JP2016180242A - 透光性パネルの取付方法、取外方法及び透光性パネル - Google Patents

透光性パネルの取付方法、取外方法及び透光性パネル Download PDF

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Abstract

【課題】透光性パネルの製造効率を向上させて、透光性パネルの製造作業及び交換作業に必要となる労力、施工時間を低減させることのできる透光性パネルの取付方法を提供する。
【解決手段】本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、上溝20が形成された上横枠2と、下溝30が形成された下横枠3とに、透光板5を取り付けるものであり、透光板5の上端部5aを上横枠2に取り付ける上側取付工程と、透光板5の下端部5bを下横枠3に取り付ける下側取付工程とを備える。上側取付工程では、透光板5の上端部5aより下端部5bが、正面側Aに突出するものとなるように、透光板5を奥行方向Zに傾斜させながら、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入する。下側取付工程では、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5の下端部5bを背面側Bに移動させてから、透光板5の下端部5bを下溝30に落とし込む。
【選択図】図12

Description

本発明は、道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルの取付方法、取外方法及び透光性パネルに関する。
従来から、パネル本体を交換する作業の簡素化を図りながらも、パネル本体の板厚が異なる場合において、パネル本体を交換することができるものとするため、特許文献1に開示されるパネル装置が提案されている。
特許文献1に開示されたパネル装置は、パネル本体と、そのパネル本体を保持しかつ道路の側部に沿って間隔を隔てて立設される複数の支柱の夫々に固定される枠体とが設けられたパネル装置であって、前記枠体における路側部分に押縁部材が着脱自在に取り付けられ、前記枠体に前記押縁部材が取り付けられた状態において、前記パネル本体の周縁部を挿入する溝部が前記枠体に形成され、前記パネル本体の周縁部と前記溝部における路側の側部との間にコーキング材が充填されかつ、前記パネル本体の周縁部と前記溝部における路側とは反対側の側部との間にガスケット材を介在させてある。
特開2009−74274号公報
しかし、特許文献1に開示されたパネル装置は、上下左右の枠体に押縁部材を固定するためにビスを必要とするものであるため、パネル本体を押縁部材で固定して枠体に取り付けるときの押縁部材の組付作業時に、多数のビスの締込作業が必要となることから、パネル装置の製造作業に多大な労力、施工時間が必要となるという問題点があった。
また、特許文献1に開示されたパネル装置は、破損したパネル本体を交換するときの押縁部材の交換作業時にも、多数のビスの取外作業と締込作業とが必要となるため、道路境界に設置されたパネル本体が飛び石等で部分的に破損した場合に、パネル本体の交換作業に多大な労力、施工時間が必要となり、高速道路等の長時間の通行規制が必要となるおそれがあった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、透光性パネルの製造効率を向上させるとともに、透光性パネルの製造作業及び交換作業に必要となる労力、施工時間を低減させることのできる透光性パネルの取付方法、取外方法及び透光性パネルを提供することにある。
第1発明に係る透光性パネルの取付方法は、道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルの取付方法であって、下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠とに、透光板を取り付けるものであり、前記透光板の上端部を前記上横枠に取り付ける上側取付工程と、前記透光板の下端部を前記下横枠に取り付ける下側取付工程とを備え、前記上側取付工程では、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で路側となる正面側に突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させながら、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入することで前記上横枠に取り付けて、前記下側取付工程では、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入したまま、奥行方向の背面側に前記透光板の下端部を移動させてから、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込むことで前記下横枠に取り付けることを特徴とする。
第2発明に係る透光性パネルの取付方法は、第1発明において、前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込んでから、前記透光板の左端部及び右端部の何れか一方又は両方を、左縦枠及び右縦枠の何れか一方又は両方の支持枠に、押縁で取り付けるものであり、前記透光板と前記押縁との間にシール材を設けることを特徴とする。
第3発明に係る透光性パネルの取付方法は、第1発明又は第2発明において、前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込んでから、前記透光板の左端部及び右端部の何れか一方又は両方を、左縦枠及び右縦枠の何れか一方又は両方の支持枠に、路側に配置される外側フランジと、前記透光板側に配置される内側フランジとを有する押縁で取り付けるものであり、前記押縁を取り付けるためのビスを用いることなく、前記外側フランジの側端に形成された外側突出部を、前記支持枠の路側に形成された外側係止部に係止させてから、前記内側フランジの側端に形成された内側突出部を、前記支持枠の前記透光板側に形成された内側係止部に係止させることを特徴とする。
第4発明に係る透光性パネルの取付方法は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記上側取付工程では、前記下溝に設けられた緩衝ブロックまでの前記下溝の溝深さより、前記上溝の溝深さを大きくした前記上横枠に、前記透光板の上端部を取り付けて、前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込むことで、前記透光板の下端面を前記緩衝ブロックに当接させることを特徴とする。
第5発明に係る透光性パネルの取付方法は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記上側取付工程では、前記透光板の上端部の背面側で、前記上溝に緩衝材を設けることで、前記透光板の背面側に前記緩衝材が当接されて、前記下側取付工程では、前記透光板の上端部の正面側で、前記上溝にシール材を設けることで、前記透光板の正面側に前記シール材が接着されることを特徴とする。
第6発明に係る透光性パネルの取外方法は、道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルの取外方法であって、下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠とから、透光板を取り外すものであり、前記透光板の下端部を前記下横枠から取り外す下側取外工程と、前記透光板の上端部を前記上横枠から取り外す上側取外工程とを備え、前記下側取外工程では、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入したまま、前記透光板を上方に持ち上げて、奥行方向の路側となる正面側に前記透光板の下端部を移動させることで前記下横枠から取り外して、前記上側取外工程では、前記透光板の上端部より下端部が奥行方向で正面側に突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させながら、前記透光板の上端部を前記上溝から引き抜くことで前記上横枠から取り外すことを特徴とする。
第7発明に係る透光性パネルの取外方法は、第6発明において、前記上横枠は、前記透光板の正面側に突出する正面側突出長を、前記透光板の背面側に突出する背面側突出長より小さくして、前記上溝で前記透光板の正面側に接着されたシール材を切除して、前記上側取外工程では、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で正面側のみに突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させることを特徴とする。
第8発明に係る透光性パネルは、道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルであって、下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠と、前記上横枠及び前記下横枠に取り付けられる透光板とを備え、前記上横枠は、前記透光板の路側となる正面側に突出する正面側突出長を、前記透光板の背面側に突出する背面側突出長より小さくして、前記透光板は、前記上溝に設けられた緩衝材が、前記透光板の上端部の背面側に当接されるとともに、前記上溝に設けられたシール材が、前記透光板の上端部の正面側に接着されることで、前記上溝で前記シール材を切除して、前記透光板の上端部を前記上横枠から取り外すときに、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で正面側のみに突出して、前記透光板が奥行方向に傾斜するものとなることを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、透光板の上端部を上横枠の上溝に挿入することで、透光板の上端部が上横枠に取り付けられるとともに、透光板の下端部を下横枠の下溝に落とし込むことで、透光板の下端部が下横枠に取り付けられるため、透光板の上端部及び下端部を、上横枠及び下横枠に固定するためのビスを用いることなく、透光板の取付作業を容易に実施することが可能となる。
特に、第2発明、第3発明によれば、透光板の上端部及び下端部が、ビスを用いることなく、上横枠及び下横枠に固定されるとともに、透光板の左端部及び右端部が、ビスを用いることなく、左縦枠及び右縦枠に固定されることで、上横枠、下横枠、左縦枠及び右縦枠に、透光板を取り付けるための全ての箇所で、ビスが用いられないものとなり、透光板の取付作業時にビスの締込作業を必要としないものとして、透光性パネルの製造効率を向上させることが可能となる。
特に、第2発明、第3発明によれば、左縦枠と右縦枠との間で、中縦枠が配置されることで、透光板の左端部及び右端部の何れか一方のみが、左縦枠又は右縦枠に取り付けられて、透光板の左端部及び右端部の何れか他方が、押縁を設けることなく中縦枠に取り付けられるものとなり、支持枠への押縁の取付箇所をも半減させることで、透光性パネルの製造効率を一段と向上させることが可能となる。
特に、第4発明によれば、下横枠の下溝に設けられた緩衝ブロックまでの下溝の溝深さより、上溝の溝深さを大きくして上横枠が形成されることで、透光板の下端部を下溝に挿入したまま、透光板の上端部で所定の挿入長を確保したものとなり、透光板の上端部及び下端部を上横枠及び下横枠に確実に固定すると同時に、透光板の下端面を緩衝ブロックに当接させて、透光板の下端部を下溝に落とし込むときの衝撃を緩衝ブロックで吸収することで、透光板の破損等を防止することが可能となる。
特に、第5発明によれば、透光板の上端部及び下端部に、背面側から緩衝材が当接されるため、透光板に対する背面側からのシール材の接着作業を必要としないものとしながら、正面側からシール材が透光板に接着されるため、透光板の正面側のみでシール材の接着作業を実施することができるものとして、透光板の取付作業を路側となる正面側のみから容易に実施することが可能となる。
第6発明によれば、透光板を持ち上げることで、透光板の下端部が下横枠から取り外されるとともに、透光板の上端部を上横枠の上溝から引き抜くことで、透光板の上端部が上横枠から取り外されるため、透光板の上端部及び下端部でのビスの取外作業を必要としないものとなり、透光板の取外作業を容易に実施することが可能となる。
第7発明によれば、上横枠及び下横枠において、正面側突出長を背面側突出長より小さくしたものとなるため、透光板の正面側で上溝及び下溝にカッター等を挿入しやすくして、透光板の正面側でのシール材の切除作業を容易に実施することが可能となる。
第6発明、第7発明によれば、透光板の正面側でのシール材の切除作業を容易に実施しながら、透光板の上端部を上溝に挿入したまま、奥行方向の正面側のみに透光板の下端部が回転移動するため、透光板の上端部より下端部が、奥行方向で正面側のみに突出するものとなり、部分的に破損した透光板の交換作業を実施するときに、部分的に破損した透光板の破片等を、上横枠及び下横枠より民地側となる背面側に落下させずに、交換作業を実施する正面側のみに落下させるものとすることで、透光板の交換作業を安全に実施することが可能となる。
第8発明によれば、透光板に背面側から緩衝材が当接されることで、透光板の背面側での緩衝材の切除作業を必要としないものとしながら、上横枠及び下横枠において、正面側突出長が背面側突出長より小さくされることで、透光板の正面側で上溝及び下溝にカッター等を挿入しやすくして、透光板の正面側でのシール材の切除作業を容易に実施することが可能となる。
第8発明によれば、透光板の正面側でのシール材の切除作業を容易に実施しながら、透光板の上端部を上横枠から取り外すときに、透光板の上端部を上溝に挿入したまま、透光板の上端部を回転軸として、奥行方向の正面側のみに透光板の下端部が回転移動するため、部分的に破損した透光板の交換作業を実施するときに、部分的に破損した透光板の破片等を、上横枠及び下横枠より民地側となる背面側に落下させずに、交換作業を実施する正面側のみに落下させるものとして、透光板の交換作業を安全に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネルを使用した透光性遮音壁の全体斜視図である。 本発明を適用した透光性パネルを示す斜視図である。 本発明を適用した透光性パネルを示す正面図である。 本発明を適用した透光性パネルを示す側面図である。 本発明を適用した透光性パネルを示す平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの上横枠を示す拡大側面図である。 本発明を適用した透光性パネルの下横枠を示す拡大側面図である。 本発明を適用した透光性パネルに配置された中縦枠を示す平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの押縁を示す斜視図である。 本発明を適用した透光性パネルの支持枠を示す平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの押縁を示す拡大平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取付方法の上側取付工程を示す側面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取付方法の下側取付工程を示す側面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取付方法の下側取付工程で押縁を取り付ける工程を示す平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの押縁が外側突出部で回転する状態を示す拡大平面図である。 (a)は、本発明を適用した透光性パネルの押縁がテーパ面で摺動する状態を示す拡大平面図であり、(b)は、係合面で互いに係止された状態を示す拡大平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法でシール材を切除した状態を示す平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法で支持枠からの押縁の内側解除工程を示す拡大平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法で支持枠からの押縁の外側解除工程を示す拡大平面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法の押込治具を示す斜視図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法の下側取外工程を示す側面図である。 本発明を適用した透光性パネルの取外方法の上側取外工程を示す側面図である。 本発明を適用した透光性パネルの押縁に回転力及び押圧力が作用した状態を示す拡大平面図である。
以下、本発明を適用した透光性パネル1の取付方法、透光性パネル1の取外方法及び透光性パネル1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した透光性パネル1は、図1に示すように、高速道路等の道路側又は鉄道等の軌道側において路側となる正面側Aと、高速道路等の側方の民地側となる背面側Bとを、奥行方向Zで隔てるようにして、高速道路等の道路や鉄道等軌道の境界に設置される。
本発明を適用した透光性パネル1は、H形鋼等で構成される支柱81の溝に、その両側部が落とし込まれる。支柱81は、道路又は鉄道等軌道に沿って間隔を空けて、複数隣り合わせて立設される。本発明を適用した透光性パネル1は、必要に応じて、幅方向X及び高さ方向Yに複数並べられて、支柱81の溝に嵌合配置されることで、複数段に透光性パネル1が積まれて、透光性遮音壁80が形成されるものとなる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図2に示すように、高さ方向Yの上端に配置される上横枠2と、高さ方向Yの下端に配置される下横枠3と、高さ方向Yに一対とした上横枠2及び下横枠3に正面側Aから取り付けられる透光板5とを備える。
本発明を適用した透光性パネル1は、幅方向Xの左端に配置される左縦枠41と、幅方向Xの右端に配置される右縦枠42と、幅方向Xに一対とした左縦枠41及び右縦枠42に透光板5を固定するための押縁6とを備える。
本発明を適用した透光性パネル1は、幅方向Xに延びる上横枠2と下横枠3とが、高さ方向Yで互いに離間して、互いに略平行に設けられる。本発明を適用した透光性パネル1は、高さ方向Yに延びる一対の支持枠4として、左縦枠41と右縦枠42とが、幅方向Xで互いに離間して、互いに略平行に設けられる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図3に示すように、上横枠2及び下横枠3の幅方向Xの両端に、左縦枠41及び右縦枠42の各々が取り付けられて、略矩形状等に組み立てられて形成される。また、本発明を適用した透光性パネル1は、幅方向X及び高さ方向Yで透光板5が平面状に延びて略矩形状等に形成される。
本発明を適用した透光性パネル1は、略矩形状に形成された透光板5の上端部5a、下端部5b、左端部5c及び右端部5dの各々が、上横枠2、下横枠3、左縦枠41及び右縦枠42の各々に固定される。
本発明を適用した透光性パネル1は、図4に示すように、下方に向けて開口する上溝20が、上横枠2に形成されるとともに、上方に向けて開口する下溝30が、下横枠3に形成される。本発明を適用した透光性パネル1は、上横枠2の上溝20と下横枠3の下溝30とが、高さ方向Yで互いに離間して、互いに対向させて配置される。
本発明を適用した透光性パネル1は、図5に示すように、その両側部が支柱81の溝に嵌合配置されて、支柱81のフランジと左縦枠41及び右縦枠42との間に、バネ鋼等の固定部材(固定金具82)が設けられることで、支柱81のフランジに透光性パネル1を密着させて固定して、支柱81と透光性パネル1との隙間を無くして音漏れを防止するとともに、ガタ防止された状態で設置される。
透光板5は、透光性を有する略平板状に形成された板材が用いられて、ポリカーボネート、アクリル又はガラス等を材質とする。透光板5は、例えば、正面側A及び背面側Bで単層又は合わせガラス等が用いられて、4mm〜15mm程度の板厚寸法tとなる。
上横枠2は、図6に示すように、上溝20の背面側Bの側面20dと透光板5の上端部5aとの間に、緩衝材51が設けられるとともに、上溝20の正面側Aの側面20cと透光板5の上端部5aとの間に、シール材52が設けられる。上横枠2は、これに限らず、シール材52の代わりに緩衝材51が、上溝20の正面側Aの側面20cに設けられてもよい。
緩衝材51は、例えば、クロロプレンゴム、EPDM等を材質としたガスケット材が用いられる。緩衝材51は、上溝20の背面側Bの側面20dに形成された嵌合溝20eに嵌め込まれて、奥行方向Zの背面側Bから透光板5の上端部5aに当接される。また、緩衝材51は、上溝20の背面側Bの側面20dに沿って、幅方向Xで連続的又は断続的に延びて設けられる。
シール材52は、例えば、シリコン等を材質としたコーキング材が用いられる。シール材52は、上溝20の正面側Aの側面20cと透光板5とが奥行方向Zで互いに離間して形成された間隙Sに充填されて、奥行方向Zの正面側Aから透光板5の上端部5aに接着される。また、シール材52は、幅方向Xで連続的又は断続的に、上溝20の正面側Aの側面20cに沿って充填される。
上横枠2は、上溝20の開口面20aから底面20bまで、高さ方向Yに所定の溝深さd1で上溝20が形成される。上横枠2は、透光板5の上端部5aが上溝20に挿入されて、上溝20の底面20bと透光板5の上端面50aとを、高さ方向Yに所定の離間距離L1で互いに離間させたものとなる。
上横枠2は、上溝20の正面側Aの側面20cから、奥行方向Zの正面側Aに向けて、所定の正面側突出長D1で突出させて形成されて、また、上溝20の背面側Bの側面20dから、奥行方向Zの背面側Bに向けて、所定の背面側突出長D2で突出させて形成される。上横枠2は、奥行方向Zの正面側Aに突出する正面側突出長D1を、奥行方向Zの背面側Bに突出する背面側突出長D2より小さくしたものとなる。
下横枠3は、図7に示すように、下溝30の背面側Bの側面30dと透光板5の下端部5bとの間に、緩衝材51が設けられるとともに、下溝30の正面側Aの側面30cと透光板5の下端部5bとの間に、シール材52が設けられる。下横枠3は、これに限らず、シール材52の代わりに緩衝材51が、下溝30の正面側Aの側面30cに設けられてもよい。
緩衝材51は、下溝30の背面側Bの側面30dに形成された嵌合溝30eに嵌め込まれて、奥行方向Zの背面側Bから透光板5の下端部5bに当接される。また、緩衝材51は、下溝30の背面側Bの側面30dに沿って、幅方向Xで連続的又は断続的に延びて設けられる。
シール材52は、下溝30の正面側Aの側面30cと透光板5とが奥行方向Zで互いに離間して形成された間隙Sに充填されて、奥行方向Zの正面側Aから透光板5の下端部5bに接着される。また、シール材52は、幅方向Xで連続的又は断続的に、下溝30の正面側Aの側面30cに沿って充填される。
下横枠3は、下溝30の底面30bに緩衝ブロック31が設けられるとともに、下溝30の開口面30aから緩衝ブロック31の上面31aまで、高さ方向Yに所定の溝深さd2で下溝30が形成される。下横枠3は、透光板5の下端部5bが下溝30に挿入されることで、緩衝ブロック31の上面31aに透光板5の下端面50bが当接されるものとなる。
緩衝ブロック31は、例えば、略直方体形状に形成されて、クロロプレンゴム、EPDM等を材質としたゴムブロックが用いられる。緩衝ブロック31は、下溝30の開口面30aより上方に向けて突出させることなく、幅方向Xで連続的又は断続的に、下溝30の底面30bに沿って設置される。
下横枠3は、下溝30の正面側Aの側面30cから、奥行方向Zの正面側Aに向けて、所定の正面側突出長D1で突出させて形成されて、また、下溝30の背面側Bの側面30dから、奥行方向Zの背面側Bに向けて、所定の背面側突出長D2で突出させて形成される。下横枠3は、奥行方向Zの正面側Aに突出する正面側突出長D1を、奥行方向Zの背面側Bに突出する背面側突出長D2より小さくしたものとなる。
上横枠2及び下横枠3は、図6、図7に示すように、下横枠3の下溝30に設けられた緩衝ブロック31までの下溝30の溝深さd2より、上溝20の溝深さd1を大きくして上横枠2が形成される。このとき、上横枠2及び下横枠3は、上溝20の底面20bと透光板5の上端面50aとの離間距離L1が、下溝30の溝深さd2以上となるとともに、上溝20の溝深さd1より小さくなり、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したときに、高さ方向Yで所定の挿入長L2を確保したものとなる。上横枠2及び下横枠3は、図12、図13に示すように、透光板5の長さL4よりも、上横枠2から下横枠3までの距離L3と上溝20の溝深さd1とを併せた長さ(L3+d1)を長くすることで、透光板5の回転移動が可能な構成となる。また、上横枠2及び下横枠3は、透光板5の長さL4が、上横枠2から下横枠3までの距離L3よりも長くなることで、透光板5が上横枠2及び下横枠3に支持される構成となる。
押縁6は、例えば、押出成形されるものであり、アルミニウム等を材質とする。押縁6は、図5に示すように、透光板5より正面側Aに取り付けられて、透光板5より背面側Bに背面側支承壁43が設けられる支持枠4に、透光板5を固定するものとなる。
押縁6は、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか一方又は両方が、左縦枠41及び右縦枠42の何れか一方又は両方の支持枠4に取り付けられるものであり、例えば、透光板5の左端部5c及び右端部5dの両方が、左縦枠41及び右縦枠42の両方に押縁6で取り付けられるものとなる。
押縁6は、これに限らず、左縦枠41と右縦枠42との間で、図8に示すように、幅方向Xの中間に中縦枠47が配置されるときに、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか一方のみが、左縦枠41又は右縦枠42の何れか一方のみに取り付けられるものとされてもよい。このとき、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか他方は、押縁6を設けることなく、中縦枠47に挿入することのみで取り付けられてもよい。
押縁6は、図9に示すように、路側に配置されて高さ方向Yに延びる外側フランジ61と、透光板5側に配置されて高さ方向Yに延びる内側フランジ62とを有する。押縁6は、外側フランジ61と内側フランジ62とが、押縁6の幅方向Xの基端部6aで互いに連結される。
押縁6は、外側フランジ61と内側フランジ62とが、押縁6の幅方向Xの中間部6bで、高さ方向Yに延びるウェブ63により互いに連結される。押縁6は、外側フランジ61、内側フランジ62及びウェブ63で取り囲まれて、略中空状のボックス部64が形成される。
押縁6は、奥行方向Zで外側フランジ61に略直交させてウェブ63が設けられるが、外側フランジ61と内側フランジ62とが、奥行方向Zで斜めに延びるウェブ63で連結されてもよい。押縁6は、ウェブ63が斜めに延びることで、外側フランジ61と内側フランジ62との接続部が塑性変形しやすいものとなる。押縁6は、これに限らず、外側フランジ61と内側フランジ62とが、押縁6の基端部6aで互いに連結されるものとしながら、押縁6の中間部6bにウェブ63が設けられないものとして、略中空状のボックス部64が形成されないものとなってもよい。
押縁6は、押縁6の幅方向Xの側端部6cで、外側フランジ61と内側フランジ62とが、奥行方向Zで互いに離間することで、外側フランジ61と内側フランジ62との間で、幅方向Xの側方に向けて開口する開口部60が形成されるものとなる。
押縁6は、外側フランジ61の幅方向Xの側端に、外側突出部65が形成されるとともに、内側フランジ62の幅方向Xの側端に、内側突出部66が形成される。押縁6は、外側突出部65及び内側突出部66の各々が、奥行方向Zで開口部60の両側に配置される。
支持枠4は、図10に示すように、奥行方向Zの背面側Bで透光板5を支持するための背面側支承壁43と、透光板5より奥行方向Zの正面側Aで押縁6が取り付けられる係止構造44とを有して、背面側支承壁43と押縁6との間に透光板5が挟み込まれるものとなる。
支持枠4は、透光板5より奥行方向Zの正面側Aで押縁6を取り付けるための係止構造44として、押縁6の外側突出部65と互いに係止される外側係止部45と、押縁6の内側突出部66と互いに係止される内側係止部46とを有する。
支持枠4は、係止構造44の外側係止部45が、押縁6の外側フランジ61の側端と幅方向Xで対応するように配置されるとともに、係止構造44の内側係止部46が、押縁6の内側フランジ62の側端と幅方向Xで対応するように配置される。
支持枠4は、押縁6が係止構造44に取り付けられて、押縁6の内側フランジ62と背面側支承壁43とが奥行方向Zで互いに離間することで、透光板5の幅方向Xの側端が挿入される枠溝部40が、押縁6の内側フランジ62と背面側支承壁43との間に形成される。
透光板5は、幅方向Xの側端となる左端部5c又は右端部5dで、支持枠4の背面側支承壁43との間に緩衝材51が設けられるとともに、押縁6の内側フランジ62との間にシール材52が設けられる。透光板5は、これに限らず、シール材52の代わりに緩衝材51が、押縁6の内側フランジ62との間に設けられてもよい。
緩衝材51は、支持枠4の背面側支承壁43に形成された溝部43aに嵌め込まれて、奥行方向Zの背面側Bから透光板5の側端に当接される。また、緩衝材51は、支持枠4の背面側支承壁43に沿って、高さ方向Yで連続的又は断続的に延びて設けられる。
シール材52は、押縁6の内側フランジ62と透光板5の側端とが奥行方向Zで互いに離間して形成された間隙Sに充填されて、奥行方向Zの正面側Aから透光板5の側端に接着される。また、シール材52は、高さ方向Yで連続的又は断続的に、押縁6の内側フランジ62に沿って充填される。
押縁6は、奥行方向Zに移動しないように透光板5の側端を支持枠4に固定するものとなり、透光板5の幅方向Xの側端が、支持枠4の背面側支承壁43と押縁6の内側フランジ62とに挟み込まれて、透光板5の左端部5c又は右端部5dが枠溝部40に挿入された状態となる。
押縁6は、図11に示すように、押縁6の外側フランジ61の外側突出部65が、奥行方向Zの正面側Aに向けて湾曲させて形成されるとともに、押縁6の内側フランジ62の内側突出部66に、奥行方向Zの背面側Bに向けて突出させて、突出爪66aが形成される。
支持枠4は、押縁6の外側突出部65の湾曲した形状に合わせて、押縁6の外側突出部65を奥行方向Zに係止させる係止溝45aが、外側係止部45に形成される。外側係止部45は、係止溝45aの正面側Aに第1突起44aが設けられるとともに、係止溝45aの背面側Bに第2突起44bが設けられる。
支持枠4は、正面側Aに向けて突出する係止爪46aが、押縁6の突出爪66aに背面側Bから係止されるものとして、内側係止部46に形成される。内側係止部46は、正面側Aに向けて突出する係止爪46aと、背面側Bに向けて突出する突出爪66aとが、幅方向Xで互いに係止されるものとなり、係止爪46aの背面側Bに第3突起44cが設けられる。
内側突出部66及び内側係止部46は、互いに係止させるときに摺動するものとして、奥行方向Zで傾斜させて延びるテーパ面55が、突出爪66a及び係止爪46aの何れか一方又は両方の外側に形成される。また、内側突出部66及び内側係止部46は、互いに係止させた後に面状に当接するものとして、奥行方向Zで傾斜することなく略直線状に延びる係合面56が、突出爪66a及び係止爪46aの何れか一方又は両方の内側に形成される。
テーパ面55は、内側突出部66の突出爪66aにおいて、背面側Bより正面側Aが幅方向Xで支持枠4側に突出するものとなるように、奥行方向Zで傾斜させて延びるとともに、内側係止部46の係止爪46aにおいて、正面側Aより背面側Bが幅方向Xで押縁6側に突出するものとなるように、奥行方向Zで傾斜させて延びるものとなる。
押縁6は、外側フランジ61と内側フランジ62とが、押縁6の幅方向Xの中間部6bより側端部6cで、奥行方向Zに離間したものとなるように、内側フランジ62に傾斜部62aが形成される。傾斜部62aは、幅方向Xで内側フランジ62の側端に向けて略直線状に、奥行方向Zで透光板5側に傾斜して形成される。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、図12、図13に示すように、上横枠2と下横枠3とに透光板5を取り付けるものである。本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、透光板5の上端部5aを上横枠2に取り付ける上側取付工程と、透光板5の下端部5bを下横枠3に取り付ける下側取付工程とを備える。
上側取付工程では、最初に、図12(a)に示すように、透光板5の上端部5aより下端部5bが、奥行方向Zで正面側Aに突出するものとなるように、透光板5の上端部5aを背面側Bに傾倒させて、透光板5を奥行方向Zに傾斜させる。
上側取付工程では、次に、図12(b)に示すように、透光板5の上端部5aを背面側Bに傾倒させたまま、透光板5の上端部5aを上横枠2の上溝20に挿入することで、透光板5の上端部5aを上横枠2に取り付ける。
このとき、上側取付工程では、透光板5の上端部5aの背面側Bに、上溝20の背面側Bに設けられた緩衝材51が当接されるとともに、図6、図7に示すように、下横枠3の下溝30の溝深さd2より、上溝20の溝深さd1を大きくした上横枠2に、透光板5の上端部5aが取り付けられるものとなる。
下側取付工程では、最初に、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5の上端部5aを回転軸として、透光板5の下端部5bを奥行方向Zの背面側Bに回転移動させることで、図13(a)に示すように、透光板5の下端部5bを下溝30の上方に移動させる。
下側取付工程では、次に、図13(b)に示すように、高さ方向Yの上方から下方に向けて、透光板5の下端部5bを下横枠3の下溝30に落とし込み、透光板5の下端部5bを下横枠3の下溝30に挿入することで、透光板5の下端部5bを下横枠3に取り付ける。
このとき、下側取付工程では、透光板5の下端部5bの背面側Bに、下溝30の背面側Bに設けられた緩衝材51が当接されるとともに、透光板5の下端部5bを下横枠3の下溝30に落とし込むことで、図7に示すように、透光板5の下端面50bを、緩衝ブロック31の上面31aに当接させるものとなる。
また、下側取付工程では、図6、図7に示すように、上横枠2に形成された上溝20の底面20bと透光板5の上端面50aとの離間距離L1が、下溝30の溝深さd2以上となることで、透光板5の下端部5bを奥行方向Zの背面側Bに回転移動させるときに、透光板5の下端部5bを、下横枠3に接触させずに下溝30の上方まで移動させることができるものとなる。
また、下側取付工程では、透光板5の下端部5bを下横枠3の下溝30に落とし込んでから、図14〜図16に示すように、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか一方又は両方を、左縦枠41及び右縦枠42の何れか一方又は両方の支持枠4に、押縁6で取り付ける。
下側取付工程では、図14に示すように、透光板5の正面側Aで、押縁6を支持枠4に取り付けるときに、最初に、支持枠4の溝部43aに緩衝材51を嵌め込んで、透光板5を背面側Bで緩衝材51に当接させる。
下側取付工程では、次に、押縁6の外側フランジ61の外側突出部65を、支持枠4の外側係止部45に引っ掛けて、押縁6の外側突出部65を回転軸として、正面側Aから背面側Bに向けて押縁6を回転させることで、押縁6の内側フランジ62が奥行方向Zで透光板5に接近するとともに、押縁6の内側突出部66が幅方向Xで支持枠4の内側係止部46に接近する。
このとき、下側取付工程では、図15(a)に示すように、押縁6の湾曲した外側突出部65が、外側係止部45の湾曲した係止溝45aに挿入されて、外側突出部65を係止溝45aに沿って移動させる。下側取付工程では、押縁6の外側突出部65を回転軸として、正面側Aから背面側Bに向けて押縁6を回転させることで、図15(b)に示すように、押縁6の外側突出部65を、支持枠4の外側係止部45に係止させるものとなる。
下側取付工程では、次に、図16に示すように、押縁6の内側突出部66を支持枠4の内側係止部46に幅方向Xで接近させて、突出爪66aのテーパ面55と係止爪46aのテーパ面55とを互いに対向させて当接させながら、内側突出部66を内側係止部46に係止させる。
このとき、下側取付工程では、図16(a)に示すように、突出爪66aのテーパ面55が係止爪46aのテーパ面55で摺動するものとなり、押縁6の内側フランジ62が正面側Aに傾斜して弾性変形することで、図16(b)に示すように、突出爪66aと係止爪46aとが幅方向Xで互いに係止されて、押縁6が支持枠4に正確に取り付けられるものとなる。
また、下側取付工程では、内側突出部66を内側係止部46に係止させた後に、面状に当接するものとして、突出爪66a及び係止爪46aの内側に係合面56が形成されるため、押縁6が支持枠4に正確に取り付けられた状態から、押縁6の内側フランジ62を正面側Aに傾斜させて弾性変形等させない限り、押縁6を支持枠4から取り外すことができないものとなる。
下側取付工程では、図10に示すように、押縁6の内側突出部66を、支持枠4の内側係止部46に係止させてから、押縁6を支持枠4に取り付けるためのビスを用いることなく、透光板5と押縁6の内側フランジ62との間隙Sにシール材52が設けられる。
下側取付工程では、図5に示すように、透光板5の左端部5c及び右端部5dを左縦枠41及び右縦枠42に取り付けるとともに、図4に示すように、透光板5の上端部5a及び下端部5bを上横枠2及び下横枠3に取り付けてから、最後に、上溝20及び下溝30で、シール材52が設けられて、透光板5の上端部5a及び下端部5bの正面側Aに、シール材52を接着させる。
なお、下側取付工程では、これに限らず、透光板5の上端部5a及び下端部5bを上横枠2及び下横枠3に取り付けてから、透光板5の上端部5a及び下端部5bの正面側Aに、シール材52を接着させて、その後に、押縁6が用いられることにより、透光板5の左端部5c及び右端部5dを左縦枠41及び右縦枠42に取り付けてもよい。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、透光板5の上端部5a及び下端部5bを、上横枠2及び下横枠3から取り外す作業に先立って、図17〜図19に示すように、透光板5より正面側Aで、支持枠4に取り付けられた押縁6を、支持枠4から取り外すものとなる。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、図17に示すように、最初に、透光板5の正面側Aから、押縁6の内側フランジ62及び透光板5に接着したシール材52を切除して、シール材52が間隙Sに設けられていない状態とする。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、次に、図18、図19に示すように、押縁6の内側フランジ62の係止状態を解除させる内側解除工程と、押縁6の外側フランジ61の係止状態を解除させる外側解除工程とを経て、支持枠4から押縁6が取り外される。
内側解除工程では、最初に、図18に示すように、押縁6の内側フランジ62と透光板5との間隙Sから、枠溝部40に押込治具7を挿入して、押込治具7の先端部7aで内側フランジ62を奥行方向Zの正面側Aに向けて押し込んで、内側フランジ62を奥行方向Zの正面側Aに弾性変形又は塑性変形させる。
内側解除工程では、次に、押縁6の内側フランジ62を奥行方向Zの正面側Aに変形させて、突出爪66aと係止爪46aとの係止状態を解除させることで、押縁6の内側突出部66と支持枠4の内側係止部46との係止状態を解除するものとなる。
内側解除工程では、特に、押縁6の内側フランジ62の側端に向けて透光板5側に傾斜する傾斜部62aが形成されるため、押込治具7で内側フランジ62を正面側Aに押し込みやすくして、押込治具7で内側フランジ62を容易に破壊等させることができるものとなる。
なお、押込治具7は、例えば、図20に示すように、高さ方向Yに延びるステンレスや鋼等を材質とする板材が、奥行方向Zの正面側Aから背面側Bに向けて屈曲させて形成されるとともに、幅方向Xの先端部7aが、奥行方向Zの正面側Aに向けて突出するように形成される。押込治具7は、これに限らず、鋏状の治具が用いられてもよく、また、幅方向Xの先端部7aが正面側Aに突出させて形成されなくてもよい。
外側解除工程では、最初に、図19に示すように、押縁6の内側フランジ62を正面側Aに移動させて、押縁6の湾曲した外側突出部65を、外側係止部45の湾曲した係止溝45aに沿って移動させることで、押縁6の外側突出部65を回転軸として、押縁6が正面側Aに回転移動するものとなる。
外側解除工程では、次に、押縁6の外側突出部65を回転軸として、押縁6を奥行方向Zの正面側Aに回転させることで、外側フランジ61の側端に形成された外側突出部65と、外側突出部65に係止された支持枠4の外側係止部45との係止状態を解除して、押縁6を支持枠4から取り外して正面側Aに撤去する。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、図21、図22に示すように、上横枠2と下横枠3とから透光板5を取り外すものである。本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、透光板5の下端部5bを下横枠3から取り外す下側取外工程と、透光板5の上端部5aを上横枠2から取り外す上側取外工程とを備える。
下側取外工程では、最初に、図21(a)に示すように、上横枠2の上溝20で透光板5の上端部5aの正面側Aに接着されたシール材52を切除するとともに、下横枠3の下溝30で透光板5の下端部5bの正面側Aに接着されたシール材52を切除する。
下側取外工程では、次に、図21(b)に示すように、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5を上方に持ち上げて、下横枠3の下溝30から透光板5の下端部5bが引き抜かれるものとなる。
下側取外工程では、次に、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、奥行方向Zの正面側Aに透光板5の下端部5bを移動させることで、下溝30の上方から透光板5の下端部5bを正面側Aに移動させて、透光板5の下端部5bを下横枠3から取り外す。
上側取外工程では、最初に、図22(a)に示すように、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5の上端部5aを回転軸として、透光板5の下端部5bを奥行方向Zの正面側Aに回転移動させる。
このとき、上側取外工程では、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5の上端部5aより下端部5bが、奥行方向Zで正面側Aに突出するものとなるように、透光板5の下端部5bを正面側Aに傾倒させて、透光板5を奥行方向Zに傾斜させたものとなる。
また、上側取外工程では、図6、図7に示すように、上横枠2に形成された上溝20の底面20bと透光板5の上端面50aとの離間距離L1が、下溝30の溝深さd2以上となることで、透光板5の下端部5bを奥行方向Zの正面側Aに回転移動させるときに、透光板5の下端部5bを、下横枠3に接触させずに正面側Aに傾倒させることができるものとなる。
上側取外工程では、最後に、図22(b)に示すように、透光板5の下端部5bを正面側Aに傾倒させて、透光板5を奥行方向Zに傾斜させながら、透光板5の上端部5aを上横枠2の上溝20から引き抜くことで、透光板5の上端部5aを上横枠2から取り外す。
透光性遮音壁80は、図1に示すように、道路からの飛び石等により、路面に近接した下段の透光板5の破損する確率が高い。従来のパネルにおいては、複数段のパネルが高さ方向Yに積まれて設置されているため、支柱81から上段のパネルを全て引き抜いてから、パネルごと交換することが必要となる。これに対して、本発明を適用した透光性パネル1は、パネルごと交換することを必要としないで、また、ビスの取付取外作業も必要なく、破損した透光板5のみを容易に交換することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図6、図7に示すように、透光板5の上端部5a及び下端部5bに、奥行方向Zの背面側Bから緩衝材51が当接されることで、透光板5の背面側Bでの緩衝材51の切除作業を必要としないものとしながら、上横枠2及び下横枠3において、正面側突出長D1が背面側突出長D2より小さくされることで、透光板5の正面側Aで上溝20及び下溝30にカッター等を挿入しやすくして、透光板5の正面側Aでのシール材52の切除作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図21、図22に示すように、透光板5の正面側Aでのシール材52の切除作業を容易に実施しながら、透光板5の上端部5aを上横枠2から取り外すときに、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、透光板5の上端部5aを回転軸として、奥行方向Zの正面側Aのみに透光板5の下端部5bが回転移動するため、透光板5の上端部5aより下端部5bが、奥行方向Zで正面側Aのみに突出するものとなり、部分的に破損した透光板5の交換作業を実施するときに、部分的に破損した透光板5の破片等を、上横枠2及び下横枠3より民地側となる背面側Bに落下させずに、交換作業を実施する正面側Aのみに落下させるものとして、透光板5の交換作業を安全に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、上横枠2に上溝20が形成されるとともに、下横枠3に下溝30が形成されて、上横枠2及び下横枠3の各々に押縁6等を用いることなく、透光板5の上端部5a及び下端部5bを固定することができるため、上横枠2及び下横枠3が押縁6等で分離された構造とならず、上横枠2及び下横枠3を一体的な構造とすることができるものとなり、上横枠2及び下横枠3の各々で、部材の剛性を向上させることが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図23に示すように、透光板5に対する背面側Bからの風等の外力により、奥行方向Zの背面側Bから正面側Aに向けた回転力Rが、透光板5から押縁6に作用するものとなるが、内側突出部66が第3突起44cに奥行方向Zで係止されるため、支持枠4からの押縁6の離脱を防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、透光板5と内側フランジ62とにシール材52が接着されることから、透光板5に対する正面側Aからの落下した積荷の衝突、風等の外力により、押縁6がシール材52により背面側Bに引っ張られて、奥行方向Zの正面側Aから背面側Bに向けた回転力Rが、押縁6に作用するものとなるが、外側突出部65が第1突起44aに奥行方向Zで係止されるため、支持枠4からの押縁6の離脱を防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、施工、運搬時の衝撃力等により、奥行方向Zの正面側Aから背面側Bに向けた押圧力Pが、押縁6の外側フランジ61に正面側Aから作用するものとなるが、外側突出部65が第2突起44bに奥行方向Zで係止されるため、支持枠4からの押縁6の離脱を防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、透光板5と内側フランジ62とにシール材52が接着されるため、万が一、内側突出部66と内側係止部46との係止が解除された場合であっても、押縁6が脱落しないものとなり、透光板5の外れを防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1は、図15、図16に示すように、押縁6を支持枠4から容易に取り外すことができないものとすると同時に、図18、図19に示すように、押込治具7等で人為的に内側フランジ62を破壊等することにより、ビスの取外作業を必要とすることなく、押縁6を支持枠4から人為的な作業で容易に取り外すことができる。
本発明を適用した透光性パネル1は、外側フランジ61又は内側フランジ62が、落下した積荷の衝突、風等の外力、又は、施工、運搬時の衝撃力等の押圧力Pにより容易に離脱しないものとしながら、押込治具7等での人為的な作業によってのみ、透光板5の交換容易性を向上させることができるため、支持枠4からの押縁6の想定外の脱落を防止して、透光性パネル1が境界に設置された高速道路等の通行の安全性を向上させると同時に、透光板5が部分的に破損した場合等に、透光板5の交換作業を容易に実施して、高速道路等の長時間の通行規制を回避することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、図12、図13に示すように、透光板5の上端部5aを上横枠2の上溝20に挿入することで、透光板5の上端部5aが上横枠2に取り付けられるとともに、透光板5の下端部5bを下横枠3の下溝30に落とし込むことで、透光板5の下端部5bが下横枠3に取り付けられるため、透光板5の上端部5a及び下端部5bを、上横枠2及び下横枠3に固定するためのビスを用いることなく、透光板5の取付作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、図10に示すように、外側突出部65と外側係止部45とが互いに係止されるとともに、内側突出部66と内側係止部46とが互いに係止されることで、押縁6を支持枠4に固定するためのビスを用いることなく、透光板5の左端部5c及び右端部5dが、左縦枠41及び右縦枠42の支持枠4に取り付けられるものとなり、押縁6の組付作業時にビスの締込作業を必要としないものとして、透光板5の取付作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、特に、図11に示すように、突出爪66aと係止爪46aとが幅方向Xで互いに係止されて、押縁6が支持枠4に正確に取り付けられることから、押縁6を暫定的に取り付けることができないものとなり、押縁6の組付精度を向上させることが可能となるとともに、押縁6の支持枠4からの脱落を防止して、透光板5の外れを防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、透光板5の上端部5a及び下端部5bが、ビスを用いることなく、上横枠2及び下横枠3に固定されるとともに、透光板5の左端部5c及び右端部5dが、ビスを用いることなく、左縦枠41及び右縦枠42に固定されることで、上横枠2、下横枠3、左縦枠41及び右縦枠42に、透光板5を取り付けるための全ての箇所で、ビスが用いられないものとなり、透光板5の取付作業時にビスの締込作業を必要としないものとして、透光性パネル1の製造効率を向上させることが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、特に、左縦枠41と右縦枠42との間で、図8に示すように、中縦枠47が配置されることで、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか一方のみが、左縦枠41又は右縦枠42に取り付けられて、透光板5の左端部5c及び右端部5dの何れか他方が、押縁6を設けることなく中縦枠47に取り付けられるものとなり、支持枠4への押縁6の取付箇所をも半減させることで、透光性パネル1の製造効率を一段と向上させることが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、図3に示すように、透光板5を取り付けるための全ての箇所において、上横枠2、下横枠3、左縦枠41及び右縦枠42に、ビスが用いられないものとなるため、ビスが露出して設けられないものとなり、透光性パネル1の外観を良好なものとすると同時に、露出したビスの腐食等による脱落を防止して、透光板5の外れを防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、図6、図7に示すように、下横枠3の下溝30に設けられた緩衝ブロック31までの下溝30の溝深さd2より、上溝20の溝深さd1を大きくして上横枠2が形成されることで、透光板5の下端部5bを下溝30に挿入したまま、透光板5の上端部5aで所定の挿入長L2を確保したものとなり、透光板5の上端部5a及び下端部5bを上横枠2及び下横枠3に確実に固定すると同時に、透光板5の下端面50bを緩衝ブロック31に当接させて、透光板5の下端部5bを下溝30に落とし込むときの衝撃を緩衝ブロック31に吸収させることで、透光板5の破損等を防止することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法は、透光板5の上端部5a及び下端部5bに、背面側Bから緩衝材51が当接されるため、透光板5に対する背面側Bからのシール材52の接着作業を必要としないものとしながら、正面側Aからシール材52が透光板5に接着されるため、透光板5の正面側Aのみでシール材52の接着作業を実施することができるものとして、透光板5の取付作業を路側となる正面側Aのみから容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、図21、図22に示すように、透光板5を持ち上げることで、透光板5の下端部5bが下横枠3から取り外されるとともに、透光板5の上端部5aを上横枠2の上溝20から引き抜くことで、透光板5の上端部5aが上横枠2から取り外されるため、透光板5の上端部5a及び下端部5bでのビスの取外作業を必要としないものとなり、透光板5の取外作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、特に、図6、図7に示すように、上横枠2及び下横枠3において、正面側突出長D1を背面側突出長D2より小さくしたものとなるため、透光板5の正面側Aで上溝20及び下溝30にカッター等を挿入しやすくして、透光板5の正面側Aでのシール材52の切除作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取外方法は、図21、図22に示すように、透光板5の正面側Aでのシール材52の切除作業を容易に実施しながら、透光板5の上端部5aを上溝20に挿入したまま、奥行方向Zの正面側Aのみに透光板5の下端部5bが回転移動するため、透光板5の上端部5aより下端部5bが、奥行方向Zで正面側Aのみに突出するものとなり、部分的に破損した透光板5の交換作業を実施するときに、部分的に破損した透光板5の破片等を、上横枠2及び下横枠3より民地側となる背面側Bに落下させずに、交換作業を実施する正面側Aのみに落下させるものとすることで、透光板5の交換作業を安全に実施することが可能となる。
本発明を適用した透光性パネル1の取付方法及び取外方法は、例えば、透光板5に吸盤等の治具を取り付けて、透光板5を落とし込む作業、透光板5を持ち上げる作業、又は、透光板5を奥行方向Zに傾斜させる作業等を実施するものとなるが、これに限らず、図3に示すように、透光板5の上端部5a、下端部5b、左端部5c及び右端部5dと、上横枠2、下横枠3、左縦枠41及び右縦枠42との間に、作業員の手を挿入して、透光板5を持ち上げる作業等を実施するものとしてもよい。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :透光性パネル
2 :上横枠
20 :上溝
3 :下横枠
30 :下溝
31 :緩衝ブロック
31a :上面
4 :支持枠
40 :枠溝部
41 :左縦枠
42 :右縦枠
43 :背面側支承壁
43a :溝部
44 :係止構造
44a :第1突起
44b :第2突起
44c :第3突起
45 :外側係止部
45a :係止溝
46 :内側係止部
46a :係止爪
47 :中縦枠
5 :透光板
5a :上端部
5b :下端部
5c :左端部
5d :右端部
50a :上端面
50b :下端面
51 :緩衝材
52 :シール材
55 :テーパ面
56 :係合面
6 :押縁
6a :基端部
6b :中間部
6c :側端部
60 :開口部
61 :外側フランジ
62 :内側フランジ
62a :傾斜部
63 :ウェブ
64 :ボックス部
65 :外側突出部
66 :内側突出部
66a :突出爪
7 :押込治具
7a :先端部
80 :透光性遮音壁
81 :支柱
82 :固定金具
A :正面側
B :背面側
X :幅方向
Y :高さ方向
Z :奥行方向

Claims (8)

  1. 道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルの取付方法であって、
    下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠とに、透光板を取り付けるものであり、前記透光板の上端部を前記上横枠に取り付ける上側取付工程と、前記透光板の下端部を前記下横枠に取り付ける下側取付工程とを備え、
    前記上側取付工程では、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で路側となる正面側に突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させながら、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入することで前記上横枠に取り付けて、
    前記下側取付工程では、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入したまま、奥行方向の背面側に前記透光板の下端部を移動させてから、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込むことで前記下横枠に取り付けること
    を特徴とする透光性パネルの取付方法。
  2. 前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込んでから、前記透光板の左端部及び右端部の何れか一方又は両方を、左縦枠及び右縦枠の何れか一方又は両方の支持枠に、押縁で取り付けるものであり、前記透光板と前記押縁との間にシール材を設けること
    を特徴とする請求項1に記載の透光性パネルの取付方法。
  3. 前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込んでから、前記透光板の左端部及び右端部の何れか一方又は両方を、左縦枠及び右縦枠の何れか一方又は両方の支持枠に、路側に配置される外側フランジと、前記透光板側に配置される内側フランジとを有する押縁で取り付けるものであり、前記押縁を取り付けるためのビスを用いることなく、前記外側フランジの側端に形成された外側突出部を、前記支持枠の路側に形成された外側係止部に係止させてから、前記内側フランジの側端に形成された内側突出部を、前記支持枠の前記透光板側に形成された内側係止部に係止させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の透光性パネルの取付方法。
  4. 前記上側取付工程では、前記下溝に設けられた緩衝ブロックまでの前記下溝の溝深さより、前記上溝の溝深さを大きくした前記上横枠に、前記透光板の上端部を取り付けて、
    前記下側取付工程では、前記透光板の下端部を前記下溝に落とし込むことで、前記透光板の下端面を前記緩衝ブロックに当接させること
    を特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の透光性パネルの取付方法。
  5. 前記上側取付工程では、前記透光板の上端部の背面側で、前記上溝に緩衝材を設けることで、前記透光板の背面側に前記緩衝材が当接されて、
    前記下側取付工程では、前記透光板の上端部の正面側で、前記上溝にシール材を設けることで、前記透光板の正面側に前記シール材が接着されること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の透光性パネルの取付方法。
  6. 道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルの取外方法であって、
    下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠とから、透光板を取り外すものであり、前記透光板の下端部を前記下横枠から取り外す下側取外工程と、前記透光板の上端部を前記上横枠から取り外す上側取外工程とを備え、
    前記下側取外工程では、前記透光板の上端部を前記上溝に挿入したまま、前記透光板を上方に持ち上げて、奥行方向の路側となる正面側に前記透光板の下端部を移動させることで前記下横枠から取り外して、
    前記上側取外工程では、前記透光板の上端部より下端部が奥行方向で正面側に突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させながら、前記透光板の上端部を前記上溝から引き抜くことで前記上横枠から取り外すこと
    を特徴とする透光性パネルの取外方法。
  7. 前記上横枠は、前記透光板の正面側に突出する正面側突出長を、前記透光板の背面側に突出する背面側突出長より小さくして、前記上溝で前記透光板の正面側に接着されたシール材を切除して、前記上側取外工程では、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で正面側のみに突出するものとなるように、前記透光板を奥行方向に傾斜させること
    を特徴とする請求項6に記載の透光性パネルの取外方法。
  8. 道路や鉄道等軌道の境界に設置される透光性パネルであって、
    下方に向けて開口する上溝が形成された上横枠と、上方に向けて開口する下溝が形成された下横枠と、前記上横枠及び前記下横枠に取り付けられる透光板とを備え、
    前記上横枠は、前記透光板の路側となる正面側に突出する正面側突出長を、前記透光板の背面側に突出する背面側突出長より小さくして、
    前記透光板は、前記上溝に設けられた緩衝材が、前記透光板の上端部の背面側に当接されるとともに、前記上溝に設けられたシール材が、前記透光板の上端部の正面側に接着されることで、前記上溝で前記シール材を切除して、前記透光板の上端部を前記上横枠から取り外すときに、前記透光板の上端部より下端部が、奥行方向で正面側のみに突出して、前記透光板が奥行方向に傾斜するものとなること
    を特徴とする透光性パネル。
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