JP2016175867A - 油性化粧料 - Google Patents

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【課題】低粘度の油性化粧料でありながら、粉体の再分散性が良好で、かつ耐水性、耐摩擦性にに優れ、化粧持ちが良好であるにもかかわらず、石鹸などのアルカリ性の洗浄料で容易に洗い流せる、油性化粧料を提供する。【解決手段】下記(A)〜(C)(A)シロキサン系油剤と、(B)アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物粉体と、(C)油ゲル化剤と、を含有し、粘度が10000mPa・s以下の油性化粧料に関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の粉体を含有する油性化粧料に関する。
低粘度の油性化粧料は、使用時の伸び広がりが良く、肌に塗布する場合にも肌への負担感が少ないという特徴を有するため、ファンデーションや日焼け止め化粧料等で応用されている(特許文献1:特開2014−205628号公報)。
一方、耐水性、耐摩擦性等の化粧持ちと、クレンジングしやすさの両方の性質を有する化粧料用粉体として、特定のアニオン性有機化合物で表面を被覆した粉体(特許文献2:特開2014−101278号公報)や、アクリル酸誘導体で被覆した粉体(特許文献3:特開2007−277167号公報)等が知られている。
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載された粉体を低粘度の油性化粧料に配合した場合、粉体同士が凝集し、粉体が沈降し、再分散できないという課題があった。
特開2014−205628号公報 特開2014−101278号公報 特開2007−277167号公報
低粘度の油性化粧料でありながら、粉体の再分散性が良好で、かつ耐水性、耐摩擦性にに優れ、化粧持ちが良好であるにもかかわらず、石鹸などのアルカリ性の洗浄料で容易に洗い流せる、油性化粧料を提供することを課題とする。
本発明は、
下記(A)〜(C)
(A)シロキサン系油剤と、
(B)アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物粉体と、
(C)油ゲル化剤と、
を含有し、粘度が10000mPa・s以下の油性化粧料
を提供する。
本発明の油性化粧料は、低粘度でありながら、粉体の再分散性が良好で、かつ耐水性、耐摩擦性に優れ、化粧持ちが良好であるにもかかわらず、石鹸などのアルカリ性の洗浄料で容易に洗い流せるという効果を発揮する。
図1は、実施例1、及び比較例1を用いた耐水性、耐摩擦性、洗浄性試験の結果を示す図である。
以下本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の化粧料は、
下記(A)〜(C)
(A)シロキサン系油剤と、
(B)アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物と、
(C)油ゲル化剤と、
を必須成分として含有し、25℃における粘度が10000mPa・s以下の油性化粧料に関する。
本発明で用いる(A)シリコーン系油剤は、特に限定されず、直鎖状、環状、架橋型等のいずれを用いても良い。具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン・メチルフェニルポリシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度のシリコーン油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーン油、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、ジメチコノール等が挙げられる。シロキサン系油剤は、1種単独で、若しくは2種以上を併用して用いることができる。また本発明の油性化粧料は低粘度を特徴とすることから、好ましくは環状シリコーン油を用い、より好ましくは直鎖状シリコーン油と環状シリコーン油を併用して用いる。
シリコーン系油剤の配合量は、油性化粧料全量に対し、30〜90質量%配合することができる。30質量%未満の配合では、低粘度の油性化粧料が得られない場合がある。90質量%を超えて配合すると、油性化粧料の目的とする、紫外線防御効果、メイクアップ効果が得られない場合がある。
(B)アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物
金属酸化物の表面に被覆するアクリル酸アルキルコポリマーの塩としては、市販されているアクリル酸アルキルコポリマーを用いてもよいし、アクリル酸及び又はメタアクリル酸アルキル単量体を粉体の表面で重合させて用いてもよい。アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物は、本発明の油性化粧料全量に対し、1〜30質量%配合することが好ましい。1質量%未満の配合では、油性化粧料の目的とする、紫外線防御効果、メイクアップ効果が得られない場合がある。30質量%を超えて配合すると、低粘度を保てない場合がある。
金属酸化物としては、具体的には例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン・酸化鉄複合顔料、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン等が挙げられ、形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状、花弁状等)や結晶形態としては特に制限されず、着色、紫外線防御などの化粧効果を付与可能な点から、酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄が好ましい。
本発明のアクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物には、さらに他の表面被覆剤で表面を被覆することができる。かかる表面被覆剤としては、化粧料に用いられ得る表面被覆剤であれば特に限定されず1種を単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。かかる表面被覆剤としては、シリカ類、金属石鹸類、シリコーン類、アルキルシラン類、アルキルチタネート類、フッ素化合物類、アミノ酸化合物類、脂肪酸化合物類等が例示される。
また、本発明に配合するアクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物は、予め油性成分に分散させた状態で油性化粧料に配合することが好ましい。油性成分に分散させる方法としては、例えば、シリコーン油に界面活性剤等の分散安定化剤を共存させ、これにアクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物を添加して、強力な機械的せん断力により分散させればよい。分散処理としては、例えば、メディアン径が0.3mm以下のジルコニアビーズを使用したペイントシェーカー処理やビーズミル処理などにより行うことができる。
分散させる油性成分としては、炭化水素油、シリコーン油、エステル油等が挙げられ、使用感の点からシリコーン油を用いることが好ましい。
(C)油ゲル化剤
油ゲル化剤としては、特に限定されず1種を単独で、若しくは2種以上を併用して用いる。たとえば、グリセリンと、炭素数10〜28の直鎖飽和二塩基酸と、炭素数14〜27の直鎖飽和脂肪酸と、炭素数8〜28の分岐飽和脂肪酸とをエステル化反応することにより得られるエステル化合物が挙げられる。具体的には、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリルが例示される。 またゲル化剤として、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、イヌリン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、金属石鹸、煙霧状無水ケイ酸、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、及び有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
本発明においては、粉体の沈降し難さ並びに再分散性の点から、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル、イヌリン脂肪酸エステルから選択される1種又は2種を用いることが好ましい。
本発明において油ゲル化剤の配合量は、併用する油剤や金属酸化物の配合量により変化するが、油性化粧料全量に対し概ね0.5〜10質量%配合する。0.5質量%未満の配合では粉体の沈降防止並びに再分散性向上効果を発揮できない場合がある。10質量%を超えて配合すると、油性化粧料の粘度が10000mPa・sを超える懸念がある。
本発明において、粘度は、20±5℃環境下、B型粘度計を用い、2号ローター、6rpm、60sec.の条件で測定した粘度をさす。
本発明の油性化粧料は、水相成分を含まない油性化粧料、若しくは外相に油分を含有する油中水型乳化化粧料をさす。油性化粧料の使用感上べたつきの少ない、油中水型乳化化粧料が好ましい実施態様である。かかる油中水型乳化化粧料は、水相や粉体が安定に分散しているものでも、静置時には分離が認められるが、使用時に振とうすることにより均質な分散体が得られるものでもよい。最も好ましい態様としては使用時に振とうして使用するタイプの油性化粧料である。なお本発明の油性化粧料は、定法により調製することができる。
本発明の油性化粧料は、必要に応じて有機紫外線吸収剤を含有することも可能である。かかる有機紫外線吸収剤としては化粧料に配合し得る有機紫外線吸収剤であれば特に限定されない。例えば、パラアミノ安息香酸(PABA)誘導体、ケイ皮酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、サリチル酸誘導体などがある。
本発明の油性化粧料は、必要に応じて球状粉体を配合することも可能である。球状粉体を配合することにより、使用時の伸びが良くなる。かかる球状粉体としては化粧料に配合し得る球状粉体であれば特に限定されず、有機球状粉体、無機球状粉体を問わない。かかる球状粉体として、球状粉体としては、例えば、球状シリカ、球状アルミナ、球状チタニア等の無機球状粉体;球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル樹脂、球状ポリウレタン樹脂、球状シリコーン樹脂、球状ポリエチレン樹脂、球状ポリスチレン樹脂、球状セルロース系樹脂等の有機球状粉体;更に、体質顔料や着色顔料等を通常の方法により球状に造粒したものなどが挙げられる。これらの球状粉体のうち、特に、球状シリカ、球状アルミナ、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル樹脂、球状シリコーン樹脂が、使用感等の点から好ましい。
本発明の油性化粧料は、乳化剤若しくは粉体の分散剤として、界面活性剤を配合することもできる。かかる界面活性剤としては、化粧料に配合し得る界面活性剤であれば特に限定されないが、シリコーン油剤の乳化のしやすさから、シリコーン系界面活性剤を用いることが好ましい。かかるシリコーン系界面活性剤としては、具体的には、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ポリオキシエチレンメチルシロキサン・ポリオキシプロピレンオレイルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーなどが例示できる。またこれらの市販品としては、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体は、KF−6015、KF−6016、KF−6017(信越化学工業社製)、メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体は、ABIL−EM90(ゴールドシュミット社製)、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体は、ABIL−EM97(ゴールドシュミット社製)、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンは、KF−6028(信越化学工業社製)、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンはKF−6038(信越化学工業社製)、ポリオキシエチレンメチルシロキサン・ポリオキシプロピレンオレイルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体は、KF−6026(信越化学工業社製)、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーは、KP−578(信越化学工業社製)などがそれぞれ例示できる。界面活性剤は1種を単独で、また2種以上を併用して用いる。
本願発明の油性化粧料には、上述の必須成分、任意成分の他に、必要に応じて通常化粧料に配合される、水性成分、保湿剤、色素、界面活性剤、増粘剤、美容成分、香料、高分子物質、防菌防微剤、アルコール類、粉体、生体由来成分等を適宜配合することができる。
本発明の油性化粧料は、例えば、ローション剤、乳剤の剤型で用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。なお、配合量は特に断りのない限り質量%である。まずアクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物粉体の調製方法について説明する。
調製例1:微粒子酸化チタン1
ヘンシェルミキサーに化粧料グレードの微粒子酸化チタン1000質量部を入れ、続いてアクリル酸アルキルコポリマーの塩であるアクリル樹脂アルカノールアミン(商品名:アニセットNF−1000、大阪有機化学工業 (株)製)51質量部をイソプロピルアルコール125質量部に溶解させた溶液を滴下混合し、酸化チタンとよく混合した。その後、ヘンシェルミキサー内を加熱及び減圧し、イソプロピルアルコールを除去した。粉体をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、アニオン性有機化合物が2質量%処理された微粒子酸化チタン1を得た。
調製例2:微粒子酸化チタン2
ヘンシェルミキサーに化粧料グレードの微粒子酸化チタン1000質量部を入れ、アクリル酸アルキルコポリマーの塩であるアクリル樹脂アルカノールアミン(商品名:アニセットNF−1000、大阪有機化学工業 (株)製)35質量部、トリエトキシカプリリルシラン70質量部を500質量部のイソプロピルアルコールに溶解した溶液を滴下混合し、酸化チタンとよく混合した。その後、ヘンシェルミキサー内を加熱及び減圧し、イソプロピルアルコールを除去した。粉体をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、アクリル酸アルキルコポリマーの塩並びにトリエトキシカプリリルシランで処理された微粒子酸化チタン2を得た。
微粒子酸化チタン2分散体
調製例2に示した微粒子酸化チタン2、30質量部に対し、シクロジメチコン60質量部、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー15質量部を混合し、ビーズミルを用いて分散させることにより、微粒子酸化チタン2分散体を調製した。
比較用微粒子酸化チタン分散体
5質量%トリエトキシカプリリルシラン処理微粒子酸化チタン、30質量部に対し、シクロジメチコン58質量部、(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー12質量部を混合し、ビーズミルを用いて分散させることにより、比較用微粒子酸化チタン分散体を調製した。
表1に示した処方にて、本発明の実施例1〜3及び比較例1、2を定法により調製した。表1に示す処方の化粧料は、経時で若干粉体が沈降する2層タイプの油中水型乳化日焼け止め化粧料である。実施例及び比較例は、調製後室温で一昼夜静置し、粘度の測定を行った。粘度は、B型粘度計2号ローター、6rpm、60秒、室温(20±5℃)条件下で粘度の測定を行った。粘度測定結果を表1に合わせて示す。
Figure 2016175867
表1に示した実施例並びに比較例を用いて、下記の評価を行った。
[使用感評価]耐水性、耐摩擦性、洗浄性について下記の通り評価し結果を表2に示した。
前腕内側部に、実施例1若しくは比較例1を0.2mL滴下し、3×5cmの範囲に指で素早く塗布し以下の試験を行った。化粧料の残存量は、Facial Stage(株式会社モリテックス製)のUVショット撮影機能を用いて撮影し、評価した。
(耐水性試験)
塗布した前腕部を流水に1分間さらし、前後の残存量を「◎:全く化粧崩れしていない」、「○:あまり化粧崩れしていない」、「△:少し化粧崩れしている」、「×:化粧崩れしている」の4段階にて評価した。
(耐摩擦性試験)
耐水性試験後の前腕部を、指で10往復こすり、前後の残存量を「◎:全く化粧崩れしていない」、「○:あまり化粧崩れしていない」、「△:少し化粧崩れしている」、「×:化粧崩れしている」の4段階にて評価した。
(洗浄性試験)
耐摩擦性試験後の前腕部を、石鹸を用いて洗浄し、前後の残存量を「◎:化粧料が残っていない」、「○:少し化粧料が残っている」、「△:ほとんど化粧料が残っている」、「×:化粧料がそのまま残っている」にて評価した。
[再分散性評価]
表1の各試料を透明な容器に充填し、直径6mmの攪拌球(ステンレス製)を入れ、2
5℃及び5℃の恒温槽内で48時間静置保存した後、そのサンプルを振とうした時の下層
の再分散性を観察し、以下の基準に従って判定を行った。(1回は1往復)
<判定基準>
(判定):(評価)
◎ : 10回以下で再分散した。
○ : 11〜20回で再分散した。
△ : 21〜30回で再分散した。
× : 30回でも再分散しない。
Figure 2016175867
表2に示した通り本発明の実施例は、アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物粉体を配合することにより、耐水性、耐摩擦性が良好であるにも関わらず、石鹸による洗浄性も良好で、クレンジングしやすい使用感であった。これに対し、アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆していない金属酸化物粉体を配合した比較例1においては、耐水性、耐摩擦性は良好であったが、石鹸で洗浄してもほとんど化粧料が残っている状況であった。また、油ゲル化剤を配合していない比較例2は、粉体が凝集し、再分散しなかった。
参考として、実施例1と比較例1を塗布した際の残存量を図1に示す。図1に示した通り、実施例1は、耐水性、耐摩擦性が良好であるにもかかわらず、洗浄性に優れていることが示された。

Claims (1)

  1. 下記(A)〜(C)
    (A)シロキサン系油剤と、
    (B)アクリル酸アルキルコポリマーの塩で表面を被覆した金属酸化物粉体と、
    (C)油ゲル化剤と、
    を含有し、粘度が10000mPa・s以下の油性化粧料。
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