JP6154229B2 - シールド掘進機のセグメント把持装置 - Google Patents

シールド掘進機のセグメント把持装置 Download PDF

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Description

本発明は、シールド掘進機のセグメント把持装置に関する。
従来から、シールド掘進機のエレクタに装備される、セグメントに取り付けられた吊金物を介してセグメントを把持するセグメント把持装置が知られている。例えば、特許文献1には、図7に示すようなシールド掘進機のセグメント把持装置100が開示されている。このセグメント把持装置100は、従来作業者が手作業で行っていた吊金物151の吊穴152へのピン122の挿入を油圧ジャッキ130により行うものである。なお、図7に示す例では、吊金物151がセグメント150に一体的に設けられている。
具体的に、セグメント把持装置100は、吊金物151を挟み込むための一対の支持板110と、一方の支持板110に沿って配置されたアーム121と、一対の支持板110を貫通して延び、アーム121が取り付けられたスライド軸120と、を備えている。各支持板110は、紙面と直交する方向に互いに離間する二本のガイド軸140から下向きに尖る略三角形状をなしており、その下部には貫通穴111が設けられている。アーム121は上下方向に延びる棒状であり、その下部には貫通穴111および吊穴152に挿通されるピン122が固定されている。そして、一対の支持板110を挟んでアーム121と反対側に、スライド軸120と同軸上で連結された油圧ジャッキ130が配置されている。
特開平4−360997号公報
特許文献1に開示されたセグメント把持装置100では、エレクタを操作して支持板110の貫通穴111と吊金物151の吊穴152とを一致させなければ、ピン122を動かすことができない。しかしながら、そのような穴を一致させる作業は、油圧ジャッキ130側の貫通穴111を通じて吊穴152の位置を確認する必要があるため、非常に困難である。
そこで、本発明は、吊金物の吊穴へのピンの挿入を容易に行うことができるセグメント把持装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のシールド掘進機のセグメント把持装置は、セグメントに取り付けられた吊金物を介して前記セグメントを把持するシールド掘進機のセグメント把持装置であって、一方の主面に前記吊金物の吊穴に挿入されるピンが立設された固定板と、前記ピンに挿通された前記吊金物を前記固定板と共に挟持するための挟持部、および前記挟持部における前記セグメントと反対側の端部から前記固定板と反対側に折れ曲がる屈曲部、を含む可動板と、前記可動板における前記固定板と反対側の表面に当接する当接部材と、前記当接部材を前記セグメントの厚さ方向に沿って移動させる移動機構であって、前記当接部材を前記挟持部から前記屈曲部へ向かって移動させることにより前記挟持部が前記固定板から離れるように前記可動板を開き、前記当接部材を前記屈曲部から前記挟持部へ向かって移動させることにより前記挟持部が前記固定板に近づくように前記可動板を閉じる移動機構と、を備え、前記固定板の前記主面には、前記セグメントの厚さ方向に並ぶ歯からなる第1歯列が形成されており、前記可動板の前記固定板側の表面には、前記挟持部と前記屈曲部とに跨るように、前記第1歯列と噛み合う第2歯列が形成されている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、可動板が固定板に対して開閉可能に構成されているので、可動板を開けば、固定板に設けられたピンを視認しながら、ピンを吊金物の吊穴に容易に挿入することができる。さらに、可動板には挟持部と屈曲部とに跨るように第2歯列が形成されており、この第2歯列が固定板に形成された第1歯列と噛み合うので、可動板が開閉しても可動板が落下することがない。すなわち、可動板を固定板と当接部材で挟み込むという簡易な構成で可動板を揺動可能に支持することができる。
前記移動機構はアクチュエータを含み、このアクチュエータは、前記ピンの軸方向の前記セグメントの揺れを規制する一対の第1保持ジャッキおよび前記ピン回りの前記セグメントの揺れを規制する一対の第2保持ジャッキのうちの1つであってもよい。この構成によれば、可動板を駆動するために新たなアクチュエータを設ける必要がなく、従来からセグメント把持装置に装備されている保持ジャッキを合理的に利用して可動板を開閉することができる。また、保持ジャッキによるセグメントの揺れ止めと同時に固定板と可動板とによる吊金物の挟持が行われるため、セグメントの把持工程を簡素化することができる。
前記アクチュエータである保持ジャッキは、前記当接部材が前記挟持部と前記屈曲部の境界から所定距離だけ前記挟持部上を移動したときに前記セグメントに当接してもよい。この構成によれば、保持ジャッキによりセグメントの姿勢を微調整しても、可動板を閉じたままの状態に維持することができる。
前記当接部材は、前記挟持部および前記屈曲部上を転動可能なローラであってもよい。この構成によれば、当接部材および可動板の摩耗を防止することができる。
前記挟持部における前記固定板と反対側の表面の前記屈曲部に隣接する部分には、前記屈曲部に向かって前記固定板に近づくように傾斜する傾斜面が設けられていてもよい。この構成によれば、当接部材の移動により、可動板が閉じられた後に可動板を固定板に押し付けることができる。
前記固定板には、前記挟持部および前記屈曲部を挟んで対向し、前記可動板をガイドする一対のガイド壁が設けられていてもよい。この構成によれば、簡単な構造で可動板を揺動方向と直交する方向に拘束することができる。
本発明によれば、吊金物の吊穴へのピンの挿入を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るセグメント把持装置を備えたシールド掘進機の部分的な断面図である。 図1に示すシールド掘進機を後方から見た図である。 図2のIII−III線に沿ったセグメント把持装置の断面図である。 固定板、可動板および当接部材の分解斜視図である。 (a)および(b)は固定板および可動板の断面図であり、(a)は可動板が開いた状態を示し、(b)は可動板が閉じた状態を示す。 変形例の固定板および可動板の分解斜視図である。 従来のセグメント把持装置の断面図である。
図1および図2に、本発明の一実施形態に係るセグメント把持装置1を備えたシールド掘進機を示す。シールド掘進機は、シールドシェル11内に配置されたエレクタ12を備え、このエレクタ12にセグメント把持装置1が装備されている。
本実施形態では、シールドシェル11の断面形状は円形状であり、セグメント9は幅に対して周方向に長い円弧状のパネルである。すなわち、セグメント9の厚さ方向はシールドシェル11の中心線を中心とする径方向と一致している。ただし、セグメント9の幅は、周方向の長さよりも長くてもよい。また、シールドシェル11の断面形状は円形状に限られず、楕円状であってもよいし、角が丸められた矩形状や略三角形状であってもよく、セグメント9の形状もトンネル形状に応じて適宜変更される。なお、以下では、シールドシェル11の中心線を中心とする径方向および周方向をそれぞれ単に径方向および周方向という。
エレクタ12は、セグメント把持装置1を径方向に移動させたり、周方向に旋回させたりすることにより、セグメント9を図1に二点鎖線で示す受け渡し位置から所望の組み付け位置に搬送する。
セグメント把持装置1は、エレクタ12の吊ビーム14から後方に延びる2本の摺動ロッド13に取り付けられている。セグメント把持装置1は、摺動ロッド13に挿通された2つの摺動部22と、これらの摺動部22に跨る本体部21を含む。また、セグメント把持装置1は、各摺動部22に取り付けられた摺動ジャッキ23を含む。摺動ジャッキ23は、図略の操作箱によって作業者が操作可能であり、摺動ジャッキ23を伸縮させることによってセグメント把持装置1を前後方向(シールドシェル11の軸方向)に摺動させることができる。なお、後述する保持ジャッキ31〜34も上記の操作箱により作業者が操作可能である。
図4に示すように、セグメント9の内側面には、吊金物91が取り付けられている。例えば、吊金物91は、セグメント9に設けられたネジ穴に螺合するネジ軸を有する。ただし、図7に示すセグメント150と同様に、吊金物91はセグメント9に一体的に設けられていてもよい。セグメント把持装置1は、吊金物91を介してセグメント9を把持する。
吊金物91は板状の部材であり、吊金物91には、当該吊金物91を厚さ方向に貫通する吊穴92が設けられている。本実施形態では、吊金物91の厚さ方向がセグメント9の幅方向を向いているが、吊金物91の厚さ方向はセグメント9の長手方向を向いていてもよい。
次に、図3〜図5(b)を参照してセグメント把持装置1の構成を詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜のために、受け渡し位置にあるセグメント9をセグメント把持装置1が把持するとき(セグメント9が持ち上げられるとき)を基準に考えて、そのときのセグメント把持装置1の中心を通る径方向を上下方向(径方向内側が上向き、径方向外側が下向き)といい、上下方向および前後方向と直交する方向を左右方向という。
セグメント把持装置1の本体部21は、例えば箱状をなしている。本体部21には、前後一対の第1保持ジャッキ31,32と左右一対の第2保持ジャッキ33,34(図2参照)が取り付けられている。さらに、セグメント把持装置1は、本体部21に固定された固定板6と、固定板6の後方で固定板6と対向する可動板5を含む。
前後一対の第1保持ジャッキ31,32は、後述するピン7の軸方向のセグメント9の揺れを規制するためのものである。一対の第2保持ジャッキ33,34は、ピン7回りのセグメント9の揺れを規制するためのものである。各ジャッキは、本体部21に固定されたジャッキ本体35と、ジャッキ本体35から上下方向に伸縮可能なジャッキロッド36と、ジャッキロッド36の先端に設けられた緩衝材37を含む。
固定板6は、前後方向に扁平であり、後方を向く第1主面6aと前方を向く第2主面6bを有している。第1主面6aには、吊金物91の吊穴92に挿入されるピン7が垂直に立設されている。すなわち、ピン7は、前後方向に延びている。
可動板5は、上部が後方に反らされた形状を有し、その上部を支点として前後方向に揺動し得るように構成されている。具体的に、可動板5は、ピン7に挿通された吊金物91を固定板6と共に挟持するためのフラットな挟持部51と、挟持部51の上端部(セグメント9と反対側の端部)から固定板6と反対側に折れ曲がる屈曲部52を含む。すなわち、可動板5は、上部が湾曲する、固定板6側の第1表面5aおよび固定板6と反対側の第2表面5bを有している。
本実施形態では、挟持部51には、ピン7に挿通される貫通穴53が設けられている。ただし、挟持部51には必ずしも貫通穴53が設けられている必要はなく、挟持部51の下部は、下向きに開口する二又状であってもよい。また、本実施形態では、屈曲部52は、おおよそ90度折れ曲がっている。ただし、屈曲部52の折れ曲がる角度は適宜選定可能である。さらに、本実施形態では、屈曲部52が一定の曲率で滑らかに折れ曲がっているが、屈曲部52は、挟持部51から鋭角に折れ曲がる直線状のものであってもよい。
固定板6の第1主面6aと可動板5の第1表面5aとの間の隙間は、比較的に小さく設定されている。このため、固定板6の第1主面6aの下部と可動板5の第1表面5aの下部には、吊金物91との干渉を回避するための段差部6c,5cがそれぞれ設けられている。ただし、段差部6c、5cは必ずしも設けられている必要はない。
固定板6の第1主面6aには、段差部6cよりも上方に、上下方向に並ぶ歯66からなる第1歯列65が形成されている。各歯66は、第1主面6aのほぼ全幅に亘って、一定の断面形状で左右方向に延びている。各歯66の断面形状は、後方に向かって尖る形状であれば特に限定されず、例えば、頂点が丸められた三角形状であってもよいし、台形状や半円状であってもよい。
可動板5の第1表面5aには、段差部5cよりも上方に、挟持部51と屈曲部52とに跨るように、第1歯列65と噛み合う第2歯列55が形成されている。第2歯列55は、上下方向に並ぶ歯56からなり、各歯56は、本実施形態では第1歯列65の歯66と同じ形状を有しているが、歯66と異なる形状を有していてもよい。
可動板5の後方には、当該可動板5の第2表面5bに当接するように当接部材8が配置されている。可動板5は、当接部材8を上下方向に沿って移動させる移動機構4により開閉される。すなわち、図5(a)に示すように、当接部材8が挟持部51から屈曲部52へ向かって移動させられると、挟持部51が固定板6から離れるように可動板5が開く。一方、図5(b)に示すように、当接部材8が屈曲部52から挟持部51へ向かって移動させられると、挟持部51が固定板6に近づくように可動板5が閉じる。
上述した第2歯列55における挟持部51上に位置する歯56は、可動板5が閉じられたときに第1歯列65の歯66と係合し、これにより可動板5の落下が防止される。一方、第2歯列55における屈曲部52上に位置する歯56は、可動板5が開かれたときに第1歯列65の歯66と係合し、これにより可動板5の落下が防止される。すなわち、可動板5を固定板6と当接部材8で挟み込むという簡易な構成で可動板5を揺動可能に支持することができ、回転軸および軸受を設ける必要がない。
当接部材8は、本実施形態では、挟持部51および屈曲部52上を転動可能なローラである。ただし、当接部材8は、回転不能な単なる丸棒であってもよい。
さらに、本実施形態で、固定板6に、挟持部51および屈曲部52を挟んで対向し、可動板5をガイドする一対のガイド壁61が設けられている。
上述した当接部材8を移動させる移動機構4は、アクチュエータとして後方の第1保持ジャッキ32を含む。また、移動機構4は、第1保持ジャッキ32と可動板5の間に配置された中間ロッド42と、中間ロッド42に固定された、当接部材8を支持する支持部材44を含む。中間ロッド42は、上下方向に延びており、第1保持ジャッキ32のジャッキ本体35に固定されたガイド筒41により摺動可能に保持されている。そして、中間ロッド42は、アーム43により第1保持ジャッキ32のジャッキロッド36と連結されており、ジャッキロッド36に連動して上下動する。すなわち、当接部材8の上下方向の移動距離は、第1保持ジャッキ32のストロークと等しい。従って、第1保持ジャッキ32のジャッキロッド36が最も後退した待機位置にあるときに当接部材8が最も高い位置に位置し、可動板5が最も大きく開く。ジャッキロッド36が待機位置から進出すると、可動板5が徐々に閉じ、当接部材8が挟持部51と屈曲部52の境界Bに到達したときに、可動板5の閉じ動作が完了する。可動板5の開き動作は、これと逆である。
第1保持ジャッキ31,32および第2保持ジャッキ33,34は、いったんセグメント9に当接するまで操作された後に、セグメント9の姿勢を微調整するために少しだけ再操作されることがある。この再操作によって可動板5が開かないように、後方の第1保持ジャッキ32は、当接部材8が挟持部51と屈曲部52の境界Bから所定距離Dだけ挟持部51上を移動したときにセグメント9に当接する。この構成によれば、第1保持ジャッキ32によりセグメント9の姿勢を微調整しても、可動板5を閉じたままの状態に維持することができる。
さらに、本実施形態では、可動板5の挟持部51における固定板6と反対側の表面の屈曲部52に隣接する部分(すなわち、第2表面5bにおける境界Bから下方の一定範囲)に、屈曲部52に向かって固定板6に近づくように傾斜する傾斜面5dが設けられている。この構成によれば、当接部材8の移動により、可動板5が閉じられた後に可動板5を固定板6に押し付けることができる。
傾斜面5dの断面形状は、直線であっても曲線であってもよい。また、傾斜面5dの上下方向の高さは、上述した所定距離Dよりも十分に短いことが望ましい。セグメント9の姿勢を微調整する際に、可動板5が前後方向に移動することを防止するためである。
以上説明したように、本実施形態のセグメント把持装置1では、可動板5が固定板6に対して開閉可能に構成されているので、可動板5を開けば、固定板6に設けられたピン7を視認しながら、ピン7を吊金物91の吊穴92に容易に挿入することができる。
また、本実施形態では、当接部材8がローラであるので、当接部材8および可動板5の摩耗を防止することができる。さらに、本実施形態では、固定板6にガイド壁61が設けられているので、簡単な構造で可動板5を揺動方向と直交する方向に拘束することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、移動機構4のアクチュエータは、必ずしも後方の第1保持ジャッキ32である必要はなく、前方の第1保持ジャッキ31であってもよいし、第2保持ジャッキ33,34のどちらかであってもよい。固定板6の向きおよび可動板5の配置位置は、アクチュエータの位置に合わせて適宜変更可能である。
また、移動機構4は、保持ジャッキ31〜34とは別に当接部材8を移動させる専用のアクチュエータを含んでいてもよい。ただし、前記実施形態のように、移動機構4のアクチュエータが保持ジャッキ31〜34のうちの1つであれば、可動板5を駆動するために新たなアクチュエータを設ける必要がなく、従来からセグメント把持装置に装備されている保持ジャッキを合理的に利用して可動板5を開閉することができる。また、保持ジャッキ31〜34によるセグメント9の揺れ止めと同時に固定板6と可動板5とによる吊金物91の挟持が行われるため、セグメント9の把持工程を簡素化することができる。
固定板6には必ずしもガイド壁61が設けられている必要はない。例えば、図6に示すように、固定板6の第1主面6aに上下方向に延びる溝67を設け、可動板5の第1表面5aに溝67と嵌合する凸部57を設けてもよい。また、図6に示すように、第1歯列65および第2歯列55(図6では作図を省略)は、幅の短いものが二列に設けられていてもよい。
あるいは、図示は省略するが、可動板5の第2表面5bに上下方向に延びる溝を設け、当接部材8であるローラにリング状の突起を設けてもよい。
本発明のセグメント把持装置は、種々の形状のセグメントに対して有用である。
1 セグメント把持装置
11 シールドシェル
31〜34 保持ジャッキ
4 移動機構
5 可動板
5a,5b 表面
5d 傾斜面
51 挟持部
52 屈曲部
55 第2歯列
56 歯
6 固定板
6a,6b 主面
61 ガイド壁
65 第1歯列
66 歯
7 ピン
8 当接部材
9 セグメント
91 吊金物
92 吊穴

Claims (6)

  1. セグメントに取り付けられた吊金物を介して前記セグメントを把持するシールド掘進機のセグメント把持装置であって、
    一方の主面に前記吊金物の吊穴に挿入されるピンが立設された固定板と、
    前記ピンに挿通された前記吊金物を前記固定板と共に挟持するための挟持部、および前記挟持部における前記セグメントと反対側の端部から前記固定板と反対側に折れ曲がる屈曲部、を含む可動板と、
    前記可動板における前記固定板と反対側の表面に当接する当接部材と、
    前記当接部材を前記セグメントの厚さ方向に沿って移動させる移動機構であって、前記当接部材を前記挟持部から前記屈曲部へ向かって移動させることにより前記挟持部が前記固定板から離れるように前記可動板を開き、前記当接部材を前記屈曲部から前記挟持部へ向かって移動させることにより前記挟持部が前記固定板に近づくように前記可動板を閉じる移動機構と、を備え、
    前記固定板の前記主面には、前記セグメントの厚さ方向に並ぶ歯からなる第1歯列が形成されており、
    前記可動板の前記固定板側の表面には、前記挟持部と前記屈曲部とに跨るように、前記第1歯列と噛み合う第2歯列が形成されている、
    シールド掘進機のセグメント把持装置。
  2. 前記移動機構はアクチュエータを含み、このアクチュエータは、前記ピンの軸方向の前記セグメントの揺れを規制する一対の第1保持ジャッキおよび前記ピン回りの前記セグメントの揺れを規制する一対の第2保持ジャッキのうちの1つである、請求項1に記載のシールド掘進機のセグメント把持装置。
  3. 前記アクチュエータである保持ジャッキは、前記当接部材が前記挟持部と前記屈曲部の境界から所定距離だけ前記挟持部上を移動したときに前記セグメントに当接する、請求項2に記載のシールド掘進機のセグメント把持装置。
  4. 前記当接部材は、前記挟持部および前記屈曲部上を転動可能なローラである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシールド掘進機のセグメント把持装置。
  5. 前記挟持部における前記固定板と反対側の表面の前記屈曲部に隣接する部分には、前記屈曲部に向かって前記固定板に近づくように傾斜する傾斜面が設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシールド掘進機のセグメント把持装置。
  6. 前記固定板には、前記挟持部および前記屈曲部を挟んで対向し、前記可動板をガイドする一対のガイド壁が設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシールド掘進機のセグメント把持装置。
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