JP2017065429A - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】左右一対のポストにクロスメンバが架装され、そのクロスメンバ内に設置された油圧シリンダの伸縮に合わせて転動するシーブを簡易に設置することができる荷受台昇降装置を提供する。【構成】左右一対のポストと、当該ポストの間に架設されたクロスメンバと、クロスメンバに収納された油圧シリンダと、油圧シリンダのロッド先端に固定されたブラケットと、当該ブラケットに係合されて索状体が巻回されるシーブとを備えた荷受台昇降装置を対象とする。前記ブラケットは、左右方向一端部側でロッド先端に固定されるとともに、他端部側に開口した開口部が設けられ、前記シーブには、左右方向と略直交するように略水平方向を長手方向としてその端部が前記シーブから突出する軸ピン部が設けられており、当該軸ピン部は、前記ブラケットに係合してその長手方向を軸方向とする回転を規制する回転規制部を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に架装された荷受台昇降装置、特に左右一対のポストに沿って荷受台が昇降する荷受台昇降装置に関する。
車両に対して左右一対のポストが設けられた荷受台昇降装置の場合、図5(a)に示すように、荷受台91はそのポスト92に沿って昇降する。荷受台91の昇降は、油圧シリンダ93の伸縮によって行われており、油圧シリンダ93の多くは、ポスト92の間に架設されたクロスメンバ94内に設けられている。
荷受台91は、ポスト91内を昇降可能なスライダ95に支持されており、スライダ95と油圧シリンダ93はワイヤ(不図示)で接続されている。このワイヤは、ポスト92とクロスメンバ94の内部に設置されたシーブ(不図示)を介して張設されており(例えば特許文献1)、油圧シリンダ93の伸縮力をスライダ95に伝達する。
特許3857282号公報
ところで、上記のシーブには、ポスト92の上部やクロスメンバ94の両端に固定されたシーブもあるが、図5(b)のように油圧シリンダ93のロッド93aの先端に取り付けられたシーブ96もある。このシーブ96は、ロッド93aの伸縮に合わせてクロスメンバ94内を転動する。
油圧シリンダ93やシーブ96が設置されているクロスメンバ94の内部は狭小で、車両後方側のカバー94aを外すことはできるが、それ以外の開口部も無い。そのため、断面コ字状のクロスメンバ本体部94bの内部にシーブ96を設置する作業やメンテナンス作業は、カバー94aを外した開口部から手を入れて行うことになるが、クロスメンバ94の内部空間の狭小さに加えて次の点で非常に煩雑となる。
シーブ96は、ロッド93aの先端に固定されたシーブブラケット97に対して、ピン98を支軸として取り付けられる。シーブ96にはワイヤを巻回する必要があるが、ワイヤを巻回する前に、油圧シリンダ93にシーブ96が固定された状態でクロスメンバ94の内部に設置されてしまうと、クロスメンバ94の内部空間がさらに制限される。この制限された状態で、クロスメンバ94に既に収納されているシーブ96に対してさらにワイヤを巻回することは、煩雑さが増してしまい好ましくない。
そのため、ワイヤが巻回されていないシーブ96を油圧シリンダ93に固定するのではなく、シーブ96に予めワイヤが巻回された状態とした後で、シーブ96をシーブブラケット97に取り付けて油圧シリンダ93に固定することが多い。
このとき、ワイヤには所定の張力が生じる張設状態とした上で、シーブブラケット97の2枚のブラケット片97a、97bにシーブ96を挟設する。そして、これらブラケット片97a、97bとともにシーブ96にピン98を挿通し、安定してシーブ96が転動するように、ピン98を締結してシーブブラケット97に対して固定状態とする。
こうしたシーブ96の取り付け作業は、狭小なクロスメンバ94内において、ワイヤの張力でシーブ96が引っ張られた状態で行わなければならず、シーブブラケット97に対するシーブ96の位置合わせも難しい。また、ピン98の締結作業も煩雑となる。
本発明は、これらの点を鑑みてなされており、左右一対のポストにクロスメンバが架装され、そのクロスメンバ内に設置された油圧シリンダの伸縮に合わせて転動するシーブを簡易に設置することができる荷受台昇降装置の提供を目的とする。
本発明では、以下の手段を用いる。
車両に対して立設された左右一対のポストと、当該ポストの間に架設されたクロスメンバと、前記左右方向を長手方向として前記クロスメンバに収納された油圧シリンダと、当該油圧シリンダのロッド先端に固定されたブラケットと、当該ブラケットに係合されて索状体が巻回されるシーブと、前記ポストに沿って昇降可能な荷受台とを備えた荷受台昇降装置を対象とする。
前記ブラケットは、前記左右方向における一端部側で前記ロッド先端に固定されるとともに、他端部側に開口した開口部が設けられ、前記シーブには、前記左右方向と略直交するように略水平方向を長手方向としてその端部が前記シーブから突出する軸ピン部が設けられている。当該軸ピン部は、前記ブラケットに係合してその長手方向を軸方向とする回転を規制する回転規制部を有している点が特徴となる。
さらに前記回転規制部は、前記端部の周面の少なくとも一部に設けられた平面部であり、前記平面部が、前記開口部の端面に係合することで前記軸ピン部の前記回転が規制される構成にすることもできる。
また、前記軸ピン部は、前記軸ピン部の長手方向における前記軸ピン部の移動を規制する移動規制部を有する構成にすることもできる。
その他、前記開口部は長孔形状を有するように開口されている構成にすることもできる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、転動するシーブの取り付け時に用いられるブラケットは、ロッド先端が固定される側の反対側に開口した開口部を有するので、シーブに軸ピン部が予め設けられた状態とした上で、ブラケットに対して取り付けることができる。そのため、クロスメンバ内の狭小なスペースにおいても簡単に設置することができる。また、軸ピン部は、その回転を規制する回転規制部を有するので、油圧シリンダを伸縮した際にシーブのみを回転させることができ、良好にシーブを転動させることができる。そして、油圧シリンダの伸縮が繰り返されるとともに可動シーブの転動が繰り返されても、軸ピン部はブラケットに対して相対的に変動(姿勢変更)しない。つまり、軸ピン部によってブラケットの開口部が磨耗変形することもないので、常時、シーブがブラケットによって安定して保持された状態となる。
(a)は本発明の実施形態に係る荷受台昇降装置の斜視図、(b)がポスト内部を示す要部も式側面図である。 (a)は本発明の実施形態に係るクロスメンバ内を示す要部模式後面図、(b)は(a)に係るシーブを示す模式上面図である。 本発明の実施形態に係るシーブとシーブブラケットの組み付けを示す模式後面図、及び同組み付けを示す模式斜視図である。 本発明の別の実施形態に係るシーブとシーブブラケットの組み付けを示す模式後面図である。 (a)は従来の実施形態に係る荷受台昇降装置の要部斜視図と、同装置に係る油圧シリンダに対するシーブの組み付けを示す要部斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を用いて説明する。
本実施形態の荷受台昇降装置100は、図1(a)に示すように、車両後方に架装されており、左右一対のポスト1と、ポスト1内のサブポスト2と、サブポスト2内のスライダ3と、スライダ3に連結された荷受台4と、荷台床面5の後方で左右のポスト1の間に架設されたクロスメンバ6と、クロスメンバ6内に配設された油圧シリンダ(不図示)とを備えている。なお、クロスメンバ6は、車両後方側が開口した断面コ字状の本体部61とその開口を覆うカバー部62とで構成され、油圧シリンダはその本体部61内において左右方向(Y軸方向)を長手方向として設けられており、荷受台4はポスト1に沿って鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能となっている。
ポスト1には、左舷側のポストを車両幅方向外側から見た図1(b)のとおり、上部かつ車両前方側(図中の左側)に寄った位置の上部シーブ11と、ポスト1の上部に設けられて上部シーブ11を保持するシーブ保持部12と、車両後方側(図中の右側)に寄った位置で昇降可能なサブポスト2と、そのサブポスト2の内部で昇降可能なスライダ3とが設けられている。サブポスト2の上面にはポスト1の後方側(図中の右側)内面を転動するサブポスト用第1ローラ13aが固定され、ポスト1の下部にはサブポスト2の前方側(図中の左側)外面をガイドするサブポスト用第2ローラ13bが固定されており、これらの2つのローラ13a、13bによって、サブポスト2が良好にポスト1内で昇降可能となっている。また、スライダ3の上部には、サブポストの後方側(図中の右側)内面を転動するスライダ用第1ローラ14aが固定され、スライダ3の下部には、サブポストの前方側(図中の左側)内面を転動するスライダ用第2ローラ14bが固定されている。これらの2つのローラ14a、14bによって、スライダ3が良好にサブポスト2で昇降可能となっている。なお、クロスメンバ6は、本体部61が図示されているとおり、ポスト1の高さ方向における中間部に位置している。
クロスメンバ6の本体部61には、左右両端部に側部シーブ(図中には左端部のシーブが示されている)15が設けられており、この側部シーブ15に巻回されたワイヤ16が上部シーブ11まで引っ張り上げられている。図面の便宜上、ワイヤ16は側部シートから上部シーブ11に至る領域しか示されていないが、ワイヤ16の一端側は上部シーブ11に巻回されることで下方に折り返されてスライダ3のスライダ3aに止着される。また、ワイヤ16の他端側は、側部シーブ15に巻回されることでクロスメンバ6の長手方向に沿って引き入れられている。引き入れられたワイヤは、後述する油圧シリンダのロッド先端に取り付けられた可動シーブ(図2参照)まで引っ張られ、この可動シーブで折り返されてクロスメンバ6の本体部6aの天面に固設された止着部(不図示)に止着される。反対に、右舷側のポスト1内において張設されるワイヤ(不図示)は、その一端部がクロスメンバ6の本体部6aの床面に固設された止着部(不図示)に止着され、順に可動シーブで折り返されて左舷側のポスト1寄りの側部シーブ17で折り返されて右舷側のポスト1寄りの側部シーブ(不図示)を介して当該ポスト1の上部に引っ張り上げられる。そして、左舷側のポスト1と同様にしてスライダ3に止着される。この構成により、油圧シリンダのロッドが伸長すると、ポスト1内のワイヤがクロスメンバ6内に引き寄せられてスライダ3が上昇する。ロッドが収縮すると、クロスメンバ6内のワイヤがポスト1から繰り出されてスライダ3が下降する。こうしたスライダ3の昇降に伴って荷受台4が昇降される。
図2(a)に示すように、油圧シリンダ8は、ロッド81が左右方向に沿って伸縮可能に設けられている。なお、当図のクロスメンバ6に関しては、カバー部62は省略し、本体部61のみが示されており、上述したワイヤ、及び油圧シリンダに接続される油圧チューブ等は説明の便宜上、省略している。
油圧シリンダ8のロッド81の先端部には、シーブブラケット18を介して可動シーブ19が取り付けられている。図2(b)は、シーブブラケット18及び可動シーブ19を中心に示した上面図であり、シーブブラケット18は上から見て右舷側(図中の右側)が開口したコ字状に折り曲げられてなる形状を有し、前後方向(図中の上下方向)に対向した2枚のブラケット片18a、18bの間に可動シーブ19が取り付けられている。
ブラケット片18a、18bの左右方向における長さL1は、同方向における可動シーブ19の長さL2よりも大きい。また、可動シーブ19は、2つのシーブ19a、19bに対し、それぞれの回転軸となる部分に軸ピン部191が挿通されてなる。なお、軸ピン部191は、その両端部がシーブ19a、19bから突出している。
次に、軸ピン部191が挿通されてなる可動シーブ19とシーブブラケット18の組み付けについて、図3を用いて説明する。なお、本図では2枚のブラケット片18a、18b、及び2つのシーブ19a、19bのうち、手前側となる一方のブラケット片18b及び一方のシーブ19bを中心に説明するが、他方のブラケット片18a及びシーブ19aも同様の構成となっている。
図3(a)のとおり、ブラケット片18bには、右舷側(図中の右側)が開口した開口部181bが設けられている。この開口部181bは、左右方向(Y軸方向)を長手方向としてブラケット片18bの中央部まで直線状に形成された長孔となっている。このブラケット片18bに対して、ワイヤ16が巻回された状態の可動シーブ19を矢印のとおり左舷側(Y軸負方向側)に接近させる。このとき、既にワイヤ16には所望する張力又は所望する張力に近い張力が生じている。また、可動シーブ19も既に軸ピン部191が挿通された状態となっている。
可動シーブ19を2枚のブラケット片18a、18bの間で挟まれた状態となるように入れる。このとき、軸ピン部191のうち、シーブ19bから突出した端部(図中の手前側に突出した部分)が開口部181bの開口から長孔部位をガイドとしてブラケット片18bの中央部側に移動される。そして、軸ピン部191が、図3(b)で示すように開口部181bの左舷側(Y軸負方向側)端部まで移動した状態で、可動シーブ19のシーブブラケット18に対する取り付け工程が完了する。
本実施形態に係る軸ピン部191は、図3(c)に示すように、開口部181bと略直交して略水平状態の長手方向中央部寄り(X軸負方向寄り)の軸ピン本体部1911と、長手方向中央部寄り(X軸正方向寄り)で軸本体部1911に隣接された軸ピン端部1912とを有する。軸ピン本体部1911が略円柱形状となっているのに対して、軸ピン端部1912は、軸ピン本体部1911と同様にX軸方向を長手方向とし、その周面が平面部1912aと曲面部1912bとで組み合わされてなる形状となっている。
シーブブラケット18に対する可動シーブ19の組み付けの際には、軸ピン端部1912が開口部181bに挿通される。図示のとおり、軸ピン端部1912は、その高さH1が軸ピン本体部1911の高さH2よりも小さい。また、高さH1は、開口部181bの開口高さH3より僅かに小さい又は略同じ程度となっている。そのため、軸ピン部191が開口部181bに挿通される際には、開口部181bの端面となる上面部1811b及び下面部1812bに対して、軸ピン端部1912の外周面(平面部1912a又は曲面部1912b)が摺動される。つまり、上面部1811bと下面部1812bが軸ピン端部1912に対するガイドとして機能する。
軸ピン部191が開口部181bに挿通されると、軸ピン端部1912の高さH1が開口高さH3より僅かに小さい又は略同じ程度なので、軸ピン部191に長手方向(X軸方向)を軸中心とした回転力が加わっても、平面部1912aが上面部1811bに当接状態となって軸ピン部191の回転を規制する。つまり、平面部1912aはシーブブラケット18に係合、具体的には開口部181bの端面(上面部1811b又は下面部1812b)に係合して軸ピン部191の回転を規制する回転規制部として機能する。そのため、油圧シリンダ8の伸縮が繰り返し行われ、可動シーブ19が繰り返し転動しても、軸ピン部191はシーブブラケット18に対して同一姿勢を保持することができる。つまり、軸ピン部191は、シーブブラケット18に対して相対的に不動状態が維持されるので、軸ピン部191とシーブブラケット18の開口部181bの間に磨耗が生じることもない。したがって、可動シーブ19やシーブブラケット18の経年変化も抑制され、可動シーブ19の安定した転動に貢献し、良好なワイヤ16の繰り出しや引き入れにも貢献する。また、可動シーブ19やシーブブラケット18のメンテナンスにも役立つ。
軸ピン部191は、さらに軸ピン本体部1911が軸ピン端部1912よりも高さが大きく(H2>H1)、平面部1912aに対して垂直に交差した壁面部1911aを軸ピン本体部1911の端部に有している。軸ピン本体部1911は、2枚のブラケット片18a、18bの間に入る部位となっており、軸ピン部191が開口部181bに挿通状態の際には、壁面部1911aは、ブラケット片18bのうちのシーブブラケット18の内方面(ブラケット片18bにおいてもう1枚のブラケット片18aと対向する面)182bと近接又は当接した対向状態となる。そのため、壁面部1911aが軸ピン部の長手方向(X軸方向)に移動することを規制する移動規制部となって、可動シーブ19のガタツキも防止する。つまり、上述したような形状の軸ピン本体部1911及び軸ピン端部1912にすることで、軸ピン部191の回転規制だけでなく、長手方向における移動規制もなされ、可動シーブ19のさらなる良好な転動に貢献する。
そして、本実施形態に係る軸ピン部191を有する可動シーブ19と、開口部181bを有するシーブブラケット18とを用いているので、所望の張力が生じているワイヤが巻回されたままでも、狭小なクロスメンバ6の中で可動シーブ19を簡単にシーブブラケット18に組み付けることができる。さらに、上述した形状の軸ピン部191に基づいた軸ピン部191の回転規制や軸ピン部19の長手方向における可動シーブ19の移動規制に加えて、ワイヤ16の張力によって可動シーブ19が油圧シリンダ側(Y軸負方向側)に引っ張られているので、可動シーブ19が開口部181bの開口側(Y軸正方向側)に移動することも防止できる。つまり、シーブブラケット18に組み付けた所望位置とほぼ同位置に可動シーブ191を保持することができるので、軸ピン部191に対して可動シーブ19を固定するための固定部材(ボルト及びナットなど)を設ける必要がない。そのため、作業者がクロスメンバ6の狭小なスペースに手を入れて微小な固定部材の締結作業等を行うことも省略できる。
なお、こうした効果を奏する軸ピン部191としては、軸ピン端部1912に平面部1912aを複数有する形状としても良い。また、軸ピン端部1912の長手方向(X軸方向)において、その一部分だけに平面部1912aが設けられた凹部を有し、シーブブラケット18の内方面だけでなく外方面にも当接する形状の軸ピン端部1912としても良い。また、軸ピン端部1912の高さH1を開口高さH3よりも比較的小さいが、軸ピン部191が回転した際に平面部1912aの縁部が上面部1811b又は下面部1812bに引っ掛かって(係合して)、その回転を規制する形状としても良い。
さらには、図4(a)のように、断面矩形状の軸ピン部291が設けられた可動シーブ29とし、開口部281bは当該軸ピン部291の高さより僅かに大きい又は略同じ程度の開口高さを有するものとしても良い。こうした可動シーブ29、開口部281bであっても、同様の効果を得ることができる。
また、上述したような平面形状を少なくとも一部に有する軸ピン部191、291とするのではなく、全体形状が円柱状となる図4(b)のような軸ピン部391とすることもできる。ただし、この軸ピン部391は、その周面の一部に凹状部391aを有しており、開口部381bの内周面には凹状部391aに挿入可能でこの凹状部391aより僅かに小さい又は略同じ程度の大きさの凸状部3811bが設けられている。凸状部3811bが凹状部391aに挿入されることで、軸ピン部391の回転が規制される。つまり、上述した可動シーブ19、29と同様の効果を得ることができる。
以上のシーブブラケット18、28、38に対する可動シーブ19、29、39の組み付けに関しては、図示はしていないが、クロスメンバ6の外部に設置された油圧駆動装置(パワーユニット)を駆動源として、クロスメンバ6の中に設置された油圧シリンダ8の伸縮が行われる荷受台昇降装置100となっている。ただし、クロスメンバ6の外部に油圧駆動装置が設置された構成に限定されるものではなく、油圧駆動装置がクロスメンバ6の中に設置される荷受台昇降装置でも、同様の効果を得ることができるため適用可能である。
その他、油圧シリンダ8の伸縮力がワイヤ16を介してスライダ3に伝達される構成としているが、ワイヤ16に限らず、チェーン等の他の索状体を用いた構成としても良い。
本発明は、左右一対のポストが立設され、そのポスト間にクロスメンバが架設されたもので、そのクロスメンバの中に設置された油圧シリンダを荷受台の昇降に用いる全ての荷受台昇降装置に対して有用である。
100 荷受台昇降装置
1 ポスト
2 サブポスト
3 スライダ
4 荷受台
5 荷台床面
6 クロスメンバ
11 上部シーブ
12 シーブ保持部
16 ワイヤ
18 シーブブラケット
19 可動シーブ
18a、18b ブラケット片
181b 開口部
191 軸ピン部
1911 軸ピン本体部
1912 軸ピン端部
1911a 壁面部(移動規制部)
1912a 平面部(回転規制部)

Claims (4)

  1. 車両に対して立設された左右一対のポストと、当該ポストの間に架設されたクロスメンバと、前記左右方向を長手方向として前記クロスメンバに収納された油圧シリンダと、当該油圧シリンダのロッド先端に固定されたブラケットと、当該ブラケットに係合されて索状体が巻回されるシーブと、前記ポストに沿って昇降可能な荷受台とを備え、
    前記ブラケットは、前記左右方向における一端部側で前記ロッド先端に固定されるとともに、他端部側に開口した開口部が設けられ、
    前記シーブには、前記左右方向と略直交するように略水平方向を長手方向としてその端部が前記シーブから突出する軸ピン部が設けられており、
    当該軸ピン部は、前記ブラケットに係合してその長手方向を軸方向とする回転を規制する回転規制部を有している
    ことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記回転規制部は、前記端部の周面の少なくとも一部に設けられた平面部であり、
    前記平面部が、前記開口部の端面に係合することで前記軸ピン部の前記回転が規制される
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
  3. 前記軸ピン部は、前記軸ピン部の長手方向における前記軸ピン部の移動を規制する移動規制部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
  4. 前記開口部は長孔形状を有するように開口されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。
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