JP2016176355A - 尿素水供給装置 - Google Patents

尿素水供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016176355A
JP2016176355A JP2015055110A JP2015055110A JP2016176355A JP 2016176355 A JP2016176355 A JP 2016176355A JP 2015055110 A JP2015055110 A JP 2015055110A JP 2015055110 A JP2015055110 A JP 2015055110A JP 2016176355 A JP2016176355 A JP 2016176355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urea water
addition valve
temperature
pump
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015055110A
Other languages
English (en)
Inventor
隼人 鈴木
Hayato Suzuki
隼人 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015055110A priority Critical patent/JP2016176355A/ja
Publication of JP2016176355A publication Critical patent/JP2016176355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

【課題】添加弁を冷却するために尿素水を余分に消費することなく、同添加弁内の尿素水の沸騰を抑制することができる尿素水供給装置を提供する。
【解決手段】尿素水添加装置は、内燃機関5の排気通路6におけるNOx浄化触媒7よりも上流側の部分に尿素水を噴射する添加弁8と、その添加弁8に尿素水を供給するポンプ10と、を備える。そして、添加弁8内の尿素水の温度が判定値以上であるとき、添加弁8内の圧力が上昇するようポンプ10が駆動される。このように添加弁8に供給される尿素水の圧力が上昇すると、添加弁8内の尿素水の沸点が上昇するため、その尿素水の沸騰を抑制することができる。また、こうした沸騰の抑制に際して尿素水が余分に消費されることもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿素水供給装置に関する。
車両に搭載される内燃機関として、排気通路に選択還元型のNOx浄化触媒を設けたものが知られている。こうした内燃機関が搭載される車両には、同機関の排気通路に設けられた上記NOx浄化触媒にて排気中のNOxを還元して浄化すべく、排気通路におけるNOx浄化触媒よりも上流の部分に尿素水を供給する尿素水供給装置が設けられる。尿素水供給装置としては、特許文献1に示されるように、排気通路内におけるNOx浄化触媒よりも上流の部分に尿素水を噴射する添加弁と、その添加弁に尿素水を供給するポンプと、を備えたものが知られている。
特開2014−9660公報
ところで、内燃機関の排気通路内を流れる高温の排気に曝される添加弁では、内部に存在する尿素水が加熱されて沸騰すると、その沸騰に伴って添加弁を構成する部品の腐食や焼き付きといった悪影響を招くおそれがある。
なお、特許文献1には、添加弁を冷却するための尿素水の噴射である冷却噴射を実行するという技術が開示されているが、こうした技術を用いた場合には上記冷却噴射分の尿素水を余分に消費してしまうという問題がある。
本発明の目的は、添加弁を冷却するために尿素水を余分に消費することなく、同添加弁内の尿素水の沸騰を抑制することができる尿素水供給装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する尿素水供給装置は、内燃機関の排気通路に尿素水を噴射する添加弁と、その添加弁に尿素水を供給するポンプと、そのポンプを制御する制御部と、添加弁内の尿素水の温度を取得する温度取得手段と、を備える。そして、上記制御部は、添加弁内の尿素水の温度が判定値以上であるとき、添加弁内の圧力が上昇するようポンプを駆動する。なお、上記判定値としては、尿素水の沸点を採用したり、尿素水の沸点に近く且つ同沸点よりも低い値を採用したりすることが可能である。そして、上記制御部によるポンプの駆動を通じて、添加弁に供給される尿素水の圧力が上昇すると、添加弁内の尿素水の沸点が上昇するため、その尿素水の沸騰を抑制することができる。また、こうした沸騰の抑制に際して尿素水が余分に消費されることもない。
尿素水供給装置及び同装置が適用される内燃機関の排気系を示す略図。 ポンプの駆動制御手順を示すフローチャート。 添加弁内の尿素水の温度Tと目標圧力Ptとの関係を示すグラフ。
以下、尿素水供給装置の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示されるように、車両に搭載される内燃機関5の排気通路6には上流から順に、酸化触媒2、フィルタ3、NOx浄化触媒7が設けられている。上記酸化触媒2は排気中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)を酸化して浄化し、上記フィルタ3は排気中の微粒子(PM)を捕集する。また、上記NOx浄化触媒7としては、尿素水供給装置からの尿素水の供給を受けて排気中のNOxを還元して浄化する選択還元型のものが採用されている。
尿素水供給装置は、排気通路6におけるフィルタ3よりも下流側であって、且つ、NOx浄化触媒7よりも上流側の部分に設けられた添加弁8を備えている。更に、尿素水供給装置は、タンク9内に溜められた尿素水を添加弁8に供給するポンプ10も備えている。そして、尿素水供給装置は、上記添加弁8から排気通路6におけるフィルタ3とNOx浄化触媒7との間の部分を流れる排気に対し尿素水を添加(噴射)する。この尿素水は排気とともにNOx浄化触媒7に流される。
また、車両には、内燃機関5の各種制御を行うとともに添加弁8及びポンプ10を駆動制御する電子制御装置11が搭載されている。この電子制御装置11には、添加弁8内の尿素水の温度を検出する温度センサ12が接続されるほか、内燃機関5の運転状態、及びユーザーからの要求を把握するための各種センサが接続されている。電子制御装置11は、各種センサからの検出信号に基づき、内燃機関5を制御するとともに、添加弁8及びポンプ10の駆動制御を行う。
ちなみに、ポンプ10を駆動制御するときの電子制御装置11は、ポンプ10を制御する制御部としての役割を担う。電子制御装置11によるポンプ10の駆動制御としては、例えば添加弁8に供給される尿素水の圧力を定められた基準値Pdに調整する制御等があげられる。また、添加弁8内の尿素水の温度を検出する温度センサ12の検出信号が電子制御装置11に入力されるとき、それら電子制御装置11及び温度センサ12は添加弁8内の尿素水の温度を取得する温度取得手段として機能する。
なお、電子制御装置11は、フィルタ3において捕集したPMによる目詰まりが生じないよう、定期的に上記捕集したPMを除去すべくフィルタ3の温度を上昇させるフィルタ再生処理を実行する。このフィルタ再生処理は、フィルタ3を通過する排気の温度を上昇させることによって実現される。詳しくは、内燃機関5における機関運転のための燃料噴射(主噴射)が行われた後の燃料噴射(ポスト噴射)を通じて酸化触媒2に未燃燃料成分を供給し、同酸化触媒2での燃料の酸化に伴う酸化熱を生じさせる。そして、この酸化触媒2で生じる酸化熱によって排気通路6を流れる排気の温度を上昇させ、高温となった排気をフィルタ3に流すことにより同フィルタ3の温度を上記PMの燃焼に必要な値まで上昇させる。
ところで、尿素水供給装置の添加弁8においては、内部に存在する尿素水が沸騰すると、その沸騰に伴って添加弁8を構成する部品の腐食や焼き付きといった悪影響が生じるおそれがある。このため、車両の走行風によって添加弁8を冷却するための冷却フィンを同添加弁8に形成したり、そうした冷却を期待できない低速走行時には冷えた尿素水を添加弁8に導入するために同添加弁8から尿素水を噴射する冷却噴射を実行したりすることが考えられる。ただし、上記冷却噴射を実行したとすると、その実行分の尿素水を余分に消費してしまうという問題がある。
こうした問題を生じさせることなく添加弁8内の尿素水の沸騰を抑制するため、電子制御装置11は、添加弁8内の尿素水の温度が判定値以上であるとき、添加弁8内の圧力が上昇するようポンプ10を駆動する。なお、上記判定値としては、尿素水の沸点を採用したり、同沸点に対し温度センサ12の温度検出ばらつきを考慮した所定値だけ低い値を採用したりすることが可能である。そして、上述した電子制御装置11によるポンプ10の駆動を通じて、添加弁8に供給される尿素水の圧力が上昇すると、添加弁8内の尿素水の沸点が上昇するため、その尿素水の沸騰を抑制することができる。また、こうした沸騰の抑制に際して尿素水が余分に消費されることもない。
次に、尿素水供給装置の動作について説明する。
図2は、ポンプ10を駆動制御するためのポンプ駆動ルーチンを示すフローチャートである。このポンプ駆動ルーチンは、電子制御装置11を通じて、例えば所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。
電子制御装置11は、ポンプ駆動ルーチンのステップ101(S101)の処理として、フィルタ再生処理を実行する前になされるフィルタ再生要求があるか否かを判断する。このフィルタ再生要求は、一度なされると、フィルタ再生処理の実行によりフィルタ3に体積するPMの除去が完了してフィルタ再生処理が終了するまで維持される。そして、S101の処理で否定判断であればS102に進む。
電子制御装置11は、S102の処理として温度センサ12の検出信号に基づき添加弁8内の尿素水の温度Tを取得し、S103の処理として温度Tが上記判定値よりも大きいか否かを判断する。ここで温度Tが判定値以下であって否定判断がなされると、S104に進む。電子制御装置11は、S104の処理として通常どおりポンプ10を駆動し、その後にポンプ駆動ルーチンを一旦終了する。そして、S104における通常どおりのポンプ10の駆動によって、添加弁8に供給される尿素水の圧力が上記基準値Pdに調整される。
また、S103で温度Tが判定値よりも大きいことに基づいて肯定判断がなされると、S105に進む。電子制御装置11は、S105の処理として温度Tに基づき目標圧力Ptを算出した後、続くS106の処理として目標圧力Ptに基づきポンプ10を駆動する。このS106の処理では、添加弁8に供給される尿素水の圧力が目標圧力Ptとなるようポンプ10が駆動される。S106の処理の実行後、電子制御装置11は、このポンプ駆動ルーチンを一旦終了する。
図3は、S105の処理を通じて算出された目標圧力Ptと温度Tとの関係を示している。同図から分かるように、温度Tが高くなるほど上記目標圧力Ptが高い値となるように算出される。なお、こうして算出された目標圧力Ptは上記基準値Pdよりも高い値とされる。このため、添加弁8に供給される尿素水の圧力が上記基準値Pdに調整された状態のもとで、温度Tが判定値よりも高くなって添加弁8に供給される尿素水の圧力が目標圧力Ptに調整されると、その尿素水の圧力が上昇して添加弁8内の同尿素水の沸点が上昇するようになる。これにより、添加弁8内の尿素水の沸騰が抑制される。
一方、図2に示すポンプ駆動ルーチンのS102において、フィルタ再生要求があると判断された場合にはS107に進む。電子制御装置11は、S107の処理としてフィルタ再生時に対応した目標圧力PtFに基づきポンプ10を駆動した後、ポンプ駆動ルーチンを一旦終了する。なお、上記目標圧力PtFとしては、フィルタ再生処理の実行に伴って排気の温度が高くなるとき、その排気に曝される添加弁8内の尿素水が沸騰しないよう沸点を高めることが可能な同尿素水の圧力であって、予め実験等によって最適に定められた固定値が採用される。
従って、フィルタ再生要求がなされたときには、添加弁8内の尿素水の温度Tに関係なく添加弁8に供給される尿素水の圧力が上記目標圧力PtFに調整されるようポンプ10が駆動される。このため、フィルタ再生要求がなされたときには、添加弁8内の尿素水の温度Tが判定値未満であったとしても、添加弁8に供給される尿素水の圧力が上記ポンプ10の駆動により上昇して目標圧力PtFに調整される。その結果、フィルタ再生要求がなされたときに添加弁8に供給される尿素水の圧力が上記目標圧力PtFに調整され、それによって同尿素水の沸点が高められた状態になることから、フィルタ再生処理が実行されたときに添加弁8内の尿素水が沸騰することは抑制される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)添加弁8を冷却するために尿素水を余分に消費することなく、同添加弁8内の尿素水の沸騰を抑制することができる。
(2)フィルタ再生処理の実行時には排気の温度が急速に上昇することから、その排気に曝される添加弁8内の尿素水を沸騰させないようにするためには、添加弁8に供給される尿素水の圧力を速やかに高めることが必要になる。このことに対応するため、フィルタ再生要求がなされたとき、添加弁8内の尿素水の温度Tが判定値未満であったとしても、直ちに添加弁8に供給される尿素水の圧力が目標圧力PtFまで上昇して同尿素水の沸点が高められる。従って、フィルタ再生処理の実行時には添加弁8内の尿素水の沸点が高められた状態となっており、フィルタ再生処理の実行に伴い排気の温度が急速に上昇するとしても、その排気に曝される添加弁8内の尿素水が沸騰することは抑制されるようになる。
(3)添加弁8内の尿素水の温度Tが判定値よりも高くなったとき、添加弁8に供給される尿素水の圧力を上昇させる際に用いられる目標圧力Ptは、上記温度Tが高くなるほど高い値となるように算出される。このため、添加弁8に供給される尿素水の圧力の上昇を、上記温度Tに合わせて尿素水の沸騰を抑制するために必要な上昇量だけ行うことが可能になる。このように上記圧力を上昇させることにより、その上昇の際に必要以上にポンプ10が高負荷となることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・フィルタ再生要求がなされたとき、添加弁8に供給される尿素水の圧力を上昇させる処理(図2のS107)については、必ずしも実行する必要はない。
・添加弁8内の尿素水の温度Tについては、添加弁8の周りを通過する排気の温度等から推定して求めることも可能である。この場合には、上記判定値として、尿素水の沸点を採用したり、同沸点に対し上記温度Tの推定ばらつきを考慮した所定値だけ低い値を採用したりすることが可能である。
・上記目標圧力Ptについては、必ずしも温度Tに応じた可変値とする必要はなく、いかなる温度Tであっても添加弁8内の尿素水の沸騰を抑制できる圧力として固定値を用いてもよい。
2…酸化触媒、3…フィルタ、5…内燃機関、6…排気通路、7…NOx浄化触媒、8…添加弁、9…タンク、10…ポンプ、11…電子制御装置、12…温度センサ。

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に尿素水を噴射する添加弁と、
    前記添加弁に尿素水を供給するポンプと、
    前記ポンプを制御する制御部と、
    を備える尿素水供給装置において、
    前記添加弁内の尿素水の温度を取得する温度取得手段を備えており、
    前記制御部は、前記添加弁内の尿素水の温度が判定値以上であるとき、前記添加弁内の圧力が上昇するよう前記ポンプを駆動する
    ことを特徴とする尿素水供給装置。
JP2015055110A 2015-03-18 2015-03-18 尿素水供給装置 Pending JP2016176355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015055110A JP2016176355A (ja) 2015-03-18 2015-03-18 尿素水供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015055110A JP2016176355A (ja) 2015-03-18 2015-03-18 尿素水供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016176355A true JP2016176355A (ja) 2016-10-06

Family

ID=57070974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015055110A Pending JP2016176355A (ja) 2015-03-18 2015-03-18 尿素水供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016176355A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087188B2 (ja) 排気浄化システム及び排気浄化システムの制御方法
WO2012090800A1 (ja) 排気浄化システム及び排気浄化システムの制御方法
JP2008057364A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2008255905A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP5915623B2 (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP5609924B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5471832B2 (ja) Scrシステム
JP6570255B2 (ja) 還元剤噴射装置の制御装置及び制御方法
JP5062780B2 (ja) 排気浄化システム及び排気浄化システムの制御方法
JP2005120986A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2012087629A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US9759111B2 (en) Control techniques of exhaust purification system and exhaust purification system
JP5698525B2 (ja) 排気浄化システム及び排気浄化システムの制御方法
JP2010043597A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2016176355A (ja) 尿素水供給装置
JP6590140B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP2018044471A (ja) 排気浄化装置及び排気浄化方法
JP2013092075A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2010163886A (ja) 排気ガス浄化装置の尿素水噴射制御装置
JP2021148004A (ja) 排気浄化装置、及び車両
JP6960241B2 (ja) 還元剤噴射弁の冷却制御装置及び冷却制御方法
JP6523889B2 (ja) 排気浄化装置
JP2008121571A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP6108534B2 (ja) 排気浄化システム及び排気浄化システムの制御方法
US9567917B2 (en) Method for controlling an engine system