってガイドされる窓ガラスを支持するキャリアプレートと、インナーケーブルを駆動する駆動装置とからなることを特徴としている。
このようなウインドレギュレータであって、前記ケーブルガイドが四角形状に4つ配置され、前記インナーケーブルが上下のケーブルガイドを直接連結するように8字状に配索され、前記キャリアプレートをガイドする部材を備えていないものが好ましい。さらに、前記ケーブルガイドの軸および駆動装置のみがドアパネルに固定されるものが好ましい。また、インナーケーブルに合成樹脂製のコートが施されていてもよい。
さらに本発明のウインドレギュレータは、上2つのケーブルガイドをドアパネルに取り付ける状態の位置関係に固定する連結プレートを備えていても良い。この場合、前記連結プレートが、下方にある2つのケーブルガイドを着脱自在に仮固定するケーブルガイド仮置部を備えた、および/または、前記連結プレートが、ケーブル駆動装置を着脱自在に仮固定する駆動装置仮置部を備えたものが好ましい。
本発明の駆動装置は、駆動部を備えたモータユニットと、駆動部と連結する作動部を備えたインナーケーブルの巻き取り・送り出しを行うドラムユニットとからなり、前記ドラムユニットがインナーケーブルの張力を調整する手段を備えたことを特徴としている。
このような駆動装置であって、前記ドラムユニットが、下端に嵌合穴が形成され、上面に上向きラチェットが形成された円柱状のドラム本体と、そのドラム本体の上面と当接するように配置される下面に下向きラチェットが形成されたラチェットプレートと、そのラチェットプレートの上面に配置される波ワッシャと、それらを覆うハウジングとを備えており、前記駆動軸を嵌合穴に波ワッシャを潰さないように連結し、回転することによりインナーケーブルの張力を調整することができ、前記駆動軸を嵌合穴に波ワッシャを潰すようにして連結することにより、インナーケーブルを前後に駆動するものが好ましい。
また、本発明の駆動装置であって、前記ドラムユニットが、扇状のドラム片に分割されると共に、その中心孔に治具を挿入することにより径の拡大・縮小可能に設けられるドラム本体を備えたものであってもよい。さらに、前記モータユニットがドラムユニットに対し、駆動軸の軸方向に取り付けられるように構成されているものが好ましい。
本発明の駆動装置の第2の態様は、モータユニットと、そのモータユニットと連結するインナーケーブルの巻き取り・送り出しを行うドラムユニットとからなり、前記ドラムユニットは、円柱状のドラム本体と、それを覆うハウジングと、そのハウジングに取り付けられるケーブルの伸びを調整するケーブル張力調整具とを備え、前記ケーブル張力調整具は、両端が反対方向に向くように延びているバネ本体と、その先端に取り付けられたケーブル溝を備えたガイドとを備えていることを特徴としている。
本発明のキャリアプレートは、第1ケーブル係止部と、第2ケーブル係止部とを備えており、窓ガラスが固定される前に傾いて配置され、正位置に回転させて窓ガラスに固定してインナーケーブルの張力を調整することができることを特徴としている。
本発明のキャリアプレートの第2の態様は、前記窓ガラスランと摺動する突起を備えていることを特徴としている。
本発明のウインドレギュレータは、上下に備え付けられるケーブルガイドと、それらのケーブルガイドの間に配索されるインナーケーブルと、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラスランによってガイドされる窓ガラスを支持するキャリアプレートと、インナーケーブルを駆動する駆動装置とからなるため、安定して窓ガラスを昇降させることができる。
このようなウインドレギュレータであって、前記ケーブルガイドが四角形状に4つ配置され、前記インナーケーブルが上下のケーブルガイドを直接連結するように8字状に配索され、前記キャリアプレートをガイドする部材を備えていない場合、必要最小限の部品で軽量化が図れ、かつ、窓ガラスランによって窓ガラスが支持されているため、安定にその昇降ができる。さらに、前記ケーブルガイドの軸および駆動装置のみがドアパネルに固定されるものは、さらに、その軽量化が図れる。また、インナーケーブルに合成樹脂製のコートが施されている場合、他の物品との衝突等による劣化を防ぐことができ、また、ケーブルにグリース等の塗布しなくてよいため、ケーブルガイド(プーリ)、駆動装置、ドアパネルやドア内部の汚れを防止することができる。さらに作業者にとっても扱いやすい。
また本発明のウインドレギュレータであって、上2つのケーブルガイドを、ドアパネルに取り付ける状態の位置関係に固定する連結プレートを備えている場合、上2つのケーブルガイド間が固定されているため、ドアパネルへの取り付け作業が容易である。そして、この連結プレートは、従来部品全体を一体化させるモジュールプレートと異なり、その軽量化、低コスト化を実現することができる。
この場合、前記連結プレートが、下方にある2つのケーブルガイドを着脱自在に仮固定するケーブルガイド仮置部を備えた、および/または、前記連結プレートが、ケーブル駆動装置を着脱自在に仮固定する駆動装置仮置部を備えた場合、下方にある2つのケーブルガイドおよび/またはケーブル駆動装置を遊ばせることなく輸送することができる。
本発明の駆動装置およびキャリアプレートは、駆動部を備えたモータユニットと、駆動部と連結する作動部を備えたインナーケーブルの巻き取り・送り出しを行うドラムユニットとからなり、前記ドラムユニットがインナーケーブルの張力を調整する手段を備えているため、ウインドレギュレータのケーブルガイド、駆動装置等をドアパネルに固定した後、インナーケーブルの張力を調整することができ、その組み立てが容易である。
本発明の駆動装置の第2の態様は、ケーブル張力調整具が、その両端が反対方向に向くように伸びているバネ本体と、その先端に取り付けられたケーブル溝を備えたガイドとを備えているため、ケーブルを、ガイドを通って、ドラム本体に巻き、そして、ガイドを通ってケーブルガイドに向かうように、そして、バネ本体の両端が鋭角となるようにバネ本体を収縮して配索する。これにより、ケーブル張力が緩んでも、バネ本体がその緩みを吸収し、ケーブル張力を一定に保つことができる。
本発明のキャリアプレートの第2の態様は、キャリアプレートの突起を窓ガラスランに挿入することにより、窓ガラスとキャリアプレートに取り付けるとき、窓ガラスを窓ガラスランに沿って下降させるだけで、窓ガラスの下端をキャリアプレートに当接させることができる。そのため、ウインドレギュレータの組み立てが簡素になる。
図1に示すウインドレギュレータ10は、ドアDのドアパネルPに取り付けられるものであり、4つのプーリ11と、そのプーリに配索されるインナーケーブル12と、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラス14を支持するキャリアプレート13と、インナーケーブルを前後に駆動する駆動装置15とからなる。また、このウインドレギュレータには、キャリアプレートの移動軌跡を支持するガイド部材が用いられておらず、ドアDの窓ガラスランRによって窓ガラス14がガイドされている。さらに、このウインドレギュレータ10はプーリ10と駆動装置15のみがドアパネルPに固定されるものである。
4つのプーリ11は、図2aに示すように、雌ネジが形成された中心孔16aを有する円筒状のプーリシャフト16と、その外周に配置され溝17aを備えた円筒状のプーリ本体17と、プーリシャフトおよびプーリ本体を覆うコ字状のプーリブラケット18と、ドアパネルPを介してプーリシャフトの中心孔16aに挿入される雄ネジが形成されたボルト19とからなる。このプーリシャフト16のボルト取付側の端部には、フランジ16bが形成されており、プーリシャフト16の他端は、プーリブラケット18にか締め付けられている。これによりプーリ本体17は、プーリシャフト16に対し回転自在に、かつ、プーリシャフト16から抜けないように保持される。このプーリ11はドアパネルPに形成された凸部20に取り付けられる。このようにドアパネルPの凸部20にプーリ11を取り付けることにより、プーリ11とケーブル12を介して連結しているキャリアプレート13の上下移動スペースを確保している。また、プーリブラケット18は、プーリ本体17の溝17aからケーブルが抜けることを防止する。
このプーリブラケットの底部18aには、プーリシャフトの中心孔16aと同心の連通孔18bが形成されている。そして、このプーリブラケット18の開口部とドアパネルPの取付孔21とを合わせるようにして、ボルト19をそのプーリブラケットの連通孔18bおよびドアパネルの取付孔21を介して中心孔16aに挿入することにより、プーリ11はドアパネルPに取り付けられる。さらに、プーリブラケット18の開口部の一部にはドアパネルPと係合するツメ18cが形成されており、このツメ18cをドアパネルと係合させることによりボルト19の螺合によるプーリシャフト16の共回りを防止する。
このプーリはポリアセタール(POM)等の合成樹脂製であるが、ステンレススチール、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)等の金属を用いても良い。
キャリアプレート13は、図2bに示すように、基板26と、その基板の表面の中心部に設けられたケーブル係止部27と、基板26の端部に形成された窓ガラス14の下端に固定された窓ガラスホルダー28と連結する窓ガラス係止部29とから構成されている。また、基板26の表裏には、凹部が形成されていてもよい。このようなキャリアプレート13はポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)等の合成樹脂によって形成される。しかし、溶融亜鉛メッキ鋼板(SGCC)、アルミニウム(Al)等の金属製であっても構わない。なお、本実施形態では、ケーブル係止部27に圧縮コイルバネCが設けられており、インナーケーブルの張力調節機能を有している。
図1に戻って、インナーケーブル12は、四角形状に配置された4つのプーリ11のうち、上下のプーリ11を直接連結するように8字状に配索される。このようなインナーケーブルとしては、軽量化および低コスト化のため、コントロールケーブルのアウターケーシングを省いたインナーケーブルが用いられる。また、この場合、ドアパネルへの組み立て時に接触などによる傷を防止するためインナーケーブルに合成樹脂製のコートを設けている。
このようにコートを設けることにより、インナーケーブルの外部品との接触から保護し、また、グリースを省くことができるため、プーリ11、キャリアプレート13、駆動装置15、ドアパネルおよびドア内部品へのグリースの付着を防止することができる。
駆動装置15は、モータを備えたモータユニットと、ドラムを備えたドラムユニットとからなる。また、この駆動装置15は、半径方向に突出した固定部15aを3つ備えており、この固定部15aにおいてモータユニットとドラムユニットとでドアパネルPを挟むようにして固定される。つまりこの駆動装置15のモータは、ウインドレギュレータをドアパネルに取り付けてから別途取り付けることができるように構成されている。これにより、組立時に駆動装置の厚さを小さくしてウインドレギュレータ10をドアのベルトラインB開口から挿入して取り付けることができ、その挿入が容易であり、また、ドアのベルトラインBの開口寸法を最小にすることができる。
このウインドレギュレータ10は、窓ガラスを昇降させるために必要な部品を最小限としているため、取り付けられるドアDの軽量化を促進し、また、ウインドレギュレータの低コスト化を実現する。また、ドアパネルPへの取り付け箇所が上述したケーブルガイドのプーリシャフト16および駆動装置の固定部15aの7箇所とし、取り付け工程の簡素化を可能としている。
図3aに示すウインドレギュレータ10aは、キャリアプレート13aの上下動を支持し、その上下端に上下のプーリ11a、bが取り付けられたガイドレール25を2本備えたものである。このように2本のガイドレール25を備えているため、キャリアプレート13aの上下動が安定し、窓ガラスの上下動が一層安定する。また、ガイドレール25によってプーリ11a、11bが固定されるため、このウインドレギュレータ10aを搬送するときは、両ガイドレール25を固定するだけで、インナーケーブル12の張力を保持した状態で運べ、さらに、ガイドレール25を固定することによって、ウインドレギュレータ10aをドアパネルPに取り付けることができる。他の構成は図1のウインドレギュレータ10と実質的に同じである。
図3bに示すウインドレギュレータ10bは、一方のキャリアプレート13aの上下動を支持し、上下端にプーリ11a、11bが取り付けられた1本のガイドレール25を備えたものである。このものも、窓ガラスの上下動をある程度安定にし、かつ、搬送、取り付けを容易にする。
図4aに示すウインドレギュレータ30aは、上下に配置されたケーブルガイド31と、それらのケーブルガイドの間に配索されるケーブル32と、そのケーブルに固着されているキャリアプレート33と、ケーブルを駆動する駆動装置34とからなる。ケーブルガイド31としては、ドアパネルPに回転自在に取り付けられるプーリ、あるいは、ドアパネルPに固定される円弧状のガイド溝を備えたスライドガイドなどが用いられる。
このものは、ケーブルガイド31を2個備えたものであり、他の構成は図1のウインドレギュレータ10と実質的に同じである。このように2個のケーブルガイドを備えたものは、4個備えたものに比べて安定性は低下するが、軽量化、低コスト化を実現する。
図4bに示すウインドレギュレータ30bは、キャリアプレート33aを支持し、上下端に上下のケーブルガイド31a、31bが固定されたガイドレール36を備えたものである。他の構成は図4aのウインドレギュレータ30と実質的に同じである。
さらに、図4cに示すウインドレギュレータ30cは、ケーブルガイド31aと駆動装置37との間、ケーブルガイド31bと駆動装置37との間のケーブルとして、インナーケーブルおよびそのインナーケーブルを摺動自在に挿入するアウターケーシングからなるコントロールケーブル38を使用したものである。他の構成は図4bのウインドレギュレータ35を実質的に同じである。このようにコントロールケーブル38を使用する場合、インナーケーブルはアウターケーシングによって支持されるため、撓むことがなく、搬送、取り付けが容易になる。このコントロールケーブル38は、図1および図3のウインドレギュレータのケーブルガイド11(プーリ)と駆動装置15との間に使用してもよい。
次に、上述した構造を有するウインドレギュレータの駆動装置をドアパネルに取り付けるときであってケーブルガイド(プーリ)および駆動装置を取り付けた後に、ケーブル張力の調整する手段を説明する。図5および図6はそのケーブル張力の調整手段を備えた駆動装置を説明する。
図5aに示す駆動装置41は、ドラム42と、そのドラムの上面と当接するラチェットプレート43と、そのラチェットプレートの上に設けられた波ワッシャ44と、それらを覆うハウジング45およびカバー46と、ドラムの下端と連結するモータ47とからなる。
ドラム42は、円柱状のものであり、側面に形成されたケーブル溝48と、上面に形成された上向きラチェット49と、下端に形成されたモータ係合部50とからなる。
ラチェットプレート43は、下向きラチェット51がドラムの上向きラチェット49と噛合うようにその下面に形成されている。
波ワッシャ44は、ラチェットプレート43をドラム42に押し付けるように付勢する。
前記駆動装置41に導入される2本のインナーケーブルのうち一方のインナーケーブルはドラム42に巻かれ、その端部はドラムに係止されている。他方のインナーケーブルはドラムに巻かれ、その端部はラチェットプレートに形成されている。
このように構成されているため、図5bに示すようにモータを取り付ける前の状態では、治具53等によりドラムを、ドラムおよびラチェットプレートのラチェット面がずれるように回転させることができる。そして、このようにドラムを回転させることにより、ラチェット面のずれた分だけケーブルをドラムのケーブル溝に巻くことができる。つまり、その巻かれた分だけケーブル張力を大きくすることができる。
また、このケーブル駆動装置41は、モータ47をドラムの下端のモータ係合部50と連結させることにより、ドラムをハウジング方向に押し上げ、波ワッシャを潰し、ラチェット面がずれるスペースがなくなるように構成されている。このため、モータをドラムに連結させることにより、ドラムはケーブルを駆動する。
このような駆動装置41を備えたウインドレギュレータの取り付け方法は、はじめにケーブルガイド(プーリ)およびドラムをドアパネルに取り付ける。その後、ドラム42にモータ47を装着して、ケーブルの張力を高める。
図6に示す分割式のドラムを備えた駆動装置55を使用しても良い。このケーブル駆動装置55は、ドラムユニット56と、モータを備えたモータユニット57とを有する。
ドラムユニット56は、ドラム58と、そのドラムに巻かれたケーブル59と、そのドラムおよびケーブルの外周を覆うようにしてそれらを半径方向内側に付勢するバネ部材60と、それらを覆うドラムハウジング61とを備えている。このドラムハウジング61の下端は、開口しており、後述するドラムの中心孔と連通している。
ドラム58は、扇状にドラム片62に6分割されるものであり、側面に形成されたケーブルが巻かれる溝63と、上下に貫通する中心孔64とを備えており、この中心孔64の内面64aは、上に向かって狭くなるようにテーパ状に形成されている。
モータユニット57は、モータ軸66を備えたモータ67と、そのモータを覆うモータハウジング68と、モータ軸に取り付けられた回転軸69とからなる。
駆動装置55は、モータユニットの回転軸69をドラムユニットの中心孔64に挿入して組み立てることにより、ドラム片62が密に当接した状態(縮径状態)から、ドラム片62を半径方向外側に拡げ、ドラム58全体の径を大きくすることができる。つまり、溝63の巻き径を大きくすることができる(拡径状態)。
そして、このようにドラムが縮径状態から拡径状態に変わると同時に、このドラム58に巻きつけられているグリースがつけられたケーブルは溝63を滑る。つまり、ドラムに巻きつけられるケーブルの長さが増加し、その分だけ配索されているケーブル長を短くすることができる。
このような駆動装置55を備えたウインドレギュレータも、図5の駆動装置と同様に、はじめにケーブルガイドおよびドラムユニット56をドアパネルに取り付け、ドラムユニット56にモータユニット57を装着して、ケーブルの張力を高める。
次にケーブル張力の調整手段を備えたキャリアプレートを説明する。
図7のキャリアプレート70は、基板71と、その基板の表面に設けられた第1ケーブル係止部72と、第2ケーブル係止部73と、基板の端部に形成された窓ガラスの下端に固定される窓ガラスホルダー74と連結する窓ガラス係止部75とから構成されている。この第1ケーブル係止部72と第2ケーブル径止部33との間には距離Xが設けられるように離れて形成されており、かつ、それぞれにケーブル端部を連結したときに、窓ガラス係止部75と窓ガラスの下端(窓ガラスホルダー74)とが平行にならないように構成されている。また第1ケーブル係止部72および第2ケーブル係止部73は、基板の中心部に設けられており、ブロック型であり、その上および下にかけてケーブルを通す溝部76を有しており、中央にはケーブル端部の金具を挿通する挿入孔77を有している。そして、この挿入孔77にケーブル端部の金具を挿入し、その奥に形成されている留具79に止めることでケーブル端部を係止するものである。
このように構成されているため、図7bに示すようにケーブル12をそれぞれ第1ケーブル係止部72および第2ケーブル径止部73に係止すると、想像線に示すようにそのケーブル12の張力によりキャリアプレート70全体は傾き、つまり、窓ガラス下端に固定されている窓ガラスホルダー74を係止する窓ガラス係止部75が傾く。そして、このように傾いたキャリアプレート70を窓ガラス係止部75が窓ガラスの設置位置となるように矢印方向に回転させることにより、距離Xを半径となす円の外周(回転角度分)だけケーブル12が巻き取られるものである。
次にウインドレギュレータのケーブル張力調整方法の他の形態を示す。
図8に示すウインドレギュレータ80のケーブル張力の調整方法は、ドアパネルに移動自在に取り付けられる張力調整プーリ81を用いるものである。このようなウインドレギュレータ80の取り付け方法は、プーリ、駆動装置のドラムユニットをインナーケーブルと共にドアパネルに取り付けた後、この張力調整プーリ81を矢印方向に移動させてインナーケーブルの張力を高める。
図9に示すようにウインドレギュレータ85のプーリ86あるいは駆動装置87に張力調整プーリの作用をもたせてもよい。この場合、プーリ86および/または駆動装置87が移動可能に取り付けられ、これらを移動させることによってインナーケーブルの張力を調整することができる。この場合も各部品をドアパネルに取り付けた後、プーリ86および/または駆動装置87を移動させてインナーケーブルの張力を高める。
次にキャリアプレートの上下動を支持するガイドレールを備えていないウインドレギュレータ(図1、図4a、b参照)の窓ガラスのキャリアプレートの窓ガラスホルダーへの係合を容易にするキャリアプレートを示す。
図10bのキャリアプレート91は、ドアの窓ガラスランRと摺動する突起92を備えたものである。
このように構成されているため、ウインドレギュレータ90を組み立てる場合、図10cに示すようにキャリアプレート91の突起92を窓ガラスランRに挿入して、その上から窓ガラス93をガラスランRに沿って下降させるだけで、窓ガラス93の下端の窓ガラスホルダー94とキャリアプレートの窓ガラス係止部95とを容易に係合することができる。
また、図10dの想像線で示すように、図7のキャリアプレート70にこの突起92aを設けたキャリアプレート91aを用いても良い。この場合、キャリアプレートの突起が上から下に回転するように、そして、キャリアプレートが傾いているときに突起91aの少なくとも一部がガラスランRに挿入されるように設計することにより、窓ガラスをガラスランに沿って下降させるだけで、キャリアプレート91aの窓ガラスホルダー92aと係合させ、かつ、窓ガラスの重みでキャリアプレート91aを回転させてケーブルの張力を高めることができる。
図11に示すウインドレギュレータ100は、ドアDのドアパネルPに取り付けられるものであり、四角形状に配索される4つのケーブルガイド101と、そのケーブルガイドに8の字状に配索されるインナーケーブル102と、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラスを支持するキャリアプレート103と、インナーケーブルを前後に駆動する駆動装置105と、上2つのケーブルガイドをドアパネルPに取り付ける状態の位置関係に固定する連結プレート106とからなる。また、このウインドレギュレータも、図1のウインドレギュレータと同様にキャリアプレートの移動軌跡を支持するガイド部材が用いられておらず、ドアDの窓ガラスランRによって窓ガラスがガイドされている。さらに、このウインドレギュレータ100はケーブルガイド101と駆動装置105のみがドアパネルPに固定される。
ケーブルガイド101は、プーリあるいはスライドガイドいずれであっても構わない。しかし、本実施形態では、図11における上の2つおよび右下のケーブルガイド101がプーリであり、左下のケーブルガイドがスライドガイドである。
上2つのプーリ101aは、図12aに示すように、軸方向下向きに突出した雄ねじ107aを備えた円柱状のプーリシャフト107と、その外周に配置され中心孔108aと溝108bとを備えた円筒状のプーリ本体108と、円筒状のワッシャー109と、ケーブルの抜け止めのためのガイドプレート110とからなる。ガイドプレート110には、プーリの軸方向に突出する爪110aが形成されており、この爪110aを後述する連結プレートに嵌入することにより、サイドプレートの位置決めをする。このプーリ101aは、連結プレート106を介して雄ねじ107aをドアパネルPに嵌入し、裏面のナットと螺合して取り付けられる。
右下のプーリ101bも、図12aのプーリ101aと実質的に同じものである。しかし、ガイドプレート110の下面に凹部108cが2箇所形成されている。
スライドガイド101cは、図12cに示すように、扇状に突出したケーブルの抜け止め用の壁104aを備えた基板104と、軸方向下向きに突出した雄ねじ111aおよびその外周に形成された溝111bを備えているガイド本体111とを備えている。また、基板の下面には、2箇所凹部111cが形成されている。
図13に示すように、連結プレート106は、縦長状のものであり、その両端に上のプーリの雄ねじ107aを挿入することができる連結孔112が形成されている。また、連結孔112の間には、下のプーリ101bおよびスライドガイド101cを挟んで仮止めすることができる仮止部113が形成されている。ここで左右の連結孔112の形成されている距離は、実際にウインドレギュレータをドアパネルに取り付けたときの上プーリ101aの距離となるように構成されている。
この仮止部113は、スライドガイドあるいはプーリの下面を支持する二本の腕部114と、その腕部の間に設けられたスライドガイドあるいはプーリの上面を支持する係合部115とからなる。腕部114には、プーリの凹部108cおよびスライドガイドの凹部110cと係合する突出部114aが設けられている(図13b参照)。このように仮止部113は構成されているため、プーリ101bおよびスライドガイド101cとをスナップ嵌合により保持(仮止め)することができる。
このように連結プレートを備えたウインドレギュレータ100は、図14に示すように、荷姿では、仮止部113に下のプーリ101bおよびスライドガイド101cを仮止めして搬送する。これによりウインドレギュレータの嵩張りを無くすことができ、効率良く搬送することができる。
また、搬送後、取り付けるときには、仮止部113にプーリ101bおよびスライドガイド101c仮止めした状態で連結プレート106を保持しながら、ドアパネルの作業穴またはベルトラインの開口からウインドレギュレータの全体を投入する。その後、連結パネル106と共に上のプーリ101aをドアパネルPに固定し、下のプーリ101bおよびスライドガイド101cを仮止部113から取り外し、駆動装置105と一緒にドアパネルに固定する。
このように連結プレート106を備えているため、ウインドレギュレータ100は、効率良く搬送を行うことができ、その取り扱いが簡単であり、さらに、取り付け作業も簡単に行うことができる。また、仮止部113の間あるいは連結プレート106のいずれかの部位に駆動装置105を仮止めすることができる駆動装置仮止部を設けてもよい。
次に、図11のウインドレギュレータの駆動装置105について説明する。図11のウインドレギュレータの駆動装置としては、図1の駆動装置15a等、従来公知のものを用いても構わない。
駆動装置105は、図15bに示すように、ドラムユニット120aと、モータユニット120bとからなり、ドラムユニット120aがドラム本体121と、そのドラム本体を覆うハウジング122と、そのハウジングに取り付けられるケーブルの伸びを調整するケーブル張力調整具123と、ハウジング122に取り付けられドラム本体121とケーブル張力調整具123とを覆うカバー130を備えたものである。モータユニット120bは従来公知のものでよい。
ドラム本体121は、中心孔121aを有する円筒状のものであり、外周にケーブル溝124が形成されている。
ハウジング122は、ドラム本体121を覆うハウジング本体125と、左右および下の三方向に突出した脚部126と、上に突出した頭部127とを備えている。脚部126の先端には、取付孔126aが形成されており、そして、頭部127の先端には、係合部127aが形成されている。脚126部は、ドラムユニット120aとモータユニット120bとを連結し、かつ、駆動装置全体をドアパネルPへの取り付ける、取付部位となっている。そして、頭部127は、後述するケーブル張力調整具123を取り付ける係合部位となっている。また、頭部127と、左右の脚部126の間はケーブル張力調整の時のケーブルの回動を許すように開口部127bを備えている。
ケーブル張力調整具123は、バネ本体128と、その先端に取り付けられたガイド129とからなる。バネ本体128は、頭部127に回動自在に装着されるコイル部128aと、その両端を反対方向に向くように延ばしたアーム部128bとからなる。ガイド129には、溝129aが形成されており、これにより、ウインドレギュレータのケーブルと係合する。
このように構成されているため、ウインドレギュレータのインナーケーブル102は、一方のガイド129を通ってドラム本体121のケーブル溝124(ケーブル溝124の上あるいは下)に入り、ケーブル溝124(ケーブル溝の下あるいは上)から他方のガイド129を通ってケーブルガイドに向かう。このとき、ガイド129が一直線に並ばないように、つまりガイドが取り付けられたバネ本体の先端が鋭角を形成するようにバネ本体128を撓ませて(図15aの矢印方向に収縮)駆動装置105をドアパネルに取り付けることにより、ケーブルが伸びてもバネ本体128がその伸びを吸収し、ケーブルの張力を一定に保つことができる。
この駆動装置105は、本実施形態のウインドレギュレータに関わらず、従来公知のウインドレギュレータならびにケーブル張力調整の必要なウインドレギュレータに用いることができる。
本発明のウインドレギュレータの一実施形態を示す側面図である。 図2aは図1のウインドレギュレータのプーリを示す断面側面図であり、図2bはそのキャリアプレートを示す側面図である。 図3a、図3bは本発明のウインドレギュレータの他の実施形態を示す側面図である。 図4a〜図4cは本発明のウインドレギュレータのさらに他の実施形態を示す側面図である。 図5a、図5bは本発明のウインドレギュレータに用いられる駆動装置の一実施形態を示す断面側面図である。 図6a〜図6dは本発明のウインドレギュレータに用いられる駆動装置の他の実施形態を示す断面側面図である。 図7a、図7bは本発明のウインドレギュレータに用いられるキャリアプレートの他の実施形態を示す側面図である。 本発明のウインドレギュレータのさらに他の実施形態を示す側面図である。 本発明のウインドレギュレータのさらに他の実施形態を示す側面図である。 図10aは本発明のウインドレギュレータのさらに他の実施形態を示す側面図であり、図10b、図10dはそのウインドレギュレータに用いられるキャリアプレートを示す側面図であり、図10cはX−X線断面図である。 本発明のウインドレギュレータのさらに他の実施形態を示す側面図である。 図12a、bは図11のウインドレギュレータに用いられるプーリの断面側面図であり、図12cはスライドガイドの断面側面図である。 図13aは図11のウインドレギュレータに用いられる連結プレートの側面図であり、図13bはその脚の側面図である。 図11のウインドレギュレータの荷姿を示す側面図である。 図15a、図15bはそれぞれ図11のウインドレギュレータに用いられる駆動装置の正面図、断面側面図である。
符号の説明
D ドア
P ドアパネル
R ガラスラン
10、10a、10b ウインドレギュレータ
11、11a、11b プーリ
12 インナーケーブル
13 キャリアプレート
14 窓ガラス
15 駆動装置
16 プーリシャフト
16a 中心孔
16b フランジ部
17 プーリ本体
17a 溝
18 プーリブラケット
18a プーリブラケットの底部
18b 連通孔
18c ツメ
19 ボルト
20 凸部
21 取付孔
25 ガイドレール
26 基板
27 ケーブル係止部
28 窓ガラスホルダー
29 窓ガラス係止部
30a、30b、30c ウインドレギュレータ
31 ケーブルガイド
32 ケーブル
33 キャリアプレート
34 駆動装置
36 ガイドレール
37 駆動装置
38 コントロールケーブル
41 駆動装置
42 ドラム
43 ラチェットプレート
44 波ワッシャ
45 ハウジング
46 カバー
47 モータ
48 ケーブル溝
49 上向きラチェット
50 モータ係合部
51 下向きラチェット
53 治具
55 駆動装置
56 ドラムユニット
57 モータユニット
58 ドラム
59 ケーブル
60 バネ部材
61 ドラムハウジング
62 ドラム片
63 溝
64 中心孔
64a 内面
66 モータ軸
67 モータ
68 モータハウジング
69 回転軸
70 キャリアプレート
71 基板
72 第1ケーブル径止部
73 第2ケーブル径止部
74 窓ガラスホルダー
75 窓ガラス係止部
76 溝部
77 挿入孔
79 留具
80 ウインドレギュレータ
81 張力調整プーリ
85 ウインドレギュレータ
86 プーリ
87 駆動装置
90 ウインドレギュレータ
91、91a キャリアプレート
92、92a 突起
93 窓ガラス
94 窓ガラスホルダー
100 ウインドレギュレータ
101 ケーブルガイド
101a、101b プーリ
101c スライドガイド
102 インナーケーブル
103 キャリアプレート
104 基板
104a 壁
105 駆動装置
106 連結プレート
107 プーリシャフト
107a 雄ねじ
108 プーリ本体
108a 中心孔
108b 溝
108c 凹部
109 ワッシャ−
110 ガイドプレート
110a 爪
111 ガイド本体
111a 雄ねじ
111b 溝
111c 凹部
112 連結孔
113 仮止部
114 腕部
114a 突出部
115 係合部
120a ドラムユニット
120b モータユニット
121 ドラム本体
121a 中心孔
122 ハウジング
123 ケーブル張力調整具
124 ケーブル溝
125 ハウジング本体
126 脚部
126a 取付孔
127 頭部
127a 係合部
127b 開口部
128 バネ本体
128a コイル
129 ガイド
129a 溝
130 カバー

Claims (14)

  1. 上下に備え付けられるケーブルガイドと、それらのケーブルガイドの間に配索されるインナーケーブルと、そのインナーケーブルに固定されると共に窓ガラスランによってガイドされる窓ガラスを支持するキャリアプレートと、インナーケーブルを駆動する駆動装置とからなる、ドアパネルに取り付けるウインドレギュレータ。
  2. 前記ケーブルガイドが四角形状に4つ配置され、前記インナーケーブルが上下のケーブルガイドを直接連結するように8字状に配索され、前記キャリアプレートをガイドする部材を備えていない請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記ケーブルガイドの軸および駆動装置のみがドアパネルに固定される請求項2記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記インナーケーブルに合成樹脂製のコートが施されている請求項1記載のウインドレギュレータ。
  5. 前記4つのケーブルガイドのうち上2つのケーブルガイドをドアパネルに取り付ける状態の位置関係に固定する連結プレートを備えた請求項2記載のウインドレギュレータ。
  6. 前記連結プレートが、下方にある2つのケーブルガイドを着脱自在に仮固定するケーブルガイド仮置部を備えた請求項5記載のウインドレギュレータ。
  7. 前記連結プレートが、ケーブル駆動装置を着脱自在に仮固定する駆動装置仮置部を備えた請求項5記載のウインドレギュレータ。
  8. 請求項1記載のウインドレギュレータの駆動装置であって、
    駆動軸を備えたモータユニットと、駆動軸と連結する作動部を備えたインナーケーブルの巻き取り・送り出しを行うドラムユニットとからなり、
    前記ドラムユニットがインナーケーブルの張力を調整する手段を備えた、駆動装置。
  9. 前記ドラムユニットが、下端に嵌合穴が形成され、上面に上向きラチェットが形成された円柱状のドラム本体と、そのドラム本体の上面と当接するように配置される下面に下向きラチェットが形成されたラチェットプレートと、そのラチェットプレートの上面に配置される波ワッシャと、それらを覆うハウジングとを備えており、
    前記駆動軸を嵌合穴に波ワッシャを潰さないように連結し、回転することによりインナーケーブルの張力を調整することができ、
    前記駆動軸を嵌合穴に波ワッシャを潰すようにして連結することにより、インナーケーブルを前後に駆動する、請求項8記載の駆動装置。
  10. 前記ドラムユニットが、扇状のドラム片に分割されると共に、その中心孔に治具を挿入することにより径の拡大・縮小可能に設けられるドラム本体を備えた請求項8記載の駆動装置。
  11. 前記モータユニットがドラムユニットに対し、駆動軸の軸方向に取り付けられるように構成されている、請求項8記載の駆動装置。
  12. 請求項1記載のウインドレギュレータの駆動装置であって、
    モータユニットと、そのモータユニットと連結するインナーケーブルの巻き取り・送り出しを行うドラムユニットとからなり、
    前記ドラムユニットは、円柱状のドラム本体と、それを覆うハウジングと、そのハウジングに取り付けられるケーブルの伸びを調整するケーブル張力調整具とを備え、
    前記ケーブル張力調整具は、両端が反対方向に向くように延びているバネ本体と、その先端に取り付けられたケーブル溝を備えたガイドとを備えている、請求項5記載の駆動装置。
  13. 請求項1記載のウインドレギュレータのキャリアプレートであって、
    第1ケーブル係止部と、第2ケーブル係止部とを備えており、
    窓ガラスが固定される前に傾いて配置され、正位置に回転させて窓ガラスに固定してインナーケーブルの張力を調整することができる、キャリアプレート。
  14. 請求項1記載のキャリアプレートであって、
    前記窓ガラスランと摺動する突起を備えているキャリアプレート。
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