JP2019029396A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波信号を伝送する配線の線幅に制約を受けることなく、信号伝送時の損失の低減と、電子部品の耐振動性及び耐衝撃性の向上とを両立する。
【解決手段】筐体2と、絶縁層12を有する多層配線基板5とを備えた電子装置1は、多層配線基板の表面に設けられ、高周波用電子部品7が実装される表層導体14,15と、多層配線基板の内部において表層導体と電気的に接続して設けられ、高周波信号を伝送する配線を有する高周波用導体層23と、多層配線基板の内部に設けられ、高周波用導体層よりも幅広なグランド層24とを備える。配線の面のうちグランド層側の面の粗度は所定粗度よりも小さく、表層導体と絶縁層との界面の粗度は所定粗度よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子装置に関する。
例えばミリ波レーダ等の電子装置の内部に設けられる配線基板には高周波信号を処理する高周波用ICが実装されている。その配線基板では、信号伝送時の損失を低減するために例えば銅箔等の金属箔からなる配線の粗度を小さくすることが必要となる。しかしながら、配線の粗度を小さくすると、アンカー効果が低減し、ピール強度が低下するので、振動や衝撃が加わった際に電子部品の荷重により配線の剥離が生じる虞がある。特許文献1には、配線の線幅が細ければ粗度を小さくしても剥離が生じず、又、グランド層と絶縁層との界面の粗度を大きくしても信号伝送時の損失への影響が殆どないことに着目した技術が開示されている。特許文献1には、配線の線幅を細くして粗度を小さくすると共にグランド層と絶縁層との界面の粗度を大きくすることで、信号伝送時の損失の低減と電子部品の耐振動性及び耐衝撃性の向上とを両立する構成が開示されている。
特開2001−102696号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、配線の線幅を例えば0.5mm以下として微細とする必要があり、配線の線幅に制約を受ける。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高周波信号を伝送する配線の線幅に制約を受けることなく、信号伝送時の損失の低減と電子部品の耐振動性及び耐衝撃性の向上とを適切に両立することができる電子装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、表層導体(14,15,55)は、絶縁層(12,32,42,52)を有する多層配線基板(5,31,41,51)の表面に設けられ、高周波用電子部品(7)が実装される。高周波用導体層(23,45)は、多層配線基板の内部において表層導体と電気的に接続して設けられ、高周波信号を伝送する配線を有する。グランド層(24)は、多層配線基板の内部に設けられ、高周波用導体層よりも幅広である。配線の面のうちグランド層側の面の粗度は所定粗度よりも小さく、表層導体と絶縁層との界面の粗度は所定粗度よりも大きい。
高周波用導体層を、多層配線基板のうち高いピール強度が求められる表面に設けるのではなく、配線の剥離が生じる虞のない内部に設け、高周波信号を伝送する配線の面のうちグランド層側の面の粗度を所定粗度よりも小さくしたので、配線の線幅に制約を受けずに信号伝送時の損失を低減することができる。又、表層導体を、多層配線基板の表面に設け、表層導体と絶縁層との界面の粗度を所定粗度よりも大きくしたので、アンカー効果を増大させ、ピール強度を高めることができる。これにより、高周波信号を伝送する配線の線幅に制約を受けることなく、信号伝送時の損失の低減と電子部品の耐振動性及び耐衝撃性の向上とを適切に両立することができる。
第1の実施形態を示し、電子装置の縦断側面図 多層配線基板の一部の縦断側面図 粗度と信号伝送時の損失との関係を示す図 第2の実施形態を示し、多層配線基板の一部の縦断側面図 第3の実施形態を示し、多層配線基板の一部の縦断側面図 第4の実施形態を示し、多層配線基板の一部の縦断側面図 第5の実施形態を示し、多層配線基板の一部及び筐体の一部の縦断側面図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図3を参照して説明する。電子装置1は、例えばミリ波レーダ等の高周波信号を処理する電子装置である。図1に示すように、電子装置1において、筐体2は、それぞれ非金属部材から構成されている上側部材3と下側部材4とが接合されて構成されている。上側部材3と下側部材4とが接合される態様は、例えばネジ止めや接着剤による接着等のどのような態様でも良い。又、下側部材4が金属部材から構成されていても良い。
筐体2の内部には多層配線基板5が配置されている。多層配線基板5は、その基板面内方向の端部においてネジ6a,6bにより下側部材4の取り付け部4a,4bに対してネジ止めされて固定されている。多層配線基板5が下側部材4に固定される態様は、ネジ止め以外の態様でも良く、例えばゴム押さえで固定される態様でも良い。多層配線基板5の上面5aには1GHz以上の高周波信号を処理する1個の高周波用IC7(高周波用電子部品に相当する)が実装されている。多層配線基板5の下面5bには低周波信号を処理する4個の低周波用IC8〜11が実装されている。高周波用ICや低周波用ICの個数は例示した以外の個数でも良い。
高周波用IC7及び低周波用IC8が実装されている態様について説明する。図2に示すように、多層配線基板5は、その上面5aから下面5bまでの全体が絶縁層12である。絶縁層12は、その全体が低誘電基材13により構成されている。低誘電基材13は、例えば1GHzにおける誘電率が3.5以下である材料からなる基材である。
多層配線基板5の上面5aには、例えば銅箔等の金属箔からなる表層導体14,15が形成されている。高周波用IC7は、はんだ16,17を介して表層導体14,15と電気的に接続され、多層配線基板5の上面5aに実装されている。多層配線基板5の下面5bには、例えば銅箔等の金属箔からなる表層導体18〜20が形成されている。低周波用IC8は、はんだ21,22を介して表層導体19,20と電気的に接続され、多層配線基板5の下面5bに実装されている。尚、低周波用IC9〜11も同様の態様で多層配線基板5の下面5bに実装されている。
多層配線基板5の内部には、上面5aから下面5bにかけて高周波用導体層23、グランド層24、低周波用導体層25〜27が配置されている。高周波用導体層23は、高周波用IC7が処理する高周波信号を伝送する配線として線幅が1mm以下の配線を有し、表層導体15とビア28を介して電気的に接続されている。高周波用導体層23に形成されている配線は、高周波信号(無線信号に相当する)の送受信用のアンテナパターンを含む。尚、高周波用導体層23は、表層導体14ともビア(図示せず)を介して電気的に接続されていても良い。このような構成では、高周波用IC7が処理する高周波信号は、表層導体15と高周波用導体層23との間でビア28を介して伝送され、表層導体15において多層配線基板5の基板面内方向に伝送する高周波信号の伝送距離は10mm以下である。グランド層24は、線幅が1mm以上の配線を有し、高周波用導体層23よりも幅広なサイズで構成されており、アンテナパターンのグランドとして機能する。低周波用導体層25〜27は、それぞれ低周波信号を伝送する配線を有し、表層導体18〜20とビア(図示せず)を介して電気的に接続されていても良い。
高周波用導体層23に形成されている配線の面23a,23bのうちグランド層24側の面23bの粗度は、所定粗度よりも小さく形成されている。このような構成により、高周波用導体層23の配線に流れる高周波信号の信号伝送時の損失を低減している。又、表層導体14の面14a,14bのうち多層配線基板5に接している面14b及び表層導体15の面15a,15bのうち多層配線基板5に接している面15b、即ち、表層導体14,15と絶縁層12との界面の粗度は、所定粗度よりも大きく形成されている。このような構成により、表層導体14,15と絶縁層12との界面でアンカー効果を増大させ、ピール強度を高めている。
尚、高周波用導体層23の配線の面23a,23bのうち表層導体15側の面23aの粗度は、どのような粗度であっても良い。又、表層導体14の面14a,14bのうち多層配線基板5に接していない面14a及び表層導体15の面15a,15bのうち多層配線基板5に接していない面15aの粗度も、どのような粗度であっても良い。更に、グランド層24の何れの面24a,24bの粗度も、どのような粗度であっても良い。
図3は、高周波用導体層23の配線の線幅を1mmとし、グランド層24の配線の線幅を1mm以上としたときの表層導体14,15と絶縁層12との界面の粗度と信号伝送時の損失との関係を示している。電子装置1の製品として許容される損失である許容損失を1dB/10mm以下とすると、粗度が約0.2μm及び約0.3μmであるときには許容損失を超えず、粗度が約2μmであるときに許容損失を超えることを測定により得た。この場合、粗度は、算術平均粗さ(Ra)を示し、高さ方向のパラメータを示す。即ち、高周波用導体層23の配線の線幅を1mmとし、グランド層24の配線の線幅を1mm以上とした条件では、表層導体14,15と絶縁層12との界面の粗度が約0.4μm以下であれば、電子装置1の製品として許容される損失に抑えることができる。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
電子装置1において、高周波用導体層23を、多層配線基板5のうち高いピール強度が求められる表面に設けるのではなく、配線の剥離が生じる虞のない内部に設け、配線の面23a,23bのうちグランド層24側の面23bの粗度を所定粗度よりも小さくしたので、配線の線幅に制約を受けずに信号伝送時の損失を低減することができる。又、表層導体14,15を多層配線基板5の表面に設け、表層導体14,15と絶縁層12との界面の粗度を所定粗度よりも大きくしたので、アンカー効果を増大させ、ピール強度を高めることができる。これにより、高周波信号を伝送する配線の線幅に制約を受けることなく、信号伝送時の損失の低減と高周波用IC7の耐振動性及び耐衝撃性の向上とを適切に両立することができる。
又、電子装置1において、高周波用導体層23とグランド層24との間を低誘電基材13としたので、高周波用導体層23の配線の下側の面23bから放射されてグランド層24に到達する高周波信号の損失を抑えることができる。又、電子装置1において、表層導体14,15とグランド層24との間も低誘電基材13としたので、高周波用導体層23の配線の上側の面23aから放射されてグランド層24に到達する高周波信号の損失も抑えることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4を参照して説明する。前述した第1の実施形態は、多層配線基板5における絶縁層12の全体が低誘電基材13により構成されているが、第2の実施形態は、多層配線基板における絶縁層の一部が高ピール強度基材により構成されている。
多層配線基板31は、その上面31aから下面31bまでの全体が絶縁層32である。絶縁層32は、多層配線基板31の上面31aから下面31bにかけて高ピール強度基材33、第1の低誘電基材34、第2の低誘電基材35、高ピール強度基材36の4層が積層されて構成されている。高ピール強度基材33,36は、例えば高弾性樹脂を含む基材である。高周波用導体層23は、高ピール強度基材33と第1の低誘電基材34との界面において第1の低誘電基材34側に配置されている。グランド層24は、第1の低誘電基材34と第2の低誘電基材35との界面において第1の低誘電基材34側に配置されている。低周波用導体層25は、第2の低誘電基材35の内部に配置されている。低周波用導体層26,27は、それぞれ第2の低誘電基材35と高ピール強度基材36との界面において第2の低誘電基材35側に配置されている。
この構成では、高周波用IC7で処理される高周波信号が表層導体14,15の基板面内方向を殆ど伝送せずに高周波用導体層23の基板面内方向を伝送する場合に、表層導体14,15と高周波用導体層23との間で誘電損失が殆ど発生しないことに着眼したことで、表層導体14,15と高周波用導体層23との間に高ピール強度基材33を適用している。尚、少なくとも高周波用IC7側の層に高ピール強度基材33を適用すれば良く、低周波用IC8側の層に高ピール強度基材36を適用しなくても良い。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることに加え、表層導体14,15の直下を高ピール強度基材33としたので、高周波用IC7の耐振動性及び耐衝撃性をより向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図5を参照して説明する。前述した第1の実施形態は、高周波用導体層23が1層のみで構成されているが、第3の実施形態は、高周波用導体層が2層で構成されている。
多層配線基板41は、その上面41aから下面41bまでの全体が絶縁層42である。絶縁層42は、多層配線基板41の上面41aから下面41bにかけて第2の低誘電基材44、第1の低誘電基材43、第2の低誘電基材44の3層が積層されて構成されている。高周波用導体層23は、上側の第2の低誘電基材44と第1の低誘電基材43との界面において第1の低誘電基材43側に配置されている。グランド層24は、第1の低誘電基材43の内部に配置されている。高周波用導体層45は、第1の低誘電基材43と下側の第2の低誘電基材44との界面において第1の低誘電基材43側に配置されており、表層導体14とビア46を介して電気的に接続されている。低周波導体層25〜27は、それぞれ第2の低誘電基材44の内部に配置されている。
この場合、高周波用導体層45の配線の面45a,45bのうちグランド層24側の面45aの粗度は、所定粗度よりも小さく形成されている。このような構成により、高周波用導体層23の配線に流れる高周波信号の信号伝送時の損失を低減していることに加え、高周波用導体層45の配線に流れる高周波信号の信号伝送時の損失も低減している。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、高周波用導体層24,45を複数とする構成でも第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。又、高周波用導体層24,45を複数とすることで、高周波信号を伝送する配線の自由度を高めることができる。尚、高周波用導体層を3層以上としても良い。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図6を参照して説明する。前述した第1の実施形態は、高周波用導体層23にアンテナパターンが形成されているが、第4の実施形態は、表層導体にアンテナパターンが形成されている。
多層配線基板51は、その上面51aから下面51bまでの全体が絶縁層52である。絶縁層52は、多層配線基板51の上面51aから下面51bにかけて第1の低誘電基材53、第2の低誘電基材54の2層が積層されて構成されている。高周波用導体層23は、第1の低誘電基材53の内部に配置されており、表層導体15とビア28を介して電気的に接続されていると共に、表層導体55とビア56を介して電気的に接続されている。表層導体55にはアンテナパターンが形成されている。低周波導体層25〜27は、それぞれ第2の低誘電基材54の内部に配置されている。
この場合、表層導体55の面55a、55bのうち多層配線基板51に接している面55b、即ち、表層導体55と絶縁層52との界面の粗度は、所定粗度よりも大きく形成されている。このような構成により、表層導体14,15と絶縁層52との界面だけでなく、表層導体55と絶縁層32との界面でもアンカー効果も増大させ、ピール強度を高めている。
以上に説明したように第4の実施形態によれば、表層導体55にアンテナパターンが形成されている構成でも第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。又、表層導体55にアンテナパターンを形成したことで、多層配線基板51の内部の高周波用導体層23にアンテナパターンを形成する構成よりも電波の放射及び捕捉を適切に実施することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図7を参照して説明する。前述した第1の実施形態は、筐体2の上側部材3が非金属部材から構成されているが、第5の実施形態は、筐体の上側部材が非金属部材と金属部材とから構成されている。
筐体61の内部には第4の実施形態で説明した多層配線基板51が配置されている。筐体61の上側部材62は、表層導体55の上方の部分、即ち、アンテナパターンからの電波の放射方向やアンテナパターンへの電波の捕捉方向に対応する部分が非金属部材63から構成されており、それ以外の部分、即ち、高周波用IC7の上方の部分が金属部材64から構成されている。高周波用IC7と金属部材64との間には熱伝導ゲル65(熱伝導部材に相当する)が配置されている。
以上に説明したように第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることに加え、表層導体55の上方の部分を非金属部材63としたので、電波の放射及び捕捉をより適切に実施することができる。又、高周波用IC7の上方の部分を金属部材64とし、高周波用IC7と金属部材64との間に熱伝導ゲル65を配置したので、高周波用IC7の放熱を促進することができる。尚、熱伝導ゲル65が省かれている構成でも良い。
(その他の実施形態)
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
ミリ波レーダに限らず、例えばマイクロ波レーダ等の高周波信号を処理するどのような電子装置に適用しても良い。
図面中、1は電子装置、2,61は筐体、5,31,41,51は多層配線基板、7は高周波用IC(高周波用電子部品)、12,32,42,52は絶縁層、13,34,35,43,44,53,54は低誘電基材、14,15,55は表層導体、23,45は高周波用導体層、24はグランド層、33,36は高ピール強度基材、63は非金属部材、64は金属部材、65は熱伝導ゲル(熱伝導部材)である。

Claims (12)

  1. 筐体(2,61)と、絶縁層(12,32,42,52)を有する多層配線基板(5,31,41,51)と、を備えた電子装置であって、
    前記多層配線基板の表面に設けられ、高周波用電子部品(7)が実装される表層導体(14,15,55)と、
    前記多層配線基板の内部において前記表層導体と電気的に接続して設けられ、高周波信号を伝送する配線を有する高周波用導体層(23,45)と、
    前記多層配線基板の内部に設けられ、前記高周波用導体層よりも幅広なグランド層(24)と、を備え、
    前記配線の面のうち前記グランド層側の面の粗度は所定粗度よりも小さく、前記表層導体と前記絶縁層との界面の粗度は前記所定粗度よりも大きい電子装置。
  2. 前記多層配線基板は、無線信号の送受信用のアンテナパターンを有し、
    前記高周波用電子部品は、1ギガヘルツ以上の高周波信号を処理する請求項1に記載した電子装置。
  3. 前記アンテナパターンは、前記表層導体により形成されている請求項2に記載した電子装置。
  4. 前記絶縁層のうち少なくとも前記高周波用導体層と前記グランド層との間は、低誘電基材(13,34,35,43,44,53,54)を含む請求項1から3の何れか一項に記載した電子装置。
  5. 前記絶縁層のうち少なくとも前記表層導体と前記グランド層との間は、低誘電基材を含む請求項1から4の何れか一項に記載した電子装置。
  6. 前記低誘電基材は、1ギガヘルツにおける誘電率が3.5以下である請求項4又は5に記載した電子装置。
  7. 前記絶縁層のうち少なくとも前記表層導体の直下は、高ピール強度基材(33)を含む請求項1から6の何れか一項に記載した電子装置。
  8. 前記筐体において少なくとも前記アンテナパターンからの電波の放射方向又は前記アンテナパターンへの電波の捕捉方向に対応する部分は、非金属部材(63)から構成されている請求項6又は7に記載した電子装置。
  9. 前記筐体において少なくとも前記アンテナパターンからの電波の放射方向又は前記アンテナパターンへの電波の捕捉方向に対応する部分を除く部分は、金属部材(64)から構成されている請求項6から8の何れか一項に記載した電子装置。
  10. 前記高周波用電子部品と前記金属部材との間に熱伝導部材(65)が設けられている請求項9に記載した電子装置。
  11. 前記高周波用導体層は、線幅が1ミリメートル以下の配線を有し、
    前記グランド層は、線幅が1ミリメートル以上の配線を有し、
    前記配線の面のうち前記グランド層側の面の粗度が0.4マイクロメートルよりも小さく、前記表層導体と前記絶縁層との界面の粗度が0.4マイクロメートルよりも大きい請求項1から10の何れか一項に記載した電子装置。
  12. 前記表層導体において前記多層配線基板の基板面内方向に伝送する高周波信号の伝送距離が10ミリメートル以下である請求項1から11の何れか一項に記載した電子装置。
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