JP2005277389A - 多層配線基板及び半導体パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】ICチップの近くに内臓タイプのコンデンサを設けることにより、電源層もしくはグランド層に共振抑制機能を持たせた多層配線基板及び半導体パッケージを提供することを目的とする。
【解決手段】一方の面にソルダーレジスト51、グランド層33、半導体実装用パッド52が形成された多層配線基板に、ICチップ61を実装し、はんだボール65を形成して、スティフナ71を導電接着剤からなる第1接着層72にて固定したもので、スティフナ71は第1接着層72、ビア32及びビア35を介して電源層31bに電気的に接続されており、スティフナ71とグラウンド層31b間でソルダーレジスト51を誘電体層としたコンデンサを形成し、半導体パッケージの電源層、グランド層の共振を抑制する機能を持たせている。
【選択図】図1
【解決手段】一方の面にソルダーレジスト51、グランド層33、半導体実装用パッド52が形成された多層配線基板に、ICチップ61を実装し、はんだボール65を形成して、スティフナ71を導電接着剤からなる第1接着層72にて固定したもので、スティフナ71は第1接着層72、ビア32及びビア35を介して電源層31bに電気的に接続されており、スティフナ71とグラウンド層31b間でソルダーレジスト51を誘電体層としたコンデンサを形成し、半導体パッケージの電源層、グランド層の共振を抑制する機能を持たせている。
【選択図】図1
Description
本発明は、多層配線基板のノイズ対策のために電源層とグランド層間に共振抑制機能を具備した共振抑制用多層配線基板及び半導体パッケージに関する。
ICチップの電源もしくはグランドの端子ピンから高周波ノイズが電源層もしくはグランド層へ流れ、この電源層もしくはグランド層が共振することで、EMI(不要電磁輻射)が発生する。これを抑制する方法として、デカップリングコンデンサを電源とグランドの端子ピンの間に配置するなどして対策を行っている。
図5は、従来のノイズ対策を施した半導体パッケージ300の模式構成断面図である。図5に示すように、半導体チップ61の近傍にデカップリング用のチップコンデンサ91を設けて、電源層もしくはグランド層の共振を抑える働きを持たせたものである。
上記半導体パッケージ300の製造方法について説明する。
図6(a)〜(f)は、半導体パッケージの製造方法の一例を示す模式構成断面図である。まず、絶縁基材11の両面に銅箔21が形成された両面銅張り積層板(図6(a)参照)の銅箔21をサブトラクティブ法にてパターニング処理を行い、配線層21a及びグランド層21bを形成する(図6(b)参照)。
図6(a)〜(f)は、半導体パッケージの製造方法の一例を示す模式構成断面図である。まず、絶縁基材11の両面に銅箔21が形成された両面銅張り積層板(図6(a)参照)の銅箔21をサブトラクティブ法にてパターニング処理を行い、配線層21a及びグランド層21bを形成する(図6(b)参照)。
次に、樹脂フィルムをラミネートする等の方法で絶縁層41を形成し(図6(c)参照)、セミアディティブ法にてパターン形成を行い、電源層33、半導体実装用パッド34、はんだボール用パッド36、グランド層に接続された端子電極37a、電源層に接続された端子電極37bをそれぞれ形成する(図6(d)参照)。
次に、半導体実装用パッド34上に開口部52が、端子電極37a、37b上に開口部56が形成されたソルダーレジスト51と、はんだボール用パッド36上に開口部55が形成されたソルダーレジスト54とを形成し、多層配線基板を作製する(図6(e)参照)。
最後に、半導体チップ61を半導体実装用パッド34に、チップコンデンサ91を端子電極37a及び端子電極37bにそれぞれ実装し、はんだボール65を形成した後、スティフナ71を接着層72で固定して、ノイズ対策を施した半導体パッケージ300を作製する(図6(f)参照)。
近年、信号伝送周波数の高周波化がますます進んできており、それに伴い基板に実装するノイズ対策部品数も多くなってきている。ノイズ対策部品の多用は、部品間の配線距離を伸ばし、信号配線間の同期をとることが難しくなるなど、配線設計を困難なものにしている要因の一つである。
このため、電源プレーン用導体とグランドプレーン用導体間に高誘電率材料を使用し、前記プレーン間の容量成分を高め、プレーン共振を抑制する対処法も考えられている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−10979号公報
不要電磁輻射はノイズ源であるICチップから不必要なノイズ電流が半導体パッケージを経由し、プリント配線基板の電源層、もしくはグランド層、もしくはプリント配線板に接続されたケーブルに定在波としてのることで発生する。
プリント配線基板上で対策を行う場合、広範囲にノイズが分布してしまっているため、対策部品数が多くなり、実装部品費用がかかるため、半導体パッケージでノイズを減衰させることが可能であれば、プリント配線基板上で対策を行うより対策部品数の削減が期待できる。
また、高周波信号を伝送する場合、プリント配線基板上でノイズ対策を行うと、ICチップからデカップリングコンデンサまでの配線距離に伴うインダクタが生じることで、高周波までノイズ抑制ができない問題があり、より配線距離の短いインターポーザ用の多層配線基板上にもデカップリングコンデンサ等の対策部品を実装する必要がでてきている。
また、高周波信号を伝送する場合、プリント配線基板上でノイズ対策を行うと、ICチップからデカップリングコンデンサまでの配線距離に伴うインダクタが生じることで、高周波までノイズ抑制ができない問題があり、より配線距離の短いインターポーザ用の多層配線基板上にもデカップリングコンデンサ等の対策部品を実装する必要がでてきている。
スティフナを有する多層配線基板にチップコンデンサを実装する場合、スティフナには、チップコンデンサを実装した領域に開口部を設けてやる必要がある。このスティフナの開口部はチップコンデンサを実装しない場合(ICチップだけを実装する場合)と比べ大きくなる。開口部が大きくなることで、スティフナは十分に多層配線基板を固定する強度を保つことができず、リフロー炉などの加熱時に曲がったり、膨張によるそり等が発生し、問題となっている。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたもので、ICチップの近くに内蔵タイプのコンデンサを設けることにより、電源層もしくはグランド層に共振抑制機能を持たせた多層配線基板及び半導体パッケージを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するために、まず請求項1においては、少なくとも1層の絶縁層と、複数の導体層と、ソルダーレジストを有し、当該ソルダーレジスト上にスティフナが第1接着層によって固定されている多層配線基板であって、当該スティフナを一方の電極とし、ソルダーレジストを介して対向する導体層を他方の電極とし、ソルダーレジストを誘電体層としたコンデンサが形成されていることで、共振抑制機能を持たせた多層配線基板としたものである。
また、請求項2においては、前記第1接着層は導電接着剤であることを特徴とする請求項1記載の多層配線基板としたものである。
多層配線基板にスティフナを固定する第1接着層を導電接着剤とすることにより、電極間距離をソルダーレジストだけにし、コンデンサ容量を高めることができる。
多層配線基板にスティフナを固定する第1接着層を導電接着剤とすることにより、電極間距離をソルダーレジストだけにし、コンデンサ容量を高めることができる。
また、請求項3においては、前記ソルダーレジストを介してスティフナと対向する導体層は電源層であって、前記スティフナはグランド層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の多層配線基板としたものである。
また、請求項4においては、前記ソルダーレジストを介してスティフナと対向する導体層はグランド層であって、前記スティフナは電源層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の多層配線基板としたものである。
また、請求項5においては、請求項1乃至4のいずれかに記載の多層配線基板にICチップが実装されていることを特徴とする半導体パッケージとしたものである。
共振抑制機能を有するだけでなく、開口部を広げることなくICチップ近傍にコンデンサを設けることができるので、スティフナの強度を保つことができる。
共振抑制機能を有するだけでなく、開口部を広げることなくICチップ近傍にコンデンサを設けることができるので、スティフナの強度を保つことができる。
また、請求項6においては、少なくとも1層の絶縁層と、複数の導体層と、ソルダーレジストと、実装されたICチップを有し、当該ソルダーレジスト上にスティフナが第1接着層によって固定され、当該スティフナ上に第2接着層によって、及び当該ICチップ上に第3接着層によって金属板が固定されている半導体パッケージであって、当該スティフナを一方の電極とし、当該金属板を他方の電極とし、第2接着層を誘電体層としたコンデンサが形成されていることで、共振抑制機能を持たせたことを特徴とする半導体パッケージとしたものである。
また、請求項7においては、前記第3接着層は導電接着剤であり、前記スティフナには電源電位が、前記金属板にはグランド電位が与えられていることを特徴とする請求項6記載の半導体パッケージとしたものである。
また、請求項8においては、前記第3接着層は導電接着剤であり、前記スティフナにはグランド電位が、前記金属板には電源電位が与えられていることを特徴とする請求項6記載の半導体パッケージとしたものである。
本発明の多層配線基板及び半導体パッケージは、スティフナの開口部を広げることなく、また、部品数を増やすことなく、ICチップの近くにスティフナを一方の電極としてコンデンサを形成することにより、共振抑制機能が働き、電磁不要輻射を抑制することができる。
本発明はスティフナを一方の電極として用いたコンデンサを有する多層配線基板及び半導体パッケージを提供するものである。本発明の多層配線基板とは、少なくとも1層の絶縁層と、複数層の導体層を有し、最上面にはソルダーレジストが設けられ、さらにその上に接着層によってスティフナが固定されているものであれば特に制限はない。いわゆるサブストレートと呼ばれるものや、BGA等のインターポーザが挙げられる。また、半導体パッケージとは、多層配線基板にICチップが実装されたものである。
導体層とは、配線層、電極層、グランド層等、目的に応じてパターニングされ、多層配線基板に形成された導電性の層である。また、スティフナとは、多層配線基板を支持する役割を持つ導電性の板である。
導体層とは、配線層、電極層、グランド層等、目的に応じてパターニングされ、多層配線基板に形成された導電性の層である。また、スティフナとは、多層配線基板を支持する役割を持つ導電性の板である。
図1は、本発明の半導体パッケージの一実施例を示す模式構成断面図である。
図1に示す半導体パッケージ100は、一方の面にソルダーレジスト51、グランド層33、半導体実装用パッド52が、他方の面に電源層31b、ソルダーレジスト54及びハンダボール用パッド36がそれぞれ形成された多層配線基板に、ICチップ61を実装し、はんだボール65を形成して、スティフナ71を導電接着材からなる第1接着層72にて固定したものである。スティフナ71とグランド層33を電極とし、ソルダーレジスト51を誘電体層としたコンデンサを形成している。
図1に示す半導体パッケージ100は、一方の面にソルダーレジスト51、グランド層33、半導体実装用パッド52が、他方の面に電源層31b、ソルダーレジスト54及びハンダボール用パッド36がそれぞれ形成された多層配線基板に、ICチップ61を実装し、はんだボール65を形成して、スティフナ71を導電接着材からなる第1接着層72にて固定したものである。スティフナ71とグランド層33を電極とし、ソルダーレジスト51を誘電体層としたコンデンサを形成している。
スティフナ71と多層配線基板を固定するための第1接着層72として導電接着剤を使用することで、スティフナ71と電源層31bとの導通と、スティフナ71の多層基板への固定と両方の作用を持たせたものである。これにより、コンデンサの電極間距離はソルダーレジスト51だけとなり、コンデンサの容量を大きくすることができ、多層配線基板の電源層もしくはグランド層の共振を抑制させる働きがある。
スティフナ71を第1接着層にて多層配線基板に固定することにより、スティフナ71はビア32、ビア35を介して電源層31bに電気的に接続されることになり、スティフナ71とグラウンド層33との間にコンデンサが形成され、スティフナ71の共振が抑制されるようにしたものである。
ここではスティフナは電源層に電気的に接続され、スティフナとソルダーレジストを介して対向し、コンデンサの他方の電極となる導体層がグランド層となっているが、スティフナがグランド層に接続され、他方の電極となる導体層は電源層であってもよい。
ソルダーレジストとしては、コンデンサの誘電体層となるため、高誘電率材料であることが好ましい。ソルダーレジスト51に高誘電率材料を使用することにより、スティフナ71とグランド層33間のコンデンサの容量をさらに高め、共振抑制効果を大きくすることができる。
また、ソルダーレジストとして、高誘電正接(tanδ)材料を使用することが好ましい。ソルダーレジスト51に高誘電正接材料を使用することにより、スティフナ71とグランド層33間のコンデンサにおいて、スティフナ71に流れるノイズ電流を減衰させることができる。
また、ソルダーレジストとして、高誘電正接(tanδ)材料を使用することが好ましい。ソルダーレジスト51に高誘電正接材料を使用することにより、スティフナ71とグランド層33間のコンデンサにおいて、スティフナ71に流れるノイズ電流を減衰させることができる。
図2は、本発明の半導体パッケージの他の実施例を示す模式構成断面図である。
図2に示す半導体パッケージ200は、上記半導体パッケージに金属板であるリッド81を第2接着層82にてスティフナ71上に、導電接着剤からなる第3接着層83にてICチップ61上に固定したものである。
スティフナ71は接着層72、ビア32及びビア35を介して電源層31bに電気的に接続されて電源電位を得ており、リッド81は第3接着層83を介してICチップ61に電気的に接続されてグランド電位を得ている。リッド81とスティフナ71間で第2接着層82を誘電体層としたコンデンサを形成する。
ここでいう金属板には、ICチップ放熱のために設けられるヒートシンクや、リッド(ふた)など、スティフナとICチップ上を覆うように設けられる導電性材料であれば好ましく用いることができる。
図2に示す半導体パッケージ200は、上記半導体パッケージに金属板であるリッド81を第2接着層82にてスティフナ71上に、導電接着剤からなる第3接着層83にてICチップ61上に固定したものである。
スティフナ71は接着層72、ビア32及びビア35を介して電源層31bに電気的に接続されて電源電位を得ており、リッド81は第3接着層83を介してICチップ61に電気的に接続されてグランド電位を得ている。リッド81とスティフナ71間で第2接着層82を誘電体層としたコンデンサを形成する。
ここでいう金属板には、ICチップ放熱のために設けられるヒートシンクや、リッド(ふた)など、スティフナとICチップ上を覆うように設けられる導電性材料であれば好ましく用いることができる。
第3接着層83はリッド81をICチップ61に固定する役目と、第3接着層83を介してICチップ61で発生した熱をリッド81に熱伝導する役目と、ICチップとリッドを電気的に接続する役目とを有する。これにより、リッド81にはICチップ61から直接グランドの揺れ(グランドバウンズ)等のノイズ電流が伝わるため、リッド81が共振し電磁不要輻射が発生する。
これを解決するために、リッド81とスティフナ71との間でコンデンサを形成し、多層配線基板から電源電位またはグランド電位を与えることで、リッド81及びスティフナ71からの電磁不要輻射を抑制することが可能となる。
第2接着層82は、金属板をスティフナに固定する役割と、スティフナと金属板とを電極とするコンデンサの誘電体層となる役割がある。そのため、第2接着層82としては高誘電率材料が好ましい。接着層82に高誘電率材料を使用することにより、スティフナ71とリッド81間のコンデンサの容量をさらに高め、共振抑制効果を大きくすることができる。
また、第2接着層として、高誘電正接(tanδ)材料を使用することが好ましい。第2接着層82に高誘電正接材料を使用することにより、スティフナ71とリッド81間のコンデンサにおいて、スティフナ71とリッド81(金属板)の双方に流れるノイズ電流を減衰させることができる。
なお、図1、図2の実装形態はBGA(ボール・グリッド・アレイ)を取っているが、PGA(ピン・グリッド・アレイ)等他の実装形態にも対応可能であり、本特許の効果は実装形態によるものではない。
以下本発明の多層配線基板及び半導体パッケージの製造方法について説明する。
図3(a)〜(f)及び図4(g)〜(j)は、本発明の多層配線基板及び半導体パッケージの製造方法の一例を示す模式構成断面図である。
まず、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁基材11の両面に銅箔21を積層した両面銅付樹脂基板の所定位置に、レーザビームを照射し、ビア用孔12を形成する(図3(a)参照)。
図3(a)〜(f)及び図4(g)〜(j)は、本発明の多層配線基板及び半導体パッケージの製造方法の一例を示す模式構成断面図である。
まず、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁基材11の両面に銅箔21を積層した両面銅付樹脂基板の所定位置に、レーザビームを照射し、ビア用孔12を形成する(図3(a)参照)。
次に、ビア用孔12内のデスミア処理、めっき触媒付与及び無電解銅めっきを行ってめっき下地導電層(特に、図示せず)を形成し、銅箔21をカソードにして電解銅めっきを行い、導体層31及びビア32を形成する(図3(b)参照)。
次に、銅箔21及び導体層31を通常のサブトラクティブ法にてパターニング処理を行い、配線層31a及び電源層31bを形成する(図3(c)参照)。
次に、ポリイミド樹脂フィルムをラミネートする等の方法で絶縁層41を形成し、絶縁層41の所定位置にレーザビームを照射し、ビア用孔42を形成し、ビア用孔42内のデスミア処理を行い、絶縁層41上及びビア用孔42内にめっき触媒付与及び無電解銅めっきを行って、めっき下地導電層(特に、図示せず)を形成する(図3(d)参照)。
次に、ポリイミド樹脂フィルムをラミネートする等の方法で絶縁層41を形成し、絶縁層41の所定位置にレーザビームを照射し、ビア用孔42を形成し、ビア用孔42内のデスミア処理を行い、絶縁層41上及びビア用孔42内にめっき触媒付与及び無電解銅めっきを行って、めっき下地導電層(特に、図示せず)を形成する(図3(d)参照)。
次に、感光性のドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、パターンめっき用のレジストパターン43を形成する(図3(e)参照)。
次に、レジストパターン43をマスクにして電解銅めっきを行い、所定厚の導体層を形成し、レジストパターン43を剥離し、レジストパターン43の下部にあっためっき下地導電層をクイックエッチングにて除去して、グランド層33、半導体実装用パッド34、ビア32と導通するビア35及びはんだボール実装用パッド36を形成する(図3(f)参照)。
次に、絶縁層41、グランド層33、半導体実装用パッド34及びビア35上、及び絶縁層41及びはんだボール実装用パッド36上にスクリーン印刷にて感光性のソルダーレジスト溶液を塗布して、ソルダー感光層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、半導体実装用パッド34上に開口部52を、ビア35上に開口部53を有するソルダーレジスト51及びはんだボール実装用パッド36上に開口部55を有するソルダーレジスト54を形成し、4層配線基板50を作製する(図4(g))。
次に、ソルダーレジスト51上に導電接着剤で第1接着層72を形成し、スティフナ71を固定する。この際、スティフナ71は、ソルダーレジスト51の開口部53によってビア35に電気的に接続される。こうして本発明の多層配線基板60を得る(図4(h))。
さらに、ICチップ61のパッド電極62と半導体実装用パッド34とをはんだバンプ63にて実装し、ICチップ61とソルダーレジスト51との間にはアンダーフィル樹脂64を流し込み、はんだボール実装用パッド36上にハンダボール65を形成して、本発明の一つの形態である半導体パッケージ100を得る(図4(i))。ここで、本発明の半導体パッケージとするには、図4(h’)に示すように、先にICチップ61を実装し、次いでスティフナ71を固定してもよい。
さらに、ICチップ61のパッド電極62と半導体実装用パッド34とをはんだバンプ63にて実装し、ICチップ61とソルダーレジスト51との間にはアンダーフィル樹脂64を流し込み、はんだボール実装用パッド36上にハンダボール65を形成して、本発明の一つの形態である半導体パッケージ100を得る(図4(i))。ここで、本発明の半導体パッケージとするには、図4(h’)に示すように、先にICチップ61を実装し、次いでスティフナ71を固定してもよい。
さらに、リッド81をICチップ61上では導電接着剤からなる第3接着層83で、スティフナ71上では第2接着層82でそれぞれ固定し、本発明の他の形態の半導体パッケージ200を得る(図4(j))。ここで、グランド層33と電源層であるスティフナ71との間、及び電源層であるスティフナ71とグランド層であるリッド81との間で、それぞれ3.3Vが印加されたコンデンサを形成することで、多層配線基板の電源層31bとグランド層33で起こる共振を抑える働きを持つ半導体パッケージを得ることができる。
11……絶縁基材
12、42……ビア用孔
21……銅箔
31……導体層
32、35……ビア
31a……配線層
31b……電源層
41……絶縁層
43……レジストパターン
33……グランド層
34……半導体実装用パッド
36……はんだボール実装用パッド
50……4層配線基板
51、54……ソルダーレジスト
52、53、55……開口部
60……本発明の多層配線基板
61……ICチップ
62……パッド電極
63……はんだバンプ
64……アンダーフィル樹脂
65……はんだボール
71……スティフナ
72……第1接着層
81……リッド
82……第2接着層
83……第3接着層
91……チップコンデンサ
100、200、300……半導体パッケージ
12、42……ビア用孔
21……銅箔
31……導体層
32、35……ビア
31a……配線層
31b……電源層
41……絶縁層
43……レジストパターン
33……グランド層
34……半導体実装用パッド
36……はんだボール実装用パッド
50……4層配線基板
51、54……ソルダーレジスト
52、53、55……開口部
60……本発明の多層配線基板
61……ICチップ
62……パッド電極
63……はんだバンプ
64……アンダーフィル樹脂
65……はんだボール
71……スティフナ
72……第1接着層
81……リッド
82……第2接着層
83……第3接着層
91……チップコンデンサ
100、200、300……半導体パッケージ
Claims (8)
- 少なくとも1層の絶縁層と、複数の導体層と、ソルダーレジストを有し、当該ソルダーレジスト上にスティフナが第1接着層によって固定されている多層配線基板であって、当該スティフナを一方の電極とし、ソルダーレジストを介して対向する導体層を他方の電極とし、ソルダーレジストを誘電体層としたコンデンサが形成されていることを特徴とする多層配線基板。
- 前記第1接着層は導電接着剤であることを特徴とする請求項1記載の多層配線基板。
- 前記ソルダーレジストを介してスティフナと対向する導体層は電源層であって、前記スティフナはグランド層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の多層配線基板。
- 前記ソルダーレジストを介してスティフナと対向する導体層はグランド層であって、前記スティフナは電源層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の多層配線基板。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の多層配線基板にICチップが実装されていることを特徴とする半導体パッケージ。
- 少なくとも1層の絶縁層と、複数の導体層と、ソルダーレジストと、実装されたICチップを有し、当該ソルダーレジスト上にスティフナが第1接着層によって固定され、当該スティフナ上に第2接着層によって、及び当該ICチップ上に第3接着層によって金属板が固定されている半導体パッケージであって、当該スティフナを一方の電極とし、当該金属板を他方の電極とし、第2接着層を誘電体層としたコンデンサが形成されていることを特徴とする半導体パッケージ。
- 前記第3接着層は導電接着剤であり、前記スティフナには電源電位が、前記金属板にはグランド電位が与えられていることを特徴とする請求項6記載の半導体パッケージ。
- 前記第3接着層は導電接着剤であり、前記スティフナにはグランド電位が、前記金属板には電源電位が与えられていることを特徴とする請求項6記載の半導体パッケージ。
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KR100744903B1 (ko) | 2006-02-22 | 2007-08-01 | 삼성전기주식회사 | 디커플링 기능을 갖는 다층 기판 |
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-
2005
- 2005-02-01 JP JP2005024824A patent/JP2005277389A/ja active Pending
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