JP2016178415A - 高周波検波回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高周波が伝搬する主線路からアンテナまでの距離を一定に保ち、より高精度に高周波波電力をモニタする高周波検波回路を得ることを目的とする。【解決手段】 検波器と、表層に上記検波器を実装し、内層に上記検波器に接続されたアンテナ導体を形成し、上記検波器と上記アンテナ導体間を接続する内層導体を形成し、上記表層と上記アンテナ導体の間に接地導体を形成した多層基板を備え、マイクロストリップ線路導体の形成された誘電体基板上に配置され、上記アンテナ導体が検波対象となるマイクロストリップ線路導体の上方に位置するように配置する。【選択図】 図1
Description
この発明は、マイクロ波、ミリ波等の高周波信号を検波する高周波検波回路に関する。
マイクロ波装置におけるマイクロ波回路の電気特性を試験するために、マイクロ波回路の特定部位を検波し、マイクロ波電力レベルをモニタして、回路設計の良否、動作上の問題点等を検証することがある。マイクロ波電力レベルのモニタ方法として、マイクロ波装置における誘電体基板上の主線路上部にアンテナを配置する方法がある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1は、マイクロ波回路の収納ケースの上蓋にアンテナを配置して、マイクロ波電力レベルをモニタする方法を示している。しかしながらこの方法は、上蓋の寸法精度や組み付け誤差によって、主線路とアンテナの距離にばらつきが生じ易いため、マイクロ波電力レベルを高精度にモニタすることができないという問題あった。また、マイクロ波装置内に予め内蔵したアンテナによりモニタ回路を構成するため、モニタ回路の設置位置の自由度がないという問題があった。
なお、マイクロ波回路の問題検証や設計検証のため、アンテナをマイクロ波装置内に内蔵せずに、主線路上部に簡易的にアンテナを設置して、任意の位置のマイクロ波電力を簡易的にモニタすることもできる。この場合においても、主線路とアンテナの距離を一定に保つことは難しい。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであって、高周波が伝搬する主線路からアンテナまでの距離を一定に保ち、より高精度に高周波波電力をモニタする高周波検波回路を得ることを目的とする。
この発明による高周波検波回路は、検波器と、表層に上記検波器を実装し、内層に上記検波器に接続されたアンテナ導体を形成し、上記検波器と上記アンテナ導体間を接続する内層導体を形成し、上記表層と上記アンテナ導体の間に接地導体を形成した多層基板を備え、マイクロストリップ線路導体の形成された誘電体基板上に配置され、上記アンテナ導体が検波対象となるマイクロストリップ線路導体の上方に位置するように配置されるものである。
この発明によれば、高周波検波回路において、高周波が伝搬する主線路からアンテナまでの距離を一定に保つことができるため、より高精度に高周波電力をモニタすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路の構成を示す図である。図2は、実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路の構成を示す断面図である。図1において、実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路10は、多層基板1と検波器3から構成される。高周波検波回路10を構成する多層基板1は、誘電体基板7の上面に配置されている。誘電体基板7は実施の形態1による高周波装置を構成している。誘電体基板7および誘電体基板7上に配置した多層基板1は、図示しない金属ケースに収容しても良い。
図1は、この発明に係る実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路の構成を示す図である。図2は、実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路の構成を示す断面図である。図1において、実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路10は、多層基板1と検波器3から構成される。高周波検波回路10を構成する多層基板1は、誘電体基板7の上面に配置されている。誘電体基板7は実施の形態1による高周波装置を構成している。誘電体基板7および誘電体基板7上に配置した多層基板1は、図示しない金属ケースに収容しても良い。
誘電体基板7は、検波対象となるマイクロ波、ミリ波等の高周波信号が伝搬する基板である。誘電体基板7は、表面の表層にマイクロストリップ線路導体8が形成され、マイクロ波、ミリ波等の高周波信号で動作する高周波回路を構成している。誘電体基板7の裏面はグランドパターンを形成する接地導体9が形成されている。誘電体基板7は、マイクロストリップ線路導体8および接地導体9とともにマイクロストリップ線路を形成している。
多層基板1は、誘電体基板7の上面に接して載置される。多層基板1は、上面の表層に検波器3が実装されている。検波器3は検波回路を構成する電子部品である。多層基板1は、上面の表層に検波信号出力端子4が形成される。検波信号出力端子4は、検波器3における検波出力部に接続されて、検波器3から出力された検波信号を外部出力する端子である。また、多層基板1は、内層にアンテナ導体2がパターニングされている。
スルーホール5は、多層基板1の表層と内層に形成される。スルーホール5の上端部は、多層基板1の表層パターンを介して、検波器3における検波入力部に接続される。また、スルーホール5の下端部は、多層基板1の内層パターンを介して、アンテナ導体2の給電端子に接続される。このようにスルーホール5は、アンテナ導体2に接続された内層パターンと検波器3に接続された表層パターンを接続する内層導体である。接地導体6は、多層基板1の内層において、多層基板1の表層とアンテナ導体2の間に配置されて、アンテナ導体2を上方から覆うように配置される。接地導体6は、アンテナ導体2および表層パターンに対するグランドパターンである。接地導体6は、スルーホール5の周囲を囲む導体の剥かれた穴が形成され、当該穴にスルーホール5が貫通している。
次に、実施の形態1による高周波装置に配置した高周波検波回路10の動作について説明する。
誘電体基板7のマイクロストリップ線路導体8を伝搬するマイクロ波信号は開放空間を伝搬する。このため少なからずマイクロストリップ線路導体8の周囲に放射電力を生じる。
このとき、マイクロストリップ線路導体8の上部にアンテナ導体2を設けることにより、アンテナ導体2がマイクロストリップ線路導体8の周囲に生じた放射電力を受信し、受信信号が検波器3に入力される。かくして、検波信号出力端子4に検波信号が出力されることにより、マイクロストリップ線路導体8を伝搬するマイクロ波信号の電力をモニタする。
誘電体基板7のマイクロストリップ線路導体8を伝搬するマイクロ波信号は開放空間を伝搬する。このため少なからずマイクロストリップ線路導体8の周囲に放射電力を生じる。
このとき、マイクロストリップ線路導体8の上部にアンテナ導体2を設けることにより、アンテナ導体2がマイクロストリップ線路導体8の周囲に生じた放射電力を受信し、受信信号が検波器3に入力される。かくして、検波信号出力端子4に検波信号が出力されることにより、マイクロストリップ線路導体8を伝搬するマイクロ波信号の電力をモニタする。
ここで、実施の形態1の高周波検波回路10は、誘電体基板7上に実装した多層基板1の内層にアンテナ導体2をパターンニングすることで、マイクロストリップ導体8とアンテナ導体2の距離は、多層基板1の基板底面からアンテナ導体2までの基板厚と等しくなり、高い寸法精度で一定に保たれる。このためマイクロストリップ導体8とアンテナ導体2の距離が変動せず、常に高精度に高周波電力をモニタすることができる。
また、高周波検波回路10を構成する多層基板1は、モニタ対象となる高周波信号が伝搬する誘電体基板7と一体の構造になっていない。また、予め高周波検波回路10を測定対象に内蔵する必要がなく、必要に応じて設置、取外しをすることができる。このため誘電体基板7上において、高周波検波回路10を構成する多層基板1を設置する箇所を変更することで、高周波電力レベルをモニタするためのモニタ対象箇所を自由に変えることができる。かくして、高精度に高周波電力をモニタすることができるとともに、モニタ対象箇所の自由度を高くすることが可能である。これは測定対象の問題検証や設計検証に極めて有用である。
なお、アンテナ導体2は多層基板で構成することができる形状であれば種類は問わず、パッチアンテナやダイポールアンテナ、モノポールアンテナ等、様々な高周波アンテナを適用することができる。
以上説明した通り、実施の形態1による高周波検波回路は、検波器3と、表層に上記検波器3と当該検波器3に接続された検波信号出力端子4を実装し、内層に上記検波器3に接続されたアンテナ導体2を形成し、上記検波器3と上記アンテナ導体2間を接続する内層導体であるスルーホール5を形成し、上記表層と上記アンテナ導体2の間に上記スルーホール5が貫通する接地導体6を形成した多層基板1を備え、マイクロストリップ線路導体8の形成された誘電体基板7上に配置され、上記アンテナ導体2が検波対象となるマイクロストリップ線路導体8の上方に位置するように配置される。これによって、高周波検波回路において、高周波が伝搬する主線路からアンテナまでの距離を一定に保つことができるため、より高精度に高周波電力をモニタすることができる。
1 多層基板、2 アンテナ導体、3 検波器、4 検波信号出力端子、5 スルーホール、6 接地導体、7 誘電体基板、8 マイクロストリップ線路導体、9 接地導体、10 高周波検波回路。
Claims (1)
- 検波器と、
表層に上記検波器を実装し、内層に上記検波器に接続されたアンテナ導体を形成し、上記検波器と上記アンテナ導体間を接続する内層導体を形成し、上記表層と上記アンテナ導体の間に接地導体を形成した多層基板を備え、
マイクロストリップ線路導体の形成された誘電体基板上に配置され、上記アンテナ導体が検波対象となるマイクロストリップ線路導体の上方に位置するように配置される、
高周波検波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015055998A JP2016178415A (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 高周波検波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016178415A true JP2016178415A (ja) | 2016-10-06 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015055998A Pending JP2016178415A (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 高周波検波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107689473A (zh) * | 2017-08-10 | 2018-02-13 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种磁激励耦合机制的波导检波单元 |
KR102660899B1 (ko) * | 2021-11-19 | 2024-04-25 | 주식회사 뉴파워 프라즈마 | 인쇄회로기판의 전송선로 상에서 rf 신호의 전압과 전류를 검출하기 위한 모듈형 센서 |
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2015
- 2015-03-19 JP JP2015055998A patent/JP2016178415A/ja active Pending
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KR102660899B1 (ko) * | 2021-11-19 | 2024-04-25 | 주식회사 뉴파워 프라즈마 | 인쇄회로기판의 전송선로 상에서 rf 신호의 전압과 전류를 검출하기 위한 모듈형 센서 |
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